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シャープ空気清浄機のユニットを交換しないとどうなる?交換方法も解説

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シャープの空気清浄機を使っていると、ある日突然「ユニット交換」のランプが点滅し始めて、「これって何?」「交換しないとどうなるの?」と不安に思ったことはありませんか?

特にプラズマクラスターはシャープ独自の技術なので、少し分かりにくい部分もあるかもしれません。

ユニット交換のランプが点滅すると、なんだか急かされているような気持ちになりますが、慌てなくても大丈夫ですよ。

この記事では、シャープ製空気清浄機の心臓部ともいえるプラズマクラスターイオン発生ユニットについて、交換しないとどうなるのかを解説していきます。

また、交換の必要性から具体的な交換方法、さらには気になる費用やどこで買えるのかまで、家電店員として長年培った知識を基にお伝えしていきます。

この記事を読めば、ユニット交換に関するあなたの疑問や不安がスッキリ解消するはずですよ。

この記事のポイント
  • ユニット交換をしない場合の影響
  • ユニット交換ランプの点滅理由と消し方
  • 具体的なユニットの交換方法と費用
  • フィルターとユニットの役割の違い

シャープ空気清浄機のユニットを交換しないとどうなる?

クリーン家電ガイド:イメージ

シャープの空気清浄機のユニット交換ランプが点滅し始めると、少し焦ってしまいますよね。

ここでは、そもそもユニット交換は必要なのか、そして交換しないとどのような影響があるのか、基本的な部分から一緒に見ていきましょう。

多くの方が疑問に思うポイントを、一つひとつ丁寧に解説していきますね。

シャープの空気清浄機のユニット交換は必要?

はい、結論から言うと、プラズマクラスターの効果を維持するためにはユニット交換が必要です。

シャープの空気清浄機の大きな特徴であるプラズマクラスターイオンは、この「プラズマクラスターイオン発生ユニット」から放出されています。

このユニットは、プラズマ放電によってプラスとマイナスのイオンを発生させる役割を担っているんですね。

しかし、ユニットは使い続けることで少しずつ劣化してしまう消耗品なんです。

電極部分が摩耗していくため、イオンを発生させる能力が徐々に低下していきます。

そのため、メーカーが定めた交換時期が来たら新しいものに取り替えることで、購入時と同じような高い性能を保つことができる、というわけです。

空気清浄機本体のファンやフィルター機能とは別の部分なので、交換しなくても運転自体は続きますが、プラズマクラスターの恩恵を受けたいのであれば交換は必須と言えますね。

プラズマクラスターユニットを交換しなかったらどうなる?

「交換が必要なのはわかったけど、もし交換しなかったらどうなるの?」という点、すごく気になりますよね。

先ほどもお伝えしたように、ユニットを交換しなくても空気清浄機がすぐに故障するということはありません。

集じんフィルターや脱臭フィルターが機能していれば、ホコリやニオイを吸い込むという基本的な空気清浄機能は維持されます。

ただし、肝心のプラズマクラスターイオンは発生量が著しく低下、もしくはほとんど発生しなくなってしまいます。

メーカーによると、プラズマクラスター技術に期待される空間浄化の効果は、ユニットの性能に依存するため、その効果が十分に得られなくなるとされています。

せっかくプラズマクラスター機能付きのモデルを選んだのに、その効果を発揮できないのは、少しもったいない状態ですよね。

また、機種によってはユニット交換ランプが点滅し続けることで、他のサインが見えにくくなる可能性も考えられます。

交換時期の目安

ユニット交換の時期は、とても分かりやすくなっています。
本体の「ユニット交換ランプ」が点滅したら、それが交換の合図です。

一般的に、このランプは総運転時間が約17,500時間(1日24時間運転し続けた場合、約2年間)を超えると点滅するよう設計されています。

これはあくまで目安の時間で、実際の使用時間に応じてランプが点灯するタイミングは変わってきます。例えば、1日に8時間だけ運転する場合は、約6年持つ計算になりますね。

シャープの公式サイトでも、「安定して高濃度プラズマクラスターイオンを放出するために定期的に交換してください」と案内されています。

ランプが点滅するまでは、特に交換の必要はありません。
「まだ点滅していないけど、性能が落ちていないか心配」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ランプの点滅を交換のサインとして信頼して大丈夫だと思います。

交換ランプが点滅する理由

ユニット交換ランプが点滅するのは、ユニットが故障したからではありません。

これは、先ほどもお伝えしたように、内蔵されたタイマーによって総運転時間が約17,500時間に達したことをお知らせする機能なんです。

つまり、「ユニットの性能が低下している可能性があるので、交換をおすすめしますよ」というメーカーからの親切なリマインダーなんですね。

ユニット内部にセンサーがあって、イオン濃度を測定して劣化を判断しているわけではないのです。ですから、ランプが点滅しても慌てる必要は全くありません。

「そろそろ交換の時期か」と認識して、新しいユニットを準備する期間だと考えれば、気持ち的にも楽じゃないでしょうか。

このお知らせ機能があるおかげで、交換時期を忘れることなく、いつでも最適な状態で空気清浄機を使えるのは嬉しいポイントですよね。

交換ランプの消し方

ユニット交換ランプの消し方は、とても簡単です。

ただし、一つだけ注意点があります。
それは、必ず新しいユニットに交換してからリセット操作を行う、ということです。

ランプを消すだけなら、ユニットを交換しなくてもリセット操作をすれば消えてしまいます。
ですが、これをやってしまうと、劣化したユニットを使い続けることになり、プラズマクラスターの効果は得られないまま。

次回の交換時期を知らせるタイマーもリセットされてしまうので、本当の交換タイミングが分からなくなってしまいます。

リセット方法は機種によって若干異なりますが、多くのモデルでは本体の「リセットボタン」や「フィルターリセットボタン」などを約3秒長押しすることで完了します。

詳しい方法は、お使いの空気清浄機の取扱説明書に必ず記載されていますので、一度確認してみてくださいね。

新しいユニットに交換したのにランプが消えない、という時はこのリセット操作を忘れていることが多いので、覚えておきましょう。

交換しないとどうなるか知った後のシャープ空気清浄機ユニットの対処法

クリーン家電ガイド:イメージ

ユニット交換の必要性や、交換しない場合の影響についてご理解いただけたでしょうか。ここからは、実際にユニットを交換するための具体的なステップに進んでいきましょう。

交換方法から費用のこと、購入場所まで、実践的な情報を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ユニットの交換方法

ユニットの交換作業は、工具なども必要なく、誰でも簡単にできるので安心してくださいね。

ここでは、最新の人気モデルである「KI-TX70」を例に、交換方法の一般的な流れをご紹介します。

1
電源の安全確保
🔌
運転を停止し、電源プラグを抜く安全のために、まずは必ず電源をオフにしてコンセントからプラグを抜きましょう。
⚠ 感電防止のため必ず電源を切断してから作業を開始してください
2
本体カバー取り外し
🔧
📦
本体カバーなどを取り外す機種によりますが、加湿タンクや後ろパネルを外していくと、ユニットホルダーが見えてきます。
3
古いユニットの取り出し
👆
古いユニットを取り出すユニットホルダーのつまみを持ち、手前に引き出すと古いイオン発生ユニットが出てきます。
💡 ユニットは精密部品です。丁寧に取り扱ってください
4
新しいユニットの取り付け
🔄
🔧
新しいユニットを取り付ける新しいユニットを、元々入っていた向きと同じように奥までしっかりと差し込みます。カチッと音がするモデルもありますね。
5
組み立てと動作確認
🔧
元に戻してリセット操作取り外したパネルやカバーを元通りに取り付け、電源プラグを差し込みます。最後に、先述のユニット交換ランプのリセット操作を行えば完了です。
🔍 動作確認を必ず行い、正常に稼働することを確認してください

どうでしょうか?
思ったよりずっと簡単ですよね。

お客様からも「自分でできるか不安だったけど、やってみたらすぐ終わった」というお声をよくいただきます。

細かい部分は機種によって違うので、最終的にはお手元の取扱説明書で確認しながら作業してくださいね。

ユニット交換後のリセット操作を忘れずに

ユニット交換で意外と忘れがちなのが、このリセット操作です。

先ほどもお伝えしましたが、新しいユニットに交換しただけでは、本体は交換されたことを認識してくれません。そのため、ユニット交換ランプの点滅が消えないままになってしまうんです。

リセット操作を行うことで、運転時間タイマーがゼロにリセットされ、「ここからまた新しいユニットでの運転時間をカウントします」という状態になります。

これにより、次回の交換時期である約17,500時間後に、再びランプが点滅してお知らせしてくれるようになるんですね。

この操作を忘れると、せっかく交換したのに次の交換タイミングが分からなくなってしまいます。取扱説明書でリセットボタンの位置を確認し、ユニット交換とセットで必ず行うようにしましょう。

家電量販店のカウンターでも、「交換したのにランプが消えないんです」というご相談は意外と多いので、ぜひ覚えておいてください。

プラズマクラスターユニット交換の値段

ユニット交換で気になるのが、やはり費用ですよね。
交換用ユニットの価格は、お使いの空気清浄機の機種によって異なります。

主要な交換ユニットの価格目安は以下の通りです。

ユニット型番 主な対応機種(例) 価格目安(税込)
IZ-C90M KI-JS70、KI-HS50 など 3,000円〜4,000円
IZ-C100S2 KI-SX100、KI-RX70 など 4,000円〜5,500円
IZ-C90M
対応機種:
KI-JS70 KI-HS50
など
価格目安:
3,000円〜4,000円(税込)
IZ-C100S2
対応機種:
KI-SX100 KI-RX70
など
価格目安:
4,000円〜5,500円(税込)

※価格は2025年8月時点の家電量販店やオンラインストアでの一般的な販売価格です。

このように、だいたい3,000円台から5,000円台で購入できることが多いですね。
約2年(24時間稼働の場合)に一度の交換と考えると、そこまで大きな負担にはならないのではないでしょうか。

購入する際は、必ずお使いの空気清浄機の型番に対応したユニットを選ぶ必要があります。間違った型番のユニットは取り付けができないので、購入前に必ず確認してくださいね。

ユニットはどこで買う?

交換用のプラズマクラスターイオン発生ユニットは、いくつかの場所で購入できます。ご自身の都合に合わせて、一番便利な方法を選んでくださいね。

家電量販店

まず思いつくのが、私たちが働くような家電量販店ですね。空気清浄機本体を購入したお店であれば、交換用ユニットも在庫している可能性が高いです。

店員さんに直接、お使いの機種の型番を伝えれば、適合するユニットをすぐに見つけてもらえます。「どれを買えばいいか分からない」という方には、一番安心できる購入方法だと思います。

シャープ公式オンラインストア「COCORO STORE」

メーカーの公式オンラインストアでも購入可能です。確実に正規品が手に入りますし、お使いの機種名で検索すれば対応するユニットが簡単に見つかるので便利です。

送料がかかる場合もありますが、近くに家電量販店がない方にはおすすめです。

インターネット通販サイト

Amazonや楽天市場といった大手通販サイトでも、もちろん取り扱いがあります。価格を比較して少しでも安く購入したい方や、ポイントを貯めたい方には魅力的ですね。

ただし、非純正品が出回っている可能性もゼロではないので、信頼できる販売店から購入することが大切です。購入の際は、型番を絶対に間違えないように何度も確認してください。

フィルター交換との違い

「ユニット交換」と「フィルター交換」、この二つの違いがよく分からない、というお客様も多いです。

これは全く別の役割を担う、大切なパーツなんですよ。

プラズマクラスターイオン発生ユニット
💨
● 役割:
プラスとマイナスのイオンを発生させ、空気中に放出する装置。
● 期待される効果:
浮遊する物質の抑制
静電気の除去
脱臭などの効果
公式サイトによると、上記の効果が挙げられています。
交換時期:約2年
(総運転時間約17,500時間)
集じん・脱臭フィルター
🌪️
🔽
● 役割:
本体に吸い込んだ空気を物理的にろ過する部品。「集じんフィルター」はホコリや花粉を捕まえ、「脱臭フィルター」は生活臭などを吸着します。
● 期待される効果:
ハウスダストの除去
ニオイの除去
室内の空気を物理的に清浄化することができます。
交換時期:約10年
(使い方によって変わります)

つまり、ユニットは「イオンを発生させて空気を浄化する攻め」の部品、フィルターは「空気を吸い込んで汚れを濾し取る守り」の部品、というイメージでしょうか。

どちらも空気清浄機の大切な心臓部ですが、交換サイクルが全く違うので、混同しないように注意が必要ですね。

総括:シャープ空気清浄機のユニットを交換しないとどうなるか

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • ユニット交換はプラズマクラスター性能維持に必要
  • 交換しないとイオン発生量が低下する
  • 交換しなくても本体は故障しない
  • 基本的な空気清浄機能は維持される
  • 交換目安は約17,500時間の運転後
  • 1日24時間運転で約2年が目安
  • 交換の合図は本体ランプの点滅
  • ランプ点滅は故障ではなくお知らせ機能
  • 交換作業は自分で簡単にできる
  • 交換後はリセット操作が必須
  • ユニット価格は3,000円から5,000円台が中心
  • 購入場所は家電量販店やネット通販
  • 購入時は型番の適合確認が重要
  • ユニットはイオンを発生させる部品
  • フィルターは空気をろ過する部品

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