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縦型乾燥機付き洗濯機のデメリットを解説!購入前に知るべき注意点

縦型 乾燥機付き洗濯機 デメリット1 種類

縦型乾燥機付き洗濯機は、省スペースで導入できるため人気ですが「本当に乾くの?」「電気代が高いって聞くけど…」といった不安の声も耳にします。

特にドラム式洗濯機と比較されることが多く、どちらを選ぶべきか迷ってしまいますよね。

洗濯機は決して安い買い物ではないので、購入してから後悔はしたくないものです。

縦型乾燥機付き洗濯機のデメリットをしっかり理解しないまま選んでしまうと、思ったような性能を発揮できず、かえってストレスになってしまうかもしれません。

この記事では、家電量販店で働く私が、お客様からよく聞く縦型乾燥機付き洗濯機のリアルな評価や、ドラム式との違い、そして後悔しないための選び方のポイントを詳しく解説していきます。

  • 縦型乾燥機付き洗濯機のリアルな乾燥能力
  • 気になる電気代や日々のお手入れの手間
  • ドラム式や乾燥機が別のタイプとの違い
  • デメリットを踏まえた上手な選び方のコツ

縦型乾燥機付き洗濯機のデメリットとは?

クリーン家電ガイド:イメージ

それでは早速、多くの方が気にされている縦型乾燥機付き洗濯機のデメリットについて、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、購入前に知っておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

乾かないって本当?

「縦型洗濯機の乾燥機能は、衣類がしっかり乾かない」という話を耳にしたことはありませんか?
これは半分本当で、半分は少し違うかな、と私は思います。

縦型洗濯機の乾燥方式は、ほとんどが「ヒーター乾燥」というタイプなんです。

これはドライヤーのように温風を当てて水分を蒸発させる仕組みで、洗濯槽の中で衣類をかくはんしながら乾かします。この方式だと、洗濯物の量が多い場合や厚手の衣類は、どうしても乾きムラが出やすくなる傾向があります。

特に、洗濯槽の底にある衣類は乾きにくく、お客様からも「タオルが生乾きになってしまう」という声を聞くことがあります。

一方で、ドラム式洗濯機の多くは「ヒートポンプ式」を採用しています。

これは、湿気を含んだ空気を除湿して乾いた温風に変える、衣類に優しい乾燥方式です。大きなドラム内で衣類をふんわり持ち上げながら乾かすので、シワになりにくく、ふんわり仕上がるのが特徴です。

このように言うと、縦型は全くダメなように聞こえるかもしれませんが、少量の洗濯物を乾かす場合や、あと少しで乾きそうなお天気の悪い日の補助としては、十分活躍してくれますよ。

気になる電気代

乾燥機能を使う上で、やはり気になるのが電気代ですよね。

先ほどお伝えしたように、縦型洗濯機の多くはヒーター乾燥方式を採用しています。このヒーター乾燥は、ヒーターで空気を温めるため、どうしても消費電力が大きくなってしまうんです。

一方、ドラム式洗濯機で主流のヒートポンプ乾燥は、空気中の熱を利用する効率的な仕組みなので、ヒーター乾燥に比べて電気代をかなり抑えることができます。

どれくらい違うのか、一般的な目安を比較してみましょう。

乾燥方式別電気代比較
乾燥方式 1回あたりの電気代の目安
ヒーター乾燥(縦型) 約50円~60円
ヒートポンプ乾燥(ドラム式) 約20円~30円
ヒーター乾燥(縦型)
1回あたりの電気代の目安
約50円~60円
ヒートポンプ乾燥(ドラム式)
1回あたりの電気代の目安
約20円~30円

このように、1回の乾燥で倍近い差が出ることがあります。
毎日乾燥機能を使うご家庭だと、1ヶ月で1000円以上の差になる可能性も考えられますね。

もちろん、洗濯物の量やコースによって電気代は変動しますが、乾燥機能を頻繁に利用する予定の方は、この電気代の差をしっかり考慮して選ぶのがおすすめです。

ただ、縦型乾燥機付き洗濯機は、ドラム式に比べて本体価格が安い傾向にあります。初期費用を抑えたい方や、乾燥機能はたまにしか使わないという方にとっては、十分魅力的な選択肢だと思います。

乾燥機能の口コミ

家電量販店で働いていると、実際に製品を使っているお客様から、たくさんのリアルな声を聞く機会があります。

ここでは、私が直接お客様からお聞きした縦型洗濯機の乾燥機能に関する口コミをいくつかご紹介しますね。

良い口コミ

  • 「雨の日や急いでいる時だけ使っています。洗濯物を干す手間が省けて本当に助かります。」
  • 「子供の体操服など、少量の洗濯物をすぐに乾かしたい時に便利です。思ったよりちゃんと乾きますよ。」
  • 「ドラム式は大きくて置けなかったので、省スペースで乾燥までできるのは嬉しいです。」

気になる口コミ

  • 「やっぱりYシャツなどはシワが気になりますね。アイロンがけは必須です。」
  • 「家族分の洗濯物を一度に乾かそうとすると、時間がかかるし生乾きになることも…。」
  • 「電気代の請求書を見て、少しびっくりしました。毎日は使えないかなと思っています。」

これらの口コミから分かるように、縦型洗濯機の乾燥機能は、使い方や期待するレベルによって満足度が大きく変わってくるようです。

毎日たくさんの洗濯物を完璧に乾かしたい、という方には少し物足りないかもしれません。
しかし「いざという時のための補助機能」として捉えれば、とても便利で心強い味方になってくれるのではないでしょうか。

乾燥機と洗濯機を別にするデメリット

「乾燥機能にこだわるなら、洗濯機と衣類乾燥機を別々に買った方がいいのでは?」と考える方もいらっしゃいますよね。

確かに、専用の衣類乾燥機はパワフルで、洗濯物をふんわりと仕上げてくれます。しかし、洗濯機と乾燥機を別々に設置することには、いくつかのデメリットもあるんです。

洗濯機・乾燥機別設置の課題
設置スペースの課題
洗濯機と乾燥機の2台を置くためには、それなりの広さが必要になります。特にマンションなど、洗面所が限られたスペースの場合は、設置が難しいケースも少なくありません。
移し替え作業の手間
洗濯が終わった後、濡れて重くなった洗濯物を、洗濯槽から取り出して乾燥機まで運ぶ作業は、毎日となると結構な負担に感じるかもしれません。
初期費用の負担
高性能な洗濯機と衣類乾燥機をそれぞれ購入すると、最新の洗濯乾燥機1台よりも高額になることがあります。
設置スペースの課題
洗濯機と乾燥機の2台を置くためには、それなりの広さが必要になります。特にマンションなど、洗面所が限られたスペースの場合は、設置が難しいケースも少なくありません。
移し替え作業の手間
洗濯が終わった後、濡れて重くなった洗濯物を、洗濯槽から取り出して乾燥機まで運ぶ作業は、毎日となると結構な負担に感じるかもしれません。
初期費用の負担
高性能な洗濯機と衣類乾燥機をそれぞれ購入すると、最新の洗濯乾燥機1台よりも高額になることがあります。

まず、一番の課題は設置スペースです。
洗濯機と乾燥機の2台を置くためには、それなりの広さが必要になります。特にマンションなど、洗面所が限られたスペースの場合は、設置が難しいケースも少なくありません。

次に、洗濯物を移し替える手間がかかる点です。
洗濯が終わった後、濡れて重くなった洗濯物を、洗濯槽から取り出して乾燥機まで運ぶ作業は、毎日となると結構な負担に感じるかもしれません。

また、初期費用も考慮する必要があります。
高性能な洗濯機と衣類乾燥機をそれぞれ購入すると、最新の洗濯乾燥機1台よりも高額になることがあります。

これらの理由から、スペースや手間、予算を総合的に考えると、洗濯から乾燥まで一台で完結する縦型乾燥機付き洗濯機は、多くの方にとって便利な選択肢と言えるでしょう。

乾燥フィルターの掃除は大変?

乾燥機能を使う上で、意外と見落としがちなのがフィルターのお手入れです。

乾燥機能を使うと、衣類から出たホコリや糸くずがフィルターに溜まります。このフィルターが目詰まりすると、乾燥効率が著しく低下し、生乾きの原因になってしまうんです。そのため、乾燥機能を使った後は、毎回フィルターの掃除が必要になります。

縦型洗濯機の場合、主に2種類のフィルターがあります。

一つは、洗濯槽の上部についている「乾燥フィルター」。
もう一つは、糸くずフィルターと兼用になっている場合もあります。

お手入れ自体は、フィルターを取り外してホコリを取り除くだけなので、それほど難しい作業ではありません。ただ、この一手間を「面倒くさい」と感じる方は少なくないようです。

特に、忙しい毎日の中では、ついつい忘れがちになってしまうかもしれませんね。

また、フィルター掃除を怠ると、乾燥性能が落ちるだけでなく、故障の原因になったり、最悪の場合、火災のリスクも高まるとされています。
安全で快適に使い続けるためにも、フィルターのお手入れは欠かせない作業だと覚えておいてくださいね。

デメリットを理解して選ぶ縦型乾燥機付き洗濯機

クリーン家電ガイド:イメージ

ここまで縦型乾燥機付き洗濯機のデメリットを中心にお話ししてきましたが、いかがでしたか?

デメリットを知ると少し不安になってしまうかもしれませんが、ご自身のライフスタイルと照らし合わせることで、最適な一台が見えてくるはずです。

ここからは、デメリットを理解した上で、後悔しないための選び方のポイントを一緒に見ていきましょう。

ドラム式とどっちがいい?

これは、お客様から最もよく聞かれる質問の一つです。

結論から言うと、どちらが良いかは「何を一番重視するか」によって変わってきます。それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身の優先順位を考えてみてください。

洗濯機比較表
項目 縦型乾燥機付き洗濯機 ドラム式洗濯乾燥機
洗浄力
(得意)
(標準)
乾燥機能
(シワ・乾きムラが出やすい)
(ふんわり仕上がる)
節水性
(標準)
(得意)
電気代 (乾燥)
(高め)
(安い)
本体価格
(安い傾向)
(高い傾向)
設置性
(省スペース)
(広いスペースが必要)
縦型乾燥機付き洗濯機
洗浄力
(得意)
乾燥機能
(シワ・乾きムラが出やすい)
節水性
(標準)
電気代
(高め)
本体価格
(安い傾向)
設置性
(省スペース)
ドラム式洗濯乾燥機
洗浄力
(標準)
乾燥機能
(ふんわり仕上がる)
節水性
(得意)
電気代
(安い)
本体価格
(高い傾向)
設置性
(広いスペースが必要)

このように、それぞれに得意なことと苦手なことがあります。

例えば、泥汚れなど、とにかく洗浄力を重視したいご家庭や、初期費用を抑えたい方には縦型がおすすめです。

一方で、乾燥の仕上がりや、日々のランニングコスト(水道代・電気代)を節約したい方には、ドラム式が向いていると言えます。

ご自身のライフスタイルや洗濯物の種類、設置場所などを考慮して、最適なタイプを選んでくださいね。

一人暮らしに乾燥機能は必要か

一人暮らしの場合、乾燥機能が必要かどうかは、ライフスタイルによって大きく変わってきます。

例えば、仕事が忙しくて洗濯物を干す時間がない方、ベランダがないお部屋にお住まいの方、または雨の日や花粉の季節の部屋干しを避けたい方にとっては、乾燥機能は非常に便利なものになるでしょう。洗濯から乾燥まで自動で行ってくれるので、時間を有効活用できますよね。

一方で、日中に洗濯物を干す時間がある方や、お部屋に十分な物干しスペースがある方にとっては、必ずしも必要な機能ではないかもしれません。乾燥機能がない分、本体価格は安くなりますし、電気代の心配もいりません。

ご自身の生活パターンを思い浮かべてみて、「洗濯物を干すのが面倒」「部屋干しのスペースがない」といった悩みを解決したいのであれば、乾燥機能付きを選ぶ価値は十分にあると思います。

乾かないを防ぐための上手な使い方

縦型洗濯機の乾燥機能を最大限に活用するためには、いくつかコツがあります。
「乾かない」という失敗を防ぐために、ぜひ試してみてください。

乾燥機能を上手に使うコツ
1
洗濯物の量を減らす
乾燥容量は、洗濯容量の半分程度が目安です。洗濯物を詰め込みすぎると、温風が全体に行き渡らず、乾きムラの原因になります。少し面倒でも、2回に分けるなど工夫すると、仕上がりが格段に良くなりますよ。
2
脱水時間を長くする
乾燥させる前に、できるだけ衣類の水分を飛ばしておくことが重要です。脱水時間を少し長めに設定するだけで、乾燥時間を短縮でき、電気代の節約にもつながります。
3
乾燥フィルターを毎回掃除する
先ほどもお伝えしたように、フィルターの掃除はとても大切です。ここにホコリが溜まっていると、乾燥効率が大きく低下してしまいます。乾燥機能を使ったら、必ずフィルターをチェックする習慣をつけましょう。
4
厚手のものと薄手のものを分ける
ジーンズなどの厚手の衣類と、Tシャツなどの薄手の衣類を一緒に乾燥させると、薄手のものだけが先に乾いてしまいます。できれば、素材の厚さごとに分けて乾燥させるのが理想的です。
1
洗濯物の量を減らす
乾燥容量は、洗濯容量の半分程度が目安です。洗濯物を詰め込みすぎると、温風が全体に行き渡らず、乾きムラの原因になります。少し面倒でも、2回に分けるなど工夫すると、仕上がりが格段に良くなりますよ。
2
脱水時間を長くする
乾燥させる前に、できるだけ衣類の水分を飛ばしておくことが重要です。脱水時間を少し長めに設定するだけで、乾燥時間を短縮でき、電気代の節約にもつながります。
3
乾燥フィルターを毎回掃除する
先ほどもお伝えしたように、フィルターの掃除はとても大切です。ここにホコリが溜まっていると、乾燥効率が大きく低下してしまいます。乾燥機能を使ったら、必ずフィルターをチェックする習慣をつけましょう。
4
厚手のものと薄手のものを分ける
ジーンズなどの厚手の衣類と、Tシャツなどの薄手の衣類を一緒に乾燥させると、薄手のものだけが先に乾いてしまいます。できれば、素材の厚さごとに分けて乾燥させるのが理想的です。

これらのポイントを意識するだけで、縦型洗濯機の乾燥機能はもっと便利に使えるはずです。

総括:縦型乾燥機付き洗濯機のデメリット

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 縦型乾燥はヒーター式が主流
  • ドラム式よりシワになりやすい傾向
  • 電気代はドラム式より高め
  • 乾燥容量は洗濯容量の半分ほど
  • 大量の洗濯物を一度に乾かすのは苦手
  • 乾燥フィルターの掃除は毎回必要
  • 洗浄力はドラム式より高いのが利点
  • 本体価格は比較的安価
  • 省スペースで設置しやすい
  • ドラム式は乾燥性能と節水性が高い
  • 洗濯物を干す手間が省けるのは大きな利点
  • 雨の日や花粉の季節に活躍
  • ライフスタイルに合わせて必要性を判断
  • 少量の洗濯物で使うのが上手に乾かすコツ
  • デメリットを理解すれば便利な家電である

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