「うそ、なんで…?」
洗濯機の下が水浸しになっているのを見つけた瞬間、頭が真っ白になりますよね。
その焦る気持ち、本当によく分かります!
でも大丈夫。まずは深呼吸してください。
洗濯機の下から水が漏れる原因は、実はたくさんあるんです。
簡単なホースのズレから、部品の劣化まで様々。
放置すれば床を傷めたり、カビの原因になったりと、もっと大変なことになりかねません。
この記事では、水漏れの主な原因と自分でできるチェック方法、そして修理が必要になった時の依頼先や費用まで、あなたの「どうしよう?」に寄り添いながら、一つひとつ丁寧に解説していきますね。
洗濯機の下から水漏れする原因と確認すべきポイント

洗濯機の下から水が漏れているのを見つけたら、まずは原因を特定することが大切です。
原因によって対処法も変わってきますから、慌てずにどこから水が漏れているのか、どんな状況で漏れるのかを一緒に確認していきましょう。
排水ホースや排水溝のつまり
洗濯機からの水漏れで、意外と多いのが排水周りのトラブルなんです。
洗濯物から出る糸くずや髪の毛、洗剤の溶け残りなどが、長い時間をかけて排水ホースや排水溝の内部に溜まってしまうんですね。
これが蓄積されると水の通り道が狭くなり、洗濯やすすぎの際に排出した水が行き場を失って逆流し、洗濯パンや床にあふれてしまうことがあります。
特に、排水ホースが折れ曲がっていたり、家具の下敷きになっていたりすると、水の流れがさらに悪くなるので注意が必要です。
まずは排水ホースがS字トラップなどにしっかり接続されているか、ホース自体に亀裂や穴がないかを目で見て確認してみてください。
次に、排水溝のフタや内部の部品を取り外して、ゴミが溜まっていないかチェックしてみましょう。
ここを掃除するだけで、水漏れがピタッと収まるケースも少なくないんですよ。
洗濯機の内部部品の故障や経年劣化
長年使っている洗濯機の場合、内部の部品が劣化して水漏れを引き起こすことがあります。
例えば、洗濯槽の水を循環させるためのポンプや、各部品をつなぐホース、水漏れを防ぐためのパッキンなどが考えられますね。
これらの部品はゴムやプラスチックでできていることが多く、時間とともに硬くなったり、ひび割れたりしてしまうんです。
洗濯機の平均的な寿命は、一般的に7年から10年くらいと言われています。もしお使いの洗濯機がこれくらいの年数に達しているなら、経年劣化による故障の可能性も視野に入れた方が良いかもしれません。
特に、洗濯やすすぎ、脱水といった特定の動作の時にだけ水が漏れてくる場合は、特定の部品が原因である可能性が高いと考えられます。
洗濯機の内部構造は複雑なので、ご自身で分解して修理するのはなかなか難しいと思います。外から見て原因が分からない場合は、無理せず専門の業者さんに相談するのが一番ですね。
洗濯物の入れすぎ
「ついたくさん洗いたいから」と、洗濯物をパンパンに詰め込んでいませんか?
実は、洗濯物の入れすぎも水漏れの原因になることがあるんです。
洗濯機には、一度に洗える容量が決められています。
この容量を超えて洗濯物を入れてしまうと、洗濯槽がうまく回転できず、水流が乱れて水が外にあふれ出してしまうことがあるんですね。
また、洗濯物が多すぎると、洗剤が溶け残ってしまいがちです。
この溶け残った洗剤がヘドロ状になって排水ホースなどに詰まり、結果的に排水エラーや水漏れを引き起こす原因にもなります。
特に、水を吸うと重くなるタオルやジーンズなどを一度にたくさん洗うときは注意が必要ですね。
洗濯物の量は、洗濯槽の7割から8割程度が目安と言われています。
少し余裕を持たせてあげることで、洗浄力もアップしますし、洗濯機への負担も減らせて一石二鳥ですよ。
給水ホースの接続部分から水が漏れている
蛇口と洗濯機をつなぐ給水ホースからの水漏れも、よくある原因の一つです。
まずは、蛇口側と洗濯機側の接続部分のナットが緩んでいないか、手で触って確認してみてください。長年の振動で、少しずつ緩んでしまうことがあるんです。もし緩んでいるようであれば、一度蛇口を閉めてから、しっかりと締め直してみましょう。
また、接続部分に使われているゴムパッキンが劣化して、水漏れを起こしている可能性も考えられます。パッキンは消耗品なので、弾力がなくなったり、ひび割れたりすると、隙間から水が漏れてきてしまいます。
ナットを締め直しても水漏れが改善しない場合は、パッキンの交換が必要かもしれません。ホームセンターなどで新しいパッキンを購入して交換するだけで、簡単に直ることもありますよ。
ホース自体に亀裂が入っている場合も同様に、新しいものへの交換を検討してください。
ドラム式洗濯機に特有の水漏れ原因とは
ドラム式洗濯機をお使いの場合、縦型洗濯機とは少し違う原因も考えられます。
最も多いのが、ドアのゴムパッキンのトラブルです。
パッキンに髪の毛や糸くずが挟まっていたり、経年劣化で破れていたりすると、その隙間から水が漏れ出てきてしまうんです。洗濯が終わった後に、パッキンの周りをさっと拭いてあげるだけでも、劣化防止につながりますよ。
もう一つ、ドラム式洗濯機で注意したいのが「糸くずフィルター」の詰まりです。
このフィルターは、洗濯中に出る糸くずなどを集めるためのものですが、定期的にお手入れしないと詰まってしまいます。
フィルターが詰まると、乾燥機能がうまく働かなくなったり、ひどい場合には水漏れの原因になったりすることもあるんです。
多くの機種で、本体の前面下部にお手入れ用のフタが付いています。取扱説明書を確認しながら、定期的にお掃除してあげてくださいね。
洗濯機の下から水漏れを放置するとどうなる?
「少しの水漏れだから大丈夫かな」と、つい後回しにしてしまう気持ちも分かります。
でも、洗濯機からの水漏れを放置するのは、実はとても危険なんです。
漏れた水が床材に染み込んでしまうと、フローリングが変色したり、腐食したりする原因になります。特にマンションやアパートの場合、階下のお部屋にまで水が漏れてしまうと、大変なトラブルに発展しかねません。
また、湿った状態が続くと、床下や壁の内部にカビが発生してしまうこともあります。カビは見た目が悪いだけでなく、アレルギーの原因になることもあると言われています。
さらに怖いのが、漏電のリスクです。
洗濯機の近くにはコンセントがあることが多いですよね。漏れた水がコンセントにかかると、漏電やショートを引き起こし、最悪の場合は火災につながる危険性もあるんです。
少しでも水漏れに気づいたら、放置せずにすぐに対処することが大切ですね。
下から水漏れする洗濯機|原因別修理方法と費用

原因がある程度わかったら、次はいよいよ対処法です。
ご自身で直せるものから、専門の業者さんにお願いした方が良いものまで様々です。
修理にかかる費用も気になりますよね。
ここでは具体的な修理方法や費用の相場について見ていきましょう。
まずは落ち着いて応急処置
水漏れを発見したら、まずは慌てずに応急処置を行いましょう。
二次被害を防ぐために、以下の手順で対応してください。
ここまで対応できれば、ひとまず安心です。
落ち着いてから、水漏れの原因を探っていきましょう。
自分でできる簡単な水漏れの直し方
専門の業者さんを呼ぶ前に、ご自身で直せるケースもあります。
以下のポイントを確認してみてください。
これらの対処法を試しても水漏れが改善しない場合は、洗濯機本体の故障が考えられます。
無理に自分で分解しようとせず、次のステップに進みましょう。
修理はどこに頼む?
洗濯機本体の修理が必要になった場合、どこに依頼すれば良いか迷いますよね。
主な依頼先としては、以下の3つが挙げられます。
依頼先 | メリット | デメリット |
---|---|---|
購入した家電量販店 |
保証期間内であれば無料で修理できる可能性がある
お店の窓口で相談できる安心感がある
|
保証期間が過ぎていると、修理費用が割高になることがある
|
洗濯機メーカー |
製品知識が豊富で、純正部品での修理が受けられるため安心
|
修理拠点によっては、対応に時間がかかる場合がある
|
町の水道修理業者 |
地域密着で、比較的早く駆けつけてくれることが多い
24時間対応の業者もある
|
業者によって技術力や料金に差があるため、慎重に選ぶ必要がある
|
私も家電量販店で働いているのでよく分かりますが、延長保証などに加入している場合は、まず購入したお店に連絡するのがおすすめです。
保証が切れている場合や、急いでいる場合は、メーカーや信頼できる修理業者さんに見積もりを依頼して比較検討するのが良いと思います。
その際は、必ず事前に見積もりを取り、料金に納得してから依頼するようにしてくださいね。
気になる修理費用の相場
修理を依頼する上で、一番気になるのが費用ですよね。
水漏れの修理費用は、原因や交換する部品によって大きく変わってきます。一般的な費用の相場をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
修理内容 | 費用の目安 |
---|---|
パッキン・ホースの交換 | 8,000円 ~ 20,000円 |
排水弁・水流センサーの交換 | 15,000円 ~ 30,000円 |
水位センサー・制御基板の交換 | 20,000円 ~ 40,000円 |
モーター・洗濯槽の交換 | 30,000円 ~ 60,000円 |
これらはあくまで目安の金額で、出張費や技術料が別途かかる場合がほとんどです。
特に、モーターや洗濯槽といった主要な部品の交換になると、修理費用も高額になりがちです。
修理の見積もり金額によっては、新しい洗濯機に買い替えた方が、長期的に見てお得になるケースもありますね。
買い替えを検討するサイン
修理費用が高額になる場合や、お使いの洗濯機が古い場合は、買い替えも一つの選択肢です。
以下のようなサインが見られたら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
最近の洗濯機は、節水・節電性能が格段に向上していますし、洗剤の自動投入機能やスマホ連携など、便利な機能もたくさん付いています。
私も店頭でお客様とお話ししていると、新しい洗濯機の進化に驚かれる方が本当に多いんですよ。
未然に防ぐための予防策
突然の水漏れトラブルを防ぐためには、日頃のちょっとした心がけが大切です。
難しいことはないので、ぜひ習慣にしてみてください。
日頃から少しだけ気にかけてあげることで、洗濯機は長く快適に使うことができます。ぜひ今日から実践してみてくださいね。
総括:洗濯機の下から水漏れする原因と対策
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。