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パナソニック食洗機の掃除とお手入れ完全ガイド|正しい方法まとめ!

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毎日大活躍してくれるパナソニックの食洗機、「最近、ニオイが気になるかも…」「なんだか洗浄力が落ちた気がする…」なんて感じたことはありませんか?

食洗機は食器をきれいにしてくれる便利な家電ですが、実は食洗機自体も定期的にお手入れしてあげることが、長く快適に使うための秘訣なんです。

卓上タイプやビルトインタイプの基本的な掃除方法はもちろん、意外と見落としがちな排水口や、勇気を出して覗いてみたい残菜フィルターの下のお手入れ、気になっている方も多いのではないでしょうか。

また、お手入れコースとは具体的に何をするのか、時間はどれくらいかかるのか、普段使っている食洗機専用の洗剤は正しく使えているのか、など、疑問は尽きないですよね。

巷でよく聞くクエン酸を使った洗浄は、パナソニックの食洗機にも使えるの?
そもそもこの食洗機、何年くらい使えるものなの?
なんて、少し踏み込んだ疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、そんなパナソニック食洗機の掃除に関するあらゆる疑問を解決し、毎日のお手入れをぐっと楽にするための情報をお届けします。

この記事のポイント
  • パナソニック食洗機の基本的な掃除方法
  • 見落としがちな箇所のお手入れ方法
  • 庫内洗浄やお手入れコースの正しい使い方
  • クエン酸使用の可否や寿命に関する疑問

パナソニック食洗機の掃除|お手入れの方法

クリーン家電ガイド:イメージ
  • 卓上タイプの掃除方法
  • ビルトインタイプの掃除方法
  • 排水口と残さいフィルターのお手入れ
  • 定期的な庫内洗浄のやり方
  • お手入れコースとは?かかる時間も解説
  • 食洗機専用洗剤の正しい使い方

まずは、パナソニック食洗機の基本的なお掃除方法から見ていきましょう。

卓上タイプとビルトインタイプで少し手順が違う部分もありますが、どちらも日々のちょっとしたお手入れが大切なんです。

ここでは、普段からやっておきたいことから、月一回程度のスペシャルケアまで、具体的な方法を分かりやすくご紹介しますね。

卓上タイプの掃除方法

卓上タイプの食洗機は、キッチンの中でも存在感がありますから、いつもキレイにしておきたいですよね。基本的なお手入れは、実はとってもシンプルなんです。

まず、一番大切なのは、運転終了後の「残さいフィルター」のお掃除です。

ここにご飯粒や野菜のくずが溜まったままだと、ニオイやカビの原因になってしまいます。毎回サッと水洗いするだけでも、清潔さが全然違いますよ。

次に、月に1回程度で良いので、庫内全体のお手入れをしてあげましょう。

食器かごを取り出して、固く絞った柔らかい布で庫内を拭いてあげます。特に、ドアのフチやパッキン部分は汚れがたまりやすいポイント。こうした細かい部分の汚れが、水漏れの原因になることもあるんですって。ドアの左右奥の隙間などは、綿棒を使うとキレイになりますよ。

もしパッキンにカビを見つけたら、薄めた漂白剤を浸した布で拭いて、少し時間をおいてから水拭きすると効果的です。ただし、漂白剤が残らないようにしっかり拭き取ることを忘れないでくださいね。

ちょっとした一手間が大切

卓上タイプはコンパクトな分、汚れが目につきやすいかもしれません。でも、裏を返せばお手入れしやすいということ。使い終わったら少しだけドアを開けて湿気を逃がしてあげるだけでも、カビ予防に繋がるポイントだと思います。

こうした日々のお手入れを習慣にすることで、食洗機を長く清潔に保つことができます。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば数分で終わる作業なので、ぜひ今日から試してみてくださいね。

ビルトインタイプの掃除方法

キッチンにスッキリ収まるビルトイン食洗機は、見た目もスマートで素敵ですよね。でも、お手入れをサボってしまうと、見えないところで汚れが大変なことになっている可能性も…。

そうならないために、基本的な掃除方法をしっかりマスターしておきましょう。

ビルトインタイプも、卓上タイプと同じく「残さいフィルター」のお手入れが最も重要です。使用後は毎回、フィルターを取り出して残さいを捨て、ブラシなどで軽くこすり洗いするのが理想ですね。

お客様からも「フィルター掃除をサボったら、洗い上がりが悪くなった」というお話をよく聞きます。目詰まりすると洗浄力が落ちるだけでなく、ニオイやカビの原因にもなるので、ここは頑張りどころです。

月に1回程度は、拭き掃除もしてあげましょう。ドアの枠や、庫内のふちの部分は、意外と汚れが溜まりやすいんです。固く絞った布で丁寧に拭いてあげてください。

このとき、庫内に直接バケツなどで水をかけないように注意してくださいね。故障の原因になってしまうことがあるんです。

水の直接投入は絶対にNG!

お手入れの際に、良かれと思って庫内に直接水を注ぐのは絶対にやめてください。水漏れや電気系統の故障に繋がる恐れがあり、保証の対象外になってしまうこともあります。お手入れは必ず、固く絞った布で行いましょう。

また、洗浄水を噴射する「回転ノズル」も月に1回はチェックしたいポイント。爪楊枝などが詰まっていると、水の出が悪くなってしまいます。取り外して水洗いし、噴射口にゴミが詰まっていないか確認してあげると、洗浄力がキープできますよ。

詳しい外し方は取扱説明書に載っているので、一度確認してみてくださいね。

排水口と残さいフィルターのお手入れ

食洗機のお手入れで、一番の基本であり、最も効果的なのが排水口周りと残さいフィルターのお掃除です。ここが汚れていると、せっかく洗った食器に汚れが再付着してしまったり、嫌なニオイが発生したりと、良いことが一つもありません。

残さいフィルターは、文字通り食器から出た食べ物の残りカスをキャッチしてくれる大切な部分。パナソニックの食洗機では、機種によってステンレスの網タイプや、カゴのようになっているタイプなど形状が異なりますが、お手入れの基本は同じです。

理想的なお手入れの頻度は、残さいフィルターは「週に1回」、その下にある排水口カバーは「月に1回」とされています。ただ、カレーやミートソースなど、汚れが強いものを洗った後は、その都度お手入れするのがおすすめです。

お手入れの手順
お手入れの手順
1
まず、下かご(または食器かご)を取り出します。
2
残さいフィルターを回したり、引き上げたりして取り外します。
外し方は機種によって異なります
3
フィルターに溜まった残さいをゴミ箱に捨て、柔らかいブラシ(古歯ブラシでOK!)などを使って水洗いします。
4
月に1回は、残さいフィルターを外した奥にある「排水口カバー」も取り外して、中性洗剤をつけたスポンジで優しく洗いましょう。
5
お手入れが終わったら、外した部品を元の位置にしっかり戻します。

この残さいフィルターのお掃除、お客様からは「面倒で…」というお声も聞かれますが、ここをキレイにするだけで、洗い上がりの満足度が格段にアップするんです。

「最近ニオイが…」と感じたら、まずここをチェックしてみてくださいね!

定期的な庫内洗浄のやり方

毎日のお手入れに加えて、月に1〜2回は食洗機の庫内全体を洗浄してあげる「スペシャルケア」を取り入れるのがおすすめです。目に見えない油汚れや水アカをリセットすることで、洗浄力を維持し、ニオイの発生を防ぐことができますよ。

やり方はとっても簡単。食器を何も入れずに、食洗機専用の洗剤だけを入れて運転する、いわゆる「カラ洗い」をするだけです。

ポイントは、洗剤の量を通常の2倍程度にすること。たっぷりの洗剤で、庫内の隅々までしっかり洗浄します。パナソニックの公式サイトでも推奨されている方法なんですよ。

庫内洗浄の基本ステップ
庫内洗浄の基本ステップ
1
食洗機の中から、食器や調理器具をすべて取り出します。
2
残さいフィルターのゴミは、先に取り除いておきましょう。
3
食洗機専用洗剤を、普段使っている量の約2倍、洗剤投入口(または庫内の底)に入れます。
4
「お手入れコース」があればそれを選択。なければ「標準コース」や「汚れレベル5」などの強力なコースを選んでスタートします。

これだけで、普段の食器洗いでは落としきれない、ヒーター周りの水アカや、壁面に付着したぬめり、油汚れをスッキリさせることができます。特に、揚げ物や炒め物が多いご家庭は、庫内に油汚れが蓄積しやすいので、定期的な庫内洗浄が効果的ですね。

市販の「庫内クリーナー」を使うのももちろん良いですが、まずは普段お使いの専用洗剤で手軽に始められるこの方法を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。洗浄後のスッキリとした庫内を見ると、とても気持ちが良いものですよ。

お手入れコースとは?かかる時間も解説

最近のパナソニック食洗機には、「お手入れコース」という便利な機能が搭載されているモデルが多いんです。

お店でも「このボタンは何ですか?」とご質問いただくことがありますね。これはその名の通り、食洗機の庫内をまるごとお手入れしてくれる専用のコースなんです。

定期的な庫内洗浄が必要なのは先ほどお伝えした通りですが、このコースを使えば、より効果的にお掃除ができるというわけです。

お手入れコースの最大の特徴は、高温の蒸気を利用して、庫内にこびりついた汚れを浮かせてから洗浄する点にあります。

通常の洗浄コースとは少し動きが違っていて、運転の途中で2回ほど、約30分ずつ運転を停止する時間があります。この停止している間に、高温のスチームを庫内に充満させて、ガンコな油汚れや水アカをふやかしてくれるんですね。

お手入れコースの運転時間

この蒸らし時間があるため、お手入れコースの総運転時間は少し長めです。例えばNP-TZ500などの機種では、約130分(2時間10分)が目安となっています。時間はかかりますが、その分しっかりと庫内をキレイにしてくれるので、月に2〜3回、時間に余裕がある時に行うのがおすすめです。

使い方は、庫内洗浄と同じです。食器を入れずに、通常の2倍程度の食洗機用洗剤をセットして、コースを選んでスタートボタンを押すだけ。液体洗剤の自動投入機能がある機種なら、それを利用することもできます。

もしお使いの食洗機にお手入れコースがない場合でも心配いりません。その場合は、「汚れレベル5」や「強力コース」など、一番洗浄力の高いコースで代用すればOKです。

大切なのは、定期的に庫内をリフレッシュさせてあげることですね。

食洗機専用洗剤の正しい使い方

クリーン家電ガイド:イメージ

食洗機の性能を最大限に引き出すためには、洗剤を正しく使うことが不可欠です。意外と「これで合ってるのかな?」と思いながら使っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここで一度、基本をおさらいしておきましょう。

まず、絶対に守っていただきたいのが、必ず「食洗機専用」の洗剤を使うことです。手洗い用の台所用洗剤は、少量でも絶対に使わないでください。泡が大量に発生してしまい、庫内から水が漏れたり、センサーが誤作動を起こして故障の原因になったりします。

食洗機専用洗剤には、主に3つのタイプがあります。

タイプ特徴ワンポイントアドバイス
粉末タイプコストパフォーマンスが良く、汚れの量に合わせて量を微調整しやすいのが魅力です。湿気で固まりやすいので、保管場所に注意しましょう。溶け残りを防ぐため、食器のくぼみなどに直接かからないように入れるのがコツです。
液体(ジェル)タイプ溶け残りの心配が少なく、洗剤投入口にも入れやすいです。洗浄力も高い製品が多いですね。粉末タイプと同様、汚れに応じて量を調整できます。こちらも食器に直接かけないように注意してください。
タブレットタイプ計量不要でポンと入れるだけなので、一番手軽です。洗浄成分が凝縮されているものが多いです。量を調整できないので、食器が少ない時には少しもったいないかもしれません。残さいフィルターの上に置くのが正しい使い方です。他の場所だと溶け残ることがあります。

そして、油汚れが多い日や、カレー、ミートソースなどを洗う時は、洗剤を少し多め(約1.5倍〜2倍)に入れると、洗い上がりが格段に良くなります。洗剤の量をケチってしまうと、せっかくの洗浄力が発揮できず、汚れが残ってしまう原因になるんです。

洗剤の特性を理解して正しく使うことで、毎日の洗い物がもっと快適になりますよ。

パナソニック食洗機の掃除とお手入れ応用テクニック

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  • 気になる残菜フィルターの下を掃除
  • タンクの洗浄方法と注意点
  • クエン酸を使った掃除はできる?
  • 自分で分解して掃除するのはアリ?
  • 食洗機は何年くらい使えるの?

さて、ここからは少しステップアップした応用編のお手入れ方法をご紹介します。

「普段のお掃除だけじゃ物足りない!」
「もっと徹底的にキレイにしたい!」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。

ただし、中にはメーカーが推奨していない方法も含まれるので、試す際は自己責任でお願いしますね。

気になる残菜フィルターの下を掃除

普段お手入れしている残さいフィルター。
そのさらに奥、カバーの下がどうなっているか、気になったことはありませんか?

実は、ここは取扱説明書にも載っていない、いわば“聖域”なんです。

長年使っていると、このフィルターの下にヘドロのような汚れが溜まって、ニオイや排水エラーの原因になることがあるんです。

私もお客様から「エラーが頻発するから見てみたら、フィルターの下が大変なことになっていた」という話を聞いたことがあります。

ただ、先にお伝えしておくと、この部分の分解はメーカーが推奨している方法ではありません。もし試される場合は、部品の破損などに十分注意して、自己責任でお願いしますね。

作業は自己責任で!

残さいフィルター下のカバーを外す作業は、ケガや部品破損のリスクを伴います。無理に力を加えるとツメが折れてしまうことも。少しでも不安な方は、専門の業者さんに相談することをおすすめします。

もし挑戦してみる場合は、マイナスドライバーなどを使って、カバーのツメを慎重に外します。多くのパナソニック製品では、カバーがツメで引っかかって固定されているようです。

てこの原理で少しずつ持ち上げるようにすると外しやすいですが、プラスチック部品は経年劣化で脆くなっている可能性があるので、本当に注意が必要です。

カバーを外すと、そこには数年分の汚れが蓄積しているかもしれません。お風呂場で見かけるようなピンク色のぬめりや、黒カビが発生していることも…。

ここは台所用洗剤が使えないので、古歯ブラシやスポンジでひたすらこすり洗いをして、浮いてきた汚れはキッチンペーパーなどで拭き取ります。

この部分をキレイにすると、排水がスムーズになり、ニオイもかなり改善されることが多いようです。勇気と自信のある方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

タンクの洗浄方法と注意点

パナソニックの食洗機の中でも、賃貸住宅にお住まいの方などに人気の「タンク式」。分岐水栓の工事が不要で手軽に設置できるのが魅力ですよね。このタンク式食洗機は、給水タンクのお手入れも大切なポイントになります。

タンク内部の汚れを放置すると、ニオイやぬめりの原因になってしまうんです。定期的にお手入れして、清潔な状態を保ちましょう。

お手入れには、パナソニック純正の「庫内クリーナー(N-P300など)」の使用が推奨されています。

タンク式のお手入れ手順
タンク式(NP-TSP1など)のお手入れ手順
1
ぬるま湯(約40℃以下)に、指定の量の庫内クリーナーを溶かします。
2
クリーナーを溶かしたぬるま湯を、タンクの給水口から入れます。
3
満水になったら、そのまま約60分つけ置きします。
4
つけ置きが終わったら、排水機能を使ってタンク内の水を抜きます。
5
最後に、きれいな水を入れてすすぎ運転を行い、タンク内を洗い流します。

機種によって細かい手順やクリーナーの量が異なる場合があるので、必ずお使いの機種の取扱説明書を確認してくださいね。

クエン酸を使った掃除はできる?

食洗機の水アカ掃除といえば、「クエン酸」が有名ですよね。ナチュラルクリーニングの代表格ですし、100円ショップでも手軽に買えるので、使ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、ここでとても大切なことをお伝えしなければなりません。
パナソニックの食洗機では、庫内洗浄にクエン酸を使用することは推奨されていません。これはビルトインタイプも卓上タイプも、そしてタンク式も同様です。

パナソニック食洗機にクエン酸はNG!

パナソニックの公式サイトでは、クエン酸の使用について「使用しないでください」と明記されています。その理由は、クエン酸の酸性の力で、庫内の金属部品が錆びたり、腐食したりする可能性があるためです。安全に長く使うためにも、この注意は必ず守ってくださいね。

(参照:パナソニック公式サイト よくあるご質問)

「でも、他のメーカーでは使えるって聞いたけど?」と思われるかもしれません。
実際、リンナイなど一部のメーカーでは、庫内洗浄コースでクエン酸の使用が認められている機種もあります。このように、メーカーによって方針が異なるんですね。

水アカが気になる場合は、クエン酸ではなく、先ほど紹介したパナソニックから発売されている純正の「庫内クリーナー(N-P300など)」を使いましょう。こちらは食洗機のために開発された専用品なので、安心して庫内の水アカや汚れを落とすことができます。

ネットの情報だけを頼りに自己流のお手入れをしてしまうと、かえって食洗機を傷めてしまうことも…。まずは、お使いの食洗機の取扱説明書や公式サイトの情報を確認するのが一番安心ですよ。

自分で分解して掃除するのはアリ?

クリーン家電ガイド:イメージ

「エラーが頻繁に出るようになった」
「メーカーの修理は高いし、ダメ元で自分で直してみたい」
長年使っていると、そんな風に思うこともあるかもしれません。

ネットで検索すると、食洗機を分解して水位センサーを掃除したら直った、というような修理レポートを見かけることもありますよね。

確かに、長年使っていると、水位を検知するセンサー部分に汚れが蓄積して、給水と排水を繰り返すような誤作動を起こすことがあるようです。このセンサー部分をきれいにすることで、症状が改善するケースもあるのだとか。

ですが、メーカーのサービスマンでもない限り、自分で食洗機を分解することは絶対におすすめしません。

分解はリスクがいっぱい!
分解はリスクがいっぱい!
感電の危険性:
食洗機は電気製品です。内部には複雑な配線があり、分解作業中に感電する危険が伴います。
部品の破損:
プラスチック部品は劣化していることが多く、簡単に折れてしまうことがあります。元に戻せなくなる可能性も高いです。
水漏れの発生:
正しく組み立てられないと、水漏れを引き起こし、キッチンが水浸しになるなどの二次被害に繋がることも。
保証の対象外に:
当然ですが、一度分解してしまうと、メーカーの保証や修理サポートは一切受けられなくなります。

修理代を節約しようとして、かえって高くついてしまったり、最悪の場合は買い替えが必要になったりしては元も子もありませんよね。

私も家電が好きで、つい中身がどうなっているのか気になってしまう気持ちはよく分かります(笑)。

でも食洗機のような水と電気を両方使う製品の分解は、プロに任せるのが一番です。安全には代えられませんからね。

エラーが続く、調子が悪い、といった場合は無理をせず、まずは購入した販売店やメーカーの修理相談窓口に連絡するようにしましょう。

食洗機は何年くらい使えるの?

毎日頑張って働いてくれる食洗機、いったいどのくらい使えるものなのか、気になりますよね。お客様からも「買い替えのタイミングっていつ頃かしら?」とよく聞かれます。

一般的に、ビルトイン食洗機の寿命の目安は、約10年と言われています。これは、設計上の標準使用期間として設定されている年数で、この期間は安全に使用できると想定されています。

が、これはあくまで目安です。

食洗機の実際の寿命は、

食洗機の寿命に影響する要因
使用頻度:
毎日3回使うご家庭と、1日1回のご家庭では、当然部品の消耗度合いが変わってきます。
お手入れの状況:
これまでご紹介してきたように、定期的なお手入れをしているかどうかで、寿命は大きく変わってきます。フィルター掃除などをしっかり行っている食洗機は、やはり長持ちする傾向にありますね。
水道水の質:
地域によっては水質が硬く、水アカが付着しやすい場合もあります。これも寿命に影響する要因の一つです。

こういった様々な要因によって、10年より早く不具合が出ることもあれば、10年以上元気に動いてくれることもあります。

買い替えを検討するサイン

10年を待たずとも、以下のような症状が頻繁に現れるようになったら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。

食洗機の交換サイン
エラーが頻繁に表示されるようになった
洗浄力が明らかに落ちた、汚れが残ることが増えた
運転中に今までしなかったような異音がする
ドアの閉まりが悪い、水が漏れてくる

また、製造終了から一定期間(パナソニックの場合は10年)が過ぎると、修理に必要な部品がなくなってしまうことがあります。

7〜8年経ってからの高額な修理は、費用をかけてもまた別の箇所が故障する可能性もあるため、新しいモデルへの買い替えを検討するのも賢い選択かもしれませんね。

総括:パナソニック食洗機の掃除とお手入れのポイント

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 食洗機のお手入れは残さいフィルターの掃除が基本中の基本
  • 卓上もビルトインも月に一度は庫内の拭き掃除をすると良い
  • 排水口や回転ノズルの汚れは洗浄力低下の原因になる
  • 月に1〜2回は洗剤を2倍入れて庫内洗浄(カラ洗い)を行う
  • お手入れコースは高温スチームで汚れを浮かせて洗浄する機能
  • 手洗い用の台所用洗剤は泡が大量発生するため絶対に使用しない
  • タブレット洗剤は残さいフィルターの上に置くのが正しい使い方
  • 汚れが多い日は洗剤を1.5〜2倍に増やすと効果的
  • 残さいフィルターの下の掃除はメーカー非推奨なので自己責任で行う
  • タンク式のお手入れには専用の庫内クリーナーを使用する
  • パナソニックの食洗機にクエン酸や重曹は使用不可
  • 水アカが気になる場合は純正の庫内クリーナーがおすすめ
  • エラーが頻発する場合でも自分で分解するのは絶対に避ける
  • 食洗機の寿命の目安は約10年だが使い方によって変わる
  • 定期的なお手入れが食洗機を長持ちさせる一番の秘訣

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