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冷蔵庫引き取りサービス比較!量販店ごとの注意点|完全ガイド

新しい冷蔵庫の配送日が決まって、ふと足元の古い一台に目を落としたとき。
「そういえば、これはどうやって引き取ってもらうんだろう…」と、手が止まったことはありませんか?

冷蔵庫の引き取りは、じつは料金表をにらんで一番安い店を探すだけでは答えが出ません。買い替えと同時に頼むのか、古い一台だけを回収してもらうのかで、条件も金額もがらりと変わってしまうからです。

売り場でも、価格やサイズの話がまとまったあとに「あ、そういえば古いのはどうなるんですか?」と聞かれることが本当に多いんです。

裏を返せば、それだけ後回しにされやすいところ。

でも大丈夫。
仕組みさえ先に押さえておけば、当日になって「聞いていた金額と違う」と慌てることはほとんどなくなります。

この記事では、費用の内訳から量販店ごとの条件の違い、依頼前に確かめておきたいこと、そして量販店以外の選択肢まで、順番にお話ししていきますね。

この記事のポイント
  • 引き取り費用の二段構え
  • 量販店ごとの条件の違い
  • 依頼前に確認したい情報
  • 買い替え同時が有利な理由

冷蔵庫の引き取りにかかる費用の内訳

まず、金額の話から入りましょう。
ここを誤解したまま店頭に立つと、見積もりを聞いた瞬間に「え、そんなに?」と固まってしまいます。

冷蔵庫の処分費用は、性質のまったく違うお金が組み合わさってできているんです。

リサイクル料金は全国共通の金額

冷蔵庫の引き取りは、全国共通のリサイクル料金に各店が決めた収集運搬料金を足した金額で決まり、買い替えと同時に頼むほど安く済むのが基本です。

このうちリサイクル料金は、メーカーが品目ごとに定めているもの。どの店に頼んでも、どの地域に住んでいても、同じメーカー・同じ区分なら金額は変わりません。

値切る余地がない、いわば固定費だと思ってください。

冷蔵庫の場合、区分を分けるのは「全定格内容積」です。170リットル以下か、171リットル以上か。国内の主要メーカーだと、小さいほうが3,740円、大きいほうが4,730円(いずれも税込)というラインが中心になっています。

ただし一部のメーカーや海外ブランドでは5,000円台になることもあるので、あくまで目安として見ておいてくださいね。

【出典】一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター『再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)』

つまり、店選びで差がつくのはリサイクル料金ではありません。差が出るのは、そのあとに乗ってくるもう一方の費用のほうです。

費用の種類 金額を決めているのは 目安の金額
リサイクル料金 メーカー(全国共通) 170L以下は3,740円/171L以上は4,730円が中心
収集運搬料金 依頼する販売店ごと 買い替えと同時なら1,100〜2,750円ほど
出張費・作業料 依頼する販売店ごと 回収のみや特殊な搬出で数千円が加わることも

表にすると、費用が二段構えになっているのが見えてくると思います。
上の段は全国どこでも同じ。下の段は、あなたがどこにどう頼むかで動く。ここが今日いちばん覚えて帰ってほしいところです。

収集運搬料金は店ごとに変わる

収集運搬料金は、引き取った冷蔵庫を指定引取場所まで運ぶための費用で、販売店がそれぞれ設定しています。同じ町の中でも、A店とB店で千円以上ひらくことは普通にあります。

相場としては、新しい冷蔵庫の配送と同時に古い一台を持ち帰ってもらう場合で、1台あたり1,100円から2,750円ほど。トラックがどのみち家の前まで来るので、そのついでに積んで帰れる分、負担が軽く設定されているというわけです。

一方で、離島や遠隔地は別料金になっている店がほとんどですし、同じ店でも品目やサイズで金額を分けているところもあります。「ネットで見た料金と当日の請求が違う」というすれ違いは、たいていこの前提の違いから生まれます。

見積もりを聞くときの言い方

電話やチャットで問い合わせるときは、「リサイクル料金と収集運搬料金を合わせた、当日払う総額はいくらですか」と聞くのがいちばん早いです。片方だけの金額で話が進むと、あとから足し算が増えていきます。

ちなみに、支払いのタイミングも店によってまちまち。商品代と一緒に前払いのところもあれば、配送作業員に当日現金で渡すところもあります。

カードや電子マネーが使えない場合もあるので、当日ぶんの現金を用意しておくと安心です。

買い替え同時と単独回収の違い

ここが、この記事でいちばん強調しておきたい分かれ道です。同じ冷蔵庫を同じ店に頼んでも、買い替えと同時か、処分だけかで、支払う金額はまるで別物になります。

買い替えと同時なら、新しい冷蔵庫を運ぶ便に古い一台を積んで帰るだけなので、追加で発生するのは収集運搬料金くらい。ところが処分だけを頼むと、その一台のためにトラックと人を動かすことになるので、出張費や割高な運搬料が上乗せされます。

たとえば、ある店では買い替え時の収集運搬料が2,200円ほどなのに対して、回収だけの場合は別途3,300円の出張費が加算され、自社で購入した商品でなければ収集運搬料そのものが6,050円からになる、といった具合。

リサイクル料金と合わせると、小さめの冷蔵庫でも総額が1万円を超えてくる計算です。

葵のワンポイントアドバイス

「まず古いのを処分してから、ゆっくり新しいのを選びたい」という相談をよく受けます。気持ちはすごく分かるのですが、費用だけで言うとこの順番がいちばん高くつきます。冷蔵庫のない生活が数日続くのも、夏場はけっこうこたえますし…。

もちろん、引っ越しで冷蔵庫だけを手放すなど、買い替えを伴わない事情もあります。その場合は次の章で触れる持ち込みという手も含めて、選択肢を並べて比べるのがおすすめです。

量販店ごとの引き取り条件を比較

費用の仕組みが見えたところで、次は「じゃあ、どこに頼むのがいいの?」という話。
ここからは、店頭でもよく名前が挙がる大手4社の引き取り条件を、それぞれの特徴とともに見ていきます。

先に全体像を並べておきますね。
細かい金額は時期や地域で動くので、あくまで方向性をつかむための表として見てください。

店舗 買い替えと同時の引き取り 引き取りのみの対応 気をつけたい点
ヤマダデンキ 対応。収集運搬料は2,750円が一つの目安 対応あり 離島や遠隔地は収集運搬料が変わる
ケーズデンキ 対応。収集運搬料は2,200円前後が目安 対応。出張費が別途加算 2台目以降に引取作業料が加わる
ヨドバシカメラ 対応。商品注文と同時の申し込みが基本 店頭での相談が必要 回収のみの訪問には出張費がかかる
ビックカメラ 対応。購入手続きと合わせて申し込む 購入品が中心 配達後に追加で頼むと別料金

並べてみると、4社とも「買い替えと同時なら歓迎、単独回収はハードルが上がる」という点で共通しているのが分かります。では、それぞれのくせを見ていきましょう。

ヤマダデンキで頼むときの条件

ヤマダデンキは、店舗数の多さと通販サイトからの申し込みやすさが持ち味です。
公式サイトに家電リサイクル回収の案内ページが用意されていて、リサイクル料金と収集運搬料の考え方がメーカー別に整理されています。

収集運搬料は2,750円というラインが一つの目安。ただし一部の離島や遠隔地では金額が変わると案内されていますし、リサイクル料金と収集運搬料は品種やサイズによっても異なります。

階段を使った下ろし作業が発生する場合の扱いにも触れられているので、マンションの上階にお住まいなら事前に読んでおく価値があります。

【出典】ヤマダウェブコム『家電リサイクル回収のお申込について』

向いているのは、近所に店舗があって配送日程の融通を利かせたい人。
逆に、山間部や離島にお住まいの場合は、表示されている標準料金だけで判断せず、必ず自分の住所での見積もりを取ってから決めるのが安全です。

ケーズデンキで頼むときの条件

ケーズデンキは、料金の考え方をかなり細かく公開しているのが特徴です。
買い替えと同時なら収集運搬料は2,200円前後が目安で、収集のみの場合は別途3,300円の出張費用が加算されると案内されています。

さらに、過去に自社で購入していない商品を処分だけで引き取る場合、収集運搬料金が6,050円からになるという記載も。2台以上をまとめて回収するときは、2台目以降に1台につき2,200円の引取作業料が加わります。

この「いくら乗るのか」が事前に読める点は、正直に言ってありがたいところ。金額が読めない不安がいちばんストレスですから、条件を先に開示してくれる店は候補に入れやすいと思います。

向いているのは、冷蔵庫と一緒に古い洗濯機なども処分したい人。複数台の内訳を先に把握できるので、当日の会計で驚かずに済みます。

反対に、冷蔵庫1台だけの回収を安く済ませたい人にとっては、出張費が効いてくるので割高に感じるかもしれません。

ヨドバシカメラで頼むときの条件

ヨドバシカメラは、家電リサイクル法の対象商品を購入した人向けに、同時リサイクル回収を受け付ける形になっています。

商品の注文と同時に申し込み、注文後にお届け日時や回収する製品の詳細を打ち合わせる流れです。

リサイクル回収料金は、設置配達の訪問時に作業員へ現金で支払う運用。製品のサイズやメーカーによって金額が変わるうえ、この料金にはポイントが付かないと案内されています。

ポイント還元をあてにして総額を計算していると、ここで少しずれるので気をつけたいところ。

また、回収のためだけに訪問する場合は別途出張費用が必要で、配送と同時に回収するなら不要とされています。新しい冷蔵庫を買う予定がないなら、まずは最寄り店舗に対応可否を確認するところからになります。

向いているのは、通販サイトで注文を完結させたい人や、日程調整をメッセージでやり取りしたい人。

深夜に注文して翌日に届くスピード感はやはり強みですが、リサイクル回収を付けると通常配送より日程が後ろにずれる場合もあるので、期限が決まっている引っ越しでは余裕を持って申し込んでおきましょう。

ビックカメラで頼むときの条件

ビックカメラも、新しく購入する家庭用冷蔵庫とセットでの回収が基本の形です。
リサイクル料金の区分ごとに収集運搬料を足した金額が案内されていて、収集運搬料は1,650円前後という水準が目安になります。

注意しておきたいのが、商品の配達が終わったあとにリサイクル回収を追加すると、別途2,750円ほどの費用がかかるとされている点。

「とりあえず新しいのを入れて、古いのは後日ゆっくり」と考えていると、この追加分が効いてきます。

また、回収できるのは新規購入時に不要となった家庭用の冷蔵庫が中心で、業務用は対象外です。飲食店で使っていた小型の冷蔵庫を家庭用のつもりで頼もうとして、断られてしまうケースもあります。

向いているのは、都市部の店舗で実機を見てから買いたい人や、購入と処分をひとまとめに片づけたい人。逆に、引き取りの日だけを後日に分けたい人には条件が合いにくいので、注文の段階で回収まで申し込んでおくのが正解です。

料金と条件は変わるものと考えて

ここに挙げた金額は、あくまで記事作成時点で確認できた目安です。収集運搬料や出張費は各店が自由に設定できるうえ、地域や時期、キャンペーンでも動きます。最終的な金額は、必ず各社の公式サイトか店頭でご確認ください。

4社の違いを一言でまとめるなら、料金の細かさで選ぶならケーズデンキ、店舗網と日程の融通ならヤマダデンキ、通販での完結ならヨドバシカメラ、都市部での購入とセットならビックカメラ、といったイメージでしょうか。

申し込み前に確かめたい冷蔵庫の情報

店が決まったら、次は準備です。

ここを飛ばして問い合わせると、電話口で「内容積は何リットルですか?」と聞かれて答えられず、冷蔵庫の前まで走ることになります。私も何度も見てきた光景です。

内容積とメーカー名の調べ方

確認するのは、メーカー名と全定格内容積、この2つだけ。
リサイクル料金はこの情報だけで決まるので、先に手元にメモしておくと問い合わせが一気にスムーズになります。

全定格内容積は、冷蔵庫の扉の内側や背面に貼られたラベルに書かれています。
「全定格内容積 ○○○L」という表記を探してみてください。ここが170リットル以下か171リットル以上かで、料金の区分が変わります。

本体側面に貼られた安全ラベルのクローズアップ。型式と製造番号、製造年の表示が読み取れる
写真は洗濯機のものですが、家電のラベルはこんなふうに型式や製造年がまとめて印字されています。冷蔵庫も同じ要領で探すと見つかりますよ。

メーカー名は本体前面のロゴだけで判断せず、ラベルの表記まで確認しておくと確実です。ブランド名と法人名が違うケースがあり、リサイクル料金の一覧では法人名で並んでいることが多いからです。

ちなみに、170リットル前後というのは一人暮らし向けの小型冷蔵庫がちょうど分かれるあたりのサイズ。買い替え後のサイズ感で迷っているなら、一人暮らし向けの容量の目安を整理した記事ものぞいてみてください。

追加料金が発生しやすい場面

見積もりが当日に膨らむ原因は、ほぼ搬出の条件にあります。事前に伝えておけば追加になっても納得できますが、当日に発覚すると気まずいうえ、作業自体を断られることもあるんです。

  • 階段での上げ下ろしが必要
    エレベーターのない建物の2階以上は、階数に応じた作業料が加算されるのが一般的です。
  • 玄関から出せずベランダ側から吊り下ろす
    クレーンや複数人での作業になるため、費用も日程も別枠での相談になります。
  • 2台以上をまとめて回収する
    2台目以降に引取作業料が加わる店が多く、台数分の単純な足し算にはなりません。
  • 新居と別の住所で引き取ってもらう
    配送先と回収先が違うと、追加費用が発生するか、そもそも対応外になる場合があります。

とくに見落とされがちなのが、最後の別住所での引き取りです。引っ越し先に新しい冷蔵庫を届けてもらい、旧居の古い一台を回収してもらう、という段取りは、店によって扱いがかなり違います。

設置スペースに置かれた家電を側面が見える角度から撮影し、奥行きの余裕が分かる写真
搬出経路の相談では、設置場所の奥行きや周りの余裕まで写真に撮って送ると話が早いです。

当日までに済ませておきたい下準備

冷蔵庫は、回収の前日までに中身を空にして電源を抜き、製氷皿や受け皿の水を捨てて霜取りを済ませておく必要があります。水が残っていると搬出中に床を濡らしますし、直前に電源を切っただけでは水が抜けきりません。夏場なら、少なくとも前日の夜には抜いておきたいところです。

玄関やお部屋の扉の幅も、あらかじめ測っておくと安心です。搬入時に通った経路なら基本的には出せますが、その後に家具が増えていると通路が狭くなっていることがあります。

量販店以外で処分する方法と注意点

ここまで量販店の話を続けてきましたが、買い替えを伴わない場合は別のルートも視野に入ります。

とはいえ選択肢の中には、明らかに避けたほうがいいものも混ざっているので、そこも正直にお伝えしますね。

指定引取場所への持ち込みという手

費用をいちばん抑えられるのは、自分で指定引取場所へ運び込む方法です。郵便局の窓口で家電リサイクル券を購入してリサイクル料金を支払い、券を貼った冷蔵庫を最寄りの指定引取場所へ持ち込みます。

この方法なら、支払うのはリサイクル料金だけ。収集運搬料も出張費もかかりません。数千円の差が出るので、車があって体力に自信のある人にとっては魅力的な選択肢です。

ただし、正直に言うと万人向けではありません。
冷蔵庫は小型のものでも30キロ前後、大型なら100キロを超えます。

大人が2人がかりでも、階段のある家からの運び出しはかなりの重労働。積み込む車も、軽トラックやバンのような荷室が必要になります。

持ち込み先は地域ごとに決まっていて、受付時間も平日の日中が中心です。往復の手間とガソリン代、そして腰を痛めるリスクまで含めて考えると、量販店に頼む数千円は決して高くないというのが私の実感です。

無許可の回収業者を避ける理由

そしてこれは、費用の話以前に知っておいてほしいこと。
「無料で回収します」と巡回するトラックや、ポストに入るチラシの業者に冷蔵庫を渡すのは、絶対にやめてください。

環境省は、家電を廃棄する際に廃棄物処理法の許可を得ていない回収業者へ渡さないよう呼びかけています。

使い終わった家電4品目は、家電リサイクル券を貼って家電小売店へ引き渡すか、市区町村が案内する方法でリサイクルするよう案内されています。

【出典】環境省『いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!』

実際に多いトラブルが、無料をうたっておきながら、積み込んだあとに人件費や処分費といった名目で高額を請求されるパターン。

断ろうにも冷蔵庫はすでにトラックの上、という状況では強く出られません。回収されたものが適正に処理されず、不法投棄につながる恐れもあります。

許可の名前に惑わされない

ご家庭から出る廃棄物を回収するには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可か、その委託を受けていることが必要です。産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では回収できません。

名刺やチラシに許可番号らしきものが並んでいても、種類が違えば意味が変わります。判断に迷うときは、お住まいの市区町村の窓口に問い合わせてみてください。

まだ十分に使える年式の新しい冷蔵庫なら、信頼できるリユースショップで買い取ってもらう道もあります。

ただし製造から5年以上経っているものは値が付きにくいので、期待しすぎないほうが気持ちは楽かもしれません。

買い替えと同時の引き取りが有利な理由

ここまで並べてきた条件を、あらためて一枚に重ねてみます。
すると、冷蔵庫の引き取りに関しては、買い替えと同時に頼む形がかなり強いことが見えてきます。

理由の一つ目は、費用がいちばん軽くなること。
出張費が乗らず、収集運搬料も同時回収の安いほうが適用されます。ここだけで、単独回収と比べて数千円の差が生まれます。

二つ目は、冷蔵庫のない時間が発生しないこと。
新しい一台を設置してから古い一台を運び出す流れなので、食材を保冷バッグに移して過ごす夜がありません。夏場にこれをやると、冷凍庫の中身が本当に切ないことになります。

三つ目は、やり取りが一度で終わること。
日程調整も、当日の立ち会いも、支払いも一回きり。共働きで平日に休みを取りにくい家庭ほど、この差は効いてきます。

買い替え同時が効くのはこんな人

10年前後使った冷蔵庫で、そろそろ容量も足りなくなってきた。平日はなかなか時間が取れず、当日の立ち会いを何度もできない。搬出経路に階段があり、自力での運び出しは現実的ではない。

こうした条件がひとつでも当てはまるなら、買い替えと同時の引き取りがいちばん無理のない進め方だと思います。

もちろん、いいことばかりではありません。

正直に言うと、リサイクル回収を申し込むと通常配送より日程が後ろにずれることがありますし、新生活シーズンは配送枠そのものが埋まりやすくなります。引っ越しの日取りが決まっているなら、早めに動いておく必要があります。

それから、買い替えを前提にすると、当然ながら新しい冷蔵庫の代金がかかります。まだ十分に動いていて容量にも不満がないなら、無理に買い替える必要はありません。

判断の目安になるのは、使用年数と月々の電気代、そして扉が閉まらないほど詰め込んでいないか、といったあたりでしょうか。

葵のワンポイントアドバイス

売り場でお客様に説明していて実感するのは、処分の話を最初にしておくと、その後の商談がとても静かに進むということ。「引き取りも込みで、当日いくら払えばいいですか」と最初に聞いてしまうのが、結局いちばん気持ちのいい買い方かなと思います。

買い替えを選ぶなら、次に決めるのは容量とメーカーです。
家族構成に合った容量の考え方は容量別に選び方を整理した記事に、各社の得意分野の違いはメーカーごとの特徴を比べた記事にまとめてあるので、引き取りの段取りと合わせて読んでみてください。

冷蔵庫の引き取りに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 他店で買った冷蔵庫でも引き取ってもらえますか?

A. 新しい冷蔵庫をその店で購入するなら、古い一台がどこで買ったものでも引き取ってもらえるのが一般的です。

問題になるのは、買い替えを伴わない処分だけを頼むケース。その場合、自社で販売した商品かどうかで収集運搬料が変わる店があり、他店購入品だと割高になることがあります。事前に「他店で買ったものです」と伝えたうえで見積もりをもらってください。

Q2. 壊れて動かない冷蔵庫でも回収してもらえますか?

A. 動かなくなっていても問題ありません。リサイクル料金は動作状態ではなく、メーカーと内容積の区分だけで決まります。

ただし、故障で霜が溶けて水が溜まっていることがあるので、回収日までに庫内の水気をしっかり拭き取っておきましょう。搬出中に水がこぼれると、床や共用廊下を汚してしまいます。

Q3. 引き取りと下取りは何が違うのですか?

A. 引き取りは家電リサイクル法にもとづく処分で、こちらが料金を払います。下取りは、購入代金からいくらか値引きしてもらえる販売店側のサービスです。

ややこしいのは、下取りと呼ばれていても中身がリサイクル回収の値引きキャンペーンである場合と、査定して買い取る形の場合があること。名称だけで判断せず、リサイクル料金を別に払う必要があるのかどうかを確認するのが確実です。

Q4. 冷蔵庫を粗大ごみとして出すことはできますか?

A. できません。冷蔵庫はエアコン、テレビ、洗濯機と並ぶ家電リサイクル法の対象品目で、自治体の粗大ごみの収集からは外れています。

処分するには、販売店に引き取りを依頼するか、リサイクル券を用意して指定引取場所へ持ち込むかのどちらかです。処分方法に迷ったときは、お住まいの市区町村の窓口に相談すると、地域ごとの案内を教えてもらえます。

冷蔵庫の引き取りで後悔しない進め方

最後に、この記事の要点を表で振り返っておきますね。
今の自分がどこから手をつければいいか、確かめるのに使ってみてください。

テーマ 覚えておきたいポイント
費用の仕組み 全国共通のリサイクル料金と、店ごとに違う収集運搬料金の二段構え。
リサイクル料金 170L以下と171L以上で区分が変わる。主要メーカーは3,740円と4,730円が中心。
収集運搬料金 買い替え同時なら1,100〜2,750円ほど。単独回収は出張費が加算される。
量販店ごとの違い 4社とも買い替え同時には手厚く、処分だけは条件が厳しくなる傾向。
事前に調べること メーカー名と全定格内容積。搬出経路と階数も忘れずに伝える。
追加料金の原因 階段作業、吊り下ろし、2台目以降、配送先と別住所での回収。
持ち込み リサイクル料金だけで済むが、車と人手と体力が必要。
無料回収の誘い 許可のない業者には渡さない。高額請求や不適正な処理につながる。
いちばん無理のない形 買い替えと同時の引き取り。費用も手間も日程も一度で片づく。

冷蔵庫の引き取りは、金額そのものよりも「条件を知らないまま当日を迎えること」がいちばんのつまずきどころ。逆に言えば、メーカー名と内容積、そして搬出経路さえ先に押さえておけば、あとは店に任せてしまって大丈夫です。

まずは今日、冷蔵庫の扉を開けて内側のラベルを一枚だけ写真に撮っておきませんか。その一枚があるだけで、問い合わせの電話も見積もりの相談も、驚くほどあっさり終わります。

そこから先は、買い替えと同時に引き取ってもらう形を軸に、各社の公式サイトで最新の料金と条件を確かめながら決めていけば十分です。

古い一台に、気持ちよく退場してもらいましょう^^

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