「ニトリのドラム式洗濯機って、安くて魅力的だけど実際のところどうなの?」そんな風に思っていませんか?
私も家電量販店で働いていると、ニトリのドラム式洗濯機の評判についてお客様から質問されることがよくあります。デザインもシンプルで、何より価格が手頃なのは嬉しいポイントですよね。
ただ、一方で「すぐに壊れるんじゃないか」「乾燥機能はちゃんと使えるの?」といった不安の声も耳にします。高価な買い物だからこそ、絶対に失敗したくない、というのが本音だと思います。
そこでこの記事では、ニトリのドラム式洗濯機の購入を検討しているあなたが抱える疑問や不安を解消できるよう、現役の家電店員だからこそお伝えできるリアルな情報をお届けします。この記事を読めば、あなたにぴったりの一台かどうか、きっと見えてくるはずです。
ニトリのドラム式洗濯機の口コミ!評判を徹底解説

ニトリのドラム式洗濯機は、その価格の手頃さから多くの注目を集めています。ここでは、お客様からよく聞かれる基本的な評判や性能について、一つひとつ丁寧に解説していきますね。
購入を考える上で、まず知っておきたいポイントを一緒に見ていきましょう。
ドラム式洗濯機がよくないと言われる理由
ドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで一台でこなせるのでとても便利ですが、一方で「買ってみたらうちには合わなかった」というお声も、実は少なくないんです。私が店頭でお客様とお話ししていても、いくつかの共通した理由が浮かび上がってきます。
まず一番よく聞かれるのが、価格に関する点です。やはり、同じ容量の縦型洗濯機と比べると、本体価格が高くなる傾向があります。最新の多機能モデルになると、数十万円になることも珍しくありません。せっかく高い買い物をしたのに、使いこなせなかったらどうしよう、と購入をためらう方もいらっしゃいますね。
次に、機能面での不満点です。特に乾燥機能への期待値が高いと、「思ったより乾きムラがある」「厚手のパーカーなどが完全に乾かない」といったギャップを感じることがあるようです。また、洗濯時間が縦型よりも長くなる傾向があるため、急いでいる時には不便に感じるという声もあります。
そして、意外と見落としがちなのが、日々の使い勝手です。ドラム式はドアが本体の前面についているため、洗濯物を出し入れするたびに、どうしても腰をかがめる姿勢になります。この動作が、毎日のこととなると「結構大変…」と感じる方もいらっしゃるんです。
さらに、乾燥機能を使うと必須になるのが「乾燥フィルター」のお手入れです。これを怠ると乾燥効率が落ちたり、エラーの原因になったりするため、縦型にはない手間をデメリットと感じるお客様もいらっしゃいます。
こうした点を総合的に考えて、ご自身のライフスタイルに本当に合っているかを見極めることが、後悔しないための大切な第一歩だと思います。
壊れやすいって本当?
「ニトリの家電は安い分、品質が心配」「すぐに壊れてしまうのでは?」というお声は、私も店頭で本当によく耳にします。特に洗濯機のような大型家電となると、耐久性は気になりますよね。
実際のところどうなのか、というと「一概には言えない」というのが正直なところなんです。例えば、あるブロガーの方は、ニトリのドラム式洗濯乾燥機を毎日1〜2回、4ヶ月間にわたって使い続けても、一度も故障やエラーは発生しなかったと報告されています。基本的な使い方をしている分には、すぐに壊れるようなことはなさそうですね。
ただ、その一方で、そのブログの追記には「その直後に壊れてしまった」という衝撃の報告もありました。また、別の方の口コミでは「購入して5日で電源が入らなくなった」という初期不良のケースも報告されています。こればかりは、どんなメーカーの製品であっても一定の確率で起こりうる「当たり外れ」のような側面もあるのかもしれません。
私がお客様にお伝えしているのは、大手国内メーカーの製品と比べて、ニトリの製品が極端に壊れやすいというデータがあるわけではない、ということです。むしろ、ニトリでは大型家電に対して5年保証(※一部対象外あり)を設けている場合が多いので、万が一の故障に対する備えはしっかりしていると言えます。
この保証を手厚いと感じるか、それとも故障のリスクと捉えるかは人それぞれですが、購入後の安心材料の一つとして考えて良いのではないでしょうか。
どこのメーカー製?
「この洗濯機、ニトリが作ってるんですか?」という質問も、お客様からよくいただきます。実は、ニトリで販売されている家電製品の多くは、ニトリが自社で工場を持って製造しているわけではないんですよ。
これは「OEM(オーイーエム)」という方式で、他のメーカーが製造した製品を、ニトリのブランドとして販売する仕組みなんです。身近な例で言うと、スーパーやコンビニのプライベートブランドのお菓子なども、有名なお菓子メーカーが作っていることが多いですよね。それと同じような仕組みです。
では、ニトリのドラム式洗濯機はどこのメーカーが作っているのかというと、主に中国の大手家電メーカー「美的集団(Midea/ミデア)」が製造を担っていると言われています。このメーカー名、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界的にはテレビや白物家電で非常に大きなシェアを持つグローバル企業なんです。
「中国メーカー」と聞くと、品質を心配されるお客様もいらっしゃいますが、そこはニトリが独自の品質基準を設けて、製造を委託しています。つまり、ニトリのお眼鏡にかなった、信頼できるメーカーが作っていると考えて良いと思います。
安さの秘密は、こうしたOEM方式で開発や広告にかかるコストを抑えている点にあるんですね。
実際の評判は?良い口コミと悪い口コミ
私が店頭でお客様から直接お伺いする、ニトリのドラム式洗濯機の評判は本当に様々です。購入を検討する上で、良い点も気になる点も両方知っておくのが大切ですよね。
まず、良い口コミとして圧倒的に多いのは、やはり「価格の安さ」です。「ドラム式で乾燥機能まで付いてこの値段は、他にはない」「初めてのドラム式として、気軽に試せるのが嬉しい」といったお声は、本当にたくさんいただきます。また、「デザインがごちゃごちゃしていなくて、洗面所に置いてもスッキリ見える」「難しい機能は要らないから、これくらいシンプルなのがちょうどいい」と、デザインや機能のシンプルさを評価する方も多いですね。
一方で、少し気になる評判も耳にします。代表的なのが「振動と音」に関するものです。「脱水時の音が思ったより大きい」「キャスター付きの洗濯機台に置いたら、家が揺れるかと思うくらい振動した」という口コミがありました。これは、製品自体の特性もありますが、設置する床の強度や、水平に設置されているかどうかも大きく影響する部分です。購入の際は、設置環境もしっかり確認することが大切ですね。
他にも、「使い始めのプラスチックのような機械的な臭いが、数ヶ月気になった」「操作パネルのボタンがフラットで反応が良すぎて、意図せず触れてしまい運転が止まることがある」といった、細かい使い勝手に関するご意見もあります。
価格とのバランスを考えながら、これらの点がご自身にとって許容範囲かどうかを判断するのが良いと思います。
気になる電気代
(ニトリ採用)
メリット:構造がシンプルなため、製品本体の価格を安く抑えられる。ニトリのドラム式が10万円前後という驚きの価格を実現できている大きな理由
デメリット:乾燥時の消費電力が大きくなる傾向がある
(上位モデル主流)
メリット:省エネ性能が高い。電気代を抑えられる
デメリット:構造が複雑なため、製品本体の価格が高くなる
(ニトリの約半分)
(月1,000円以上の差)
メリット:構造がシンプルなため、製品本体の価格を安く抑えられる。ニトリのドラム式が10万円前後という驚きの価格を実現できている大きな理由
デメリット:乾燥時の消費電力が大きくなる傾向がある
メリット:省エネ性能が高い。電気代を抑えられる
デメリット:構造が複雑なため、製品本体の価格が高くなる
1回あたり:約72.5円
月間(毎日使用):約2,175円
ヒートポンプ式
1回あたり:約36~48円(ニトリの約半分)
月間(毎日使用):約1,080~1,440円
→ 月1,000円以上の差
ドラム式洗濯機を選ぶ上で、本体価格と同じくらい気になるのが、毎日の運転にかかる電気代、いわゆるランニングコストですよね。特にニトリのドラム式洗濯機は、この電気代について知っておきたいポイントがあるんです。
それは、乾燥方式に「ヒーター式」を採用しているという点です。ヒーター式というのは、簡単に言うとドライヤーのようにヒーターで温めた風を衣類に当てて乾かす仕組みです。この方式のメリットは、構造がシンプルなため、製品本体の価格を安く抑えられることです。ニトリのドラム式が10万円前後という驚きの価格を実現できている大きな理由の一つですね。
一方で、デメリットもあります。それは、パナソニックや日立などの上位モデルで主流となっている「ヒートポンプ式」に比べて、乾燥時の消費電力が大きくなる傾向があることです。ヒートポンプ式は、空気中の熱を集めて利用する、いわば除湿機のような仕組みで効率よく乾かすため、省エネ性能が高いんです。
ある検証データによると、ニトリのドラム式洗濯機(10kgモデル)で洗濯から乾燥まで運転した場合、1回あたりの電気代は約72.5円という結果が出ています。これは、ヒートポンプ式のモデルと比較すると、およそ1.5倍から2倍の電気代になる計算です。もし毎日乾燥機能を使うご家庭であれば、この差が月々、年間の電気代に響いてくる可能性はあります。購入前に、ご自身の乾燥機能の使用頻度と、長期的な電気代のバランスを考えてみることが重要ですね。
乾燥機の使い心地
毎日使うものだからこそ、実際の使い心地はとても重要ですよね。ニトリのドラム式洗濯乾燥機には、価格の安さだけではない、使い勝手に関するいくつかの大きな特徴があります。
お客様から「これは嬉しい!」というお声を最も多くいただくのが、「乾燥フィルターの掃除が不要」という点なんです。
一般的なドラム式洗濯機は、乾燥運転をするたびに、本体上部などにあるフィルターに溜まったホコリを取り除く必要があります。これが意外と面倒で、サボってしまうと乾燥効率が落ちたり、エラーの原因になったりするんですね。
しかし、ニトリの製品はこのフィルター掃除が基本的に不要です。洗濯や乾燥で出た糸くずやホコリは、洗濯水と一緒に洗い流され、本体下部にある「排水フィルター」に集まる仕組みになっています。この「毎回のお手入れ」が一つ減るだけで、日々の家事の負担がぐっと軽くなると、多くのお客様に喜ばれています。
ただ、その一方で、いくつか注意点も。
その「排水フィルター」は週に1回程度のお手入れが推奨されていますが、掃除の際にキャップを外すと、構造上どうしても内部に残っていた水が少し漏れてしまうようです。多くの方は、あらかじめ下にタオルを敷くなどして対応されていますね。
また、本体の高さが大手メーカーのドラム式に比べて低めに設計されているため、「洗濯物の出し入れの時に、結構深くかがまないといけないのが少し大変」と感じる方もいらっしゃいます。
この点は、市販のかさ上げ台などを利用すると、使いやすさが大きく改善されると思いますよ。
口コミから分析!ニトリのドラム式洗濯機購入ガイド

ここからは、具体的なモデルの口コミや、購入後に後悔しないためのポイントをさらに詳しく見ていきましょう。
ご自身の家族構成や使い方をイメージしながら読み進めてみてくださいね。きっと、より具体的な判断材料が見つかるはずです。
容量6kgモデルの口コミと評価をチェック
ニトリのドラム式洗濯機には、実は乾燥機能が付いていない、洗濯容量6kgのモデル(ND60UL1)もラインナップされているんです。
このモデルの最大の魅力は、なんといっても価格。ドラム式でありながら、約5万円という驚きの安さで手に入るため、特に一人暮らしや二人暮らしの方、そして「乾燥機能は必要ないけれど、ドラム式の節水効果や衣類への優しさは欲しい」という方から、非常に高い人気を集めています。
このモデルを選ぶお客様は、外干しがメインで、乾燥機能は使わないと割り切っている方がほとんどです。縦型洗濯機からの買い替えで、初めてドラム式を試してみたいという方にも、導入のハードルが低くておすすめですね。
また、特筆すべきはそのスリムさ。乾燥機能を搭載していない分、本体の奥行きが約45cmと非常にコンパクトに設計されています。日本の住宅事情に多い、スペースが限られた洗濯機置き場にもスッキリ収まる可能性が高く、「ドラム式は大きいから」と今まで設置を諦めていたお客様からも、「これなら置ける!」と喜ばれることが多いんですよ。
節水性能も高いので、毎日の洗濯回数が多いご家庭のセカンド洗濯機としても活躍してくれそうですね。
大容量10kg・12kgモデルの口コミは?
ニトリのドラム式洗濯乾燥機の中で、主力となっているのが洗濯10kg/乾燥5kgの「ND100KL1」と、さらに大容量な洗濯12kg/乾燥6kgの「ND120KL1」です。
これらのモデルは、育ち盛りのお子さんがいるご家庭や、週末にまとめて洗濯をする共働きのご家庭など、洗濯物の量が多いファミリー層から絶大な支持を得ています。
人気の理由は、やはりその圧倒的なコストパフォーマンスです。10kgモデルが約10万円、12kgモデルでも約13万円という価格は、大手国内メーカーの同等クラスの製品が20万円以上することを考えると、まさに破格と言えます。
お客様からは、「子どもが毎日汚してくる服も、夜のうちに洗濯から乾燥まで済ませられるので本当に助かる」「天気を気にせず洗濯できるようになっただけで、家事のストレスが半分になった」といった、家事の時短につながる点を評価する声が後を絶ちません。
もちろん、洗剤の自動投入機能やスマホ連携といった最新機能はありませんが、「洗う・乾かす」という基本的な性能がしっかりしていれば十分、と考えるご家庭にとっては、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
特に、これまで縦型洗濯機と衣類乾燥機を別々に使っていたご家庭からは、「一台で済むようになって、洗面所が広くなった」という喜びの声も聞かれます。
スリムタイプの口コミ
先ほど「容量6kgモデル」の項目でも少し触れましたが、ニトリのドラム式洗濯機の中でも、乾燥機能のない6kgモデル「ND60UL1」は、その「スリムさ」が際立った特徴となっています。本体の奥行きが約45cmというコンパクト設計は、他のメーカーのドラム式と比較してもトップクラスのスリムさです。
このスリムさのおかげで、これまで設置が難しかった様々な場所に置ける可能性が広がります。例えば、一般的なマンションやアパートに備え付けられている「防水パン」は、サイズが小さいことが多く、ドラム式洗濯機の設置を妨げる一因となっていました。しかし、このモデルなら、一般的な防水パンにもすっぽり収まるケースが多いんです。
「ずっとドラム式に憧れていたけれど、スペースの問題で諦めていた」というお客様が、このモデルの存在を知って、念願のドラム式デビューを果たした、というお話もよく伺います。
また、ドラム式は縦型に比べて使用する水の量が少ないため、節水効果が高いという大きなメリットがあります。水道代が気になる方や、環境への配慮をしたいと考えている一人暮らしの方にも、このスリムモデルは非常におすすめです。
価格、設置性、そして節水性能という三つの大きな魅力で、多くの方に満足いただいているモデルですね。
買ってはいけない洗濯機の5つの特徴
これはニトリの製品に限った話ではありませんが、私が家電量販店の店頭でお客様とお話しする中で、洗濯機選びで後悔しないために、いつもお伝えしている「避けた方が良い洗濯機」の5つの特徴があります。
高価な買い物で失敗しないために、ぜひ参考にしてみてください。
平均的な寿命は何年?
「この洗濯機、何年くらい使えますか?」というご質問は、お客様から必ずと言っていいほどいただく、最も気になるポイントの一つですよね。
ドラム式洗濯機の場合、各メーカーが「設計上の標準使用期間」というものを定めており、これが一般的に7年~10年とされています。これは、「この期間は安全上、問題なく使えますよ」という目安の年数です。
ただし、これはあくまで平均的な使用状況を想定した目安であり、実際にはお客様の使い方によって寿命は大きく変わってきます。
例えば、洗濯物の量が多くて毎日2回、3回と運転するご家庭や、乾燥機能を毎回のように使用するご家庭では、部品の消耗も早くなるため、寿命が短くなる傾向があります。逆に、洗濯の頻度が少なく、大切にお手入れをされていれば、10年以上問題なく使えるケースももちろんあります。
私が店頭で多くのお客様のお話を聞いている実感としては、やはり購入から5年を過ぎたあたりから、何かしらの不具合が出始めることが多いように感じます。「乾燥の効きが悪くなった」「脱水時に変な音がするようになった」といった症状ですね。
修理には出張費や部品代で数万円かかることも珍しくなく、そのタイミングで修理するか、新しいものに買い替えるかで悩まれる方が非常に多いです。
困った時の説明書の探し方
「いざという時に限って、取扱説明書が見つからない!」ということは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。特に洗濯機は機能が多いので、エラー表示が出た時や、特別なコースを使いたい時など、説明書が必要になる場面は意外と多いですよね。
もしニトリの製品で説明書をなくしてしまっても、全く心配はいりません。ニトリの公式通販サイトである「ニトリネット」で、簡単に見つけることができるんです。
探し方はとてもシンプルです。
まず、ニトリネットでお使いの洗濯機のモデル名(例えば「ND100KL1」など)を検索して、商品ページを開きます。金額が表示されている箇所を少しスクロールしていくと、「組立説明書/取扱説明書」という項目があり、そこにPDFファイルへのリンクが用意されています。
これをクリックすれば、いつでもスマホやパソコン、タブレットで説明書全文を読むことができます。
PDFなので、必要なページを拡大して見ることもできますし、キーワードで検索することも可能なので、紙の説明書を探し出すよりもかえって便利な場合もあるかもしれません。
急なトラブルで困った時でも、公式サイトからすぐに確認できるということを覚えておくと、とても安心だと思いますよ。
総括:ニトリのドラム式洗濯機の口コミと評判
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。