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ルンバが勝手に動くのは故障?考えられる5つの原因と簡単な解決策

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夜中に物音がして目が覚めたら、ルンバが勝手に動き出していた…なんて経験はありませんか?

スケジュールを設定した覚えもないのに、ルンバが勝手に動くと「もしかして故障?」「ハッキングされてる?」と不安になってしまいますよね。

でも安心してください。多くの場合、その原因は故障や超常現象ではなく、ちょっとした設定の見落としや簡単な不具合だったりするんです。

特に最近のルンバは高機能なので、意図しない設定がされていることに気づきにくいのかもしれませんね。

この記事では、ルンバが勝手に動いてしまう主な原因と、ご家庭ですぐに試せる具体的な対処法を分かりやすく解説していきます。

この記事のポイント
  • ルンバが予期せず動き出す主な原因
  • 自分で簡単にできる基本的な対処ステップ
  • 今後、勝手に動かないようにするための予防策
  • 故障かどうかを判断する際のポイント

ルンバが勝手に動くのはなぜ?考えられる原因

クリーン家電ガイド:イメージ

まずは、なぜルンバが勝手に動いてしまうのか、その主な原因を一緒に見ていきましょう。
ほとんどの場合、これから紹介するどれかに当てはまるはずですよ。

スケジュール機能による自動起動

ルンバが勝手に動く原因として、最も多いのがスケジュール機能によるものです。

「スケジュールなんて設定した覚えはないのに」と思うかもしれませんが、iRobot Homeアプリで曜日や時間を指定して清掃スケジュールを組むことができます。

もしかしたら、以前にお試しで設定したスケジュールがそのまま残っていたり、家族の誰かが設定していたりする可能性が考えられますね。

また、アプリのアップデートなどで意図せず設定が有効になってしまうケースも稀にあるようです。特に、特定の曜日の特定の時間だけ動くという場合は、このスケジュール機能が原因である可能性が非常に高いと思います。

一度アプリを開いて、スケジュールが組まれていないか確認してみるのが一番の近道ですね。

Wi-Fi接続やアプリの不具合

次に考えられるのが、Wi-Fiの接続が不安定だったり、iRobot Homeアプリに一時的な不具合が生じていたりするケースです。

ルンバはWi-Fiを通じてアプリやクラウドと通信し、指示を受け取っています。この通信が何らかの理由で不安定になると、命令が正しく伝わらずに誤作動を起こすことがあるんです。

例えば、掃除を中断した指示がうまく届かず、後から動き出してしまう、といった具合ですね。

また、スマートスピーカー(Amazon AlexaやGoogleアシスタント)と連携させている場合、そちらの不具合が原因で誤作動することも考えられます。

一度にすべてを疑うのは大変ですが、まずはルンバ本体だけでなく、通信環境や連携させているアプリの調子も確認してみると良いかもしれません。

内蔵時計がズレている可能性

意外と見落としがちなのが、ルンバ本体に内蔵されている時計のズレです。

スケジュール機能は、この内蔵時計を基準に動作しています。そのため、時計が大幅にズレていると、設定した覚えのない真夜中などに動き出してしまうことがあるんです。

内蔵時計は、基本的にWi-Fi経由で自動的に時刻合わせをしていますが、長期間電源に接続していなかったり、Wi-Fi環境が不安定だったりすると、ズレが生じることがあります。

もしスケジュールを設定しているのに、指定した時間と違うタイミングで動き出すことが多い場合は、この時計のズレを疑ってみる価値はありますね。

この場合、一度ルンバを再起動したり、Wi-Fiに再接続したりすることで、正しい時刻に修正されることが多いですよ。

センサーの汚れで掃除終了を誤判断

ルンバには、段差を検知するセンサーやゴミの量を感知するセンサーなど、たくさんのセンサーが搭載されています。

これらのセンサーにホコリや髪の毛が付着して汚れていると、ルン-バが状況を正しく判断できずに、予期せぬ動きをすることがあります。

例えば、充電ステーションに戻ったことを認識できずに再度掃除を始めてしまったり、まだ掃除が終わっていないと勘違いして動き続けたりするケースです。

特に本体の裏側にある段差センサーや、ダスト容器のセンサーは汚れやすいポイントですね。

定期的なお手入れはルンバのパフォーマンスを維持するためにも大切ですが、もし動きがおかしいなと感じたら、まずはセンサー類を優しく拭き掃除してみることをおすすめします。

本体の寿命やバッテリー劣化

長年同じルンバを愛用している場合、本体の寿命や内蔵バッテリーの劣化が原因となっている可能性も考えられます。家電製品なので、残念ながらいつかは寿命が来てしまいますよね。

特にバッテリーは消耗品で、充放電を繰り返すうちに少しずつ劣化していきます。バッテリーが劣化すると、フル充電したつもりでもすぐに電池が切れてしまったり、充電ステーションに正常に戻れなくなったりと、動作が不安定になることがあるんです。

これが原因で、中途半端な場所で停止し、その後何かの拍子に少しだけ動く、といった現象につながることもあります。

もしお使いのルンバが購入から数年経っていて、最近どうも動きがおかしいと感じるなら、バッテリーの交換を検討するタイミングかもしれません。

ゴーストやハッキングの心配は不要

夜中に突然ルンバが動き出すと、つい「心霊現象かも?」とか「誰かにハッキングされてる?」なんて、少し怖いことを考えてしまうかもしれません。

ですが、その心配はほとんどないと言えます。

iRobot社は製品のセキュリティ対策に力を入れており、外部から不正に操作される可能性は極めて低いです。

また、これまでに報告されている「勝手に動く」事例のほとんどは、これまでお話ししてきたようなスケジュール設定やセンサーの汚れといった物理的・システム的な原因によるものです。

ですので、非科学的なことを心配する前に、まずは設定の見直しや本体のお手入れなど、現実的な原因から一つずつ確認していくのが解決への一番の近道だと思いますよ!

勝手に動くルンバへの対処法と予防策

クリーン家電ガイド:イメージ

原因が分かったところで、次は具体的な対処法です。
ほとんどのトラブルはご自身で解決できることが多いので、ぜひ試してみてくださいね。

まずはリセットを試そう

何をやっても原因が分からない、動きがどうもおかしい…そんな時にまず試してほしいのがルンバ本体のリセット(再起動)です。

人間も疲れたら一度休むのと同じで、ロボット掃除機もリセットすることで内部のソフトウェア的なエラーが解消され、正常な状態に戻ることがよくあります。

リセットの方法は機種によって少し異なりますが、最新の「ルンバ コンボ j9+」や「ルンバ i5」などのモデルであれば、本体の「CLEAN」ボタンを20秒ほど長押しするだけです。

ボタンを押し続けると、ライトリングが白く時計回りに回転し始め、再起動が完了すると音が鳴ります。これでリセットは完了です。データやマップが消えてしまうわけではないので、安心して試せますね。

何かトラブルがあった時の「おまじない」のようなものですが、これで解決することも多いので、ぜひ覚えておいてください。

アプリのスケジュール設定を再確認

原因のところでもお話ししましたが、やはり一番に確認したいのがiRobot Homeアプリのスケジュール設定です。自分では設定したつもりがなくても、何かの拍子に有効になっている可能性があります。

アプリを開いて、メニューから「スケジュール」を選んでみてください。もし、そこに意図しない清掃スケジュールが登録されていたら、それが原因です。
不要なスケジュールはスワイプして簡単に削除できますし、時間や曜日を編集することも可能です。

また、「お気に入り」に登録した清掃内容が、何らかの自動化機能(例:家から出かけたら掃除を開始する、など)と連携して動いている場合もあります。
スケジュールだけでなく、自動化に関する設定も一度見直してみると、より安心だと思います。

夜中に動いて怖い時のサイレントモード

「夜中に動かれると、音が気になって怖いし眠れない」という方には、「おやすみ時間」機能の設定をおすすめします。

これは、指定した時間帯はルンバが清掃を開始したり、メンテナンスのために動作音を立てたりしないようにする、いわばサイレントモードのような機能です。

この設定もiRobot Homeアプリから行えます。「製品の設定」から「おやすみ時間」を選び、動作を停止させたい時間帯(例えば、夜10時から朝7時まで)を設定するだけです。

これを設定しておけば、万が一スケジュールが誤って登録されていても、その時間帯にルンバが動き出すことはありません。夜中の騒音トラブルを防ぐための、とても有効な予防策と言えますね。

特に集合住宅にお住まいの方や、小さな音でも目が覚めてしまう方には、ぜひ設定しておいてほしい機能の一つです。

勝手に音が鳴る場合のチェック点

動き出すだけでなく、「ピロリ」といった音が勝手に鳴って気になる、というケースもありますよね。ルンバは、何かトラブルがあったり注意を促したりする時に音で知らせてくれるんです。

もし音が鳴ったら、まずはアプリにエラーメッセージが表示されていないか確認してみてください。例えば、「ダスト容器がいっぱいです」「段差センサーを清掃してください」といった具体的な指示が出ていることが多いです。

また、充電ステーションにうまく接続できていない時にも音が鳴ることがあります。本体とステーションの接続部分にホコリなどが挟まっていないか、確認してみましょう。

音が鳴るということは、ルンバが何かを伝えようとしているサインです。それを無視せず、アプリや本体の状態をチェックする習慣をつけると、大きなトラブルを未然に防ぐことにも繋がりますよ。

ファームウェアを最新に更新する

ルンバの動作を制御している「ファームウェア」と呼ばれるソフトウェアは、iRobot社によって時々更新されています。

この更新によって、新しい機能が追加されたり、動作の安定性が向上したり、発見された不具合が修正されたりします。

通常、ルンバがWi-Fiに接続されていれば、ファームウェアは夜間などに自動で更新されるようになっています。しかし、接続が不安定だったりすると、更新がうまくいかない場合もあります。

もしお使いのルンバの動作が最近不安定だと感じたら、ファームウェアが最新の状態になっているか確認してみるのも一つの手です。

アプリの「製品の設定」から「ルンバのソフトウェア情報」などを確認し、もし更新が可能であれば手動でアップデートを試みてください。

ソフトウェアを最新の状態に保つことは、セキュリティ面でも性能面でもとても大切です。

定期的なセンサー部分のお手入れ

これまでお話ししてきたトラブルの多くは、定期的なお手入れで防ぐことができます。特にセンサー部分はルンバの「目」となる重要なパーツなので、常にきれいな状態を保ってあげたいですね。

お手入れといっても、そんなに難しいことはありません。
乾いた柔らかい布や綿棒で、本体の裏側にある段差センサー(黒い四角い窓のような部分)や、充電ステーションとの接続部分を優しく拭くだけで十分です。

ダスト容器も、ゴミを捨てるついでに、ゴミがいっぱいになったことを検知するセンサー部分をサッと拭いておくと良いでしょう。

月に1回程度、この簡単なお手入れをするだけで、センサーの誤作動によるトラブルを大幅に減らすことができます。大切なルンバに長く快適に働いてもらうためにも、ぜひ習慣にしてみてください。

総括:勝手に動くルンバの原因と対処法

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • ルンバが勝手に動く最大の原因はスケジュール機能
  • 意図しないスケジュールが登録されていないかアプリを確認
  • Wi-Fiやアプリの一時的な不具合も原因になりうる
  • 本体の内蔵時計がズレて誤作動するケースもある
  • センサーの汚れは誤作動の元なので清掃が大切
  • バッテリーの劣化で動作が不安定になることも
  • 心霊現象やハッキングの可能性は極めて低い
  • 困ったらまず本体のリセット(再起動)を試す
  • リセットはCLEANボタンの20秒長押し
  • 夜中に動いて怖い場合は「おやすみ時間」機能を設定
  • 勝手に音が鳴る時はエラー通知のサイン
  • ファームウェアは常に最新の状態に保つ
  • 定期的なセンサーのお手入れがトラブル予防の鍵
  • 多くの問題は自分で対処可能
  • どうしても直らない場合はサポートへの相談を検討

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