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アイリスオーヤマ製エアコンの評判!コスパ最強説を家電店員が検証

メーカー・ブランド

アイリスオーヤマのエアコンが気になっているけれど、本当に大丈夫なのか不安に感じていませんか?

低価格で話題のアイリスオーヤマのエアコンですが、安いからこそ冷えないのではないか、壊れやすいのではないかと心配になる気持ちもよく分かります。また、動作音がうるさいという噂や、やめとけという声も耳にして、購入を迷っている方も多いでしょう。

私は家電量販店で長年働いており、多くのお客様からアイリスオーヤマのエアコンについてご相談を受けてきました。その経験から言えるのは、正しい情報を知らずに後悔や失敗をしてしまう方が意外と多いということです。

この記事では、アイリスオーヤマエアコンの評判について、製造元から安い理由、実際の冷房性能、動作音の問題、電気代まで詳しく解説します。さらに、やめとけという声の真相や他社モデルとの比較も含め、購入前に知っておくべき情報を包括的にお伝えします。

この記事のポイント
  • アイリスオーヤマ製エアコンが安い理由と製造元の詳細
  • 実際の冷房性能や動作音、電気代の検証結果
  • やめとけという声の真相と実際の口コミ評判
  • 他社モデルとの比較とおすすめできる人の特徴

アイリスオーヤマのエアコンの評判と特徴

クリーン家電ガイド:イメージ

アイリスオーヤマのエアコンについて基本的な情報から詳しく見ていきましょう。
製造元や価格が安い理由、そして多くの方が気になる冷房性能や動作音について、客観的なデータをもとに解説していきます。

どこで作ってる?

アイリスオーヤマのエアコンは、中国にあるMidea(ミデア)グループの工場で製造されています。このMideaグループは、実は東芝の親会社でもあるんです。

多くの方が「中国製だから品質が心配」と思われるかもしれませんね。でも実際は、日本の品質基準に基づいた徹底的な品質管理と技術指導が行われているんです。私も家電量販店でエアコンの相談を受けますが、製造国よりも重要なのは品質管理体制だと感じています。

アイリスオーヤマは、OEM(他社に製造を委託する方式)を採用しています。これによって自社工場を持つ必要がなく、設備投資や固定費を大幅に削減できているわけです。つまり、大手メーカーの技術力を活用しながら、コストを抑えた製品づくりを実現しているということなんですね。

興味深いのは、ドン・キホーテのプライベートブランドエアコンも、同じMideaグループで製造されているという点です。

安い理由

アイリスオーヤマエアコンが安い理由
1
🏭
OEM製造でコストカット
自社工場を持たずに製造を委託することで、設備投資や人件費を大幅削減。富士通などの大手メーカーの技術を活用しながら、開発費も抑制しています。
2
⚙️
機能を必要最低限に絞込
最新のAI機能や複雑な自動掃除機能は搭載せず、冷暖房という基本性能に特化。部品コストを削減し、シンプルで故障しにくい構造を実現しています。
3
💰
価格設定から逆算した企画
他社が機能から価格を決めるのに対し、「この価格でどんな機能を載せられるか」という発想で開発。コストパフォーマンスを最優先に設計されています。
価格比較(6畳用モデル)
アイリスオーヤマ
4.5~6万円
スタンダードモデル
VS
大手メーカー
8~20万円
廉価~最上位モデル

アイリスオーヤマのエアコンが安い理由は、主に3つの戦略にあります。

まず、OEM製造による大幅なコストカットです。自社で工場を持たずに製造を委託することで、設備投資や人件費を削減しています。また、富士通などの大手メーカーの技術を活用できるため、開発費も抑えられているんです。

次に、機能を必要最低限に絞り込んでいることが挙げられます。最新のAI機能や複雑な自動掃除機能などは搭載せず、冷暖房という基本性能に特化しています。これによって部品コストを削減し、シンプルで故障しにくい構造を実現しているわけです。

さらに、価格設定から逆算した商品企画を行っています。他社が機能から価格を決めるのに対し、アイリスオーヤマは「この価格でどんな機能を載せられるか」という発想で開発しているんですね。

ただし、安いからといって品質を犠牲にしているわけではありません。大手メーカーの技術を使い、日本の品質基準で管理された工場で製造されているため、基本性能はしっかりと確保されています。コストパフォーマンスを重視する方には、とても魅力的な選択肢だと思います。

他社と比べて冷えない?

クリーン家電ガイド:イメージ

「アイリスオーヤマのエアコンは冷えない」という声を時々耳にしますが、これは誤解である場合が多いんです。

実際に冷房能力を見てみると、6畳用で2.2kW、14畳用で4.0kWと、他社の同畳数対応モデルと大きな差はありません。むしろ、お客様からは「冷えすぎて困る」「思ったより良く冷える」といった声の方をよく聞きます。

かく言う私の部屋のエアコンも、数年前に購入したアイリスオーヤマ製です。
あくまで私の部屋の環境下においてですが、これが寒いくらいに冷えるんです。なので真夏の昼間でも設定温度は29度~30度くらいなんです。

冷えないと感じる主な原因は、適用畳数の選び方にあることが多いです。エアコンの畳数表記は「木造住宅○畳~鉄筋住宅○畳」という幅があり、建物の構造や断熱性能によって必要な能力が変わります。例えば、木造の10畳間なら12畳用を選ぶといった具合に、余裕を持った選び方が大切なんですね。

また、設置環境も重要な要素です。室外機の周りに障害物があったり、直射日光が当たり続けたりすると、どのメーカーのエアコンでも能力が低下してしまいます。

アイリスオーヤマのエアコンは基本性能に特化している分、設置環境の影響を受けやすい面もあります。でも適切な畳数選びと設置を行えば、十分な冷房効果を得られますよ。

壊れやすい?

アイリスオーヤマのエアコンが特別壊れやすいということはありません。これは多くのお客様の使用実例からも言えることです。

確かに、新しいメーカーで歴史が浅いため「大丈夫なの?」と心配される方もいらっしゃいます。しかし、製造は東芝の親会社であるMideaグループが行っており、技術力は確かなものです。また、基本機能に特化したシンプルな構造なので、複雑な機能がないぶん故障リスクも低いと考えられます。

エアコンが故障する一般的な原因は、経年劣化、メンテナンス不足、設置環境の問題などがほとんどです。これらはメーカーに関係なく起こることなので、アイリスオーヤマだけが特別ということはないんですね。

ただし、注意しておきたい点もあります。保証期間は通常1年間で、冷媒回路などの重要部品は5年間となっています。また、修理対応については、大手メーカーに比べるとサービス拠点が少ない場合があります。

長く使うためのコツは、定期的なフィルター掃除と、年に1回程度の専門業者によるメンテナンスです。これらを心がければ、10年程度は十分に使えると思います。

動作音はうるさい?

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動作音については、正直なところ個体差や設置環境によって差があるのが現状です。

公表されている数値を見ると、室内機の運転音は約63dBで、これは三菱電機の霧ヶ峰と同等レベルです。つまり、カタログスペック上では他社と大きな差はないということになります。

しかし、実際にお客様から「室外機がうるさい」という声を聞くことがあります。特に、風量を下げても音が気になるという方もいらっしゃいます。これは、コストを抑えるために使用している部品や設計の違いが影響している可能性があります。

音が気になる場合の対策もいくつかあります。室外機の「ブーン」という音には、防振ゴムや人工芝などの緩衝材を設置面との間に敷くことで振動音を軽減できます。また、室内機からの「ポコポコ」音には、逆止弁(消音バルブ)を取り付けることで改善可能です。

私が実際に使用して気になる音と言えば、停止後の「パキパキ」という機械音です。おそらく内部のフィンの格納などの音だと思うのですが、プラスチックが割れるような音がするときがあります。それ以外は、風の音などは全然気にならないレベルですね。

電気代を検証

アイリスオーヤマエアコン電気代検証
畳数 冷房時
(1時間)
暖房時
(1時間)
1日8時間
(冷房)
1ヶ月
(冷房)
1日8時間
(暖房)
1ヶ月
(暖房)
6畳 12~14円 12~15円 96~112円 2,880~3,360円 96~120円 2,880~3,600円
10畳 15~18円 16~19円 120~144円 3,600~4,320円 128~152円 3,840~4,560円
14畳 18~22円 20~24円 144~176円 4,320~5,280円 160~192円 4,800~5,760円
省エネ機能 仕組み 節電効果 対応シリーズ
いたわりエコモード 設定温度23℃以下で自動的に24℃に切替 約26%節電 G・C・Rシリーズ
人感センサー 人がいない時間を検知して省エネ運転 約15%節電 W・AWシリーズ
サーキュレーター併用 空気循環で設定温度を1℃調整可能 約24%節電 全シリーズ
フィルター掃除 2週間に1度の清掃で効率向上 月約8円節約 全シリーズ
6畳用モデル
冷房(1時間) 12~14円
暖房(1時間) 12~15円
1日8時間(冷房) 96~112円
1ヶ月(冷房) 2,880~3,360円
10畳用モデル
冷房(1時間) 15~18円
暖房(1時間) 16~19円
1日8時間(冷房) 120~144円
1ヶ月(冷房) 3,600~4,320円
14畳用モデル
冷房(1時間) 18~22円
暖房(1時間) 20~24円
1日8時間(冷房) 144~176円
1ヶ月(冷房) 4,320~5,280円
いたわりエコモード
設定温度23℃以下で自動的に24℃に切替
約26%節電
人感センサー
人がいない時間を検知して省エネ運転
約15%節電
サーキュレーター併用
空気循環で設定温度を1℃調整可能
約24%節電
フィルター掃除
2週間に1度の清掃で効率向上
月約8円節約

アイリスオーヤマのエアコンの電気代は、実はかなり優秀なんです。

6畳用モデルの場合、冷房時で1時間あたり12~14円、暖房時で12~15円程度となっています。これは他社メーカーと比較しても、むしろ省エネ性能が高い部類に入ります。

特に注目したいのが「いたわりエコモード」という機能です。設定温度が23℃以下の場合、自動的に24℃に切り替わることで、約26%の節電効果が期待できます。冷やしすぎを防ぎながら電気代も節約できるので、とても実用的だと思います。

さらに、人感センサー搭載モデルでは、人がいない時間の電力消費を自動で抑えてくれます。30分から2時間の間隔で人の動きを検知して、省エネ運転に切り替わるんです。

アイリスオーヤマが推奨しているサーキュレーターとの併用も効果的です。公式の試験データによると、エアコン単独で2.1kWh使用するところを、サーキュレーター併用で1.6kWhまで削減できたそうです。これは約24%の省エネ効果になります。

メンテナンス面では、フィルター掃除を2週間に1度行うだけで、月約8円の電気代削減につながります。フィルター自動掃除搭載モデルなら、ダストボックスの清掃だけで済むので手間も省けますね。

アイリスオーヤマのエアコンの評判と使用感

クリーン家電ガイド:イメージ

続いて、実際の使用感や評判について詳しくお伝えします。
特徴的な機能やラインナップ、そして気になる口コミの内容まで、購入検討に役立つ情報をまとめました。

特徴とラインナップ

アイリスオーヤマエアコンシリーズ比較
シリーズ 価格帯
(6畳用)
主要機能 Wi-Fi対応 人感センサー 適用畳数 おすすめ用途
Gシリーズ 4.6~6万円 いたわりエコモード
上下左右自動ルーバー
内部清浄機能
6~20畳 コスパ重視
基本機能で十分
Wシリーズ 約8万円 スマホアプリ操作
人感センサー
いたわりエコモード
6~20畳 スマート機能重視
遠隔操作希望
Gシリーズ
4.6~6万円(6畳用)
主要機能
いたわりエコモード、上下左右自動ルーバー、内部清浄機能
Wi-Fi対応
人感センサー
適用畳数
6~20畳
おすすめ用途
コスパ重視、基本機能で十分
Wシリーズ
約8万円(6畳用)
主要機能
スマホアプリ操作、人感センサー、いたわりエコモード
Wi-Fi対応
人感センサー
適用畳数
6~20畳
おすすめ用途
スマート機能重視、遠隔操作希望
両シリーズとも基本的な冷暖房性能はしっかりと確保されており、省エネ機能や内部清浄機能などの実用的な機能が標準装備されています。予算を最重視するならGシリーズ、利便性も求めるならWシリーズという住み分けでお選びください。

アイリスオーヤマのエアコンは、2025年現在で主に2つのシリーズを中心に展開しています。価格帯は6畳用の46,800円から20畳用の168,000円まで、かなりリーズナブルな設定になっているんです。

最大の特徴は、必要な機能に絞り込んだシンプル設計と、それによって実現された高いコストパフォーマンスです。複雑なAI機能や多彩な運転モードは搭載していませんが、その分故障リスクが低く、操作も分かりやすくなっています。

Gシリーズ(スタンダードタイプ)

基本機能に特化したコストパフォーマンス重視のシリーズです。いたわりエコモードを搭載し、冷やしすぎや暖めすぎを防ぎながら省エネ運転を実現します。リモコンと本体の両方で温度を測定し、手元の温度感に合わせて運転を切り替えてくれるんです。

上下左右自動ルーバー機能により、部屋全体に効率よく風を送ることができます。また、運転停止後には自動で内部を清浄する機能も搭載されており、カビやニオイの発生を抑制してくれます。

おやすみモードや入・切タイマー機能も標準装備されているため、就寝時や外出時にも便利に使えます。寝室や子ども部屋など、どんな部屋にもおすすめできるシンプルで使いやすいモデルですね。

Wシリーズ(Wi-Fi対応タイプ)

スマート機能を重視したい方におすすめのシリーズです。Wi-Fi機能を搭載しており、専用のスマホアプリから遠隔操作が可能になっています。外出先から電源のON/OFFや温度設定ができるので、帰宅前に部屋を快適な温度にしておくことができるんです。

人感センサーも搭載されており、部屋に人がいない時間を検知して自動で省エネ運転に切り替わります。30分から2時間の間隔で人の動きを感知し、無駄な電力消費を抑えてくれる優れものです。

基本的な冷暖房性能はGシリーズと同等ですが、スマート機能が加わることで利便性が大幅に向上しています。仕事で帰宅時間が不規則な方や、ペットの室温管理をしたい方には特におすすめです。

どちらのシリーズも、6畳から20畳まで幅広い畳数に対応しており、住環境に合わせて選択できます。また、100V対応モデルと200V対応モデルの両方を用意しているため、既存の電源環境に合わせた選択が可能です。

両シリーズに共通しているのは、基本的な冷暖房性能がしっかりと確保されていることです。また、省エネ機能や内部清浄機能など、実用的な機能は標準装備されているため、日常使いには十分な性能を持っています。

選択の基準としては、予算を最重視するならGシリーズ、利便性も求めるならWシリーズという住み分けになります。どちらを選んでも、アイリスオーヤマらしいコストパフォーマンスの高さを実感できるでしょう。

やめとけという声の真相

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「アイリスオーヤマのエアコンはやめとけ」という声を時々耳にしますが、この背景にはいくつかの理由があります。

一つ目は、海外製造に対する漠然とした不安です。「中国製だから壊れやすそう」「安かろう悪かろうでは?」といった先入観を持つ方もいらっしゃいます。しかし、先ほどもお伝えしたように、製造元のMideaグループは東芝の親会社でもあり、技術力は確かなものです。

二つ目は、工事費に関するトラブルです。本体価格は安くても、追加工事費で5万円以上請求されたという声もあります。これはアイリスオーヤマに限った話ではありませんが、ネット購入の場合は特に注意が必要です。事前に設置環境を確認し、追加工事の可能性について業者と相談しておくことが大切ですね。

三つ目は、機能面での物足りなさを感じる方もいることです。最新のAI機能や高度な自動掃除機能などは搭載されていないため、多機能を求める方には不向きかもしれません。

ただし、実際にお客様からお聞きする評価は「コスパが良い」「よく冷える」「シンプルで使いやすい」といったポジティブな声の方が多いんです。基本性能を重視し、価格を抑えたい方には十分満足できる製品だと思います。

口コミと評判まとめ

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お客様から直接お聞きした評判をまとめると、アイリスオーヤマのエアコンに対する評価は二極化している印象があります。

良い評判としては、まず価格面での満足度が高いことが挙げられます。「6畳用が5万円台で買えるなんて驚き」「工事費込みでも他社の半額以下だった」といった声をよく聞きます。

性能面でも「思ったより良く冷える」「22畳のLDKでも十分効く」「冷えすぎて設定温度を上げるほど」といった評価をいただいています。基本的な冷暖房能力については、他社と遜色ないレベルにあると言えるでしょう。

操作面では「シンプルで分かりやすい」「余計な機能がなくて良い」「高齢の両親でも簡単に使える」といった声があります。複雑な機能を求めない方には、むしろメリットになっているようです。

一方で、気になる点としては音の問題があります。「室外機の音が予想以上に大きい」「夜中に気になって眠れない」といった声も聞かれます。また、「工事費が思ったより高くついた」「アフターサービスの連絡が取りにくい」といった指摘もあります。

総合的には、価格と基本性能のバランスを評価する声が多く、初回購入や2台目需要には適していると感じています。ただし、高機能や静音性を重視する方は、他社モデルも検討した方が良いかもしれませんね。

他社モデルと徹底比較

アイリスオーヤマエアコン他社比較
メーカー 価格帯
(6畳用)
主な特徴 省エネ
性能
静音性 アフター
サービス
おすすめ用途
ダイキン 10~25万円 加湿・除湿・換気機能
ストリーマ技術
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ 高機能重視
空気環境にこだわり
パナソニック 8~22万円 エオリアAI
ナノイーX技術
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ AI制御重視
自動運転希望
三菱電機 9~24万円 ムーブアイセンサー
霧ヶ峰ブランド
★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ センサー制御重視
静音性重視
日立 8~20万円 白くまくん
凍結洗浄機能
★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ 自動掃除重視
メンテナンス軽減
シャープ 7~18万円 プラズマクラスター
除菌・脱臭機能
★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ 空気清浄重視
除菌機能希望
アイリスオーヤマ 4.5~9万円 シンプル設計
基本機能特化
★★★★☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ コスパ重視
2台目需要
ダイキン
10~25万円(6畳用)
主な特徴
加湿・除湿・換気機能、ストリーマ技術
省エネ性能
★★★★☆
静音性
★★★★☆
アフターサービス
★★★★★
おすすめ用途
高機能重視、空気環境にこだわり
パナソニック
8~22万円(6畳用)
主な特徴
エオリアAI、ナノイーX技術
省エネ性能
★★★★☆
静音性
★★★★☆
アフターサービス
★★★★★
おすすめ用途
AI制御重視、自動運転希望
三菱電機
9~24万円(6畳用)
主な特徴
ムーブアイセンサー、霧ヶ峰ブランド
省エネ性能
★★★★☆
静音性
★★★★★
アフターサービス
★★★★★
おすすめ用途
センサー制御重視、静音性重視
日立
8~20万円(6畳用)
主な特徴
白くまくん、凍結洗浄機能
省エネ性能
★★★★☆
静音性
★★★☆☆
アフターサービス
★★★★☆
おすすめ用途
自動掃除重視、メンテナンス軽減
シャープ
7~18万円(6畳用)
主な特徴
プラズマクラスター、除菌・脱臭機能
省エネ性能
★★★☆☆
静音性
★★★☆☆
アフターサービス
★★★☆☆
おすすめ用途
空気清浄重視、除菌機能希望
アイリスオーヤマ
4.5~9万円(6畳用)
主な特徴
シンプル設計、基本機能特化
省エネ性能
★★★★☆
静音性
★★★☆☆
アフターサービス
★★☆☆☆
おすすめ用途
コスパ重視、2台目需要

大手メーカーとアイリスオーヤマを比較すると、それぞれに明確な特徴があります。購入前にこれらの違いを理解しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。

価格面では、アイリスオーヤマが圧倒的に有利です。6畳用モデルで比較すると、ダイキンやパナソニックの最上位機種が20万円以上するのに対し、アイリスオーヤマは4~8万円程度となっています。大手メーカーの最廉価モデルでも8~12万円程度なので、価格差は歴然としているんです。

機能面では、大手メーカーの方が充実しています。ダイキンの加湿・除湿・換気機能、パナソニックのAI制御、三菱電機のムーブアイセンサーなど、高度な機能が搭載されています。一方、アイリスオーヤマは基本的な冷暖房機能に特化しており、シンプルな構成になっています。

省エネ性能については、意外にもアイリスオーヤマが健闘しています。APF(通年エネルギー消費効率)を比較すると、大手メーカーの廉価モデルと同等かそれ以上の数値を示すことも多いんです。これは機能を絞り込んだことで、無駄な電力消費が抑えられているためと考えられます。

静音性は、大手メーカーの方が優秀な傾向があります。特に最上位モデルでは、運転音を大幅に抑制する技術が投入されています。アイリスオーヤマも室内機の騒音レベルは他社と同等ですが、室外機については一部で音が気になるという声もあります。

アフターサービスでは、大手メーカーの方が充実しています。全国のサービス拠点数や24時間対応、修理部品の保有期間などの面で差があります。アイリスオーヤマも基本的なサポートは提供していますが、サービス拠点の数では大手に及ばないのが現状です。

耐久性について、アイリスオーヤマが特別劣るということはありません。製造元のMideaグループは世界的な家電メーカーであり、技術力は確かなものです。ただし、長期間使用した場合のデータが少ないため、10年以上の使用を前提とする場合は慎重に検討した方が良いかもしれません。

設置工事については、大手メーカーは家電量販店との連携が充実しており、標準工事費込みの価格設定が一般的です。アイリスオーヤマは主にネット販売のため、工事業者との調整が必要になることが多く、追加工事費が発生する可能性もあります。

つまり、高機能と充実したサポートを求める方は大手メーカー、基本性能とコストパフォーマンスを重視する方はアイリスオーヤマという住み分けができていると言えるでしょう。

特に注目したいのは、アイリスオーヤマの省エネ性能が他社と遜色ないレベルにあることです。これは余計な機能を搭載していないぶん、エネルギー効率が良いためと考えられます。

また、保証期間についても比較しておくと、大手メーカーは基本的に1年保証で、有料の延長保証も充実しています。アイリスオーヤマも同様に1年保証ですが、延長保証の選択肢は限られています。

購入後の満足度を左右するのは、自分が何を重視するかという点です。最新機能や長期サポートを求めるなら大手メーカー、基本性能で十分で価格を抑えたいならアイリスオーヤマという選択になるでしょう。

私も家電量販店で多くのお客様の相談を受けてきましたが、「とりあえず冷暖房ができれば良い」という方には、アイリスオーヤマは十分な選択肢だと感じています。

総括:アイリスオーヤマ製エアコンの評判

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 製造は中国のMideaグループで行われており、東芝の親会社でもある信頼できる企業
  • OEM製造により大幅なコストカットを実現し、大手メーカーの技術を活用
  • 機能を基本性能に絞り込むことで、シンプルで故障しにくい構造を採用
  • 冷房能力は他社同畳数モデルと遜色なく、適切な選び方で十分な効果を発揮
  • 故障率は他社と比較して特別高いわけではなく、メンテナンス次第で長期使用可能
  • 動作音は個体差があるものの、カタログスペックでは他社と同等レベル
  • 電気代は6畳用で1時間12~15円程度と優秀で、省エネ機能も充実
  • 2025年現在で6~20畳まで豊富なラインナップを展開
  • GFシリーズは高性能フィルター、W・AWシリーズはWi-Fi対応が特徴
  • 「やめとけ」という声の多くは先入観や工事費トラブルが原因
  • 実際の評判は価格と基本性能のバランスを評価する声が多数
  • 大手メーカーと比較すると価格面で圧倒的に有利
  • 高機能は劣るが、基本的な冷暖房性能では大きな差はない
  • コストパフォーマンス重視なら有力な選択肢となる
  • 初回購入や2台目需要に特に適している