象印の空気清浄機って、シンプルでお部屋にも馴染みやすそうだし、なんだか良さそう!って思いますよね。
でも、いざ選ぶとなると「実際のところ、どうなんだろう?」なんて、いろいろな疑問が浮かんできませんか?
例えば、一番人気のモデルはどれなのか、PU-SA35やPU-HC35、それにPU-AA50といった機種ごとの違い、そしてお部屋に合った何畳用を選べばいいのか、迷ってしまうポイントはたくさんありますよね。
特に気になるのが、花粉への効果や、お手入れで大変そうなフィルター掃除の手間、使っているうちに発生するという酸っぱい臭いの問題ではないでしょうか。
毎日使うものだからこそ、気になる電気代や、本当の意味でのコスパもしっかりチェックしておきたいところです。
この記事では、家電量販店で働く私がお客様からよく聞くリアルな声も交えながら、あなたのそんな疑問や不安に、一つひとつ丁寧にお答えしていきますね。
象印の空気清浄機の口コミ・評判

- 一番人気のモデルはどれ?
- コンパクトなPU-SA35の実力
- コスパ重視のPU-HC35
- 大部屋向けPU-AA50の特徴
まずは、象印の空気清浄機がどんなラインナップになっているのか、全体像から一緒に見ていきましょう。
店頭でもお客様からよくご質問いただく人気の3つのモデルを中心に、それぞれの特徴やどんな方におすすめなのかを、実際の評判も交えながら詳しくご紹介しますね。
一番人気のモデルはどれ?
店頭でお客様とお話していると、一番人気なのは間違いなく「PU-SA35」ですね。その理由は、コンパクトさ、デザイン性、静かさ、そして価格のバランスがとっても良いからなんです。
「ワンルームや寝室に置きたい」「加湿機能とか難しい機能はいらないから、シンプルなものがいい」という方に、特に選ばれている印象があります。まさに「こういうのでいいんだよ」を形にしたようなモデルで、多くの方のニーズにマッチしているんですね。
もちろん、他には価格をぐっと抑えた「PU-HC35」や、広いリビング用のハイパワーモデル「PU-AA50」もあります。
それぞれに良いところがあるので、一概にどれが一番とは言えないのですが、「どれか一つおすすめするなら?」と聞かれたら、多くの方に満足していただけるモデルとして、私はPU-SA35を挙げることが多いです。
まずはこのPU-SA35を基準に、ご自身の予算や使いたいお部屋の広さに合わせて、他のモデルと比較検討していくのが、失敗しない選び方だと思います。
コンパクトなPU-SA35の実力
一番人気のPU-SA35ですが、その魅力はなんといっても置き場所に困らないコンパクトさにあります。
奥行きがわずか12.5cmしかないので、廊下や玄関、家具のちょっとした隙間にもすっきり収まるんです。A3用紙より一回り大きいくらいのサイズ感、とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
しかも、空気を吸い込むのが「前面」なので、壁にぴったり寄せて置けるのも、とても賢い設計だと思います。後ろから吸い込むタイプだと、壁からある程度離さないといけないので、意外とスペースを取ってしまいますからね。
そして、もう一つの大きな特徴が「静かさ」です。一番弱い「静音モード」だと、運転音はわずか19dB。これは木の葉がふれあう音よりも静かだと言われていて、本当に動いているのか心配になるくらい静かなんですよ。
これなら、音に敏感な方や赤ちゃんのいるご家庭の寝室でも、安心して使えるんじゃないでしょうか。
デメリットも知っておこう
PU-SA35はとっても優秀ですが、集じんパワーだけで見ると、より上位のPU-AA50などには一歩譲ります。とはいえ、適用畳数である16畳までのお部屋であれば、パワー不足を感じることはほとんどないと思いますよ。
お部屋の汚れを感知して自動で風量を調整してくれる「ホコリセンサー」もしっかり搭載していますし、普段使いには十分すぎる実力を持った、とてもバランスの良い一台だと言えますね。
コスパ重視のPU-HC35
「空気清浄機は欲しいけど、あまり予算はかけられない…」そんな方にぜひチェックしてみてほしいのが、1万円前後で購入できることもある「PU-HC35」です。とにかく手軽に導入できる価格が最大の魅力ですね。
このモデルは、基本的な空気清浄機能に絞ることで、この価格を実現しています。
上位モデルのPU-SA35と比べると、お部屋の汚れ具合を知らせる「エアーサイン」がなかったり、デザインが少しシンプルだったりという違いはあります。ですが、お部屋の空気をきれいにする、という一番大事な役割はしっかり果たしてくれますよ。
お客様からの口コミで意外と評価が高いのが、脱臭力なんです。検証データを見ても、くさやの臭いですら数分で脱臭できたという結果が出ていて、ペットのいるご家庭や調理のニオイが気になる方にも、想像以上の効果を発揮してくれるかもしれません。
こんな人におすすめ!
PU-HC35は、初めて空気清浄機を購入する方や、子供部屋・書斎など、各部屋に気軽に置きたいという方にピッタリのモデルです。まずは空気清浄機のある生活を試してみたい、という方には最適な選択肢だと思います。
ただ、集じんスピードに関しては、やはり上位モデルと比べると少しゆっくりです。花粉などを素早く除去したい!というよりは、お部屋の空気を時間をかけてじっくりきれいに保ちたい、という方向けのモデルと言えるでしょう。
大部屋向けPU-AA50の特徴
広いリビングや人の集まるお部屋で使いたい、という方には、適用畳数24畳のハイパワーモデル「PU-AA50」がおすすめです。このモデルは、象印の技術が詰まった、まさにハイエンドモデルと言えますね。
最大の特徴は、「二重反転プロペラファン」と「360度全方位からの吸引」です。これは航空機などのジェットエンジンにも使われている技術を応用したもので、静かなのにパワフルな大風量を実現しているんです。
床上にたまりがちな花粉やハウスダストを、お部屋の隅々から強力に吸い込んでくれるのは、とても頼もしいですよね。
実際、最大風量で運転しても運転音は39dBと、図書館の中よりも静かだと言われています。これだけパワーがあるのに、この静かさは驚きです。
フィルターも4面が一体となった大きなものが使われていて、集じん能力はピカイチだと思います。
購入前に確認したいこと
高性能な分、本体価格は他のモデルより高価になりますし、サイズも少し大きめです。また、交換用フィルターの価格も少しお高めなので、ランニングコストも考慮して検討するのがおすすめです。
デザインも先進的で、お部屋のインテリアとしても存在感があります。「性能には一切妥協したくない」「アレルギー対策をしっかりしたい」という、こだわり派の方にぜひ選んでいただきたい一台ですね。
口コミで気になる象印空気清浄機の使用感

- 酸っぱい臭いの原因と対策
- フィルター掃除は簡単?
- 電気代はどのくらいかかる?
- 花粉対策に効果はある?
- 何畳用のモデルを選べばいい?
- 実際のコスパはどう?
それぞれのモデルの特徴がわかったところで、ここからは、実際に使う上で気になるポイントをさらに深掘りしていきましょう。
「お手入れって大変じゃない?」「酸っぱい臭いがするって聞いたけど…」など、お客様からよくいただくご質問や口コミについて、一つひとつ丁寧にお答えしていきますね。
酸っぱい臭いの原因と対策
「使っていると、なんだか酸っぱい臭いがしてくる…」これは空気清浄機全般でよく聞かれるお悩みの一つです。
この臭いの正体は、フィルターに吸着したホコリや汚れをエサにして、雑菌やカビが繁殖してしまったことが原因なんです。
特に湿度の高い梅雨の時期や、キッチン近くで油を含んだ空気を吸い込んだりすると、臭いが発生しやすくなることがあります。
また、まれにですが、新品のフィルター自体に加工剤などのわずかな臭いが残っていて、使い始めに気になると感じる方もいらっしゃるようです。この場合は、しばらく運転させていれば自然と消えていくことがほとんどですよ。
もし使用中に臭いが気になってきたら、まずはフィルターの状態を確認してみてください。象印のフィルターは基本的に水洗い不可なので、表面についた大きなホコリを掃除機で優しく吸い取る程度のお手入れをします。
それでも臭いが改善しない場合は、残念ながらフィルターの寿命と考えられます。
根本的な対策はフィルター交換!
フィルターは消耗品です。臭いをリセットする一番確実で効果的な方法は、新しいフィルターに交換すること。
象印のフィルター交換目安は約2年とされていますが、お部屋の環境によっては早まることもあります。臭いは交換のサインと捉えて、新しいものに替えるのがおすすめですよ。
フィルター掃除は簡単?
この質問、本当によく聞かれるのですが、自信を持って「はい、とっても簡単です!」とお答えできます。
というのも、象印の空気清浄機は、「面倒なフィルター掃除は不要で、約2年に1回、フィルターごと交換するだけ」という、とてもシンプルな考え方で作られているからなんです。
メーカーによっては、月に1回フィルターを掃除機で掃除して、数ヶ月に1回水洗いして…といったお手入れが必要な機種もありますが、これが結構大変なんですよね。
ついつい忘れがちになって、気づいたらホコリだらけ…なんてことも。
その点、象印のモデルは本当に楽ちんです。普段は何もせず、約2年経ったら古いフィルターを捨てて、新しいものをポンと入れるだけ。これならズボラな私でも続けられます(笑)。
お手入れ方法は、本体のフロントパネルをカチッと手前に倒して、中のフィルターを入れ替えるだけ。工具も何もいらず、数分もあれば完了します。空気清浄機を長く快適に使い続ける上で、このメンテナンス性の高さは、想像以上に大きなメリットになると思いますよ。
忙しい毎日の中で、お手入れの手間から解放されるのは嬉しいポイントですよね。
電気代はどのくらいかかる?
「空気清浄機って、24時間つけっぱなしにするのが良いって聞くけど、電気代が心配…」というお声もよくいただきます。
ご安心ください。
象印の空気清浄機はとっても省エネ設計なので、電気代はほとんど気にならないレベルなんです。
その秘密は、省エネ性能の高い「DCモーター」を搭載していることにあります。特に人気のPU-SA35を例に見てみると、一番消費電力の少ない「静音」モードで運転した場合、なんと1ヶ月つけっぱなしにしても電気代は約57円(※)という計算になるんです。
1日あたりにすると、たったの2円以下。これなら、電気代を気にすることなく、安心して24時間ずっとお部屋の空気をきれいに保つことができますよね。
風量が一番強い「標準」モードでも、1ヶ月で約310円程度なので、お財布にとても優しいと言えるんじゃないでしょうか。
PU-SA35の電気代の目安
運転コース | 消費電力 | 1時間あたり | 1日あたり | 1ヶ月あたり |
---|---|---|---|---|
静音 | 3W | 約0.08円 | 約1.9円 | 約57円 |
弱 | 6W | 約0.16円 | 約3.8円 | 約114円 |
標準 | 16W | 約0.43円 | 約10.3円 | 約310円 |
※電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算した場合。ご契約の電力会社やプランにより変動します。
本体価格がお手頃なだけでなく、こういった日々のランニングコストをしっかり抑えられる点も、象印の空気清浄機が持つ大きな魅力の一つですね。
花粉対策に効果はある?
春先になると、このご質問がぐっと増えますね。結論から言うと、象印の空気清浄機は、花粉対策にも十分な効果が期待できます。
スギ花粉の大きさは直径約30μm(マイクロメートル)ですが、象印のフィルターはそれよりずっと小さい0.1~2.5μmの微小な粒子を99%キャッチできるとされていますから、性能的には全く問題ありません。
大切なのは、その性能を最大限に引き出す使い方をすることです。いくつかポイントをご紹介しますね。
花粉対策を効果的にする3つのポイント
- 置き場所を工夫する
花粉は外から入ってきます。だから玄関や、換気でよく開ける窓の近くに置くのが効果的です。また花粉は重くて床に落ちやすいので、棚の上よりは床に直接置くのが基本です。 - 24時間つけっぱなしにする
花粉は人が動くだけで簡単に舞い上がってしまいます。一度きれいになっても、人がいない間にまた床に溜まってしまうので、常に空気を循環させて浮遊している花粉をキャッチし続けることが重要です。 - 「自動(AUTO)」モードを活用する
象印の空気清浄機には、空気の汚れを検知して自動で風量を調整してくれる「ホコリセンサー」がついています。人が出入りして花粉が舞い上がったのを感知すると、自動でパワフルに運転してくれるので、普段は「自動」モードにしておくのが一番効率的で楽ちんですよ。
私も花粉の季節は、玄関に置いた空気清浄機をフル稼働させています。コートを脱いだりした時に舞う花粉を、部屋に持ち込む前に吸い取ってもらうイメージですね。
これをやるだけでも、リビングでのくしゃみの回数が全然違う気がします!
何畳用のモデルを選べばいい?
お部屋の広さに合ったモデルを選ぶことは、とっても重要です。
空気清浄機に表示されている「適用畳数」というのは、「規定の量のホコリを30分できれいにできる部屋の広さ」を意味しています。つまり、適用畳数がお部屋の広さとピッタリだと、空気をきれいにするのに30分かかってしまう、ということなんです。
花粉やハウスダストをより早く、効率的に除去するためには、実際にお使いになるお部屋の広さの、2倍から3倍の適用畳数を持つモデルを選ぶのが理想的だと言われています。
適用畳数の選び方 具体例
- 6畳の寝室や子供部屋に置く場合
6畳の2倍は12畳。なので、適用畳数16畳のPU-SA35やPU-HC35を選べば、十分なパワーで素早く空気をきれいにできます。 - 12畳のリビングに置く場合
12畳の2倍は24畳。この場合は、適用畳数24畳のPU-AA50がベストマッチですね。16畳用のPU-SA35でも対応はできますが、パワーに余裕がある方が、急な来客時などにも素早く空気をリフレッシュできて快適ですよ。
「大は小を兼ねる」という言葉通り、空気清浄機は少しオーバースペック気味のものを選ぶのが、結果的に満足度が高くなることが多いです。
設置スペースやご予算と相談しながら、少し余裕を持ったモデル選びを心がけてみてくださいね。
実際のコスパはどう?
ここまで色々な特徴を見てきましたが、最終的に気になるのは「本当のコストパフォーマンスはどうなの?」という点ですよね。私の結論としては、象印の空気清浄機は、非常にコストパフォーマンスに優れた製品だと言えます。
その理由は、3つのコストがうまく抑えられているからです。
- 導入コスト(本体価格)
先述の通り、人気のPU-SA35は1万円台、PU-HC35なら1万円前後で手に入ります。これは空気清浄機の中ではかなりお求めやすい価格帯です。 - ランニングコスト(電気代・フィルター代)
電気代が非常に安いことはお伝えした通りですね。加えて、フィルターも約2年間交換不要で、交換用フィルターの価格もPU-SA35用で5,500円(税込定価)と、他社製品と比較しても良心的な設定になっています。 - 時間的コスト(お手入れの手間)
私が一番大きなポイントだと感じているのが、この「時間的コスト」です。面倒なフィルター掃除が不要で、2年に1回の交換だけで済む。この手軽さは、忙しい現代人にとって何よりの価値があるのではないでしょうか。
イオン機能や加湿機能、スマホ連携といった多機能はありませんが、「お部屋の空気をきれいにする」という本質的な機能に絞り、それを高いレベルで、かつ低コストで実現している。まさに「賢い選択」と言える製品だと思います。
「余計な機能は要らないからシンプルで良いものを長く使いたい」という方には、これ以上ない選択肢かもしれませんね。
総括:象印空気清浄機の口コミからわかること
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。