冷蔵庫の下、最後に掃除したのはいつですか？
普段は見えない場所だからこそ、ついつい後回しにしてしまいがちですよね。
でも実は、冷蔵庫の下の掃除を怠ると電気代が高くなったり、火災のリスクが高まったり、害虫が発生したりと、思わぬトラブルの原因になることがあるんです。
冷蔵庫を動かすのは大変そうと感じている方も多いかもしれません。でも正しい手順さえ知っていれば、女性一人でも意外と簡単に動かせますし、適切な掃除アイテムを使えば作業時間も大幅に短縮できます。
この記事では、冷蔵庫の下を安全に掃除する方法から、便利な掃除機やスティッククリーナー、隙間ブラシといった専用アイテムの使い方。
さらにはホコリ蓄積による火災やトラッキング現象のリスク、害虫発生を防ぐための清掃頻度、床を保護するマットの選び方、コンデンサーや排気口の点検方法まで、冷蔵庫の下を掃除して快適なキッチン環境を保つための全てをお伝えします。
重曹や中性洗剤を使った床の油汚れ除去テクニックも詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね！
冷蔵庫の下の掃除が電気代と衛生を左右する理由
冷蔵庫の下って、普段はなかなか目が届かない場所ですよね。でも実は、この見えない部分の掃除をするかどうかで、電気代や衛生面に大きな差が出てくるんです。
このセクションでは、冷蔵庫の下を掃除することの重要性と、具体的な掃除方法について詳しく解説していきますね。
冷蔵庫を動かす前の準備と安全な移動方法
冷蔵庫の下をしっかり掃除するには、冷蔵庫を動かす必要があります。
でも「重くて動かせない」と思っている方も多いんじゃないでしょうか。実は正しい手順を踏めば女性一人でも意外と簡単に動かせるんですよ。
まず掃除を始める前に、冷蔵庫の中身をできるだけ減らしておくことが大切です。
理想的には1～2週間前から計画的に食材を消費していくと、当日の作業がとても楽になります。冷蔵庫が軽ければ軽いほど移動しやすいですからね。
次に、必ず電源プラグを抜いてから作業を始めてください。
これは安全面はもちろん、コンプレッサーへの負担を減らすためにも重要なポイントです。電源を抜いたら、10分ほど待ってから作業を開始するのがおすすめですよ。
冷蔵庫を動かす基本手順
冷蔵庫の前面下部には、取り外し可能なカバーがあります。これを外すと調整脚（ネジ）が見えてくるんです。この調整脚を左右均等に緩めていくと、冷蔵庫が少しずつ浮き上がってキャスターが床に接地します。
キャスターが使えるようになったら、ゆっくりと手前に引き出してください。このとき、床や壁を傷つけないように注意が必要です。段ボールや厚手の布を敷いておくと安心ですね。
冷蔵庫を移動させる際は、必ず立てたまま動かすことを忘れないでください。横に倒すと冷却システムに悪影響を及ぼして、故障の原因になってしまいます。
軽トラックで運ぶときなども同じで、横積みは絶対に避けましょう。
掃除が終わって元の位置に戻すときは、この手順を逆にたどります。
まず冷蔵庫を押して元の位置に戻し、調整脚をしっかり締めて固定してから、カバーを取り付けて完了です。
冷蔵庫の下を掃除する際の必須アイテムと使い方
冷蔵庫の下の掃除には、普通の掃除道具だけでは十分とは言えません。狭くて暗い空間だからこそ、専用の掃除アイテムを使うことで作業効率が格段にアップします。
まず基本となるのが掃除機です。
ただし、普通のヘッドでは入らないので、細いノズルや隙間用アタッチメントが必須になります。
パナソニックの「ブラシ&すき間2WAYノズル」やアイリスオーヤマの「別売すきまノズル」など、各メーカーから専用のノズルが販売されていますよ。
私が店頭でお客様によくおすすめしているのが、Sharkのスティッククリーナーです。
特にEVOPOWER SYSTEMシリーズは、パイプが途中で曲がる「Flex pipe」機能があって、腰をかがめなくても冷蔵庫の下に楽々届くんです。体への負担が少ないのは本当に助かりますよね。
LEDライト付きクリーナーの便利さ
冷蔵庫の下は暗くて汚れが見えにくいのが難点です。シャープのEC-XR1のように、ヘッドにLEDライトが付いているモデルなら、暗い場所でもホコリをしっかり確認しながら掃除できます。見逃しがちな汚れまで見つけられるので、掃除の質が確実に上がりますよ。
冷蔵庫を動かさずに掃除したい場合は、隙間専用の掃除グッズが役立ちます。LPの「すきまブラシ まめいた」は長さが76.5cmもあって、細くしなるナイロンブラシが奥のホコリをしっかり掻き出してくれます。水洗いもできるので衛生的ですね。
また、小久保工業所の「取り替え式 スキマロングワイパー」も優秀です。先端が薄くて長いので隙間の奥までスイスイ入りますし、シートを取り付けて使うタイプなので、汚れたら捨てるだけ。ホコリを舞い上げずに掃除できるのが嬉しいポイントです。
隙間ブラシや掃除機ノズルで奥のホコリを取る方法
冷蔵庫の下に溜まったホコリを効率的に取り除くには、正しい手順とテクニックが大切なんです。ただ適当に掃除機をかけるだけでは、奥の方のホコリまでは取りきれません。
まず最初にやるべきなのは、乾いた状態でホコリを除去することです。いきなり水拭きをしてしまうと、ホコリが汚れとなって広がってしまい、かえって掃除が面倒になります。これは冷蔵庫の下だけでなく、あらゆる場所の掃除に共通する基本ですね。
掃除機を使う場合は、ノズルを冷蔵庫の下にしっかり差し込んで、左右にゆっくり動かしながら吸引するのがコツです。急いで動かすとホコリが舞ってしまうので、丁寧に作業することを心がけてください。
隙間ブラシの効果的な使い方
隙間専用のブラシを使う場合は、冷蔵庫の奥から手前に向かってホコリを掻き出すイメージで動かします。ブラシを左右に小刻みに動かしながら、少しずつ手前に引いてくるとホコリがよく取れますよ。
針金ハンガーにストッキングを被せた自作ツールも、静電気でホコリを吸着してくれるので意外と使えます。ストッキングはナイロン製で静電気を帯びやすいので、細かいホコリもキャッチしてくれるんです。
ロボット掃除機を活用するのも一つの手です。最近の製品は本体がとても薄くなっていて、例えばECOVACSのDEEBOT T50 OMNIは81mmという超薄型設計。多くの冷蔵庫の下を自動で掃除してくれます。
日々の掃除をロボット掃除機に任せておけば、ホコリが溜まりにくい環境を維持できます。
RoborockのS8 MaxV UltraやAnkerのEufy X10 Pro Omniなど、最新モデルは吸引力も15,000Paと強力で、AI物体認識機能も搭載しています。
冷蔵庫の下のような狭い場所も効率的に掃除してくれるので、忙しい方には特におすすめですね。
冷蔵庫の裏側や壁面の汚れを効率的に落とすコツ
冷蔵庫を動かしたら、下だけでなく裏側と壁面もしっかり掃除しましょう。特に冷蔵庫の裏側には、ホコリだけでなく油汚れが付着していることが多いんです。
冷蔵庫の裏側には、コンデンサー（冷却フィンやコイル）という重要な部品があります。ここにホコリが溜まると、熱の放散が妨げられて冷却効率が落ちてしまいます。結果として電気代が高くなったり、コンプレッサーに負担がかかって寿命が縮む原因にもなるんですね。
コンデンサー部分を掃除するときは、柔らかいブラシや掃除機の細いノズルを使って、優しくホコリを取り除くことが大切です。冷却フィンは非常に薄いアルミ板でできていて、強くこすると簡単に曲がってしまいます。曲がると空気の通り道が塞がれて、せっかく掃除しても効果が半減してしまうので注意が必要ですよ。
コンデンサー掃除の注意点
コンデンサーの冷却フィンは非常にデリケートです。掃除機で直接強く吸い込んだり、硬いブラシでゴシゴシこすったりすると、フィンが変形して冷却性能が低下します。必ず柔らかいブラシを使い、軽くなでるようにホコリを払い落としてください。
壁面の掃除も手順が大事です。
まずは乾いた状態で掃除機やクロスを使ってホコリを取り除き、その後で水拭きをします。壁についたしつこい汚れには、住宅用中性洗剤をピンポイントでつけて拭き取りましょう。
冷蔵庫のコード周辺や裏側上部は、油分を含んだベタベタ汚れが付いていることがあります。ここは中性洗剤をつけたクロスでしっかり拭いて、その後必ず水拭きで洗剤成分を拭き取ってくださいね。
排気口のホコリは、掃除機にノズルをつけて吸うのが一番効率的です。
いきなり水拭きしたり、こすり落とそうとすると、ホコリの一部が排気口の中に落ちてしまって逆効果になります。掃除機が使えない場合は、つまむようにして丁寧にホコリを取り除きましょう。
重曹や中性洗剤を使った床の油汚れ除去テクニック
冷蔵庫の下の床には、ホコリだけでなく油汚れも溜まっていることが多いんです。キッチンで調理中に飛んだ油がホコリと混ざって、床にこびりついている可能性があります。
油でこびりついた汚れは、力ずくで剥がそうとすると床を傷めてしまいます。そこで活躍するのが重曹です。重曹は弱アルカリ性なので、酸性の油汚れを中和して浮かせてくれる優れものなんですよ。
重曹スプレーの作り方はとても簡単です。水と重曹を20対1の割合で混ぜて、スプレーボトルに入れるだけ。これを汚れた床にふきかけて、5分ほど放置してから拭き取ります。重曹が油汚れを分解してくれるので、驚くほど簡単に汚れが落ちますよ。
重曹は掃除の万能選手
重曹は冷蔵庫の下の掃除だけでなく、換気扇やガスコンロなど、キッチン全体の油汚れ掃除に使えます。環境にも優しく、手荒れもしにくいので、年末の大掃除にも大活躍します。一家に一つ常備しておくと本当に便利ですね。
重曹で汚れを浮かせたら、乾いた雑巾でしっかり拭き取ります。
それでも落ちない頑固な汚れには、市販の油汚れ専用洗剤を使うのも効果的です。ただし、洗剤を使った後は必ず水拭きをして、洗剤成分を残さないようにしてくださいね。
床材によっては強い洗剤が使えない場合もあるので、目立たない場所で試してから本格的に掃除を始めることをおすすめします。特にフローリングやクッションフロアは、洗剤の種類によっては変色や劣化の原因になることがあるので注意が必要です。
冷蔵庫の下を掃除しないリスクと定期清掃の効果
冷蔵庫の下の掃除を怠ると、さまざまなリスクが潜んでいることをご存知でしょうか。
単なる見た目の問題だけでなく、火災の危険性や衛生面での問題、さらには電気代の増加など、生活に直結する影響があるんです。
ここでは、掃除をしないことで起こりうるリスクと、定期的に掃除することで得られるメリットについて詳しく解説していきます。
ホコリ蓄積による火災やトラッキング現象の危険性
冷蔵庫の下に溜まったホコリが原因で火災が発生する可能性があること、意外と知られていないんですよね。実は、冷蔵庫は常に稼働していて熱を持つ家電なので、ホコリが蓄積すると発火リスクが高まってしまうんです。
特に注意が必要なのがトラッキング現象です。
これは、コンセントとプラグの間にホコリが溜まり、そこに湿気が加わることで微弱な電流が流れて発熱し、最終的に発火してしまう現象のこと。冷蔵庫の周辺は調理の際の水蒸気や湿気が多い環境なので、トラッキング現象が起きやすいんですよ。
（参考：東京電力「トラッキング現象とは？」）
火災を防ぐための対策
トラッキング現象を防ぐには、定期的にコンセント周辺のホコリを掃除することが最も効果的です。また、トラッキング防止機能付きのコンセントカバーを使用するのもおすすめ。冷蔵庫のような長時間使用する家電では、特に注意が必要ですね。
さらに、コンデンサー部分にホコリが溜まると、熱がこもって火災リスクが上がるだけでなく、冷蔵庫自体の故障にもつながります。コンプレッサーが過剰に働き続けることで、部品の劣化が早まってしまうんです。
私も家電量販店で働いていて、「冷蔵庫が突然動かなくなった」というお客様の相談を受けることがあるのですが、原因を聞いてみると長年掃除をしていなかったケースが結構多いんです。定期的な掃除は、故障予防という意味でも本当に大切なんですよね。
火災や故障を防ぐためには、最低でも年に1回、できれば半年に1回は冷蔵庫の下や裏側を掃除することをおすすめします。大掃除のタイミングや、季節の変わり目に合わせて習慣化すると良いですね。
害虫発生や湿気カビを防ぐための清掃頻度
冷蔵庫の下は、害虫にとって理想的な環境になりやすい場所なんです。食べ物のカスやホコリがエサになり、冷却機構が発する温かさと湿気が加わることで、ゴキブリなどの害虫が住み着きやすくなってしまいます。
特に夏場は湿度も高く、害虫の活動が活発になる時期です。冷蔵庫の下を掃除せずに放置していると、知らない間に害虫の温床になっていることも珍しくありません。考えるだけでゾッとしますよね。
害虫対策として最も効果的なのは、エサとなる食べカスやホコリを徹底的に除去することです。掃除によってエサをなくせば、害虫が寄り付きにくい環境を作れます。これが基本中の基本なんですね。
効果的な害虫予防策
定期的な掃除に加えて、害虫対策も並行して行いましょう。市販のくん煙剤や毒餌、忌避剤を組み合わせて使うと効果的です。特に冷蔵庫の下や背面など、普段目が届かない場所を重点的にケアすることが大切ですよ。
もし既に害虫が発生してしまっている場合や、自分での対処が難しい場合は、専門の駆除業者に相談することをおすすめします。プロの技術で根本的に解決してもらえますからね。
湿気やカビの問題も見逃せません。冷蔵庫は霜取り機能によって水分が発生しますし、キッチンは全体的に湿度が高い環境です。冷蔵庫の下に水が溜まったり、ドレンパンに汚れが溜まったりすると、カビが繁殖する原因になります。
カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや呼吸器系の健康被害を引き起こす可能性があります。特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、衛生管理により一層気を配りたいところですね。
清掃頻度としては、普段の軽い掃除は週1回、念入りな掃除は3ヶ月から半年に1回が目安です。週1回はハンディモップや掃除機で外側のホコリを取る程度で構いません。大掃除のタイミングで、冷蔵庫を動かしてしっかり掃除するイメージですね。
冷蔵庫下にマットやシートを敷くメリット
冷蔵庫の下に専用のマットやシートを敷いておくと、掃除がぐっと楽になるだけでなく、さまざまなメリットがあるんです。最近はホームセンターやネット通販でも手軽に購入できるので、検討してみる価値がありますよ。
まず一番のメリットは、床の傷やへこみを防止できることです。冷蔵庫は重量があるので、長年同じ場所に置いていると床にへこみができてしまいます。特にフローリングやクッションフロアの場合、一度へこむと元に戻すのは難しいんですよね。
マットを選ぶ際は、耐荷重と耐熱性を確認することが重要です。おすすめはポリカーボネート樹脂製のマット。耐衝撃性に優れていて、長期間使用しても変形しにくいのが特徴です。
おすすめの冷蔵庫マット
ECO PLUSの冷蔵庫マットは耐荷重約300kg、耐熱温度120℃で、床暖房のある家庭でも安心して使えます。日晴金属や緑川化成工業の製品も、ポリカーボネート製で角丸加工が施されており安全性が高いですね。
サイズ展開も豊富で、XS、S、M、L、LLから冷蔵庫の容量に合わせて選べます。透明タイプなら床材に馴染んでインテリアを損なわないのも嬉しいポイントです。
マットを敷くことで、掃除の手間も大幅に削減できます。
マットがあれば、冷蔵庫を動かさなくても周囲を拭き掃除するだけで清潔を保てますし、マット自体も取り外して洗えるものが多いので衛生的です。
また、最近のマットには地震対策機能が付いているものもあります。
滑り止め加工がされていて、地震の際に冷蔵庫がずれたり転倒したりするのを防いでくれるんです。防災の観点からも、マットの設置は検討する価値がありますね。
騒音や振動の軽減効果もあります。
冷蔵庫のコンプレッサーが動くときの振動が床に直接伝わらないので、特に夜間の静かな時間帯に気になる音が軽減されます。マンションやアパートにお住まいの方には特におすすめですよ。
冷蔵庫のコンデンサーや排気口の点検方法
冷蔵庫の下を掃除する際は、コンデンサーや排気口の状態もしっかりチェックしておきましょう。これらの部品は冷蔵庫の冷却性能に直結する重要なパーツなので、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
コンデンサーは、冷蔵庫が庫内から奪った熱を外部に放出するための装置です。多くの冷蔵庫では背面や下部に設置されていて、冷却フィンやコイルという形状をしています。ここにホコリが溜まると、熱交換効率が大幅に低下してしまうんです。
コンデンサーの点検ポイント
| チェック項目 | 確認内容 | 対処方法 |
|---|---|---|
| ホコリの付着 | 冷却フィンやコイルにホコリが溜まっていないか | 柔らかいブラシで優しく払い落とす |
| フィンの変形 | 冷却フィンが曲がったり潰れたりしていないか | 変形がひどい場合はメーカーに相談 |
| 異音の有無 | コンプレッサーから異常な音がしないか | 異音がする場合は専門家に点検を依頼 |
| 熱の放散 | コンデンサー周辺が異常に熱くなっていないか | 熱がこもっている場合は掃除と換気を |
排気口の点検も重要です。排気口が詰まっていると、冷蔵庫内部に熱がこもって冷却効率が落ちるだけでなく、故障の原因にもなります。排気口のホコリは掃除機にノズルをつけて吸い取るのが最も効率的ですね。
点検の際に確認したいのが、ドレンパンやドレンパイプの状態です。これらは霜取り水を処理する排水システムで、詰まると水漏れの原因になります。冷蔵庫の下に水が溜まっていたり、床が濡れていたりしたら、排水システムに問題がある可能性が高いですよ。
水漏れを放置すると、床材の腐食やカビの発生につながり、最悪の場合は建物の構造にまで損害を及ぼすこともあります。早期発見が大切なので、掃除のタイミングで必ず水漏れの有無を確認してくださいね。
プロの点検が必要なケース
掃除をしても冷えが改善しない場合や、異音がする場合、水漏れが続く場合は、冷却システム自体に問題が生じている可能性があります。このような症状が見られたら、無理に自分で対処せず、メーカーや専門の技術者に点検を依頼することをおすすめします。
ドアパッキンの点検も忘れずに行いましょう。
ゴムパッキンが劣化していると冷気が漏れて、エネルギー効率が低下します。アルコールを染み込ませたペーパータオルで定期的に拭き上げ、破損や目に見える劣化がないかチェックしてください。
破損がある場合は、メーカーに連絡して交換してもらいましょう。
冷蔵庫の下を掃除して快適なキッチン環境を保つ
ここまで冷蔵庫の下の掃除について詳しく見てきましたが、最終的に大切なのは定期的な掃除を習慣化することなんです。一度徹底的に掃除したら、その後は比較的楽にメンテナンスを続けられますよ。
冷蔵庫の下を掃除することで得られるメリットをあらためてまとめてみましょう。
まず電気代の節約が挙げられます。
コンデンサーがきれいな状態だと冷却効率が良くなり、コンプレッサーの稼働時間が短くなるので、消費電力が抑えられるんです。
次に火災リスクの軽減。
ホコリによるトラッキング現象や発火の危険性を減らせます。
そして衛生面の改善。
害虫やカビの発生を防ぎ、家族の健康を守ることができますね。
定期清掃のスケジュール例
週1回の軽い掃除：化学モップや掃除機で冷蔵庫の外側やコンセント周辺のホコリを取る。アルコール除菌剤で庫内の液だれや食材のクズを拭き取る。
月1回の中程度の掃除：給水タンクや浄水フィルター、製氷皿を水洗いして除菌する。ドアパッキンをアルコールで拭き上げる。
3ヶ月から半年に1回の念入りな掃除：冷蔵庫を移動させて下部、背面、コンデンサーを掃除。ドレンパイプや排気口の点検も行う。
自分で掃除するのが難しい場合や、徹底的にきれいにしたい場合は、「おそうじ革命」や「くらしのマーケット」などの、プロの清掃業者に依頼するのも一つの選択肢です。
専門業者は家庭用ツールでは届かない深部まで、専用機材と技術でしっかり清掃してくれます。
冷蔵庫は家庭で最も長時間稼働する家電の一つです。適切なメンテナンスを行うことで、冷蔵庫の寿命を延ばし、突発的な故障による買い替えを防ぐことができます。長期的に見れば、定期的な掃除は経済的にも賢い選択なんですよね。
快適なキッチン環境を保つためにも、ぜひ今日から冷蔵庫の下の掃除を習慣化してみてください。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば思ったより簡単です。清潔で効率的に動く冷蔵庫があれば、毎日の料理や食事の時間がもっと快適になりますよ！
