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冷蔵庫の製氷機掃除!カビを防ぐ正しい手順|失敗しない基本

夜、お風呂上がりにグラスへ氷を入れて、麦茶をそそいだ瞬間。
ふわっと立ちのぼった、なんとも言えないカビっぽいニオイに、飲む手が止まってしまった…。

そんな経験はありませんか?

冷蔵庫の製氷機の掃除は、給水タンクと、目に見えない給水経路。この2か所を分けて考えるだけで、驚くほどうまくいきます。

氷のニオイのご相談は、夏が近づくとぐっと増えます。

「もしかして、うちだけ…?」
と思っていた人、大丈夫。

これはとてもありふれた悩みです。

製氷機は、水を入れて凍らせるだけのシンプルな装置に見えて、じつは冷蔵庫の中でいちばん水が滞りやすい場所。

しかも、タンクの奥やパイプの中は、ふだんのお掃除ではまず手が届きません。

この記事では、パーツごとのお手入れ頻度から、給水タンクの分解のしかた、見えない給水経路の洗い方、そしてやってはいけない掃除まで、順番にお話ししていきますね。

読み終わるころには、次の週末に何から手をつければいいかが、はっきりしているはずです。

この記事のポイント
  • 氷が臭うときの本当の原因
  • パーツ別のお手入れ頻度の目安
  • 給水経路を洗う正しい手順
  • 洗浄剤と交換フィルターの選び方

冷蔵庫の製氷機掃除が必要な理由

まずは、なぜ製氷機の中がそんなに汚れてしまうのか。
ここを先に知っておくと、このあとの手順がただの作業ではなく、意味のあるお手入れに変わります。

冷蔵庫の製氷機の掃除は、給水タンクと浄水フィルターを週1回、貯氷ケースは月1回、製氷皿は年1〜2回を目安にお手入れするのが基本です。

これがすべての土台になる考え方。あとは、自分の冷蔵庫がどのタイプかに合わせて微調整していくだけです。

氷が臭うのは給水タンクのぬめり

氷のニオイの犯人は、ほとんどの場合が給水タンクの内側と、フタのパッキンにたまったぬめりです。

「冷蔵室に入っているんだから、そんなに汚れないでしょう?」
と思いますよね。

ところが、給水タンクの中身は氷ではなく
凍っていない水は、冷えていても少しずつ雑菌が増えていきます。

とくに汚れやすいのが、フタのパッキンの溝と、フィルターケースのまわり。

手でなでるとヌルッとする、あの感触です。
ここで増えた雑菌やカビが水に溶け込み、そのまま凍って氷になる…というわけなんです。

あのぬめりの正体は、雑菌が身を守るために作り出した膜のようなもの。

水でさっと流したくらいでは落ちてくれず、指やスポンジでこすって初めて剥がれる、という少ししつこい性質を持っています。

そして、一度この膜ができると、そこを足場にして汚れが加速度的に増えていきます。

週1回というお手入れの頻度は、この膜が育ちきる前にリセットするための間隔だと考えるとしっくりきます。

やっかいなのは、ニオイのついた氷は見た目では判断できないこと。

白っぽく濁っていても、それは空気を含んだだけのことが多く、透明でもしっかり臭う氷はあります。

ちなみに、浄水器を通した水やミネラルウォーターを使っている人は、もう少し気をつけたいところ。

パナソニックは、給水タンクや浄水フィルターのお手入れは週に1回が必要で、浄水やミネラル水(硬度100mg/L以下)を使う場合はぬめりやカビが発生しやすいため、週に2回程度のお手入れが必要と案内しています。

【出典】パナソニック『自動製氷機のお手入れ』

おいしい水で氷を作りたい気持ち、とてもよくわかります。

ただ、水道水に含まれる塩素は、雑菌の繁殖をおさえてくれる心強い存在でもあるんです。

水道水の氷がいちばん扱いやすい

メーカーが水道水での製氷をすすめているのは、味の問題ではなく衛生上の理由からです。浄水やミネラルウォーターを使いたい場合は、お手入れの回数を増やすこととセットで考えてみてくださいね。

掃除の頻度はどこを目安にするか

お手入れの頻度は、パーツごとにまったく違います。

全部を毎週やろうとすると続かないので、「週1回だけ手をかける場所」と「たまにでいい場所」を切り分けるのがコツ。

各メーカーが案内している目安を、ざっくり一枚の表にまとめてみました。

お手入れする場所 頻度の目安 ひとこと補足
給水タンク本体・フタ・パッキン 週1回 水道水以外を使うなら週2〜3回が安心
浄水フィルター 週1回 洗剤は使わず流水で洗う
給水パイプ・タンク受け 月1回 機種によってお手入れ不要なものもある
貯氷ケース 月1回 氷を全部出してから水洗い
製氷皿 年1〜2回 取り外せる機種のみ
給水経路の洗浄剤 1〜2か月に1回 見えない部分のケア
浄水フィルターの交換 3〜4年 水質によって前後する目安

こうして並べてみると、毎週やることって意外と少ないと思いませんか?
給水タンクをさっと洗うだけなら、慣れれば3分ほど。夕食の洗い物のついでに済んでしまいます。

逆に、月1回・年1回のお手入れは、忘れてしまうのが最大の敵。
私はスマホのカレンダーに「氷の日」と登録して、毎月1日に通知が来るようにしています(笑)

給水タンクの掃除で失敗しない手順

頻度の全体像がつかめたところで、次は「じゃあ、どう洗えばいいの?」という具体的なところへ進みましょう。

じつは給水タンクのお手入れは、洗い方そのものより、洗う前と後のひと手間で差がつきます。

ここを外すと、せっかく掃除したのに氷ができない、なんてことにもなりかねません。

洗う前に必ず自動製氷を止める

タンクや製氷皿に手をかける前に、まず操作パネルで自動製氷を停止してください。

これは順番の問題ではなく、故障を避けるための大事な下準備です。

日立は、製氷皿の洗浄中に自動製氷が作動すると、製氷ケースに水が流れたり、製氷皿を動かすモーターが回って製氷皿を正しく取り付けられなくなるおそれがあるため、かならず製氷を停止するよう案内しています。

【出典】日立『自動製氷機のお手入れ方法を知りたいです』

製氷停止のボタンは、機種によって場所も名前もばらばら。
操作パネルの「製氷」から選ぶタイプもあれば、ボタンの長押しで切り替わるタイプもあります。

ランプが点滅している間は動作の途中なので、少し待ってから作業を始めるのが安全です。

もう一つ、地味だけれど効くのが、掃除の前に貯氷ケースの氷をいったん空にしておくこと。
作業中に製氷皿から水がこぼれると、氷どうしがくっついて固まってしまうからです。

氷を保管しておきたいときは、保存袋に移して冷凍室の別の場所へ避難させておくと安心かと思います。

そしてもうひとつ。掃除が終わったら、製氷停止の解除を忘れないでくださいね。
「掃除したのに氷ができない」というご相談の何割かは、じつはこの戻し忘れだったりします。

氷ができないときに確認したい3点

製氷停止が解除されているか、給水タンクがカチッと奥まで入っているか、パーツを組み違えていないか。この3つで解決することがほとんどです。

それでも改善しないときは、庫内の冷え方そのものに原因があることも。無理に分解せず、取扱説明書とメーカー窓口を頼ってください。

冷えが弱いせいで氷ができていないケースもあるので、庫内の様子が普段と違うときは、冷蔵庫が冷えないときの原因を整理した記事もあわせて見てみてください。

分解して洗うときのパーツの順番

給水タンクは、フタを外して終わりではありません。
汚れがたまるのは、むしろ分解したその先です。

基本の流れは、レバーを外してフタを取り、フィルターケースを引き抜き、そこから浄水フィルターを取り出す、という順番。

外したパーツは、やわらかいスポンジでやさしく水洗い。汚れが気になるときだけ、食器用の中性洗剤を薄めて使います。

ここでいちばん見落とされがちなのが、フタのパッキンです。
細い溝にぬめりが残りやすいので、指の腹でなぞって、ヌルつきがなくなるまで洗ってください。

洗ったあとは、水気をしっかり拭き取って自然乾燥。濡れたまま組み立てると、せっかくのお手入れが台無しになってしまいます。

とはいえ、細かいパーツを一つずつ拭くのはなかなか大変ですよね。

私は、洗い終わったパーツを清潔なふきんの上に並べて、夕食のあいだそのまま置いておくようにしています。1時間ほどで、ほとんどの水滴は自然に飛んでくれます。

急いでいるときにドライヤーの熱風をあてたくなりますが、これは樹脂パーツが変形するのでやめておきましょう。

組み立ては分解の逆をたどるだけですが、パッキンの向きだけは要注意。
裏返しに入れると水漏れの原因になるので、外す前にスマホで写真を撮っておくと安心です。

葵のワンポイントアドバイス

売り場でお話をうかがうと、「タンクは洗っているけれど、フタは水ですすぐだけ」という人がとても多いんです。ニオイの発生源はたいてい溝の中。分解できるところまで開いてみると、その汚れ具合にびっくりすると思います。

浄水フィルターは洗剤で洗わない

浄水フィルターだけは、洗剤を使わずに流水で洗ってください。

フィルターの中身は活性炭。細かい穴で塩素やニオイを吸着する構造なので、洗剤が入り込むと、その成分まで抱え込んでしまいます。

三菱電機も、給水ポンプのカルキクリーンフィルターは水で軽く押し洗いし、漂白剤や洗剤を使うと氷が臭うおそれがあるため避けるよう案内しています。

ゴシゴシこするのも避けたいところ。
ブラシで力任せに洗うと、活性炭がぽろぽろ崩れて性能が落ちてしまいます。

正解は、流水にあてながら指で軽く押す。これだけです。

そして、洗ってきれいになったからといって、フィルターは永遠には使えません。
吸着できる量には限りがあるので、数年に一度は新品に取り替える必要があります。交換の目安と品番については、後半でくわしくお話ししますね。

貯氷ケースと製氷皿のお手入れ方法

給水タンクがきれいになったら、次は氷が触れる場所。
できあがった氷をためておく貯氷ケースと、氷を作る製氷皿です。

冷凍室の中だから汚れない、と思われがちですが、じつはそうでもありません。

貯氷ケースは月に1回が目安

貯氷ケースは、月に1回を目安に、氷を全部出してから水洗いしましょう。
冷凍室は低温なので雑菌は増えにくいのですが、そのぶん別の困りごとが起こります。

ひとつは、氷が食品のニオイを吸ってしまうこと。

氷の表面は少しずつ昇華していて、庫内の空気とつねに入れ替わっています。だから、開けっぱなしの冷凍食品や作り置きのニオイを、氷が静かに吸い込んでしまうんです。

もうひとつは、ケースの底で氷同士がくっついて固まってしまうこと。

古い氷を長く置いておくと、白く霜をまとった塊になって、アイスシャベルが入らなくなります。

ついでに言うと、貯氷ケースの底に落ちている細かい氷のかけらも、放っておくと固まりの芯になります。洗うときに一緒に流してしまいましょう。

洗い方はシンプルで、氷を捨ててから水またはぬるま湯で洗い、しっかり乾かしてから戻すだけ。

ここでも熱いお湯は使わないでください。ケースが変形すると、レールに乗らなくなってしまいます。

取り出すときはレールに触れないよう気をつけてください。滑りをよくする潤滑剤が塗ってあることがあり、拭き取ってしまうと動きが悪くなります。

季節の変わり目に一度、貯氷ケースの氷をぜんぶ捨ててリセットする。
これだけでも、氷の味はかなり変わりますよ。

製氷皿は年に1回か2回で十分

製氷皿のお手入れは、取り外せる機種なら年に1回か2回で十分です。

製氷皿は水を注いでは凍らせて…をくり返す場所なので、水あかが白くこびりつきやすいところ。

日立の場合、製氷皿の横にレバーが付いている機種はレバーを右にスライドして取り外せて、年に1、2回程度が目安と案内されています。取り外せるかどうかは機種によって違うので、まずは取扱説明書を確認してみてください。

取り外せないタイプなら、無理は禁物。
製氷ケースの中にタオルを敷き、製氷皿の水をていねいに拭き取る方法で、じゅうぶんケアできます。

洗ったあとに製氷皿がななめになったり、フレームが奥まで入らなくなったりしたときは、いったん手を止めましょう。

力を入れて押し込むと、駆動部を痛めてしまいます。取扱説明書の該当ページを見るか、販売店に相談するのが結果的にいちばん早い解決になります。

見えない給水経路をきれいにする方法

ここまでは、手で触れる場所のお手入れでした。

でも、氷のニオイがどうしても消えないとき。残っているのは、タンクから製氷皿までをつなぐ給水経路です。

タンクからポンプで吸い上げられた水は、細いパイプを通って製氷皿へ落ちていきます。

この道筋のどこかに水が残ったままだと、そこがそのまま雑菌の住みかになってしまうわけです。

ここで大事なのが、じつはメーカーによって設計思想がまったく違う、ということ。

たとえばパナソニックは、ポンプで水を吸い上げるダイレクト給水方式で給水経路に水が残りにくいため、経路のお手入れは不要と案内しています。一方で三菱電機は、給水パイプやタンク受けを月に1度水洗いする前提で作られています。

つまり、ネットで見かけた掃除方法が、そのままあなたの冷蔵庫に当てはまるとは限らないんです。

最初にやることは、洗剤を買いに行くことではなく、取扱説明書の「お手入れ」のページを開くこと。

メーカーごとの考え方の違いが気になる人は、各メーカーの冷蔵庫の特徴を比べた記事ものぞいてみると、選び方の軸まで見えてくると思います。

クエン酸洗浄の正しいやり方

給水経路のお手入れが必要なタイプなら、クエン酸を溶かした水で氷を作る方法が定番です。

水あかはアルカリ性なので、酸性のクエン酸と相性がいい、という理屈ですね。

手順としては、まず貯氷ケースの氷をすべて捨てて、給水タンクから浄水フィルターを取り外します。フィルターを付けたままだと、クエン酸を吸着してしまうからです。

次に、水300mlに対してクエン酸を大さじ1杯ほど溶かし、タンクに入れて通常どおり製氷。できた氷は口に入れず、すべて廃棄します。

そのあと、タンクを洗って水道水に戻し、味やニオイが残らなくなるまで数回製氷をくり返して、その氷も捨てれば完了です。

洗浄が終わったら、浄水フィルターを元に戻すのを忘れないでください。
外したまま使い続けると、水道水のカルキがそのまま氷に入ってしまい、せっかくのお手入れの効果が半減してしまいます。

ちなみに、この方法でできたクエン酸の氷は、溶かして水まわりのお掃除に回すこともできます。
捨てるだけではもったいないので、蛇口まわりの白い水あかにあててみてください。

ここで絶対に守ってほしいのが、洗浄中の氷とわかるようにしておくこと。

市販の洗浄剤は、赤しそ由来の色素などで氷がピンク色に着色されるようになっています。手作りのクエン酸水で行う場合は、食紅を少し加えて色をつけておくと、家族の誤食を防げます。

洗浄中の氷は必ず色をつける

透明なままだと、事情を知らない家族が飲み物に入れてしまう危険があります。冷蔵庫に「掃除中」と書いたメモを貼っておくくらいで、ちょうどいいかと思います。

小さなお子さんがいるご家庭では、氷を捨てるまでのあいだ製氷室を開けないよう、ひと声かけておくと安心です。

塩素系漂白剤と熱湯が危ない理由

ニオイが気になると、つい強い洗剤に手が伸びてしまいますよね。
でも、塩素系漂白剤とお湯だけは避けてください。

塩素系漂白剤は、すすぎ切るのがとても難しい薬剤です。
給水経路のように内部が見えない場所に流し込むと、どこまで洗い流せたのかを確認するすべがありません。

その状態で作った氷を口に入れるのは、やはり避けたいところ。三菱電機も、漂白剤や洗剤の使用は氷が臭うおそれがあるとして避けるよう案内しています。

お湯も同じくらい危険です。
給水タンクや製氷皿の多くは樹脂製で、熱で変形したり白く曇ったりします。変形したパーツは元に戻らず、水漏れの原因にもなってしまいます。

「熱湯なら殺菌できそう」という発想は、なんとなく正しそうに聞こえるだけに、かえって危ないんです。

自分でやっていい範囲の目安

取り外せるパーツを水か中性洗剤で洗うところまでが、安心してできる範囲です。それより奥は、専用の洗浄剤を使うか、メーカーの窓口に相談するのが確実です。

掃除が続く洗浄剤と交換フィルター

ここまで読んで、「やることは分かったけれど、続けられるかな…」と感じた人もいるかもしれません。

その感覚、正直だと思います。
だからこそ、道具でハードルを下げるのが現実的な作戦。

お手入れの手間を減らしてくれる洗浄剤と、数年に一度の交換が必要な浄水フィルター。
この2つを、正直なところも含めてご紹介しますね。

地の塩社「自動製氷機用洗浄剤」

これは、給水タンクに入れて氷を作るだけで、見えない内部まで洗浄できるクエン酸系の洗浄剤です。

成分はクエン酸のみで、合成界面活性剤は使われていません。
洗浄中とわかるように赤キャベツ由来の色素で氷に色がつく仕様で、誤食防止シールも同梱されています。10g入りが3袋なので、1〜2か月に1回のペースで使うと、半年ほど持つ計算になります。

使い方は、貯氷ケースの氷を捨て、浄水フィルターを外した給水タンクに水道水約300mlと1袋を入れて、よく溶かしてから製氷するだけ。

クエン酸を計量して食紅を足して…という手間がまるごと省けるので、「自己流でやるのは少し不安」という人に向いています。

逆に向かないのは、クエン酸と食紅がすでに家にあって、計量もまったく苦にならない人。中身はクエン酸なので、その場合はわざわざ買い足す必要はないかと思います。

あと、パナソニックのように給水経路のお手入れが不要とされている機種では、そもそも出番が少なくなります。まずは取扱説明書を確認してから選んでみてください。

使うタイミングとしておすすめなのは、季節の変わり目。

氷をたくさん使う夏が始まる前と、使う量が減る秋口。この2回だけでも決めておくと、「そういえば最近やってないな」という状態を防ぎやすくなります。

洗浄剤で内部をリセットしたら、次に見直したいのが浄水フィルターそのものです。

日立「RJK-30」浄水フィルター


日立の自動製氷機能付き冷蔵庫に使う、純正の交換用浄水フィルターです。

日立は、使用期間の目安を約3〜4年(1日1Lの水道水を使った場合に、1ppmの塩素を除去できる性能を保てる期間)とし、希望小売価格は1,980円(税込)。

なお、R-V38X・V38XL・V32X・V32XL には「RJK-40」が対応します。

週1回きちんと洗っていても、活性炭が吸着できる量そのものは減っていきます。
氷にニオイがつくようになった、氷のできが以前より小さい、といった変化は、交換をすすめるサインだと受け止めてください。

3〜4年で2千円弱と考えれば、氷の安心料としてはそこまで高くない買い物かと思います。

気をつけたいのは、対応機種が細かく分かれていること。
日立の冷蔵庫でも一部の型番はRJK-30の対象外なので、購入前に必ず自分の冷蔵庫の型番で適合を確認してください。

ほかのメーカーを使っている人も考え方は同じで、パナソニックや三菱電機は機種ごとに品番が違うため、公式サイトか販売店で調べるのが確実です。

そして、もし冷蔵庫そのものが10年選手なら、フィルター交換のタイミングは買い替えを考える良い機会でもあります。最近の機種はお手入れするパーツが減っていることも多いので、容量別に冷蔵庫の選び方を整理した記事で、今の暮らしに合うサイズから見直してみるのもおすすめです。

葵のワンポイントアドバイス

フィルターの交換時期を覚えておくのは、正直むずかしいですよね。私は交換した日をマスキングテープに書いて、冷蔵庫の側面にペタッと貼っています。次に迷ったとき、これがいちばん役に立ってくれます。

冷蔵庫の製氷機掃除に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 氷が臭うとき、貯氷ケースの氷は捨てたほうがいいですか?

A. ニオイを感じた氷は、いったんすべて捨ててしまうのがおすすめです。

ニオイの元は水に溶け込んだ状態で凍っているので、時間が経っても抜けてはくれません。

掃除をしたあとも、最初の1回か2回にできた氷は捨てて、経路に残った水を入れ替えるつもりで使い始めると安心です。

Q2. 浄水器の水やミネラルウォーターで氷を作ってもいいですか?

A. 使えますが、お手入れの回数を増やすことが前提になります。

塩素が抜けた水はぬめりやカビが発生しやすく、メーカーも週2回程度のお手入れを案内しています。

お手入れの手間を減らしたいなら、水道水で作るのがいちばん現実的な選択です。

Q3. 掃除のあと氷ができなくなったら、故障でしょうか?

A. まずは、製氷停止が解除されているかを確認してみてください。

次に、給水タンクが奥までしっかり入っているか、分解したパーツを組み違えていないかを見ていきます。給水パイプの付け忘れも起こりがちです。

それでも動かないときは、無理に押し込まず、取扱説明書とメーカーの相談窓口を頼ってください。

Q4. しばらく製氷機を使わないときは、どうしておけばいいですか?

A. 製氷を停止して、給水タンクの水を抜き、洗ってしっかり乾かした状態で保管するのがおすすめです。

水を入れたまま止めておくのがいちばん傷みやすく、久しぶりに動かしたときのニオイの原因になります。

再開するときは、最初にできた氷を捨ててから使い始めると気持ちよくスタートできます。

清潔な氷を毎日つくるための第一歩

最後に、この記事の要点を一枚の表にまとめておきますね。

今の自分がどこから手をつけるべきか、確認するのに使ってみてください。

テーマ 覚えておきたいポイント
ニオイの原因 多くは給水タンクの内側とフタのパッキンのぬめり。凍る前の水が汚れの温床になる。
お手入れの頻度 給水タンクと浄水フィルターは週1回、貯氷ケースは月1回、製氷皿は年1〜2回が目安。
掃除の前準備 作業前にかならず自動製氷を停止する。終わったら解除を忘れずに。
浄水フィルター 洗剤は使わず流水で押し洗い。交換の目安は3〜4年。
給水経路 メーカーで設計が違う。取扱説明書を確認してからクエン酸洗浄を検討する。
やってはいけないこと 塩素系漂白剤とお湯は使わない。変形や残留のリスクがある。
道具でラクにする 専用の洗浄剤と純正フィルターを常備しておくと、お手入れが習慣になりやすい。

こうして並べてみると、やることの多くは「洗う」より「決めておく」ことだと気づきます。

どのパーツを、どのくらいの間隔で触るのか。そこさえ決まっていれば、あとは体が勝手に動いてくれます。

製氷機の掃除は、頑張って一日で全部やり切るものではありません。
週に1回、給水タンクをさっと洗う。その小さな習慣が、いちばん確実に氷を守ってくれます。

まずは今夜、給水タンクを取り出してフタを開けてみてください。
パッキンの溝を指でなぞってみて、ヌルッとしたら、それがスタートの合図です。

なお、お手入れの手順やパーツの外し方は機種によって違うので、最終的にはお使いの冷蔵庫の取扱説明書とメーカー公式サイトの案内をご確認くださいね。

透きとおった氷が、カランと澄んだ音を立てるグラス。
あの気持ちよさは、たった3分のお手入れの先にありますよ!

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