マキタのコードレス高圧洗浄機が気になっているけれど、本当に買う価値があるのか迷っていませんか?
家電量販店で働いている私のところにも、マキタの高圧洗浄機について多くのお客様からご相談をいただきます。
特によく聞かれるのが、壊れやすいという噂は本当なのか、水道直結でも使えるのか、価格に見合った性能があるのかといった疑問です。また、バッテリーの持ち時間や洗車での実際の使い心地、どのおすすめモデルを選べばいいのかも気になるポイントですよね。
確かにマキタのコードレス高圧洗浄機は決して安い買い物ではありませんし、購入前にはしっかりと特徴やデメリットを理解しておきたいものです。コードレスならではの利便性はとても魅力的ですが、従来のコード式と比べてパワーや使い勝手はどうなのでしょうか。
この記事では、実際にお客様から寄せられたリアルな口コミや評判をもとに、マキタコードレス高圧洗浄機の耐久性、性能、コストパフォーマンスについて詳しく解説します。
購入を検討している方が知っておくべきメリットとデメリット、そして用途に応じた最適なモデル選びのポイントまで、包括的にお伝えしていきますね。
マキタコードレス高圧洗浄機の口コミ評判

- 壊れやすいって本当?耐久性の評価
- 洗車で使った時のリアルな感想は?
- バッテリーの持ち時間はどのくらい?
- 気になる価格とコストパフォーマンス
- 静音性やパワーに関するレビュー
- 標準付属品とノズルの使い勝手
まずは、皆さんが一番気になっているであろう「実際のところ、どうなの?」という口コミや評判について、詳しくご紹介していきますね。
お店でも本当にいろいろな声を聞きますので、ぜひ参考にしてみてください。
壊れやすいって本当?耐久性の評価
「マキタの製品はプロ用で頑丈なイメージがあるけど、高圧洗浄機はどうなの?」「すぐに壊れたりしない?」こんな質問、お店でも本当によくいただきます。
結論から言うと、マキタの高圧洗浄機が特別壊れやすいということはないと思います。むしろ、他メーカーの同価格帯の製品と比べても、作りがしっかりしているという印象ですね。お客様からも「やっぱりマキタは安心して使える」という声をよく聞きますよ。
もちろん、機械なので絶対に故障しないわけではありません。「接続部分から水漏れが…」とか「付属品のノズルが壊れた」といった話もたまに耳にします。ただ、よくよくお話を聞いてみると、パッキンの付け方が甘かったり、推奨されていない使い方をしていたりと、少しの注意で防げるケースがほとんどなんです。
故障を防ぐためのポイント
マキタの高圧洗浄機を長く使うためには、基本的なメンテナンスがとても大切です。特に使用後の水抜きは必ず行ってくださいね。冬場に内部の水が凍結すると、ポンプが破損する一番の原因になってしまいます。また、フィルターの定期的な掃除も、性能を維持するためには欠かせないポイントですよ。
また、マキタはアフターサービスがしっかりしているのも嬉しいポイント。全国に営業所があるので、万が一の時も相談しやすいんです。正しい使い方とメンテナンスを心がければ、長く付き合える頼もしいパートナーになってくれるはずです。
たまに初期不良かな?というケースもありますが、その場合はすぐに購入したお店やメーカーに相談するのが一番です。安心して使うためにも、保証書は大切に保管しておいてくださいね。
ですから、「壊れやすいかも…」という心配はあまりしなくても大丈夫。それよりも、どこでどんな風に使いたいかをイメージして、自分にピッタリのモデルを選ぶことの方がずっと大切だと思います。
洗車で使った時のリアルな感想は?
マキタのコードレス高圧洗浄機を買う方の目的で、圧倒的に多いのが「洗車」なんです。「コイン洗車場に行くのは時間もお金もかかるし、自宅で手軽に済ませたい!」という方に、本当にぴったりなんですよね。
お客様から一番よく聞く感想は、「コードがないだけで、こんなに洗車が楽になるなんて!」という感動の声です。車の周りをぐるぐる移動してもホースが絡まったり、コードの長さを気にしたりする必要がないので、ストレスが全然違うみたいですね。特に、電源が遠い駐車場に車を停めている方からは絶大な支持を得ています。
パワーについては、「エンジン式の高圧洗浄機みたいに、こびり付いた頑固な泥汚れを根こそぎ吹き飛ばす!…とまではいかないけど、普段の洗車ならこれで十分すぎる」という声がほとんどです。黄砂や花粉、ちょっとした泥はねくらいなら、気持ちよく洗い流せますよ。
むしろ、パワーが強すぎないので、車の塗装を傷める心配が少ないという点をメリットに感じる方も多いんです。
標準で付いてくる「フォームノズル」を使えば、洗剤をきめ細かい泡にして車全体に吹き付けることができます。これを使うと、まるで洗車専門店のようになった気分で、すごく楽しいですよ!
また、別売りの「ホイール用ブラシ」を併用すれば、面倒なホイールの洗浄も効率的に進められます。

洗車におすすめのノズルは?
洗車で一番使いやすいのは「バリオスプレーランス」や「5in1ノズル」の中角モード(15°や25°)ですね。水圧を調整しながら広範囲に水を噴射できるので、ボディ全体の汚れを効率よく流すのに最適です。

逆に、直射モード(0°)は水圧が強すぎて塗装を傷つける可能性があるので、タイヤハウスの頑固な汚れなど、限定的な使い方にするのがおすすめです。
このように、マキタのコードレス高圧洗浄機は、手軽さと十分なパワーで、週末の洗車を格段に楽しく、そして効率的にしてくれるアイテムだと言えます。準備や後片付けの手間を考えると、もうコード付きのモデルには戻れないかもしれませんね。
バッテリーの持ち時間はどのくらい?
コードレスタイプの製品で一番気になるのって、やっぱり「バッテリーの持ち時間」ですよね。せっかく洗浄を始めても、すぐにバッテリーが切れてしまったらガッカリです。
マキタの高圧洗浄機は、使用するバッテリーの種類や運転モードによって、連続使用時間が変わってきます。一番人気の18Vシリーズの主力モデル「MHW080D」を例に見てみましょう。
このモデルは18Vバッテリーを2本使って36Vで駆動するハイパワータイプです。
モード | 公式の連続運転時間 | 実際の使用感の目安 |
---|---|---|
標準モード (5.5MPa) | 約15分 | ミニバン1台の洗車がギリギリ終わるくらい |
静音モード (3.0MPa) | 約34分 | ベランダや網戸の掃除など、じっくり作業できる |
お客様からの声で一番多いのは、「標準モードだと、思ったより早くバッテリーがなくなる」というものです。
公式サイトでは「ミニバン1台の洗車が可能」とありますが、これはかなり手際よく作業した場合の話。じっくり丁寧に洗車したい方だと、途中でバッテリーが切れてしまう可能性はありますね。
もし、すでにマキタの18Vシリーズの工具を持っていて、バッテリーを複数お持ちなら、充電済みの予備を用意しておくと安心です。持っていない場合は、本体とバッテリー2個、充電器がセットになったモデル(MHW080DPG2など)を選ぶか、予備バッテリーを追加で購入することをおすすめします。

一方で、静音モードはパワーが少し落ちる代わりに、かなり長く使えます。玄関周りのタイル掃除や、網戸の洗浄、お墓の掃除など、それほど強い水圧を必要としない場面では、静音モードをメインで使うとバッテリーの消費を抑えられて良いですよ。
マキタのバッテリーは残量表示ランプが付いているので、「あとどれくらい使えるかな?」というのが一目でわかるのが、地味に便利なポイントなんです。作業の計画が立てやすいですよね。
まとめると、洗車などパワーが必要な作業を長時間したい場合は、予備バッテリーがあった方が安心。ちょっとしたお掃除なら、静音モードをうまく活用すれば、1回の充電でも十分作業できる、といった感じでしょうか。
ご自身の使い方をイメージして、バッテリー計画を立ててみてくださいね。
気になる価格とコストパフォーマンス
マキタのコードレス高圧洗浄機、便利そうなのはわかったけど、「お値段が高いんじゃないの?」と心配される方も多いと思います。確かに、ホームセンターで売られている安価なコード式の高圧洗浄機と比べると、初期投資は高めになりますね。
例えば、一番人気の18Vバッテリーを2本使う「MHW080DZK」(本体・ケースのみ)は、実売価格で5万円前後のことが多いです。これに加えて、バッテリーと充電器を持っていない場合は、別途購入する必要があるため、合計で8万円以上になることもあります。
「やっぱり高い…」と感じるかもしれませんが、ここで考えてみてほしいのがコストパフォーマンスです。
マキタ製品を持つことの価値
一番のポイントは、バッテリーの互換性です。
マキタは18Vシリーズだけでも350モデル以上の製品があります。高圧洗浄機のために購入したバッテリーを、草刈り機やインパクトドライバー、掃除機、さらにはアウトドアで使える保冷温庫など、様々な製品で使い回せるんです。
一度マキタのバッテリー資産を築いてしまえば、次に別の製品が欲しくなった時は本体のみの購入で済むので、結果的にすごく経済的なんですよね。
すでにマキタの18Vバッテリーをお持ちの方にとっては、本体のみ(型番の末尾が「Z」のもの)を購入すればいいので、かなりお得にコードレス高圧洗浄機を導入できます。これは大きなメリットですよね!
また、耐久性やアフターサービスの充実度も価格に含まれていると考えることができます。安価な製品を何度も買い替えるよりも、信頼性の高い製品を長く大切に使う方が、トータルで見てお得になる可能性は高いと思います。
お店でも、「最初は高いと思ったけど、バッテリーを他の工具と共有できるから、結果的に安くついたよ」というお客様の声は本当に多いんです。マキタ沼なんて言われますけど、それだけ満足度が高いということの裏返しなんじゃないでしょうか。
もちろん、単純に「高圧洗浄機能」だけが必要で、他にマキタ製品を使う予定がないという方にとっては、割高に感じられるかもしれません。しかし、今後の拡張性や製品の信頼性、そして何より「いつでもどこでも使える」という利便性を考えると、十分に価格に見合った価値がある製品だと私は思います。
静音性やパワーに関するレビュー

高圧洗浄機を使う上で、パワーと同じくらい気になるのが「運転音」じゃないでしょうか。特に住宅街で使う場合は、ご近所への配慮も必要ですよね。
従来のエンジン式や、パワフルなコード式高圧洗浄機は「ギュイーン!」というかなり大きなモーター音がするのが当たり前でした。私も昔、実家で使っていたものは、昼間でも使うのが少しはばかられるくらいの音量だった記憶があります。
その点、マキタのコードレス高圧洗浄機は、お客様からも「思ったより全然静か!」という良い評判をよく聞きます。
もちろん無音ではありませんが、掃除機やドライヤーと同じくらいの音の大きさ、というイメージが近いかもしれません。これなら、早朝や夜間を避ければ、常識的な範囲で気兼ねなく使えるレベルだと思います。
特に、18V×2=36Vモデルの「MHW080D」や、40Vmaxモデルの「MHW001G」に搭載されている「静音モード」は、とても優秀です。標準モードと比べて水圧は少し下がりますが、その分モーターの回転数が抑えられ、体感的にかなり静かになります。
ベランダや網戸の掃除など、そこまで強い水圧が必要ない場面では、この静音モードが本当に重宝しますよ。
パワーは十分?
音の次はパワーですよね。「コードレスだと水圧が弱いんじゃないの?」という心配もよく聞かれます。
結論から言うと、家庭で使う一般的な用途であれば、十分すぎるほどのパワーがあります。
例えば、車のボディについたホコリや花粉、玄関タイルの土汚れ、外壁の軽いコケなどを落とすには全く問題ありません。お客様からも「AC100Vのモデルと比べても遜色ないくらいパワフル」という声もいただくほどです。
ただし、何年も放置されたような頑固な黒ずみや、分厚いコケを根こそぎ剥がし取る、といったプロレベルの作業を期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。その場合は、より強力なコード式やエンジン式を選ぶ必要がありますね。
つまり、マキタのコードレス高圧洗浄機は、「ご近所に迷惑をかけにくい静音性」と「家庭用としては十分な洗浄パワー」を、とても良いバランスで両立させている製品だと言えます。この絶妙なバランスが、多くの方に選ばれている理由なんでしょうね。
標準付属品とノズルの使い勝手
高圧洗浄機は、本体の性能も大切ですが、どんな付属品が付いてくるかで使い勝手が大きく変わってきます。特に、水の噴射方法を変える「ノズル」は、作業の効率を左右する重要なパーツですよね。
マキタのコードレス高圧洗浄機は、箱から出してすぐに使えるように、基本的なアクセサリーがしっかり揃っているのが嬉しいポイントです。
例えば、最近発売された18Vの軽量モデル「MHW180D」には、「5in1ノズル」という非常に便利なものが標準で付属しています。これは、ノズルの先端をカチカチと回すだけで、5種類の噴射モード(直射0°、狭角15°、中角25°、広角40°、シャワー)を切り替えられる優れものなんです。
以前は、作業ごとにいちいちノズルを付け替える必要があったので、これは本当に画期的だと思います。
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直射(0°)コンクリートの隙間の頑固な汚れやコケ落としに。
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狭角(15°)洗車や自転車など、少し強めに汚れを落としたい時に。
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中角(25°)窓ガラスや外壁の掃除に最適。
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広角(40°)浴室の床やサッシなど、広い範囲を優しく洗いたい時に。
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シャワー植物への水やりにも使えます。
また、多くのモデルに標準で付いてくる「フォームノズル」も、特に洗車をする方から大好評です。カーシャンプーなどの洗剤をボトルに入れてセットするだけで、きめ細かい泡を噴射できるので、手で泡立てる手間が省けてすごく楽になりますよ。
ただ、お客様によっては「付属品が充実しているのはいいけど、使わないものもあるから、その分安くしてほしい」という声も正直あります。
例えば「洗浄ブラシ」などは、結局手でゴシゴシ洗った方が早いと感じる方もいらっしゃるようです。このあたりは、使う人や用途によって評価が分かれるところかもしれませんね。
もし、標準付属品だけでは物足りない場合は、別売りのアクセサリーで機能を拡張できるのもマキタの魅力です。車のアンダーボディを洗いやすい「アングルノズル」や、こすりながら洗浄できる「ホイール用ブラシ」など、かゆいところに手が届くラインナップが揃っていますよ。
付属品の使い勝手は、実際に使ってみないとわからない部分もありますが、基本的な作業は標準セットだけで十分こなせます。特に「5in1ノズル」のような便利な機能は、作業のストレスを大きく減らしてくれるので、ぜひ注目してみてください。
口コミで分かるマキタコードレス高圧洗浄機選び

- 購入前に知っておきたいデメリット
- 水道直結モデルのメリットと注意点
- 14.4v 18v 36V 40vのパワーの違い
- 人気のおすすめコードレスモデル
- コードレス以外のおすすめモデル
- 用途に合わせた最適なモデルは?
さて、ここまで良い口コミを中心に見てきましたが、どんな製品にも良い面とそうでない面がありますよね。
ここからは、購入してから「思っていたのと違った…」とならないように、デメリットやモデル選びの具体的なポイントを、さらに掘り下げて見ていきたいと思います。
購入前に知っておきたいデメリット
マキタのコードレス高圧洗浄機は本当に便利で、私も自信を持っておすすめできる製品ですが、いくつか知っておいてほしいデメリットや注意点もあります。
良いところばかりではなく、正直なところもしっかりお伝えしますね。
やっぱり重さはある
「コードレスで手軽」というイメージがありますが、バッテリーを装着すると、それなりの重量になります。
例えば、18Vバッテリーを使う「MHW180DZ」の本体は約2.1kgですが、これはバッテリーやノズルを除いた重さ。実際に使う状態では3kg近くなります。女性が片手で長時間作業するのは、正直ちょっと大変かもしれません。
18Vバッテリーを2本使う「MHW080D」シリーズになると、本体だけで6.7kgもあります。こちらは収納ケースにキャスターが付いているので移動は楽ですが、本体を持ち上げるときは「よいしょ!」と気合が必要です。
給水の手間がかかる
水道がない場所で使える「自吸機能」は最大のメリットですが、裏を返せば自分で水を準備しなければならないということです。
タンク式の「MHW080D」は50L入るので一度の給水で済みますが、バケツから給水する場合は、水がなくなると作業が中断してしまいます。
特にハイパワーで使うと想像以上に水を消費するので、「あっという間にバケツが空っぽに…」なんてことも。洗車など、大量の水を使う作業では、近くに水道があった方がスムーズなのは間違いありません。
ペットボトル給水はあくまで補助的
別売りのアダプターを使えばペットボトルからも給水できますが、これは本当にピンポイントで使いたい時用と考えた方が良いです。ハイモードだと2Lのペットボトルが1分も持たずに空になってしまいます。
お墓の掃除でちょっとだけ使いたい、アウトドアで泥を落としたい、といった用途には便利ですが、メインの給水方法としては考えない方が無難ですね。
高圧ホースが硬いと感じることも
お客様からの声で意外と多いのが、「本体とガンをつなぐ高圧ホースが硬くて、取り回しにくい」というものです。特に新品のうちはクセがついていて、伸ばすのに少し力がいるかもしれません。
使っていくうちになじんできますが、ケルヒャーなどのしなやかなホースをイメージしていると、少しギャップを感じる可能性があります。
これらのデメリットを理解した上で、それでも「電源や水道の制約から解放される自由さ」に魅力を感じるのであれば、マキタのコードレス高圧洗浄機は、きっとあなたの生活を豊かにしてくれるはずです。
水道直結モデルのメリットと注意点
マキタのコードレス高圧洗浄機は、バケツなどから水を吸い上げる「自吸機能」が大きな特徴ですが、もちろん水道に直接つないで使うこともできます。
「え、コードレスなのに水道につなぐの?」と思われるかもしれませんが、実はこれがとても便利なんです。水道直結には、自吸にはないメリットがたくさんありますよ。
自宅での洗車や、広範囲にわたる外壁・ベランダの掃除など、安定して水を供給したい場面では、水道直結が圧倒的におすすめです。
「電源コードからの解放」だけでも十分に価値があるので、水道が使える場所では積極的に活用したい機能ですね。
水道直結時の注意点
とても便利な水道直結ですが、いくつか注意点もあります。
まず、水道の蛇口と本体をつなぐための水道ホースとホースクランプ(ホースバンド)が別途必要になります。製品には付属していないので、ご自身で用意してくださいね。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
また、当然ですが、水道ホースが届く範囲でしか作業できません。コードレスの「どこでも使える」というメリットは少し薄れてしまいますが、これは仕方のないことですね。
「普段は家の水道につないで使い、お墓参りやアウトドアの時だけ自吸機能で使う」といったように、シーンに合わせて給水方法を使い分けるのが、一番賢い使い方だと思います。
このように、水道直結機能は、コードレス高圧洗浄機の性能を最大限に引き出し、利便性をさらに高めてくれる重要な機能です。ご自身の使用環境に合わせて、自吸と水道直結をうまく使い分けてみてください。
14.4v 18v 36V 40vのパワーの違い

マキタの製品を選んでいると、必ず目にするのが「18V」や「40Vmax」といった電圧の表記ですよね。「この数字、何が違うの?」「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
すごく簡単に言うと、「この電圧(V)の数字が大きくなるほど、モーターを動かす力が強くなり、パワフルになる」と考えてもらえれば大丈夫です。もちろんその分バッテリーも大きく、重くなる傾向があります。
現在、マキタの充電式洗浄機・高圧洗浄機の主なラインナップは「18V」「36V(18V×2)」「40Vmax」の3つのシリーズです。それぞれの特徴を比較してみましょう。
シリーズ | 代表モデル | 常用吐出圧力 | 特徴・おすすめの用途 |
---|---|---|---|
18V | MHW180D | 最大 2.4MPa | 最も軽量・コンパクト。手軽さを重視する方向け。網戸、サッシ、自転車の洗浄、植物の水やりなどに。 |
36V (18V×2) | MHW080D | 最大 5.5MPa | パワーと使い勝手のバランスが一番良い人気モデル。洗車、ベランダ、外壁の掃除など、オールラウンドに活躍。 |
40Vmax | MHW001G | 最大 8.5MPa | コードレス最強のパワー。業務用にも。農機具の洗浄、頑固なコケ落としなど、本格的な作業に。 |
※注:14.4Vの充電式洗浄機は現在、高圧タイプではなく、より手軽なハンディタイプのラインナップとなります。
このように、電圧によってパワーが大きく異なるのがわかります。選び方のポイントは「何を一番きれいにしたいか」を考えることです。
「手軽にサッと使いたい」という方なら18Vモデル、「洗車も家の掃除も、これ一台でしっかりこなしたい」という欲張りな方なら36V(18V×2)モデル、そして「とにかくパワー重視!コード式にも負けない洗浄力が欲しい」という方なら40Vmaxモデルがおすすめです。
また、先ほどもお伝えしたように、すでにお持ちのマキタ製品のバッテリー電圧に合わせる、というのも賢い選び方です。例えば18Vの工具をたくさん持っているなら、まずは18Vか36V(18V×2)モデルから検討するのが、バッテリー資産を有効活用できて良いと思いますよ。
人気のおすすめコードレスモデル
「特徴はわかったけど、結局どのモデルが一番人気なの?」と思いますよね。
ここでは、お店でお客様の反応を見ている私が、今一番売れている、そして満足度が高いと感じるおすすめのコードレスモデルを2つ、厳選してご紹介します!
【バランス重視の決定版】MHW080DPG2 (18V×2=36V)

堂々の人気No.1は、間違いなくこのモデルです。
人気の理由は、パワー、機能性、収納性のバランスが非常に高いレベルでまとまっていること。まさに「ちょうどいい」一台なんです。
18Vバッテリーを2本使用することで、コード式のミドルクラスに匹敵する5.5MPaの常用吐出圧力を実現。洗車から外壁の掃除まで、家庭で行うほとんどの洗浄作業をこれ一台でこなせます。
さらに、50Lの大容量タンクが収納ケースを兼ねているのが最大のポイント。使用時はこのタンクから水を自吸でき、使い終わったら本体も付属品もすべてこのケースにしまえるので、収納場所に困りません。このオールインワンの設計が、多くの方に支持されています。
【手軽さNo.1の新星】MHW180DZ (18V)

最近になって人気が急上昇しているのが、こちらの18Vバッテリー1本で駆動する軽量モデルです。
一番の魅力は、その圧倒的な手軽さ。バッテリーやノズルをつけても3kg程度なので、女性でも気軽に持ち運べます。
パワーはMHW080Dに劣りますが、サッシのレールや網戸の掃除、自転車の洗浄といった「ちょっと使い」には十分すぎる性能です。
特に、回転させるだけで5種類の噴射モードを切り替えられる「5in1ノズル」が標準で付いてくるのが本当に便利。いちいちノズルを交換する手間がなく、作業がサクサク進みます。
別売りのアダプターを使えばペットボトルからも給水できるので、アウトドアシーンでの活躍も期待できますね。
どちらのモデルもそれぞれの魅力がありますが、迷ったらまずはバランス型の「MHW080D」シリーズを検討してみるのが良いと思います。
あなたの使い方にピッタリの一台を見つけてくださいね!
コードレス以外のおすすめモデル
ここまでコードレスモデルの魅力をお伝えしてきましたが、「やっぱりパワーが一番大事!」「使う場所は決まってるから、充電を気にしたくない」という方もいらっしゃいますよね。
そんな方には、マキタのコード式(AC100V電源)高圧洗浄機もおすすめです。
コードレスの手軽さはありませんが、その分、安定したハイパワーと、比較的手に取りやすい価格が魅力ですよ。ここでは、家庭用として人気の高いコード式モデルを1つご紹介します。
【静音とパワーを両立】MHW0820
家庭用のコード式モデルの中で、私が一番おすすめしたいのがこの「MHW0820」です。
このモデルの最大の特徴は、マキタで唯一「静音モード」を搭載していること。コードレスモデルの静音モードと同じように、モーターの回転数を抑えることで、ご近所に気兼ねなく使えるレベルまで運転音を低減できます。
もちろん、パワーも十分。標準モードでは常用吐出圧力が8.0MPaと、コードレスの最強モデルに迫る力強さです。頑固な汚れもしっかり落としてくれますよ。
さらに、自吸機能も付いているので、お風呂の残り湯などを有効活用できるのも嬉しいポイントです。
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静音モード搭載で、住宅街でも使いやすい
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標準モードは8.0MPaのハイパワー
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自吸機能付きで、ため水も利用可能
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ハンドルとキャスター付きで移動が楽
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付属品を本体にスッキリ収納できる
価格も、バッテリーや充電器が不要な分、高性能なコードレスモデルよりは抑えめです。実売価格で5万円台前半くらいで見つかることが多いですね。
「使うのは家の駐車場だけ」と決めている方や、「コードレスのバッテリー切れが心配…」という方には、こういったコード式モデルも有力な選択肢になると思います。マキタならではの使いやすさへのこだわりが詰まった一台ですよ。
コードレスにはない安定感とパワーを求めるなら、ぜひコード式の高圧洗浄機も検討してみてください。あなたの使い方に最適な一台が、きっと見つかるはずです。
用途に合わせた最適なモデルは?
さて、ここまで色々なモデルを見てきましたが、「情報が多すぎて、結局どれが自分に合っているのかわからなくなってきた…」という方もいるかもしれませんね。
大丈夫です!
最後に、具体的な使い方(用途)から、あなたにピッタリのモデルを見つけるお手伝いをします。
あなたが一番やりたいことは何ですか?
それに合わせて、最適な一台を選んでいきましょう。
ケース1:とにかく「手軽に洗車」がしたい!
→ おすすめ:MHW080Dシリーズ (18V×2=36V)
週末の洗車がメインの目的なら、やはりパワーと機能のバランスが良いこのモデルが一番です。タンク一体型なので、水道が遠くても問題ありません。標準モードのパワーは洗車に十分ですし、フォームノズルで泡洗浄も楽しめます。収納もコンパクトなので、車のトランクに入れておく、なんてこともできますよ。
ケース2:「ベランダや網戸」をサッとキレイにしたい!
→ おすすめ:MHW180Dシリーズ (18V)
それほど頑固ではない汚れを、思い立った時にすぐに掃除したい、という方には、この軽量モデルがぴったり。軽くて取り回しが良いので、ベランダのような限られたスペースでも作業がしやすいです。5in1ノズルの広角やシャワーモードを使えば、網戸を傷めずに優しく洗浄できます。
ケース3:「外壁のコケ」や「農機具の泥」をガッツリ落としたい!
→ おすすめ:MHW001Gシリーズ (40Vmax) または コード式MHW0820
コードレスにこだわるなら、最強パワーの40Vmaxモデル「MHW001G」一択です。その洗浄力は、家庭用コード式モデルを超えるレベル。電源が取れない場所で、本格的な洗浄作業を行いたいプロの方にも選ばれています。
もし電源が確保できるなら、コード式の「MHW0820」も非常に良い選択です。安定した電力供給で、時間を気にせずハイパワーな洗浄が続けられます。
ケース4:「お墓掃除」や「アウトドア」で使いたい!
→ おすすめ:MHW180Dシリーズ (18V)
電源も水道もない場所で使うなら、軽くて持ち運びやすいこのモデルが最適です。別売りのアダプターでペットボトル給水ができるのは、水源の確保が難しいお墓やキャンプ場では大きなアドバンテージになります。完全コードレス&ホースレスで使える唯一のモデルと言ってもいいかもしれません。
いかがでしたか?
このように、ご自身の「メインの用途」を一つ決めるだけで、選ぶべきモデルがグッと絞られてきますよね。
ぜひ、あなたの使い方に合った最高の一台を見つけて、洗浄作業をもっと楽しく、快適にしてくださいね!
総括:マキタコードレス高圧洗浄機の口コミと選び方
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。