PR

洗濯機の風乾燥の基本から活用術までを家電店員が徹底解説!

機能・性能

洗濯機についている風乾燥って、いったいどんなときに使うものなのでしょうか。

脱水とは違うみたいだけど、結局普通に干した方が早いんじゃないかと思ったり、電気代が気になったりして、なんだか使いこなせていない方も多いのではないでしょうか。

実はこの機能、使い方次第で部屋干しの臭い対策になったり、カビ防止にも役立ったりと、意外なメリットがたくさんあるんです。

一方で、できないものもあったり、時間がかかるなどのデメリットもあるので、特徴をしっかり理解しておくことが大切です。

この記事では、家電量販店で日々お客様からいただく質問をもとに、風乾燥機能の基本的な使い方から上手な活用のコツ、そしておすすめモデルまで、知っておくと役立つ情報を詳しくご紹介します。

梅雨の時期や冬場の洗濯がぐっと快適になる、そんなヒントをお届けできたらと思います。

この記事のポイント
  • 風乾燥と普通の乾燥、脱水との明確な違い
  • 電気代を抑えつつ洗濯物を早く乾かす具体的な方法
  • 衣類のシワや部屋干しの嫌な臭いを防ぐためのコツ
  • 洗濯槽を清潔に保つための風乾燥の活用術
スポンサーリンク

洗濯機の風乾燥機能の基本を解説

クリーン家電ガイド:イメージ
  • 風乾燥とはどんな機能?
  • 風乾燥と脱水の違い
  • メリットとデメリット
  • 気になる電気代
  • 基本的なやり方と手順
  • かかる時間の目安

まずは、「風乾燥ってそもそも何?」という基本的なところから見ていきましょう。

この機能の仕組みや、脱水との違い、気になる電気代などを知ることで、より効果的に使えるようになりますよ。

風乾燥とはどんな機能?

洗濯機の「風乾燥」とは、ヒーターを使わずに常温の風を洗濯物に当てて、水分を気化させることで乾かす機能のことです。

ドラム式洗濯機などに搭載されているヒーター式の「乾燥」は、温風で衣類を乾かすため、洗濯物がカラッと完全に乾くのが特徴ですよね。一方、風乾燥は、洗濯槽を高速回転させて風を起こし、その風の力で水分を飛ばしていきます。扇風機で濡れた髪を乾かすようなイメージに近いかもしれません。

このため、衣類を完全に乾かすことはできませんが、脱水だけした状態よりも水分をぐっと減らすことができるんです。部屋干し前のひと手間として使うことで、乾くまでの時間を短縮したり、嫌な生乾き臭を防いだりするのに役立つ、いわば「乾燥アシスト機能」と考えると分かりやすいと思います。

熱を使わないので、衣類へのダメージが少ないのも嬉しいポイントですね。デリケートな素材の服を優しく乾かしたいときにも、とても便利な機能なんです。

風乾燥と脱水の違い

「風乾燥も脱水も、洗濯物の水分を飛ばすなら同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はその目的と仕組みには大きな違いがあります。

脱水は、遠心力を使って物理的に水分を「絞り出す」のが目的です。
洗濯槽を高速で回転させることで、衣類が槽の壁に押し付けられ、水分が外に飛ばされます。あくまでも水分を取り除く初期段階の工程ですね。

一方、風乾燥は、風の力で水分を「蒸発させる」ことを目的としています。
脱水が終わった後の衣類に風を送り続けることで、残った水分を気化させて、より乾燥した状態に近づけていきます。

それぞれの違いを簡単に表にまとめてみました。

風乾燥脱水
目的水分を蒸発させて減らす(乾燥のアシスト)遠心力で水分を絞り出す
仕組み洗濯槽を回転させながら風を送り込む洗濯槽を高速回転させる
仕上がり脱水後より乾いているが、少し湿り気が残る水分が絞られた湿った状態
所要時間30分~3時間程度5分~10分程度

このように、脱水は洗濯工程の一環として必須ですが、風乾燥は乾燥を効率化するための「オプション機能」という位置づけになります。目的に合わせて使い分けることが大切ですね。

メリットとデメリット

便利な風乾燥機能ですが、もちろん良い点ばかりではありません。メリットとデメリットの両方をしっかり理解して、上手に活用していきましょう。

風乾燥の主なメリット
風乾燥の主なメリット
電気代が安い
ヒーターを使わないため、ヒーター式乾燥に比べて消費電力を大幅に抑えられます。
干し時間を短縮できる
部屋干しや外干しの時間を短くできるので、天気が悪い日や花粉の季節に助かります。
部屋干し臭を軽減
水分が早く飛ぶので、臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
衣類に優しい
高温を使わないため、熱による衣類の縮みや色あせ、傷みの心配が少ないです。
洗濯槽のカビ防止
洗濯後に槽内を乾燥させることで、カビの発生を抑制できます。

特に電気代の安さは大きな魅力ですよね。
ヒーター乾燥と比べると、機種にもよりますが3分の1以下の電気代で済むこともあり、家計に優しいのは嬉しいポイントです。

風乾燥の主なデメリット
風乾燥の主なデメリット
完全には乾かない
あくまで補助的な機能なので、風乾燥だけでは衣類は完全に乾きません。
シワがつきやすい
湿った状態で長時間槽内で回転させるため、特に綿素材などはシワになりやすい傾向があります。
時間がかかる
ヒーター式乾燥よりも乾燥に時間がかかります(1~3時間程度)。
音が気になる場合がある
高速で槽を回転させるため、運転音が気になるという方もいらっしゃいます。

デメリットで一番気になるのは、やはりシワの問題じゃないでしょうか。
対策としては、洗濯物の量を少なめにする、風乾燥の時間を短くする、シワになりにくい化繊の衣類を中心に使う、といった工夫が有効です。

気になる電気代

クリーン家電ガイド:イメージ

風乾燥の大きなメリットとして「電気代が安い」という点を挙げましたが、実際にどれくらい違うのか気になりますよね。

一般的なヒーター式の乾燥機能と、風乾燥の電気代を比較してみましょう。もちろん、洗濯機の機種や電力会社の料金プランによって変動しますが、おおよつの目安として参考にしてください。

5kgの洗濯物を乾燥させる場合の電気代の目安
5kgの洗濯物を乾燥させる場合の電気代の目安
ヒーター式乾燥
約50円~70円
風乾燥
約10円~20円

このように、1回の使用で数十円の違いが出てきます。毎日洗濯・乾燥をするご家庭だと、この差は年間で考えるとかなり大きな金額になりますよね。

風乾燥は、洗濯槽の回転で生まれる風を利用する、とてもシンプルな仕組みです。そのため、熱を発生させるヒーターのように大きな電力を必要としないんです。これが、電気代を安く抑えられる最大の理由です。

節約の豆知識
節約の豆知識
電気代をさらに節約したい場合は、風乾燥の前に「脱水」の時間を少し長めに設定するのもおすすめです。物理的に水分を減らしてから風乾燥にかけることで、全体の運転時間を短縮でき、結果的に電気代の節約につながりますよ。

「洗濯物は外干しが基本だけど、雨の日だけは乾燥機を使いたい」という方や、「少しでも電気代を節約したい」という方にとって、風乾燥はまさにぴったりの機能だと言えるんじゃないでしょうか。

基本的なやり方と手順

風乾燥の使い方は、実はとっても簡単なんです。洗濯機のメーカーや機種によってボタンの名称や操作方法は少し異なりますが、基本的な流れはほとんど同じです。

ここでは、一般的な縦型洗濯機での操作手順をご紹介しますね。

基本的な風乾燥の使い方
基本的な風乾燥の使い方(全3ステップ)
1
洗濯・すすぎ・脱水までを完了させる
まずは、通常の洗濯コースを最後まで終わらせます。
2
「風乾燥」ボタンを押して時間を設定する
洗濯が終了したら、一度洗濯物を取り出さずに、操作パネルにある「風乾燥」や「送風乾燥」といったボタンを押します。その後、乾燥させたい時間(例30分、1時間、3時間など)を選択します。
3
スタートボタンを押す
時間を設定したら、あとはスタートボタンを押すだけです。設定した時間が経過すると、自動的に運転が終了します。

たったこれだけです。とても簡単ですよね。

風乾燥が終わったら、洗濯物を取り出して干します。脱水直後よりも軽くなっているので、干す作業も少し楽になると思いますよ。

ポイントは、洗濯が終わった直後に行うことです。脱水後の湿った状態から時間を置かずに風乾燥を始めることで、雑菌の繁殖を防ぎ、効率よく水分を飛ばすことができます。

洗濯が終わったら、すぐに風乾燥のスイッチを押す習慣をつけると良いかもしれませんね。

かかる時間の目安

風乾燥にかかる時間は、洗濯機の機種や洗濯物の量、素材によって変わってきますが、一般的には30分から3時間程度の範囲で設定できることが多いです。

多くの洗濯機では、「1時間」「2時間」「3時間」のように、いくつかの時間設定から選べるようになっています。

では、どのくらいの時間設定が適切なのでしょうか?
目的別の時間設定の目安をまとめてみました。

風乾燥の時間設定
ちょっとだけ干し時間を短縮したい場合(30分~1時間)
「あと少しで天気が崩れそう」「急いで乾かしたい薄手のシャツがある」といった場合に適しています。化繊のシャツや下着、タオルなど、比較的乾きやすいものを中心に使うのがおすすめです。
しっかり水分を飛ばして部屋干し臭を防ぎたい場合(1時間~3時間)
梅雨の時期や冬場など、洗濯物が乾きにくい季節の部屋干し対策には、少し長めの時間設定が効果的です。厚手のトレーナーやジーンズなどの水分を、ある程度飛ばしてから干すことができます。
長時間の使いすぎには注意
長時間の使いすぎには注意!
「乾かないから」といって、長時間(例えば3時間以上)風乾燥をかけ続けるのはあまりおすすめできません。先述のように、衣類にシワがつきやすくなるだけでなく、衣類同士がこすれて生地が傷む原因にもなってしまいます。風乾燥はあくまで「補助」と割り切って、適切な時間で利用することが大切ですよ。

最初はどのくらいの時間に設定すれば良いか迷うかもしれませんが、まずは1時間設定から試してみて、ご自身の洗濯物の量や種類に合った最適な時間を見つけていくのが良いと思います。

洗濯機の風乾燥を上手に活用するコツ

クリーン家電ガイド:イメージ
  • 風乾燥だけしたいとき
  • 乾かない原因と対策
  • 部屋干しの臭いは防げる?
  • 洗濯槽のカビ防止にも効果的
  • 風乾燥できないもの
  • 風乾燥機能付きのおすすめモデル

風乾燥の基本がわかったところで、次にもう一歩踏み込んだ活用術をご紹介します。

この機能、実は洗濯物を乾かす以外にも便利な使い道があるんです。日々のちょっとした悩みを解決するヒントが見つかるかもしれませんよ。

風乾燥だけしたいとき

「洗濯はしないで、風乾燥の機能だけを使いたい」という場面、意外とありますよね。例えば、手洗いした衣類の仕上げや、少し湿ってしまったタオルを乾かしたいときなどです。

多くの洗濯機には、「風乾燥」単独で運転させるための専用ボタンがありません。ではどうすれば良いかというと、「自分流」や「手動設定」といったコースを活用するのが一般的です。

これは、洗い・すすぎ・脱水・乾燥の各工程を自分で自由に設定できるモードのことです。

風乾燥だけを行う設定方法
風乾燥だけを行う設定方法
1
「自分流」や「コース選択」などのボタンで、手動設定モードを選びます。
2
「洗い」「すすぎ」「脱水」の時間を、それぞれ「0分」に設定します。
3
「風乾燥」の時間だけを、お好みの時間(例1時間)に設定します。
4
蓋を閉めてスタートボタンを押します。

このように設定することで、洗濯や脱水を行わずに、風乾燥だけを運転させることができます。少し手間はかかりますが、覚えておくととても便利ですよ。

私も、子供が汚したぬいぐるみを手洗いした後に、この方法で風乾燥だけかけて仕上げることがあります。完全に乾きはしませんが、その後の天日干しの時間がぐっと短縮できるので、本当に助かっています。

お使いの洗濯機の説明書に「自分流コース」などの記載があれば、ぜひ一度試してみてくださいね。

乾かない原因と対策

「風乾燥を使ってみたけど、思ったより乾かない…」
と感じたことはありませんか?

その原因は、洗濯機の故障ではなく、ちょっとした使い方の問題かもしれません。
よくある原因とその対策をいくつかご紹介しますので、心当たりがないかチェックしてみてください。

よくある原因具体的な対策
洗濯物の量が多すぎる風の通り道を作るため、一度に乾かす量を洗濯槽の7~8割程度に減らしてみましょう。複数回に分けるのが効果的です。
乾きにくい衣類を入れているデニムや厚手のトレーナーなど乾きにくい衣類は、それだけで乾燥させるか、乾燥時間を長めに設定しましょう。乾きやすい化繊の衣類と分けるのがポイントです。
乾燥フィルターが汚れている意外と見落としがちなのがフィルターのホコリです。空気の通りが悪くなるので、乾燥効率が著しく低下します。取扱説明書を見て、定期的にお手入れをしましょう。
給水栓が閉じている(水冷除湿タイプの場合)乾燥時に冷却水を使うタイプの洗濯機では、蛇口が閉まっていると除湿できず、逆に衣類が湿ってしまうことがあります。乾燥時は必ず給水栓を開けておきましょう。

特に、洗濯物の詰め込みすぎとフィルターの汚れは、乾燥効率を落とす二大原因です。

風乾燥は、洗濯槽の中で衣類がふんわりと舞うことで効果を発揮します。衣類をたくさん詰め込んでしまうと、風が全体に行き渡らず、乾燥ムラができてしまうんです。

もし「乾きが悪いな」と感じたら、まずは一度に乾かす量を減らして、フィルターが綺麗になっているか確認してみてください。これだけで乾き具合が大きく改善されることも多いですよ。

部屋干しの臭いは防げる?

クリーン家電ガイド:イメージ

梅雨の時期や、なかなか洗濯物が乾かない冬場に気になるのが、あの嫌な「部屋干し臭」ですよね。実は、この悩みにも風乾燥はとても効果的なんです。

部屋干し臭の主な原因は、「モラクセラ菌」という雑菌の繁殖にあります。
この菌は、水分や皮脂などをエサにして増殖し、あの独特の臭いを発生させます。特に、洗濯物が濡れている時間が長ければ長いほど、菌はどんどん増えてしまうんです。

つまり、部屋干し臭を防ぐ最大のポイントは、「いかに早く洗濯物を乾かすか」ということになります。

ここで活躍するのが風乾燥です。
洗濯物を干す前に風乾燥を1時間ほどかけておくと、衣類に含まれる水分量をかなり減らすことができます。これにより、モラクセラ菌が本格的に繁殖を始める前に、洗濯物を乾かすことが可能になるんですね。

お客様からも、「風乾燥を使うようになってから、部屋干しの臭いが気にならなくなった」というお声をよくいただきます。特に、厚手のバスタオルなどは効果を実感しやすいみたいですね。

酸素系漂白剤との併用も、さらに効果を高めるのでおすすめですよ。

いつも部屋干しの臭いに悩まされているという方は、ぜひ一度、洗濯物を干す前の「風乾燥」を試してみてください。洗濯後の快適さがきっと変わると思います。

洗濯槽のカビ防止にも効果的

クリーン家電ガイド:イメージ

風乾燥の便利な使い道は、衣類の乾燥だけじゃないんです。
実は、洗濯槽そのものを清潔に保つための「槽乾燥」としても、非常に優れた機能なんですよ。

洗濯後の洗濯槽の中は、水分が残っていて湿度が高い状態です。フタを閉めっぱなしにしておくと、カビが繁殖するのに絶好の環境になってしまいます。洗濯物からワカメのような黒いピロピロしたものが出てきたら、それは洗濯槽の裏側に発生した黒カビのサインです。

そうなる前に、定期的なカビ対策が重要になります。

衣類の洗濯が終わった後、洗濯槽が空の状態で「風乾燥」を30分~1時間ほど運転させてみてください。槽内に残った水分を風で飛ばし、内部をカラッと乾燥させることで、カビの発生を効果的に抑制することができます。

槽乾燥の頻度の目安
槽乾燥の頻度の目安
理想は1~2週間に1回程度です。衣類の乾燥に風乾燥を使わない日でも、洗濯機のお手入れの一環として、この「槽乾燥」を習慣にすることをおすすめします。定期的に行うことで、市販の洗濯槽クリーナーを使う頻度も減らせるかもしれません。

もちろん、洗濯機のフタは普段から開けておく、洗剤や柔軟剤を入れすぎない、といった基本的なカビ対策も大切です。それに加えて、この「風乾燥」による槽乾燥を取り入れることで、より清潔な状態をキープしやすくなります。

見えない部分のお手入れですが、気持ちよく洗濯するためにも、ぜひ実践してみてくださいね。

風乾燥できないもの

便利な風乾燥機能ですが、衣類によっては生地を傷めたり、型崩れの原因になったりすることがあります。大切な衣類をダメにしてしまわないように、風乾燥に向かない素材やアイテムを知っておくことも大切です。

一般的に、以下のようなものは風乾燥を避けた方が良いとされています。

風乾燥の使用に注意が必要なもの
風乾燥の使用に注意が必要なもの
シワになりやすい素材
綿100%のシャツやブラウス、麻(リネン)素材の衣類などは、特にシワがつきやすいです。
熱に弱い・縮みやすい素材
ウールやカシミヤなどの獣毛製品、ニット、レーヨン、シルクなどは、たとえ常温の風でも長時間当てることで縮みや型崩れのリスクがあります。
装飾が多いデリケートな衣類
レースやビーズ、刺繍などが施された衣類は、回転による摩擦で装飾が取れたり、生地が傷んだりする可能性があります。
防水性のもの
レインウェアやスキーウェア、防水シーツ、おむつカバーなどは、水も風も通しにくいため、うまく乾燥できないだけでなく、異常振動の原因となり洗濯機を傷める危険性があります。
のり付けしたものや芯材の入ったもの
ワイシャツの襟や、ネクタイ、帽子なども型崩れしやすいので避けましょう。

基本的には、衣類の洗濯表示タグを確認するのが一番確実です。「タンブラー乾燥はお避けください」といった表示があるものは、風乾燥も避けた方が無難でしょう。

風乾燥が得意なのは、タオルや靴下、下着、ジャージ、ポリエステルなどの化学繊維のシャツといった、比較的丈夫でシワになりにくいものです。お気に入りの服やデリケートな衣類には使わず、アイテムを見極めて上手に活用してくださいね。

風乾燥機能付きのおすすめモデル

「これから洗濯機を買い替えるんだけど、どんなモデルがあるの?」という方のために、私がこれまで点灯でおすすめしてきた、評判の良い「風乾燥機能付き洗濯機」をいくつかご紹介しますね。

価格帯や特徴も様々です。
少し前のモデルも含まれますが、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つける参考にしていただけたら嬉しいです。

【3万円前後】コスパ重視の一人暮らし向けモデル アイリスオーヤマ IAW-T604E

まずご紹介するのは、お手頃価格で人気のアイリスオーヤマのモデルです。

この洗濯機の風乾燥は「部屋干しモード」という名称で搭載されています。その名の通り、部屋干し時間を短縮することを目的とした機能で、効率的に洗濯物の水分を飛ばしてくれます。

容量6kgで3万円前後という価格は、これから新生活を始める学生さんや、一人暮らしの方にとって、とても魅力的なんじゃないでしょうか。基本的な機能はしっかり押さえつつ、コストを抑えたいという方にぴったりの一台です。

実際に購入されたお客様からは、「一人暮らしには十分な容量で、部屋干しモードのおかげで生乾きの心配が減った」というお声をいただいたことがあります。シンプルな機能で使いやすい点も好評ですね。

【5万円前後】多機能で便利なモデル ハイアール JW-U70B

次にご紹介するのは、ハイアールの7kgモデルです。

こちらの特徴は、風乾燥機能で直接乾かすというよりは、脱水の工程で風の力を取り入れて、より効率的に水分を飛ばすという点です。

他にも、頑固な汚れに対応する「白さ追求コース」や、柔軟剤の香りをしっかり衣類に残したい方向けの「香アップコース」など、洗濯の質を高めるためのユニークな機能が搭載されています。

リーズナブルな価格帯でありながら、洗濯にちょっとしたこだわりをプラスしたい、という方におすすめのモデルですね。

【20万円前後】高機能なハイエンドモデル 日立 BW-DX100K (ビートウォッシュ)

最後は、機能性を追求したい方向けの日立のハイスペックモデル「ビートウォッシュ」です。

このモデルでは、風乾燥は「シワ低減コース」で活用されています。高速の風を衣類に当てることで、乾燥時に発生しがちなシワを抑えてくれる、とても嬉しい機能なんです。

さらに、洗剤の自動投入機能やスマホ連携など、最新の便利機能が満載です。10kgの大容量なので、ご家族が多いご家庭や、まとめ洗いをする方にも安心ですね。

ワンランク上の快適な洗濯ライフを実現したい方に、ぜひ検討していただきたい一台です。

総括:洗濯機の風乾燥を上手に使いこなそう

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 風乾燥はヒーターを使わず風の力で水分を飛ばす機能
  • 衣類を完全に乾かすのではなく乾燥を補助するのが目的
  • 脱水は水分を絞り出し風乾燥は水分を蒸発させる
  • 最大のメリットはヒーター式乾燥に比べて電気代が格段に安いこと
  • 干し時間を短縮でき部屋干しの嫌な臭いを抑える効果がある
  • 熱を使わないので衣類へのダメージが少ない
  • デメリットは完全に乾かないこととシワがつきやすいこと
  • 基本的な使い方は洗濯終了後に風乾燥ボタンを押すだけ
  • かかる時間は30分から3時間程度が一般的
  • 風乾燥だけ使いたいときは自分流コースなどで手動設定する
  • 乾かない主な原因は洗濯物の詰め込みすぎとフィルターの汚れ
  • 部屋干し臭の原因菌は水分がなくなると繁殖しにくくなる
  • 洗濯後に槽内を乾燥させることでカビ防止にも役立つ
  • ウールや防水性の衣類など風乾燥できないものもあるので注意
  • 洗濯機を選ぶ際は容量や静音性なども合わせてチェックする

洗濯機に関連する参考記事