新しい掃除機を探しているけれど、どのタイプを選べばいいのか迷っていませんか?
コードレスの手軽さに惹かれつつも、キャニスターの吸引力が気になる…そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
市場には「最強」と謳われる高性能モデルから、「両用」タイプの便利な掃除機まで、様々な製品が溢れています。さらに各メーカーが発表するランキングや口コミ情報を見れば見るほど、どれがおすすめなのか分からなくなってしまいますよね。
また「買ってはいけない」と言われる製品も存在するため、失敗したくないという気持ちも強くなります。紙パック式やサイクロン式など集塵方式の違いも選ぶポイントの一つ。
この記事では、あなたの生活スタイルに合った掃除機選びをサポートします。コードレスとキャニスター、それぞれの特徴を徹底解説していきましょう。
コードレスとキャニスター掃除機|どっちが自分に合うか徹底比較

まずは掃除機の基本的な違いから見ていきましょう。
コードレスとキャニスター、この2つのタイプはそれぞれに明確な特徴があります。
形、重さ、取り回し、そして最も気になる吸引力まで、選ぶ際のポイントは様々。「買ってはいけない」と言われる製品の特徴を知っておくことも大切です。
また最近は両方の良さを取り入れた「両用タイプ」も登場しています。普段の生活スタイルに合わせて、どちらのタイプが自分に合うか考えてみましょう。
それぞれの基本的な違い
コードレス掃除機とキャニスター掃除機には、大きく4つの違いがあります。まず、形状の違いです。コードレス掃除機は縦長のスティック型が主流で、キャニスター掃除機は本体を引きずって使う横型のデザインです。
次に電源方式の違いがあります。コードレス掃除機はバッテリー駆動なので、コンセントを気にせず掃除できる自由さがあります。一方、キャニスター掃除機はコンセントから直接電源を取るため、充電切れの心配がありません。
重さと取り回しについても違いがあります。コードレス掃除機は本体のすべての重さを手で支えるため、長時間の使用では疲れやすくなります。対してキャニスター掃除機は本体が床に置かれるので、手元は軽く、長時間の掃除でも負担が少ないです。
吸引力と持続性も異なります。キャニスター掃除機は直接電源を取るため安定した強い吸引力を維持できますが、コードレス掃除機はバッテリー残量によって吸引力が変化することがあります。
これらの違いを理解した上で、ご自身の住環境や掃除のスタイルに合った選択をすることが大切です。例えば、フローリング中心の小さな部屋ならコードレス掃除機が便利ですし、広い家やカーペットが多い場合はキャニスター掃除機が適しているかもしれません。
コードレスとコードあり|吸引力について
掃除機を選ぶときに気になるのが吸引力の違いです。結論から言うと、一般的にキャニスター型(コードあり)の方が安定した強い吸引力を発揮します。これは直接電源から電力を供給できるため、モーターにより多くの電力を使えるからです。
コードレス掃除機は技術の進歩により吸引力が向上していますが、バッテリー駆動という性質上、使用時間とのバランスを取る必要があります。強モードで使うと吸引力は上がりますが、その分バッテリーの持続時間が短くなるというトレードオフがあります。
吸引力の目安として「吸込仕事率」という数値があります。キャニスター型は300W以上のものが多いですが、コードレス型はそれよりも低い数値のものが一般的です。ただし、近年のハイエンドモデルではこの差が縮まってきています。
また、集塵方式(紙パック式・サイクロン式)によっても吸引力の持続性に違いがあります。紙パック式はゴミが溜まると吸引力が低下しやすく、サイクロン式はゴミを捨てれば吸引力が回復するという特徴があります。
「掃除機としてのパワーが最重要」と考える方にはキャニスター型、「程よい吸引力と手軽さのバランス」を求める方にはコードレス型がおすすめです。住環境や掃除する床の種類によっても最適な選択は変わってきますので、それらも考慮に入れて検討してみてください。
買ってはいけないキャニスター掃除機の特徴
キャニスター掃除機を選ぶ際に避けるべき特徴がいくつかあります。まず注意したいのは、極端に重い本体を持つモデルです。4kg以上ある掃除機は持ち運びや階段での使用が大変になり、特に高齢者や力に自信がない方には負担になります。理想的には3kg以下の軽量モデルを選びましょう。
次に、吸引力が弱いモデルも避けるべきです。キャニスター型を選ぶ最大のメリットは安定した強い吸引力なので、それが不十分では本末転倒です。吸込仕事率が300W未満のモデルは、特にカーペットや絨毯がある家庭では物足りなさを感じるかもしれません。
また、フィルターの掃除や交換が極端に面倒なタイプも長期的には使いづらくなります。特にサイクロン式でフィルターの洗浄が難しいデザインのものは、徐々に吸引力が落ちていく原因になります。
ヘッドの種類も重要です。カーペットがある家庭なのにパワーブラシが付いていないモデルでは、繊維に絡まったゴミや髪の毛を効果的に取り除けません。フローリング中心の家庭なら問題ありませんが、カーペットユーザーはパワーブラシ搭載モデルを選びましょう。
無名メーカーの安価なモデルも要注意です。故障時の修理やパーツ交換が難しくなる可能性があり、結果的にコスパが悪くなることがあります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、長く安心して使用できます。
コードレス/コード式両用タイプの特徴
コードレスとコード式の良さを両立させた「両用タイプ」の掃除機も近年人気を集めています。代表的な製品としては、シャープの「RACTIVE Air EC-AR5」やツインバードの「PowerStep TS-PC101S」などがあります。これらは基本的にコードレスで使えるスティック型掃除機ですが、バッテリーが切れた場合は電源コードを接続して使用できる仕組みになっています。
最大のメリットは「いざという時の安心感」です。大掃除や広範囲の掃除でバッテリーが切れてしまっても、コードをつなげばそのまま掃除を続けられます。シャープのモデルでは通常40分程度のバッテリー稼働時間ですが、コード接続すれば時間を気にせず使用できるので、特に広い家や複数階ある住宅では重宝します。
ツインバードの「PowerStep」は、コードレスモードでの運転時間は約30分と標準的ですが、コンセントに接続すればその場で充電しながら使えるため、急な来客時のお掃除などにも対応できます。また、本体重量約1.6kgと軽量設計なので取り回しも良好です。
ただし、純粋なコードレスモデルと比べると、コード接続機能を備える分だけ少し重くなる傾向があります。また、キャニスター型と比較すると吸引力は若干劣るモデルが多いため、「両方の良いとこ取り」が完全に実現できているわけではありません。
価格面では、シャープのEC-AR5シリーズは2万円前後、ツインバードのPowerStepも同価格帯で、単機能の掃除機よりもやや高めの設定になっています。これは両方の機能を備えるための設計コストが反映されているためですが、別々に2台購入するよりはずっと経済的です。
特におすすめなのは、一人暮らしの方や掃除機の収納スペースが限られている家庭です。アイリスオーヤマの「IC-SLDCP6」のような両用モデルなら、1台で2役をこなせるので場所を取らず、状況に応じた使い分けができます。普段はコードレスで手軽に、週末の大掃除はコード接続でパワフルに、といった使い方が便利です。
両用タイプを検討する際は、コードレスモードの稼働時間、コード接続時の吸引力、そして本体の重量と操作性をしっかり確認してから購入することをおすすめします。最近のモデルは性能も向上していますので、店舗で実際に手に取って確かめるのが良いでしょう。
ライフスタイル別の掃除機選びのポイント

掃除機選びは、あなたのライフスタイルに合わせることが最も重要です。
まず、共働き家庭や忙しい一人暮らしの方には、サッと取り出せるコードレス掃除機がおすすめです。例えば、シャークの「EVOPOWER EX」シリーズは軽量で取り回しが良く、スタンドに置いておけば見た目もスタイリッシュなので出しっぱなしにしても邪魔になりません。また、ダイソンの「Digital Slim Fluffy」も約1.9kgと軽量で、ちょっとした掃除にすぐ使えて便利です。
広い家や戸建てに住んでいる方は、パワフルなキャニスター型が適しています。パナソニックの「MC-JP850K」シリーズは、高い吸引力と安定した性能で一軒家の掃除に最適です。特に複数階ある家ではコードレスだけだと充電切れの心配があります。日立の「CV-KP300L」のようなキャニスター型なら安定した吸引力で家中をしっかり掃除できます。
小さなお子さんやペットがいる家庭では、髪の毛や細かいゴミをしっかり吸い取れる高性能な掃除機が必要です。パナソニックの「MC-SB85K」は「からまないブラシ」を搭載しており、長い髪の毛やペットの毛が絡まりにくい設計になっています。また、ダイソンの「V15 Detect」はペットの毛を効率的に取り除く専用アタッチメントが付属していて便利です。
アレルギー持ちの方や清潔志向の強い方には、HEPAフィルター搭載の掃除機がおすすめです。日立の「CV-SV90K」はミクロカーボン脱臭フィルターを搭載し、微細なハウスダストもしっかり捕集してくれるので、排気もクリーンです。三菱電機の「Be-K TC-FD2D-N」のような紙パック式は捨てる際にホコリが舞いにくいというメリットもあります。
また、マンションにお住まいの方は、静音性も重要なポイントです。東芝の「VC-PL7A-N」は61〜65dBと比較的静かな運転音で、早朝や夜間の掃除でも隣人に迷惑をかける心配が少なくなります。
高齢の方や腰痛持ちの方には、キャニスター型でも特に軽量なモデルか、自走式ヘッド搭載のモデルが使いやすいでしょう。例えば、東芝の「VC-CF32-R」は本体質量2.2kgと軽量で持ち運びがラクです。また、パナソニックの「MC-SR41K」は自走式ヘッドを搭載しているので、掃除機を押す力を軽減してくれます。
子供の自立を促したい家庭では、アイリスオーヤマの「SCD-L1P-B」のような軽量(1.4kg)のコードレス掃除機が役立ちます。子供でも扱いやすく、掃除の習慣づけにも最適です。
あなたのライフスタイルや家族構成、住環境を考慮して、最も使いやすい掃除機を選びましょう。コスパ重視なら国内メーカーの中価格帯モデル、最新技術にこだわるならハイエンドモデルと、優先したいポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。
コードレスとキャニスター掃除機|どっちを選ぶかの判断基準

掃除機選びで迷ったら、具体的な判断基準を持つことが大切です。
サイクロン式キャニスターの優れたモデルや、吸引力の強いコードレス掃除機のランキングなど、実際の製品情報を参考にしましょう。
予算別のおすすめ掃除機も紹介しているので、あなたの懐事情に合ったベストな選択ができるはずです。毎日使うものだからこそ、納得のいく一台を見つけていきましょう。
サイクロンキャニスターおすすめモデル
サイクロン式キャニスター掃除機は、紙パックの交換コストがなく、常に高い吸引力を維持できる点が魅力です。ここでは厳選したおすすめモデルを紹介します。
まず注目したいのは日立の「CV-SV90K」です。コンパクトな本体でありながら強力な吸引力を持ち、音も静かで使いやすいモデルです。操作性が良く、女性や高齢者にも扱いやすい軽量設計が特徴です。小さなヘッドで家具の隙間も掃除しやすく、ゴミを捨てる際もボタン一つで簡単に開閉できます。
パナソニックの「MC-SR41K」は自走式ヘッドを搭載したモデルで、特に負担を減らしたい方におすすめです。フローリングからカーペットまで床質を感知して最適な吸引力に自動調整する機能があり、使い勝手が抜群です。コンパクトボディながら吸引力が強く、ダストボックスの洗浄も簡単にできます。
東芝の「VC-CF32-R」は軽量コンパクトが特徴のサイクロン掃除機です。2.2kgという軽量ボディながら、パワフルな吸引力を発揮します。ダストカップや回転ブラシなどの水洗いができるため、清潔に保ちやすいモデルです。部屋の狭い一人暮らしの方にも最適です。
三菱電機の「Be-K TC-ED2C」は大容量ダストボックスを持つモデルです。0.6Lの容量があるため、頻繁にゴミを捨てる必要がなく便利です。パワフルさと軽量さのバランスが取れていて、カーペットの掃除も得意としています。
サイクロン式を選ぶ際は、フィルターのメンテナンス性やダストボックスの捨てやすさもチェックポイントです。定期的なお手入れが必要なので、その手間を許容できるかも考慮して選びましょう。
コードレス掃除機の最強おすすめモデル
コードレス掃除機の中でも特に高性能でおすすめのモデルをご紹介します。
まず、多くのユーザーから高評価を得ているのがダイソンの「Digital Slim Fluffy」です。従来モデルより25%軽量化されながらもパワフルな吸引力を維持し、最大40分の連続使用が可能です。さらに液晶ディスプレイでバッテリー残量や運転モードを確認できるのも便利な機能です。
次におすすめなのは、シャークの「EVOPOWER SYSTEM NEO+」です。このモデルの特徴は、自動ゴミ収集ドックが付いていることで、掃除後は充電スタンドに戻すだけでゴミが自動的に収集されます。これにより、ゴミ捨ての頻度を大幅に減らせて便利です。また、独自の「ハイパーブラシ」技術により髪の毛が絡みにくい設計になっています。
パナソニックの「MC-SB85K」は日本のメーカーらしい信頼性と機能性を兼ね備えたモデルです。「からまないブラシ」技術により長い髪の毛や糸くずがブラシに絡まりにくく、お手入れの手間を大幅に削減できます。また、クリーンセンサーが床の汚れを検知して自動的に吸引力を調整する機能も搭載しています。
日立の「PV-BL50K」は軽量設計とパワフルな吸引力のバランスが取れた商品です。約1.4kgの軽い本体で、標準モードで約40分の長時間使用が可能です。特に日本の住環境に合わせた設計で、畳や和室の掃除にも適しています。
これらの高性能モデルはいずれも2万円〜6万円程度の価格帯になりますが、使いやすさと性能を考えれば長期的には満足度の高い選択となるでしょう。ご自身の予算と優先したい機能を考慮して、最適なモデルを選んでみてください。
予算別おすすめ掃除機の選び方

掃除機選びは予算によって選択肢が大きく変わります。ここでは予算別のおすすめの選び方をご紹介します。
まず1万円以下の予算では、コードレスよりもキャニスター型の方が性能面でコスパが良いです。特に東芝やアイリスオーヤマなどの国内メーカーのエントリーモデルがおすすめです。この価格帯では紙パック式の方が維持費は若干かかりますが、サイクロン式よりもメンテナンスが簡単です。
1〜2万円の予算では、基本性能が充実したキャニスター型か、エントリークラスのコードレス掃除機を選べます。この価格帯のキャニスター型なら、三菱電機の「Be-K TC-FJ2C」のような軽量で使いやすいモデルが手に入ります。コードレスを選ぶなら、マキタの「CL107FDSHW」のような実用十分な基本性能を持つモデルがおすすめです。
2〜4万円の中価格帯では、選択肢がぐっと広がります。キャニスター型なら日立の「CV-KP300L」のような自走式ヘッド搭載モデルも選べます。コードレスではパナソニックの「MC-SB53K」シリーズや東芝の「VC-CL20」など、国内メーカーの信頼性の高いモデルが選べます。
4万円以上の予算があれば、ダイソンやシャークのハイエンドコードレスモデル、あるいはパナソニックや日立の高性能キャニスター型など、最新技術を搭載した製品を検討できます。例えば、シャークの「EVOPOWER SYSTEM iQ」はゴミセンサー機能付きで効率的な掃除が可能です。
予算と同時に考慮すべきなのは、維持費です。紙パック式は交換用パックの費用、コードレス式は数年後のバッテリー交換費用を考慮に入れましょう。長期的なコストパフォーマンスを考えると、最初から少し予算を上げて高品質な製品を選ぶ方が結果的にお得になることもあります。
吸引力の強いコードレス掃除機ランキング
吸引力にこだわりたい方のために、特に吸引力の強いコードレス掃除機をランキング形式でご紹介します。これらの製品は、キャニスター型に匹敵する強力な吸引力を持ちながら、コードレスの手軽さも兼ね備えています。
1位:ダイソン「V15 Detect」

このモデルはダイソン史上最も強力な吸引力を持ち、特にカーペットなどに埋もれた細かいゴミもしっかり吸い取ります。特徴的なのは、レーザーでゴミを可視化する機能と、吸い込んだゴミの量や大きさを液晶画面に表示する機能です。使用時間は標準モードで約60分、強モードで約12分と、コードレスとしては優秀な持続力を持っています。
2位:シャーク「EVOPOWER SYSTEM NEO+」

独自のデュアルモーターシステムを採用し、強い吸引力を実現しています。特に「ブーストモード」では、一時的に吸引力を最大化することが可能です。さらに、自動ゴミ収集機能付きの充電スタンドが付属していて、ゴミ捨ての手間を大幅に削減できます。
3位:パナソニック「MC-SB85K」

日本メーカーならではの信頼性と吸引技術が光るモデルで、ハイパワーモードではキャニスター型に近い吸引力を発揮します。また、床の汚れを感知して自動で吸引力を調整する「センサー機能」が便利です。
4位:日立「PV-BL50K」

コンパクトなボディでありながら、パワフルな吸引力を持つモデルです。特に「パワフルスマートヘッド」が優秀で、カーペットの奥に入り込んだゴミもしっかり掻き出して吸い取ります。
これらの高性能コードレス掃除機は、価格も高めですが、その分性能と使い勝手は格段に優れています。特にカーペットや絨毯が多い家庭、ペットを飼っている家庭など、強い吸引力が必要な環境では、これらのハイエンドモデルが真価を発揮します。
しかし、いくら吸引力が強くても、バッテリー持続時間には限りがあります。広い家や長時間の使用を想定している場合は、予備バッテリーの購入も検討するとよいでしょう。
総括:コードレスとキャニスター掃除機はどっちがいいのか
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。