冬の暖房選びって、結構悩みますよね。
最近は一条工務店さんのような高気密・高断熱なお家も増えて、全館床暖房が当たり前なんて羨ましい環境の方も多いはず。
でも、そんな完璧な暖房環境があっても、なぜか日本人の血が騒ぐというか「こたつに入りたい!」って思うことありませんか?
実は、私のところにも「床暖房があるのにこたつを置くのは贅沢すぎる?」「電気代がとんでもないことになるんじゃ……」なんて相談に来るお客様が結構いらっしゃるんです。
家電量販店で働いていると、いろんなお家のリアルな暖房事情を耳にするのですが、実は床暖房とこたつの組み合わせって、やり方次第で最強の節約&リラックス空間になるんですよ。
今回は、家電プロの視点から見た賢い使い分けや、床を傷めないためのちょっとした裏技まで、包み隠さずお話ししちゃいます。この記事を読めば、あなたの冬の過ごし方がもっと快適に、そしてお財布に優しくなるヒントが見つかるはずですよ!
- 暖房器具ごとの電気代の違い
- 床暖房とこたつの併用メリット
- 熱ごもりによる床材への影響
- 掃除を楽にする最新家電の選び方
こたつと床暖房を効率よく使うコツ

床暖房とこたつ、どちらも足元を温めてくれる優秀なアイテムですが、その特性を理解して使い分けるのが「賢い大人」の冬の過ごし方です。
ここでは、コスト面や効率面から見た使い分けのポイントをじっくり解説しますね。
こたつ、エアコン、床暖房の比較

暖房器具を選ぶとき、何を一番重視しますか?
「すぐ温まりたい」「電気代を抑えたい」「空気を汚したくない」……人によって優先順位はバラバラですよね。
実は、こたつ、エアコン、床暖房にはそれぞれ、家電量販店の店員だからこそわかる「隠れたキャラ」があるんです。ここでは、それらを徹底的に掘り下げて比較してみましょう。
エアコン:スピード自慢の優等生、でも乾燥には要注意
エアコンの最大の武器は、なんといってもその速暖性。
スイッチを入れてから部屋全体が温まるまでのスピードは、他の暖房器具の追随を許しません。外から帰ってきたときに「今すぐ温まりたい!」というシーンでは最強の味方です。
ただ、どうしても「風」が出るので、肌や喉の乾燥、さらにはホコリの舞い上がりが気になるのがデメリット。ダイキンなどの資料でも言及されていますが、加湿器を併用しないと湿度が40%を切ってしまうこともあるので注意が必要です。
床暖房:足元からの輻射熱で「陽だまり」の温かさ
床暖房は、風を出さずに足元からじわじわ温める「輻射熱(ふくしゃねつ)」が特徴です。温風で頭がぼーっとすることがなく、冷えやすい足元を直接ケアできるのが嬉しいですよね。
また、ホコリが舞わないので、小さなお子さんやペットがいるお家にも最適。三菱電機のFAQでも紹介されているように、燃焼を伴わないので空気が汚れず、結露のリスクも低いんです。
ただ、立ち上がりに時間がかかるのと、一度温めると冷めにくいという「熱慣性」があるため、24時間つけっぱなしにするような運用に向いています。
こたつ:究極の局所暖房、電気代の救世主
そして我らがこたつ!
これは「布団」という断熱材で熱を閉じ込めるため、熱効率が驚異的に高いんです。
部屋全体は温めませんが、中に足を入れれば体感温度は一気に爆上がり。
エアコンや床暖房の設定温度を下げても、こたつさえあれば「寒い!」と感じることはまずありません。まさに、日本の冬の「最終兵器」といっても過言ではありませんね。
それぞれの違いをわかりやすく表にまとめてみました。
これを見れば、今のあなたに何が必要か一目でわかりますよ。
| 比較項目 | エアコン | 床暖房 | こたつ |
|---|---|---|---|
| 温まる速さ | ◎(非常に速い) | △(数時間かかる) | ○(すぐ温まる) |
| 温める範囲 | 部屋全体 | 床面から部屋全体 | 布団の中(局所) |
| 空気の汚れ | ホコリが舞いやすい | クリーン | クリーン |
| 乾燥のしやすさ | かなり乾燥する | しにくい | しにくい |
| 電気代(目安) | 中〜高(設定による) | 高(立ち上がり時) | 低(非常に安い) |
ワンポイントアドバイス
お客様から「結局どれがいいの?」と聞かれたら、私はいつも「適材適所ですよ」とお答えしています。朝の忙しい時間はエアコン、一日中家にいる日は床暖房、そしてリラックスタイムはこたつ。これらをパズルのように組み合わせるのが、一番賢い方法なんです。
こたつと床暖房はどっちが安い?

ここ、皆さん一番気になるところですよね。
結論から言うと、単純な「1時間あたりの電気代」だけなら、こたつに軍配が上がります。
アイリスプラザなどのデータによると、一般的な300Wのカーボンヒーター搭載こたつを24時間つけっぱなしにしても電気代は約223円程度(電気料金目安単価31円/kWhで計算)
(出典:資源エネルギー庁『無理のない省エネ節約』)
一方で床暖房は、パナソニックの試算では10畳間で1時間あたり約16円〜35円とされています。月額に直すと、床暖房は毎日8時間使って約3,840円〜8,400円くらいかかるイメージです。
ENEOSパワーの調査でも、温水式床暖房の立ち上がり時は電気代だけで1時間61円もかかることがあるとか。初期のパワーが必要なんですよね。
外出時の消し忘れ不安も含めて「つけっぱなし」を検討するなら、こたつのつけっぱなし電気代と消し忘れ対策も合わせて読むとイメージが掴みやすいです。
コスト計算の豆知識
床暖房は「立ち上がり」に一番エネルギーを使うので、こまめに消すより低めの温度で「つけっぱなし」にする方が、実は安く済む場合が多いんです。逆にこたつは即暖性が高いので、使う時だけオンにするのが正解ですよ。
床暖房があればこたつはいらない?

「全館床暖房の家ならこたつなんて不要でしょ」という意見、確かによく聞きます。
一条工務店などの高性能住宅にお住まいの方からは「家じゅうどこでも暖かいから、こたつを置く場所がない」なんて贅沢な悩みを聞くことも。
でも、実際には「室温が20度あっても、やっぱりこたつに入って丸まりたい!」という日本人特有の心理的ニーズが根強いんです。
これ、家電量販店の店頭でもよく話題になるんですよ。
お客様いわく「床暖房は快適だけど、こたつの『囲まれている安心感』は代えがたい」のだそうです。
物理的な暖かさだけを求めるなら、高性能住宅にこたつは冗長かもしれません。でも、家族が自然と一つの場所に集まる「求心力」として、こたつは今でも現役バリバリのコミュニケーションツールなんです。
床暖房の上にコタツを敷いても大丈夫?

これ、実は一番注意してほしいポイントなんです。
床暖房の上に分厚いこたつ敷き布団やラグを敷くと、熱が逃げ場を失って床材との間に「熱ごもり」が発生します。
DAIKENの資料によると、床暖房を高設定にすると表面温度は35℃前後まで上がりますが、その上に断熱性の高いものを置くと、さらに高温になって床材がひび割れたり変色したりするリスクがあるんです。
私も店頭で「床がベタベタになった」「フローリングに隙間ができた」という失敗談を何度か聞いたことがあります。
床材を守るためのルール
床暖房の上でこたつを使うなら、こたつ自体のヒーターは「オフ」にするか、使うとしても「弱」設定が基本です。また、週に一度は布団やラグをめくって、床に熱が溜まりすぎていないかチェックしてくださいね。特にお気に入りの無垢材を使っている方は、メーカーの指示を確認するのが一番安全です。
床暖房とこたつの併用メリット
注意点ばかりお話ししましたが、正しく併用すればメリットは絶大です。
最大のメリットは、「床暖房の設定温度を下げられること」にあります。
通常、床暖房だけでポカポカしようとすると設定を上げがちですが、こたつを置いてその中に熱を閉じ込めれば、低い設定温度でも十分温かく感じます。
パナソニックの試算でも、設定温度を少し下げるだけで月数千円の節約になることが分かっています。床暖房を25℃設定(16円/時)にするのと30℃設定(35円/時)にするのでは、1ヶ月で4,500円以上の差が出る計算ですからね。
また、こたつの中が天然の温熱空間になるので、こたつ側のヒーターを全く使わずに済むことも多いです。これを私は勝手に「パッシブこたつ」と呼んでいますが、これが一番エコで効率的な使い方。
足元は床暖房の柔らかな熱で温められ、上半身はこたつ布団で保温。この組み合わせは、冷え性の方には特におすすめしたい最強のソリューションなんです。
こたつと床暖房で快適な冬を過ごす秘訣

ただ置くだけじゃもったいない!
最新家電や便利グッズを組み合わせて、より快適で清潔な「こたつライフ」を作るための秘訣を伝授します。おすすめアイテムも必見ですよ。
ホットカーペットで代用できる?
「床暖房がない部屋でも、同じようなことができる?」という質問も多いですね。
ホットカーペットは、床暖房の簡易版として非常に優秀です。
ただ、床暖房との大きな違いは「温める範囲」と「熱の質」。
ホットカーペットは直接触れている部分しか温まりませんが、こたつと組み合わせればその熱を効率よく閉じ込められます。
ただし、ホットカーペットの上に分厚いこたつ布団を敷きっぱなしにするのも、やっぱり熱ごもりの原因になります。特に安価なカーペットだと、裏面の滑り止めが熱で溶けて床に張り付くことがあるので、そこだけは本当に気をつけてくださいね。
もし新調するなら、アイリスオーヤマの「ラ・クッションラグ」シリーズのような、厚みがあって断熱性の高いラグをホットカーペットの上に重ねるのがおすすめ。
底冷えをシャットアウトしてくれます。
ただし、これも定期的にめくって空気を通すのが長持ちのコツですよ。
面倒かもしれませんが、お家の床を守るためだと思って頑張りましょう!
ホットカーペットでどこまで室温が上がるかや、床暖房代わりにする時の注意点は、ホットカーペットで室温は上がる?床暖房代わりにする賢い活用法で詳しく解説しています。
床暖房をこたつ風にする方法

床暖房の熱を活かして「こたつ風」に仕上げるには、ラグ選びが全てと言っても過言ではありません。
ポイントは、「熱を適度に通しつつ、逃がさない」素材を選ぶこと。
厚手のウレタンが入ったラグは座り心地は最高ですが、熱を遮断しすぎることも。
そこでおすすめなのが、アイリスオーヤマの「ACRHV-1818(ヘリンボーンベロア)」のような、床暖房対応のクッションラグです。
これ、30mmの厚みがありながら床暖房の熱をじんわり伝えてくれる優れものなんですよ。
裏面に滑り止めがついていますが、床暖房対応のものを選べば固着のリスクを減らせます。
このラグの上に、お気に入りのこたつテーブルと布団をセットすれば、あっという間に「電気代ゼロ(こたつ側)」のパッシブこたつが完成します。
床暖房の熱だけで十分温かいので、ヒーターユニットがついていない普通のローテーブルを使っているお客様もいらっしゃいますよ。見た目もスッキリするし、オフシーズンに片付ける手間も減って一石二鳥ですね。
床暖房に合うこたつテーブルと敷き布団
家具選びも重要です。
最近のトレンドは、オフシーズンでもおしゃれなリビングテーブルとして使えるデザイン。
ニトリの「フロットR 105 VNA」などは、ヴィンテージ風のデザインで、いかにも「こたつです!」という感じがしないのが人気の秘密。これなら床暖房完備のモダンなリビングに置いても雰囲気を壊しません。
こたつ布団も、最近は薄手なのに保温性が高い「省スペースタイプ」が増えています。
これならロボット掃除機が通る時の邪魔にもなりにくいので、掃除のしやすさを優先するなら断然こちらですね。
| アイテム名 | おすすめ商品例 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| こたつテーブル | ニトリ「フロットR」 | デザイン性と高さ調節機能 |
| ラグ・敷布団 | アイリスオーヤマ「ラ・クッションラグ」 | 床暖房対応かつ厚みのあるもの |
ロボット掃除機でお手入れも簡単

こたつを置くと掃除が面倒……というイメージ、もう古いです!
今のロボット掃除機は本当に賢いんですよ。
特におすすめなのが、SwitchBotの「お掃除ロボットS20」。これ、10,000Paという驚異の吸引力を持っていて、カーペットを検知すると自動で吸引力を上げてくれるんです。
さらに、水拭き機能もついているんですが、カーペットの上ではモップをリフトアップして濡らさないという賢さ。これならこたつ周りの敷物も安心してお任せできますよね。
iRobotの「ルンバ」シリーズも、現行モデルは障害物回避能力がめちゃくちゃ高いので、こたつ布団の裾を上手に避けて掃除してくれます。
ただし、こたつ布団が床にダラーンと垂れていると、さすがに巻き込んでしまうことがあります。掃除の時だけ布団の端をテーブルの上にパサッと上げておけば、ロボット掃除機がテーブルの下までしっかり掃除してくれますよ。
これだけで、こたつ周りに溜まりがちなホコリや食べこぼし(お子さんがいると大変ですよね……)をスッキリ解消できます。
マキタの「じゅうたんノズルDX(A-59922)」を持っておけば、週末の念入り掃除もバッチリです。
こたつ布団に絡むホコリの掃除手順や、手軽な対策は、掃除しにくいこたつのほこりを一掃する方法も参考になります。
家族が心地よく集まれる空間作り

最後は、どうやって家族をこたつに引き寄せるか、というお話です(笑)
こたつは単なる暖房器具ではなく、家族の「基地」なんです。
スマホばかり見ている現代ですが、こたつに入ると不思議と会話が弾むんですよね。
サーキュレーターを併用して、部屋全体の温度ムラをなくすのも、快適な空間作りのコツ。
天井に向けて送風して、上に溜まった温かい空気を家族の元へ届けましょう。これ、地味ですが体感温度が全然変わりますよ。
もしゴキブリなどの害虫が心配なら、とにかく「水」と「餌」を絶つこと。
床暖房が直接の原因で虫が湧くことはありませんが、暖かい場所は彼らも大好き。だからこそ、SwitchBot S20のようなロボット掃除機を毎日稼働させて、常に清潔を保つことが大切なんです。
清潔で暖かいこたつがあれば、冬の夜がもっと楽しみになるはず。
お気に入りの入浴剤でゆっくりお風呂に浸かった後、ほかほかのこたつで冷たいアイスを食べる……これぞ冬の贅沢ですよね!
こたつと床暖房で温かい冬の団欒を
こたつと床暖房、この二つを上手に組み合わせることで、心もお財布も温まる最高な冬が過ごせます。
これまでのポイントをおさらい表にまとめてみました。ぜひ参考にしてくださいね。
冬の快適運用まとめ
| 運用項目 | 最適解 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 床暖房設定 | 25℃前後の低め設定 | 月間4,000円以上の節約 |
| こたつヒーター | 基本オフ、必要な時だけ「弱」 | 床材のダメージ防止 |
| 掃除・点検 | 週1回のラグめくり&ロボ掃除機 | 衛生管理と床材の健康維持 |
いかがでしたか?
床暖房があるからってこたつを諦める必要はありません。むしろ、お互いの弱点を補い合える最高のパートナーなんです。
「床暖房を弱く使い、こたつで保温する」
この黄金ルールさえ守れば、今年の冬は今までで一番快適になること間違いなしです!

