ドラム式洗濯機の洗剤はなんでもいい？違いと選び方を徹底解説！

「せっかく最新のドラム式洗濯機にしたのに、なんだか汚れ落ちがイマイチ…」
「タオルが黒ずんできた気がする…」
そんなお悩み、ありませんか？

もしかしたら、原因は毎日使っている「洗剤」にあるのかもしれません。

家電量販店で働く私が、お客様から意外と多くいただくのが、ドラム式洗濯機の洗剤に関するご相談なんです。

実は、ドラム式洗濯機は少ない水で洗うという特性上、洗剤との相性がとっても重要。間違った洗剤を選ぶと、洗浄力が半減するだけでなく、故障の原因に繋がることも…。

この記事では、液体・粉末・ジェルボールの違いから、便利な自動投入機能の注意点まで、あなたの洗濯を劇的に変える洗剤選びのコツを徹底解説します。

もう洗剤選びで迷わない、スッキリ解決のお手伝いをさせてくださいね！

ドラム式洗濯機の洗剤選びで失敗しないための基本

ドラム式洗濯機の性能を最大限に引き出すためには、まず洗剤の基本を知ることが大切です。ここでは、洗剤選びの基本となるポイントをいくつかご紹介しますね。

縦型洗濯機との違いや、それぞれの洗剤タイプの特徴を一緒に見ていきましょう。

ドラム式洗濯機の洗剤はなんでもいいの？

「ドラム式洗濯機の洗剤は、今まで使っていたものでも大丈夫？」これは、本当によく聞かれる質問ですね。結論から言うと、できれば「ドラム式用」や「ドラム式にも使える」と書かれた洗剤を選ぶことをおすすめします。

なぜなら、ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と比べて、使用する水の量がとても少ないのが特徴だからです。少ない水でたたき洗いをするため、泡立ちが良すぎる洗剤を使うと、泡がクッションの役割をしてしまい、衣類がうまく叩きつけられず、洗浄力が落ちてしまうことがあるんです。

さらに、泡が多すぎるとセンサーが誤作動を起こして、すすぎの時間が長くなったり、追加で水を使ってしまったりと、かえって非効率になることも。

ドラム式専用の洗剤は、この泡立ちを抑えるように作られています。洗浄成分はしっかり配合しつつ、少ない水でも効果を発揮できるように工夫されているんですね。

ですから、ドラム式洗濯機の性能をしっかり引き出すためには、専用の洗剤を選ぶのが一番の近道だと思います。

ドラム式洗濯機で使ってはいけない洗剤

先ほどもお伝えしたとおり、ドラム式洗濯機では泡立ちすぎる洗剤は避けたほうが良いですね。具体的には、一般的な「縦型専用」と書かれている粉末洗剤の一部は、泡立ちが豊かなものが多いため注意が必要です。

また、意外と知られていないのが「酸素系漂白剤（粉末タイプ）」の単独での使用です。オキシクリーンなどが有名ですよね。

縦型洗濯機で人気の「オキシ漬け」ですが、ドラム式洗濯機で同じように使うのは故障の原因になる可能性があるため、多くのメーカーが推奨していません。

理由としては、やはり泡が大量に発生してしまうこと、そしてドラム式は途中でフタを開けて浮いてきた汚れをすくい取ることができない構造だからです。

もし漂白剤を使いたい場合は、液体タイプの酸素系漂白剤を選んだり、衣類用の塩素系漂白剤を説明書に従って正しく使ったりするのが安心ですね。

洗剤を選ぶ際は、パッケージの裏側にある対応洗濯機の表示を一度チェックする習慣をつけると、失敗が少なくなると思います。

液体・粉末・ジェルボール、洗剤の違いと比較

洗剤にはいろいろなタイプがあって、どれを選べばいいか迷いますよね。それぞれの特徴を知って、ライフスタイルに合わせて使い分けるのがおすすめです。

このように、それぞれに良い点と少し注意が必要な点があります。

例えば、普段は手軽なジェルボールを使い、汚れがひどいものがある時だけ洗浄力の高い粉末洗剤を使う、といった使い分けも賢い方法ですね。

洗剤自動投入機能で使える洗剤の種類

最近のドラム式洗濯機で人気の「洗剤自動投入機能」、とても便利ですよね。私も自宅で使っていますが、毎回の計量の手間が省けるのは本当に楽です。

この自動投入機能で使えるのは、基本的に「液体洗剤」と「柔軟剤」です。粉末洗剤やジェルボールは投入タンクに入れられないので注意してくださいね。

さらに、液体洗剤なら何でもOKというわけでもないんです。多くの洗濯機では、水量30Lに対して使用する洗剤の量が決まっています。

例えば、一部の液体石けんのように、規定量が多すぎるものは設定の上限を超えてしまい、使えない場合があります。また、粘度が高すぎる洗剤も、詰まりの原因になる可能性があるため避けたほうが良いでしょう。

自動投入機能を使う際は、お使いの洗濯機の説明書を確認し、推奨されているタイプの洗剤を選ぶのが一番です。最近では「自動投入用」と書かれた濃縮タイプの洗剤も増えてきているので、そういったものを選ぶと間違いがないと思います。

洗剤はどこに入れる？投入口の正しい場所

「洗剤って、洗濯物の上に直接かけちゃダメなの？」と聞かれることがありますが、基本的には専用の投入口に入れるのが正解です。

ドラム式洗濯機の場合、本体の前面上部にある引き出し式のケースが投入口になっていることが多いですね。

引き出しの中は仕切りで分かれていて、「液体洗剤用」「柔軟剤用」「粉末洗剤用」など、入れる場所が指定されています。これを間違えてしまうと、洗剤や柔軟剤が適切なタイミングで投入されず、効果がなくなってしまうので注意が必要です。

特に柔軟剤は、最後のすすぎのタイミングで投入されることで効果を発揮するので、洗剤と一緒の場所に入れてしまうと、洗浄成分で効果が打ち消されてしまいます。

なぜ投入口に入れるのが良いかというと、洗濯機が最適なタイミングで洗剤を水と混ぜ合わせ、洗濯槽全体に均一に行き渡らせてくれるからです。衣類に直接かけると、その部分だけ洗剤の濃度が濃くなってしまったり、溶け残りの原因になったりすることがあるんですよ。

おすすめの洗剤とドラム式洗濯機の疑問を解決

ここからは、もう少し踏み込んで、お客様からよくいただく具体的な質問にお答えしていきますね。
人気の洗剤のことから、日々のお手入れのコツまで、知っていると役立つ情報をご紹介します。

人気のアタックゼロはドラム式でも使える？

「アタックZERO（ゼロ）」は、洗浄力の高さでとても人気がありますよね。店頭でも「これ、うちのドラム式で使える？」とよくご質問いただきます。

はい、アタックZEROはドラム式洗濯機でも問題なく使えます。
実はアタックZEROには、「レギュラータイプ」と「ドラム式専用」の2種類がラインナップされています。

どちらも高い洗浄力を誇りますが、「ドラム式専用」のほうは、少ない水で洗うドラム式で起こりがちな衣類の黒ずみを防ぐ成分が配合されているのが特徴です。

お客様の中には、実際に両方使ってみて、「ドラム式専用のほうが洗い上がりがスッキリする気がする」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

もし黒ずみが気になるようでしたら、ドラム式専用を選んでみるのが良いかもしれませんね。洗浄力や消臭力については、どちらのタイプも非常に評判が良いので、安心して使える洗剤の一つだと思います。

コスパ最強！節約につながる洗剤の選び方

毎日のことだから、洗剤のコストは気になりますよね。コストパフォーマンスを考えるなら、まず注目したいのは「粉末洗剤」です。

一般的に液体洗剤やジェルボールに比べて、1回あたりの洗濯コストが安い傾向にあります。特に、育ち盛りのお子さんがいて、毎日たくさんの洗濯物を洗うご家庭には嬉しいポイントじゃないでしょうか。

次に「濃縮タイプの液体洗剤」もおすすめです。1回に使う量が少ないので、一見ボトルが小さくても長持ちします。自動投入機能を使っている方にも、補充の手間が省けるので人気がありますね。

また、洗剤選びだけでなく、洗濯の仕方を工夫することでも節約につながります。

例えば、洗濯物をある程度ためて「まとめ洗い」をすれば、ジェルボールを使っても割高感が少なくなります。さらに、「すすぎ1回」に対応している洗剤を選べば、水道代と電気代、そして時間の節約にもなります。

ライフスタイルに合わせて、賢く洗剤を選んで、お得にお洗濯したいものですね。

洗剤投入口の奥のカビを防ぐ掃除方法

洗剤投入口は、洗剤の残りカスや湿気で、実はカビが発生しやすい場所なんです。定期的にお手入れして、清潔に保ちたいですよね。

基本的なお掃除は、月に1回程度で十分だと思います。
まず、投入ケースが取り外せる場合は、洗濯機から外してぬるま湯で洗い流しましょう。固まってしまった洗剤カスは、使い古しの歯ブラシなどで優しくこすると落ちやすいですよ。

もし黒カビが発生してしまったら、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤を使うのが効果的です。ケースを外して、漂白剤を溶かしたぬるま湯に30分〜1時間ほどつけ置きし、その後よくすすいでください。

お掃除が終わった後は、すぐにケースを戻さず、しっかりと乾かすのがカビを防ぐポイントです。
また、洗濯が終わった後は、少しの間投入口の引き出しを開けておいて、中の湿気を逃がしてあげるだけでも、カビの発生をかなり抑えることができますよ。

洗剤を入れすぎた時の対処法と注意点

「洗剤を多めに入れれば、汚れがもっと落ちるかも」と思って、つい多めに入れてしまうこと、ありませんか？実はこれ、逆効果になってしまうことが多いんです。

洗剤を入れすぎると、すすぎきれずに衣類に洗剤成分が残ってしまいます。これが肌荒れの原因になったり、残った洗剤が汚れを引き寄せて、衣類の黒ずみや黄ばみにつながったりすることもあるんです。ドラム式洗濯機の場合は、泡が立ちすぎて洗浄力が落ちる原因にもなります。

もし「入れすぎちゃった！」と気づいた場合は、すすぎの回数を1〜2回追加するのがおすすめです。洗濯機の設定で「すすぎ」だけを追加運転できる機種も多いので、試してみてください。

それでも洗剤のニオイや泡が気になる場合は、もう一度、洗剤を入れずに「洗い」から標準コースで洗濯し直すと安心です。洗剤は、パッケージに書かれている適量を守るのが、一番きれいに洗い上げるコツですね。

おすすめのドラム式洗濯機用洗剤ランキング

店頭でお客様とお話ししていると、どの洗剤が良いか本当に迷われている方が多いなと感じます。そこで、私がお客様からの評判や実際の洗浄力テストの結果などを参考に、おすすめの洗剤をランキング形式でご紹介しますね。

1位：花王 アタック 消臭ストロングジェル

洗浄力と消臭力で選ぶなら、これが一番というお客様が多いです。特に汗や皮脂のニオイに強く、部活動をされているお子さんのいるご家庭や、部屋干しが多い方に絶大な支持を得ています。

洗浄力も非常に高く、食べこぼしなどの頑固な汚れもしっかり落としてくれると評判です。

2位：P&G アリエール ジェルボール プロ

手軽さと洗浄力を両立したい方におすすめです。計量いらずでポンと入れるだけなので、忙しい朝でもストレスなくお洗濯ができます。

特に食べこぼしなどのリアルな汚れに強く、洗浄力の高さを実感される方が多いですね。まとめ洗いをするご家庭なら、コスパも悪くないと思います。

3位：ライオン NANOX one PRO

バランスの良さで人気の洗剤です。高い洗浄力はもちろん、キャップの使いやすさや残量の見やすさなど、容器の使い勝手もよく考えられています。

濃縮タイプなので1回に使う量が少なく、コスパが良い点も評価されています。どの洗剤にしようか迷ったら、まずこれを試してみるのも良いかもしれません。

総括：ドラム式洗濯機の洗剤について

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

• ドラム式洗濯機は縦型より水量が少ない
• そのため泡立ちが少ない専用洗剤が推奨される
• 泡立ちすぎると洗浄力が低下し故障の原因にもなる
• 使ってはいけないのは一部の粉末洗剤や酸素系漂白剤
• 液体洗剤は溶け残りが少なくすすぎ1回対応品が多い
• 粉末洗剤は洗浄力が高くコスパが良い
• ジェルボールは計量不要で手軽さが魅力
• 自動投入機能で使えるのは基本的に液体洗剤のみ
• 洗剤は衣類に直接かけず専用の投入口に入れる
• 柔軟剤は洗剤と投入口を間違えないようにする
• 洗剤の入れすぎは黒ずみや肌荒れの原因になる
• 入れすぎた場合はすすぎを追加するのが効果的
• 洗剤投入口は月に1回程度掃除するとカビを防げる
• 洗濯後は投入口を開けて湿気を逃がすのがコツ
• 自分のライフスタイルに合った洗剤を選ぶことが大切