賃貸のお部屋でフローリングをどうしてるか、みんなの実情が知りたいと思っていませんか?
新しく入居した時のピカピカの床を見ると、退去時まで傷や汚れなく保ちたい気持ちと、このままで大丈夫なのかという不安が入り混じりますよね。
特に気になるのが、デスクチェアのキャスターで付いてしまう線状の傷や、重い家具を置いた時のへこみの跡ではないでしょうか。これらの損傷は原状回復の対象になるのか、それとも通常の使用範囲内なのか、判断が難しいところです。
何も対策しないままだと、退去時に数万円から10万円を超える補修費用を請求される可能性もあります。
でも、タイルカーペットやクッションフロアを敷けば傷を防げる一方で、今度は掃除の仕方が変わってきます。フローリング用の掃除機で大丈夫なのか、水拭きロボット掃除機は使えるのか、新たな疑問も生まれてくるはずです。
この記事では、家電量販店で実際にお客様からよくいただく質問をもとに、賃貸のフローリング保護から床材に適した掃除家電の選び方まで、退去時に困らないための具体的な対策をすべてお伝えします。
キャスター傷対策のチェアマットの選び方、カーペットやラグを敷いた後の掃除機選びのポイント、さらにはシミ抜きに便利なリンサークリーナーまで、実践的な情報をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
賃貸のフローリングをどうしてるか|保護編

賃貸のお部屋さがしで、キレイなフローリングだとテンションが上がりますよね。でも、入居してからは「このキレイさを退去時まで保てるかな…」って、ちょっと不安になったりしませんか?
このセクションでは、まず「どうやってフローリングを傷から守るか」という、大切な予防策について詳しく見ていきたいと思います。退去時に焦らないためにも、入居してすぐの対策がとっても大事なんですよ。
賃貸フローリングに何も敷かないリスク
「フローリングはそのままが一番!」という方もいらっしゃると思うんですが、賃貸の場合は「何も敷かない」ことのリスクを先に知っておくのが大切だと思います。
実は、賃貸の退去時にトラブルになりやすいのが、このフローリングの傷なんです。
ポイントになるのが、「通常損耗(つうじょうそんもう)」と「特別損耗(とくべつそんもう)」という考え方です。私もこのお話は、新生活で家電を揃えに来られたお客様によくさせていただくんですよ。
すごく簡単に言うと、
- 通常損耗・経年劣化:普通に生活していて付く汚れや、日光での日焼けなど。
→ 大家さん(貸主)の負担で直すもの。原則、家賃に含まれています。 - 特別損耗:入居者の不注意や「通常じゃない使い方」で付けた傷や汚れ。
→ 入居者(借主)の負担で直す(原状回復)もの。
なんです。
この「特別損耗」と判断されると、退去時に補修費用を請求されちゃうんですね。
例えば、ベッドや冷蔵庫の脚の「へこみ」は、生活に必要なものなので「通常損耗」と認められることが多いんです。でも、デスクチェアのキャスターで付いた「傷」や、重いものを落としてできた「へこみ」は、「不注意」による「特別損耗」と見なされる可能性がとっても高いんですよ。
もし傷が深かったり、範囲が広かったりすると、補修費用も高額になりがちです。一部分の張り替えでも数万円、お部屋全体となると10万円を超えてくるケースも珍しくありません…。
フローリングの傷は、ちょっとした不注意が大きな出費につながりかねない、賃貸で一番気をつけたいポイントの一つなんです。このルールについては、国土交通省がガイドラインを出しているので、一度目を通しておくと安心ですよ。
だからこそ、「傷をつけてからどうしよう…」と悩むより、最初から「傷をつけない工夫」をしておくのが、一番カンタンで確実な方法だと私は思います。
賃貸の傷防止にはタイルカーペット

フローリングをしっかり守りたい、という方、特にペットを飼っている方や、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭に人気なのが、タイルカーペットですね。
これは、50cm四方ぐらいのパネル状のカーペットを、パズルのように床に敷き詰めていくタイプのものです。お店でも「足音って結構響きますか?」と防音のご相談を受けることが多いんですが、そういう方にもまずおすすめしています。
タイルカーペットの嬉しいポイント
人気の理由は、やっぱりその機能性の高さですね。
- 汚れた部分だけ外して洗える:これが最大のメリットだと思います!ジュースをこぼしても、ペットが粗相をしても、その一枚だけサッと剥がして洗えるので、衛生的ですよね。
- 防音性が高い:フローリングのままだと、スリッパの音やモノを落とした音が階下に響きやすいんですが、カーペットがクッションになって音をかなり吸収してくれます。
- 交換がカンタン:もし洗っても落ちない汚れがついたり、傷んだりしても、その部分だけ新しいものに交換すればOKなんです。
「静床ライト」みたいに、防音性能にとことんこだわった商品もあって、「子どもの足音が気になって…」という方には人気です。
知っておきたいデメリット
ただ、便利な一方で、いくつか知っておいてほしい点もあります。
- 境目が気になる:タイル状なので、どうしてもパネルとパネルのつなぎ目が見えてしまうことがあります。
- ズレやすいものもある:お客様から「安いのを買ったら、掃除機かけるたびにズレちゃって大変…」というお話を聞いたことがあります。裏面にしっかりした滑り止めや吸着加工がされているか、チェックするのが大事ですね。ニトリなどでも手軽なものがありますが、ズレが心配な方は、少しお値段がしても吸着力が強いものを選ぶとストレスが少ないと思います。
タイルカーペットは、防音対策と汚れ対策を一度にやりたいという方には、すごく合理的な選択肢だと思います。フローリングの保護力もかなり高いですよ。
クッションフロアで掃除を楽にする
「カーペットの繊維の掃除がちょっと苦手…」とか「もっとガラッと部屋の雰囲気を変えたい!」という方には、クッションフロアも人気です。
これは、塩化ビニール素材でできたシート状の床材で、木目調やおしゃれな石目調、ヘリンボーン柄など、デザインがすっごく豊富なんです!
クッションフロアの嬉しいポイント
クッションフロアの最大の魅力は、なんといっても「掃除のしやすさ」ですね。
- 撥水性が高い:表面がビニールなので、水をこぼしてもサッと拭き取れます。食べこぼしが多いダイニングテーブルの下や、ペットのトイレ周り、あとはキッチンの床に敷くお客様も多いです。
- デザインが豊富:元のフローリングが好みじゃなくても、これを敷くだけで一気にカフェ風のお部屋とかにできちゃうのは、大きな魅力ですよね。
- 施工がカンタンなタイプもある:最近は「置くだけ」タイプや「貼ってはがせるシール」タイプが主流で、賃貸でも安心して使えるようになっています。原状回復もラクラクです。
ラグリエさんみたいな専門店もあって、ペットの足腰に配慮した滑りにくいタイプとか、いろいろな機能がついたものも出ていますよ。
知っておきたいデメリット
万能に見えるクッションフロアですが、いくつか注意点もあります。
- 重い家具の跡が付きやすい:素材が柔らかい(クッション性がある)ので、ベッドやソファなど重い家具を長期間置くと、脚の跡がくっきり残りやすいです。
- 熱に弱い:熱いお鍋を直に置いたりすると溶けたり変色したりすることがあるので、キッチンで使う場合は注意が必要ですね。
こんな使い分けはどうでしょう?
例えば、リビング全体にはデザインの良いクッションフロアを敷いて、よく座る場所や音が気になる場所には、その上にラグやタイルカーペットを部分的に敷く、という合わせ技もおすすめです。両方の良いとこ取りができますよ。
原状回復で重要なキャスター傷対策

さて、ここまで床全体を保護する方法を見てきましたが、もし「全体に敷くのはちょっと…」という場合でも、これだけは絶対に対策してほしい!という場所があります。
それが、デスクチェアのキャスター部分です。
さっきも少し触れましたが、フローリングの傷の中でも、キャスターによる「線状の傷」や「摩擦による摩耗」は、ほぼ確実に「特別損耗(入居者負担)」と判断されてしまいます。
「ちょっとぐらい大丈夫かな」と思って対策しないままでいると、退去時に「フローリングの部分張り替え費用」として数万円請求された…というケースは、本当に、本当によくある話なんです。
在宅ワークが普及して、ご自宅でキャスター付きの立派なオフィスチェアを使う方がすごく増えましたよね。それはとても良いことなんですが、賃貸のフローリングにとっては一番のリスクになってしまうんです。
そこで必須になるのが、「チェアマット」です。
チェアマットの選び方
チェアマットには、大きく分けて2つのタイプがあります。
- カーペットタイプ(布製)
- メリット:キャスターが転がる音が静か。デザインや色が豊富。汚れたら洗濯機で丸洗いできるもの(HAODEMIなど)もあって便利です。
- デメリット:飲み物をこぼすとシミになる可能性。毛足が長いとキャスターが動きにくいことも。
- PVCやポリカーボネート製(透明・半透明タイプ)
- メリット:透明なので床のデザインを隠さない。汚れてもサッと拭き取れる。
- デメリット:使っているうちに傷が目立ってきたり、黄ばんできたりすることがある。静電気が発生しやすいものも。
デスク周りのスペースに合わせて、160×140cmのような大判サイズや、市販されている幅広のマットを選ぶと、椅子の移動範囲をしっかりカバーできて安心ですよ。
お値段は数千円からですが、将来的に数万円の補修費を払うリスクを考えたら、これはもう「絶対に必要な投資」だと私は断言しちゃいます!
家具のへこみと傷は違うので注意
キャスター傷と並んで、よくご相談いただくのが「家具の脚の跡」です。
「ベッドを置きたいんだけど、へこみがついちゃったら退去時に請求されますか?」と心配されるんですが、これは先ほどの「キャスター傷」とはちょっと事情が違います。
ここ、すごく大事なポイントなので、もう一度整理しますね。
- 静的な「へこみ」:ベッド、ソファ、冷蔵庫、タンスなど、生活に必要で、一度置いたらあまり動かさない家具の脚による「へこみ」跡。
→ これは「通常損耗」と判断され、入居者負担にならないケースがほとんどです。 - 動的な「傷」:デスクチェアのキャスターや、頻繁に動かす家具を引きずった時にできる「傷」。
→ これは「不注意・過失」による「特別損耗」と判断され、入居者負担になる可能性が非常に高いです。
同じ「椅子」でも、ダイニングチェアのように「置くだけ」で脚の裏にフェルトを貼っているものと、キャスターで「グリグリ動かす」オフィスチェアとでは、床へのダメージが全然違う、ということなんですね。
この違いを知っておくだけでも、退去時の心構えが違ってくると思います。
原状回復の負担区分(フローリングの例)
一般的な目安として、こんな風に分かれることが多いようです。ただ、契約書の内容や大家さんの判断にもよるので、あくまで参考として見てくださいね。
| 損傷の種類 | 具体例 | 負担者 | 理由(判断の目安) |
|---|---|---|---|
| 家具のへこみ | ベッドや冷蔵庫の脚の跡 | 大家(貸主) | 通常損耗(生活必需品) |
| キャスター傷 | デスクチェアによる線状の傷 | 入居者(借主) | 特別損耗(不注意・過失) |
| 落下物のへこみ | 固い物を落としたへこみ・割れ | 入居者(借主) | 特別損耗(不注意・過失) |
| 飲みこぼしのシミ | 放置したジュースや水のシミ・カビ | 入居者(借主) | 特別損耗(管理不足) |
| ペットの傷・シミ | 犬や猫の爪痕、排泄物のシミ | 入居者(借主) | 特別損耗(通常の使用を超える) |
| 日焼け・色落ち | 窓際のフローリングの変色 | 大家(貸主) | 経年劣化 |
もちろん、「へこみ」も無いに越したことはないので、家具の脚に「プロテクター」をつけるのはおすすめです。
ダイニングチェアのようによく動かす椅子には、脱げにくいシリコン製の「チェアソックス」や「キャップ」が便利ですし、ソファやテーブルのようにたまに動かす家具には、好きな形にカットできる「フェルトパッド」が万能ですね。
ベッドやピアノのように重くて動かさないものは、重量を分散させる「キャスター皿」(TRUSCOなど)を使うと、へこみを最小限に抑えられますよ。
賃貸のフローリングをどうしてるか|掃除編

さて、ここまでは傷やへこみから「守る」お話をしてきました。でも、日々の生活では「汚れる」ことも当然ありますよね。
特に、タイルカーペットやクッションフロアを敷くと、フローリングのままだった時とは、お掃除の「お悩みポイント」が変わってくるんです。
このセクションでは、「賃貸の床掃除、みんなどうしてる?」という疑問に、家電のプロの視点からお答えしていきたいと思います。床の状態に合わせた、かしこい掃除機や家電の選び方をご紹介しますね。
フローリング掃除機の選び方
まず、フローリングのままでお使いの場合。「掃除機でフローリングに傷がつきそうで怖い」というご相談は、本当によくいただきます。
こういう方に、私たちがお店でおすすめしているのが、「ソフトローラー」タイプのヘッドを搭載した掃除機です。
これは、ナイロンフェルトなどの柔らかい素材でできたブラシで、床を「拭き取る」ようにゴミを集めてくれるんです。代表的なのは、やっぱりDysonの「Fluffy(フラフィ) Optic™クリーナーヘッド」ですね。
従来の「毛のブラシ」タイプは、カーペットのゴミをかき出すのは得意なんですが、フローリングだとブラシが床に当たって、細かい傷をつけてしまう可能性がゼロではないんです。特に、海外製のパワフルな掃除機は注意が必要ですね。
その点、ソフトローラーは床に優しいですし、髪の毛やペットの毛も絡みにくい構造になっているものが多いです。
賃貸のフローリング掃除機選びのポイント
- ヘッドのブラシが「ソフトローラー(柔らかい素材)」であること。
- 軽量なスティックタイプだと、こまめに掃除しやすくておすすめです。
- DysonのV12シリーズのように、微細なホコリを光で照らしてくれる機能があると、掃除残しが減って便利ですよ。
フローリングワイパーで済ませる方も多いですが、ホコリを舞い上げてしまうこともありますし、溝に入ったゴミは吸い取れません。床を傷つけにくい掃除機を1台持っておくと、やっぱり仕上がりが全然違いますよ。
カーペットを敷いた後の掃除機
では次に、タイルカーペットやラグを敷いた場合です。
ここで、お掃除の「問題」が変わってくるんです。
フローリング時代は「ホコリ」や「溝のゴミ」が敵でしたが、カーペットを敷くと、「繊維に絡みついた髪の毛」や「奥に入り込んだペットの毛」、「ダニやハウスダスト」が新しい敵になります。
こうなると、先ほどおすすめした「ソフトローラー」では、ちょっとパワー不足なんです。繊維の奥のゴミをかき出す力は弱いんですね。
ここで必要になるのが、「毛のブラシ」タイプのヘッドです。ブラシが回転して、カーペットの奥からゴミをしっかりかき出してくれます。
「じゃあ、どっちのヘッドを選べばいいの?」ってなりますよね。
最近のスティック掃除機は、この「両方のいいとこ取り」ができるように進化しています。
- Dyson:V12 Detect Slimなどのモデルは、「Fluffy(ソフトローラー)」と「毛絡み防止スクリューツール(毛のブラシ)」の両方が最初から付いてくることが多いです。これ1台で、フローリングもカーペットも完璧に対応できますね。
- Shark:「ハイブリッドパワークリーン」という独自ヘッドで、柔らかいローラーと毛のブラシを一体化させて、床材問わず使えるように工夫されています。
- Panasonic:「からまないブラシ」を搭載したモデル(MC-SR610など)も人気です。ペットの毛が多いご家庭から「お手入れが楽になった!」と好評ですよ。
もし、お部屋の中で「フローリングの場所」と「カーペットの場所」が混在しているなら、「ヘッドが付け替えられる(Dysonなど)」か、「一体型ヘッド(Sharkなど)」のモデルを選ぶのが、一番効率的でおすすめです。
賃貸フローリングの水拭き注意点

フローリングって、掃除機だけだとどうしても足裏の皮脂汚れやベタつきが残りがちですよね。「水拭きしたい!」と思う方も多いと思います。
賃貸のフローリングでも、基本的には固く絞ったぞうきんやフロアワイパーでの水拭きはOKです。ただし、びしょ濡れの状態にするのは絶対にダメですよ!フローリングの継ぎ目から水が入って、反りやカビの原因になってしまうと、これも「管理不足」として原状回復の対象になりかねません。
そして、この「水拭き」を自動でやってくれるのが、最近主流の「水拭きロボット掃除機」です。
ただ、賃貸のお部屋で使うには、一つだけ「必須」とも言える機能があるんです。
それが、「モップ自動リフトアップ機能」です。
どういうことかと言うと、お部屋にタイルカーペットやラグを敷いている場合、この機能がないロボット掃除機は、フローリングを拭いた「汚れたモップ」のまま、ラグの上に乗り上げてしまうんです…
せっかく守るために敷いたラグが汚れて濡れてしまうなんて、最悪ですよね。カビの原因にもなりかねません。
モップ自動リフトアップ機能搭載のおすすめモデル
この機能があれば、ロボットがカーペットを検知すると、自動でモップを持ち上げて、吸引掃除だけしてくれるんです。すごく賢いですよね!
- Roborock (ロボロック) S8 Pro Ultra / Q revo C:高速振動での水拭きと、精度の高いリフトアップ機能が人気です。
- Eufy (アンカー) X10 Pro Omni:しっかり圧力をかけて拭き掃除をしてくれるのが特徴です。
- iRobot (アイロボット) Roomba Combo j9+:モップを本体の上までガバッと持ち上げるので、ラグを濡らす心配がほぼゼロです。
お値段は少し上がりますが、賃貸で「フローリング」と「敷物」が混在しているお部屋には、この機能があるモデルを強くおすすめします。
スチームモップはワックスに注意
フローリングのベタつきや皮脂汚れを、水拭き以上にスッキリさせたい!除菌もしたい!という方には、「スチームモップ(スチームクリーナー)」という選択肢もあります。
高温の蒸気で汚れを浮かせて落とすので、洗剤を使わなくても床がサラッサラになって、本当に気持ちいいんですよね。
ただし!賃貸で使うには、一番注意が必要な家電でもあります。
というのも、高温のスチームが、フローリングに塗られているワックスを剥がしてしまったり、変色・変形させてしまったりするリスクがあるんです。良かれと思ってやったお掃除が、まさかの「特別損耗」扱いになってしまう…なんてことも。
スチームモップ使用前の確認事項
- 必ず、入居時の契約書や説明書で、ご自宅のフローリングがスチーム使用可能か確認してください。(無垢材やワックス仕上げの床はNGなことが多いです)
- 使用する際は、必ず目立たない場所(家具の裏など)で試してからにしてください。
- 長時間同じ場所に当て続けないでください。
もし使う場合は、Kärcher(ケルヒャー)の「SC 3 EasyFix」のような、高温高圧の蒸気を噴射する「ボイラー式」がおすすめです。水滴が床にベチャッと残りにくいので、床へのダメージを比較的抑えられます。
最近は、Sharkの「スチームスクラブモップ」のように、回転するパッドとスチームを組み合わせて、こびりついた汚れを落とす強力なモデルも出ていますね。
ワックス剥がれのリスクがどうしても怖い…という方には、スチームを使わないアイリスオーヤマなどの「電動モップ」も代替案としてありますよ。物理的にパッドが振動して拭き掃除をアシストしてくれます。
敷物のシミ抜きはリンサークリーナー
さて、最後の家電です。
これは、タイルカーペットやラグを「敷いた」からこそ、新しく必要になる家電と言えますね。
それは、「リンサークリーナー(カーペットクリーナー)」です。
カーペットを敷くと、「あ!コーヒーこぼしちゃった!」「子どもがジュースを…」みたいな瞬間、絶対ありますよね。フローリングならサッと拭けば終わりですが、カーペットだとそうはいきません。
タオルで叩いても、汚れが奥に入り込んでシミになってしまいがち…。
そんな時に大活躍するのが、このリンサークリーナーなんです。
お店でも「こんなのあるの!?」って驚かれることが多いんですよ。
これは、水をシューッと噴射して、汚れが溶け出した水を、そのまま強力にズズッと吸い取るシミ抜き専用の掃除機なんです。
布製品専用なのでフローリングには使えませんが、カーペットやラグ、あとはソファや車のシートにも使えます。
人気のリンサークリーナー
- アイリスオーヤマ RNS-P10-W:定番モデルですね。約40℃までのお湯が使えるので、皮脂汚れや頑固なシミも浮かせやすくて人気です。
- Yadea R6:こちらは本体に加熱機能があって、最高60℃のお湯を噴射できるのがスゴイです。吸引力も高くて、より強力なシミ抜きが期待できますね。
スチームクリーナーが「床全体の除菌」に向いているのに対して、リンサークリーナーは「部分的なシミ抜き」に特化しています。
カーペットやラグを敷くなら、万が一の時のお守りとして、1台あると本当に安心感が違いますよ。
賃貸のフローリング掃除をどうしてるか解決
「賃貸のフローリング、みんなどうしてるんだろう?」という疑問について、今日は「保護編」と「掃除編」に分けて、詳しくご紹介してきました。
ポイントをまとめると、
- 退去時の高額請求を避けるため、「キャスター傷」などの特別損耗は絶対防ぐこと。(チェアマットは必須!)
- タイルカーペットやクッションフロアで「保護」すると、掃除の悩みも変わってくること。
- 「保護」した床(敷物)には、それに適した「掃除家電」を選ぶのがとっても大事だということ。
という感じですね。
賃貸のフローリング掃除をどうしてるか…その答えは、「まず賢く予防・保護して、その上で便利な掃除家電に頼って、日々の手間を減らしながらキレイを保つ」というのが、一番かしこい選択なんじゃないかな、と私は思います。
せっかくのご縁で入居したお部屋ですから、傷や汚れにビクビクせず、快適に過ごしたいですもんね。
この記事が、あなたの賃貸ライフの不安を解消するヒントになればとっても嬉しいです!


