コード式のスティック掃除機について、どのモデルが本当に強力な吸引力を持っているのか迷われている方も多いのではないでしょうか。
コードレス掃除機が主流になっている今でも、長時間の掃除や確実な清掃力を求める方にとって、コード式スティック掃除機は欠かせない存在です。しかし、最強の吸引力を誇るモデルはどれなのか、コード式サイクロンと紙パック式のどちらを選ぶべきか、また両用タイプやハンディクリーナー機能の有無など、選択肢が多すぎて判断に困ってしまいますよね。
特に集合住宅にお住まいの方は、強力な吸引力と静音性を両立したモデルを探すのに苦労されているかもしれません。価格が手頃でも性能が不十分だったり、逆に高性能でも価格が高すぎたりと、なかなか理想的なバランスの製品に出会えないことも多いものです。
この記事では、現在市場で入手可能なコード式スティック掃除機の中から、吸引力に優れたおすすめモデルを厳選してランキング形式でご紹介します。また、サイクロン式と紙パック式の違い、静音性を重視した選び方、さらには2WAY機能の活用法まで、購入前に知っておきたい重要なポイントを詳しく解説していきます。
コード式スティック掃除機の吸引力ランキング|選ぶべきモデル

コード式スティック掃除機は、バッテリー切れを気にせずに長時間使える点が魅力的ですね。
まずは、サイクロン式や紙パック式、さらにはハンディクリーナーとしても使える2WAYタイプまで、幅広くカバーしていきましょう。
最強の吸引力で選ぶおすすめ機種
吸引力の強さで選ぶなら、まず注目したいのが吸込仕事率という数値です。この数値が高いほど、より強力にゴミを吸い取れると考えられます。
ツインバード TC-E124SPWは、吸込仕事率100Wという驚異的なパワーを誇ります。1.7kgという軽量ボディながら、絨毯に絡んだ髪の毛や細かなホコリまでしっかりと吸引してくれるんです。実際に使った方からは「旧型では物足りなかった絨毯の掃除も、普通の掃除機に近い感覚で使える」との声が寄せられています。
アイリスオーヤマのSCA-112も同じく吸込仕事率100Wを実現しており、2段遠心分離システムで微細なゴミも逃しません。価格帯を考えると、コストパフォーマンスは非常に優秀だと思います。
ただし、これらのハイパワーモデルには注意点もあります。吸引力が強すぎて、カーペットに掃除機が張り付いてしまい、動かしにくく感じる場合があるんです。また、消費電力も500~600Wと高めなので、電気代を気にする方は考慮が必要でしょう。
コード式サイクロンおすすめモデル

サイクロン式の最大のメリットは、ランニングコストが安いことです。紙パックを購入する必要がなく、ダストカップを洗うだけでお手入れが完了します。
ツインバード TC-E123SBKは、吸込仕事率70Wでバランスの取れた性能を持つモデルです。TC-E124SPWほどパワフルではありませんが、日常的な掃除には十分な吸引力を発揮してくれます。消費電力も270Wと抑えられているため、電気代を節約したい方にはこちらがおすすめですね。
アイリスオーヤマのSCA-112は、2段遠心分離を採用した本格的なサイクロン式です。微細なゴミと大きなゴミを効率的に分離し、強い吸引力を維持できる仕組みになっています。集じん容量も0.5Lと大容量で、頻繁にゴミ捨てをする手間が省けるのは嬉しいポイントです。
サイクロン式を選ぶ際の注意点として、お手入れの頻度が挙げられます。ダストカップやフィルターを定期的に洗浄しないと、吸引力が低下してしまう可能性があります。また、排気の臭いが気になる場合もあるので、換気をしながら使用することをおすすめします。
コード式の紙パックモデル
紙パック式の魅力は、何といってもお手入れの簡単さです。ゴミが溜まったら紙パックを交換するだけで、ダストカップを洗う手間がかかりません。
現在のコード式スティック掃除機市場では、サイクロン式が主流となっているため、純粋なコード式紙パック式のラインナップは非常に限られているのが実情です。多くのメーカーがサイクロン式に移行している中で、紙パック式のコード式スティック掃除機を見つけるのは困難になっています。
実際のところ、現在市場で入手可能な主要なコード式スティック掃除機は、ほぼすべてがサイクロン式となっています。ツインバードやアイリスオーヤマなどの人気モデルも、すべてサイクロン方式を採用しているんです。
もし紙パック式をお求めでしたら、キャニスター型の掃除機や、一部のハンディクリーナーに紙パック式のモデルが残っています。お手入れの簡便性を重視される場合は、これらの選択肢も検討されることをおすすめします。
紙パック式を選ぶ際は、交換用紙パックの入手しやすさと価格を確認することが大切です。本体価格が安くても、専用紙パックが高価だったり、入手困難だったりすると、長期的にはコストが高くなってしまいます。
また、紙パックが満杯になると吸引力が低下するため、こまめに交換することが必要です。ゴミの量が見えにくいのも、紙パック式のデメリットと言えるでしょう。
一方で、排気がきれいなのは紙パック式の大きなメリットです。アレルギーをお持ちの方や、小さなお子様がいるご家庭では、この点が重要な選択基準になるかもしれませんね。
コード式ハンディクリーナー

2WAY機能を持つコード式スティック掃除機なら、ハンディクリーナーとしても活用できます。先ほどご紹介したツインバードやアイリスオーヤマのモデルは、すべてこの機能を搭載しているんです。
ハンディクリーナーとして使う場合、重要なのは本体のみの重量です。ツインバード TC-E124SPWの場合、全体重量は1.7kgですが、ハンディ部分だけなら約1.4kg程度になります。これなら、階段の掃除や車内の清掃も楽に行えるでしょう。
コード式ハンディクリーナーの利点は、バッテリー切れの心配がないことです。コードレスのハンディクリーナーだと、使いたい時に充電が切れていることがありますが、コード式なら常に安定したパワーで使用できます。
ただし、コードの長さには注意が必要です。多くのモデルで4~4.5m程度のコード長となっているため、使用範囲が限られてしまいます。延長コードを併用することも考えられますが、安全面を考慮して適切に使用することが大切ですね。
コード式スティック掃除機の吸引力ランキング|選び方ガイド

コード式スティック掃除機を選ぶ際は、吸引力だけでなく様々な要素を総合的に判断することが重要です。ご自身の生活スタイルや住環境に合ったモデルを選ぶためのポイントを詳しく解説していきます。
使用頻度や掃除する場所、家族構成などによって最適なモデルは変わってきます。また、静音性や使い勝手なども、日常的に使う掃除機選びでは欠かせない要素と言えるでしょう。
静音で夜間も使える静かなモデル
集合住宅にお住まいの方や、小さなお子様がいるご家庭では、掃除機の運転音は重要な選択基準になります。一般的な会話音が60dB程度とされているため、それ以下の運転音であれば比較的静かだと考えられます。
残念ながら、現在主流のコード式スティック掃除機は、70dB前後の運転音が出るモデルが多いのが現状です。これは、格安で高い吸引力を実現するために、静音化への配慮が後回しになっているためなんです。
もし静音性を最優先で考えるなら、コードレスモデルも検討してみてください。日立のパワかるスティック PV-BL50Mは、コードレスですが強モードでも75.5dB、標準モードなら64.3dBまで抑えられています。ただし、価格は7~9万円台とかなり高額になってしまいます。
コード式で静音性を求める場合の工夫として、使用時間帯を調整することが挙げられます。平日の日中や、近隣への影響が少ない時間帯に掃除を行うことで、運転音の問題を軽減できるでしょう。
また、カーペットや絨毯の上では運転音が若干抑えられる傾向があります。フローリングと比べて音の反響が少ないためです。
コードレスコード式両用タイプ
現在、純粋な両用タイプの掃除機は市場にほとんど存在しません。多くの方が「両用」と考えているのは、実際には充電式のコードレス掃除機を充電中にコード接続で使用するタイプです。
このタイプの掃除機は、バッテリーが切れても充電しながら使い続けられるのが特徴です。ただし、充電中は本来のパワーを発揮できない場合が多く、コード式専用モデルほどの吸引力は期待できません。
そのような場合の使い分けでは、やはりコード式スティック掃除機とコードレス掃除機を別々に購入することをおすすめします。用途に応じて使い分けることで、それぞれの長所を最大限活用できるんです。
例えば、普段の軽い掃除にはコードレスを使い、週末の本格的な掃除やカーペットの掃除にはコード式を使うという方法があります。初期投資は増えますが、長期的な満足度は高くなるでしょう。
コード式の利点は、やはり安定したパワーと長時間使用できることです。大掃除や複数の部屋を一度に掃除する際には、この安定性が重要になってきます。
コード式掃除機の吸引力を最大限に活かす使い方
せっかく高い吸込仕事率を持つコード式掃除機を購入しても、使い方が適切でなければ本来の性能を発揮できません。吸引力を最大限に活かすためのコツをお教えします。
まず、ヘッドの選択が重要です。フローリングにはフロアヘッド、カーペットにはパワーヘッドを使い分けることで、効率的に掃除できます。多くのコード式スティック掃除機には、床用吸込口が付属しているので、これを有効活用しましょう。
掃除機をかける速度も大切なポイントです。速く動かしすぎると、ゴミを十分に吸い取れません。ゆっくりと丁寧に動かすことで、カーペットの奥に潜んだホコリや髪の毛もしっかりと除去できるんです。
定期的なメンテナンスも欠かせません。サイクロン式の場合、ダストカップやフィルターが汚れていると吸引力が大幅に低下してしまいます。使用後は必ずゴミを捨て、週に1回程度はフィルターを水洗いすることをおすすめします。
また、コードの取り回しにも注意が必要です。コードが絡まったり、掃除機本体に巻き付いたりすると、移動がスムーズにできません。効率的に掃除するためには、コードの管理も重要な要素と言えるでしょう。
コード式スティック掃除機吸引力ランキング
順位 | 機種名 | 吸込仕事率 | 消費電力 | 重量 | 集じん容量 | 価格帯 | 評価ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ツインバード TC-E124SPW | 100W | 500W | 1.7kg | 0.6L | 6,000円台 | 最高の吸引力とコスパ |
2位 | アイリスオーヤマ SCA-112 | 100W | 600W | 1.7kg | 0.5L | 8,000円台 | 2段遠心分離システム |
3位 | ツインバード TC-E123SBK | 70W | 270W | 1.7kg | 0.6L | 5,000円台 | 省エネ性能が優秀 |
現在市場で入手可能なコード式スティック掃除機の中で、最も高い吸込仕事率を誇るのは、ツインバード TC-E124SPWとアイリスオーヤマ SCA-112の100Wです。数値上は同じですが、詳細な違いを見ていくと興味深い特徴が浮かび上がってきます。
1位のツインバード TC-E124SPWが総合評価で最上位となる理由は、価格と性能のバランスが抜群に優れているからです。100Wという最高クラスの吸込仕事率を持ちながら、6,000円台という手頃な価格で購入できる点が高く評価されています。また、集じん容量も0.6Lと大容量で、頻繁にゴミ捨てをする必要がないのも実用的ですね。
2位のアイリスオーヤマ SCA-112は、同じく100Wの吸引力を誇りますが、価格が8,000円台とやや高めになっています。ただし、2段遠心分離システムを採用しており、微細なゴミの分離性能では優位性があります。消費電力が600Wと最も高いのは、強力なモーターを搭載している証拠でもあるでしょう。
3位のツインバード TC-E123SBKは、吸込仕事率70Wと上位2機種には劣りますが、消費電力が270Wに抑えられているのが大きな特徴です。電気代を重視する方や、日常的な軽い掃除が中心の方には、むしろこちらの方が適している場合もあります。
吸引力だけで判断するなら、100Wモデルを選ぶのが最適でしょう。しかし、実際の使用感では、70Wでも十分な清掃能力を発揮してくれます。カーペットの使用頻度が低いご家庭なら、70Wモデルでも満足できるはずです。
重要なのは、数値だけでなく実際の使い勝手も考慮することです。いくら吸引力が高くても、重すぎて使いにくかったり、運転音が大きすぎて使用時間が制限されたりしては意味がありません。幸い、今回のランキング上位3機種はすべて1.7kgの軽量設計となっており、この点での差はありません。
消費電力の違いも見逃せないポイントです。TC-E124SPWとSCA-112の消費電力差は100Wありますが、これは年間の電気代に換算すると数千円の差になる可能性があります。長期的な使用を考えると、この差は決して小さくないでしょう。
総合的に判断すると、現在最もおすすめできるのはツインバード TC-E124SPWです。100Wの高い吸込仕事率を持ちながら、6,000円台という手頃な価格で購入できる点が評価されています。ハンドル部分の抗菌加工や、コード掛け機能などの細かな配慮も、日常使いには嬉しいポイントと言えるでしょう。
総括:コード式スティック掃除機の吸引力ランキング|2025年版
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。