自走式掃除機は壊れやすい?メリットデメリットやパワーブラシとの違いも解説

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掃除機を選ぶとき、自走式掃除機は壊れやすいという話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
確かに、従来の掃除機と比べてモーターが追加されている分、故障のリスクについて心配になってしまいますよね。

でも実際のところ、自走式掃除機の寿命はどれくらいなのでしょうか。
また、メリットとデメリットを知った上で、本当に購入する価値があるのかも気になるところです。

さらにはおすすめモデルの選び方、かけ方のコツなども購入前に知っておきたい情報ですよね。
そして、自走式とパワーブラシの違いについてもしっかりと理解しておくことが大切だと思います。

この記事では、自走式掃除機の耐久性について詳しく解説するとともに、購入前に知っておくべきポイントや実際に使う際のコツまで、幅広い情報をお届けします。

この記事のポイント
  • 自走式掃除機の耐久性と故障リスクの実態
  • メリット・デメリットと賢い選び方
  • 効果的な使い方とメンテナンス方法
  • 故障時の対処法とトラブル解決策

自走式掃除機は壊れやすい?購入前に知っておきたいポイント

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自走式掃除機の購入を検討している方にとって、まず気になるのが耐久性の問題ですよね。
この章では、自走式掃除機が本当に壊れやすいのか、その寿命や選び方のポイントについて詳しく解説していきます。

購入前に知っておくべき基本的な知識から、2025年版のおすすめモデルまで、幅広い情報をお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

自走式は壊れやすい?

自走式掃除機が壊れやすいかどうかについて、多くの方が購入前に心配されるのも当然だと思います。実際のところ、自走式掃除機は通常の掃除機よりもモーターを搭載している分、故障のリスクが高くなる可能性があります。

私も家電量販店で働く中で、お客様から「自走式って壊れやすいの?」という質問をよく受けるのですが、確かにモーターがない掃除機と比較すると、機械的な部品が多い分だけ故障率は上がってしまうんですね。

とはいえ、現在の自走式掃除機は技術の向上により、以前と比べて格段に耐久性が向上しています。適切なメンテナンスを行っていれば、通常の掃除機と大きく変わらない寿命を期待できるでしょう。

ただし、使用頻度や使い方によって寿命は大きく左右されます。
毛足の長いカーペットで頻繁に使用したり、ゴミが絡まったまま放置したりすると、モーターに負荷がかかって故障しやすくなってしまいます。

寿命はどれくらい?

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掃除機全体の平均寿命について、内閣府の調査によると約7.5年とされています。
この数値は自走式掃除機にも当てはまると考えられますが、実際の使用年数は使い方やメンテナンス状況によって大きく変わるんです。

自走式掃除機の場合、通常の掃除機と比較してモーター部分が追加されているため、この部分が故障の要因になることがあります。特に回転ブラシのモーターは、髪の毛やペットの毛が絡まりやすく、定期的な清掃を怠ると2〜3年で故障してしまうケースも見受けられます。

一方で、丁寧に使用してこまめにメンテナンスを行っている方の中には、5年以上問題なく使用している方も多くいらっしゃいます。実際、私が接客した中でも「6年使ってるけど全然問題ないよ」とおっしゃるお客様もいらっしゃるんです。

掃除機の寿命を判断するサインとしては、吸引力の低下、異音や焦げ臭いにおい、そして自走機能の不具合などが挙げられます。これらの症状が現れたら、修理か買い替えを検討する時期と言えるでしょう。

メリットとデメリット

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自走式掃除機の最大のメリットは、何と言っても掃除が楽になることです。
モーターの力で前に進むため、従来の掃除機のように力を入れて押す必要がなく、軽い力でスイスイと掃除できます。

特に広いリビングや廊下の掃除では、この恩恵を実感できるはずです。
また、回転ブラシがしっかりとゴミをかき出してくれるので、カーペットやじゅうたんの奥に入り込んだ細かなゴミも効率的に除去できます。

しかしデメリットも存在します。
まず前に進む仕組みのため、後ろに引く際に抵抗を感じることがあります。また回転ブラシには髪の毛やペットの毛が絡みやすく、定期的な清掃が必要になります。

さらにモーターを搭載している分ヘッドが重くなり、持ち上げて移動する際に負担を感じることもあるでしょう。価格面でも通常の掃除機と比較してやや高額になる傾向があります。

これらの点を踏まえると掃除の頻度が高く、特にカーペットや毛足の長い床材を多用している家庭ではデメリットを上回るメリットを感じられると思います。

自走式とパワーブラシの違い

自走式掃除機とパワーブラシ掃除機の違いについて、混同されている方が多いのですが、実は明確な違いがあります。

パワーブラシとは、掃除機のヘッドにモーターを内蔵してブラシを回転させる機能のことです。
一方、自走式はパワーブラシの中でも特に強力なモーターを搭載し、ブラシの回転力によって掃除機自体が前に進む機能を持つものを指します。

つまり、自走式掃除機は必ずパワーブラシを搭載していますが、パワーブラシ掃除機が必ずしも自走式とは限らないということになります。

パワーブラシのみの掃除機は、回転ブラシでゴミをかき出す効果はありますが、掃除機を押す力は従来通り必要です。対して自走式では、モーターのアシストによって楽に前進できるため、掃除時の負担が大幅に軽減されます。

購入を検討する際は、単にパワーブラシ搭載と記載されている商品ではなく、明確に「自走式」と表示されているものを選ぶことが大切です。店頭で実際に動作を確認してみると、その違いがよく分かると思います。

壊れにくいメーカーと選び方

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掃除機の耐久性について、特定のメーカーが特別に壊れやすいということはありません。ただし、アフターサポートの充実度や部品の入手しやすさには、メーカーごとに差があります。

国内メーカーでは、パナソニック、日立、シャープなどが自走式掃除機を展開しており、これらのメーカーは部品の保有期間が長く、修理サポートも充実しています。
私も仕事柄、これらのメーカーの製品について相談を受けることが多いのですが、トラブル時の対応が迅速で安心感があります。

海外メーカーのダイソンやシャークも高性能な自走式掃除機を提供していますが、部品の価格がやや高めになる傾向があります。

壊れにくい掃除機を選ぶポイントとしては、まず購入後のサポート体制が整っているメーカーを選ぶことです。また、口コミやレビューで実際の使用感や故障事例を確認することも重要でしょう。

価格だけでなく、メンテナンスのしやすさや部品の入手性も考慮して選択することで、長期間安心して使用できる掃除機を見つけることができます。

自走式のおすすめモデル2025年版

2025年現在、自走式掃除機の中でも特におすすめできるモデルをご紹介します。

日立の「ラクかるスティック PV-BL3L」は、重量1.1kgという軽さでありながら、しっかりとした自走機能を備えています。
軽量性と機能性のバランスが取れており、日常使いに最適です。

本体重量は0.8kgで、延長パイプとヘッド、バッテリーを含めても1.1kgに抑えられており、これは業界トップクラスの軽量設計といえるでしょう。

この軽量化を実現するために、日立は「トポロジー最適化」という技術を応用し、延長パイプの部分的な薄肉化を行うことで軽量性と強度の両立を図っています。

軽量でありながら強力な吸引力を発揮する理由は、独自開発の「ハイパワー3Dファンモーター」にあります。このモーターは、ファンを三次元形状(斜流ファン)にし、後方の固定翼と組み合わせることで空気の流れを効率よく制御する仕組みになっています。さらに「極異方4極マグネット」を採用し、モーター素材にアルミを使用することで、小型軽量と強力パワーという相反する要素を見事に両立させているんです。

掃除の楽さを追求した「パワフルスマートヘッドlight」も注目ポイントです。自走式ヘッドにより、軽い力でスイスイと前進できるため、掃除時の身体的負担が大幅に軽減されます。また、「シンクロフラップ」という機能により、掃除機を押すときも引くときもしっかりと吸引するため、往復運動でのゴミの取り残しを効果的に防いでくれます。

見やすさの工夫も秀逸で、ヘッド部分に5灯の緑色LEDライトを搭載した「ごみくっきりライト」を採用しています。人間の目がもっとも明るく感じる波長に近い緑色を選択することで、普段は見落としがちな細かなゴミも浮かび上がらせて発見しやすくしているのが特徴的です。

メンテナンス面でも配慮が行き届いており、回転ブラシの先端をループ形状にした「からまんブラシ」により、髪の毛やペットの毛が絡みにくい構造になっています。これにより、定期的なブラシの清掃が格段に楽になり、日常のお手入れストレスが軽減されます。

操作性については、床質や操作力を感知して自動でパワーをコントロールする「[自動]モード」を搭載しており、フローリングからカーペットまで適切な吸引力で効率的な掃除が可能です。また、ワンタッチでゴミを捨てられる「ごみダッシュ」機能や、付属品をスッキリ収納できる「スティックスタンド」も付属しており、使い勝手の良さが随所に感じられる設計になっています。

この機種は、軽量性と機能性のバランスが非常に優れており、特に日常的な掃除の負担を軽減したい方や、階段などで掃除機を持ち上げる機会が多い方には理想的な選択肢だと思います。
私も家電量販店で働く中で、実際に手に取ったお客様が「こんなに軽いのに、ちゃんと吸うのね」と驚かれるシーンをよく目にする、完成度の高い製品です。

自走式掃除機は壊れやすいと感じた時のトラブルシューティング

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実際に自走式掃除機を使っていると、急に自走しなくなったり、思うように動かなくなったりすることがあります。
この章では、そんなトラブルが起きた時の対処法について詳しくご紹介します。

修理に出す前に自分でできるチェックポイントから、日頃のメンテナンス方法まで、実用的な情報をまとめましたので、ぜひお役立てください。

自走しない時のチェックポイント

自走式掃除機が急に自走しなくなった場合、まずは慌てずに基本的なチェックポイントを確認してみましょう。

最初に確認すべきは、電源の状態です。
コードレスタイプの場合はバッテリーの充電残量、コード付きタイプの場合は電源プラグがしっかりと差し込まれているかを確認してください。意外と見落としがちなのが、チャイルドロック機能が作動している場合です。

次に、ブラシスイッチがある機種ではスイッチがオンになっているかを確認します。
このスイッチがオフになっていると、回転ブラシが動かず自走機能も働きません。

回転ブラシ周辺のゴミや髪の毛の絡まりも、自走機能停止の大きな原因となります。ブラシ部分を取り外して、シャフトに絡まったゴミを丁寧に除去してください。

また、床面によっては自走機能が働きにくい場合があります。
絨毯など抵抗の大きい床面では、フローリングなど平らな場所で動作確認を行ってみることをおすすめします。

かけ方のコツ

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自走式掃除機を効果的に使うためには、いくつかのコツがあります。

まず掃除機を軽く持ち、力を入れすぎないことが重要です。
自走機能に任せて、掃除機が自然に前進するのに合わせてゆっくりと移動させましょう。急いで動かそうとすると、かえって自走機能が十分に働かず、疲れてしまう原因になります。

カーペットや毛足の長い床材では、ゆっくりとした動作でブラシがしっかりとゴミをかき出せるようにします。一度で取りきれない場合は、同じ場所を何度か往復させることで、より効果的な清掃が可能です。

フローリングなど硬い床面では、自走機能がよく働くため、軽やかに掃除を進めることができます。ただしあまりに速く動かすと、細かなゴミを取り逃してしまうこともあるので注意が必要です。

家具の下や狭い場所では、自走機能をオフにできる機種の場合は切り替えて使用することで、より細かな掃除が可能になります。

「引く」使い方はアリ?

自走式掃除機を後ろに引く使い方について、多くの方が疑問に思われることでしょう。
基本的には、自走式掃除機は前進方向での使用を前提として設計されています。

しかし、実際の掃除では後ろに引く動作も必要になる場面があります。この際、多少の抵抗を感じるのは正常な動作です。ただし無理に引っ張ると機械に負担をかけてしまう可能性があります。

後ろに引く際のコツとしては、自走機能をオフにできる機種では一時的にオフにして引くか、ヘッドを軽く浮かせながら移動させることです。
これにより、モーターへの負担を軽減できます。

また、掃除機は一般的に手前に引く際のほうがゴミを効率的に吸い取れる特性があります。
そのため、往復運動を基本とし、前進時は自走機能に任せ、後退時は軽い力で引くという使い分けが効果的です。

ヘッドのメンテナンス方法

自走式掃除機のヘッド部分は、適切なメンテナンスを行うことで長寿命を保つことができます。

回転ブラシの清掃は最も重要なメンテナンス作業です。
使用後は必ず電源を切り、ブラシに絡まった髪の毛やペットの毛、糸くずなどを取り除いてください。ハサミを使って丁寧に切り取るか、専用のクリーニングツールがあれば活用しましょう。

ブラシが取り外せるタイプの場合は定期的に水洗いを行います。
完全に乾燥させてから元に戻すことが大切です。濡れたまま装着するとモーターの故障につながる可能性があります。

ヘッド部分の吸い込み口も定期的にチェックし、ゴミが詰まっていないか確認してください。
小さなゴミが蓄積すると吸引力の低下や異音の原因となります。

また、ヘッドの車輪部分にもゴミが付着することがあります。
この部分が汚れているとスムーズな自走ができなくなるため、定期的に清拭することをおすすめします。

修理に出す前に試したい対処法

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自走式掃除機に不具合が生じた際、修理に出す前に自分でできる対処法をいくつか試してみましょう。

電源が入らない場合は、まずバッテリーの充電状態やコンセントの接続を確認します。
それでも動作しない場合は、30分程度電源を切って放置してください。過熱保護装置が働いている可能性があり、冷却後に正常に動作することがあります。

吸引力が弱くなった場合は、ダストカップや紙パックの状態を確認し、必要に応じて交換します。
フィルターの汚れも吸引力低下の大きな原因となるため、水洗い可能なフィルターは定期的に清掃してください。

異音が発生する場合は、ブラシ部分に異物が挟まっていないかチェックします。
小さな石やペットのおもちゃの破片などが挟まることで異音の原因となることがあります。

焦げ臭いにおいがする場合は直ちに使用を中止してください。これはモーターの過熱や電気系統の異常を示している可能性があり、継続使用は危険です。

これらの対処法を試してもトラブルが解決しない場合は、メーカーのサポートセンターに相談することをおすすめします。

総括:自走式掃除機は壊れやすい?

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 自走式掃除機はモーター搭載により通常の掃除機より故障リスクがやや高い
  • 適切なメンテナンスで平均寿命7.5年程度は期待できる
  • 回転ブラシ部分は特に髪の毛やゴミが絡みやすく定期清掃が必要
  • 自走機能により掃除が楽になり操作時の負担が大幅に軽減される
  • 後ろに引く際は抵抗があるため無理な操作は避ける
  • パワーブラシと自走式は異なる機能なので購入時は要確認
  • 国内メーカーはアフターサポートが充実しており安心感がある
  • 壊れにくさはメーカーより使用環境とメンテナンス頻度に依存
  • 2025年おすすめは日立ラクかるスティックやパナソニック軽量モデル
  • 自走しない時はまず電源状態とブラシの絡まりをチェック
  • 効果的な使い方は軽く持ち自走機能に任せてゆっくり移動
  • ヘッドメンテナンスは使用後の髪の毛除去と定期的な水洗いが基本
  • 故障前に充電確認や過熱保護装置のリセットを試す
  • 焦げ臭いにおいがしたら直ちに使用中止し専門家に相談
  • 適切な使用とメンテナンスで長期間安心して使用可能
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