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オイルヒーターの電気代はやばい?高すぎる理由と安くする裏ワザ!

ヒーター

「オイルヒーターを買いたいけど、電気代が怖い…」
「先月の電気代の請求を見て、思わず二度見してしまった…」
そんな経験、ありませんか?

お店でも、オイルヒーターを検討されているお客様から一番よく聞かれるのが、「やっぱり電気代、高いですよね?」というご質問なんです。

あの陽だまりのような暖かさは本当に魅力的なんですが、使い方を間違えると、本当にびっくりするような請求額になってしまうこともあります。

でも、安心してください。
実はちょっとした工夫や選び方で、その「やばい」状況は回避できるんですよ。

今回は、家電量販店で働いている私が、2025年の最新事情やリアルな試算をもとに、オイルヒーターの電気代の真実と、賢い付き合い方を徹底的に解説しちゃいます。

エアコンとの違いや、具体的な節約グッズも紹介するので、冬の暖房費にお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

これを読めば、オイルヒーターの電気代におびえることなく、快適な冬を過ごせるようになりますよ!

この記事のポイント
  • エアコンより電気代は確実に高くなる
  • 24時間稼働で月2万円超えのリスク
  • 窓際設置と断熱でコストは下がる
  • 就寝時専用での使用が最も効率的
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オイルヒーターの電気代はやばいのかを検証

クリーン家電ガイド:イメージ

まずは、皆さんが一番気になっている「実際のところ、いくらかかるの?」という疑問にズバリお答えしていこうと思います。

ここでは、具体的な数字や他の暖房器具との比較を通じて、オイルヒーターのコスト構造を丸裸にしちゃいます。

他の暖房器具とオイルヒーターの電気代比較

お店でお客様とお話ししていると、「オイルヒーターって、エアコンと比べてどれくらい高いの?」とよく聞かれます。

正直に申し上げますと、経済的な面だけで見れば、エアコンの圧勝なんです。
ちょっとショッキングかもしれませんが、2025年現在の電気料金単価(約31円/kWh)で計算してみると、その差は歴然としています。

例えば、同じようにお部屋を暖めようとした場合、エアコン(ヒートポンプ)は「熱を移動させる」仕組みなので、少ない電力で大きな熱を生み出せます。一方で、オイルヒーターは「電気で熱を作る」仕組み(抵抗加熱)なので、使った電気の分しか熱になりません。

物理的な効率で言うと、エアコンはオイルヒーターの約5倍も効率が良いと言われているんです。
これは、100の電気を使って、エアコンなら500の暖かさを出せるのに、オイルヒーターは100しか出せない、というイメージです。

具体的な数字で見てみましょう。
8畳のお部屋を暖める場合、エアコンなら1時間あたり約12円〜25円程度で済むことが多いですが、オイルヒーターを強モード(1200W)で運転し続けると、1時間あたり約37.2円もかかってしまいます。

1ヶ月(1日8時間使用)で換算すると、エアコンが4,000円〜6,000円程度なのに対し、オイルヒーターだと条件によっては9,000円近く、あるいはそれ以上になることも。

「倍近く違う」というのは、家計にとってかなり大きなインパクトですよね。

暖房器具 1時間あたりのコスト 特徴
エアコン 約12.4円〜24.8円 省エネ最強。でも乾燥しやすい。
オイルヒーター 最大 約37.2円 空気きれい&静か。コストは高め。
電気ストーブ 約31.0円 すぐ暖かいけど部屋全体は苦手。

「じゃあ、オイルヒーターなんて買わない方がいいの?」と思われるかもしれませんが、そうとも言い切れません。

風が出ないからホコリが舞わない、乾燥しにくい、音が静かといった、エアコンにはない素晴らしいメリットがあるからです。

この「快適さ」に対して、差額の電気代を払う価値があるかどうか、というのがポイントになってくるかなと思います。

オイルヒーターとパネルヒーターの違い

「オイルヒーターとパネルヒーター、見た目が似てるけど何が違うの?」というのも、よくあるご質問ですね。

お店の売り場でも隣同士に並んでいることが多いので、迷ってしまうのも無理はありません。
実はこの二つ、暖め方の仕組みにちょっとした違いがあるんです。

オイルヒーターは、その名の通り本体の中に「難燃性オイル」が入っていて、それを電気で温めて循環させることで、本体全体(フィン)から熱を出します。一度オイルが温まると冷めにくいので、電源を切った後もしばらく余熱で暖かいのが特徴です。

ただ、冷たいオイルを温めるまでに時間がかかるので、スイッチを入れてからお部屋が暖まるまで、30分から1時間くらいかかってしまうことも。
「なかなか暖まらないなぁ」と思っているうちに、電気代だけがかさんでしまう…なんてこともあり得ます。

一方、パネルヒーターは、内部の電気ヒーターユニットが直接パネルを温めて放熱します。オイルが入っていない分、本体が軽くて薄いのが大きなメリットですね。
速暖性はオイルヒーターより少し高いものが多いですが、電源を切るとすぐに冷えてしまうのが弱点です。

電気代に関しては、正直なところ「どちらも電気で熱を作る」仕組み(抵抗加熱)なので、同じ消費電力(ワット数)なら電気代はほぼ同じです。
ただ、パネルヒーターの方が、トイレや脱衣所などの狭いスペースを短時間暖めるような使い方が得意な機種が多い印象ですね。

電気代や選び方をさらに詳しく知りたい方は、オイルヒーターとパネルヒーターの違いと選び方を詳しく解説した記事も参考にしてみてください。

お店でのアドバイス

リビングや寝室で長時間じっくり暖まりたいなら「オイルヒーター」、脱衣所などで持ち運んでサッと使いたいなら「パネルヒーター」という選び方がおすすめですよ。

オイルヒーターとオイルレスヒーターはどっちがいいか

最近、売り場で注目を集めているのが「オイルレスヒーター」です。
「えっ、オイルヒーターからオイルを抜いちゃったの?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、まさにその通りなんです。

デロンギの「マルチダイナミックヒーター」などが有名ですが、これは内部にオイルを使わず、金属のモジュールを直接温める新しい技術を使っています。

これ、何がすごいかと言うと、「速暖性」と「コントロールの正確さ」なんです。
従来のオイルヒーターの弱点だった「暖まるまでの遅さ」が劇的に改善されていて、約2倍の速さで部屋を暖められる機種もあります。

しかも、温度制御がものすごく緻密なので、設定温度に達したら無駄な加熱をピタッと止めてくれるんです。
古いオイルヒーターだと、暖まりすぎてもしばらく熱いままで、その分電気代が無駄になりがちだったんですが、オイルレスヒーターならその「無駄」を徹底的にカットできます。

実際、デロンギのデータによると、旧来のオイルヒーターに比べて電気代を約63%も節約できる(エコ運転時)というデータもあるくらいです。

ただし、デメリットもあります。

それは「本体価格が高い」こと。
一般的なオイルヒーターが1〜2万円台で買えるのに対し、オイルレスヒーターは5万円〜9万円近くすることも珍しくありません。

初期費用(イニシャルコスト)は高いけれど、長く使って毎月の電気代(ランニングコスト)を安く抑えるか、安く買って電気代を気にするか。
ここが「どっちがいいか」の分かれ道になりますね。

私個人的には、リビングなどで長時間使う予定なら、思い切ってオイルレスヒーターを選んだ方が、結果的にお得で満足度も高いかなと思います。
「DeLonghi(デロンギ) マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル」なんかは、スマホで外から操作もできて本当に便利ですよ。

24時間つけっぱなしにした時の電気代

クリーン家電ガイド:イメージ

さて、ここからが一番怖い話かもしれません。

「オイルヒーターはつけっぱなしにした方が効率が良い」なんて噂を聞いたことはありませんか?
確かに、壁や床が冷え切る前に温度を維持するのは理にかなっているんですが、それを安易に信じて「24時間つけっぱなし」にすると、請求額がとんでもないことになる可能性があります。

2025年の電気代単価(31円/kWh)でシミュレーションしてみましょう。

もし、断熱性がそれほど高くない木造住宅などで、寒さを防ぐために強モード(1200W)に近い状態でヒーターが頑張り続けてしまった場合…

計算上、1時間で約37.2円。
これを24時間続けると、1日で約892円。

なんと、1ヶ月(30日)で約26,784円にもなってしまうんです!

これ、エアコンや他の家電の電気代は入っていません。オイルヒーター1台だけでこの金額です。
巷で「やばい」と言われるのは、まさにこのケースなんですよね。

もちろん、最近の住宅は断熱性が高いので、設定温度を20℃くらいにしておけば、サーモスタット(温度調節機能)が働いて、実際の稼働率は下がります。
高断熱住宅で稼働率が40%程度で済んだとしても、月額1万円オーバーは覚悟が必要です。

「つけっぱなし」にするなら、絶対に「建物の断熱性能」とセットで考えないといけません。
古い木造アパートなどでこれをやってしまうと、熱がどんどん外に逃げていくだけで、まさに「穴の空いたバケツに水を入れ続ける」ような状態になってしまいます。

冬の燃料調整費に注意!

電気代には「燃料費調整額」が加算されます。冬場はこれが高騰しやすく、実質単価が35円〜40円になることも。そうなると、月3万円超えも現実味を帯びてきます。本当に気をつけてくださいね。

デロンギのオイルヒーターにかかる電気代

オイルヒーターといえば、やっぱりイタリアのブランド「DeLonghi(デロンギ)」が圧倒的な人気ですよね。デザインもおしゃれで、私も大好きです。

でもブランド品だからといって、魔法のように電気代が安くなるわけではありません。
基本的には先ほど計算した通り、消費電力に応じた電気代がかかります。

ただ、デロンギの最新機種には、電気代を抑えるための賢い機能がたくさん搭載されているんです。

例えば、「ECO運転モード」
ボタンひとつ押すだけで、設定温度より少し控えめに運転してくれて、約20%の節電効果があると言われています。これ、地味ですが結構効きます。

さらに、上位機種の「マルチダイナミックヒーター」なら、秒単位で温度をコントロールして無駄な加熱を防いでくれます。
実際に使っているお客様からは、「以前の古いモデルから買い替えたら、暖かさは変わらないのに電気代が目に見えて下がった」という声をいただくことも多いんですよ。

デロンギを選ぶなら、本体価格の安さだけで選ばず、こういった「省エネ機能」がついているかどうかをしっかりチェックするのがポイントです。

目安として、スタンダードなモデル(アミカルドなど)で10畳の部屋を1日8時間使った場合、設定温度や環境にもよりますが、月額で大体8,000円〜15,000円くらいを見ておくと良いかもしれません。

決して安くはありませんが、あの「ホテルのような上質な暖かさ」を手に入れるためのコストと考えれば、納得できる方も多いのではないでしょうか。

オイルヒーターの電気代がやばい理由と対策

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ここまで読んで、「やっぱり電気代が高そうで怖い…」と思ってしまった方もいるかもしれません。でも、オイルヒーターには他には代えがたい魅力があるのも事実。

ここからは、なぜそんなに電気代がかかってしまうのかという根本的な理由と、それをカバーして賢く使うための具体的なテクニックをご紹介します。私自身も実践している方法を含め、家電のプロならではの視点でお伝えしますね。

つけっぱなしで寝るときの電気代と快適性

オイルヒーターが本領を発揮するのは、なんといっても「就寝時」です。
エアコンをつけて寝ると、朝起きた時に喉がカラカラに乾いて痛かったり、ファンの音が気になったりしませんか?

オイルヒーターなら、風が出ないので喉にも肌にも優しく、音もほぼ無音。朝までぐっすり眠れるという点では、これ以上の暖房器具はないと断言できます。

気になる電気代ですが、寝ている間(例えば8時間)だけの使用なら、そこまで「やばい」ことにはなりません。寝室はドアを閉め切ることが多いですし、布団に入ってしまえば設定温度は16℃〜18℃くらいでも十分暖かいからです。

この条件なら、稼働率も下がって1日あたり150円〜200円程度、月額でも4,000円〜6,000円くらいに収まることが多いです。「質の高い睡眠への投資」として考えれば、月5,000円は決して高くないと思いませんか?

さらに節約するなら、「タイマー機能」をフル活用しましょう。
寝ついてから1時間後にOFF、起きる1時間前にON、という設定にすれば、稼働時間を大幅に減らせます。オイルヒーターは余熱があるので、切れてもしばらくは暖かいですからね。

最近の機種はアプリで細かくスケジュール設定できるものも多いので、自分の生活リズムに合わせてカスタマイズするのがおすすめです。

オイルヒーター使用時の火事リスクと予防策

「火を使わないから安全」というのがオイルヒーターの最大の売りですが、実は完全にリスクゼロというわけではありません。悲しいことに、使い方の間違いによる火災事故は毎年報告されているんです。

特に一番多い原因、なんだと思いますか?
それは、「ヒーターの上で洗濯物を乾かす」ことなんです。

「タオルをかけるとすぐ乾いて加湿にもなるし…」なんて、ついやりたくなってしまいますよね。
でもこれ、絶対にNGです!

ヒーターの表面温度は60℃〜80℃くらいですが、布で覆ってしまうと熱が逃げ場を失って内部に蓄積し(蓄熱)、異常な高温になって発火してしまうんです。

実際に、消費者庁が公表している重大製品事故情報でも、電気ストーブ(オイルヒーター)に関連した火災事故が複数報告されています。
(出典:消費者庁「電気ストーブ(オイルヒーター)で火災等」)

対策はシンプル。
「ヒーターの上や周りには絶対に物を置かない」これだけは守ってくださいね。

もう一つのリスクは、電源プラグの「トラッキング現象」や、タコ足配線による過熱です。
オイルヒーターは消費電力が大きい(最大1200W〜1500W)ので、延長コードを使うと容量オーバーでコードが溶けたり発火したりする危険が高いんです。必ず「壁のコンセントに直接挿す」のが鉄則です。

また、シーズンオフにフィンの隙間に溜まったホコリが原因で発火することもあるので、使い始めの掃除は本当に大事ですよ。

安全に使うための3つの約束

  • 衣類やタオルを絶対にかけない
  • 延長コードを使わず壁コンセントを使う
  • フィンの隙間のホコリを掃除する

電気代が1番かからない暖房器具

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「じゃあ結局、一番電気代がかからない暖房器具って何なの?」
これ、本当によく聞かれる究極の質問です。

答えは、使い方のシーンにもよりますが、部屋全体を暖めるなら間違いなく「エアコン」です。そして、局所的に自分だけ暖めるなら「こたつ」「電気毛布」が最強のコスパを誇ります。

こたつや電気毛布は、消費電力が数十ワット〜数百ワット程度と非常に低く、1時間あたりの電気代も数円レベル。「一人の時はこたつに入って、エアコンは設定温度を低めにする」これが節約の王道パターンですね。

でも、これだと「部屋全体の空気」は冷たいままだったり、こたつから出られなくなったり(笑)しますよね。

古いこたつの電気代やつけっぱなし運転の注意点を詳しく知りたい方は、古いこたつの電気代と節約・安全対策を解説した記事もあわせて読んでみてください。

そこで私がおすすめしたい「第3の道」が、「エアコンとオイルヒーターのハイブリッド使い」です。

最初の30分〜1時間は、得意なエアコンで一気に部屋を暖めます。
部屋が暖まったらエアコンを消して(あるいは弱めて)、オイルヒーターに切り替えて温度を維持(キープ)するんです。こうすれば、オイルヒーターの苦手な「立ち上がりの電気代」をカットしつつ、エアコンの苦手な「乾燥や風の不快感」も防げます。

「電気代が一番かからない」のはエアコンですが、「快適さと電気代のバランスが一番いい」のは、この組み合わせ技かもしれませんよ。

電気代が安いおすすめのオイルヒーター

最後に、少しでも電気代を抑えたい方におすすめのモデルをいくつかご紹介しますね。
選ぶポイントは、「エコ機能の有無」と「部屋の広さに合ったサイズ選び」です。

まず、ハイスペックで節電効果を狙うなら、先ほども触れた「デロンギ マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル」

初期投資はかかりますが、長期的に見れば電気代の差額で元が取れる可能性が高いです。アプリで管理できるので、「消し忘れ」という一番の無駄も防げます。

もう少し手頃な価格で探しているなら、「アイリスオーヤマ ウェーブ型オイルヒーター」も優秀です。

フィンの形状をウェーブ型にして表面積を増やし、熱効率を上げているのが特徴。室温に合わせて出力を自動調整するエコモードも搭載されているので、コスパ重視の方にはぴったりです。

また、見落としがちなのが「サーキュレーター」との併用です。

オイルヒーターの熱は天井に溜まりがちなので、サーキュレーターで空気を撹拌(かくはん)してあげると、部屋全体が効率よく暖まります。これにより、設定温度を1〜2℃下げても暖かく感じるようになるので、結果的に電気代が安くなるんです。

「アイリスオーヤマ サーキュレーターアイ DC JET」のように、静かで省エネなDCモータータイプと一緒に使うのがおすすめですよ。

まとめ:オイルヒーターの電気代がやばい

ここまで、オイルヒーターの電気代について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?

結論として、「オイルヒーターの電気代はやばい」というのは、何も対策せずに使った場合には真実です。物理的にエアコンより効率が悪いのは変えられない事実ですからね。

でも、「やばい」からと言って避けてしまうのはもったいないくらい、オイルヒーターには魅力があります。ホコリが舞わないクリーンな空気、喉が痛くならない優しさ、そして静寂。これらは、お金には代えられない「生活の質(QOL)」を確実に上げてくれます。

状況 対策ポイント
設置場所 必ず窓際に置く(冷気の侵入をブロック)
住宅環境 窓に断熱シートなどを貼り、熱を逃がさない
運用方法 エアコンで急速暖房し、オイルヒーターで維持
就寝時 タイマーを活用し、必要な時間だけ稼働

窓際に置いて冷気をシャットアウトしたり、100円ショップの断熱シートで窓の断熱性を高めたりするだけでも、電気代は驚くほど変わります。

「電気代が高い」というデメリットを、工夫と知恵でカバーしながら、オイルヒーターならではの極上の暖かさを楽しんでいただけたら嬉しいです。

今年の冬は、賢く使って、心も体もポカポカに過ごしましょうね!

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