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お風呂の排水溝を触らずに掃除!ヌメリとサヨナラする究極の技

風呂掃除

お風呂場の掃除の中でも、特に気が重くなるのが排水溝のヌメリや髪の毛の処理ではないでしょうか?

見たくないし触りたくない、できれば誰かにやってほしい…。
そんなふうに感じて、ついつい見て見ぬふりをしてしまう気持ち、痛いほどよくわかります。

実は私自身も、家電量販店で働く前までは、ゴム手袋をして息を止めながら掃除をするのが本当に苦痛でした。

でも、最新の家電や洗剤の進化はすごいんです。
「手を使わずに汚れを落とす」ことに特化したアイテムを使えば、あの不快な作業から解放されるってご存知でしたか?

この記事では、私が実際に試して感動したアイテムや、お店でお客様から評判の良い「触らずに綺麗にするテクニック」を余すことなくご紹介します。
化学の力で汚れを溶かす方法から、パワフルな家電で吹き飛ばす方法まで、あなたのライフスタイルに合った解決策がきっと見つかるはずです。

もうヌメリに怯える必要はありません。
お風呂の排水溝を触らずに掃除する快適な生活を、今日から始めてみませんか?

この記事のポイント
  • 泡と薬剤で汚れを分解する非接触洗浄
  • 高圧洗浄機で配管奥の詰まりを解消
  • 古い設備の掃除における注意点と対策
  • ゴミ捨て時に触れない便利グッズ活用
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お風呂の排水溝を触らずに掃除|科学的洗浄

クリーン家電ガイド:イメージ

まずは、力を使わずに「化学の力」と「便利なツール」を駆使して、汚れに一切触れずに綺麗にする方法から見ていきましょう。洗剤の進化は目覚ましく、かけるだけで勝手に掃除してくれる優秀なアイテムがたくさんあるんですよ。

ここでは、泡の力や強力な溶解成分を使って、ヌメリや髪の毛を撃退するテクニックをご紹介します。

密着する泡で汚れを包み込む洗浄技術

排水溝掃除で一番嫌な瞬間って、やっぱりあのヌルヌルした汚れを目視して、ブラシで擦るときですよね。

「見たくないし触りたくない!」という方にまず試していただきたいのが、泡の力で汚れを包み込んで落とす方法です。
最近のドラッグストアやホームセンターでもよく見かけるようになった発泡系のクリーナーですが、これ、本当に進化していて面白いんですよ。

特におすすめしたいのが、粉末タイプのクリーナー、ジョンソンの「パイプユニッシュ 激泡パウダー」です。

これ、使ったことありますか?
小袋に入った粉を排水口の周りにササッと撒いて、コップ一杯の水をかけるだけなんです。

すると、シュワシュワ〜ッ!と音を立てながら真っ白な泡がモコモコ膨れ上がって、排水口全体を完全に覆い尽くしてくれるんですよ。まるで実験みたいで、見ているだけでもちょっと楽しいんです。

この泡の正体は、過炭酸ナトリウムなどが反応して発生する酸素の泡です。この発泡パワーが、複雑な形状のヘアキャッチャーや配管の壁面にへばりついたヌメリを強力に引き剥がしてくれるんです。

ブラシでゴシゴシ擦らなくても、泡が勝手に隙間に入り込んで仕事をしてくれるので、私たちはただ待つだけ。30分ほど放置して水で一気に流せば、嘘みたいにピカピカになります。

「触りたくない」を徹底するなら、まずはこの「泡でパックする」方法が手軽でおすすめですよ。

泡洗浄のコツ

粉末に水をかけるときは、勢いよくかけすぎると粉が飛び散ってしまうので、優しくそっとかけるのがポイントです。また、泡が汚れを吸着・分解するまで、指定の時間(製品によりますが30分程度)はしっかり待ってから流してくださいね。

ヌメリの正体であるヘドロを分解する方法

「泡だけじゃ心許ない、もっとドロドロした汚れをなんとかしたい…」という場合、その正体はバイオフィルムと呼ばれる微生物の膜、いわゆる「ヘドロ」です。
バイオフィルム自体の仕組みについては、(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「バイオフィルム」)で詳しく解説されています。

これ、放っておくとどんどん厚みを増して、悪臭の原因にもなる厄介者なんですよね。
物理的にブラシで擦り落とすのが一番早いと思われがちですが、触らずに解決するには「化学分解」のアプローチが必須になります。

ここで活躍するのが、高粘度のジェルタイプ洗剤です。
ジョンソンの「パイプユニッシュ」は超定番ですが、改めてその実力を見直してみましょう。

ポイントはあの「粘り気」です。
サラサラした液体だと、垂直なパイプの内壁をすぐに流れ落ちてしまいますが、高粘度ジェルなら汚れにへばりついて、じっくりと成分を浸透させることができます。

水酸化ナトリウムなどのアルカリ性成分が、ヘドロのタンパク質を分解して溶かしてくれるので、私たちはただ流し込んで待つだけでOKなんです。

排水溝のヘドロの落とし方や重曹・クエン酸との使い分けをもっと詳しく知りたい方は、排水溝掃除に重曹とクエン酸は意味ない?効果的な使い分け方も参考にしてみてください。

バイオフィルム由来の黒い汚れを撃退

ピンク色のヌメリを放置していると現れる、あの絶望的な「黒い汚れ」。
これは黒カビなどがバイオフィルムに定着してしまった状態で、ここまでくると洗剤をかけるだけではなかなか落ちないことがあります。

「じゃあやっぱりブラシで擦らないとダメ?」と諦めないでください。
ここで登場するのが、家電量販店員の私が自信を持っておすすめする「スチームクリーナー」です!

アイリスオーヤマの「STM-304N」のようなハンディタイプのスチームクリーナーは、約100℃の高温スチームを噴射します。

カビや菌は熱に弱いので、洗剤で溶けにくい黒カビも、熱の力で死滅させて浮かせることができるんです。シューッ!と蒸気を当てるだけで、こびりついた黒い汚れが吹き飛んでいく様は、本当に気持ちいいですよ。

洗剤を使わないので、小さなお子様がいるご家庭や、薬剤のニオイが苦手な方にも安心しておすすめできます。

特に排水口のフタの裏側や、ヘアキャッチャーの網目に入り込んだ黒カビには効果絶大です。スチームの圧力で汚れを吹き飛ばすので、ブラシでゴシゴシ擦る必要は全くありません。
ノズルの先を向けるだけでいいので、汚れとの距離を保ったまま掃除ができるのも「触りたくない派」には嬉しいですよね。

週に一度くらい、お風呂上がりにサッとスチームをかけておくだけで、黒カビの発生を劇的に抑えられるので、予防としても優秀な家電なんです。

スチームクリーナーの具体的な使い方や他の活用シーンについては、スチームクリーナーの意外な使い方と機種選びのコツもあわせてチェックしてみてください。

髪の毛をキャッチして捨てる非接触ツール

クリーン家電ガイド:イメージ

さて、汚れを分解しても最後に残るラスボスが「髪の毛」です。

排水口に絡みついた髪の毛を手で取る作業…正直、これが一番嫌だという方も多いのではないでしょうか。あのヌルッとした感触、思い出すだけで鳥肌が立ちますよね。

でも、ここにも「触らずに捨てる」ための素晴らしいアイテムが存在します。

まず見直してほしいのが、備え付けのプラスチック製ヘアキャッチャーです。
あれ、すぐにヌメリがつくし、網目に髪が絡まって取りにくいですよね。これを「パンチングステンレス」のゴミ受けに変えるだけで、世界が変わります!

ステンレス製のゴミ受けは、網ではなく板に穴が開いている形状なので、髪の毛が絡まる「結び目」がありません。乾いた状態でティッシュでサッと拭くか、ゴミ箱の上でコンコンと叩くだけで、髪の毛がポロッと落ちてくれるんです。

さらに、「絶対に指一本触れたくない!」という方には、「そのまま捨てられる髪の毛キャッチャー」のような使い捨てネットもおすすめです。

そして、もし絡まってしまった時のために、専用の「排水口トング」を一本用意しておきましょう。100均のもので十分です。

これがあれば、最後の砦として「物理的に触らない」環境が完成します。私の家でも、このトングは神具として崇められています(笑)

ここがポイント!

備え付けの目皿は思い切って交換しましょう!ステンレス製にするだけでヌメリの付き方が全然違いますし、何より精神的なストレスが激減しますよ。

最強パイプクリーナーで深部まで溶解

「市販の洗剤ではどうしても流れが良くならない」
「奥の方で何かが詰まっている気がする」
そんな重度の悩みには、プロも使う最強クラスの薬剤に頼るしかありません。

ここで名前を挙げたいのが、和協産業の「ピーピースルーF」です。
これ、名前はちょっと可愛いですが、中身は業務用レベルの超強力な洗浄剤なんですよ。

普通の液体パイプクリーナーと違い、これは顆粒状です。
排水口の周りに撒いて、お湯(40〜50℃くらい)を注ぐと、ジュワジュワ〜ッ!と音を立てて発泡し、強力なアルカリ成分と熱の力で、配管内の有機物をドロドロに溶かしてしまいます。

髪の毛どころか、長年蓄積した固めのヘドロや石鹸カスまで分解してしまうパワーは圧巻です。
「最強」という言葉に偽りなし、という感じですね。

ただし、強力すぎるがゆえに使い方は要注意です。
マスクとメガネ、手袋は必須ですし、換気も絶対に忘れないでくださいね。お店でも「本当に困った時の最終兵器」としてご案内することが多いです。

頻繁に使うものではありませんが、一回のリセットとして使えば、当分の間は詰まり知らずで快適に過ごせるはずです。触らずに奥の奥までリセットしたいなら、これ以上の選択肢はないかもしれません。

取り扱い注意

ピーピースルーFは非常に強力なアルカリ性洗剤です。アルミ製品には使えませんし、皮膚につくと危険です。使用前には必ず説明書を熟読し、安全対策を万全にしてから使ってくださいね。

お風呂の排水溝を触らずに掃除|詰まり解消

クリーン家電ガイド:イメージ

ここまでは洗剤や小物を中心にお話ししてきましたが、ここからは「家電量販店員の本領発揮」です!

薬剤では溶かしきれない頑固な詰まりや、物理的に配管を貫通させたい時には、パワーのある家電が頼りになります。特に「流れが悪い」と感じている方には、ぜひ知ってほしい解決策があります。

流れが悪い配管を高圧洗浄機で貫通

「いろいろ試したけど、やっぱり流れが悪い…」そんな時、業者さんを呼ぶ前に試してほしいのが「高圧洗浄機」を使った配管洗浄です。

「え?高圧洗浄機って洗車とか外壁掃除用じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はオプションパーツを使うことで、最強の配管クリーナーに変身するんです。

必要なのは、マキタやケルヒャーといったメーカーから出ている「パイプクリーニングホース」という専用のアタッチメントです。
これ、先端から水が逆噴射する仕組みになっていて、その反動でホースが勝手に配管の奥へと進んでいくんです(スズランノズルなど、呼び名は色々あります)。

まるで生き物みたいにズルズルと入っていって、高圧の水流で配管内のヘドロや詰まりを物理的に粉砕・排出してくれます。

例えば、マキタの「MHW0800」などの高圧洗浄機本体に、このホースを接続します。
そして、排水口のカバーやトラップ(筒状の部品)を外して、配管の穴が直接見える状態にしてから、ホースを差し込んでいきます。

スイッチを入れれば、あとはホースが仕事をしてくれます。
手でゴシゴシ擦る必要もなければ、薬剤の反応を待つ必要もありません。水圧という圧倒的な物理パワーで、長年の汚れを一気に押し流す快感は一度やるとクセになりますよ。

「業者さんに頼むと2〜3万円かかるけど、機械を買っちゃえばずっと使えるからお得だね」と言って購入されるお客様も多いです。まさに、初期投資はかかるけどリターンの大きい「触らない掃除」の決定版ですね。

メーカー選びのヒント

高圧洗浄機はメーカーによってホースの接続口が違います。マキタの本体にはマキタのホース、ケルヒャーにはケルヒャーのホースが必要です。間違って買うと使えないので、型番チェックはお忘れなく!

築年数が経過した古いタイプの掃除の注意点

ここまで強力な方法をご紹介してきましたが、少々お待ちを。

もしあなたのお住まいが築30年以上の戸建てや、かなり古い団地などの場合、注意が必要なことがあります。昔の配管は今のものとは素材や構造が違うことがあるんです。

古い鉄製の配管や、コンクリートの排水桝の場合、経年劣化で継ぎ目が弱くなっている可能性があります。
そこに業務用の強アルカリ洗剤を頻繁に使ったり、高圧洗浄機の最強モードで水を噴射したりすると、最悪の場合、配管に穴が開いて水漏れ事故につながるリスクもゼロではありません。

「綺麗にするつもりが大惨事…」なんてことになったら目も当てられませんよね。

古いタイプのお風呂の場合は、まずは「中性洗剤」や「重曹+クエン酸」といった穏やかな洗浄剤から試すのが安全です。もし高圧洗浄機を使う場合も、圧力を弱めに設定するか、あまり奥まで無理にホースを突っ込まないように慎重に作業してください。

「触りたくない」一心で無理をするのは禁物。
不安な場合は、ここだけはプロの業者さんに相談する勇気も必要かなと思います。安全第一でいきましょう!

汚れた排水溝トラップの外し方と内部洗浄

最後に、避けては通れない「トラップ」の話をしましょう。

排水口のフタを開けるとある、あのお椀のような部品や筒状のパーツです。ここを外さないと、本当の意味での詰まり解消はできません。でも、ヌルヌルしてて一番触りたくない場所でもありますよね。

トラップの外し方はタイプによりますが、基本的には「反時計回りに回して持ち上げる」構造が多いです。

ただ、ヌメリで滑って回らないことがよくあります。
そんな時こそ、先ほど紹介した「排水口トング」や、もしお持ちならゴム手袋の上からさらに「不要なタオル」などを巻いて、直接触れる感覚を消して挑みましょう。

「そこまでして触りたくないか!」と怒られるかもしれませんが、その執念こそが快適なバスタイムを作るんです(笑)

部品を外してしまえば、あとはこっちのものです。
バケツに入れた漂白剤入りの水にドボンと漬け置きするか、泡ハイターを吹きかけて放置しましょう。その間に、露出した配管内部に向かって、スチームクリーナーや高圧洗浄機をお見舞いしてやれば完璧です。

元に戻すときもトングを使えば、最初から最後まで「素手でヌメリに触れる」ことなくミッションコンプリートです。この達成感、ぜひ味わっていただきたいですね。

まとめ:お風呂の排水溝を触らずに掃除

いかがでしたでしょうか?
お風呂の排水溝を触らずに掃除するための、洗剤選びから家電の活用法までをご紹介してきました。

憂鬱だった掃除も、適切なツールを使えば「実験」のように楽しむことができますし、何よりあの不快な感触とおさらばできるのは本当に幸せですよね。

最後に、今回ご紹介した方法を状況別にまとめてみました。
ご自身の汚れ具合に合わせて選んでみてください。

お悩み・状況 おすすめ解決策(アイテム) 「触らない」ポイント
日常のヌメリ予防 パイプユニッシュ 激泡パウダー 泡で浮かせて流すだけ
ヘドロ・髪の毛溶解 パイプユニッシュ 濃密ジェル 高粘度ジェルで溶かす
黒カビ・頑固な汚れ スチームクリーナー 高温蒸気で吹き飛ばす
髪の毛のゴミ捨て パンチングゴミ受け
排水口トング
ティッシュ一拭き&器具使用
重度の詰まり・悪臭 ピーピースルーF
高圧洗浄機+ホース
強力発泡&物理的貫通

「たかが掃除」ですが、そのストレスを減らすことは、毎日の生活の質を上げることにつながります。
ぜひ、あなたにぴったりの「触らない掃除」を見つけて、ピカピカのお風呂でリラックスしてくださいね!

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