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象印とタイガーの炊飯器を徹底比較!機能や特徴の違いをプロが解説

炊飯器のメーカー

炊飯器を買い替えようと調べ始めたものの、タイガー象印の炊飯器どっちがいいのか迷っていませんか?

この2大メーカーは長年シェアを争うライバル関係にあり、それぞれに独自の強みがあります。タイガーは本物の土鍋を使った粒立ちの良い炊き上がりが魅力で、象印は鉄釜と炎舞炊き技術によるもっちり食感と強い甘みが特徴です。

これらの機能や特徴の違いを知らずに選んでしまうと、せっかく高い買い物をしたのに後悔することになりかねません。

実際に食べ比べをすると、美味しさの比較では明確な個性の違いが分かります。保温性能でも両者のアプローチは大きく異なり、ライフスタイルによって最適な選択が変わってきます。

最上位モデルの性能差はもちろん、コスパに優れた中級機でも十分な満足度が得られるモデルが存在します。

この記事では、家電量販店での経験を活かし、両メーカーの根本的な違いから具体的なおすすめ機種まで、あなたの炊飯器選びに必要な情報を全てお伝えします!

この記事のポイント
  • タイガーと象印が持つ独自の強み
  • ごはんの食感と味の具体的な違い
  • 保温性能やお手入れのしやすさの比較
  • 価格帯別のおすすめモデル
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象印とタイガーの炊飯器を徹底比較

クリーン家電ガイド:イメージ
  • タイガーと象印の炊飯器はどっちがいい?
  • シェアを争う永遠のライバル
  • 機能や特徴の違いをチェック
  • 内釜の素材と構造について
  • 気になる保温性能の違い
  • ご飯の食べ比べ!美味しさ比較

最初の章では、タイガーと象印という二大メーカーの「根本的な違い」に迫ります。

炊き上がりの個性から、それを生み出す内釜の秘密、そして気になる保温性能まで、多くのお客様が気にされるポイントを一つひとつ丁寧に比較していきますね。

タイガーと象印の炊飯器はどっちがいい?

私も家電量販店で働いていると、このご質問は本当によくいただきます。

いきなり結論からお伝えしてしまうと、「どちらも素晴らしい炊飯器ですが、ごはんの好みによって選ぶべきメーカーが変わる」というのが私の答えです。

すごくざっくりと特徴を分けると、このようになります。

メーカー炊き上がりの傾向得意な技術
タイガー粒立ちが良く、ふっくら・しゃっきり本土鍋(土鍋釜)
象印もっちり感が強く、甘みが豊か鉄釜(炎舞炊き)

もちろん、これはあくまで最上位モデルなどで見られる「基本的な個性」の話です。
タイガーは、本物の土鍋を使って、かまどで炊いたような香ばしく粒立ちの良いごはんを目指しています。お米一粒一粒の存在感をしっかり感じたい方に向いていますね。

一方の象印は、IHと相性の良い「鉄」の内釜にこだわり、強い火力で複雑な対流を起こして、お米の甘みともっちり感をとことん引き出すのが得意です。おかずがなくても食べられるような、甘くて粘りのあるごはんが好きな方にぴったりなんです。

お客様の好みをお伺いして、「うちは硬めのごはんが好き」という方にはタイガーを、「家族みんな粘りのあるごはんが好き」という方には象印を、というようにおすすめすることが多いですね。

このように、両メーカーは「理想のごはん」に対するアプローチが根本から異なります。
どちらが優れているというよりも、ご家庭の好みにどちらが合うか、という視点で選ぶのが正解だと思いますよ。

シェアを争う永遠のライバル

炊飯器売り場に行くと、本当にたくさんのメーカーが並んでいますが、その中でも象印とタイガーの存在感は圧倒的です。

実際のところ、炊飯器の国内シェアは、長年にわたってこの2社がトップを争っている状態なんです。特に象印は安定して高いシェアを持っていて、それをタイガーが追いかける、という構図が続いていますね。

以前、ある調査データを見たことがあるのですが、そこでも「炊飯器といえばどこのメーカー?」という質問に対して、象印が半数以上を占めていました。

アンケートで象印を選んだ方の理由として多かったのが、「昔からの信頼感・安心感」「炊飯器やポットの専門メーカーだから」といったブランドイメージに関するものでした。

これは私のお店でも実感することで、「やっぱり昔から使っている象印さんが安心できる」とおっしゃるお客様はとても多いです。長年かけて築き上げてきた信頼は、象印の大きな強みですよね。

ただ、なぜ象印がこれほどまでに強いのかというと、単なるイメージだけではありません。

一つは、製品ラインナップの豊富さです。
お求めやすいマイコン式から、IH式、そして最上位の「炎舞炊き」まで、あらゆる価格帯とニーズに応えるモデルを揃えています。

もう一つは、価格を含めた購入満足度の高さです。
特に3万円~5万円くらいの中級モデルでも、上位機種の技術がしっかり搭載されていて、「この価格でこの美味しさなら大満足」という声が多いのも特徴ですね。

もちろん、タイガーも「土鍋ごはん」という確固たるファン層を掴んでおり、高級モデル市場では象印と真っ向から勝負しています。まさに、お互いを高め合う「永遠のライバル」というわけです。

機能や特徴の違いをチェック

炊き上がりの個性だけでなく、毎日の使い勝手に関わる「機能」にも、両社の違いが現れていて面白いですよ。

ここでは、それぞれのメーカーを象徴する代表的な機能を表にまとめてみました。

機能カテゴリ象印の代表機能タイガーの代表機能
炊飯技術炎舞炊き(ローテーションIH)
底のIHヒーターを複数に分け、高速で切り替えることで複雑な対流を生み出し、お米を舞い踊らせます。
土鍋ご泡火(ほうび)炊き
本物の土鍋を使い、遠赤外線効果と土鍋ならではのきめ細かい「泡」で、お米を包み込むように優しく炊き上げます。
炊き分けわが家炊き
前回炊いたごはんの感想(硬さ・粘り)を入力するだけで、なんと最大121通りの中から好みの食感に微調整してくれます。
銘柄巧み炊きわけ
コシヒカリやあきたこまちなど、お米の銘柄が持つ個性を引き出す専用の炊飯プログラムです(70銘柄対応モデルなど)。
保温機能極め保温・うるつや保温
フタのセンサーが水分蒸発を検知し、最適な火加減でコントロール。最大40時間もおいしく保温できるとされています。
おひつ保温
木製のおひつを参考に、ハリつやポンプや内ぶたの加工で水分を調節。最長24時間、炊きたてに近い状態を保ちます。
便利機能クリーニング機能
炊き込みごはんの後など、ニオイ残りが気になるときに、蒸気で庫内を洗浄してくれる機能です。
少量高速&冷凍ご飯メニュー
お茶碗1杯分(0.5合)が最短約15分で炊けたり、冷凍保存しても美味しく解凍できる専用メニューが人気です。

象印の「わが家炊き」は、本当にすごい機能だと思います。
「もうちょっと硬いほうが…」「いや、粘りが欲しい」といったご家族の微妙な好みの違いを、炊飯器が学習してくれるんです。こだわり派のお客様には真っ先におすすめしていますね。

こうして見ると、象印は「好みの味をとことん追求する機能」や「保温時間の長さ」に強みがあります。

一方で、タイガーは「土鍋という素材の力を最大限に活かす技術」と、「少量高速」や「冷凍ご飯」といった現代のライフスタイルに合わせた便利機能に力を入れているのがわかりますね。

内釜の素材と構造について

クリーン家電ガイド:イメージ

炊飯器の「心臓部」とも言えるのが、お米を炊くための内釜(うちがま)です。

先ほどから「土鍋」と「鉄」という言葉が出てきていますが、まさにこの内釜の素材こそが、両メーカーの炊き上がりの違いを生み出す最大の秘密なんです。

タイガー:「本土鍋(ほんどなべ)」

タイガーの最上位モデルは、なんと本物の土鍋(三重県の伝統工芸品「萬古焼(ばんこやき)」)を内釜として採用しています。

土鍋は、金属製の釜と比べて「熱の伝わり方がゆっくり」で、「蓄熱性が非常に高い」という特徴があります。これにより、お米の甘みを引き出す酵素が働く時間を長く保ちつつ、沸騰後はその高い蓄熱性で一気にお米を炊き上げます。

さらに、土鍋ならではの「きめ細かい泡」がお米一粒一粒を優しく包み込むこと、そして遠赤外線効果で芯までふっくら炊き上げることで、あの料亭のような粒立ちの良いごはんが生まれるわけです。

象印:「豪炎かまど釜(ごうえんかまどがま)」

一方の象印は、「」という素材にこだわっています。なぜなら、鉄はIH(電磁誘導加熱)と非常に相性が良く、高い発熱効率と蓄熱性を兼ね備えているからです。

「豪炎かまど釜」は、IHの熱を効率よくお米に伝えるために、アルミやステンレスの層の間に鉄を挟み込んだ多層構造になっています。この内釜に、先ほどご紹介した「炎舞炊き」の強力なIHパワーを集中させることで、釜の中で激しい熱対流を生み出し、お米の甘みと粘りを最大限に引き出します。

内釜選びの注意点

どちらも魅力的な内釜ですが、注意点もあります。

タイガーの「本土鍋」は、本物の土鍋なので、強い衝撃を与えると割れてしまう可能性があります。もちろん保証はありますが、取り扱いには少し気を使いますね。

象印の「鉄釜」は、非常に頑丈ですが、その分ずっしりと重いのが特徴です。お米を研ぐときやお手入れの際に、この重さが少し大変、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

素材の力で優しく炊き上げるタイガーと、IHのパワーを鉄釜で最大限に活かす象印。このアプローチの違いが、そのまま炊き上がりの個性につながっているんですね。

気になる保温性能の違い

「炊きたては美味しいけど、保温するとすぐに味が落ちちゃう…」というお悩み、ありませんか?

炊飯器選びでは、炊き上がりと同じくらい「保温性能」も重要ですよね。この点においても、両メーカーは異なるアプローチをとっています。

結論から言うと、保温時間の長さと性能を重視するなら、象印に軍配が上がることが多いです。

象印:「極め保温」「うるつや保温」(最大40時間)

象印の保温技術は、まさに「魔法瓶」のノウハウが活かされています。
多くのモデルで「極め保温」や「うるつや保温」といった機能が選べ、なんと最大40時間もおいしく保温できるとうたっています。

これは、フタに取り付けられたセンサーが釜内の水分量を細かくチェックし、水分が蒸発しそうになるとフタの開閉を制御したり、火加減を自動で調整したりすることで、ごはんの乾燥や黄ばみを防ぐ仕組みなんです。

タイガー:「おひつ保温」(最大24時間)

タイガーの保温は「おひつ保温」と呼ばれています。
これは、昔ながらの「木製のおひつ」が、ごはんの水分をうまく調節して美味しく保つ仕組みを、現代の技術で再現しようというものです。

内ぶたに「親水加工」を施してつゆだれを防いだり、「ハリつやポンプ」で釜内の余分な水分を外に排出したりすることで、ごはんのベタつきを抑え、炊きたてのハリとツヤを保ちます。保温時間はモデルによりますが、最長で24時間となっています。

お店でお客様のお話を聞いていても、「象印の保温は、本当にごはんが黄色くなりにくくて助かる」というお声はよく耳にしますね。

ご家族で食事の時間がバラバラだったり、朝炊いたごはんを夜まで美味しく食べたい、というニーズが強いご家庭では、象印の保温機能は大きな魅力になると思いますよ。

ご飯の食べ比べ!美味しさ比較

ここまで機能や構造の違いを見てきましたが、やっぱり一番知りたいのは「炊いたごはんの味」ですよね。

私自身も、お店での研修や試食会などで両メーカーのごはんを食べる機会がよくありますし、何よりお客様から「実際に使ってみてこうだったよ!」という生の感想を伺うことが多いんです。

そういった私の経験やお客様からのお声を踏まえて、両者の「味の個性」をまとめてみますね。

タイガー:「感動の粒立ち」と「お米の香り」

タイガーの最上位モデル(土鍋ご泡火炊き)で炊いたごはんを初めて食べたとき、「ごはんの粒が立ってる!」って、本当に感動したのを覚えています。

土鍋で炊いたごはん特有の、ふっくらしているのにベタつかない、軽やかで上品な食感が特徴なんです。

お客様からも「ごはん一粒一粒がしっかりしていて、噛むのが楽しくなった」というお声や、「冷めても美味しいから、お弁当が楽しみになった」という嬉しい評判をよく聞きますね。

まさにごはんが「主役」になる、そんな炊き上がりだと思います。香ばしいおこげが楽しめるモデルもあって、お米本来の味をしっかり楽しみたい方には本当におすすめです。

象印:「濃厚な甘み」と「もっちり感」

一方、象印の最上位モデル(炎舞炊き)は、食べた瞬間に「あ、甘い!」と感じる、濃厚な甘みともっちりとした食感が本当にすごいです。

これは、高火力で釜の中をお米ごと激しくかき混ぜることで、お米の旨み成分である「おねば」を最大限に引き出しているからなんです。粘りが強くて、ごはんだけでも満足できてしまうような、リッチな味わいですね。

お客様からも「おかずがなくても食べられちゃうくらい甘い」「うちの子どもたちが、象印にしてからごはんをよくおかわりするようになった」なんてお話をよく伺います。

特に「冷凍ごはん」モードで炊いて、後日レンジで温め直しても炊きたてみたいに美味しい!という点も、忙しい主婦の方から高く評価されていますよ。

  • しゃっきり・粒立ち派 → タイガーがおすすめ
  • もっちり・甘み派 → 象印がおすすめ

これは本当に「どちらが美味しいか」というよりも、「どちらのごはんが好みか」の問題なんです。ご自身やご家族がどちらのタイプのごはんが好きか、想像しながら選んでみてくださいね。

象印とタイガーの炊飯器|選び方まとめ

クリーン家電ガイド:イメージ
  • コスパ最強モデルはどれ?
  • 一人暮らし向けモデルのおすすめ
  • 中級モデルのおすすめ
  • 最上位モデルのおすすめ

ここまで両メーカーの根本的な違いを見てきました。
ここからは、それらの違いを踏まえた上で、「じゃあ、具体的にどのモデルを選べばいいの?」という疑問にお答えしていきます。

価格帯やライフスタイル別に、おすすめの選び方をご紹介しますね。

コスパ最強モデルはどれ?

「最上位モデルは魅力的だけど、そこまで予算はかけられない…でも、美味しいごはんが食べたい!」という方は多いと思います。

そんな方に注目してほしいのが、3万円から5万円程度の中級モデルや、1万円台から狙える圧力IHのエントリーモデルです。

タイガーのコスパモデル

タイガーでコスパを重視するなら、「JPVシリーズ」などがおすすめです。例えば「JPV-Y100」は、圧力IHではありませんが、「遠赤3層土鍋コート釜」を採用し、土鍋で炊いたごはんに近い食感を目指しています。

さらに、「少量高速」メニューや「冷凍ご飯」メニュー、お手入れ部品がたったの2点という手軽さも魅力です。実用的な機能を重視しつつ、価格を抑えたい方にはぴったりですね。

また、「JPV-C100」のような圧力IHのエントリーモデルも、上位機種の「ご泡火炊き」の技術を一部受け継いでおり、価格を抑えながらも圧力IHならではのもっちりとした炊き上がりを楽しめます。

象印のコスパモデル

象印のコスパモデルとしては、「極め炊き」シリーズのIH炊飯器「NW-VH10-TA」や、圧力IHのエントリーモデル「NW-YC10」が人気です。

特に「NW-VH10-TA」のようなIHモデルでも、30時間おいしく保温できる「うるつや保温」が搭載されているのは嬉しいポイント。炊飯技術も「豪熱沸とうIH」で、高火力を維持して炊き上げます。

圧力IHにこだわらなくても、保温性能やブランドの安心感を重視したい方には、象印のコスパモデルがおすすめです。

一人暮らし向けモデルのおすすめ

一人暮らしや二人暮らしの場合、5.5合炊きは少し大きいですよね。3合炊きのコンパクトなモデルがおすすめです。

このクラスでも、両メーカーの個性がしっかり出ていますよ。

タイガーからは、「JBS-B055-KL」のようなマイコン式炊飯器が人気です。

1万円以下で買える手頃さでありながら、ふっくら炊き上げる「黒遠赤特厚釜」を採用しています。何より嬉しいのが、「冷凍ご飯」メニューが搭載されている点です。

一人暮らしだと、まとめて炊いて冷凍保存する方が多いじゃないでしょうか?

この「冷凍ご飯」メニューは、冷凍してもパサつかず、レンジで解凍したときにベタつかないように炊き上げてくれるので、まさに一人暮らしの方の強い味方だと思いますよ。

一方、象印からも「極め炊き」シリーズなどで3合炊きのモデル(圧力IHやIH)がラインナップされています。象印を選ぶメリットは、やはり保温性能です。

「朝炊いたごはんを、夜に帰ってきてから食べる」というライフスタイルの場合、象印の「うるつや保温」などが搭載されたモデルなら、炊きたてに近い美味しさをキープしやすいです。

「炊いてすぐ冷凍」派ならタイガー「保温して後で食べる」派なら象印、という選び方もいいかもしれませんね。

中級モデルのおすすめ

私がお店で「予算は抑えたいけど、味には妥協したくない」というお客様に、一番積極的におすすめするのが、この中級モデル(5万円~10万円程度)です。

なぜなら、この価格帯は最上位モデルの「コア技術」をしっかり受け継いでいる、まさに「スイートスポット」だからです。

タイガー:「ご泡火炊き」ハイクラス(JRI-G100)

最上位の「本土鍋」ではありませんが、土鍋の蓄熱性や泡立ちを再現した「遠赤9層土鍋かまどコート釜」などを採用したモデルです。

「ご泡火炊き」の基本である、高火力と優しい泡立ちによる粒立ちの良いごはんを、より手頃な価格で体験できます。

象印:「豪熱大火力」や「極め炊き」ハイクラス(NW-WB10 / NW-WA10)

最上位の「炎舞炊き」とはアプローチが異なりますが、「豪熱大火力」で釜全体を一気に加熱するモデル(NW-WB10)や、鉄を使った「豪炎かまど釜」を採用したハイクラスモデル(NW-WA10)があります。

最上位ほどの複雑な制御はありませんが、象印らしいもっちりとした甘みのあるごはんと、強力な保温性能は健在です。

最上位モデルとの違いは、主に内釜の素材(例:本物の土鍋か、土鍋コートか)や、AI制御の細かさ、炊き分けパターンの数などです。

「銘柄炊き分けはそこまで使わない」「わが家炊きのような細かい設定は不要」という方であれば、中級モデルでも十二分に満足できる「美味しさ」を手に入れられると思いますよ。

最上位モデルのおすすめ

クリーン家電ガイド:イメージ

最後は、予算を気にせず「とにかく一番美味しいごはんが食べたい!」という方のための、両メーカーのフラッグシップモデル(10万円~)のご紹介です。

両社の技術の粋を集めた、まさに「夢の炊飯器」ですね。

タイガー:土鍋ご泡火炊き(JRX-S100 / JRX-G100)

タイガーの最上位機は、やはり「本土鍋」の圧倒的な存在感が特徴です。家電批評などのレビュー記事でも、「別格のおいしさ」「粒立ち、甘み、香りのすべてが最高峰」と絶賛されることが多いモデルです。

お米の銘柄に合わせて火加減や吸水時間を自動調整する「銘柄巧み炊きわけ」や、たった1合でも料亭のように炊き上げる専用の「一合料亭炊き」中ぶたが付属するなど、美味しさを追求するための機能が満載です。

ごはんそのものの美味しさを最優先するなら、選ぶ価値のある一台です。

象印:炎舞炊き(NX-AA10 / NW-FC10)

象印の最上位機は、独自の炊飯技術「炎舞炊き」が最大の特徴です。底IHヒーターを6つなどに分割し、それぞれを独立制御して激しい対流を起こす「3DローテーションIH構造」は、まさに圧巻です。

この技術と、最大121通りから好みを学習する「わが家炊き」機能の組み合わせは、「しゃっきり」から「もっちり」まで、どんな好みにも応えてくれます。

また、レビューでは「冷凍ご飯がとにかく美味しい」という評価も非常に高いんです。

ご家庭の好みに合わせて味をとことん追求したい方や、冷凍保存をよく利用する方には、象印の最上位機がおすすめです。

どちらも本当に素晴らしくて、甲乙つけがたいですよね。

「土鍋」という素材のロマンを追い求めるタイガーと、「炎」という炊飯の原点をIH技術で再現しようとする象印。技術的なアプローチの違いも、知るとさらに選ぶのが楽しくなると思いますよ。

総括:タイガーと象印の炊飯器、あなたに合う一台は?

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 炊飯器選びで悩むならタイガーと象印が二大巨頭
  • シェアでは象印がリードし、タイガーがそれを追う構図が多い
  • 象印は豊富なラインナップと高い顧客満足度が強み
  • タイガーは「本土鍋(土鍋釜)」で粒立ちとふっくら感を実現
  • 象印は「鉄釜(豪炎かまど釜)」でもっちりとした甘みを追求
  • 炊き上がりの好みはタイガーが「しゃっきり・粒立ち派」向け
  • 炊き上がりの好みは象印が「もっちり・甘み派」向け
  • タイガーの保温は「おひつ保温」(最長24時間)
  • 象印の保温は「極め保温」(最長40時間)で性能が高い
  • 保温時間を重視するなら象印がおすすめ
  • 美味しさの評価ではタイガーの最上位機が「別格」との声も
  • 象印は「わが家炊き」で最大121通りの炊き分けが可能
  • タイガーは「少量高速」や「冷凍ご飯」メニューなど実用的な機能が人気
  • 中級モデルは最上位のコア技術を受け継ぐコスパの良い領域
  • 最終的には「食感の好み」と「保温時間」が大きな決め手になる

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