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オイルヒーターを買ってはいけない説は本当?電気代と暖まらない理由

ヒーター

最近、お店に立っていると「オイルヒーターって電気代が高いからやめたほうがいいの?」とか「全然暖まらないって聞いたんですけど」といった相談を毎日のように受けるんですよ。

冬の寒さが厳しくなると、オイルヒーターのように空気を汚さずにポカポカ暖まれる暖房器具は気になりますよね。

でも、ネットで検索すると「オイルヒーターは買ってはいけない」なんてネガティブな言葉が出てきて、不安になってしまう方も多いんじゃないでしょうか。

実は、この「買ってはいけない」という評判、半分は正解で半分は誤解なんです。
私自身も家電量販店で長く働いてきて、実際に購入して満足されているお客様と、逆に後悔してしまったお客様の両方を見てきました。

その違いは、ズバリ「使う環境」と「選び方」にあるんです。
ライフスタイルに合わない使い方をしてしまうと、確かに電気代の請求書を見て青ざめることになりかねません。

この記事では、そんな皆様の不安を解消するために、現場で培った知識とリアルな裏話を交えながら、オイルヒーターの真実について包み隠さずお話ししようと思います。

メリットだけでなく、デメリットやその対策、そして最近主流になりつつある「オイルレスヒーター」という新しい選択肢についても詳しく解説しますね。

これを読めば、あなたがオイルヒーターを選ぶべきか、それとも他の暖房器具にするべきかがはっきりと分かるはずです!

この記事のポイント
  • 電気代高騰の理由と節約術
  • 暖まらない原因は家の断熱性
  • 処分費用を安く抑える裏技
  • 速暖性の高いオイルレスに注目
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オイルヒーターを買ってはいけない|そのウワサと真実

クリーン家電ガイド:イメージ

ここでは、お店でもよくお客様からご相談いただく3つの大きな不安要素、つまり「電気代」「暖房能力」「処分」について、本当のところはどうなのかを深掘りしていきます。

ただの噂なのか、それとも事実なのか、しっかりと見極めていきましょう。

電気代が死ぬほど高いという噂の真相と対策

クリーン家電ガイド:イメージ

「オイルヒーターは電気代が死ぬほど高い」なんて噂、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。

正直に言いますね。これは残念ながら、半分以上は事実なんです。
エアコンのようなヒートポンプ式と違って、オイルヒーターは電気の力をそのまま熱に変える仕組みなので、エネルギー効率はどうしても劣ってしまうんですよ。

エアコンのヒートポンプ技術ではCOPが6を超える高性能機種もあるとされています。
(出典:環境省「環境白書 平成19年版」)

例えば、何も考えずに最強設定で一日中つけっぱなしにしていたら、翌月の電気代請求額を見て気絶しそうになるかもしれません。
実際に私のお客様でも、「先月の電気代が3万円を超えて家族会議になった」なんて嘆いていた方がいらっしゃいました。

でも、だからといって「絶対に使わないほうがいい」と決めつけるのはまだ早いですよ。

最近のモデルは本当に賢くなっています。
例えばデロンギのモデルなどは、設定温度に達すると自動的に出力を下げたり、オンオフを繰り返したりして、無駄な電力を使わないように制御してくれるんです。これをうまく活用しない手はありません。

電気代の目安を具体的に知りたい方は、オイルヒーターを1ヶ月つけっぱなしにした時の電気代とリスクも参考になります。

電気代を抑えるためのポイント

  • 窓際に置いて冷気をシャットアウトする(コールドドラフト対策)
  • 設定温度を低め(20℃前後)にする
  • エアコンで部屋を暖めてから、温度維持用として使う

特に「窓際に置く」というのは鉄則です。窓から入ってくる冷気を暖めることで、部屋全体の温度ムラをなくし、効率よく暖めることができるんですよ。

使い方の工夫次第で、電気代の恐怖はある程度コントロールできるんです。

全然暖まらないと感じる住宅環境と断熱性の関係

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次に多いのが「全然暖まらない」という不満の声です。これ、実はヒーター自体の性能が悪いというよりも、お家の環境とのミスマッチが原因であることがほとんどなんです。

お店でクレームに近い相談を受ける時も、よくよくお話を聞いてみると「あぁ、それは仕方ないかも…」と思うケースが多いんですよね。

オイルヒーターは、空気を直接暖めるのではなく、壁や床、そして人の体に熱を伝える「輻射熱」を利用しています。じわじわと陽だまりのような暖かさを作るのが得意なんですが、その反面、即効性はありません。

そして何より致命的なのが、断熱性の低い木造住宅や、隙間風の多い古い日本家屋との相性が最悪だということなんです。

もしお住まいが気密性の高いマンションや、最新の断熱基準で建てられた戸建てなら、魔法瓶のように熱を逃がさず、一度暖まれば少ない電力でポカポカを維持できます。

でも、熱がどんどん逃げていく環境だと、いくらフルパワーで運転しても「暖まらないのに電気代だけがかかる」という悲劇が起きてしまうんです。

設置場所のコツや部屋全体が温まるまでの対策をもっと深掘りしたい方は、オイルヒーターが暖かくない原因と部屋全体が温まる置き方と対策もあわせてチェックしてみてください。

こんな環境では要注意!

  • 築年数の古い木造住宅
  • 断熱材が入っていないお部屋
  • 窓が大きく、隙間風が入ってくる場所

カタログに書いてある「適用畳数」も、実はコンクリート住宅を基準にしていることが多いので注意が必要です。「8畳用」と書いてあっても、木造なら5畳くらいで考えたほうが無難ですよ。

このあたり、購入前にしっかり確認しておかないと、本当に後悔することになっちゃいます。

処分費用が高額で捨てにくいという誤解を解消

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これ、意外と見落としがちなんですが、買う前に絶対に知っておいてほしいのが「処分の問題」です。

「オイルヒーターを買ってはいけない」と言われる理由の一つに、「捨てるのが大変で処分費用が高い」というものがあります。確かに、中に入っているオイルの処理が面倒で、簡単には捨てられないイメージがありますよね。

実際、私たちのような家電量販店に持ち込んで処分をお願いすると、リサイクル料と運搬費などで7,000円以上かかってしまうこともあるんです。

「えっ、捨てるだけでそんなにかかるの?」って驚かれますし、買い替えならともかく、単純な処分のためにその出費は痛いですよね。

でも、ここで朗報です!
実はこれ、自治体の粗大ごみ回収を利用すれば、数百円で済むことがほとんどなんです。
例えば東京都新宿区の例で見ると、粗大ごみ手数料はたったの400円程度だったりします。この価格差、すごくないですか?

自治体での処分の流れや注意点を事前に知っておきたい方は、オイルヒーターの寿命と処分方法をまとめた解説も参考になりますよ。

処分方法 費用の目安 メリット・デメリット
家電量販店に依頼 約7,700円 持ち込むか取りに来てもらうだけ。楽だけど高い。
自治体の粗大ごみ 約400円〜 指定場所に出す手間はあるが、圧倒的に安い。

「オイルを抜かないといけないの?」と心配される方もいますが、多くの自治体ではそのまま粗大ごみとして出せることが多いです(※もちろん自治体によるので、必ず事前に確認してくださいね)。

この事実を知っているだけで、「もし使わなくなったらどうしよう」という不安がグッと軽くなるんじゃないでしょうか。「最悪、数百円で捨てられるなら試してみようかな」と思えるようになりますよね。

火事や火傷のリスクと安全性の実態を検証

小さなお子様やペットがいるご家庭で一番気になるのが、やっぱり「安全性」ですよね。

ストーブのように火を使わないから安全だとは聞くけれど、「本当に火事にならないの?」「触って火傷したりしない?」という心配は尽きないと思います。

ここに関しては、私としても自信を持って「他の暖房器具に比べて安全性は極めて高い」と言えます。

まず、火を使わないので、うっかりタオルが触れてしまったり、地震で転倒したりしても、すぐに火事になるリスクは非常に低いです。

それに、最近のモデルは表面温度も工夫されているんですよ。
昔のオイルヒーターは触ると「アチッ!」となるくらい熱くなるものもありましたが、最新機種、特にデロンギなどの上位モデルでは「表面温度約60℃」という設計が主流になっています。

60℃というと、一瞬触れたくらいでは火傷しにくい温度です。
もちろん、ずっと触り続けていれば低温火傷のリスクはゼロではありませんが、ストーブの熱源に触れるような危険性とは比べ物になりません。

チャイルドロック機能や転倒時自動オフ機能も標準装備されているものが多いので、安心感は段違いですよ。

ただし、コンセント周りには注意が必要です!オイルヒーターは消費電力が大きいので、タコ足配線などをするとコンセントが過熱して発火する恐れがあります。必ず壁のコンセントに直接挿して使ってくださいね。

赤ちゃんやペットがいる家庭で選ばれるメリット

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先ほどの安全性とも関わりますが、オイルヒーターが選ばれる最大の理由は、やっぱり「空気の質」を落とさないことに尽きると思います。

エアコンのように温風を出さないので、部屋のホコリやペットの毛を巻き上げることがありません。これ、ハウスダストのアレルギーがある方や、気管支が弱い赤ちゃんがいるご家庭にとっては、本当に大きなメリットなんです。

それに、温風が当たらないから肌や喉が乾燥しにくいというのも嬉しいポイントですよね。
冬場、エアコンをつけて寝ると朝起きた時に喉がカラカラ…なんて経験ありませんか?オイルヒーターなら、あの不快感から解放されるかもしれません。

動作音がほぼ無音なのも、赤ちゃんのお昼寝を邪魔しなくて良いですよ。
「静かすぎてついているか分からない」なんて言われることもありますが、それくらい静寂なんです。ペットオーナーのお客様からも、「猫がヒーターの近くで気持ちよさそうに寝てます」なんて微笑ましいお話を伺います。

コストや速暖性の面でデメリットはありますが、快適をお金で買うと考えれば、これほど優秀な暖房器具はないと私は思います。特に新生児がいる時期や、高齢のペットがいるご家庭には、心からおすすめしたい選択肢ですね。

オイルヒーターを買ってはいけない|後悔しない選び方

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ここまで読んで、「やっぱり我が家にはオイルヒーターがいいかも!」と思った方もいれば、「うーん、ちょっと迷うな…」という方もいるかもしれませんね。

ここからは、そんな迷いを断ち切るために、絶対に後悔しない選び方のコツを伝授しちゃいます。
最近は「オイルレス」という新しいタイプも出てきているので、そのあたりも含めてチェックしていきましょう。

デロンギなど人気メーカーの最新機能を比較

オイルヒーターといえば、やっぱり王道はイタリアのDe’Longhi(デロンギ)ですよね。
お店でも指名買いされる方が圧倒的に多いです。デロンギの良いところは、単に温めるだけでなく、使い勝手やデザインまで考え抜かれているところかなと思います。

例えば、先ほどお話しした「安全性」に関しても、デロンギの『ユニカルド』シリーズなどは、表面温度をしっかり60℃に抑える設計になっていて、小さなお子様がいるご家庭にはピッタリです。
ダイヤル式の操作部も直感的で使いやすいですし、何より置いてあるだけで絵になるデザインがおしゃれですよね。

一方で、日本メーカーのCORONA(コロナ)も負けていません。
コロナの『ノイルヒート』は、実はオイルを使っていないオイルレスヒーターなんですが、日本の住宅事情を知り尽くしたメーカーらしく、軽量で移動しやすく、操作パネルも見やすい日本語表示だったりと、細やかな配慮が光ります。
「やっぱり日本製が安心」という方には、コロナをおすすめすることが多いですね。

各社とも、Wi-Fi対応でスマホから操作できるモデルや、より細かい温度設定ができるモデルなど、どんどん進化しています。「どれも同じ」と思わずに、自分にとって必要な機能は何か(安全性?操作性?デザイン?)を優先順位付けして選ぶのがポイントですよ。

速暖性が高く軽量なオイルレスヒーターという選択

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ここで皆様にどうしても知っておいていただきたいのが、最近話題の「オイルレスヒーター(ノンオイルヒーター)」という選択肢です。

「オイルヒーターを買おうとしてるのに、オイルレス?」と思われるかもしれませんが、これこそが「オイルヒーターの弱点を克服した進化形」なんですよ。

従来のオイルヒーターは、中のオイルを温めるのに時間がかかるため、部屋が暖まるまでに30分〜1時間くらいかかっていました。
でも、オイルレスヒーターは、オイルの代わりに空気を直接温めたり、熱伝導率の高い金属を使ったりするので、立ち上がりが圧倒的に早いんです!

さらに、オイルが入っていない分、驚くほど軽いのも特徴です。
掃除の時にちょっと動かしたい時とか、別の部屋に移動させたい時に、この軽さは本当に助かります。そして何より、将来的に処分する時も、中身のオイルを気にする必要がないので気が楽ですよね。

代表的なのは、デロンギの『マルチダイナミックヒーター』や、ディンプレックスの『オイルフリーヒーター』などです。

お値段は従来のオイルヒーターより少し高めになることが多いですが、「すぐに暖まりたい」「軽いほうがいい」という方には、絶対にこちらのタイプがおすすめです。

注目のオイルレスヒーター

  • 「デロンギ」 マルチダイナミックヒーター ソラーレ:Wi-Fi対応で外出先からも操作可能。最強の快適性。
  • 「ディンプレックス」 オイルフリーヒーター B06:コスパ優秀。オイルレスの良さを手頃な価格で。

電気代を節約するエコモードや運転設定の活用

「良いのは分かったけど、やっぱり電気代が…」という方のために、具体的な節約機能の使い方をお話ししますね。

最近の機種についている「エコモード」や「ECO運転」、これは飾りじゃありません。
絶対に活用してください!

この機能、メーカーによって仕組みは少し違いますが、基本的には「設定温度より少し控えめに運転する」とか「無駄な暖めすぎを防ぐために自動で出力を調整する」といったことをやってくれます。

これを使うだけで、通常運転時と比べて20%〜30%も節電できるというデータもあるくらいなんです。

あと、意外と重要なのが「タイマー機能」の活用です。
例えば、起床時間の1時間前にオンになるようにセットしておけば、布団から出る頃にはポカポカ。
逆に、出かける1時間前にはオフにするようにセットしても、オイルヒーター(特に気密性の高い部屋)なら余熱でしばらく暖かいので問題ありません。

Wi-Fi対応モデルなら、帰宅前にスマホからオンにしておくこともできますよね。
「つけっぱなし」が一番電気代を食うので、必要な時だけ賢く使う。これがオイルヒーターとお財布に優しく付き合うコツですよ。

部屋の広さや気密性に合った適用畳数の確認

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機種選びで一番失敗しやすいのが、この「適用畳数」の勘違いです。さっきも少し触れましたが、カタログに書いてある「8畳〜10畳」というのは、あくまで条件が良い部屋(コンクリート住宅など)での話だと思ってください。

もしあなたのお家が木造だったり、築年数が経っていたりする場合は、ワンランク上のサイズを選ぶことを強くおすすめします。

例えば、6畳の部屋で使うなら、8畳〜10畳用のモデルを選ぶ感じです。
パワーに余裕がないと、常にフル稼働することになってしまい、電気代が跳ね上がる上に「暖まらない」という最悪の結果になりかねません。

「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、オイルヒーターに関してはまさにその通り。
本体価格は少し高くなりますが、無理して稼働させるより結果的に電気代も安く済みますし、何より快適さが全然違います。

ここだけはケチらずに、余裕のあるスペックを選んでくださいね。

掃除のしやすさと定期的なメンテナンスの重要性

最後に、忘れちゃいけないのがお手入れの話です。オイルヒーターって、フィンの形が複雑で、隙間にホコリが溜まりやすいんですよね。ここにホコリが溜まると、見た目が悪いだけでなく、熱の放出が妨げられて暖房効率が落ちてしまいます。

つまり、ホコリのせいで電気代が無駄にかかってしまう可能性があるんです。

でも、あの狭い隙間を掃除するのって結構大変そうですよね。そこで私が個人的に激推ししているのが、シャークのハンディクリーナーです。

特に『Shark EVOPOWER EX』というシリーズは吸引力がすごいですし、付属の隙間用ノズルが優秀なんです。

これを使えば、フィンの間のホコリも「シュッ」と一発で吸い取れます。コードレスでサッと使えるので、気になった時にすぐ掃除できるのがいいんですよね。デザインもスタイリッシュなので、オイルヒーターの横に置いておいても違和感がありません。

定期的にホコリを取るだけで、ヒーターの効きも良くなるし、焦げ臭いにおいも防げます。長く快適に使うためにも、ぜひメンテナンスのしやすさや道具も一緒に考えてみてくださいね。

オイルヒーターを買ってはいけない人の特徴まとめ

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ここまで色々と本音でお話ししてきましたが、最後にあらためて「オイルヒーターが向いていない人」と「向いている人」を整理しておきたいと思います。

決して安い買い物ではないので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて判断してみてください。

特徴 オイルヒーターの相性 アドバイス
すぐに部屋を暖めたい人 × 向いていない エアコンやファンヒーターとの併用、または速暖性の高い「オイルレス」を検討してください。
断熱性の低い木造住宅に住んでいる人 × 向いていない 熱が逃げてしまい効果が出にくいです。他の暖房器具をおすすめします。
電気代をとにかく安く抑えたい人 △ 工夫が必要 使い方次第ですが、他の暖房器具より高くなる覚悟は必要です。
赤ちゃんやペットがいる人 ◎ すごくおすすめ 安全性、空気のきれいさ、静音性は最強です。メリットがコストを上回ります。
ハウスダストや乾燥が気になる人 ◎ すごくおすすめ 風が出ないので快適さが段違いです。喉や肌の調子も良くなるかも。

結論として、「オイルヒーター 買ってはいけない」というのは、あくまで「環境や目的に合わない人が買うと後悔する」という意味なんです。逆に言えば、条件さえ合えば、これほど快適で優しい暖房器具は他にありません。

もしあなたが、「少し電気代がかかってもいいから、家族のために安全でクリーンな空気が欲しい」と思っているなら、オイルヒーター(特に最新のオイルレスモデル)は最高のパートナーになるはずですよ!

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