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狭い洗面所でも諦めない!幅55cm以下のドラム式洗濯機の選び方

休みの日に家電売り場でドラム式洗濯機を眺めて、「やっぱりいいなぁ」とため息をついたこと、ありませんか?

でも家に帰ってメジャーを当ててみると、洗濯機置き場の幅は55cmしかない…。

幅55cm以下のドラム式洗濯機なんて、そもそもあるの?
と途方に暮れてしまいますよね。

この悩み、マンションの洗面所や一人暮らしのお部屋ではとてもよくある話なんです。
お店に並ぶドラム式の多くは幅60cm前後なので、最初から「うちには無理」と諦めてしまう方も多いと思います。

とはいえ、幅55cm以下で置けるドラム式がゼロというわけではありません。乾燥機能をどこまで求めるかによって、選ぶべき答えがはっきり分かれてくるんです。

この記事では、幅55cm以下で買えるドラム式の現実、置く前に測っておきたい寸法、そして55cmに収まらなかったときの代わりの選択肢まで、順番にお話ししていきますね。

読み終わるころには、あなたのお家に合う一台の方向性がきっと見えているはずです。

この記事のポイント
  • 幅55cm以下で買えるドラム式の現実
  • 購入前に測りたい5つの寸法
  • 乾燥の有無で選ぶ代わりの候補
  • 一人暮らしとマンションの選び方

幅55cm以下のドラム式洗濯機はある?現行モデルの現実

まずは一番気になる「そもそも存在するの?」というところから見ていきましょう。

ここを最初に押さえておくと、この先どんな順番で候補を絞ればいいのかが、ぐっとわかりやすくなります。

幅55cm以下で選べるドラム式はほぼ1機種だけ

いきなり少し残念なお知らせからになってしまいますが、ここは正直にお伝えしますね。

2026年時点で幅55cm以下のドラム式洗濯機を探すと、幅約51.6cmのハイアール JW-T45SAがほぼ唯一の選択肢で、乾燥機能は付いていません。

私が現行の新品ラインナップを調べた範囲では、国内でよく見かけるメーカーのドラム式は、いちばん小さいものでも幅59.5cm前後でした。

つまり「55cm以下」と「乾燥機能つき」を両方満たすドラム式は、今のところ見当たらないのが実情です。

JW-T45SAは、ボディ幅516mm・奥行537mm・高さ790mmという、縦型洗濯機と同じくらいのスペースに収まるミニドラムです。

洗濯容量は4.5kgで、ひとり暮らしの洗濯を想定したサイズ感になっています。

【出典】ハイアール公式『4.5kg ドラム式洗濯機 JW-T45SA』

「え、じゃあ乾燥も欲しい私は探しても無駄なの?」
と思いましたよね。

そんなことはありません。
乾燥をあきらめるのか、幅をあと数センチ確保するのか、それとも縦型に切り替えるのか。この3つのどれを選ぶかで、ちゃんと答えが見つかります。

ドラム式の幅が60cm前後になりやすい2つの理由

ドラム式を探し始めると、まずその大きさに驚く方が多いんです。
売り場でも「うちの防水パン、ギリギリなんですけど入りますか?」というご相談は本当によく受けます。

なぜドラム式はここまで幅が広くなりがちなのか、理由は大きく2つあります。

1つ目は、洗濯容量の大型化です。
共働きのご家庭が増えて、平日にためた洗濯物を週末にまとめて洗うスタイルが当たり前になりました。一度にたくさん洗えるようにするにはドラム自体を大きくするしかなく、それがそのまま本体の幅に跳ね返ってきます。

2つ目は、乾燥ユニットの存在です。
電気代を抑えながらふんわり仕上げる「ヒートポンプ式」は、エアコンと同じように熱を移動させて乾かす仕組みなので、どうしても部品が大きめになります。

たたき洗いのための大きなドラム、節水のための機構、そして乾燥ユニット。
これらを全部詰め込んだまま幅55cmに収めるのは、技術的にかなり難しいというわけです。

タイプごとのおおよその幅を並べると、こんなイメージになります。

タイプ 本体幅の目安 乾燥機能
大容量ドラム式(10〜12kgクラス) 約60〜64cm あり(ヒートポンプ式が中心)
コンパクトドラム式 約59.5〜60cm ありのモデルが多い
ミニドラム(JW-T45SA) 約51.6cm なし
縦型7kgクラス(例:東芝 AW-7DH6) 約51.5cm ヒーター乾燥なし

※数値は一般的な目安です。正確な寸法は各メーカーの仕様表で確認してくださいね。

コンパクトドラムの主流は幅59.5cm前後

では「コンパクト」や「マンションサイズ」とうたわれているドラム式はどれくらいかというと、幅はおおむね60cm未満、59.5cm前後に設計されているものがほとんどです。

多くのマンションで使われている一般的な防水パンに収まるよう、ここを基準に作られているんですね。

一般的な大容量ドラム(約64cm)と比べると、4cm以上もスリム。
とはいえ、55cmのスペースにはやっぱり入りません。

ここで一度、立ち止まって考えてみてほしいんです。
あなたのお家の「55cm」は、本当に55cmが上限でしょうか?

洗濯機置き場の壁と壁の幅なのか、防水パンの内側の幅なのかで、使える寸法は変わってきます。測り直してみたら実は60cm近くあった、というケースも珍しくありません。

幅が数センチ違うだけで、選べる機種の数はぐっと増えます。

メーカーごとにも得意分野があって、たとえばシャープならプラズマクラスターによる消臭、アイリスオーヤマなら手頃な価格帯、というふうに個性が分かれています。

カタログの「対応防水パン」欄も見てみて

多くのメーカーは仕様表に、設置できる防水パンの内寸を載せています。本体幅だけで判断せず、この欄と自宅の防水パンを見比べると失敗がぐっと減ります。

59.5cmクラスを選ぶメリットは、設置しやすさだけではありません。本体が小ぶりなぶん洗面所に圧迫感が出にくく、洗濯機の前に立つスペースや横を通る動線も確保しやすくなります。

幅55cm以下のスペースにドラム式を置く前に測りたい5つの寸法

候補の全体像が見えたところで、次は「うちに本当に置けるの?」を確かめる番です。

洗濯機置き場の幅はクリアしているのに、実は設置できなかった…というのは、ドラム式選びで本当によくある失敗なんです。

事前に測っておきたいのは、次の5か所です。

測る場所 チェックするポイント
防水パンの内寸 縁の内側の平らな部分の幅と奥行き
奥行きと前面スペース 本体の奥行き+ドアを開けてかがめる空間
蛇口の高さ 本体の高さより上に蛇口があるか
排水口の位置 本体の真下に来ないか、専用部品が要らないか
搬入経路 玄関から設置場所までで一番狭いところの幅

防水パンは外寸ではなく内寸を測る

防水パンを測るときに大切なのは、外側の縁から縁までではなく、洗濯機の脚が実際に乗る平らな部分の内寸です。縁の立ち上がりは含めずに、底面の幅と奥行きをそれぞれ測ってくださいね。

たとえばJW-T45SAの場合、メーカーが案内している対応防水パンは内寸で幅507mm×奥行511mm以上です。

本体幅だけでなく、こうした「脚が乗るかどうか」の数字まで見ておくと安心です。

もうひとつ見ておきたいのが排水口の位置です。
本体の真下に排水口が来ると、真下排水用の部品が必要になったり、ホースの取り回しが難しくなったりします。

防水パンの内寸や脚の位置の考え方は、洗濯機が防水パンからはみ出るときの原因と対処法をまとめた記事でも詳しくお話ししています。

排水ホースを通すスペースが足りないときは、かさ上げ台で洗濯機の下に空間を作る方法もあります。

洗濯機の白い脚を黒い四角いかさ上げ台に載せた状態を床近くから撮影した様子
我が家の洗濯機の足元。白い脚を黒いかさ上げ台に載せて、床から少し持ち上げています

かさ上げすると本体の下に手が入りやすくなるので、排水口まわりのお掃除もしやすくなります。そのぶん本体の高さも上がるので、次にお話しする蛇口の高さとあわせて考えておきましょう。

奥行きとドアを開けるスペースも見落とさない

幅ばかり気にしていると、意外な落とし穴になるのが「奥行き」です。
幅は65cmあるから余裕!と思っていたのに、奥行きが足りずに入らなかった、というご相談は売り場でもたびたび聞きます。

古いタイプの防水パンだと、奥行きの内寸が50cm程度しかないこともあります。大容量のドラム式には奥行き70cmを超えるモデルも多いので、これではまったく足りませんよね。

さらに忘れがちなのが、ドアを開けたときの前面スペースです。
ドラム式のドアは本体の前に大きく開くので、洗濯物を取り出すには人が一人かがんで作業できるくらいの空間が必要になります。

目安としては、洗濯機の前に最低でも50〜60cmの空間は欲しいところです。洗面所が狭いお家は、洗濯機の前に立ったときに窮屈にならないか、実際にその場でしゃがんでシミュレーションしてみてくださいね。

蛇口の高さと搬入経路は購入前に必ずチェック

古いマンションなどでは、給水用の蛇口が低い位置についていることがあります。ドラム式は背の高いモデルが多いので、本体の高さより下に蛇口があると、ぶつかって設置できません。

壁に取り付けられた銀色の洗濯機用蛇口と白い接続部品、下へ伸びる給水ホース
うちの洗濯機置き場の蛇口とホースのつなぎ目。本体を選ぶ前に、この高さを床から測っておくと安心です

蛇口の高さは、床から蛇口の下端までをメジャーで測ります。そこにかさ上げ台の高さや、ホースをつなぐための余裕も足して考えておきましょう。

そして、いちばん見落としやすいのが搬入経路です。ドラム式は縦型より奥行きがあって重たいので、運び込むのがなかなか大変なんです。

目安として、通路の一番狭いところに本体の幅+10cmほどの余裕がないと、搬入が難しいと言われています。玄関ドア、廊下、階段の曲がり角、洗面所の入口まで、順番に測っておいてくださいね。

重さもかなり違います。JW-T45SAは約50kgですが、後ほど紹介する10kgクラスのコンパクトドラムは約89kgもあります。

こんな失敗談もよく耳にします

せっかく届いたのに、階段の踊り場でどうしても曲がりきれず、そのまま持ち帰りになった…という話は売り場でもときどき聞きます。設置場所の寸法と同じくらい、通り道の寸法も大切です。

ドアの開く向きは壁の位置で決める

サイズと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に大事なのが「ドアの開く向き」です。ここを間違えると、毎日の洗濯が小さなストレスの積み重ねになってしまいます。

ドラム式のドアには「左開き」と「右開き」があって、どちらを選ぶかは洗濯機のすぐ横にある壁の位置で決まります。

種類 ドアの動き 向いている設置場所
左開き 取っ手が右側、ヒンジが左側で左方向へ開く 洗濯機の右側に壁がある
右開き 取っ手が左側、ヒンジが右側で右方向へ開く 洗濯機の左側に壁がある

ポイントは、壁と反対側に開くドアを選ぶことです。壁側に開くドアを選んでしまうと、ドアが壁にぶつかって90度くらいまでしか開かず、シーツのような大物を取り出すのがひと苦労になります。

注意したいのは、市場に出回っているドラム式は圧倒的に左開きが多いということです。右開きはそもそも用意されていないシリーズもあり、JW-T45SAも左開きのみです。

葵のワンポイントアドバイス

お家の間取りが右開き向きなら、候補を探す前に「右開きがあるかどうか」でまず絞り込むのが近道です。気に入った機種が左開きしかなくてがっかり…というパターン、本当に多いんです。

購入前には、洗濯機置き場の左右どちらに壁があるかを確認して、「うちはどちら開きがベストか」を決めてから探し始めてくださいね。

幅55cm以下で選ぶなら?乾燥の有無で変わるおすすめモデル

設置できる寸法がわかったら、いよいよ具体的なモデル選びです。

ここでは、幅55cm以下にそのまま収まるミニドラム、あと数センチ確保できる人向けのコンパクトドラム、そして乾燥をほかの方法でまかなう前提の縦型、という3つの方向からご紹介していきますね。

幅約52cmのミニドラム|ハイアール JW-T45SA

幅55cm以下という条件をそのままクリアできるドラム式は、「ハイアール JW-T45SA」です。2025年2月に発売されたモデルで、メーカーはドラム式カテゴリーの外形寸法で業界最小クラスとうたっています。

最大の魅力は、なんといってもその小ささです。
ボディ幅は516mm、奥行きも537mmなので、幅も奥行きも55cmを下回っています。高さも約79cmと低めで、上の空間を収納棚として使いやすいのも嬉しいところです。

機能面では、温度を選べる「お湯洗い」を搭載しています。
60℃に設定すれば部屋干し臭の原因菌の除菌もできると案内されていて、シャツの襟まわりの皮脂汚れが気になる方には心強い機能です。

汚れの少ない日は約15分の「快速コース」でさっと洗えますし、しわを抑える「しわケア脱水」もついています。

ドラム式ならではの節水性も、しっかり受け継いでいます。
標準使用水量は41Lで、少ない水で衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」なので、衣類の傷みを抑えたい方にも向いています。

購入前に知っておきたい弱点

この洗濯機には乾燥機能がありません。洗濯から乾燥まで一台で完結させたい方には向かないモデルです。また、洗剤の自動投入機能もないので、洗剤はその都度入れる必要があります。

正直に言うと、ドラム式を検討する方の多くは乾燥機能が目当てなので、ここは大きな分かれ道になります。

一方で、浴室乾燥機がある方や、もともと部屋干し派で乾燥機能はあまり使わないという方にとっては、ほかに代わりのない貴重な一台です。

運転音は洗いが39dB、脱水が49dBです。
容量4.5kgは、ひとり暮らしで毎日〜2日に1回くらい洗う使い方ならちょうどいいサイズ感だと思います。

反対に、週末にまとめ洗いしたい方や、毛布まで洗いたい方には小さく感じるかもしれません。

価格は時期やお店で大きく動くので、最新の情報は販売店で確認してくださいね。

ドラム式の洗い心地をまず試してみたい、という方にもぴったりの一台です。

乾燥まで欲しいなら幅59.5cmのAQUA AQW-DMS10A

「あと5cmならなんとかなるかも」
「やっぱり乾燥機能はゆずれない」

という方に、ぜひ候補に入れてほしいのが「AQUA まっ直ぐドラム AQW-DMS10A」です。2025年11月に発売された、幅59.5cmのコンパクトなドラム式洗濯乾燥機です。

このモデルのすごいところは、コンパクトなのに洗濯10kg・乾燥5kgの容量があること。乾燥方式は、低めの温度で衣類をやさしく乾かすヒートポンプ式です。

メーカーは「60cm角防水パンに置ける薄型10kg」と案内していて、奥行きも排水ホース込みで約59.8cmに抑えられています。

【出典】AQUA公式『AQW-DMS10A-L/AQW-DMS10A-R』

そして、右開きを探している方にとって嬉しいのが、左開き(-L)と右開き(-R)の両方が用意されていることです。

液体洗剤・柔軟剤の自動投入や、黄ばみ対策の「お湯洗いモード」、洗濯時の標準コースが約29分というスピード感も、忙しい毎日にはありがたいポイントですね。

運転音の目安は、洗濯時34dB・脱水時42dB・乾燥時47dBと、夜に回すことを考えても比較的静かな部類です。

ただ、弱点もあります。
本体の重さは約89kgとかなりずっしりしているので、搬入経路と床の強度は事前にしっかり確認しておきたいところです。

また、どんなドラム式でも乾燥を使うなら、乾燥フィルターや排水フィルターのこまめなお手入れは欠かせません。フィルターの自動おそうじ機能がついていても、ときどき自分の目で汚れをチェックする習慣をつけておくと長持ちにつながります。

向いているのは、防水パンの内寸を測り直して60cm近く確保できた方、ひとり暮らしでもまとめ洗いをしたい方、二人暮らしの方です。

反対に、幅が55cm以下で確定している場所にはどうやっても入らないので、そこだけは気をつけてくださいね。

幅55cm以下で乾燥も妥協したくないなら縦型も視野に

ここまでドラム式に絞ってお話ししてきましたが、「幅はどうしても55cm以下しかない」「乾燥のために洗濯機以外の設備も使える」という方には、縦型洗濯機に目を向けるのもひとつの手です。

ドラム式と違って、縦型なら幅55cm以下のモデルは各メーカーから数多く出ています。

「本当はドラム式が良かったんだけど、サイズが合わなくて…」という方に最近の縦型をご案内すると、「今の縦型ってこんなに進化してるの!?」と驚かれることがよくあります。

ドラム式と縦型の得意・不得意を並べてみると、こんな感じです。

項目 ドラム式洗濯機 縦型洗濯機
洗浄方式 たたき洗い(衣類にやさしい) もみ洗い(泥汚れなどに強い)
節水性 とても高い ドラム式よりは多く使う
乾燥機能 ふんわり仕上がる(ヒートポンプ式が中心) しっかり乾くがシワになりやすい(ヒーター式)
本体サイズ 大きい傾向 幅55cm以下のモデルが多い

幅を最優先するなら、チェックしてほしいのが「東芝 ZABOON AW-7DH6」です。
2026年6月に発売された洗濯容量7kgの縦型で、ボディ幅は515mmとJW-T45SAとほぼ同じスリムさです。

【出典】東芝ライフスタイル公式『AW-7DH6|ZABOON』

東芝独自のウルトラファインバブル洗浄で、繊維の奥の汚れまで落としてくれるのが持ち味です。

運転音も洗い約34dB・脱水約37dBと静かに設計されていて、早朝や夜のお洗濯でも気がねしにくいのは、集合住宅では大きな安心材料になりますね。

ただし、このモデルはヒーターで乾かす洗濯乾燥機ではありません。乾燥まで任せたいなら、浴室乾燥機や別置きの衣類乾燥機と組み合わせるのが前提になります。

乾燥機能つきの縦型を選ぶ場合は、幅が55cmに収まるかどうかを必ずカタログで確認してください。

「ドラム式の見た目や節水性に惹かれる気持ち」もよくわかります。それでも、限られたスペースの中で毎日を快適にするためには、少しだけ視野を広げてみるのもありだと思います。

一人暮らしやマンションで後悔しないドラム式洗濯機の選び方

モデルの候補が見えてきたら、最後は「自分の暮らしに合うか」を確かめる仕上げです。

ひとり暮らしかどうか、マンションかどうかで、重視したいポイントは少しずつ変わってきます。

一人暮らしなら容量と乾燥の必要度から逆算する

一人暮らしでドラム式を選ぶなら、私が目安にしてほしいのは洗濯7〜8kg・乾燥3.5kg程度です。

「一人なのにそんなに大きいの?」と思われるかもしれませんが、これくらいあると平日の洗濯物を週末にまとめて洗ったり、シーツや薄手の毛布を家で洗ったりできるんです。

急な雨で濡れた服をすぐ乾かしたいときも、容量に余裕があると安心ですよね。

ただし、幅55cm以下という条件がつくと、この容量のドラム式は選べません。
そこで、条件ごとにどれを選べばいいかを整理してみました。

あなたの状況 おすすめの方向性
幅55cm以下で確定・乾燥はほぼ使わない ミニドラム(JW-T45SA)
測り直すと60cm近く確保できる・乾燥が欲しい 幅59.5cmクラスのコンパクトドラム(AQW-DMS10Aなど)
幅55cm以下で確定・浴室乾燥などで乾かせる スリムな縦型(AW-7DH6など)
幅55cm以下で確定・乾燥も一台で済ませたい 乾燥つき縦型の幅を個別に確認

ひとり暮らしで乾燥機能を毎日使う方は、干す手間と時間が一気になくなるので、ドラム式の満足度はとても高くなります。

だからこそ、「乾燥をどれくらい使いそうか」を先に考えておくと、候補がすっと絞れるはずです。

マンションでは運転音のdBも比べておきたい

マンションにお住まいの方がサイズの次に気にされるのが「運転音」です。
深夜や早朝に回すと、お隣さんや下の階に響かないかな…と心配になりますよね。

運転音は「dB(デシベル)」という単位で表され、数値が小さいほど静かです。
カタログには「洗い」「脱水」「乾燥」それぞれの数値が載っているので、比べるときの目安にしてみてください。

音の大きさ 身近な音の例
30dB ささやき声、深夜の郊外
40dB 図書館、静かな住宅地の昼
50dB 家庭用エアコンの室外機

夜に使うことが多いなら、脱水や乾燥の運転音が45dB以下のモデルを選ぶと、比較的安心して使えると思います。

ちなみに、この記事で紹介した3機種の脱水時の運転音は、JW-T45SAが49dB、AQW-DMS10Aが42dB、AW-7DH6が約37dBです。

数値だけでなく、防振ゴムを敷く、夜は扉を閉めるといった工夫でも体感はかなり変わります。

集合住宅での音の伝わり方や対策は、マンションでの洗濯機の音の響き方と防音対策をまとめた記事もあわせて読んでみてくださいね。

奥行きスリムなモデルなら洗面所の動線も広がる

幅にばかり目が行きがちですが、奥行きも使い勝手を大きく左右します。

洗面所がそれほど広くないお家では、洗濯機が手前に出っ張っていると、通路が狭くなったり洗面台の前に立ちにくくなったりするんです。

タイプ 奥行きの目安 特徴
標準的なドラム式 約70〜75cm 大容量モデルに多く、手前に出っ張りやすい
奥行きスリムモデル 約60〜66cm 防水パンに収まりやすく、洗面所を広く使える

奥行きがスリムだと、壁との間に余計な隙間ができにくく、洗濯機の上に突っ張り棚を付けて洗剤やタオルを置くスペースも作りやすくなります。

見た目もすっきりして、洗面所全体が広く感じられますよ。

ただし、奥行きスリムなモデルは洗濯容量が7〜10kg程度と控えめになる傾向があります。ご家族の人数や洗濯の頻度と相談しながら、ちょうどいいバランスを探してみてくださいね。

幅55cm以下のドラム式洗濯機に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 幅59.5cmの洗濯機を少しはみ出した状態で置いても大丈夫ですか?

A. 脚が防水パンの縁に乗ったり、一部の脚だけが外に出たりする置き方はおすすめできません。

本体が傾くと運転中の振動や騒音が大きくなり、故障や水漏れにつながるおそれがあります。

どうしても収まらない場合は、4本の脚が同じ高さの平らな面に乗るよう、かさ上げ台や洗濯機用の台を使う方法を検討してください。

Q2. カタログの本体幅にはホースや取っ手の出っ張りも含まれていますか?

A. メーカーによって表記が異なります。

「ボディ幅」は手掛けやホース掛けを含まない寸法として案内されていることが多く、「総外形寸法」は給・排水ホースを含んだ寸法です。

実際の据え付けには、ボディ幅にホースや作業のための余裕を足したスペースが必要になるので、両方の数字を確認しておくと安心です。

Q3. 防水パンがない洗濯機置き場にもドラム式は置けますか?

A. 床が水平で重さに耐えられ、排水口に正しくホースをつなげる環境であれば設置できる場合が多いです。

ただし、万が一の水漏れのときに床を守るものがないため、防水性のあるマットやかさ上げ台を併用すると安心です。

賃貸住宅の場合は、設置方法について事前に管理会社へ確認しておくことをおすすめします。

Q4. ドラム式を置くときに防振ゴムは必要ですか?

A. 必須ではありませんが、脱水時の振動や床への響きが気になる場合には効果が期待できます。

特に集合住宅の2階以上や、床がクッションフロアのお部屋では検討する価値があります。

選ぶときは、洗濯機の重さに対応した耐荷重と、脚の大きさに合うサイズかどうかを確認してください。

幅55cm以下のドラム式洗濯機選びで後悔しないための結論

最後に、この記事でお話ししてきたことを振り返っておきましょう。

幅55cm以下にそのまま置けるドラム式は、今のところ乾燥機能のないミニドラム、JW-T45SAがほぼ唯一の選択肢です。

乾燥も欲しいなら、幅をあと数センチ確保して59.5cmクラスのコンパクトドラムを選ぶか、スリムな縦型と浴室乾燥などを組み合わせるか、のどちらかが現実的な答えになります。

選び方の結論

幅55cm以下で乾燥をあまり使わないならミニドラム、60cm近く確保できて乾燥が欲しいならコンパクトドラム、幅を最優先しつつ乾燥は別の方法でまかなえるならスリムな縦型、という3つの道から選ぶのが基本です。

どの道を選ぶにしても、防水パンの内寸、奥行きと前面スペース、蛇口の高さ、排水口の位置、搬入経路という5つの寸法を先に測っておくことが、失敗しないための土台になります。

ドアの開く向きも、壁の位置を見て決めておきましょう。

まずは今日、メジャーを片手に洗濯機置き場へ行って、防水パンの内寸を測ってみてください。その数字がわかるだけで、あなたに合う一台はぐっと近づくはずです^^

-洗濯機の種類