ルンバの消耗品はどこで買う？安心でお得な購入先を家電店員が徹底比較

毎日の掃除を任せているルンバ、気づけばフィルターが真っ黒になっていたり、ブラシに髪の毛が絡まっていたりしませんか？

消耗品の交換が必要だと分かっていても、いざ買おうと思うと迷ってしまいますよね。

アイロボット公式ストアなら安心だけど定価だし、Amazonは便利だけど本当に純正品なのか不安だし、家電量販店ならポイントが付くけど在庫があるか分からないし…。

さらに、ネットで検索すると純正品の半額以下という互換品もたくさん出てきて、正直どれを選べばいいのか分からなくなってしまいます。

特にバッテリーなんかは、価格差が大きいだけに悩みどころですよね？

でも実は、購入場所によってメリットやリスクが全然違うんです。
認定販売店で買えば10%のポイント還元が付いたり、公式の楽天市場店やYahoo!ショッピング店なら楽天ポイントやPayPayポイントを貯めながら純正品を買えたり。

一方で、安さに惹かれて互換品を選んだ結果、メーカー保証が受けられなくなるリスクもあります。

この記事では、ルンバの消耗品をどこで買うのが一番安心でお得なのか、家電販売員として働く私の視点から、各購入先の特徴やメリット・デメリット、さらに純正品と互換品の違いやリスクまで、詳しく解説していきます。

交換パーツキットを使った賢い買い方や、フィルターやブラシの交換時期の見極め方も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね！

ルンバの消耗品はどこで買うのが安心？

ルンバを毎日使っていると、フィルターやブラシ、バッテリーといった消耗品は必ず交換が必要になってきますよね。でも、「これ、どこで買うのが一番いいんだろう？」と悩んだこと、ありませんか？

お値段も大事ですけど、やっぱり安心して純正品を買いたいという方も多いと思います。このパートでは、ルンバの消耗品を「安心して買える場所」を中心に、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

安心なのはアイロボット公式ストア

まず、一番間違いないのは「アイロボット公式オンラインストア」ですね。
メーカー直営なので、当たり前ですが100%純正品で、品質も保証も完璧です。

「j7シリーズの最新フィルターが欲しい」といった場合でも、新製品や全モデルの消耗品がしっかり揃っているのは、さすが公式ストアだなって思います。古いモデルの部品を探している時も、まずここをチェックするのがおすすめです。

価格は基本的に定価ですけど、よくキャンペーンをやっていることもありますし、3,980円（税込）以上のお買い物で送料が無料になるのは嬉しいポイントですよね。それに、お支払い方法としてAmazon Payが使えるのも、地味に便利だったりします。

「とにかく偽物や互換品は絶対にイヤ！」「確実に正規品が欲しい」という方は、公式オンラインストアを選んでおけば間違いありません。私もお客様に「一番確実なのは？」と聞かれたら、やっぱり公式ストアをおすすめしています。

ただ、定価販売が基本なので、「もう少しお得に買いたいな…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。そういう方は、次の選択肢も見ていきましょう。

楽天やYahoo!ショッピングの公式

「公式がいいけど、どうせならポイントも貯めたい！」という方、結構多いんじゃないでしょうか。そういう方には、楽天市場やYahoo!ショッピングに出店している「アイロボット公式ストア」がおすすめです。

こちらも運営はメーカー（アイロボット）なので、もちろん全品純正品。安心感は公式オンラインストアとまったく同じです。品揃えも主要なものはほとんど揃っていますよ。

最大のメリットは、やっぱり楽天ポイントやPayPayポイントが貯まる・使えることですよね。普段から楽天経済圏やPayPayを利用している方にとっては、この差は大きいと思います。

私も家電量販店で働いているので、お客様が「ポイントで買うよ！」と嬉しそうにしているのをよく見かけますが、消耗品のような「定期的に必ず買うもの」こそ、ポイントを活用するのが賢いお買い物の仕方だなって思います。

Yahoo!ショッピング店だと、公式オンラインストアと同じで3,980円（税込）以上で送料無料になることが多いようです（2025年11月時点）。楽天店の場合は送料がかかることもあるみたいなので、購入前によく確認してみてくださいね。

家電量販店で買う

私たちのような家電量販店、例えばヨドバシカメラやJoshin（上新電機）などの「アイロボット認定販売店」で購入するのも、とてもおすすめな方法です。

「認定販売店」というのがミソで、これはアイロボットが「このお店はちゃんと純正品を正規ルートで売っていますよ」と認めている証拠なんです。だから、安心感は公式ストアとまったく変わりません。

家電量販店で買うメリットは、大きく分けて2つあると思います。

1. 独自のポイント還元

これが一番大きいかもしれませんね。例えば、「ヨドバシ.com」や「Joshin web」だと、定価販売でも10%のポイント還元が付く商品が多いんです（一部対象外もありますが）

公式ストアが定価でポイントなし（または少量）なのを考えると、この10%還元はすごく大きいですよね。実質的な価格で考えると、家電量販店のネット通販が「純正品を一番安く買えるルート」になることも、実は結構あるんですよ。

2. 「今すぐ欲しい」に対応できる

「ルンバが急にエラーで止まった！」
「フィルターが真っ黒…今すぐ欲しい！」
なんてこと、ありませんか？

ネット通販だと届くまでに1日～数日かかりますが、お近くの家電量販店に在庫があれば、その日のうちに手に入ります。

私もお店にいると、「ネットで見て、今日買いに来たよ」というお客様が結構いらっしゃいます。その場で実物を確認して買える安心感も、実店舗ならではのメリットかなと思います。

ネットの便利さと、実店舗の安心感・スピード感、そしてポイントのお得感。
家電量販店は、そのバランスがすごく良い購入先だと思います。

Amazonで買う時の注意点

Amazonは便利ですし、使っている方もすごく多いですよね。もちろんAmazonでもルンバの消耗品は買えるんですが、実は一番注意が必要な購入先でもあるんです。

なぜかというと、Amazonにはアイロボット公式やAmazon自身が販売している商品以外に、「マーケットプレイス」といって、いろんなお店や個人が出品している商品が混在しているからなんですね。

店頭でも、「Amazonで安く買ったフィルターを使ったら、すぐにエラーが出るようになっちゃって…」というご相談を受けることが稀にあります。もしかしたら、それは純正品ではなかったのかもしれません。

Amazonで安心して純正品を買うためには、必ず「販売元」をチェックする習慣をつけてください。

互換品は安いがバッテリーに注意

ネットで「ルンバ 消耗品」と探すと、ものすごく安い商品がたくさん出てきませんか？
「フィルターとブラシ8点セットで1,480円」とか、純正品と比べるとビックリするような価格ですよね。

これらは「互換品」と呼ばれる、アイロボット以外の会社が製造した製品です。
もちろん、魅力は圧倒的な安さ。特にバッテリーなんかは、純正品の半額以下で買えたりします。

でも、特にバッテリーの互換品には、本当に注意してほしいんです。

一番のリスクは、メーカー保証が受けられなくなること。
これはアイロボットが公式に発表しているんですが、純正品以外（特にバッテリー）を使用してルンバ本体が故障した場合、保証期間内であっても有償修理、最悪の場合は修理自体を断られる可能性があります。

数千円のバッテリー代を節約しようとして、もし基板がショートしたり、最悪の場合、発火事故につながったりしたら…。そうなると、数十万円するルンバ本体を丸ごと買い替えることにもなりかねません。

私も家電を扱う仕事をしているからこそ、バッテリー関連の事故の怖さは知っています。
ルンバの心臓部であるバッテリーだけは、絶対に純正品を選んでください。これはもう、強く強くおすすめします。

じゃあ、バッテリー以外はどうなの？という点については、次のパートで詳しく見ていきましょう。

ルンバ消耗品はどこで買うか徹底比較

購入先がわかったところで、今度は「結局、何を買えばいいの？」という疑問にお答えしていきます。

純正品と互換品の具体的なリスクの違いや、お得な買い方、交換のサインまで、徹底的に比較してみましょう。

純正品と互換品の違いとは

先ほどバッテリーは絶対に純正品を！とお話ししましたが、他の消耗品（ブラシ、フィルター、紙パック）についてはどうでしょうか。

こちらに関しては、部品ごとにリスクの大きさがちょっと違うんです。

バッテリー（高リスク）

これはもう何度もお伝えしちゃいますが、リスクが一番高いです。
本体の故障、保証失効、火災のリスクを考えると、選択肢は「純正品のみ」だと私は思います。安いからといって手を出すのは、本当にやめたほうがいいですね。

ブラシ・フィルター（中リスク）

次にリスクがあるのが、ブラシやフィルターです。
互換品の中には、純正品と比べて微妙にサイズが違ったり、素材の密度が低かったりするものがあるようです。

そうすると、どうなるか。

例えば、ブラシの精度が悪いと、ルンバのモーターに余計な負荷がかかって、「エラー2（ブラシの異常）」が出やすくなったり、異音の原因になったりします。

フィルターの目が粗ければ、細かいホコリを吸いきれずに排気に出てしまったり、逆に目が詰まりやすくて「エラー8や11（吸引力の低下）」が頻発したり…。

店頭でも「互換品に変えたら、よくエラーで止まるようになった」というお客様の声、実際に聞いたことがあります。これもモーター故障の原因になれば、保証が効かなくなる可能性があるので、純正品を強く推奨します。

クリーンベース用紙パック（低リスク）

個人的に、互換品でも「まあ、いいかな…」と思えるのが、クリーンベース（自動ゴミ収集機）の紙パックです。

これはゴミを溜めておくだけの袋なので、互換品を使ったからといって、ルンバ本体やクリーンベースが直接壊れる可能性は極めて低いです。

もちろん、質が悪いと破れてゴミが漏れちゃう…なんてことはあるかもしれませんが、ここはコスト削減を試してみてもいい領域かもしれませんね。

フィルターやブラシの交換時期

消耗品って、いつ交換すればいいのかタイミングが難しいですよね。メーカーが推奨している目安はあるんです。

• フィルター: 約2ヶ月に1回
• ブラシ (デュアル/エッジ): 約半年～1年に1回

…と言われても、「そんなの覚えてられないよ！」というのが本音じゃないでしょうか（笑）
私も絶対忘れちゃう自信があります。

そこでおすすめなのが、次の2つの方法です。

iRobot Home アプリの通知（一番おすすめ）

Wi-Fi対応モデル（最近のルンバはほとんどこれですね）をお使いなら、これが一番簡単で確実です。スマホに入れている「iRobot Home アプリ」が、ルンバの使用状況を監視してくれて、「そろそろフィルター交換の時期ですよ」と自動でお知らせしてくれます。

これなら交換忘れもないですし、通知が来てから注文すればいいので、在庫を抱えなくていいのも便利ですよね。

エラーコードや症状で判断する（緊急サイン）

アプリは使ってないな…という方は、ルンバの”悲鳴”に気づいてあげてください。以下のようなエラーや症状が出たら、それは消耗品交換のサインかもしれません。

• エラー2（ブラシの異常）: ブラシに髪の毛が絡まっていませんか？掃除しても頻発するなら、ブラシ自体が摩耗しているかも。
• エラー8、11（吸引力の低下）: ゴミの取り残しが多くなったら、まずはダスト容器を空に。それでもダメなら、フィルターが目詰まりしている可能性大です。

フィルターやブラシは、こまめにお掃除してあげるだけでも寿命が全然違ってきますよ。

バッテリー交換のサイン

ルンバの動きがなんだか鈍くなってきたら、それはバッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。

• 最近、掃除できる時間が極端に短くなった
• ホームベースに戻れず、途中で力尽きていることが増えた
• 「充電エラー 1, 2, 5, 9」などが頻繁に出る

こういう症状が出たら、まずは「あること」を試してみてください。

まずは「充電接点」のお掃除！

バッテリー寿命だと決めつける前に、ルンバ本体の裏側と、ホームベース（クリーンベース）にある金属の充電接点を見てみてください。ここがホコリや皮脂で汚れていると、うまく充電できずにエラーが出ることが多いんです。

アイロボットの公式サポートでは、「固く絞った清潔なメラミンフォーム（激落ちくんなど）で拭いてください」と案内されています。

ただ、メラミンスポンジは研磨剤なので、ゴシゴシこするのはNGです！ 優しく拭う程度にしてくださいね。普段のお手入れは、乾いた柔らかい布で拭くだけで十分だと思います。

お掃除してもダメなら、いよいよ交換

接点をキレイにしても症状が改善しないなら、残念ながらバッテリーの寿命の可能性が高いです。純正品のバッテリーは、j/i/eシリーズ用で8,900円、古い600/800シリーズ用だと11,000円くらい（2025年11月時点）と、ちょっとお値段が張ります。

だからこそ互換品に目が行きがちですが…もうお分かりですよね？
ここで互換品を選ぶのは、本当にハイリスクです。

大切なルンバを守るためにも、バッテリー交換は「純正品」を「安心できる場所」から購入してくださいね。

j7やi7などシリーズ別部品

いざ消耗品を買おう！と思った時、もう一つ注意したいのが「シリーズ・型番」です。

「i7+」「j7」「e5」…ルンバってたくさん種類がありますよね。実は、シリーズによって使われている消耗品が結構違うんです。

特に、「j / i / e シリーズ」と、最上位モデルの「s9+ シリーズ」では、ブラシやフィルターの形状がまったく違います。

私もお店で、「多分これだと思うんだけど…」と違うシリーズの部品を手に取られているお客様をお見かけすることがあります。間違えて買ってしまうと、当然ですが使えないので、本当に無駄になってしまいますよね…。

交換パーツキットが一番安い

消耗品をできるだけお得に、でも「絶対に純正品がいい！」という、賢いあなたに一番おすすめしたい買い方があります。

それは、「交換パーツキット」で購入することです。

これは、よく交換が必要になる「フィルター」「エッジクリーニングブラシ（壁際のブラシ）」「デュアルアクションブラシ（メインの2本のブラシ）」が、お得なセットになっている商品なんです。

例えば、「j / i / e シリーズ」用の交換パーツキット（品番: 4747486）は、7,678円（公式価格）です。この中には、以下の3点が含まれています。

もしこれらを全部バラバラで買うと、合計 3,980 + 3,128 + 2,178 = 9,286円 にもなります。

それが、キットで買うだけで 7,678円。
なんと、1,608円もお得になる計算です！ すごくないですか？

フィルターだけ、ブラシだけ、と個別に買うよりも、どうせ全部交換するものですから、このキットでまとめて購入するのが、純正品を一番経済的に使う裏ワザ（というほどでもないですが）なんです。

s9+用や600シリーズ用など、他のシリーズにも大抵このお得なキットが用意されているので、ぜひチェックしてみてください。

ルンバ消耗品どこで買うかの最終結論

さて、ここまでルンバの消耗品をどこで買うか、何を買うかについて、いろいろお話ししてきました。情報が多くて混乱しちゃったかもしれないので、私なりの「最終結論」をまとめますね。

まず「何を買うか」ですが、これはもう一択です。

バッテリーは絶対に純正品。

ブラシとフィルターも、エラーや故障のリスクを考えたら純正品を強く推奨します。
（紙パックは…互換品でもいいかもしれません）

そして、「純正品をどこで買うか」ですが、これはあなたの優先順位によって変わってきます。

私のイチオシをあえて言うなら…

「交換パーツキット（4747486など）」を、「ヨドバシ.com」や「Joshin web」などの家電量販店（認定販売店）のネット通販で、ポイント還元を狙って買う！

これが、安心・安全・価格（実質）のバランスが一番取れた買い方じゃないかな、と思います。

大切なルンバに長く、快適に働いてもらうためにも、消耗品はぜひ「安心できる場所」で選んであげてくださいね。この記事が、あなたの「どこで買うか」の悩みを解決するヒントになれば嬉しいです！

掃除機に関連する参考記事