洗濯機を買い替えようと思ったとき、たくさんあるメーカーの中からどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
特に、縦型やドラム式といった種類の違いや、洗浄力、乾燥機能など、何を基準にすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
私も家電量販店で働いているので、お客様から「おすすめの洗濯機メーカーはどこですか?」とよく質問されます。毎日使うものだからこそ、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つけて、後悔のない買い物をしたいものです。
この記事では、主要な洗濯機メーカーそれぞれの特徴や強みを比較しながら、一人暮らし向けからファミリー向けまで、あなたにぴったりの洗濯機を見つけるためのポイントを分かりやすく解説していきます。
おすすめしたい洗濯機メーカーの特徴

まずは、洗濯機メーカーを選ぶ上で知っておきたい基本的なポイントを見ていきましょう。
各メーカーがどんな特徴を持っているのかを把握することで、ぐっと選びやすくなると思います。ご自身の希望する条件と照らし合わせながら、チェックしてみてくださいね。
洗濯機の三大メーカーはどこ?
日本国内で「洗濯機の三大メーカー」と言うと、一般的に日立、パナソニック、東芝の3社を指すことが多いですね。
これらのメーカーは、長年にわたって常に技術革新の先頭を走り、高い信頼性を築き上げてきたことで、多くの消費者から絶大な支持を得ています。
単に壊れにくいというだけでなく、洗濯という家事をより快適にするための新しい機能を開発し続けている点が、長年市場をリードしてきた理由なんです。
例えば、日立は「ナイアガラ洗浄」に代表される、大流量の水で力強く洗い上げる高い洗浄力が魅力です。
一方、パナソニックは洗剤の自動投入やスマートフォン連携といった、日々の使いやすさと家事の時短を追求した多彩な機能が特徴と言えます。
そして東芝は、目に見えないナノサイズの泡で洗剤の効果を高める「ウルトラファインバブル」のような、他社にはない独自技術で差別化を図っています。
もちろん、シャープなども含めてそれぞれに素晴らしい強みがありますが、この3社は特に販売シェアも高く、幅広い層から選ばれている人気のメーカーです。家電量販店でも、この3社の製品はいつもお客様の注目を集めていますね。
どのメーカーも製品の品質が高いのはもちろん、全国にサービス拠点があり、万が一の故障時でも迅速に対応してくれるなど、サポート体制が充実している点も大きな安心材料です。初めて洗濯機を選ぶ方でも、安心して検討できるのが嬉しいポイントだと思います。
洗浄力が自慢のメーカー
洗濯機で最も大切な性能は、やはり洗浄力ですよね。
お子様の泥だらけの体操服や、うっかりつけてしまった食べこぼしのシミ、ワイシャツの襟元の黄ばみなど、日々の洗濯では手強い汚れと向き合う場面がたくさんあります。
特に頑固な汚れや黄ばみが気になる方におすすめしたいのが、日立とパナソニックです。
日立の縦型洗濯機に搭載されている「ナイアガラ洗浄」は、その名の通り、まるで滝のような大流量のシャワーで洗剤を衣類の隅々まで一気に浸透させます。
そして、衣類を大きく動かして洗う「たたき洗い」と、遠心力で水分と一緒に汚れを絞り出す「押し洗い」を組み合わせることで、繊維の奥に入り込んだ汚れを根こそぎ落としてくれます。物理的な力でしっかり洗うイメージですね。
一方、パナソニックの「スゴ落ち泡洗浄」は、洗剤を投入すると同時に素早くきめ細かい泡を作り出す技術です。泡にすることで洗剤の表面積が広がり、汚れへの吸着力が高まります。
この泡が繊維の隙間に深く浸透し、内側から汚れを浮かせて洗い流す仕組みなんです。温水機能と組み合わせることで、皮脂汚れやニオイの原因菌にも効果的だと言われています。
私も店頭でお客様にご説明しますが、洗浄力の高さを重視する方には、この2つのメーカーのどちらかを提案することが多いですね。
また、少し違うアプローチで洗浄力を高めているのが、東芝の「ウルトラファインバブル洗浄」です。これは目に見えないほどの小さな泡が、洗剤の洗浄成分(界面活性剤)の効果を最大限に引き出してくれる技術です。
この小さな泡が繊維の奥まで入り込み、通常の洗濯では落ちにくい皮脂汚れやニオイの原因にアプローチし、黄ばみを防ぐ効果も期待できるんです。
洗剤残りを抑える効果もあるとされているので、お肌がデリケートな方にも嬉しいポイントかもしれません。
乾燥機能に優れているメーカー
最近は、共働きのご家庭が増えたり、花粉やPM2.5、突然のゲリラ豪雨など、天候を気にせず洗濯を終えたいという理由から、洗濯から乾燥まで一台で済ませたいという方が本当に増えました。
部屋干しのスペースや生乾きのニオイに悩まされることもなくなりますし、何より家事の時間を大幅に短縮できますからね。
乾燥機能で選ぶなら、やはり日立とパナソニックが頭一つ抜けている印象です。両社とも省エネ性能の高い「ヒートポンプ式」を採用しつつ、独自の付加価値で競い合っています。
日立のドラム式洗濯乾燥機に搭載されている「風アイロン」は、その名の通り、アイロンがけの手間を劇的に減らしてくれる機能です。時速約300kmの高速風を衣類に吹き付けながら、大きなドラムで衣類を広げ、シワをしっかり伸ばして乾燥させます。
特にYシャツやブラウス、お子様の制服などを毎日洗うご家庭では、その効果を実感できると思います。乾燥が終わったらそのまま着ていける、という声もお客様からよく聞きますよ。
アイロンがけが苦手な方や、忙しくて時間をかけられない方には、本当に心強い味方ですよね。
一方、パナソニックのドラム式は「はやふわ乾燥ヒートポンプ」が特徴です。ヒートポンプ式は、空気中の熱を集めて利用するため、従来のヒーター式に比べて低い温度(約65℃)で優しく乾かします。これにより、衣類の縮みや傷みを抑えながら乾燥できるので、デリケートな素材のお洋服も安心してお任せできます。
そして、仕上がりが本当に「ふんわり」なんです。特にタオルの仕上がりは格別で、まるでホテルのタオルのように柔らかく、ボリューム感が出ます。電気代を抑えながら、衣類に優しく、最高の仕上がりを求める方にはパナソニックがぴったりです。
このように、どちらのメーカーもただ乾かすだけでなく、乾燥後の「仕上がり」や「手間削減」「省エネ」といった点にまでこだわっているのが特徴です。
共働きで日中洗濯物を干せないご家庭や、梅雨や秋の長雨の時期、花粉シーズンなど、外干しが難しい時期に洗濯物が多い方には、こうした高機能な乾燥機能が搭載されたモデルを特におすすめします。
縦型洗濯機に強いメーカー
洗浄力の高さを重視する方や、泥汚れなど頑固な汚れ物を洗う機会が多いご家庭では、まだまだ縦型洗濯機が人気です。
縦型洗濯機で特に評価が高いのは、日立ですね。
先ほどもお伝えしたとおり、「ナイアガラ洗浄」によるパワフルな洗浄力は、多くのお客様から支持されています。たっぷりの水でしっかり洗いたいというニーズに応えてくれるのが、日立の強みです。
また、東芝も縦型洗濯機に力を入れています。
「ウルトラファインバブル洗浄」は縦型にも搭載されており、洗浄力の高さに加えて、静音性に優れたモデルが多いのも特徴なんです。夜間に洗濯することが多い方や、集合住宅にお住まいの方には、運転音が静かな東芝のモデルも良い選択肢になると思います。
ドラム式洗濯機が得意なメーカー
節水性能の高さや衣類への優しさ、そして乾燥機能の充実度で選ぶなら、ドラム式洗濯機がおすすめです。
この分野で特に存在感を発揮しているのが、パナソニックとシャープです。
パナソニックは、洗剤の自動投入機能やスマートフォン連携など、最先端の機能をいち早く取り入れているのが特徴です。「スゴ落ち泡洗浄」や「はやふわ乾燥」といった基本性能の高さはもちろん、使い勝手の良さも追求されています。
一方、シャープは独自の技術が光ります。
洗濯槽に穴がない「穴なし槽」は、黒カビの侵入を防ぎ、清潔さを保ちやすい構造です。
また、シャープならではの「プラズマクラスター」機能は、水で洗えない衣類を除菌・消臭できるので、とても便利だと思います。デザイン性の高いモデルが多いのも、シャープの魅力の一つですね。
一人暮らし向けが充実しているメーカー
一人暮らしを始める方にとって、洗濯機選びは重要なポイントですよね。
設置スペースや容量、価格などを考えると、コンパクトで機能的なモデルが求められます。
一人暮らし向けモデルが充実しているメーカーとしては、シャープやアイリスオーヤマ、ハイアールなどが挙げられます。
シャープは、コンパクトな5.5kgや6kgのモデルでも「穴なし槽」を採用しているのが大きな特徴です。清潔さを重視する方にはとてもおすすめできます。
アイリスオーヤマやハイアールは、何と言ってもコストパフォーマンスの高さが魅力です。シンプルな機能で十分という方にとっては、初期費用を抑えられるので嬉しい選択肢ではないでしょうか。
これらのメーカーは、機能はシンプルながらも、洗濯という基本性能はしっかり押さえています。ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、最適な一台を見つけてみてください。
メーカー別おすすめの洗濯機の特徴

ここからは、もう少し具体的に各メーカーの最新モデルの特徴や、どんな方におすすめなのかを掘り下げていきたいと思います。
それぞれのメーカーが持つ独自の技術やこだわりを知ることで、きっとお気に入りの一台が見つかるはずです。
日立の洗濯機はここがすごい
日立の洗濯機といえば、やはり「洗濯のビートウォッシュ」というブランド名が有名ですよね。その名の通り、パワフルな洗浄力が最大の特徴です。
最新モデルの特徴
2025年現在の最新モデルでは、ドラム式洗濯乾燥機の「ビッグドラム BD-STX130KL」や、縦型洗濯機の「ビートウォッシュ BW-X120M」が主力となっています。
ドラム式モデルでは、大好評の「風アイロン」がさらに進化しました。高速風でシワを伸ばす基本性能はそのままに、より衣類に合わせた温度コントロールが可能になり、ふんわり感とシワ伸ばし効果の両立を実現しています。
また、「洗剤・柔軟剤 自動投入」機能に加えて、「おしゃれ着洗剤タンク」も搭載されたモデルが登場し、デリケートな衣類もボタン一つで最適な洗剤を使ってくれるのは嬉しいポイントですよね。
縦型モデルのBW-X120Mも、パワフルな「ナイアガラ ビート洗浄」は健在です。特に、黄ばみをしっかり落とす「つけおき」コースが強化され、諦めていた衣類も白さがよみがえるかもしれません。
そして、縦型にもついに「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能が搭載されました。毎日の計量の手間から解放されるのは、本当に楽だと思います。
こんな方におすすめ
日立の洗濯機は、やはり洗浄力を最優先したいという方におすすめです。 お子様の運動着の泥汚れや、食べこぼしのシミが多いご家庭では、そのパワーを実感できると思います。
また、アイロンがけの手間を少しでも減らしたいと考えている方にとって、「風アイロン」は大きな魅力になるでしょう。
縦型派で「洗浄力は欲しいけれど毎日の手間は減らしたい」という方には、自動投入機能が搭載されたBW-X120Mがぴったりの一台ではないでしょうか。
パナソニック洗濯機の魅力とは
パナソニックの洗濯機は、高い基本性能に加えて、使う人のことを考えた便利な機能が豊富に搭載されているのが魅力です。「家事の時短」をコンセプトにしたモデルが多く、多くの方から支持されています。
最新モデルの特徴
2025年発売の最新ドラム式洗濯乾燥機「Cuble(キューブル) NA-VG2900」は、デザイン性と機能性がさらに高次元で融合したモデルになっています。
まず目を引くのが、洗練されたキュービックフォルムと、新たに加わったマット調のカラーバリエーションです。インテリアにこだわりたい方には、たまらないデザインじゃないでしょうか。
機能面では、「スゴ落ち泡洗浄」が「スゴ落ち泡洗浄AI」へと進化しました。AIが汚れの種類や量を見分けて、泡の立て方や洗い時間を自動で最適化してくれるので、これまで以上に賢く、きれいに洗い上げてくれます。
また、好評の「トリプル自動投入」はそのままに、スマートフォンアプリとの連携が強化されました。
専用アプリから新しい洗濯コースをダウンロードできるようになったので、例えば「ダウンジャケット専用」や「ペット用品」といった、特定の衣類に特化した洗い方ができるようになるんです。これはとても便利だと思います。
こんな方におすすめ
パナソニックの洗濯機は、共働きで忙しいご家庭や、最新の便利機能を使って家事の負担を賢く減らしたいという方におすすめです。
特にNA-VG2900は、洗濯機のデザインにもこだわりたい、インテリアの一部として楽しみたいという方にぴったりです。
また、AIによる自動最適化や、アプリでのコース追加など、常に最新の機能を使いたいというテクノロジー好きな方にも、満足していただける一台だと思います。
東芝の洗濯機が選ばれる理由
東芝の洗濯機ブランド「ZABOON(ザブーン)」は、独自の技術で他社との差別化を図っています。 特に、目に見えないほどの小さな泡で洗浄効果を高める技術は、多くのお客様の関心を集めていますね。
最新モデルの特徴
2025年発売の最新モデル、ドラム式洗濯乾燥機「TW-127XP4」や縦型洗濯機「AW-12DP4」では、東芝のコア技術がさらに進化を遂げています。
まず、独自の「ウルトラファインバブル洗浄」が「ウルトラファインバブル洗浄MAX」になりました。従来よりもさらに微細な泡を大量に発生させることで、繊維の奥の奥まで洗剤成分を届け、黄ばみの原因となる皮脂汚れを徹底的に分解してくれるそうです。
さらに注目なのが、ドラム式に新搭載された「UV温風除菌」機能です。乾燥時にUVライトを照射しながら温風を送ることで、熱に弱いデリケートな衣類や、ぬいぐるみなども、型崩れを気にせずしっかりと除菌できるようになったんです。これは小さなお子様がいるご家庭には、とても嬉しい機能ですよね。
もちろん、定評のある静音性も健在で、最新の「S-DDモーター+」により、深夜でも気兼ねなくお洗濯できる静かさを実現しています。
こんな方におすすめ
東芝の洗濯機は、部屋干しなどで発生しがちな洗濯物のニオイや、目に見えない菌が気になるという、衛生面を特に重視したい方におすすめです。
新搭載の「UV温風除菌」は、頻繁に洗えないアウターや小物を清潔に保ちたい方にもぴったりだと思います。
そして、やはり運転音の静かさは大きな魅力です。マンションなどの集合住宅にお住まいの方や、ご家族が寝ている間に洗濯を済ませたいという方には、東芝の静かなモデルが良い選択肢になるのではないでしょうか。
シャープ独自の機能もチェック
シャープの洗濯機は、「目の付けどころがシャープでしょ」というキャッチフレーズの通り、他社にはないユニークな機能が満載です。 清潔さにこだわった機能が多く、衛生面を気にする方に特に人気があります。
最新モデルの特徴
2025年発売の最新ドラム式洗濯乾燥機「ES-V12C」では、シャープならではの清潔機能がさらに進化しています。
最大の特長である「穴なし槽」は、洗濯槽と外槽の間の水を最適にコントロールする「ハイパー穴なしサイクロン洗浄」に進化しました。節水性能はそのままに、さらにパワフルな洗浄力を実現したそうです。
そしてシャープといえば「プラズマクラスター」ですが、これが「プラズマクラスターNEXT」にパワーアップしました。従来の除菌・消臭機能に加え、乾燥後の衣類の静電気を抑える効果が追加されたんです。冬場のニットなども、パチパチせずに快適に着られるのは嬉しいですよね。
お手入れ面では、乾燥フィルターの自動お掃除機能に加えて、「槽クリーンアシスト」を新搭載。AIが使用状況を学習し、最適な槽洗浄のタイミングをスマホアプリ「COCORO HOME」に通知してくれます。うっかり忘れがちなお手入れもこれなら安心ですね。
こんな方におすすめ
シャープの洗濯機は、洗濯槽の清潔さはもちろん、衣類そのものの清潔さや着心地までこだわりたい方におすすめです。
「プラズマクラスターNEXT」の静電気抑制機能は、乾燥した季節に悩まされている方には特に嬉しいポイントだと思います。
また、AIがお手入れのタイミングを教えてくれるので、忙しくてついメンテナンスを後回しにしてしまう方にもぴったりの一台です。
価格が安いおすすめメーカー
最新の高機能な洗濯機は魅力的ですが、価格が少し高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 洗濯はできれば十分で、シンプルな機能で価格を抑えたいという方には、アイリスオーヤマがおすすめです。
アイリスオーヤマの特徴
アイリスオーヤマの洗濯機は、なんといってもコストパフォーマンスの高さが魅力です。機能を絞り込むことで、手頃な価格を実現しています。
例えば、最新の7kg全自動洗濯機「ITW-70A01-W」は、一人暮らしから二人暮らしに十分な容量でありながら、とてもお求めやすい価格帯のモデルです。この機種は、洗剤や柔軟剤は手動で投入するシンプルなタイプですが、その分操作がとても簡単なんです。
洗濯コースも「標準」や「つけおき」「毛布」など、普段の生活でよく使うものが揃っていますし、脱水後に洗濯物の水分を飛ばして干す時間を短縮できる「部屋干しモード」も搭載されています。
基本的な機能はしっかりしているので、初めて一人暮らしをされる方でも迷わず使えるのが嬉しいポイントですね。
こんな方におすすめ
アイリスオーヤマの洗濯機は、とにかく初期費用を抑えたい学生さんや新社会人の方、あるいは「難しい機能はいらないから、シンプルで使いやすいものがいい」という方におすすめです。
基本的な洗濯性能はしっかりしていますし、何より分かりやすさが魅力なので、安心して使える一台だと思います。
総括:おすすめの洗濯機メーカー選びのポイント
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。