せっかくドラム式洗濯機を買ったのに、乾燥機能が思ったように働いてくれない…。
洗濯物を取り出してみると、まだ湿っている部分があったり、生乾きの嫌な臭いがしたり。さらには以前より乾燥時間が長くなったような気がして、電気代も心配になってきますよね。
実は、ドラム式洗濯機の乾燥が乾かない原因は一つではありません。フィルターの目詰まりや給排気口の問題、洗濯物の量や設置環境など、複数の要因が絡み合っているケースがほとんどなんです。
そして多くの場合、適切な掃除やちょっとした使い方の工夫で劇的に改善することができます。
でも、いくら手入れをしても改善しない場合は、修理か買い替えかという大きな決断を迫られることになります。その判断基準や、今日から試せる乾きやすくする裏技も知っておきたいですよね。
この記事では、家電量販店で長年お客様の相談に乗ってきた経験から、ドラム式洗濯機の乾燥が乾かない根本的な原因と、具体的な解決方法をお伝えします。
基本的な掃除方法から、意外と知られていない裏ワザ、そして修理や買い替えの判断基準まで、実践的な情報をすべてまとめました。
あなたの洗濯機を復活させるヒントが、きっと見つかるはずです!
ドラム式洗濯機の乾燥で洗濯物が乾かない原因

- 洗濯から乾燥までにかかる時間
- 乾かない原因
- 乾燥時間が長くなった、なかなか終わらない状態
- 掃除で解決する?
- 生乾きの嫌な臭いを撃退
まずは、「どうしてうちの洗濯機は乾かないの?」という根本的な原因を探っていきましょう。
乾燥にかかる時間の目安から、乾かなくなる意外な理由、そして掃除でどこまで解決できるのかを一つずつ見ていきますね。
洗濯から乾燥までにかかる時間
ドラム式洗濯機って、洗濯から乾燥まで全自動でやってくれるのが本当に便利ですよね。でも、実際のところ、どのくらいの時間がかかるものなのでしょうか?
一般的に、洗濯から乾燥までの時間は、洗濯物の量や種類、洗濯機の機種によって大きく変わりますが、一つの目安としては約3時間前後とされています。
例えば、パナソニックの人気モデル「NA-LX129DL」の場合、定格6kgの洗濯物を標準モードで洗濯から乾燥まで行うと、約98分という驚きの速さを実現しています。
ただ、これはあくまで最新機種の一例です。
機種タイプ | 洗濯~脱水 | 洗濯~乾燥 |
---|---|---|
ドラム式洗濯乾燥機 | 約50分~70分 | 約120分~180分 |
縦型洗濯機(乾燥機能付き) | 約40分~60分 | 約180分~300分以上 |
上の表を見てわかるように、洗濯だけなら縦型の方が早い傾向にありますが、乾燥まで含めたトータルの時間では、ドラム式の方が圧倒的にスピーディーなんです。
もし、お使いの洗濯機がこれより明らかに長い時間がかかっているなら、何か原因があるのかもしれませんね。
例えば、厚手のジーンズやタオルが多い日は、センサーが「まだ湿っている」と判断して、自動で乾燥時間を延長することがよくあります。これは故障ではなく、しっかり乾かすための健気な働きなんです。
このように、まずはご自宅の洗濯機の「いつもの時間」を把握して、それと比較して「長くなった」と感じるかどうか、という点が最初のチェックポイントになると思います。
乾かない原因
「乾燥時間が長いだけじゃなく、そもそも乾きが悪い…」と感じる場合、その原因は一つではないことが多いんです。お店でお客様のお話を聞いていると、いくつかの原因が複合的に絡み合っているケースがほとんどですね。
一番に疑うべきなのは、やはり「フィルターの目詰まり」です。
これは本当に多くの方が経験する原因で、乾燥機能の不調の約8割はこれが関係していると言っても過言ではないかもしれません。
乾燥フィルターは、衣類から出たホコリや糸くずをキャッチする大切な部分です。ここにホコリが溜まると、温かい風の通り道が塞がれてしまい、乾燥効率がガクンと落ちてしまいます。
洗濯物の入れすぎは、乾きムラにも直結します。ドラムの中で衣類がうまく広がらず、塊になったままだと、外側だけ乾いて中心は湿ったまま…なんてことになりがちです。
また、ズボンや長袖シャツなどが絡み合っていると、温風が内部まで届きにくくなります。一度、脱水が終わった段階で扉を開けて、洗濯物を軽くほぐしてあげるだけでも、仕上がりが全然違ってくるんですよ。
これらの原因は、どれか一つでも当てはまると乾燥能力に影響します。まずはご自身の使い方や洗濯機の周りの環境をチェックしてみてくださいね。
乾燥時間が長くなった、なかなか終わらない状態
「前は3時間で終わっていたのに、最近は4時間以上かかるようになった…」こんな風に、以前と比べて明らかに乾燥時間が長くなったと感じる場合、洗濯機が何らかのサインを出している証拠です。
この現象の最も一般的な原因は、先ほどもお伝えしたように乾燥フィルターやその奥にある乾燥経路(ダクト)にホコリが蓄積していることです。
毎回フィルターのホコリは取っているという方でも、実はフィルターの網目自体が皮脂や柔軟剤の成分で目詰まりしていたり、フィルターのさらに奥、普段は見えない部分にホコリがびっしり溜まっていることがあるんです。
想像してみてください。ドライヤーの風の出口がホコリで半分塞がっていたら、髪を乾かすのに時間がかかりますよね?
それと全く同じことが洗濯機の内部で起こっているんです。
ホコリが溜まると、ただ時間が長くなるだけではありません。乾燥のために余計な電力を使うことになるので、電気代も上がってしまう可能性があります。家計にも優しくない状態と言えますね。
もう一つの原因として考えられるのが、排水フィルター(糸くずフィルター)の詰まりです。
乾燥運転の前には必ず脱水を行いますが、排水がスムーズにいかないと、衣類に余分な水分が残ったまま乾燥工程に入ってしまいます。水分が多い状態から乾かすわけですから、当然時間は長くなります。
さらに、洗濯物を詰め込みすぎている場合も、センサーが乾き具合を正確に検知できず、必要以上に運転を続けてしまうことがあります。衣類が多すぎると、ドラム内の湿度がなかなか下がらいため、「まだ乾いていない」と洗濯機が判断し、終わらない状態に陥ってしまうのです。
お客様の中には、「乾燥が終わった直後なのに、なんだか衣類が冷たくて湿っている気がする」とおっしゃる方もいます。これは長時間運転した結果、乾燥が終わってから時間が経ち、外の空気で冷やされて結露してしまった可能性も考えられますね。
乾燥時間が長くなるというのは、使い方の問題だけでなく、洗濯機本体のメンテナンスが必要というサインであることが多いです。放置してしまうと、他の故障につながる可能性もあるため、早めの対処をおすすめします。
掃除で解決する?
はい、多くの場合、適切な掃除で乾燥機能は劇的に改善します。
実際に、乾燥の不調でご相談に来られたお客様のほとんどが、掃除方法を見直すことで解決しています。
では、具体的にどこをどのように掃除すればいいのでしょうか?
これまでと重複するところもありますが、それを含めてポイントは4つあります。
1. 乾燥フィルター
これは基本中の基本ですね。乾燥運転のたびに、ティッシュなどを使って表面のホコリを取り除きましょう。
さらに、月に1回程度は、フィルターをぬるま湯で洗い流すのがおすすめです。歯ブラシなどで優しくこすると、網目に詰まった見えない汚れが落ちて、風の通りが格段に良くなります。
2. 排水フィルター(糸くずフィルター)
洗濯機の下部にあるこのフィルターも、週に1回はチェックしたい場所です。ここには糸くずだけでなく、髪の毛やヘドロ状の汚れが溜まりやすいんです。
詰まっていると排水能力が落ち、脱水が不十分になるため、乾燥時間にも影響します。取り外して、こちらも歯ブラシなどで汚れをかき出しましょう。
忘れがちな「フィルターの奥」の掃除
乾燥フィルターを外した、その奥。懐中電灯で照らしてみると、ホコリがびっしり…なんてことも。ここは、メーカーから専用のお手入れブラシが販売されている場合があります。
なければ、針金ハンガーを細く伸ばして先端を少し曲げたものなどで、優しくホコリをかき出すという裏ワザもありますが、内部を傷つけないように自己責任でお願いしますね。
3. ドアのゴムパッキン
ドア周りのゴムパッキンの溝は、ホコリや髪の毛が溜まりやすい場所です。
ここに溜まったゴミが、乾燥中に衣類に再付着したり、湿気の原因になったりします。濡れた布で定期的に拭き掃除をしましょう。
4. 洗濯槽そのもの
月に1回は、市販の洗濯槽クリーナーで槽洗浄を行いましょう。一見キレイに見える洗濯槽も、裏側にはカビや洗剤カスが溜まっています。これらの汚れが乾燥効率を下げたり、臭いの原因になったりします。特に、メーカー指定の専用クリーナーは効果が高いので、年に1度は試してみる価値があると思います。
掃除は少し面倒に感じるかもしれませんが、これをやるだけで「新品の頃みたいに乾くようになった!」と喜ばれるお客様が本当に多いんです。愛用の洗濯機を長持ちさせるためにも、ぜひ習慣にしてみてくださいね。
これらの掃除をすべて行っても改善しない場合は、内部の部品の劣化や故障も考えられますので、その際は次のステップに進む必要があります。
生乾きの嫌な臭いを撃退

乾燥が終わったはずなのに、洗濯物からモワッとした生乾きの臭いがする…。これは本当にがっかりしますよね。せっかく洗濯したのに、これでは着る気になれません。
この嫌な臭いの正体は、「モラクセラ菌」という雑菌です。この菌は、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れなどをエサにして繁殖し、あの独特の臭いを発生させます。特に、衣類が湿った状態が長く続くほど、菌は活発になります。
つまり、乾燥時間が長引いていること自体が、臭いを発生させる原因になっているケースが多いんです。
臭いを元から断つための対策はいくつかあります。
1. 臭いが出てしまった衣類の除菌
一度臭いがついてしまったタオルなどは、普通に洗濯しただけではなかなか臭いが取れません。そんな時は、酸素系漂白剤(粉末タイプが効果的です)を使ったつけ置き洗いがおすすめです。
40~50℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分~1時間ほどつけ置きしてから、他の洗濯物と一緒に通常通り洗濯してみてください。熱に強い衣類であれば、煮沸消毒やコインランドリーの高温乾燥機を利用するのも効果的です。
塩素系漂白剤は色柄物には使えないので注意してくださいね。
また、洗剤や柔軟剤を規定量以上に入れるのは逆効果です。すすぎきれなかった成分が菌のエサになり、かえって臭いを悪化させることがあります。
2. 洗濯槽のカビ対策
衣類だけでなく、洗濯槽自体がカビや雑菌の温床になっている可能性もあります。前述の通り、定期的な槽洗浄は必須です。
特に、ドラム式洗濯機は使用水量が少ないため、汚れが残りやすい傾向にあります。市販のクリーナーでしっかり除菌しましょう。
3. 洗濯の習慣を見直す
お店では、「乾燥が終わった後、朝までそのままにしておく」というお話をよく聞きますが、これが実は湿り戻りの原因になることがあるんです。
運転終了後のドラム内は温かく、外気との温度差で結露しやすい状態。できるだけ早く取り出すのが、カラッとした仕上がりを保つコツですよ。
これらの対策を組み合わせることで、しつこい生乾き臭はかなり改善されるはずです。ぜひ試してみてください。
ドラム式洗濯機の乾燥が乾かない時の最終手段

- 今日から試せる乾きやすくする裏技
- 修理か買い替えかの判断
- 修理を依頼する場合の費用目安
- 買い替えに最適な時期はいつ?
- 最新のドラム式洗濯乾燥機おすすめ3選
基本的なお手入れをしても、どうしても乾きが改善しない…。
そんな時に試してほしい、ちょっとした裏ワザや、修理・買い替えといった次のステップについてお話しします。
大切な家電だからこそ、最後まで諦めずにベストな方法を見つけましょう。
今日から試せる乾きやすくする裏技
掃除や設定の見直しをしても「もう一歩改善したい!」という時に、手軽に試せる「裏ワザ」があるのをご存知ですか?
私も家で実践している、乾燥効率をアップさせるためのちょっとしたコツをいくつかご紹介しますね。
一番有名で、かつ効果を実感しやすいのが、「乾いたバスタオルを1枚追加して乾燥させる」という方法です。
これは、乾燥をスタートする時に、洗濯物と一緒に乾いた状態のバスタオルを1枚だけポンと入れるだけ。乾いたタオルが、濡れた衣類の水分を吸い取ってくれるため、ドラム内の全体の湿度が下がりやすくなります。
結果として、センサーが「乾いた」と判断するまでの時間が短縮される、という仕組みなんです。
次に試してほしいのが、「脱水時間を少し長めに設定する」ことです。
当たり前のことかもしれませんが、乾燥時間というのは、衣類に残っている水分量に大きく左右されます。脱水の段階でしっかりと水分を飛ばしておけば、その分、乾燥にかかる時間と電気代を節約できます。
ただし、デメリットとして、脱水時間を長くすると衣類にシワがつきやすくなる点には注意が必要です。アイロンがけが必要なYシャツなどは避けて、タオルや下着類を乾燥させる時に試すのがおすすめです。
そして、これは裏ワザというより基本ですが、「厚手のものと薄手のものは分けて乾燥させる」ことも重要です。
ジーンズのような乾きにくいものと、Tシャツのような乾きやすいものが混在していると、洗濯機は一番乾きにくいものに合わせて運転します。そのため、全体として時間が長くなってしまうのです。
これらの方法は、どれも今日からすぐに試せるものばかり。お使いの洗濯機や洗濯物の状況に合わせて、ぜひ取り入れてみてくださいね。
修理か買い替えかの判断
いろいろな対策を試しても、一向に乾燥機能が改善しない…。
そうなると、いよいよ本体の故障を疑う段階かもしれません。
ここで悩むのが、「修理して使い続けるべきか、それとも思い切って買い替えるべきか」という問題ですよね。これは非常に重要な判断で、お店でも一番ご相談が多い内容です。
判断の基準となるポイントは、主に「使用年数」「修理費用の見積もり」「最新機種との性能差」の3つです。
1. 使用年数を確認する
まず、お使いの洗濯機が何年目かを確認しましょう。多くのメーカーでは、洗濯機の設計上の標準使用期間を約7年としています。また、修理に必要な部品の保有期間も、製造終了から6~7年程度です。
もしお使いの洗濯機が7年以上経過している場合、一度修理しても、近いうちに別の部品が故障する…という「故障の連鎖」が起きる可能性が高くなります。また、部品がなくて修理自体ができない、というケースも考えられます。
内閣府の消費動向調査によると、洗濯機の平均使用年数は約10~11年というデータもあります。長く使える製品ではありますが、7年を一つの目安として考えるのが現実的だと思います。
2. 修理費用の見積もりを取る
使用年数がまだ浅い場合は、まず修理の見積もりを取ることをお勧めします。費用が1~2万円程度の軽微な修理であれば、まだまだ使い続ける価値は十分にあります。
しかし、乾燥機能に関わるヒートポンプユニットや基板の交換となると、5万円以上の高額な修理になることも珍しくありません。ここまで高額になると、新しい洗濯機の購入資金に充てた方が、長期的に見てお得になることが多いですね。
3. 最新機種との性能差を比べる
もし7~8年前の洗濯機をお使いなら、最新機種の進化に驚くかもしれません。今のドラム式洗濯機は、省エネ性能が格段に向上しており、年間の電気代や水道代が数千円単位で安くなることもあります。
さらに、洗剤の自動投入機能や、スマホ連携、乾燥フィルターの自動掃除機能など、家事の負担を劇的に軽くしてくれる便利な機能もたくさん搭載されています。
修理費用を払って古い機種を使い続けるよりも、新しい機種に買い替えることで得られる「時短」や「快適さ」という価値を考えてみるのも一つの判断基準ではないでしょうか。
「修理か買い替えか」の最終的な判断は、とても難しいですよね。
一つの目安として、「修理費用が購入価格の3~4割を超えるなら買い替えを検討する」という考え方もあります。ぜひ参考にしてみてください。
修理を依頼する場合の費用目安
まずは「修理でどのくらいかかるか」ですよね。
洗濯機の修理費用は、故障の箇所や原因、そして縦型かドラム式かによって大きく変わってきます。
一般的に、ドラム式洗濯機は構造が複雑で、高性能な部品を使っているため、修理費用は縦型に比べて高くなる傾向があります。
乾燥機能の不調で考えられる主な修理内容と、その費用のおおよその目安をまとめてみました。
故障の症状・修理内容 | 費用目安(ドラム式) | 考えられる原因 |
---|---|---|
乾燥しない・乾きが悪い | 28,000円~80,000円前後 | ヒートポンプユニットの故障、ファンモーターの異常、センサーの不具合、基板の故障など |
異音がする | 5,500円~80,000円前後 | モーターの劣化、ベルトの摩耗、内部に異物混入など |
排水ができない | 10,000円~46,000円前後 | 排水弁の故障、排水モーターの異常、排水フィルターの奥の詰まり |
操作パネルの異常・電源が入らない | 32,000円~55,000円前後 | 制御基板の故障 |
※上記はあくまで目安です。出張費などが別途かかる場合があります。
見ていただくと分かる通り、特に乾燥機能の心臓部であるヒートポンプユニットや、頭脳である制御基板の修理は、かなり高額になる可能性があります。ここまでくると、先ほどお話しした「買い替え」が現実的な選択肢として浮上してきます。
修理を依頼する際は、まずメーカーのサポートセンターや、購入した家電量販店に連絡するのが一般的です。その際に洗濯機の型番と、どのような症状が出ているのか(「エラー表示C06が出る」「乾燥の風が温かくない」など)を具体的に伝えると話がスムーズに進みます。
まずは見積もりを出してもらい、その金額を見てから最終的に修理するかどうかを判断するのが、一番賢明な方法だと思います。
買い替えに最適な時期はいつ?

「どうせ買い替えるなら、少しでもお得に買いたい!」と思うのは当然ですよね。
家電製品、特に洗濯機のような大型家電には、実は安く買いやすい「狙い目の時期」というものが存在するんです。
一番の狙い目は、ずばり「モデルチェンジの直前」です。
ドラム式洗濯機の新製品は、多くのメーカーが秋(9月~11月頃)に発売する傾向があります。つまり、その直前の8月~9月頃になると、現行モデルが「型落ち」となり、在庫を売り切るために価格がグッと下がることが多いんです。
最新の機能に強いこだわりがなければ、この時期に高性能なモデルを非常にお得に購入できるチャンスです。
ただし、注意点もあります。
モデルチェンジの時期は、人気モデルから在庫がなくなっていきます。「これが欲しい!」と決めている機種がある場合は、安くなるのを待ちすぎると売り切れてしまう可能性もあるので、その見極めが少し難しいところですね。
また、最近ではメーカーが販売価格を指定する「指定価格制度」を導入している製品も増えてきています。これらの製品は、セール時期でも大幅な値引きは期待しにくいかもしれません。
お店で働いていても、決算セールの時期は「店長、もう少しだけ…!」なんていう価格交渉が活発になるので、雰囲気的にも買いやすいかもしれませんね(笑)
ただ、本当に壊れてしまって急いでいる場合は、時期を選んでいられないのが辛いところです…。
もし買い替えを検討する時間的な余裕があるのなら、これらの時期を意識して家電量販店のチラシやウェブサイトをチェックしてみることを強くお勧めします。賢く買い替えて、最新の快適な洗濯ライフを手に入れてくださいね!
最新のドラム式洗濯乾燥機おすすめ3選
「買い替えるなら、どんな機種がいいの?」と気になりますよね。
最後に2025年現在、私がお客樣にも自信を持っておすすめする、注目のドラム式洗濯乾燥機を3つご紹介します!
それぞれに個性があって、ライフスタイルに合わせて選ぶのが楽しいですよ。
【パナソニック】NA-LX129DL|洗浄力と最先端機能の王様
「とにかく汚れ落ちを重視したい!」という方には、パナソニックのこのモデルが一番のおすすめです。温水で洗剤の力を最大限に引き出す「温水スゴ落ち泡洗浄」は、黄ばみや皮脂汚れに絶大な効果を発揮します。
さらに業界で初めて「汚れはがし剤」まで自動投入できる「トリプル自動投入」を搭載。予洗いの手間が省けるのは嬉しいポイントですよね。
乾燥もヒートポンプ式でスピーディかつ省エネ。まさに非の打ち所がないフラッグシップモデルです。
【東芝】TW-127XP4L|乾燥の速さと仕上がりが魅力
「洗濯から乾燥まで、とにかく時短したい!」という忙しい方には東芝のZABOONシリーズがぴったり。7kgの洗濯物を約96分で洗濯から乾燥まで終わらせる「ふんわリッチ速乾」は業界トップクラスの速さです。
大風量で乾燥させるので、タオルのパイルが根元から立ち上がり、ふんわりと仕上がります。シワが伸びやすいのも特徴で、アイロンがけの手間を減らしたい方にもおすすめです。
ナノサイズの泡で洗浄力を高める「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」も搭載し、清潔性も抜群です。
【日立】ビッグドラム BD-STX130ML|お手入れの楽さで選ぶなら
「面倒なフィルター掃除から解放されたい…」そんな夢を叶えてくれるのが日立のビッグドラムです。
このモデルはなんと「乾燥フィルターレス」構造を実現!
乾燥時に出るホコリは、次の洗濯運転時に水で自動で洗い流してくれるんです。お手入れは排水フィルターをチェックするだけなので本当に楽ちん。
時速約300kmの高速風でシワを伸ばしながら乾かす「風アイロン」も健在で、仕上がりもキレイ。お手入れの手間を何よりも優先したい方には、最高の選択肢だと思います。
いかがでしたでしょうか?
最新の洗濯機は、ただ乾かすだけでなく、お手入れの手間を減らしたり、仕上がりを良くしたりと、様々な工夫が凝らされています。
ご自身のライフスタイルや、「洗濯の何が一番大変か」を考えて選ぶと、きっと満足のいく一台が見つかるはずです。
総括:ドラム式洗濯機の乾燥が乾かない悩みを解決
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。