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ルンバが玄関や階段で落ちる原因と防止策!落下時の保証や修理代は?

ルンバ 玄関 落ちる1 メーカー・ブランド

お家の床を自動でキレイにしてくれるルンバ、本当に便利で今や手放せない存在になっているご家庭も多いのではないでしょうか。

私も家電量販店で働いているので、その人気ぶりは日々感じています。
ただ、そんな便利なルンバにも「玄関や階段の段差から落ちてしまうのでは?」という心配がつきものですよね。

特に、高価な家電だからこそ、一度落ちただけで壊れてしまったらどうしよう…と不安になる気持ち、とてもよく分かります。

実際にルンバが落下する原因の多くは、段差を検知するセンサーの汚れや、特定の高さの段差が関係していることが多いんです。

でも安心してください。
ご家庭で簡単にできる対策がたくさんあります。

例えば、手軽な侵入防止テープを使ったり、バーチャルウォールという便利なアクセサリーを活用したり、機種によってはアプリの進入禁止エリア設定で解決できる場合もあります。

万が一、ルンバが落ちた場合の保証はどうなるの?
修理代は一体いくらかかるの?
そんな万が一の時の情報も気になりますよね。

この記事では、ルンバが段差から落ちてしまう原因から、すぐに試せる具体的な落下防止対策。
そして、もしもの時の保証や修理に関するお話まで、皆さんの不安を解消できる情報をぎゅっとまとめてみました。

大切なルンバを、長く安心して使うためのヒントがきっと見つかると思います!

この記事のポイント
  • ルンバが玄関や階段から落ちてしまう原因
  • 今日からすぐに実践できる具体的な落下防止対策
  • 万が一落下してしまった場合の保証について
  • 故障した場合の修理代の目安

ルンバが玄関や階段から落ちる!原因と対策は?

クリーン家電ガイド:イメージ
  • ルンバが玄関で落ちてしまう主な原因
  • 階段からの落下も同様の理由
  • 段差センサーの仕組みと手入れ
  • 何センチの段差を検知できる?
  • すぐに試せる落下防止対策まとめ
  • 100均の侵入防止テープも有効
  • バーチャルウォールで見えない壁を作る
  • アプリで進入禁止エリアを設定

まずは、そもそもどうしてルンバが段差から落ちてしまうのか、その原因を探っていくところから始めましょう。

ここでは、ルンバが落下してしまうメカニズムから、ご家庭で誰でも簡単にできる具体的な対策方法まで、一つひとつ詳しく見ていきたいと思います。

ルンバが玄関で落ちてしまう主な原因

ルンバが玄関で落下してしまうケース、実はよくご相談をいただきます。

その主な原因は、ルンバの裏側についている「段差センサー」の汚れや、玄関の床材の色、そして段差の高さが関係していることがほとんどなんです。

段差センサーは、いわばルンバの「目」のようなもの。このセンサーがホコリや髪の毛で汚れてしまうと、段差を正しく認識できなくなり、そのまま真っ直ぐ進んで落下してしまうんですね。

また、床の色も意外な落とし穴で、光を吸収しやすい黒っぽい色の床や、太陽光が強く反射するようなピカピカの床だと、センサーがうまく働かないことがあります。

私の家で実際にあったのは、ルンバが部屋のスリッパを巻き込んでしまって、そのスリッパがちょうど段差センサーを隠してしまった、なんていう出来事でした。

このように、思いがけないことが原因になる場合もあるんです。

センサーが働きにくい環境に注意
センサーが働きにくい環境に注意
センサー部分にホコリや髪の毛が付着している
床の色が黒色や濃い茶色など、光を吸収しやすい
床の素材が光を強く反射するもの
センサーを物理的に覆ってしまう障害物がある

ご自宅の玄関が上記に当てはまる場合は、特に注意が必要かもしれません。

せっかくのお掃除ロボットが落下してしまっては元も子もありませんから、まずは落下しやすい原因をご家庭の環境と照らし合わせてみることが大切ですね。

階段からの落下も同様の理由

玄関からの落下も怖いですが、2階建て以上のお家だと階段からの落下はもっと心配ですよね。
ルンバが階段から転げ落ちてしまったら、本体がバラバラになってしまう可能性もあって、想像するだけでもヒヤッとします。

この階段からの落下も、原因は玄関の場合と基本的に同じなんです。

先ほどもお伝えしたように、段差センサーが汚れていたり、階段の床材の色や素材がセンサーの苦手なタイプだったりすると、ルンバはそこに階段があることに気づかずに進んでしまいます。

特に、階段の縁に滑り止めのための濃い色のテープが貼ってある場合などは、センサーが「床が続いている」と勘違いしやすいようです。

ただ、玄関と階段で大きく違うのは、その高低差による危険度の高さです。数十センチの段差である玄関と違い、階段は落下した際の衝撃が非常に大きいため、一度の落下で致命的な故障につながりかねません。

そのため、2階以上のフロアでルンバを稼働させる場合は、玄関以上に念入りな対策をしておくことを強くおすすめします。

段差センサーの仕組みと手入れ

では、ルンバを落下から守る要となる「段差センサー」は、一体どんな仕組みで、どこにあって、どうやってお手入れすれば良いのでしょうか。

仕組みを知ると、お手入れの大切さがもっとよく分かると思います。

ルンバの段差センサーは、赤外線を使って機能しています。センサーから床に向かって赤外線を発射し、その光が跳ね返ってくるまでの時間を計測しているんですね。

床があればすぐに光が返ってきますが、段差や崖があると光が返ってこない、あるいは返ってくるのが遅れます。この違いを検知して「ここから先は危険だ」と判断し、方向転換する仕組みなんです。

この大切なセンサーは、ルンバを裏返した時のフチの部分に、複数(iシリーズなら4つ)付いています。
ちょうどバンパーの下あたりを覗き込んでみてください。透明なプラスチックで覆われた小さな窓のような部分がそれです。

お手入れ方法はとっても簡単で、乾いた柔らかい布や綿棒で、このセンサー部分を優しく拭いてあげるだけでOKです。月に1回程度、ダストボックスのゴミを捨てるついでにササっと拭く習慣をつけるのがおすすめですよ。

「お手入れ」と聞くと少し面倒に感じるかもしれませんが、本当に拭くだけなのでとっても簡単なんです。これだけで落下の危険性がぐっと減るなら、やらない手はないですよね!

お手入れの注意点

メラミンスポンジを使いたくなるかもしれませんが、センサーのプラスチック部分を傷つけてしまう可能性があるので、使用は避けてくださいね。

もし使う場合は、充電に使われる金属の接続部分のみにしましょう。

何センチの段差を検知できる?

実は、ルンバが落下防止機能を発揮するには、ある程度の段差の高さが必要なんです。

ルンバは基本的に約3cm以上の段差を検知して、落下を回避するように設計されています。
つまり、それよりも低い、ごくわずかな段差は「乗り越えられる段差」と判断して、そのまま進んでしまう可能性があるということですね。

例えば、マンションの玄関によくある数ミリ程度の上がり框や、薄い玄関マットなどは、ルンバにとっては障害物ではなく、そのまま乗り越えて玄関のたたきまで進んでしまうことがあります。

たたき自体に高さがあればそこで止まりますが、もしフラットな玄関であれば、そのまま外に出てしまう…なんてことにもなりかねません。

すぐに試せる落下防止対策まとめ

クリーン家電ガイド:イメージ

ここからは、ルンバを落下させないための具体的な対策をいくつかご紹介しますね。どれも簡単に試せるものばかりなので、ご自宅の環境に合わせて取り入れてみてください。

ベビーゲートやペットフェンスを設置する

最も確実で物理的な方法が、ベビーゲートやペットフェンスを設置することです。

特に、小さなお子様やペットがいるご家庭では、すでに使っているものを活用できるかもしれません。玄関や階段の入り口に設置すれば、ルンバがその先に進むことは物理的に不可能になるので、安心感は絶大です。

見た目もスッキリしている製品が多いので、インテリアを損ないにくいのも嬉しいポイントだと思います。

突っ張り棒を利用する

「ゲートを置くのはちょっと大げさかも…」という方には、突っ張り棒が手軽でおすすめです。

床から2〜3cm程度の低い位置に突っ張り棒を1本設置するだけで、ルンバのバンパーがそれを障害物として認識し、方向転換してくれます。100円ショップなどでも手に入るので、コストをかけずに今すぐ対策したい場合にぴったりですね。

ただ、人がまたぐ時に少し邪魔になったり、見た目が気になったりするのがデメリットかもしれません。

どちらの方法も、ルンバが稼働している時だけ設置するなど、ライフスタイルに合わせて工夫すると、ストレスなく続けられると思います。

100均の侵入防止テープも有効

突っ張り棒よりもさらに手軽な方法として、黒いテープなどを床に貼るという対策もあります。

ルンバのセンサーは、黒い色など光を吸収しやすいものに赤外線を当てると、「光が返ってこない=崖がある」と誤認識することがあります。この特性を利用して、玄関や階段の少し手前の床に、幅の広い黒いビニールテープやマスキングテープを貼っておくのです。

そうすると、ルンバはそのテープを「越えられない段差」と判断して、手前で引き返してくれるようになります。これなら床がフラットなままなので人が通行するのにも全く邪魔になりませんし、費用もほとんどかかりません。

テープ対策の注意点

この方法は、床の色や材質によっては効果が出にくい場合もあります。またテープを貼ることで床の見た目が少し変わってしまうので、インテリアを重視する方には向かないかもしれません。

フローリングの材質によっては、テープを剥がすときに糊が残ったり、ワックスが剥がれたりする可能性もゼロではないので、目立たない場所で試してから使うことをおすすめします。

バーチャルウォールで見えない壁を作る

「物理的な障害物もテープも嫌だけど、確実に進入を防ぎたい!」そんなわがままを叶えてくれるのが、アイロボット純正のアクセサリー「デュアルバーチャルウォール」です。

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これは、目には見えない赤外線の壁を作って、ルンバの進入を防ぐための装置です。

乾電池式で、部屋の隅にポンと置いてスイッチを入れるだけで準備完了。人が通るのには全く邪魔にならないのに、ルンバだけがその見えない壁を認識して、手前でUターンしてくれるんです。

ペットの水飲み場や、壊れやすい花瓶の周りだけを避けてほしい、なんていう細かい要望にも応えられるので、1台あるとすごく便利です。

デュアルバーチャルウォールには2つのモードがあります。

バーチャルウォールモード・ヘイローモード
バーチャルウォールモード
最大約3mの直線的な見えない壁を作ります。階段や部屋の入り口を塞ぐのに最適です。
ヘイローモード
装置を中心に半径約60cmの円形の進入禁止エリアを作ります。ペットの食器や観葉植物などをピンポイントで守りたい時に便利です。

別途購入する必要はありますが、見た目もスマートでストレスフリーな対策をしたい方には、間違いなくおすすめの選択肢だと思います。

アプリで進入禁止エリアを設定

そして、最もスマートでハイテクな方法が、スマートフォンのアプリで進入禁止エリアを設定することです。

これは、お部屋の間取りを学習する「マッピング機能」を搭載した、比較的新しい上位モデルのルンバで使える機能になります。

ルンバがお部屋の地図(スマートマップ)を作成した後、iRobot HOMEアプリ上で、指で四角いエリアを描くだけ。「ここには入らないでね」とルンバに直接指示できるようなイメージです。

玄関や階段の前はもちろん、子供のおもちゃが散らかっているスペースや、配線が多いテレビの裏など、好きな場所に好きなだけ進入禁止エリアを設定できるのが最大の魅力ですね。

進入禁止エリア設定のメリット
進入禁止エリア設定のメリット
物理的な障害物が一切不要でお部屋がスッキリ
スマホ一つでいつでも簡単に設定・変更が可能
複数の場所を同時に、かつ正確に指定できる

バーチャルウォールのように電池交換の手間もありませんし、一度設定してしまえば、あとはルンバが賢くそのエリアを避けて掃除してくれます。

もしお使いのルンバがマッピング機能に対応しているなら、これが最も簡単で確実な対策と言えるかもしれません。

玄関や階段からルンバが落ちる…保証と修理代

クリーン家電ガイド:イメージ
  • 落ちたルンバは保証の対象になる?
  • 修理代はどのくらいかかるのか

対策は万全にしていても、何かの拍子にルンバが落下してしまう可能性はゼロではありません。

ここからは、そんな「万が一」の時のために知っておきたい、保証や修理代についてのお話をしますね。お金に関わることなので、しっかり確認しておきましょう。

落ちたルンバは保証の対象になる?

「もしルンバが落ちて壊れたら、メーカー保証で直してもらえるの?」これは、誰もが一番に気になるところだと思います。

結論から言うと、残念ながら落下による故障は、通常の1年間のメーカー保証の対象外となるケースがほとんどです。

メーカー保証は、基本的に「取扱説明書に従った正常な使用状態での自然故障」が対象となります。落下や水濡れ、衝撃による故障は「物損故障」という扱いになり、保証の範囲外と判断されてしまうんですね。

ただし、希望の光もあります。
それは、アイロボット公式ストアなどで製品を購入する際に加入できる「アイロボット公式 有料5年保証サービス」です。

この有料保証は、自然故障に加えて、落下や水濡れといった突発的なアクシデントによる物損故障にも対応してくれるんです。

保証について知っておくべきこと
保証について知っておくべきこと
通常のメーカー保証(1年)では、落下による故障は対象外。
公式の「有料5年保証」に加入していれば、物損故障も保証対象になる可能性がある。
海外モデルや非正規店での購入品は、保証サービスを受けられない場合があるので注意が必要。

「購入時に有料保証に入ったかどうか覚えていない」という方は、購入時のメールや保証書を確認してみてください。もしもの時に大きな差になるので、これはとても重要なポイントです。

修理代はどのくらいかかるのか

では、保証が使えなかった場合、修理には一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。これも気になりますよね。

正直なところ、修理代金は故障の程度によって大きく異なるため、「いくらです」と一概に言うことは難しいのが現状です。

ただ、過去の事例として、水濡れ故障の修理に5万円程度かかったという話もあります。
落下による故障も、内部の基盤やモーター、センサーユニットなどが広範囲に損傷している場合、同程度の高額な費用がかかる可能性は十分に考えられます。

そうなると、「新しいモデルに買い替えた方が良いのでは…?」と悩む金額ですよね。

一方で、アイロボットには「ルンバ オフィシャルサポート」というサービスもあります。
これは、分解清掃や点検に加えて、不具合箇所の修理や消耗品の交換もセットで行ってくれるというもの。機種にもよりますが、費用は18,500円~22,500円(税込)程度です。

軽微な故障であれば、このメンテナンスサービス内で修理が完了することもあるようなので、一度サポートセンターに相談してみる価値は大きいと思います。

高額な修理代がかかる場合は、買い替えも視野に入れる良い機会かもしれません。最新のモデルは障害物の回避能力やマッピング機能も格段に進化していますから、結果的により快適なお掃除ライフが手に入る可能性もありますよ。

総括:ルンバが玄関や階段から落ちる悩みを解決

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • ルンバが落ちる主な原因は段差センサーの汚れや機能しにくい環境
  • 黒っぽい床や光が強く反射する床はセンサーが誤作動しやすい
  • 階段からの落下は危険度が高くより念入りな対策が必要
  • 段差センサーは赤外線の反射で段差を検知している
  • センサーの手入れは乾いた布で拭くだけで簡単
  • ルンバは約3cm以上の段差を検知して回避する
  • 3cm未満の低い段差は乗り越えてしまう可能性がある
  • 物理的な対策としてベビーゲートや突っ張り棒が有効
  • 黒いテープを床に貼るとセンサーが崖と誤認識して避ける
  • 純正アクセサリーのバーチャルウォールは見えない壁で進入を防ぐ
  • 上位モデルならアプリの進入禁止エリア設定が最もスマート
  • 落下による故障は通常のメーカー保証の対象外になることが多い
  • 公式の有料5年保証サービスなら物損故障にも対応
  • 修理代は高額になる可能性があり買い替えも視野に入れるべき
  • オフィシャルメンテナンスサービスで比較的安価に修理できる場合もある

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