冬が終わって暖かくなってくると、急に部屋の中で存在感を増してくるのが「こたつ布団」ですよね。
あの巨大な物体、クローゼットに入れるには場所を取るし、捨てようと思っても「これ、何ゴミ?」って迷ってしまうこと、ありませんか?
私のお店でも、春先になるとお客様から「こたつ布団って引き取ってもらえますか?」というご相談をよくいただきます。
実はこたつ布団の処分方法って、意外と選択肢が多いんです。
単純に粗大ゴミに出すだけじゃなくて、ちょっとした裏技で無料にできたり、逆に最新家電のおかげで新品同様に蘇らせたりすることもできるんですよ。
この記事では、家電量販店で働く私の視点から、あなたに一番合った「こたつ布団の捨て方・活かし方」を分かりやすく解説していきますね。
捨てるにしても洗うにしても、損をしない方法を一緒に見つけていきましょう!
- 解体して無料で捨てる裏技を紹介
- ニトリやカインズの引き取り事情
- 自宅の洗濯機で洗えるか判断する
- 圧縮袋で場所を取らずに保管する技
費用を抑えるこたつ布団の捨て方

まずは「とにかく処分してスッキリしたい!」という方向けに、具体的な捨て方を見ていきましょう。
「お金をかけたくない」「手間をかけたくない」など、優先順位は人それぞれですよね。自治体の正規ルートから、ちょっとした力技(?)まで、私が知っている方法を包み隠さずお話ししますね。
自治体の粗大ゴミ収集の手順
一番確実で、悩まなくて済むのが自治体の粗大ゴミ収集です。
私のお店に来るお客様にも、基本的にはまずこれをご案内しています。
一般的な流れとしては、自治体の「粗大ゴミ受付センター」にネットか電話で申し込んで、コンビニなどでシール(処理券)を買って貼り、指定された日の朝に玄関先などに出すだけ。
費用は自治体によりますが、だいたい400円〜1,000円くらいが相場ですね。
ただ、ここで一つ注意点があります!
引っ越しシーズンの3月や4月は、申し込みが殺到して「収集は1ヶ月先です」なんて言われることもザラなんです。
「えー!そんなに待てないよ!」ってなりますよね。
もし急いでいるなら、車がある方限定になりますが、地域のクリーンセンター(清掃工場)へ直接持ち込む「自己搬入」という手もあります。これなら即日処分できて、手数料も重さでの計算になるので、戸別収集より安く済むことが多いんですよ。
解体して燃えるゴミに出す裏技
「たかが数百円でも、ゴミにお金を払いたくない!」という気持ち、すごーく分かります。
そんな節約上手なあなたにおすすめなのが、こたつ布団を解体(切断)して、家庭用の「燃えるゴミ」として出すという裏技です。
多くの自治体では、粗大ゴミの定義を「一辺が30cm(または50cm)を超えるもの」としています。つまり、このサイズ以下に細かく切ってしまえば、ただのゴミ袋に入れて出せるというわけなんです(※一部、切っても粗大ゴミ扱いになる自治体もあるので、必ずお住まいの地域のルールを確認してくださいね!)。
やり方は単純で、ハサミでジョキジョキ切って、指定のゴミ袋に詰めるだけ。これなら費用はゴミ袋代の数十円で済みます。
ただ、正直に言いますね……これ、めちゃくちゃ大変です。
こたつ布団の中綿ってポリエステルなんですが、これが意外と強敵で、普通のハサミだと全然切れないし、手は痛くなるしで、途中で心が折れそうになるかも。
普通の文房具のハサミで挑むのはやめましょう。ハサミが壊れるか、あなたの手が悲鳴を上げます。
楽に切断できる電動工具の活用

先ほど「大変ですよ」と脅してしまいましたが、実はラクに解体できる秘密兵器があるんです。
私たち家電量販店でも扱っていることがあるんですが、電動のハサミやカッターを使うと世界が変わります!
特におすすめなのが、マキタの『充電式マルチカッタ CP100DSH』です。
これ、本来はカーペットや段ボールを切るためのプロ用工具なんですが、こたつ布団のような分厚い布も、まるでバターみたいにスイスイ切れるんです。
「ウィーン!」と音を立てて進んでいく爽快感は、ちょっとクセになるかもしれません(笑)
DIYが好きなお父さんがいるご家庭なら、一台あると色々な場面で使えて便利ですよ。
「電動工具まではちょっと…」という方には、手芸用のしっかりした「裁ちばさみ」がおすすめ。
例えばクロバーの『布切はさみ NCS-240』のような、刃渡りが長くて持ち手が大きいものを選んでください。100円ショップのハサミとは切れ味が全く違います。
家電店員の豆知識
切った布団をゴミ袋に入れるときは、体重をかけて空気を抜きながら詰めましょう。厚手の「Lゴミ袋(厚さ0.05mm推奨)」を使うと破れにくいですよ。
ニトリやカインズの引き取り条件
「ニトリで買ったこたつ布団だから、ニトリに持っていけば引き取ってくれるんじゃない?」と思っている方、結構多いんです。
お店でもよく聞かれるんですが、結論から言うと、基本的にニトリへの持ち込み処分はできません。
ニトリには家具の引き取りサービスがありますが、これは「配送員設置商品(ベッドやソファなど)」を買った時に同等の家具を引き取るもので、こたつ布団は「インテリア用品」扱いなので対象外なんです。
たまに「羽毛布団リサイクルキャンペーン」をやっていますが、こたつ布団の多くはポリエステル綿(合繊)なので、これも対象外になることがほとんど。
一方で、ホームセンターのカインズには「無料引取サービス」があります。
これは、カインズで対象商品を購入した場合に限り、同等品を1点無料で引き取ってくれるという神サービス!
もし新しいこたつ布団に買い替えるタイミングなら、古い布団を店舗に持ち込めば無料で処分できます。ただし、「レシート提示」や「持ち込み」が条件になるので、行く前に必ず店舗に確認してくださいね。
不用品回収業者の費用と注意点
「解体なんて面倒だし、手続きも嫌! 全部誰かにやってほしい!」という場合は、民間の不用品回収業者にお願いする方法があります。
電話一本で家まで取りに来てくれるので、楽さで言えばナンバーワンです。
でも、正直なところ、こたつ布団1枚だけのために呼ぶのはコスパが悪すぎます…。
多くの業者さんには「基本料金」や「出張費」がかかるので、トータルで3,000円〜5,000円くらい請求されることも。
400円で済む粗大ゴミと比べると、かなり割高ですよね。
この方法をおすすめするのは、引越しや断捨離で「こたつ本体も、カーペットも、古い棚も全部まとめて捨てたい!」という時だけかなと思います。
単品なら自治体の回収、大量処分なら業者、というふうに使い分けるのが賢い選択ですね。
こたつ布団の捨て方と洗うという選択肢

ここまで「捨てる」方法をお話ししてきましたが、ちょっと待ってください。
そのこたつ布団、本当に捨てる必要がありますか?
「汚れているから」「ダニが気になるから」という理由なら、最新の家電を使えば新品みたいに復活するかもしれませんよ。
ここでは、メンテナンスして来年も使うための選択肢をご紹介します。
自宅の大型洗濯機で洗える条件
「家の洗濯機で洗えれば一番安上がりなのに…」と思いますよね。
でも、ここで無理をすると洗濯機が壊れる原因になります。
私たちが目安としてご案内しているのは、洗濯容量が10kg以上、できれば12kgクラスの洗濯機であることです。
一般的な7kgや8kgの洗濯機だと、こたつ布団(特に正方形200cm以上のもの)はパンパンで入りません。無理に押し込んで回すと、水流が回らず汚れが落ちないどころか、モーターに負荷がかかって故障したり、摩擦で布団が破れたりします。これは絶対に避けてくださいね!
もしこれから洗濯機を買い替える予定があるなら、日立の『ビートウォッシュ BW-X120M』のような12kgタイプの縦型洗濯機が断然おすすめです。
「毛布コース」の水流がパワフルで、浮き上がりやすい布団もしっかり水に沈めて洗ってくれます。別売りの「お洗濯キャップ」や「大型洗濯ネット」を使うのも忘れないでくださいね。
毛布コースの使い方や注意点は、洗濯機の毛布コースの使い方と注意点も参考になります。
ドラム式洗濯機の場合、容量が大きくても「布団洗い不可」の機種があります。必ず取扱説明書をチェックしてください。
コインランドリー等の料金相場
「うちは一人暮らし用の小さい洗濯機だし…」という方は、コインランドリーを活用しましょう。
最近のコインランドリーは大型の洗濯乾燥機が充実していて、こたつ布団も丸洗いできます。
料金の相場は、洗濯から乾燥までノンストップで行う場合で1,200円〜1,800円くらいです。
時間は約60分〜80分。クリーニング店に出すと3,000円〜5,000円かかることもあるので、それに比べればかなりリーズナブルですよね。
高温のガス乾燥機で乾かすので、ダニも死滅しますし、仕上がりがフワッフワになります!
なお、ダニは熱に弱く、50℃程度の加熱で死滅しやすいことが報告されています。
(出典:公衆衛生研究「ダニによるアレルギー問題」)
自宅で干すスペースがない方や、生乾きのニオイが心配な方には、コインランドリーが最強の選択肢かもしれません。「捨てる前に一度洗ってみる」価値は十分にありますよ。
布団乾燥機でダニを退治する
「洗うのは大変だけど、ダニだけはどうにかしたい」というきれい好きなあなたには、布団乾燥機がおすすめです。
特に冬場は外に干しても日差しが弱くて、なかなか布団の芯まで乾きませんよね。生乾きだと「モラクセラ菌」という菌が増えて、嫌なニオイの原因になっちゃうんです。
布団乾燥機と布団クリーナーの役割の違いも知っておくと、対策の優先順位が付けやすいので、布団クリーナーと布団乾燥機の違いと選び方も一度見ておくと安心ですよ。
私がお店で自信を持っておすすめしているのが、アイリスオーヤマの『カラリエ ツインノズル』シリーズです。
これ、ノズルが2本あるので、巨大なこたつ布団の端っこまで温風が行き渡るんです。
マット(袋)がいらないタイプなので、ホースを差し込むだけで準備完了。「あ、ちょっと湿ってるかも」と思った時にすぐ使える手軽さが最高なんです。
もっと徹底的に衛生管理したい!という方には、布団クリーナーのレイコップも併用するといいですね。『レイコップ PRO2』なら、約60℃の温風を吹き付けながら掃除機をかけられるので、ダニ対策もバッチリです。
圧縮袋で賢く収納し保管する

最後に、「まだ使えるけど収納場所がないから捨てる」という方への解決策です。
ズバリ、圧縮袋を使いましょう!
でも、「圧縮袋って、すぐ空気が戻ってきちゃうのよね…」って経験ありませんか?
実はこたつ布団って反発力が強いので、100均の薄い袋だと負けちゃうことがあるんです。
長期保管するなら、ホームセンターなどで売っている「多層構造フィルム」のしっかりした袋を選んでください。
それと最近増えているのが、「家の掃除機がスティック型で、圧縮袋に使えない!」というトラブル。ダイソンなどの海外製掃除機はノズルの形が合わなかったり、保護機能が働いて止まったりするんです。
そんな方には、ニトリの『掃除機が要らない布団圧縮袋』がおすすめ!
上から手で体重をかけて空気を抜くタイプなので、掃除機を選びません。
ノズルが合わない時の対処法やNG例は、布団圧縮袋をコードレス掃除機で使うコツとNG例で詳しくまとめています。
こたつ布団の捨て方と活用まとめ
ここまで色々な方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
最後に、状況別のおすすめアクションをまとめておきますね。
あなたのライフスタイルに合わせて選んでみてください。
| あなたの状況 | おすすめの方法 | 費用の目安 | メリット |
|---|---|---|---|
| 安く確実に捨てたい | 自治体の粗大ゴミ | 400〜1,000円 | 手間とコストのバランスが良い |
| 絶対に1円も払いたくない | 解体して可燃ゴミ | ゴミ袋代のみ | 最安だが、切断作業が大変 |
| 新しい布団を買う予定 | カインズ等で引き取り | 無料(条件あり) | 買い替えなら一番スムーズ |
| 汚れ・ダニが気になるだけ | コインランドリー | 1,500円前後 | フワフワに復活&ダニ退治 |
| 場所さえあれば使いたい | 高機能圧縮袋 | 1,000円前後 | 収納スペースを半分以下に |
こたつ布団は大きなゴミですが、捨て方さえ知っていれば怖くありません。
そして、もし「まだ使えるかも?」と思ったら、便利な家電やグッズの力を借りて、来シーズンまで大切に保管してあげるのも素敵な選択だと思います。
この記事が、あなたの冬の終わりの片付けを少しでも楽にできたら嬉しいです!


