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ホットカーペットの電気代は1ヶ月いくら?全面と半面の賢い使い分け

ホットカーペット

最近、電気代の明細を見て「えっ、こんなに高いの?」って驚いたことありませんか?特に冬場は暖房器具を使うので、家計へのダメージが大きいですよね。

実は、ホットカーペットは使い方ひとつで、エアコンよりもずっとお得になったり、逆に思わぬ出費になったりする奥深い家電なんです。

在宅ワークが増えて「足元だけ温めたい」という方も多いですし、ペットのために一日中つけておきたいというお声もよく聞きます。

この記事では、家電量販店で働く私の知識と経験をフル動員して、サイズ別のリアルな電気代から、私が実践している節約の裏ワザまで、包み隠さずお話ししちゃいます。

「ホットカーペットの電気代は1ヶ月でこれくらい!」という目安を知るだけで、この冬の過ごし方がきっと変わりますよ。家計を守りながら、ポカポカ快適な冬を一緒に迎えましょうね!

この記事のポイント
  • 1ヶ月の電気代をサイズ別に徹底解説
  • 古い機種と最新機種の電気代の差
  • 断熱シートを使った最強の節約術
  • エアコンとの併用で効率アップ
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ホットカーペットの1ヶ月の電気代をサイズ別に検証

クリーン家電ガイド:イメージ

「ホットカーペット」とひと口に言っても、1畳用の小さなものからリビング用の3畳タイプまで様々ですよね。

ここでは、サイズや用途ごとに、実際に1ヶ月でどれくらいの電気代がかかるのか、具体的な数字を出して検証していきますよ。

1畳用や2畳用の電気代

まずは、一番売れ筋のサイズである1畳用と2畳用について見ていきましょう。ここが一番気になるところですよね。

お店にあるスペック表や一般的な電気料金単価(31円/kWhと仮定します)をもとに計算すると、意外な結果が見えてくるんです。

例えば、ご家族で使う標準的な2畳タイプの場合、設定を「中」にして1日8時間使ったとします。そうすると、1ヶ月(30日)の電気代はおおよそ約1,700円くらいになります。

「あれ?思ったより安い?」と思いませんでしたか?
実はこれ、同じくらいの暖かさを求めてセラミックファンヒーターをガンガン回すと、月額8,000円を超えてしまうこともあるので、それに比べると圧倒的にコスパが良いんです。

また、書斎や寝室のベッドサイドで使う1畳タイプや1.5畳タイプなら、さらに安くなります。
1畳用を「中」設定で同じく1日8時間使うと、月額で約800円〜900円程度。これなら、お小遣いの範囲内でも十分に賄えそうですよね。

ただし、これはあくまで「中」設定の場合。
「強」にしてしまうと消費電力は上がりますし、お部屋の環境によってはサーモスタット(温度調節機能)が効きにくくなって、もう少し高くなることもあります。

でも、基本的には「メインの暖房」としてではなく、身体に触れる補助暖房として優秀なことがわかりますね。

一人用・ペット用・ミニホットカーペットの場合

クリーン家電ガイド:イメージ

最近、テレワークの影響ですごく増えているのが「一人用」や「ミニサイズ」のお問い合わせなんです。デスクの足元だけ温めたいとか、座布団サイズのものが欲しいという方が多いですね。

このサイズ感だと、電気代は本当に「誤差」と言ってもいいレベルまで下がります。

例えば、40cm〜50cm角のミニマット(AC電源タイプ)だと、1時間あたりの電気代はたったの約0.9円〜1.5円
毎日8時間使っても、1ヶ月で約300円前後で済んじゃうんです。自動販売機のコーヒー2〜3本分ですよ。これなら罪悪感なく使えますよね。

足元暖房をもっと幅広く比較したい方は、電気代が安い足元ヒーターの選び方(在宅ワークの冷え対策と節約術)も参考になります。

あと、USB給電タイプのさらに小さなものもありますが、こちらはモバイルバッテリーでも動くくらい省電力なので、月額数十円レベルです。
ただ、正直なところ暖かさは「ほんのり」程度なので、しっかり温まりたいならコンセントから電源を取るACタイプが私のおすすめです。

ペット用は専用モデルを!

ワンちゃんやネコちゃん用に人間用のホットカーペットを使うのは、実はちょっと危険なんです。人間用の45℃前後の温度は、毛皮のある動物には熱すぎて低温やけどの原因になることも。アイリスオーヤマなどのペット専用モデルなら、設定温度が低め(約28℃〜38℃)で、しかもコードが噛みつきに強い設計になっています。電気代も月額600円程度と経済的なので、ペットにはぜひ専用品を選んであげてくださいね。

全面と半面の切り替えによる差

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2畳以上のホットカーペットには、だいたい「暖房面積切り替え」のスイッチがついていますよね。「全面」「A面」「B面」みたいなやつです。
これ、ちゃんと使っていますか?

「なんとなく面倒でいつも全面…」という方、もったいないですよ!
このスイッチこそが、ホットカーペット節電のキモなんです。仕組みは単純で、通電する回路を物理的に半分にするわけですから、電気代も理論上は半分になります。

実際には制御回路の電気もあるので完全に50%オフとはいきませんが、それでも約45%〜50%の節電効果があります。先ほどの2畳用(中設定)の例で言うと、月額約1,700円かかっていたのが、半面モードにするだけで約850円まで下がるんです。

一人の時は自分が座っている側だけONにする。家族みんなでソファに座っている時はソファ側だけONにする。この「こまめな切り替え」だけで、年間数千円の差が出ます。

最近の機種(TEKNOSや山善など)はこの機能が標準装備されていることが多いですが、買う前には必ずチェックしてくださいね。

20年前の古いホットカーペットなら?

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「実家の押入れから20年前のホットカーペットが出てきたんだけど、これって使える?」というご相談、たまに受けます。

結論から言うと、安全面でも電気代の面でも、買い替えを強くおすすめします。

まず電気代のお話ですが、20年前のモデルと今のモデルでは、「温度をコントロールする頭脳」が全然違うんです。
昔の機種は「熱くなったら切る、冷めたら入れる」という単純な動きしかできなかったので、無駄に温めすぎることが多かったんですね。

対して最新モデル(例えばパナソニックなど)は、センサーとマイコン制御がすごく賢くなっていて、設定温度をピタッとキープしてくれます。
さらに「省エネモード」や「室温センサー」がついている機種だと、昔の機種に比べて15%〜20%くらいの節電になることも珍しくありません。

それに何より怖いのが「経年劣化」です。
内部のヒーター線を守っている被覆が硬くなって、ボロボロになっている可能性があります。これ、ショートや発火のリスクがあるんですよ。

年間1,000円〜2,000円の電気代が浮いて、しかも安全が買えると思えば、5,000円〜1万円程度の新しいカーペットへの投資は決して高くないと思います。

エアコンとの比較

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「エアコンとホットカーペット、どっちがお得なの?」これは永遠のテーマですよね。

ズバリ言ってしまうと、単体での電気代ならホットカーペットの方が安いですが、お部屋全体を温める能力ではエアコンが上です。

一般的な6〜10畳用のエアコンの場合、安定運転時でも1時間あたり約12円〜20円かかります。
一方、ホットカーペット(2畳用)は約6円〜9円。数字だけ見ればホットカーペットの勝ちです。

でも、真冬にホットカーペットだけで過ごせますか?
上半身が寒くてブルブル震えちゃいますよね。

逆にエアコンだけだと、暖かい空気は天井に上がってしまって、足元はずっと冷たいまま…。
いわゆる「コールドドラフト」現象です。

そこで私がおすすめしているのが、「ハイブリッド暖房」です。
エアコンの設定温度をいつもより2℃下げて(例えば22℃→20℃)、その分ホットカーペットを「弱〜中」で併用するんです。

エアコンは設定温度を1℃下げるだけで約10%の節電になると言われています。
(出典:ダイキン工業株式会社「ご家庭でも。|ダイキンの節電・省エネ。」)

これでエアコンの電気代を浮かせつつ、ホットカーペットで足元を温める「頭寒足熱」の状態を作れば、トータルの電気代を抑えながら体感温度はむしろアップしますよ!

床暖房との比較

新築やリフォームで迷うのが「床暖房」と「ホットカーペット」。
憧れの床暖房ですが、電気代という観点で見ると、実はホットカーペットの方に軍配が上がります。

電気式の床暖房は、床材そのものを温める必要があるのでパワーがいりますし、一度温まるとなかなか冷めない代わりに、温まるまでも時間がかかります。
一般的な電気式床暖房だと、ランニングコストはホットカーペットの約1.5倍〜2倍、月額で5,000円〜1万円を超えることも珍しくありません。

一方、ホットカーペットの良さは「必要な時だけ、必要な場所だけ」というオンデマンド性です。スイッチを入れればすぐに温まりますし、使わない時期は片付けられます。
初期費用も工事不要で数千円から済みますから、コストパフォーマンス重視ならホットカーペットは最強の選択肢と言えるでしょう。

ホットカーペットの1ヶ月の電気代を安く抑える節約術

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ここからは、私たちが普段売り場でお客様にお伝えしている「誰でもできる節約テクニック」をご紹介します。ちょっとした工夫で、来月の明細が変わるかもしれませんよ!

電気代が高いと感じる原因と対策

「ホットカーペットを使っているのに、思ったより電気代が高い…」と感じる場合、いくつか原因が考えられます。

一番多いのが「熱が床に逃げている」パターンです。

フローリングに直接ホットカーペットを敷いていませんか?
これだと、せっかく作った熱の30%以上が冷たい床に吸い取られてしまっているんです。これでは暖まらないから設定温度を「強」にするしかなく、電気代が跳ね上がります。

底冷え対策をもう少し具体的に知りたい場合は、フローリングでこたつ下に敷くもの(断熱シートやアルミシートの選び方)も参考になります。

もう一つは「ラグが分厚すぎる」こと。

ホットカーペットの上に敷くカバーやラグが極厚すぎると、熱が身体に伝わってきません。
これも無駄な設定温度アップの原因になります。適度な厚みのものを選ぶか、熱伝導の良い専用カバーを選ぶのがポイントですよ。

つけっぱなしを防ぐ工夫

「うっかり切り忘れて仕事に行っちゃった!」…これ、私もやったことあります。
帰宅した時のあの絶望感、すごいですよね(笑)

3畳用を「強」で24時間つけっぱなしにしてしまうと、たった1日で約360円。
もしこれを月に数回やったら、それだけで1,000円以上の損失です。家計には痛手ですよね。

これを防ぐ一番の方法は、「自動オフタイマー付き」の機種を選ぶことです。
TEKNOSや山善などの多くのモデルには、「6時間(または8時間)操作がないと自動で切れる」機能がついています。これがあれば、万が一切り忘れても被害は最小限で済みます。

これから買い替えるなら、この「自動オフ機能」がついているかどうかは絶対にチェックしてくださいね。数千円の本体価格差なんて、すぐに元が取れちゃいますから。

断熱シートを活用して効率を上げる

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ホットカーペットを使うなら、「断熱シート(アルミシート)」は必須アイテムです!
オプションじゃなくて、セットで考えるべきものです。

ホットカーペットの下に敷くあの銀色のシートですね。
これを敷くことで、下への熱逃げをシャットアウトし、さらにアルミ面が熱を反射して上に戻してくれます。これがあるだけで、体感温度が劇的に変わるんです。

実際、断熱シートを敷けば、設定温度を「強」から「中」、あるいは「中」から「弱」に下げても同じくらい暖かく感じます。これで電気代が約20%〜30%削減できることも。

ワイズの「厚型アルミホットンマット」のような、厚みがあってクッション性もアップするタイプが特におすすめです。

100均で手軽に試すなら、ダイソーの「ダニよけアルミ保温シート」で熱を逃がさない工夫も合わせてチェックしてみてください。

段ボールで代用する方もいますが、衛生面や滑りやすさを考えると、専用シートを買った方が幸せになれますよ。

汚れにも注意!

カバーが汚れて毛足が寝てしまうと、空気の層が潰れて保温性が落ちます。たまにはアイリスオーヤマの「リンサークリーナー」などで汚れを吸い取って、毛足を立たせてあげてください。清潔になるし暖かさも復活するし、一石二鳥です!

電気代が安いメーカーと機種を紹介

最後に、私が売り場で見ていて「これはコスパが良い!」と思うメーカーと機種をこっそり教えちゃいます。

まず、とにかく本体価格も安くて機能もしっかりしているのがTEKNOS(テクノス)です。「TWA-2002B」などのモデルは、実勢価格が数千円台と激安なのに、「暖房面積切り替え」「ダニ退治」「6時間自動オフ」という節電・安全の三種の神器が揃っています。迷ったらこれで間違いありません。

次に、少し機能にこだわりたいならアイリスオーヤマ
「室温センサー」がついているモデル(HCM-T2420-Hなど)なら、部屋が暖かくなると勝手にカーペットの温度を下げてくれるので、ズボラさんでも勝手に節電できます。

そして、長く大切に使いたいならやっぱりPanasonic(パナソニック)
お値段は張りますが、ヒーター線の作りがしっかりしていて壊れにくいですし、独自の「省エネモード」が優秀です。5年、10年と使うなら、結局ここに行き着く方も多いですね。

結論:ホットカーペットの1ヶ月の電気代

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に改めて、ホットカーペットの1ヶ月の電気代についてまとめておきましょう。

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月額1,500円以下を目指すための方程式

「適切なサイズの選定」×「断熱シートの敷設」×「こまめな半面切り替え」

これを守れば、2畳用でも月額1,000円〜1,500円程度に抑えることは十分に可能です。

ホットカーペットは、ただ床を温めるだけでなく、家族団らんの場所を作ってくれる素敵な家電です。ぜひ、賢く使って、お財布にも心にも温かい冬を過ごしてくださいね!