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奥行きスリム冷蔵庫おすすめ!薄型で大容量を選ぶ方法|保存版

夕方、買い物袋を両手に提げてキッチンへ入った瞬間。冷蔵庫のふくらみとうしろのカウンターに挟まれて、体を斜めにしないと通れない…。そんな窮屈さに、思わずため息が出ること、ありませんか?

冷蔵庫の奥行きがスリムなモデルを探しているあなたに、先に結論からお話ししますね。

狭いキッチンの満足度を決めるのは、容量の大きさよりも「奥行きの圧迫感」のほうです。

もちろん、たくさん入るに越したことはありません。でも、毎日その前を何十回と行き来するのはあなた自身。数センチはみ出しているだけで、体の向きを変える動作が一日中積み重なっていきます。

しかも、悩んでいるのはあなただけではありません。売り場でいちばん多いご相談が、実は「置けるかどうか」なんです。

そこでこのページでは、奥行きの測り方から、薄型でも大容量を狙える現実的な選び方、そして正直な弱点まで、まるごと整理していきます。読み終わるころには、あなたのキッチンに置くべき一台の輪郭がはっきりしているはずです。

この記事のポイント
  • 奥行きサイズの正しい測り方
  • 通路幅から逆算する選び方
  • 薄型で大容量を狙うコツ
  • 薄型モデルの弱点と対策

奥行スリム冷蔵庫が狭いキッチンで効く理由

まずは、なぜ「奥行き」がそこまで大事なのかというお話から。

幅や高さよりも、実は奥行きのほうが暮らしの快適さに直結しています。その理由を、通路のゆとりと圧迫感という二つの角度から見ていきましょう。

奥行き5cmの差が通路のゆとりを変える

冷蔵庫の奥行きをスリムにしたいなら、本体奥行き65cm以下を目安に選び、通路幅60cmと扉を開くぶんの余白まで測るのが失敗しないコツです。

この「65cm」という数字、どこから来ているかというと、日本の一般的なシステムキッチンの奥行きなんです。

キッチンカウンターの面と冷蔵庫の面がそろうと、通路がまっすぐな一本の道になります。逆に冷蔵庫だけ5cm出っ張っていると、そこだけ道が細くなって、体をひねる動作が生まれてしまうというわけです。

たった5cm、と思うかもしれません。

でも、その5cmは食器棚の扉を開ける角度にも、床にモップをかけるときの取り回しにも効いてきます。とくに二人以上で立つキッチンだと、すれ違いのストレスが目に見えて減るはずです。

奥行きが効いてくる場面

すれ違い、扉の開閉、床のお掃除。この三つは、幅よりも奥行きの数センチに左右されます。置けるかどうかだけでなく、置いたあとの動きやすさで考えてみてくださいね。

容量よりも圧迫感を優先したい場面

とはいえ、「せっかく買い替えるなら大きいほうがいいのでは?」という気持ちもありますよね。

ここは正直にお伝えします。
キッチンの通路が狭いお家では、容量を一段階あきらめてでも奥行きを削ったほうが、満足度は高くなりやすいです。

理由はシンプルで、大きすぎる冷蔵庫は中身も使い切れなくなりがちだから。

日本電機工業会の案内でも、食品を詰め込みすぎると冷気の流れがさまたげられ、余分な電気を使ってしまうと説明されています。奥の壁が見えているくらいがちょうどいい、というわけですね。

【出典】一般社団法人 日本電機工業会『省エネのポイント 上手な使い方編』

つまり、パンパンに詰めて使う前提の大容量よりも、余白を持って回せるサイズのほうが理にかなっているんです。

そもそもの容量の目安から見直したい方は、家族人数ごとの選び方をまとめた容量別に冷蔵庫の選び方を整理した記事もあわせて読んでみると、判断がぐっとラクになると思います。

冷蔵庫の奥行きサイズの正しい見方

「容量より奥行き」という方針が決まったところで、次は測り方のお話へ。

実はここ、カタログの数字をそのまま信じると失敗しやすいポイントなんです。ふたつの落とし穴を先に潰しておきましょう。

本体奥行と据付必要奥行のちがい

カタログに載っている奥行きには、種類が二つあります。

ひとつは本体寸法の奥行き、もうひとつが「据付必要奥行寸法」です。

前者は箱そのものの厚み。後者は、放熱のためのすき間や、壁ぎわで扉をきちんと開くために必要な余白まで含んだ数字になります。

たとえばパナソニックの「NR-E45RY3」は、本体奥行きも据付必要奥行寸法もどちらも648mmと案内されています。ただ、機種によっては据付側が数センチ大きいこともあるので、見比べる習慣をつけておくと安心です。

【出典】パナソニック『冷凍冷蔵庫 NR-E45RY3』

メジャーで測るときは、壁から手前に向かって水平に伸ばすのがコツ。巾木があるお家は、その厚みぶん本体が前に出ることも忘れずに。

測り忘れが多い場所

床の巾木、コンセントの出っ張り、窓枠のふち。この三つは、実際の設置で数センチを奪っていく代表選手です。心配なときは、購入前に販売店へ設置場所の写真を見せて相談してみてください。

ハンドルや扉の出っ張りを含めた実寸

もうひとつの落とし穴が、ハンドルの厚みです。

商品ページの奥行き表記は、ハンドルや調節脚を除いた数字になっていることがあります。フラットな取っ手のモデルなら影響は小さいのですが、しっかり握れるバータイプだと、実際の出っ張りは数センチ増えます。

さらに大事なのが、扉を開いたときの張り出し。

片開きの冷蔵庫は、扉を90度以上開くと本体の側面からぐっと前に出ます。ここを見落とすと、「本体は入ったのに、引き出しが引けない」という悲しい事態になりかねません。

売り場でも、この扉の開き分を伝えるとハッとされる方がとても多いところです。

葵のワンポイントアドバイス

床に養生テープで冷蔵庫の四角を貼って、一日そのまま暮らしてみてください。頭で考えるより、体が答えを出してくれます。

奥行60cm以下で選べる冷蔵庫の実情

ここからは、実際にどのサイズ帯にどんな冷蔵庫があるのか、正直なところをお話ししますね。

期待だけふくらませて売り場に来ると、少しがっかりさせてしまうかもしれません。でも先に知っておいたほうが、確実に買い物はうまくいきます。

奥行50cm以下が小容量中心になる理由

結論から言うと、奥行50cm以下の冷蔵庫は、ほぼ小容量モデルに限られます。

目安としては150L前後まで。ひとり暮らし向けの2ドアタイプが中心で、家族で使う3ドア以上のモデルはこのサイズ帯にはほとんど見当たりません。

なぜかというと、冷蔵庫の奥行きには「断熱材の厚み」と「冷却器を置く空間」という、どうしても削れない部分があるからです。

薄くすればするほど、庫内に使える奥行きが減っていきます。奥行き50cmの本体だと、庫内に残るのは40cm前後。2Lのペットボトルを寝かせて置くのがやっとという世界です。

それでも、ワンルームや寝室のサブ機としては本当に頼りになる存在。奥行きが浅いぶん家具と面がそろって、お部屋がすっきり見えます。

ひとり暮らし用として検討している方は、生活スタイル別の容量の考え方をまとめた自炊派と外食派でサイズの目安を比べた記事が参考になるかと思います。

奥行65cm前後が大容量薄型の本命

では、家族で使う容量を確保しながら奥行きを抑えたいなら、どこを狙えばいいのでしょうか。

本命は、奥行き64cmから66cmのゾーンです。

ここが、いまの「薄型で大容量」の最前線。システムキッチンと面がそろう寸法でありながら、300Lから450Lクラスまで選択肢がそろっています。

「60cm以下じゃないとダメ」と思い込んでいた方も、ここで一度立ち止まってみてください。奥行き70cmを超えるモデルと比べれば、5cmから8cmは確実に手前が空きます。

奥行きの目安 容量の中心 向いている使い方
約50cm以下 150L前後まで ひとり暮らし、寝室のサブ機
約60cm前後 250Lから350L ふたり暮らし、自炊が中心
約65cm前後 300Lから450L 三人以上、まとめ買い派
約70cm以上 500L以上 広いキッチン、大家族

あくまで一般的な目安ですが、自分がどのゾーンを見ればいいのかの地図にはなるはずです。

扉の開き方と通路幅から決める置き方

サイズ帯の見当がついたら、次はいよいよ置き方の設計です。

ここで、他ではあまり語られない考え方をひとつ。私が売り場でご相談を受けるとき、必ず一緒に計算するのが「実効通路幅」という数字です。

やり方は簡単で、キッチンの向かい合う壁と壁の距離から、冷蔵庫の本体奥行きと扉の張り出しを引くだけ。この残りが、あなたが実際に歩ける幅になります。

目安としては、ひとりで通るなら60cm、すれ違うなら90cmほしいところ。ここを下回りそうなら、容量ではなく奥行きを削る判断が正解になります。

そして、扉の開き方の選び方。

  • 片開き
    幅が狭くても入りやすく、価格も手ごろ。ただし扉を開くと前方向への張り出しが大きくなります。
  • 観音開き
    扉一枚あたりの開く幅が半分で済むので、狭い通路と相性がよい形。そのぶん本体の幅は広めになりがちです。
  • 左右付け替え式
    小型モデルに多い方式で、引っ越しが多い方に安心。大型では選べないことがほとんどです。

片開きを選ぶときは、ヒンジの位置がとくに重要になります。

壁側にヒンジ、通路側に開くのが基本形。逆にしてしまうと、扉が壁に当たって90度も開かず、野菜室の引き出しが引けないという事態になります。

開き方で迷ったときの合図

冷蔵庫の右側に壁があるなら左開き、左側に壁があるなら右開きが基本です。シンクや調理台にいちばん近い側へ扉が開く形にすると、食材の出し入れがぐっとラクになります。

薄型冷蔵庫で後悔しやすい弱点

良いことばかり並べても、参考にならないですよね。ここでは正直に、薄型を選んだ方から後悔として聞こえてくる声をまとめておきます。

いちばん多いのが、庫内の奥行きが浅いぶん「奥に押し込む収納」ができないこと。

これは弱点であると同時に、実は長所でもあります。奥で忘れられて干からびる食材が減るからです。とはいえ、大皿の作り置きや大きな鍋ごとの保存を考えている方には、正直に物足りないと思います。

次に多いのが、扉ポケットの浅さ。

本体が薄い設計だと、扉ポケットの奥行きも詰められます。2Lのペットボトルが立つかどうかは、必ず仕様表で確認しておきたいところです。

それから、放熱の問題。

薄型モデルは背面や側面に熱を逃がす設計になっているので、壁にぴったり寄せると冷えが落ちることがあります。資源エネルギー庁の省エネの案内でも、庫内の温度設定や使い方で消費電力が変わることが紹介されていて、置き方は電気代にも関わってくる話なんです。

【出典】資源エネルギー庁『省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 キッチン』

必要なすき間はモデルごとに違うので、取扱説明書や設置説明図での確認をおすすめします。奥行きを削ったのに、壁ぎわに寄せすぎて電気代が上がる…では本末転倒ですものね。

奥行スリムで使いやすい注目モデル

お待たせしました。ここからは、薄さと使いやすさのバランスがとれた現行モデルを、じっくり二台ご紹介します。

たくさん並べても迷うだけなので、あえて絞りました。メーカーごとの得意分野から考えたい方は、各社の特徴を整理した冷蔵庫メーカーの強みを比べた記事ものぞいてみてください。

幅60cmで450Lが入る薄型の実力

まずは、パナソニックの「NR-E45RY3」から。

この機種のすごいところは、幅60cm・奥行64.8cm・高さ185cmという寸法で、450Lという容量を成立させている点です。450Lクラスといえば、以前は奥行き70cm前後が当たり前でした。それを、システムキッチンと面がそろう寸法にまで詰めてきたわけですね。

ではなぜ、これが狭いキッチンの悩みを解決してくれるのでしょうか。

答えは、通路の断面が変わるから。カウンターと冷蔵庫の面がそろうと、視線が奥まで抜けて、実際の面積以上に広く感じられます。数字上のスペック以上に、暮らしの体感が変わるタイプの一台です。

中身の使い勝手もよく考えられていて、冷凍室は93Lの容量を確保しています。ケースごと引き出せる構造なので、奥に埋もれた冷凍食品を発掘する作業から解放されるはず。まとめ買いや作り置きが多いお家とは、相性がとても良いと思います。

一方で、向かない方もはっきりしています。

高さ185cmは、身長によっては最上段が完全に手の届かない収納になります。踏み台が前提になるので、背の低い方や年配のご家族が主に使うお家では慎重に考えたいところ。片開きなので、扉を開く側に十分な余白があるかも要確認です。

お手入れの面では、天面に冷却ユニットを配置したトップユニット方式のため、上の面には物を置かない前提で考えておいてください。掃除のときは、本体の左右のすき間にホコリがたまりやすいので、季節の変わり目にサッと吸っておくと安心です。

幅54cmで自炊派に合う300Lクラス

もう一台は、三菱電機の「MR-CX30M」です。

こちらは奥行き656mmと、先ほどの機種より少し厚みがあります。ただ注目してほしいのは幅で、540mmという細さ。高さは1750mmと控えめで、300Lの容量を持っています。

「奥行きの話をしているのに、なぜ幅が細い機種?」と思われたかもしれません。

ここが、私がお伝えしたい大事なところ。
キッチンの窮屈さは、奥行きだけで決まるわけではないんです。冷蔵庫と反対側の壁のあいだが通路になるお家は奥行きが効きますが、冷蔵庫の横に食器棚やレンジ台を並べたいお家では、幅の細さが効いてきます。

つまり、あなたのキッチンで「削るべき一辺」はどこなのか。そこを見極めてから機種を選ぶのが、遠回りに見えていちばんの近道です。

機能面では、氷点下ストッカーが自炊派にうれしいところ。
氷点下から0度あたりの温度帯で保存できるので、まとめ買いしたお肉やお魚を凍らせずに保てます。週末にまとめて買って、平日に少しずつ使うスタイルの方には、この一室があるだけで献立の自由度が変わるはずです。

野菜室が真ん中にあるのも、地味に効いてくるポイント。重たい野菜やペットボトルを、腰をかがめずに出し入れできます。

向かないのは、冷凍食品をとにかくたくさんストックしたい方。
300Lクラスの冷凍室は、大型モデルほどの余裕はありません。ランニングコストについては、年間消費電力量が機種ごとに公表されているので、候補が絞れたら必ず数字を見比べてみてくださいね。

奥行きのスリムな冷蔵庫に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 奥行50cm以下で家族向けの容量はありますか?

A. 現行モデルでは、ほぼ見つからないと考えてください。

断熱材と冷却まわりの厚みが必要なため、奥行50cm以下は150L前後までの小型が中心です。

家族向けの容量が必要なら、奥行き64cmから66cmのゾーンから探すほうが現実的だと思います。

Q2. 薄型だと冷えにくいということはありますか?

A. 薄いこと自体が冷えの弱さにつながるわけではありません。

ただ、放熱のすき間が足りないと冷却効率は落ちやすくなります。設置説明書で指定されたすき間を確保してあげてください。

詰め込みすぎも冷気の流れをさまたげるので、余白を残す使い方がおすすめです。

Q3. 搬入経路はどこを測ればいいですか?

A. 玄関のドア幅、廊下の曲がり角、階段の踊り場の三か所が基本です。

本体の幅より10cmほど広い通り道があると安心という目安で見ておくとよいかと思います。

不安があるときは、購入前に販売店へ間取りを相談してみてください。事前の下見に対応してもらえる場合もあります。

Q4. 冷蔵庫の上に電子レンジを置いてもよいですか?

A. 機種によります。天板が耐熱仕様と明記された小型モデルなら置けることがあります。

一方で、天面に冷却ユニットがあるタイプは放熱をさまたげるため置けません。

取扱説明書に耐熱天板や耐荷重の記載があるかを必ず確認してから判断してくださいね。

狭いキッチンで満足できる一台の決め方

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
最後に、明日から動けるように要点をまとめますね。

まず測るのは、キッチンの通路幅です。
冷蔵庫の寸法より先に、あなたが歩く幅から決めていきます。

次に、その通路から逆算して本体奥行きの上限を出す。
システムキッチンと面をそろえたいなら65cm前後、家具と並べたいなら60cm以下、と目標がはっきりします。

そして、扉の開く向きと張り出しを確認。
ここまで決まってはじめて、容量の話に進むのが失敗しない順番です。

容量から入ると、どうしても大きいほうへ気持ちが引っぱられます。でも、あなたが毎日感じるのは容量ではなく、体の横をすり抜けるときのあの窮屈さのほう。

削るべき一辺は、奥行きなのか、幅なのか。

それが見えたとき、選ぶべき冷蔵庫は驚くほど絞られます。なお、寸法や仕様は改良で変わることがあるので、最終的な数値はメーカー公式サイトでご確認ください。

まずは今夜、メジャーを持ってキッチンに立ってみませんか?
壁から壁までの数字が、あなたの買い物のすべてを決めてくれるはずです。

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