「洗濯機の寿命って20年も持つのかな?」そんな疑問から、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
毎日使う洗濯機だからこそ、できるだけ長く使いたいと思うのは自然なことですよね。
私も家電量販店で働いているので、お客様から「うちの洗濯機、もう15年選手なのよ」なんて話を聞くと、なんだか嬉しくなります。
でも一方で、洗濯機が壊れる前兆のサインを見逃して、ある日突然動かなくなって大慌て…なんて話も耳にします。
この記事では、洗濯機の平均的な寿命から、買い替えを考えるべきサイン、そして気になる20年前の機種と最新モデルの電気代や水道代の比較まで詳しく解説していきます。
さらに、大切な洗濯機の寿命を20年に延ばすための秘訣や、長持ちしやすいメーカーの選び方まで、皆さんの疑問にしっかりお答えしていきますね。
20年もつ?洗濯機の寿命と買い替えのサイン

ここでは、洗濯機の寿命に関する基本的な情報や、買い替えを検討すべきタイミングについて見ていきましょう。
平均的な寿命から、故障のサイン、そして古い機種を使い続ける場合の電気代や水道代まで、具体的な数字を交えながら分かりやすく解説していきますね。
洗濯機の平均的な寿命は何年?
一般的に、洗濯機の平均的な寿命は7年から10年と言われています。これは、メーカーが修理用部品を保有している期間(補修用性能部品の保有期間)が、製造終了後7年程度であることが大きな理由なんです。
この期間を過ぎると、故障しても修理部品がなくて直せない…なんてことも出てくるんですね。
もちろん、これはあくまで目安の数字です。使い方やお手入れの頻度、設置環境によって、洗濯機の寿命は大きく変わってきます。お客様の中には、15年以上も同じ洗濯機を大切に使っている方もいらっしゃいますし、逆に5年ほどで調子が悪くなってしまうケースも耳にします。
洗濯機の心臓部とも言えるモーターの種類によっても、寿命は変わってくるんですよ。
一昔前の洗濯機に多かったのが「インバーター非搭載」のモーターです。これは運転のオン・オフしかできず、常にフルパワーで回転するため、モーターに負担がかかりやすく、寿命が短い傾向にありました。
一方、現在の主流である「インバーター搭載」のモーターは、洗濯物の量に合わせて回転数を細かく制御できます。これにより、モーターへの負担が少なくなり、結果として洗濯機自体の寿命も延びる傾向にあるんです。
最近のモデルはほとんどがこのインバーターを搭載しているので、昔の洗濯機よりは長持ちしやすくなっていると考えていいと思います。
洗濯機が壊れる前兆のサイン
洗濯機が完全に壊れてしまう前に、いくつかのサインを出していることが多いんです。これらの前兆に早めに気づくことができれば、突然の故障で慌てることも少なくなります。
ここで、いくつか代表的なサインをご紹介しますね。
これらのサインに気づいたら、まずは取扱説明書を確認して、自分で対処できる範囲かどうかを判断することが大切です.
洗濯機の買い替えどきを見極める
洗濯機が壊れる前兆サインが見られたとき、修理して使い続けるか、それとも新しいものに買い替えるか、悩むところですよね。
以下に、買い替えどきを見極めるためのポイントをいくつかご紹介します。
使用年数で判断する
先ほどもお伝えしたように、洗濯機の設計上の標準使用期間は多くのメーカーで7年とされています。
購入から7年以上経過していて、修理に費用がかかるような故障が出た場合は、買い替えを検討する一つのタイミングと言えます。
部品の保有期間も考えると、10年を超えている場合は、修理自体が難しくなる可能性も高まります。
修理費用で判断する
故障の症状にもよりますが、モーターや電子基板といった主要な部品の交換には、数万円の費用がかかることも少なくありません。
例えば、5万円の修理費用がかかるとしたら、もう少し予算を足して最新の節水・省エネモデルに買い替えた方が、長期的に見てお得になるケースも多いんです。
修理の見積もりを取って、その金額と新しい洗濯機の価格を天秤にかけてみるのがいいですね。
ライフスタイルの変化で判断する
家族が増えたり、お子さんがスポーツを始めて洗濯物が増えたりと、ライフスタイルが変わったときも買い替えのいい機会です。
洗濯物の量に対して容量が小さいと、一日に何度も洗濯機を回すことになり、電気代も水道代も余計にかかってしまいます。
今の暮らしに合った容量の洗濯機を選ぶことで、家事の効率もぐっと上がりますよ。
20年前の機種と最新モデルの電気代比較
「まだ使えるから」と古い洗濯機を使い続けている方も多いと思いますが、実は電気代で損をしている可能性があるんです。
20年前、2005年頃の洗濯機と、2025年の最新モデルとで、年間の電気代がどれくらい違うのか見てみましょう。
ここでは、一般的なご家庭でよく使われる洗濯容量8kgの縦型洗濯機を想定して比較してみます。
このように、最新モデルは20年前の機種に比べて、消費電力量が約半分になっていることがわかります。
年間の電気代に換算すると、約679円の差額です。
これはインバーター制御の進化や、モーターの効率が格段に向上したおかげなんですね。
洗濯はほぼ毎日行う家事なので、この差が10年、20年と積み重なると、かなりの金額になります。
もちろん、これはあくまで一例です。
機種や使い方によって差は出ますが、最新の洗濯機が非常に省エネになっていることは間違いありません。
20年前の機種と最新モデルの水道代比較
電気代と同じく、水道代も大きく変わるポイントです。洗濯は家の中でも特に水を使う家事の一つですから、ここの節水効果は家計に直結します。
先ほどと同じく、容量8kgの縦型洗濯機で比較してみましょう。
水道代で見ると、その差はさらに大きくなりますね。
年間で約3,504円もの節約につながる計算です。
最新モデルは、洗濯槽の形状を工夫したり、少ない水で効率よく洗えるように水流を制御したりする技術が非常に進化しています。
電気代と水道代を合わせると、年間で約4,183円もお得になる計算です。
もし10年使えば4万円以上の差になりますから、新しい洗濯機の購入費用の一部を十分にまかなえると言えるのではないでしょうか。
まだ使えるからと古い洗濯機を使い続けることが、必ずしも経済的とは限らない、ということですね。
洗濯機の寿命を20年に延ばす秘訣

ここからは、洗濯機の寿命を20年に近づけるための秘訣をお話していきましょう。
メーカー選びのポイントや日頃のお手入れ方法、そして丈夫さに定評のあるおすすめモデルまで、少し踏み込んでご紹介したいと思います。
寿命が長持ちしやすいメーカー
家電量販店で働いていると、お客様から「どこのメーカーが一番長持ちする?」とよく聞かれます。
これは非常に難しい質問で、正直なところ「このメーカーなら絶対大丈夫!」と言い切れるものはありません。
ただ、長年の経験やお客様からの評判を聞いていると、特定の部品にこだわって作っているメーカーは、やはり丈夫で長持ちする傾向があるように感じます。
特に、洗濯機の心臓部であるモーターを自社で開発・製造しているメーカーは、信頼性が高いと言えるかもしれません。
例えば、日立はモーターの研究開発に非常に力を入れていることで知られています。パワフルで耐久性の高いモーターは、洗濯機全体の寿命を支える重要な要素です。
また、パナソニックも、長年にわたって培ってきた技術力で、堅実なつくりの製品が多いという印象があります。シンプルな構造で故障が少ない、という声もよく耳にしますね。
壊れやすいメーカー
逆に「壊れやすいメーカーはどこ?」という質問もよく受けますが、これもまたお答えするのが難しい質問です。
特定のメーカーが他と比べて明らかに壊れやすい、ということは一概には言えません。
ただ、多機能で複雑な構造を持つモデルは、シンプルなモデルに比べて故障のリスクが高まる傾向はあるかもしれません。
例えば、乾燥機能や洗剤の自動投入機能など、便利な機能が増えれば増えるほど、部品の点数も多くなり、故障する可能性のある箇所も増えてしまいます。
また、海外メーカーの製品は、デザイン性が高い一方で、日本の水道水質や使用環境に合わずにトラブルが起きるケースも稀に耳にします。
修理の際に部品の取り寄せに時間がかかることもあるので、その点は考慮しておいた方がいいかもしれません。
メーカーというよりは、製品の「機能性」と「構造の複雑さ」が、故障のしやすさに影響を与える一つの要因、と考えるのがいいと思います。
丈夫な洗濯機の条件
では、具体的にどのような洗濯機が「丈夫」と言えるのでしょうか。
いくつかポイントを挙げてみますね。
1. ダイレクトドライブ(DD)モーター搭載
従来の洗濯機は、モーターの力をベルトを介して洗濯槽に伝えていました。このベルトが経年劣化で伸びたり切れたりすることが、故障の主な原因の一つだったんです。
一方、ダイレクトドライブ(DD)モーターは、モーターと洗濯槽が直結しているため、ベルトがありません。部品点数が少なくなることで、故障のリスクが低減し、運転音も静かになるというメリットがあります。
多くのメーカーが上位モデルにこのDDモーターを採用しています。
2. シンプルな構造
先ほどもお伝えしたように、機能がシンプルな洗濯機は、構造も単純であるため、故障のリスクが少ない傾向にあります。
洗濯と脱水という基本的な機能に絞ったモデルは、価格も手頃なものが多く、長く安心して使いたいという方にはおすすめです。
3. ステンレス製の洗濯槽
洗濯槽の素材も、耐久性に関わる重要なポイントです。
現在主流のステンレス槽は、プラスチック槽に比べて黒カビが発生しにくく、衛生的であることに加えて、傷がつきにくく丈夫であるという特徴があります。
清潔さと耐久性の両方を考えると、ステンレス槽を選んでおくと安心ですね。
洗濯機を長持ちさせる工夫
どんなに丈夫な洗濯機でも、使い方やお手入れ次第で寿命は大きく変わってきます。
大切な洗濯機を20年近く使い続けるために、今日からできる簡単な工夫をご紹介します。
頑丈さで選ぶおすすめモデル
最後に、これまでのポイントを踏まえて、特に頑丈さと耐久性に定評があり、お客様からの評判も良い最新モデルを一つご紹介しますね。
日立の「ビートウォッシュ」シリーズは、パワフルな洗浄力とモーターの丈夫さで昔から人気があります。この最新モデルであるBW-X120Mは、洗濯容量12kgと大家族にも対応できる大容量モデルです。
このモデルのすごいところは、やはり「ナイアガラ ビート洗浄」という独自の洗浄技術と、それを支えるモーターの強さですね。大流量のシャワーと高速回転で、ガンコな汚れもしっかり落としてくれます。
これだけパワフルに動いても、DDモーターを採用しているので運転音は比較的静かで、耐久性にも優れています。
また、「自動おそうじ」機能が搭載されているのも嬉しいポイントです。
洗濯のたびに、洗濯槽の裏側などをきれいな水で洗い流してくれるので、黒カビの発生を抑えて清潔な状態を保ちやすいんです。日頃のお手入れが楽になるだけでなく、洗濯機自体の寿命を延ばすことにも繋がります。
シンプルな操作性と堅牢な作りで、長く安心して使える一台として、自信を持っておすすめできるモデルですね。
総括:洗濯機の寿命を20年に延ばすために
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。