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炊飯器はどこのメーカーがいい?プロが教える選び方完全ガイド2025

メーカー・ブランド

炊飯器をどこのメーカーにしようか迷っている方は、きっと売り場に並ぶ数々の製品を見て「どれも同じように見える」と感じているのではないでしょうか?

象印、タイガー、パナソニック、日立、東芝、三菱電機…。
それぞれに魅力的な機能があって、どの炊飯器が自分の家庭に最適なのか判断に困りますよね?

実は、メーカーごとに得意とする炊き上がりの食感や、内釜の素材、保温技術に大きな違いがあります。例えば、もっちり弾力のあるごはんが好きな方と、しゃっきりした粒立ちを好む方では、選ぶべきメーカーが変わってくるのです。また、土鍋釜で香り豊かに炊き上げるタイプもあれば、炭素材で均一加熱を重視するタイプもあります。

さらに、シェア1位のメーカーはどこなのか、壊れにくさや内釜のコーティングがはがれにくいのはどの製品なのかも、長く使うことを考えると重要なポイントです。毎日のお手入れの簡単さや、保温機能の性能も見逃せません。価格帯も3万円以下から10万円超まで幅広く、何を基準に選べばよいか分からなくなってしまいがちです。

この記事では、家電量販店での実際の接客経験をもとに、各メーカーの特徴や評判、そして容量別のおすすめ機種まで、炊飯器選びで迷わないための情報を分かりやすくお伝えします。

この記事のポイント
  • 主要炊飯器メーカーの特徴と強み
  • シェアや人気度に基づくメーカー選びのヒント
  • 家電のプロが教える炊飯器選びの重要ポイント
  • 容量別(3合・5.5合)のおすすめ機種ランキング
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  1. 炊飯器はどこのメーカーがいい?|特徴比較
    1. 各メーカーの特徴をわかりやすく解説
    2. 炊飯器のシェア1位はどこ?
    3. 炊飯器で1番人気なのは?
    4. 壊れにくい炊飯器のメーカーはどこ?
    5. 内釜がはがれにくいメーカーは?
  2. 炊飯器はどこのメーカーがいい?|プロのおすすめ
    1. プロが選ぶポイントを紹介
      1. 1. 炊飯方式:「圧力IH」か「IH」か
      2. 2. 内釜の素材:何を重視するか
      3. 3. お手入れ・保温:毎日の使い勝手
    2. 買って良かったと評判の機種
    3. 本当においしく炊けるおすすめ機種
      1. もっちり弾力と甘みの「象印 炎舞炊き」
      2. 土鍋ならではの香りとふっくら感「タイガー 土鍋ご泡火炊き」
      3. 粒立ちのいいしゃっきり感「パナソニック Wおどり炊き」
    4. 3合炊きおすすめランキング TOP5
      1. 【第1位】タイガー マイコンジャー炊飯器〈炊きたて〉 JBS-A055
      2. 【第2位】象印 極め炊き マイコン炊飯ジャー NL-BX05
      3. 【第3位】パナソニック IHジャー炊飯器 SR-KT060
      4. 【第4位】東芝 ジャー炊飯器 RC-5XW
      5. 【第5位】三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-SE06F
    5. 5.5合炊きおすすめランキング TOP5
      1. 【第1位】タイガー IHジャー炊飯器 炊きたて JPW-X100
      2. 【第2位】パナソニック 可変圧力IHジャー炊飯器 SR-M10B
      3. 【第3位】象印 圧力IHジャー NW-YB10
      4. 【第4位】東芝 真空圧力IH RC-10HGW
      5. 【第5位】日立 圧力&スチーム ふっくら御膳 RZ-V100HM
    6. 総括:炊飯器はどこのメーカーがいいのか

炊飯器はどこのメーカーがいい?|特徴比較

クリーン家電ガイド:イメージ
  • 各メーカーの特徴をわかりやすく解説
  • 炊飯器のシェア1位はどこ?
  • 炊飯器で1番人気なのは?
  • 壊れにくい炊飯器のメーカーはどこ?
  • 内釜がはがれにくいメーカーは?

炊飯器を選ぼうと思った時、まず悩むのが「どこのメーカーがいいんだろう?」ということですよね。売り場には本当にたくさんのメーカーが並んでいて、それぞれに魅力的な機能が満載です。


この章では、まず各メーカーがどんな特徴を持っているのか、そしてシェアや人気、耐久性といった気になるポイントを一緒にチェックしていきましょう。

各メーカーの特徴をわかりやすく解説

炊飯器選びで迷ったら、まずは主要メーカーの特徴を知るのが一番の近道だと思います。
私がお客様にご案内する時も、まずは「どんなごはんがお好みですか?」とお伺いし、メーカーごとの得意分野をお話ししています。

ここでは、国内の主要な炊飯器メーカー6社の特徴を、比較しやすいようにまとめてみました。

本当にたくさんのメーカーがあって、それぞれに「ウリ」が違うんです。まずはご自身の好みがどのメーカーと合いそうか、チェックしてみてくださいね。

メーカー代表的な炊飯技術内釜の特徴炊き上がりの傾向
象印マホービン炎舞炊き(部分集中加熱)豪炎かまど釜(鉄)もっちり系、粒立ちが良い
タイガー魔法瓶ご泡火(ほうび)炊き本土鍋(土鍋)ふっくら系、おこげも得意
パナソニックWおどり炊き(可変圧力・大火力)ダイヤモンド竈釜しゃっきり系、粒感がある
日立圧力&スチーム ふっくら御膳沸騰鉄釜(鉄)外硬内軟(しゃっきり&もっちり)
東芝真空圧力IH(真空ひたし)備長炭かまど本羽釜甘みが強い、冷めても美味しい
三菱電機本炭釜(圧力なしIH)本炭釜(炭素材)しゃっきり系、粒立ちが明確

象印マホービンは、なんといっても「炎舞炊き」が有名ですね。
釜の底のIHヒーターを複数に分け、それぞれを制御することで、かまどの炎の「ゆらぎ」を再現しています。内釜は鉄を使った「豪炎かまど釜」が中心で、蓄熱性と発熱効率が抜群です。炊き上がりは、一粒一粒がしっかりしながらも、もっちりとした弾力と甘みを感じられるのが特徴です。

タイガー魔法瓶は、「土鍋」へのこだわりが強いメーカーです。
最上位モデルの「土鍋ご泡火炊き」は、本物の土鍋を内釜に使用しています。土鍋ならではの高い蓄熱性と遠赤外線効果で、お米の芯までじっくり熱を伝え、ふっくらとした甘みを引き出します。個人的には、香ばしい「おこげ」モードが選べるのも嬉しいポイントだと思います。

パナソニックは、「Wおどり炊き」という技術が特徴です。
これは、加圧と減圧を繰り返す「可変圧力」と、IHの火力を切り替える「大火力IH」を組み合わせたもの。お米を釜の中で文字通り“おどらせる”ことで、一粒一粒にムラなく熱を伝えます。炊き上がりは、べちゃっとせず、しゃっきりとした粒立ちを感じやすい傾向がありますね。

日立は、「圧力&スチーム」が強みです。
圧力で高温炊飯した後、スチームでしっかり蒸らすことで、ごはんの「外硬内軟(がいこうないなん)」、つまり外側はしゃっきり、内側はもっちりとした理想的な食感を目指しています。また、保温中も定期的にスチームを送る「スチーム保温」で、ごはんの乾燥を抑えてくれるのも特徴です。

東芝は、独自の「真空技術」を搭載しています。
炊飯前に釜の中を真空にして、お米の芯までしっかり吸水させる「真空ひたし」が特徴です。これにより、お米の甘みをぐっと引き出してくれます。また、保温時も真空にすることで、ごはんの黄ばみや乾燥を防ぎ、白米なら最大40時間もおいしさを保てるとされています。

三菱電機は、業界で唯一「本炭釜」を採用しているメーカーです。
炭を削り出して作った内釜は、IHとの相性が抜群で、釜全体が一気に発熱します。あえて圧力をかけないことで、お米一粒一粒の輪郭がはっきりとした、しゃっきりとした炊き上がりになります。粒感のあるごはんがお好きな方には、ぜひ試してみてほしいですね。

炊飯器のシェア1位はどこ?

「結局、今どこのメーカーが一番売れているの?」 これは、お客様からもよく聞かれる質問ですね。

色々な調査データがありますが、長年にわたって国内の炊飯器市場でトップシェアを維持しているのは「象印マホービン」なんです。それをパナソニックとタイガー魔法瓶が追いかけている構図が続いていますね。

象印が強い理由はいくつかあると思いますが、やはり「炎舞炊き」のような革新的な技術を投入した高級モデルから、一人暮らし向けのシンプルなマイコン式まで、ラインナップが非常に幅広いことが大きいのではないでしょうか。

どの価格帯でも、お客様のニーズに合った「ちょうどいい」モデルが見つかりやすいんです。

シェアが高いメーカーのメリット
シェアが高いメーカーのメリット
シェアが高いということは、それだけ多くの人に選ばれているという安心感がありますよね。また、利用者からのフィードバックも多いため、製品の改善スピードが速い傾向もあります。機能や使い勝手が洗練されているモデルが多いのも、シェアが高いメーカーの特徴だと思います。

もちろん、シェア2位以下のメーカーも素晴らしい技術を持っています。

例えば、タイガー魔法瓶は「土鍋ご泡火炊き」のような高級モデルが非常に好調で、売上額を伸ばしているという情報もあります。

パナソニックも「ビストロ」ブランドでAI技術を搭載するなど、独自の路線で人気を集めています。

シェアはあくまで一つの目安として、「今、多くの人が選んでいるのは象印なんだな」くらいに考えておくと良いかもしれませんね。

炊飯器で1番人気なのは?

クリーン家電ガイド:イメージ

シェア(販売台数)と「人気(信頼)」は、少し違う視点ですよね。 「たくさんの人が信頼して選んでいるメーカーはどこ?」というのも気になるところだと思います。

全国の40代を対象にしたある調査では、「一番信頼している炊飯器のメーカー」というアンケートに対して、第1位は「象印」(40.7%)だったんです。

2位のパナソニック(18.1%)、3位のタイガー魔法瓶(15.3%)と比べても、かなり高い支持を集めているのがわかります。半世紀近く炊飯器を作り続けているという歴史と、「炎舞炊き」のような最新技術への信頼感が、この結果につながっているのかもしれませんね。

この結果、売り場にいる実感としてもすごくよく分かります。
お客様から「やっぱり象印にしておけば間違いないかな?」とか「実家でずっと象印を使っていたから安心」というお声を本当によくお聞きするんです。長年培ってきたブランドへの信頼は、やっぱり大きいですよね。

もちろん、3位のタイガー魔法瓶も「『炊きたて』をずっと愛用している」という根強いファンの方がいらっしゃいますし、2位のパナソニックも「ビストロ」シリーズの先進的な機能で選ばれる方が増えています。

また、4位の東芝(7.9%)は「真空機能」を、5位の日立(6.2%)は「蒸気カット」を搭載したモデルなど、特定機能に魅力を感じて選ばれるお客様も多いです。

アンケート結果はあくまで参考ですが、「象印」が幅広い世代から強い信頼を得ている、というのは確かだと言えそうですね。

壊れにくい炊飯器のメーカーはどこ?

毎日使う家電だからこそ、「壊れにくさ」や「耐久性」はすごく重要ですよね。 「壊れにくいメーカーはどこですか?」というご質問も、本当に多くいただきます。

正直にお話しすると、「このメーカーだから絶対に壊れにくい」と断言するのは難しいんです…。
というのも、最近の炊飯器、特に圧力IHモデルは構造がとても複雑になっているからです。

圧力をかけるためのパッキンやセンサー、複雑な電子制御基板など、高性能な分、デリケートな部品も多く使われています。これはどのメーカーの高級モデルにも共通して言えることなんです。

ただ、選び方として注目できるポイントはあります。
それは「構造のシンプルさ」です。

耐久性を重視するなら
耐久性を重視するなら
一般的に、機能がシンプルなほど、故障のリスクは少なくなります。例えば、「圧力IH」よりも「IH」や「マイコン」方式の方が、部品が少なく構造も単純です。もし「とにかく壊れにくさ優先!」ということであれば、シンプルなIH式やマイコン式の炊飯器を選ぶ、というのも一つの考え方ですね。

もう一つの視点は、「お手入れのしやすさ」です。 炊飯器の故障の原因として意外と多いのが、お手入れ不足による部品の劣化なんです。

例えば、内ぶたや蒸気口に付いたごはん粒やぬかをそのままにしておくと、パッキンが劣化して圧力がうまくかからなくなったり、センサーが誤作動を起こしたりすることがあります。

お手入れはこまめに
お手入れはこまめに
特に圧力IHモデルは、毎回のお手入れで洗うパーツが多めです。内ぶた、圧力調整のボール、蒸気口のキャップなど…。これが結構大変、というお声も聞きます。お手入れをサボってしまうと、故障の原因になるだけでなく、ニオイの発生にもつながるので注意が必要ですね。

最近は、象印の「蒸気口セットなし」構造や、パナソニックの食洗機対応の内ぶたなど、お手入れを簡単にする工夫をしているメーカーも多いです。

「自分はズボラかも…」と思う方は、こうしたお手入れが簡単なメーカーやモデルを選ぶと、結果的に炊飯器を長持ちさせることにつながるかもしれません。

内釜がはがれにくいメーカーは?

「壊れにくさ」と並んで、とても多くご相談いただくのが「内釜のコーティングのはがれ」です。

「内釜がはがれてきたけど、このまま使っても大丈夫?」 「はがれにくいメーカーはありますか?」 と心配されるお客様は本当に多いですね。

まず、内釜のコーティング(フッ素樹脂)についてですが、各メーカーの公式サイトなどでは、食品衛生法に適合した安全なものを使用しており、万が一口に入っても体に吸収されず排出される、と説明されています。

参考:パナソニック公式「内釜のフッ素加工や塗装(外側)が剥がれても使えるか」

ただ、コーティングがはがれると、そこにごはんがこびり付きやすくなって、お手入れが大変になったり、炊きムラの原因になったりもします。できれば長持ちしてほしいですよね。

コーティングの耐久性は、正直なところ「使い方」による影響が一番大きいんです。

内釜コーティングのNGな使い方
内釜コーティングのNGな使い方
内釜の中で直接お米を研ぐ(特に泡だて器などは厳禁です!)
金属製のしゃもじやおたまを使う
食器などと一緒に重ねて洗う、またはシンクに放置する
たわしやクレンザーでこする

これらはすべて、コーティングを傷つけ、はがれの原因になります。
その上で、メーカーごとの特徴としては、「内釜の保証期間」が参考になります。

多くのメーカーが内釜のコーティングはがれに対して「3年保証」を付けていますが、タイガー魔法瓶は最上位の土鍋釜モデルで「5年保証」を付けている場合があります。これは、製品の耐久性に対する自信の表れとも言えますね。

また、三菱電機の「本炭釜」は炭素材そのものなので、コーティングはがれの心配がありません。(ただし、強い衝撃で割れる可能性があるので、取り扱いには注意が必要です)

パナソニックの「ダイヤモンド竈釜」なども、コーティングの硬さにこだわって作られています。

ただ、先ほどもお伝えしたように、一番大切なのは「使い方」です。
お米は別のボウルで研ぐ、付属のプラスチック製しゃもじを使う、洗う時は柔らかいスポンジで優しく、といった基本的なことを守っていただくのが、内釜をはがれにくくする一番の秘訣だと思います。

炊飯器はどこのメーカーがいい?|プロのおすすめ

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  • プロが選ぶポイントを紹介
  • 買って良かったと評判の機種
  • 本当においしく炊けるおすすめ機種
  • 3合炊きおすすめランキング TOP5
  • 5.5合炊きおすすめランキング TOP5

メーカーごとの特徴がわかってくると、次は「じゃあ、具体的に何を選べばいいの?」となりますよね。

ここでは家電量販店で働く私の視点から、炊飯器を選ぶときの具体的なポイントと、容量別のおすすめ機種をランキング形式でご紹介します!

プロが選ぶポイントを紹介

私がお客様に炊飯器をご案内するとき、必ず確認している3つのポイントがあります。これが決まると、ご自身にピッタリの一台がぐっと絞り込みやすくなるんですよ。

炊飯器選び 3つの重要ポイント
炊飯器選び 3つの重要ポイント
1. 炊飯方式「圧力IH」か「IH」か
2. 内釜の素材何を重視するか
3. お手入れ・保温毎日の使い勝手

1. 炊飯方式:「圧力IH」か「IH」か

まずは炊飯方式です。現在は「圧力IH」と「IH」が主流ですね。(安価な「マイコン」式もありますが、おいしさにこだわるならIH以上がおすすめです)

圧力IH vs IH 比較
圧力IH
釜に圧力をかけて100℃以上の高温で炊き上げます。お米の芯まで熱が通りやすく、甘みと粘りを引き出すのが得意です。もっちりとした食感が好きな方におすすめですね。ただし、構造が複雑な分、価格は高めでお手入れパーツも多めです。
IH
電磁力で内釜全体を発熱させ、高火力で炊き上げます。圧力IHほどの粘りは出にくいですが、粒立ちが良く、しゃっきりとした炊き上がりになる傾向があります。構造が比較的シンプルな分、価格が抑えられ、お手入れも楽なモデルが多いです。

「もっちり派」なら圧力IH、「しゃっきり派」ならIH、というのが一つの目安になります。

2. 内釜の素材:何を重視するか

次に大事なのが、ごはんの味を左右する「内釜」です。メーカー各社が一番力を入れている部分ですね。

内釜素材比較
鉄(象印、日立など)
発熱効率が非常に高く、IHのパワーを無駄なくお米に伝えます。大火力で一気に炊き上げたい場合に向いています。
土鍋(タイガー)
蓄熱性が抜群です。じっくりと熱を蓄え、遠赤外線効果でお米の芯からふっくらと甘みを引き出します。おこげも楽しみたい方にも。
炭(三菱電機)
炭自体が発熱体になるため、釜全体が均一に高温になります。粒立ちの良い、かまど炊きのような仕上がりを目指せます。
ダイヤモンドコートなど(パナソニック、東芝など)
熱伝導率の良いアルミなどをベースに、耐久性や遠赤外線効果を高めるコーティングを何層にも重ねたタイプです。軽くて扱いやすいのもメリットですね。

3. お手入れ・保温:毎日の使い勝手

最後に見落としがちなのが、毎日の使い勝手です。
特に「お手入れ」は重要です。先ほどもお伝えしたように、圧力IHはパーツが多い傾向があります。「毎回洗うのは内ぶたと内釜の2点だけ」といった、お手入れが簡単なモデル(象印やタイガーの一部機種など)も増えているので、ここはしっかり確認しましょう。

また、「保温」をよく使うかどうかもポイントです。
ご家族で食事時間がバラバラな場合は、東芝の「真空保温」や日立の「スチーム保温」のように、長時間おいしく保温できる機能があると、とても便利だと思いますよ。

買って良かったと評判の機種

売り場に立っていると、お客様から「前にここで買った炊飯器、すごく良かったわよ!」と嬉しいお声をかけていただくことがあります。そういった「買って良かった」という評判には、いくつかの共通点があるように感じます。

最近、特にそういったお声をお聞きするのは、やはり各メーカーの最上位モデルや、それに近い高級機種ですね。

人気シリーズ比較
象印「炎舞炊き」シリーズ
「本当にもっちりして、ごはんが甘くなった!」「家族がおかわりするようになった」というお声はダントツで多いです。
タイガー「土鍋ご泡火炊き」シリーズ
「土鍋で炊いたごはんって、こんなに違うのね!」「冷めても美味しいから、お弁当にぴったり」と、特にごはんの味にこだわる方からの満足度が非常に高いですね。

こうした高級モデルは、もちろん価格も高いのですが、「毎日食べるものだから」とこだわって選ばれた方は、炊き上がりの違いを実感しやすく、「買って良かった」という満足につながりやすいんだと思います。

一方で、高級モデル以外でも「買って良かった」とよく言われるのが、
お手入れが本当に楽になった!」
保温のごはんが臭くなくなった!
といった、使い勝手や保温性能が改善されたモデルなんです。

炊飯器はごはんを炊くだけじゃなく、「保温」と「お手入れ」という毎日続く作業がありますから、そこが快適になることも満足度に直結するんですね。

例えば象印の「うるつや保温」や、圧力IHなのにお手入れ部品が少ないシンプルなモデルは、「炊飯器を使うのがストレスじゃなくなった」という意味で、「買って良かった」と評価されているなと感じます。

本当においしく炊けるおすすめ機種

クリーン家電ガイド:イメージ

「メーカーごとの特徴はわかったけど、結局、本当においしく炊けるのはどれ?」
そう聞かれたら、私は「お好みの食感によりますね」とお答えしつつ、やはり各社が技術の粋を集めたフラッグシップモデルをおすすめします。

「買って良かった」という評判とも重なりますが、ごはんの「おいしさ」を本気で追求するなら、この3つのモデルは外せないと思います。

もっちり弾力と甘みの「象印 炎舞炊き」

もっちりとした食感、噛むほどに広がる甘みがお好きなら、象印の「炎舞炊き」(NW-FB型など)は間違いのない選択肢の一つです。

激しい対流を起こす「3DローテーションIH構造」で、一粒一粒の芯まで熱をしっかり通し、お米のα化(糊化)を最大限に促進します。炊き上がりのごはんのツヤと弾力は本当に見事ですよ。

「わが家炊き」機能で、前回の炊き上がりの感想を入力するだけで、最大121通りもの炊き方から好みに合わせて微調整してくれる賢さも魅力です。

土鍋ならではの香りとふっくら感「タイガー 土鍋ご泡火炊き」

ごはんの「香りの良さ」や「ふっくら感」を重視するなら、タイガーの「土鍋ご泡火炊き」(JRX-T型など)がおすすめです。

本物の土鍋(萬古焼)を使った内釜は、約300℃(JRX-T型の場合)という圧倒的な高温で炊き上げます。土鍋ならではの細かい「泡」がごはん一粒一粒を優しく包み込み、米の旨みを逃しません。

ごはん本来の甘みと香りを存分に楽しみたい方にぴったりです。

粒立ちのいいしゃっきり感「パナソニック Wおどり炊き」

もっちり系より、粒感がはっきりした「しゃっきり系」がお好みなら、パナソニックの「Wおどり炊き」(SR-M10B型など)を試してみてほしいです。

可変圧力と大火力IHの合わせ技で、お米を釜の中でおどらせながら、一粒一粒をムラなく加熱。べちゃつきを抑え、粒立ちが良く、噛みごたえのあるごはんに炊き上げます。

カレーや丼ものにもよく合うごはんだと思いますね。

3合炊きおすすめランキング TOP5

ここからは、一人暮らしや二人暮らしの方に最適な「3合炊き」のおすすめモデルを、ランキング形式でご紹介しますね。

3合炊きはコンパクトさと、少量でもおいしく炊ける機能がポイントです。

【第1位】タイガー マイコンジャー炊飯器〈炊きたて〉 JBS-A055

3合炊きでまずおすすめしたいのが、このモデルです。マイコン式でありながら、厚さ約3mmの「遠赤黒特厚釜」と、釜全体を包み込む「釜包みヒーター」で、ふっくらとおいしいごはんを炊き上げてくれます。

「極うま」メニューでじっくり甘みを引き出すこともできますし、何より「冷凍ご飯」メニューが搭載されているのが一人暮らしには嬉しいポイント!冷凍してもパサつきにくいごはんに炊き上げてくれますよ。デザインもシンプルで可愛いですよね。

【第2位】象印 極め炊き マイコン炊飯ジャー NL-BX05

こちらもマイコン式ですが、象印らしい堅実な作りが人気です。厚さ5mmの「黒厚釜」がしっかり熱を蓄え、「豪熱沸とう」と「全面加熱」で芯までふっくら炊き上げます。

注目は「パン(発酵・焼き)」メニューがあること。炊飯器で手軽にパンが焼けるのは楽しいですよね。最大24時間の「うるつや保温」も搭載していて、保温性能もバッチリです。

【第3位】パナソニック IHジャー炊飯器 SR-KT060

「やっぱりIHがいい」という方には、こちらがおすすめです。コンパクトながら、備長炭コートを施した内釜と2段IHで、しっかり高火力。

タッチキーとガラスパネルを採用したフラットな天面は、デザイン性が高いだけでなく、お掃除がすごく楽なのも高ポイントです。「炊込みごはん」専用コースも搭載しています。

【第4位】東芝 ジャー炊飯器 RC-5XW

少量でもおいしく炊きたいなら、東芝のこのモデルも良いですね。IHの高火力と「備長炭ダイヤモンド釜」で、0.5合からでもふっくら炊き上げます。

東芝独自の「真空」機能は搭載されていませんが、「冷凍ごはんコース」があり、まとめ炊きにもしっかり対応しています。スタイリッシュなデザインも人気です。

【第5位】三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-SE06F

「3合炊きでも、内釜にこだわりたい」という方には、三菱の「炭炊釜」がおすすめです。本炭釜ではありませんが、備長炭コートを施した2層の金属釜と五重のヒーターで、お米の芯までふっくら炊き上げます。

「銘柄炊き」機能も搭載していて、お米の個性を引き出してくれるのも魅力。少し予算が上がっても、炊き上がりにこだわりたい方に向いていますね。

5.5合炊きおすすめランキング TOP5

続いては、ファミリーに一番人気の「5.5合炊き」モデルのおすすめランキングです。
こちらは各社の技術が詰まった「圧力IH」や「高機能IH」が中心になります!

【第1位】タイガー IHジャー炊飯器 炊きたて JPW-X100

今、5.5合炊きでコスパと美味しさのバランスが一番良いと思うのがこのモデルです。IH方式ですが、「遠赤3層土鍋コート釜」と高火力で、もっちりとした甘みのあるごはんに炊き上がります。

「冷凍ご飯」モードや「少量高速」メニュー(最短15分!)など、忙しいご家庭に嬉しい機能も満載。お手入れが内釜と内ぶたの2点だけ、という手軽さも最高です。

【第2位】パナソニック 可変圧力IHジャー炊飯器 SR-M10B

こちらも第1位のタイガーと並んでユーザーからの評価が高い実力派です。こちらは「圧力IH」方式。

パナソニック得意の「おどり炊き」技術で、しゃっきりとした粒立ちの良いごはんが炊き上がります。カレーや丼ものが多いご家庭には特におすすめですね。「早炊き」でも約26分と高速なのに、しっかりおいしく炊けるのも強みです。

【第3位】象印 圧力IHジャー NW-YB10

「やっぱり象印の安心感がほしい」という方には、このモデルがおすすめです。最上位の「炎舞炊き」ではありませんが、圧力IHと「黒まる厚釜」、そして3通りの「炊き分け圧力」機能を搭載しています。

「ふつう」「しゃっきり」「すしめし」と、メニューに合わせて食感を調整できるのは便利ですよね。「うるつや保温」(30時間)も搭載して保温性能も高い、まさに優等生な一台です。

【第4位】東芝 真空圧力IH RC-10HGW

「ごはんが黄ばむのがイヤ」「保温をよく使う」というご家庭には、東芝の「真空」モデルが強い味方です。

「真空ひたし」でお米の甘みを引き出し、圧力で炊き上げるのはもちろん、最大の魅力は「真空保温」(最大40時間)。保温中の酸化や乾燥をしっかり抑えてくれるので、食事時間がバラバラでも炊きたてに近いおいしさが続きます。5種類の銘柄炊き分け機能も搭載していますよ。

【第5位】日立 圧力&スチーム ふっくら御膳 RZ-V100HM

「ごはんの乾燥が気になる」「置き場所が限られている」なら、日立のこのモデルもチェックしてみてください。

独自の「圧力&スチーム」で、ごはんの潤いを保ちながら炊き上げ、保温中もスチームで乾燥を抑えます。「蒸気カット」モデルなので、炊飯中にほとんど蒸気が出ません。食器棚の中段など、置き場所を選ばないのは大きなメリットだと思います。

総括:炊飯器はどこのメーカーがいいのか

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 炊飯器選びはまず主要メーカー6社の特徴を知ることから
  • シェア1位、40代の信頼度1位はともに「象印マホービン」
  • 「壊れにくさ」は構造のシンプルさやお手入れのしやすさが鍵
  • 内釜のはがれにくさは保証期間(タイガーは5年保証も)が目安
  • 内釜のはがれは使い方(お米を研がない等)で大きく防げる
  • フッ素コーティングは安全基準を満たしたものと説明されている
  • プロが選ぶポイントは「炊飯方式」「内釜素材」「お手入れ」
  • 「圧力IH」はもっちり系、「IH」はしゃっきり系が得意
  • 「鉄」は高火力、「土鍋」は蓄熱性、「炭」は均一加熱が特徴
  • 「買って良かった」と評判なのは高級モデルの炊き上がり
  • またはお手入れや保温性能など使い勝手の良さ
  • おいしさ最優先なら各社のフラッグシップモデルがおすすめ
  • 3合炊きはコンパクトさ、少量炊飯、冷凍ご飯モードが人気
  • 5.5合炊きは火力、炊き分け、保温性能が激戦区
  • 自分の好みの食感やライフスタイルに合うメーカーを選ぶのが正解

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