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日立とパナソニックの掃除機ならどっち?紙パックやキャニスターでは?

掃除機 日立 パナソニック どっち1 メーカー・ブランド

家電選びって難しいですよね。
特に「掃除機」は毎日使うものだから余計に迷ってしまいます。

日本の二大家電メーカー「日立」と「パナソニック」の掃除機、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

パワフルな吸引力を求めるなら、昔ながらのキャニスター型が安定した性能を発揮しますが、最近は軽量なスティックタイプも人気です。衛生面を重視するなら紙パック式、お手入れの手間を減らしたいならサイクロン式と、それぞれに魅力があります。

ダイソンが海外製高級掃除機として注目を集める中、日本の住環境に合わせた細やかな工夫が施された国産掃除機には独自の強みがあります。

この記事では日立とパナソニック、それぞれの掃除機の特徴やメリット・デメリットを徹底比較していきます。あなたのライフスタイルに合った一台を見つける参考にしてください。

この記事のポイント
  • 日立とパナソニックの特徴と違い
  • 吸引力、軽さ、静音性などの比較
  • タイプ別の選び方について
  • ダイソン製品との比較やお手入れについて

日立vsパナソニック掃除機どっちを選ぶ|徹底比較

クリーン家電ガイド・イメージ

日立とパナソニック、日本の二大メーカーが送り出す掃除機は、それぞれに独自の技術と魅力が詰まっています。

ここでは、まず両メーカーの掃除機の基本的な特徴や、選ぶ際に重視したい吸引力、軽さ、静音性、そしてデザインといったポイントで比較していきます。

どちらのメーカーがあなたのライフスタイルやこだわりに合っているか、じっくり見ていきましょう。

日立の特徴

日立の掃除機は、パワフルな吸引力が大きな特徴として挙げられます。

その心臓部とも言えるのが、小型・軽量でありながら高効率な「ジェット3Dファンモーター」です。このモーターが生み出す強力な気流が、微細なチリから大きなゴミまでしっかりと吸い込んでくれます。
例えば、コードレススティッククリーナーの「パワかるスティック PV-BL50L」は、この高性能モーターを搭載し、パワフルな吸引力と約1.4kgという軽量ボディを両立させています。フローリングはもちろん、カーペットの奥に入り込んだゴミを取り除く能力にも長けています。

また、ヘッド部分の工夫も日立の掃除機の魅力の一つです。
「パワフル スマートヘッド」は、押すときだけでなく引くときにもゴミを吸引する「ダブル吸引機構」や、壁際のゴミを取りやすい「きわぴたブラシ」が搭載されています。
さらに、緑色LEDライトでゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」は、暗い場所や家具の下など、見えにくい場所のゴミも見逃しにくくしてくれる便利な機能です。これにより、掃除残しを減らし、効率的な清掃を実現します。

使い勝手にも細やかな配慮が見られます。

例えば、コードレススティッククリーナーでは、軽量設計にこだわり、腕への負担を軽減しています。
ゴミ捨ても簡単で、ボタン一つでダストケースが開き、手を汚さずにゴミを捨てられる「ごみダッシュ」機能や、ティッシュペーパーをフィルター代わりにセットできる「紙パックするりん構造」(一部機種)など、清潔さを保つための工夫が凝らされています。

ラインナップとしては、手軽なコードレススティック型から、安定した吸引力のキャニスター型まで幅広く展開しており、一人暮らしからファミリー層まで、多様な住環境や使い方に合わせて最適な一台を選べるのが強みと言えるでしょう。

パナソニックの特徴

パナソニックの掃除機は、独自のセンサー技術「クリーンセンサー」が特に注目されます。

これは、約20μmという目に見えない微細なハウスダストまで検知し、ゴミの量に応じて吸引力を自動で調整してくれる賢い機能です。ゴミが多い場所ではパワフルに、少ない場所では自動でパワーを抑えるため、効率的な掃除と電力の無駄遣いを防ぐ省エネを両立させています。

この「クリーンセンサー」は、例えばコードレススティック掃除機の「パワーコードレス MC-SB85K」にも搭載されており、掃除中にランプの色でキレイになったことを知らせてくれるので、掃除の達成感も得やすいです。

ヘッドの工夫も見逃せません。
特に「からまないブラシ」は、円錐形のダブルブラシが回転することで、ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みつきにくい構造になっています。これにより、面倒なブラシのお手入れの手間を大幅に軽減してくれるため、ペットを飼っているご家庭や髪の長い方がいるご家庭には嬉しいポイントです。

使いやすさの面では、軽量コンパクトなモデルが多く、特にコードレススティック型は取り回しの良さが際立っています。本体の重心バランスにも配慮されており、操作時の負担が少ないように設計されています。
また、一部のモデルには「ナノイーX」が搭載されており、掃除をしながら排気のニオイを抑えたり、空間の除菌や脱臭効果が期待できるのはパナソニックならではの特徴と言えます。

紙パック式からサイクロン式、スティック型からキャニスター型まで、多様なニーズに応える製品ラインナップも強みで、アタッチメントも豊富に用意されているため、床だけでなく布団やサッシの溝など、家中の様々な場所をきれいにすることができます。

パワフルな吸引力なら?

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掃除機の吸引力を示す指標の一つに「吸込仕事率(W数)」がありますが、これはあくまで目安であり、実際のゴミの取れ具合はヘッドの構造や床材との相性によっても大きく変わってきます。
日立もパナソニックも、この吸込仕事率が高いモデルを多数ラインナップしており、吸引力には定評があります。

日立は、先ほどもお伝えしたように高性能な「ジェット3Dファンモーター」に加え、ゴミがある場所で吸引力が自動でアップする「ごみハンターヘッド(ecoこれっきり運転)」のような機能を搭載し、効率的かつパワフルな吸引力を実現しています。

例えば、キャニスター型の「かるパック CV-KP900L」は、小型軽量ながら高い吸引力を誇り、フローリングの菌まで拭き取る「かるふきブラシ」も搭載しています。特にカーペットの奥に入り込んだゴミをかき出す力に優れているモデルが多い印象です。

一方、パナソニックも独自の高効率モーターや、「クリーンセンサー」によるゴミの量に応じたきめ細やかなパワー制御で、無駄なく高い吸引力を維持する工夫が見られます。

コードレススティック掃除機の「セパレート型コードレス MC-NS100K」は、本体とダストボックスが分離した新しい形状で、パワフルな吸引力とゴミ捨ての手軽さを両立させています。フローリングの溝のゴミや、壁際の取りにくいゴミもしっかり吸い取るヘッド構造も特徴です。

どちらのメーカーも甲乙つけがたい吸引力を持っていますが、カタログスペックだけでなく、実際に掃除したい場所の床材(フローリング、畳、カーペットなど)や、主なゴミの種類(髪の毛、ペットの毛、砂埃、食べこぼしなど)との相性を考慮して選ぶことが重要です。

軽くて使いやすいのは?

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掃除機の軽さは、特に階段の掃除や、家の中を持ち運んで掃除する際に重要なポイントとなります。
本体が軽いと腕や腰への負担が軽減され、掃除が億劫になりにくくなります。日立とパナソニック、どちらのメーカーも軽量化には非常に力を入れています。

日立のコードレススティック掃除機の中には、本体重量が1kg台前半という驚くほど軽いモデルも存在します。

例えば「ラクかるスティック PV-BL30L」は、標準質量1.1kgと非常に軽量ながら、しっかりとした吸引力も備えています。
ハンディタイプとしても非常に使いやすく、高い場所の掃除や車内の清掃などにも便利です。キャニスター型においても、ホースやヘッドの素材を見直すことで軽量化を図り、取り回しの良さを向上させています。

パナソニックも同様に、コードレススティック型では「軽さ」を徹底的に追求したシリーズを展開しています。

コードレススティック掃除機「MC-SB34J」は、本体質量約1.3kgと軽量で、重心バランスも良く、軽快な操作が可能です。単に軽いだけでなく、重心のバランスを最適化することで、実際に持ったときに感じる体感重量を軽くする工夫が凝らされています。これにより、長時間の掃除でも疲れにくいと評判です。

どちらのメーカーの製品を選ぶにしても、実際に店頭で持ってみて、グリップの握りやすさやヘッドの操作性、全体のバランスなどを確認することをおすすめします。

軽いモデルは一般的にバッテリー容量が少なかったり、ダストボックスが小さめだったりする傾向もあるため、ご自身の体力や掃除の頻度、一度に掃除する範囲などを考慮し、軽さと他の機能・性能とのバランスを考えて選ぶことが肝心です。

静かさを求めるなら?

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掃除機の運転音は、集合住宅にお住まいの方や、夜間に掃除をすることが多い方、あるいは小さなお子様やペットがいるご家庭にとっては、非常に気になるポイントでしょう。
運転音の大きさはdB(デシベル)という単位で示され、この数値が小さいほど静かであるとされています。一般的に、50dB台であれば比較的静か、60dBを超えるとやや大きく感じると言われています。

日立の掃除機では、一部のモデルで静音性に配慮した設計がなされており、運転音を抑えるための様々な工夫が見られます。

例えば、キャニスター型紙パック式の「CV-VP5」は、運転音約57dB~約51dBと比較的静音性に優れています。
モーターの振動を吸収する構造を採用したり、排気の流れをスムーズにして風切り音を低減する設計などが挙げられます。特に上位モデルでは、吸引力を維持しつつ静音性も高めた製品が登場しています。

パナソニックも、運転音を抑えたモデルの開発に力を入れています。
紙パック式キャニスター掃除機の「MC-PJ24A」は、運転音約62dB~約58dBと、こちらも比較的静かな運転音を実現しています。
特に「クリーンセンサー」搭載モデルは、ゴミの量に応じてパワーを自動調整するため、常に最大パワーで運転する場合と比較して、結果的に静かに感じる場面が多くなるかもしれません。
また、一部の機種には「静音モード」や「ひかえめ運転モード」といった、運転音を抑えて掃除できる機能が搭載されています。

ただし、掃除機の構造上、完全に無音というわけにはいきませんし、吸引力を高く保ちながら静音性を追求するのは技術的にも難しい側面があります。
カタログに記載されているdB値はあくまで目安とし、可能であれば店頭で実際の運転音を確認したり、購入者のレビューで使用感などを参考にしたりするのが良いでしょう。

フローリングとカーペットでは音の響き方も異なるため、ご自宅の床材も考慮に入れるとより良い選択ができます。

デザインやカラーで選ぶ

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最近では、掃除機も単なる家電製品としてだけでなく、インテリアの一部としてデザインやカラーにこだわりたいという方が増えています。毎日使うものだからこそ、見た目がお気に入りのものであれば、掃除のモチベーションも上がるかもしれません。

日立とパナソニック、どちらのメーカーも機能性だけでなく、デザイン性にも優れたモデルを多く展開しています。

日立の掃除機は、比較的スタイリッシュでモダンなデザインのものが多く見受けられます。
シャープなラインやメタリックな質感を取り入れたモデルは、現代的なリビング空間にもよく馴染みます。

例えば、スティッククリーナー「パワかるスティック PV-BL50L」のライトゴールドや、「ラクかるスティック PV-BL30L」のベージュなど、上品なカラーリングも特徴です。
特にコードレススティッククリーナーでは、壁に立てかけておくだけで絵になるような、スリムで洗練されたデザインが人気です。

一方、パナソニックの掃除機は、柔らかな曲線を取り入れたデザインや、多様なインテリアテイストに合わせやすいナチュラルで落ち着いたカラーバリエーションが魅力です。

コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SB85K」や、「セパレート型コードレス MC-NS100K」のホワイトなど、空間に溶け込むような色合いが選べます。
木目調のデザインを取り入れたり、アクセントカラーを効果的に使用したりと、細部にまでこだわりが感じられます。

コードレススティッククリーナーでは、充電スタンドのデザインにも工夫が凝らされており、使わないときも美しく収納できるような配慮がされています。

デザインの好みは人それぞれですので、ご自宅のインテリアの雰囲気や、ご自身の好きな色合い、他の家電製品との調和などを考慮して選ぶのも楽しいでしょう。
機能性とデザイン性の両方を満たす一台を見つけられると、毎日の掃除がより快適で、少し豊かな時間になるかもしれません。

日立vsパナソニック掃除機どっちを選ぶ|タイプ別おすすめ

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掃除機には、紙パック式やサイクロン式、そしてキャニスター型やスティック型など、様々なタイプがあります。ここでは、日立とパナソニックの掃除機をタイプ別に分け、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。

ご自宅の環境や使い方に合った最適なタイプを見つける参考にしてください。ダイソン製品との違いにも触れていきます。

紙パック式で選ぶ

日立 vs パナソニック|紙パック式掃除機比較
日立 かるパック CV-KP900L
  • 💪
    軽量ボディでありながら高い吸引力を実現し、長時間の掃除でも疲れにくい設計
  • 🧹
    「かるふきブラシ」搭載で床の菌まで拭き取り、清潔な住環境を維持
  • 💰
    大容量紙パック採用で交換頻度が少なく、ランニングコストを削減
  • 📐
    壁際や隅のゴミも取りやすい高性能ヘッドで、掃除残しを防止
パナソニック MC-PJ24A
  • コンパクトで扱いやすく、収納にも困らないスマートなサイズ感
  • 🌪️
    エアダストキャッチャー搭載で床上に浮遊するハウスダストもしっかり捕集
  • 🌼
    「逃がさんパック」採用で微細なハウスダストや花粉もキャッチし、排気も清潔
  • 👵
    軽量で取り回しが良く、操作がシンプルで直感的なため、年配の方にも使いやすい

紙パック式の掃除機は、吸い取ったゴミやホコリが紙パック内に封じ込められるため、ゴミ捨て時にホコリが舞い散りにくく、衛生的であるという点が大きなメリットです。
アレルギー体質の方や、小さなお子様がいるご家庭、あるいはゴミに直接触れたくないという方に根強い人気があります。
紙パックを交換するだけなので、お手入れの手間が比較的少ないのも魅力です。

日立の紙パック式掃除機は、パワフルな吸引力と使いやすさを両立させているのが特徴です。

例えばキャニスター型の「かるパック CV-KP900L」は、軽量ボディでありながら高い吸引力を持ち、前述の通り「かるふきブラシ」で床の菌まで拭き取れます。
大容量の紙パックを採用しているモデルもあり、紙パックの交換頻度を減らすことができるため、ランニングコストを抑えたい方にも配慮されています。ヘッドの性能も高く、壁際や隅のゴミも取りやすい工夫がされています。

パナソニックの紙パック式掃除機も、長年にわたり多くのユーザーに支持されています。

キャニスター型の「MC-PJ24A」は、コンパクトで扱いやすく、エアダストキャッチャー搭載で床上に浮遊するハウスダストもキャッチします。
「逃がさんパック」のように、微細なハウスダストや花粉もしっかりキャッチする高性能な紙パックを採用しているモデルがあり、排気の清潔さにもこだわっています。
また、本体が軽量で取り回しの良いモデルや、操作がシンプルなモデルも揃っており、ご年配の方にも扱いやすいと評判です。

どちらのメーカーの製品を選ぶにしても、紙パックの入手しやすさや1枚あたりの価格といったランニングコストも考慮して選ぶと良いでしょう。
最近では、紙パック式でも吸引力の強いモデルや、デザイン性の高いモデルが増えていますので、吸引力や見た目にこだわりたい方にも十分な選択肢があります。

キャニスター型を比較

日立 vs パナソニック|サイクロン式キャニスター掃除機比較
日立 パワかるサイクロン CV-SP900L
💪
高い吸引力
⚖️
約2.5kgの軽量ボディ
🔄
スムーズな方向転換
🔊
静音設計
特長
  • カーペットの奥のゴミやペットの毛を効果的にかき出す高性能ヘッド搭載
  • 🧹
    パワフルな吸引力でしっかり掃除しながらも軽量設計で使いやすい
  • 🔄
    柔軟性の高いホースと回転性能で操作性が向上し狭い場所も掃除しやすい
パナソニック プチサイクロン MC-SR43K
🏠
コンパクト設計
🌪️
高い吸引力
🧹
フィルターレス
📱
クリーンセンサー搭載
特長
  • フィルターレス設計でお手入れの手間を大幅に軽減し、メンテナンスが簡単
  • 📊
    「クリーンセンサー」搭載モデルでゴミの量に応じて効率的な掃除が可能
  • 🔌
    豊富なアタッチメントで床・布団・カーテン・サッシなど家中の掃除に対応

キャニスター型掃除機は、本体に車輪が付いていて床を転がしながら使用する、昔ながらの形状の掃除機です。一般的に、コードレススティック型に比べてパワフルな吸引力と、大容量のダストボックス(紙パックまたはダストカップ)を備えているのが特徴です。

そのため、広い範囲を一度にしっかりと掃除したい方や、じっくりと時間をかけて丁寧に掃除をしたい方に向いています。コード式が主流なので、バッテリー切れの心配がないのもメリットです。

日立のキャニスター型掃除機は、強力な吸引力を誇るモデルが多く、特にカーペットの奥深くに入り込んだゴミやペットの毛などをしっかりとかき出す高性能なヘッドを備えています。

サイクロン式の「パワかるサイクロン CV-SP900L」は、パワフルな吸引力と約2.5kgの軽量ボディが魅力で、お手入れも比較的簡単です。また、本体の取り回しやすさにも配慮されており、スムーズに方向転換できる工夫や、ホースの柔軟性を高めることで操作性を向上させています。静音性に優れたモデルもラインナップされています。

パナソニックのキャニスター型掃除機も、安定した吸引力と使いやすさが魅力です。

サイクロン式の「プチサイクロン MC-SR43K」は、コンパクトながら高い吸引力を持ち、フィルターレスでお手入れの手間を軽減しています。軽量化されたモデルや、独自の「クリーンセンサー」を搭載し、ゴミの量に応じて効率的な掃除ができるモデルなどがあります。

また、豊富なアタッチメントが付属している機種もあり、床だけでなく、布団やカーテン、サッシの溝、家具の隙間など、家中の様々な場所の掃除に対応できるのが強みです。

どちらのメーカーの製品を選ぶ際も、本体の重さやサイズ、コードの長さ、収納性などを比較検討すると良いでしょう。
ヘッドの種類(モーター駆動か、タービンブラシかなど)によってもゴミの取れ方が変わるので、床材に合わせて選ぶことが大切です。確かな清掃力を求めるなら、依然としてキャニスター型は有力な選択肢と言えます。

スティッククリーナーという選択

スティッククリーナー、特にコードレスタイプのものは、コンセントの場所を気にせずに手軽に使え、収納場所も比較的取らないため、近年非常に人気が高まっています。
リビングや廊下など、目につく場所に置いておけば、ちょっとしたゴミが気になったときにサッと取り出して使える手軽さが最大の魅力です。

メインの掃除機として十分な性能を持つモデルも増えていますが、キャニスター型などと併用して、セカンドクリーナーとして活用する方も多いです。

日立のスティッククリーナーは、パワフルな吸引力と軽量性を両立させたモデルが人気を集めています。
前述の「パワかるスティック PV-BL50L」や「ラクかるスティック PV-BL30L」などが代表的で、取り回しが良く、狭い場所や家具の下にもスッと入り込める薄型のヘッドも特徴です。
また、ハンディクリーナーとしても使える2in1タイプや、布団用ノズル、すき間用ノズルなど豊富なアタッチメントが付属し、一台で家中の様々な場所を掃除できる多機能なモデルも揃っています。

パナソニックのスティッククリーナーは、軽量コンパクトでありながら高い吸引力を持つモデルが魅力です。
「パワーコードレス MC-SB85K」や「セパレート型コードレス MC-NS100K」は、それぞれ特徴的な機能と使いやすさを備えています。先述の「からまないブラシ」搭載機種は、髪の毛やペットの毛がブラシに絡みつきにくく、お手入れが格段に楽になります。
また、壁際に立てかけておくだけで充電できるスタイリッシュな充電スタンドが付属するモデルなど、デザイン性と実用性を兼ね備えた製品も多いのが特徴です。

スティッククリーナーを選ぶ際は、連続使用時間(バッテリーの持ち)や充電時間、本体重量(特にヘッドをつけた状態での重さ)、ダストボックスの容量などをしっかりと比較検討することが大切です。ご自宅の広さや一度に掃除する範囲、主な用途(メイン掃除機かサブかなど)に合わせて、最適なスペックのモデルを選びましょう。

ダイソンとの比較

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ダイソンは、独自の強力なサイクロン技術による圧倒的な吸引力と、未来的でスタイリッシュなデザインで世界的に知られています。特にコードレススティッククリーナーの分野では、市場をリードする存在と言えるでしょう。
例えば「Dyson Gen5detect」のような最新モデルは、微細なホコリを可視化する機能や高い吸引力を誇ります。

日立やパナソニックの掃除機と比較した場合、ダイソン製品は特に吸引力の持続性や、微細な粒子を99%以上捕らえるとされる高性能なフィルターシステムに優れているモデルが多いです。アレルギー体質の方や、よりクリーンな排気を求める方にとっては魅力的な選択肢となります。
また、豊富なアタッチメントが用意されており、様々な掃除シーンに対応できるのも強みです。

一方、日立やパナソニックの製品は、日本の住環境や日本人の使い方に合わせた細やかな使い勝手の良さ、例えば軽量性、静音性、そしてお手入れのしやすさに工夫が見られることが多いです。

日立の「ごみくっきりライト」やパナソニックの「からまないブラシ」のような、日本ならではのニーズに応える機能はダイソンには見られない特徴かもしれません。
ヘッドの幅が日本の住宅に適したサイズであったり、ゴミ捨ての際に手が汚れにくい構造になっていたりする点は、国内メーカーならではの配慮と言えるでしょう。
また、紙パック式のモデルや、比較的購入しやすい価格帯のモデルのラインナップも豊富です。

価格帯については、ダイソン製品は一般的に比較的高価な傾向があります。
ご自身の掃除機に求める最も重要なポイント(例えば、絶対的な吸引力なのか、取り回しの軽さなのか、静音性なのか、メンテナンスの容易さなのか、あるいは価格なのか)を明確にして、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することが、後悔のない選択に繋がるでしょう。

お手入れのしやすさ

掃除機を長く快適に使い続けるためには、お手入れのしやすさも非常に重要な選択ポイントです。
どんなに高性能な掃除機でも、お手入れが面倒だと使うのが億劫になってしまったり、性能が十分に発揮されなくなったりすることもあります。

ゴミ捨ての方式や、ブラシ、フィルターの清掃の手間などを購入前にしっかりと確認しておきましょう。

紙パック式の場合、ゴミが満杯になった紙パックを取り出して、そのままゴミ箱に捨てるだけなので、ゴミに直接触れる機会が少なく衛生的です。お手入れとしては最も簡単なタイプと言えるでしょう。
日立の「かるパック CV-KP900L」やパナソニックの「MC-PJ23A」のような紙パック式モデルは、紙パックのセットや交換が簡単にできるような工夫がされています。

サイクロン式の場合は、ダストカップに溜まったゴミを定期的に捨てる必要があります。
このゴミ捨ての際に、ホコリが舞いやすいというデメリットがありましたが、最近ではお手入れの負担がかなり軽減されています。

日立の「ごみダッシュ(ゴミを圧縮してホコリの舞い上がりを抑える)」機能を持つ「パワかるサイクロン CV-SP900L」や、パナソニックの「フィルターレスサイクロン」を採用した「プチサイクロン MC-SR40K」のように、ゴミ捨てがしやすく、フィルター掃除の手間を軽減する工夫がされているモデルを選ぶと良いでしょう。

また、ダストカップやフィルターが丸洗いできるかどうかも重要なチェックポイントです。水洗いできると、より清潔に保つことができます。

ブラシ部分のお手入れも忘れてはいけません。
特に髪の毛やペットの毛はブラシに絡みつきやすいですが、パナソニックの「からまないブラシ」のように、特殊な構造で毛の絡みつきを抑える機能が搭載されていると、お手入れが格段に楽になります。
日立の製品も、「パワかるスティック PV-BL50L」のヘッドのように、ブラシ部分が簡単に取り外せて、付着したゴミを取り除きやすいように設計されているモデルがあります。

細かな部分ですが、日常的に使うものだからこそ、お手入れの負担が少ない製品を選びたいものです。

総括:日立とパナソニックの掃除機ならどっち?

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 日立は強力吸引と使いやすさが特徴だ
  • パナソニックは独自機能(センサー、ブラシ)が魅力だ
  • 吸引力は両社とも高いが、ヘッドや床材との相性も重要だ
  • 軽量モデルは両社にあり、実機確認を推奨する
  • 静音性はdB値と実音で確認するのが良い
  • デザインも重要、両社にスタイリッシュなモデルがある
  • 紙パック式は衛生的で手軽、両社に高性能モデルがある
  • キャニスター型は吸引力と大容量が魅力だ
  • スティック型は手軽で人気、バッテリー確認が重要だ
  • ダイソンは吸引力に優れるが、他要素も国内品と比較する
  • 手入れの容易さはゴミ捨て、フィルター、ブラシを確認する
  • パナソニックの「クリーンセンサー」は効率的で省エネだ
  • 日立の「パワフルスマートヘッド」は壁際にも強い
  • 最終的には総合的に判断し、最適な一台を選ぶ