洗濯機を新しく買い替えたいけれど、設置スペースが狭くてドラム式洗濯機の幅が55cm以下でないと置けない、そんなお悩みを抱えていませんか?
最近の住宅事情では、特にマンションの洗面所スペースが限られていることが多く、一般的なドラム式洗濯機の幅60cm以上では設置が困難なケースが増えています。しかし、コンパクトなスペースでもドラム式洗濯機の優れた洗浄力と乾燥機能を諦める必要はありません。
実際に、幅55cm以下の超コンパクトなドラム式洗濯機は存在するのでしょうか?
また、もし選択肢が限られている場合、どのような代替案があるのでしょうか?
防水パンの内寸や搬入経路の確認、右開きと左開きのドアの選び方など、購入前に知っておくべき重要なポイントもたくさんあります。
さらに、一人暮らしの方がマンションサイズのコンパクトドラム式洗濯機を選ぶ際には、洗濯容量と乾燥機能のバランス、運転音の静音性、そして奥行きスリムなモデルの選択肢も検討すべき要素となります。
場合によっては、縦型洗濯機も視野に入れた総合的な判断が賢明かもしれません。
この記事では、限られたスペースでドラム式洗濯機を設置したい方に向けて、具体的な機種選びのポイントから設置時の注意点まで、家電のプロならではの視点で詳しく解説していきます。
幅55cm以下のドラム式洗濯機選びのポイント

- ドラム式洗濯機の幅は何センチが標準?
- ドラム式洗濯機を置けない条件とは
- 奥行きが入らないケースも
- コンパクトドラムの幅はどれくらい?
- 幅60cm未満のモデルから探そう
- 奥行きスリムなモデルもチェック
- ドアがぶつかる?右開きの注意点
まずは、ドラム式洗濯機を選ぶ前に知っておきたい基本的なポイントから見ていきましょう。
サイズのこと、設置条件のことなど、購入してから「しまった!」とならないために、しっかり押さえておきたい大切な情報です。
特にコンパクトなモデルを探す上では、普通の探し方とは少し違う視点も必要になるんですよ。
ドラム式洗濯機の幅は何センチが標準?
ドラム式洗濯機を探し始めると、まずその大きさに驚く方も多いのではないでしょうか。
実際、現在主流となっているドラム式洗濯機の多くは、幅が60cm~64cm程度に設計されています。これは、一般的な防水パン(洗濯機を置くための受け皿)のサイズが64cm四方であることに対応しているからなんです。
私がお店でお客様とお話ししていても、「うちの防水パン、ギリギリなんですけど入りますか?」というご相談は本当によくいただきます。
なぜドラム式洗濯機は幅が広くなりがちなのでしょうか?
その理由は主に2つあります。
1. 洗濯・乾燥容量の大型化
最近は共働きのご家庭が増え、「洗濯は週末にまとめ洗い」というライフスタイルが主流になってきています。そのため、一度にたくさんの衣類を洗える大容量モデルの需要が高まっているんですね。
容量を大きくするためには、どうしても洗濯槽(ドラム)を大きくする必要があり、それが本体の幅に影響してきます。
2. 高機能な乾燥システムの搭載
ドラム式洗濯機の大きな魅力は、なんといってもパワフルな乾燥機能ですよね。特に電気代を抑えながらふんわり仕上げる「ヒートポンプ式」は、その機構が少し大きめなんです。
この乾燥ユニットを搭載するために、ある程度の本体サイズが必要になる、というわけですね。
メーカー | シリーズ名(例) | 洗濯容量 | 本体幅の目安 |
---|---|---|---|
パナソニック | LXシリーズ | 12kg | 約63.9cm |
日立 | ビッグドラム | 12kg | 約63.0cm |
シャープ | ES-X11B | 11kg | 約64.0cm |
このように、多くのモデルが60cmを超えているのがわかります。だからこそ、幅55cm以下という条件で探すのは、なかなか大変なんです。
ドラム式洗濯機を置けない条件とは
「洗濯機置き場の幅はクリアしているから大丈夫!」と思っていても、実は設置できないケースがあるんです。これはドラム式洗濯機選びで非常によくある失敗談なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
置けない条件は、大きく分けて4つあります。
- 防水パンのサイズが合わない
幅だけでなく、奥行きの内寸が足りない場合があります。 - 搬入経路が確保できない
玄関や廊下、階段の曲がり角などが通らないケースです。 - 蛇口の位置が低い
本体の高さより下に蛇口があると、ぶつかって設置できません。 - 排水口の位置が合わない
本体の真下に排水口があると、専用の部品が必要になることがあります。
特に見落としがちなのが、②の搬入経路です。
ドラム式洗濯機は縦型よりも奥行きがあって重たいので、運ぶのが結構大変なんです。設置場所の寸法を測るのはもちろんですが、玄関のドアから設置場所までの通路で一番狭いところを測っておくことが重要です。
目安として、洗濯機の本体幅にプラス10cmほど余裕がないと、搬入が難しいと言われています。
私も現場同行の経験があるのですが、お客様のお宅までお持ちしたのに、階段の踊り場でどうしても曲がりきれなくて、泣く泣く持ち帰る…なんてことも。せっかく選んだ洗濯機が置けないのは本当に悲しいので、搬入経路のチェックは念入りにお願いしますね!
また、③の蛇口の高さも重要です。
古いマンションなどでは、蛇口が低い位置に取り付けられていることがあります。ドラム式洗濯機は背が高いモデルが多いので、購入前にメジャーでしっかり高さを測っておきましょう。
奥行きが入らないケースも
先ほどもお伝えしたように、幅の寸法は気にしていても、意外と見落としがちなのが「奥行き」なんです。
「幅は58cmだから、60cm幅の洗濯機は無理だ…」と最初から諦めている方は多いのですが、「幅は65cmあるから余裕!」と思っていたのに、奥行きが足りなくて設置できなかった、というケースも少なくありません。
特に注意したいのが、防水パンの内側の寸法(内寸)です。
古いタイプの防水パンだと、奥行きが50cm程度しかないこともあります。最近のドラム式洗濯機は奥行きが70cmを超えるモデルも多いので、これではまったく足りませんよね。
さらに、もう一つ大切なポイントがあります。
それは、ドアを開けたときのスペースを確保できるか、ということです。
ドラム式洗濯機のドアは、本体の前に大きく開きます。洗濯物を取り出すためには、人が一人かがんで作業できるくらいのスペースが必要です。設置したはいいけれど、ドアが壁や洗面台にぶつかって全開にできない、なんてことになると、毎日の洗濯がストレスになってしまいます。
目安として、洗濯機を設置する前面に最低でも50cm~60cmの空間は欲しいところです。
洗面所が狭い場合は、洗濯機の前に立ったときに窮屈でないか、実際にシミュレーションしてみることをおすすめします。
このように、ドラム式洗濯機を設置するには、幅・奥行き・高さという本体サイズだけでなく、搬入経路やドアの開閉スペースといった、周辺の環境まで含めて考えることがとても大切なんですね。
コンパクトドラムの幅はどれくらい?
では、本題のコンパクトなドラム式洗濯機は、一体どれくらいの幅なのでしょうか?
一般的に「コンパクト」や「マンションサイズ」とうたわれているモデルは、幅がおおむね60cm未満(59.5cmなど)に設計されているものがほとんどです。
これは、日本の多くのマンションで採用されている防水パン(内寸幅59cm以上)にぴったり収まるように作られているからなんですね。
この幅60cm未満というのが、一つの大きな目安になります。
例えば、人気のあるモデルだとこんな感じです。
どちらも一般的なドラム式(約64cm)と比べると、かなりスリムになっているのがわかりますよね。
ただ、今回のテーマである「幅55cm以下」となると、話は別です。
残念ながら、国内の主要メーカーで現在、幅55cm以下のドラム式洗濯機はほとんど製造されていないのが現状なんです。
「え、じゃあ探しても無駄なの?」と思ってしまいますよね。
でも、ご安心ください。選択肢はゼロではありません!
数は少ないですが、とても貴重なモデルが存在するんです。それについては後ほど詳しくご紹介しますね。
なぜここまで選択肢が少ないのかというと、やはりドラム式洗濯機の構造に理由があります。
たたき洗いをするための大きなドラム、節水するための機構、そして乾燥機能などを詰め込むと、どうしても55cmという幅に収めるのが技術的に難しい、ということなんですね。
幅60cm未満のモデルから探そう

先述のように、幅55cm以下となると選択肢が極端に限られてしまいます。そのため、もしご自宅の設置スペースに少しでも余裕があるのなら、まずは「幅60cm未満」のモデルを視野に入れて探してみるのが現実的なアプローチになります。
幅が数センチ違うだけで、選べる機種の数がぐっと増えるんです。
例えば、以下のようなメーカーからコンパクトモデルが発売されています。
これらのモデルは、幅が59.5cm~59.8cm程度で作られていることが多いです。
「うちの防水パン、内寸がちょうど59cmなんだけど…」という場合でも、機種によっては脚の位置を調整することで設置できる可能性があります。カタログの仕様表に「設置可能な防水パンサイズ」が記載されているので、必ずチェックしてみてください。
幅60cm未満のモデルを選ぶメリットは、単に設置しやすいだけではありません。本体がコンパクトな分、洗面所などの空間に圧迫感が出にくく、動線を確保しやすいという利点もあります。
洗濯機の前に立って作業するスペースや、横を通るスペースが広くなるのは、毎日のことだからこそ嬉しいポイントですよね。
もし「どうしても55cmじゃないとダメ」というわけでなければ、一度、設置スペースをもう一度測り直してみて、「あと数センチならなんとかならないか」を検討してみる価値は十分にあると思います。
奥行きスリムなモデルもチェック
洗濯機を選ぶとき、私たちはどうしても「幅」にばかり目が行きがちです。でも、実は「奥行き」も使い勝手を大きく左右する重要なポイントなんですよ。
特に、洗面所がそれほど広くないお宅では、洗濯機が手前に出っ張っていると、通路が狭くなってしまったり、洗面台の前に立ちにくくなったりすることがあります。これを解決してくれるのが「奥行きスリム」なモデルです。
最近のドラム式洗濯機の中には、奥行きを60cm台前半、あるいは60cmちょうどに抑えたものが増えてきました。
例えば、パナソニックの「Cuble(キューブル)」シリーズはその代表格で、すっきりとした四角いフォルムとスリムな奥行きで人気があります。
タイプ | 奥行きの目安 | 特徴 |
---|---|---|
標準的なドラム式 | 約70cm~75cm | 大容量モデルに多い。設置すると手前に出っ張ることがある。 |
奥行きスリムモデル | 約60cm~66cm | 防水パンにすっきり収まりやすい。洗面所の空間を広く使える。 |
奥行きがスリムだと、見た目がスタイリッシュになるだけでなく、洗濯機の上部の空間を有効活用しやすくなるというメリットもあります。壁との間に余計な隙間ができにくいので、上に突っ張り棚などを設置して、洗剤やタオルを置くスペースを作りやすいんですね。
ただし、奥行きがスリムなモデルは、その分、洗濯容量が少し控えめ(7kg~10kg程度)になる傾向があります。ご家族の人数や洗濯の頻度と相談しながら、ご家庭に合ったバランスのモデルを選ぶことが大切です。
幅だけでなく、奥行きにも注目してみると、より快適なランドリースペースが実現できるかもしれませんね。
ドアがぶつかる?右開きの注意点
ドラム式洗濯機を選ぶ上で、サイズと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に重要なのが「ドアの開く向き」です。これを間違えてしまうと、本当に毎日の洗濯がストレスになってしまうので、絶対に確認してくださいね。
ドラム式洗濯機のドアには「左開き」と「右開き」があります。これは、洗濯機を正面から見たときに、ドアがどちら側に開くかを示しています。
どちらを選べばいいかは、洗濯機を設置する場所の壁の位置で決まります。
ドアの向きの選び方
もし壁側に開くドアを選んでしまうと、ドアが壁にぶつかって90度くらいしか開けられず、大きな洗濯物を取り出すのがとても大変になります。
ここで一つ、大きな注意点があります。それは、市場に出回っているドラム式洗濯機は、圧倒的に「左開き」が多いということです。
右開きモデルは、そもそも作られていないシリーズがあったり、選択肢がかなり少なかったりするのが現状です。そのため、ご自宅の間取りが「右開き」でないと不便な場合は、機種選びが少し難しくなるかもしれません。
購入前には、必ずご自宅の洗濯機置き場の壁の位置を確認し、「うちはどちら開きがベストか」を把握した上で、製品を探し始めるようにしてくださいね。
幅55cm以下のドラム式洗濯機おすすめモデル

- 一人暮らしに最適なモデル
- マンションサイズに合う一台は?
- コンパクトで人気のおすすめドラム式洗濯機
- 55cm以下なら縦型洗濯機も視野に
お待たせしました。
ここからは、いよいよ具体的なモデルについて見ていきましょう。
「幅55cm以下」という厳しい条件の中で、どのような選択肢があるのか、そして少し条件を広げた場合にどんなモデルが人気なのか、一人暮らしやマンション住まいの方の視点で、詳しくご紹介していきますね。
一人暮らしに最適なモデル
一人暮らしの方がドラム式洗濯機を選ぶ場合、どんな点に注目すれば良いのでしょうか?
私がお客様におすすめする際にポイントにしているのは、「容量」と「プラスアルファの機能」です。
まず容量ですが、一人暮らしなら洗濯容量は7kg~8kg、乾燥容量は3.5kg程度あると、とても便利だと思います。
「一人なのにそんなに大きいの?」と思われるかもしれませんが、これくらいの容量があれば、平日の洗濯物を週末にまとめて洗ったり、シーツや薄手の毛布といった大物を家で手軽に洗えたりするんです。
急な雨で濡れた服をすぐに乾燥させたい時も、余裕があると安心ですよね。
この条件に合うコンパクトモデルとして、お店でもよく名前が挙がるのがこちらです。
シャープ コンパクトドラム(ES-S7G)
幅約59.8cm、奥行き60cmと、マンションの防水パンにもすっきり収まるサイズ感が魅力です。洗濯7kg/乾燥3.5kgという容量は、まさに一人暮らしにジャストフィット。
シャープ独自の「プラズマクラスター」機能が搭載されているのも嬉しいポイントで、水洗いできないジャケットや制服の除菌・消臭も手軽にできます。
パナソニック Cuble(キューブル) プチドラム(NA-VG780L-H)
こちらも洗濯7kg/乾燥3.5kgのモデルです。なんといっても、洗面所のインテリアにもなるスタイリッシュなデザインが人気ですね。温水で洗う「スゴ落ち泡洗浄」で、ワイシャツの襟袖汚れなどもすっきり落とせます。デザインも機能もこだわりたい、という方にぴったりです。
どちらのモデルも、一般的なドラム式より一回り小さいサイズ感なので、一人暮らしの限られたスペースでも圧迫感なく設置できるのが良いところです。乾燥機能を使えば、洗濯物を干す手間と時間が一気に省けるので、忙しい毎日を送る方にこそ、ドラム式洗濯機はおすすめしたいですね。
これらのモデルは幅が60cm弱なので、「55cm以下」という条件はクリアできませんが、一人暮らし向けのコンパクトドラムとしては、非常に完成度が高く、人気のある選択肢です。
ただし、既にメーカー生産終了品ですので、お求めの方は各ショップの在庫限りとなりますのでお早めに!
マンションサイズに合う一台は?

マンションにお住まいの方が洗濯機を選ぶ際に、特に気になるのはやはり「サイズ」と「運転音」ではないでしょうか。
サイズについては、これまでお話ししてきたように、まずはご自宅の防水パンと搬入経路に収まることが大前提です。その上で、多くのマンションに対応しやすい「幅60cm前後、奥行き65cm以下」のモデルが、いわゆる「マンションサイズ」と呼ばれています。
このサイズの代表格は、やはりパナソニックの「Cuble(キューブル)」シリーズや、シャープのコンパクトドラムですね。これらのモデルは、限られたスペースへの設置をよく考えられて作られています。
そして、もう一つ忘れてはならないのが「運転音」です。
集合住宅では、深夜や早朝に洗濯機を回すのは気が引ける…という方も多いですよね。
「お隣さんや階下の方に迷惑じゃないかしら?」と心配されるお客様はとても多いです。特にドラム式は、乾燥時にモーター音やファンの音がするので、静音性はしっかりチェックしたいポイントなんです。
運転音の大きさは「dB(デシベル)」という単位で表されます。数値が小さいほど静かです。目安として、図書館の中が40dB、静かな住宅街の昼間が50dBと言われています。洗濯機のカタログには、「洗い」「脱水」「乾燥」それぞれの運転音が記載されているので、ぜひ比べてみてください。
音の大きさ | 身近な音の例 |
---|---|
30dB | ささやき声、深夜の郊外 |
40dB | 図書館、静かな住宅地の昼 |
50dB | 家庭用エアコンの室外機 |
夜間に使うことが多いなら、脱水や乾燥の運転音が45dB以下のモデルを選ぶと、比較的安心して使えると思います。
最近のモデルは低振動・低騒音設計が進んでいるものが多いので、ぜひこの「dB」の数値にも注目して選んでみてくださいね。
コンパクトで人気のおすすめドラム式洗濯機
さて、いよいよ本題です。
「幅55cm以下」という非常に厳しい条件をクリアする、貴重なドラム式洗濯機をご紹介します。
現在、この条件を満たすモデルとして挙げられるのは、ずばりハイアール(Haier)の「JW-T45SA」という機種です。
この洗濯機の最大の魅力は、なんといってもその圧倒的なコンパクトさです。幅も奥行きも55cmを下回っており、これは多くの縦型洗濯機と同じか、それ以上に小さいサイズ感です。
これなら、今まで「ドラム式は絶対に置けない」と諦めていた、かなり狭いスペースにも設置できる可能性がぐっと高まりますよね。
コンパクトながら、シャツの黄ばみなどに効果的な「お湯洗い」機能が付いているのも嬉しいポイントです。一人暮らしの洗濯量であれば、4.5kgという容量も十分対応できる範囲でしょう。
ただし、このモデルを選ぶ際には、一つだけ非常に重要な注意点があります。
この洗濯機には、乾燥機能が付いていません。
あくまで「ドラム式“洗濯機”」であり、洗濯から乾燥までを一台で完結することはできないんです。これは大きなデメリットと感じる方もいるかもしれません。
乾燥機能が絶対に欲しいという方には残念ながらおすすめできませんが、「乾燥はあまり使わない」「浴室乾燥機があるから大丈夫」という方にとっては、唯一無二の選択肢となり得ます。
ドラム式ならではの節水性の高さや、衣類が傷みにくいたたき洗いのメリットは、しっかり享受できますからね。
価格も比較的手頃なので、「ドラム式の洗い心地を試してみたい」という方にもぴったりの一台だと思います。
55cm以下なら縦型洗濯機も視野に
これまでドラム式洗濯機に絞ってお話ししてきましたが、「どうしても設置スペースが幅55cm以下しかない…」そして「乾燥機能もやっぱり欲しい!」という場合、どうすれば良いのでしょうか?
その場合は、一度ドラム式へのこだわりをリセットして、「縦型洗濯機」に目を向けてみることを強くおすすめします。
ドラム式とは違い、縦型洗濯機であれば、幅55cm以下のモデルは各メーカーから豊富に発売されているんです。
しかも、最近の縦型洗濯機はとても高性能なんですよ。
お店でも、「本当はドラム式が良かったんだけど、サイズが合わなくて…」とご相談に来られたお客様に、最新の縦型をご提案すると、「今の縦型ってこんなに進化してるの!?」と驚かれることが多いです。
ドラム式と縦型には、それぞれ得意なこと、不得意なことがあります。簡単に比較してみましょう。
項目 | ドラム式洗濯機 | 縦型洗濯機 |
---|---|---|
洗浄方式 | たたき洗い(衣類に優しい) | もみ洗い(泥汚れなどに強い) |
節水性 | ◎ とても高い | △ ドラム式よりは多く使う |
乾燥機能 | ◎ ふんわり仕上がる(ヒートポンプ式) | 〇 しっかり乾くがシワになりやすい(ヒーター式) |
本体サイズ | 大きい傾向 | コンパクトなモデルが多い |
もしスペースを最優先するなら、東芝、日立、アクアなどのメーカーから、幅52cm前後のスリムな縦型洗濯機がたくさん出ています。乾燥機能付きのモデルを選べば、天気を気にせず洗濯ができますし、洗浄力の高さは縦型ならではの魅力です。
その中でも、特に「幅」を重視する方にぜひチェックしていただきたいのが、東芝のZABOON AW-7DHシリーズです。
驚くべきは、その本体幅51.5cmという業界トップクラスのスリムさです。
これなら、今まで諦めていたような本当に狭い場所にも設置できる可能性が広がりますよね。デザインもすっきりしていて高級感があります。
もちろん、コンパクトだからといって洗浄力に妥協はありません。東芝独自の「ウルトラファインバブル洗浄」で、繊維の奥の汚れまでしっかり落としてくれると評判ですよ。
もちろん、ドラム式のおしゃれなデザインや節水性に惹かれる気持ちもよくわかります。ですが、限られたスペースの中で最適な一台を見つけるためには、少し視野を広げてみることも大切かもしれませんね。
総括:幅55cm以下のドラム式洗濯機選び
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。