ボッシュ食洗機は45cmと60cmのどっちを選ぶ?購入前徹底ガイド

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ボッシュの食洗機を選ぶときに、多くの方が迷われるのがサイズ選択ですよね。
45cmと60cmの違いについて悩まれている方も多いのではないでしょうか?

私も家電量販店で働く中で、どこで買うのがお得なのか、対応キッチンの条件はどうなのかといったご質問をよくいただきます。海外製食洗機には確かにデメリットもありますし、購入後に後悔されるポイントもいくつかあります。

でも安心してください。
この記事では、ボッシュ食洗機の45cmと60cmの基本的な違いから価格比較、設置条件、よくある後悔ポイントとその対策まで、購入前に知っておきたい情報を詳しくお伝えします。

ボッシュ食洗機を検討されている方にとって、きっと参考になる情報が満載です。最後まで読んでいただければ、あなたにぴったりのサイズがきっと見つかるはずです!

この記事のポイント
  • ボッシュ食洗機の45cmと60cmの違い
  • 価格帯とお得な購入方法について
  • 設置に必要なキッチン条件
  • よくある後悔ポイントと対策

ボッシュ食洗機は45cmと60cmのどっちがいい?

クリーン家電ガイド:イメージ

ボッシュの食洗機選びは、サイズによって使い勝手が大きく変わる重要な決断です。

45cmと60cmの容量差は想像以上に大きく、家族構成や生活スタイルによって最適な選択が変わってきます。価格面での違いはもちろん、設置に必要な条件も異なるため、事前の確認が欠かせません。

ここでは、サイズ選びで失敗しないためのポイントを詳しく解説していきます。

幅45cmと60cmの違い

ボッシュの食洗機を選ぶ際に最も重要なのが、45cm幅と60cm幅のサイズ選択です。
まず収納容量の違いから見ていきましょう。

45cm幅モデルは8人分・62点の食器が収納可能で、4人家族の約2食分に相当します。
一方、60cm幅モデルでは12人分・84点と大幅に容量が増え、4人家族なら約3食分の食器をまとめて洗えます。

洗浄力については、どちらのサイズも同等の性能を誇ります。
200Vの電圧を使用することで、国産の100V食洗機と比べて格段に強力な洗浄力を実現しています。予洗いをしなくても、しっかりとした汚れまでキレイに落としてくれます。

乾燥機能では、どちらもボッシュ独自の「ゼオライト・ドライ」システムを搭載しているモデルがあります。天然鉱物のゼオライトが湿気を吸着して熱を発生させ、電力を使わずに効率的に乾燥させる画期的な技術です。

価格面では、45cm幅モデルの方が60cm幅より安価に設定されています。
ただし容量あたりの単価を考えると、60cm幅の方がコストパフォーマンスに優れていると感じます。

ボッシュ食洗機は何人用か

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ボッシュの食洗機が何人用かを知ることは、サイズ選択において極めて重要です。

45cm幅モデルは「8人分・62点」という表記になっていますが、これは4人家族の約2食分に相当します。朝食と夕食、または昼食と夕食をまとめて洗うイメージです。
実際の使用感としては、3〜4人家族で1日1回の運転が適切でしょう。

60cm幅モデルは「12人分・84点」の大容量で、4人家族なら丸1日分の食器と調理器具をまとめて洗えます。大きな鍋やフライパンも楽々入るので、料理好きのご家庭には特におすすめです。

家族構成別の目安として、1〜2人のご家庭なら45cmで十分ですが、3人以上なら60cmを検討される方が多いです。特に小さなお子さんがいるご家庭では、食器の使用量が意外に多くなるため、60cmの方が余裕を持って使えます。

また、来客が多いご家庭や、週末にまとめて洗いたい方にも60cmがおすすめです。容量に余裕があると、食器の並べ方を気にせずに済むという利点もあります。

60cmと45cmどっちがおすすめ?

正直に申し上げて、設置スペースに問題がなければ60cmをおすすめします。

まず容量の差が圧倒的です。
45cmと60cmでは、単純計算で約1.4倍の違いがあります。この差は実際の使用において想像以上に大きく感じられます。60cmなら大きな鍋やフライパンも余裕で入るため、手洗いの機会が激減します。

コストパフォーマンスの観点からも60cmが有利です。
確かに初期投資は高くなりますが、容量あたりの単価や手洗いの手間を考慮すると、長期的には60cmの方がお得と感じています。

ただし、45cmにもメリットがあります。
キッチンのスペースが限られている場合や、周辺収納を確保したい場合には45cmが最適です。また1〜2人世帯や、あまり料理をしないご家庭では45cmで十分でしょう。

実際にお客様からお聞きする声として、「45cmにして後悔した」という方は時々いらっしゃいますが、「60cmにして後悔した」という方はほとんどいません。
設置条件が許すなら、60cmを選ばれることをおすすめします。

価格帯を比較

ボッシュ食洗機の価格は、機能やサイズによって大きく異なります。

45cm幅モデルの価格帯は、基本的なスタンダードシリーズで約30万円台から、ゼオライト搭載モデルで約40万円台となっています。
一方、60cm幅モデルは約45万円台から60万円台が相場です。

機能による価格差も重要なポイントです。
余熱乾燥方式のスタンダードモデルと、ゼオライト・ドライ搭載モデルでは約10万円程度の差があります。ゼオライト機能は確かに魅力的ですが、予算に応じて選択されると良いでしょう。

また、面材の選択によっても価格が変わります。
ステンレス面材は比較的安価ですが、キッチンに合わせたカスタム面材を選ぶと追加費用が発生します。
フルドア面材タイプの場合は専用ハンドルも必要になるため、トータル費用を事前に確認することが大切です。

工事費込みの総額では、45cmモデルで約45万円から60万円、60cmモデルで約60万円から80万円程度を見込んでおくと安心です。

どこで買うのがお得?

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ボッシュ食洗機の購入先選びは、価格だけでなくアフターサービスも考慮して決めることが重要です。

まず、ボッシュの正規販売店である「Club-Bs」では、確実に正規品を購入でき、メーカー保証も充実しています。価格は定価に近いですが、安心感は抜群です。

ボッシュ食洗機は、基本的に大手家電量販店では取り扱いがないため(ビッグカメラを除く)、主には専門的な販売ルートでの購入となります。
BAPS(Bosch Appliance Partner Shop)という認定された専門店では、実機を確認でき、専門トレーニングを受けたスタッフから詳しい説明を受けられます。

リフォーム専門店では、工事費込みのパッケージ価格で提供されることが多く、総額で比較するとお得な場合があります。施工実績が豊富な業者を選ぶことで、設置工事の品質も安心できます。

私がおすすめするのは、複数の業者から見積もりを取ることです。本体価格、工事費、保証内容を総合的に比較して、最も条件の良い業者を選びましょう。
また、10年保証を無償で提供している業者もあるため、長期的な安心を考慮することも大切です。

特にボッシュの食洗機は専門性が高い製品のため、ボッシュの知識が豊富な販売店での購入をおすすめします。

対応キッチンの条件

ボッシュ食洗機対応キッチン条件
ボッシュ食洗機対応キッチンの条件
📏
高さの条件
本体高さ:81.3cm
必要開口:81.5cm以上
一般的なキッチン(85cm)でも天板の厚みによっては設置不可の場合あり
↔️
幅の条件
45cmモデル:45cm以上
60cmモデル:60cm以上
前開き式のため扉の開閉スペースも要確認
電気工事
200V専用回路の設置が必要
既存の100V回路では使用不可
専門業者による電気工事が必須
🚰
給排水工事
給水:既存分岐水栓から取得可能
排水:専用工事が必要な場合あり
新規設置時は大掛かりな工事になることも

ボッシュ食洗機を設置するためには、いくつかの重要な条件を満たす必要があります。設置前に必ず確認しておきましょう。

最も重要なのが高さの条件です。
ボッシュ食洗機の本体高さは81.3cmで、最低でも81.5cm以上の開口高さが必要です。一般的な日本のキッチンは天板込みで85cmですが、天板の厚みによっては設置できない場合があります。

幅については、45cmモデルなら45cm以上、60cmモデルなら60cm以上の開口が必要です。
また、扉の開閉スペースも考慮する必要があります。前開き式のため、扉を開けた際に障害物がないか確認しましょう。

電気工事では、200V専用回路の設置が必要です。既存の100V回路では使用できないため、専門業者による電気工事が必須となります。

給排水工事も重要なポイントです。
給水は既存の分岐水栓から取れますが、排水は専用の排水工事が必要な場合があります。特に既存食洗機からの交換でない場合は、大掛かりな工事になることもあります。

これらの条件を事前にチェックし、必要に応じて専門業者に現地調査を依頼することをおすすめします。

ボッシュ食洗機は45cmと60cmのどっちを選んで後悔しない?

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食洗機は一度設置すると長期間使用する家電だからこそ、後悔しない選択をしたいですよね。
ボッシュの食洗機について、よく聞かれる後悔ポイントや注意点を、実際の使用者の声を交えながらお話しします。

海外製食洗機特有のデメリットや、リンス剤の必要性、乾燥方法の特徴など、購入前に知っておくべきポイントをしっかりと把握しておきましょう。

海外製食洗機のデメリット

海外製食洗機のデメリット
海外製食洗機のデメリット
💰
初期費用の高さ
国産より本体価格が15〜20万円高
200V電源工事も必要
総額で国産の倍近くになることも
🔧
設置工事の複雑さ
高さ81.3cmの規格制限
200V専用回路の新設必要
給排水工事で工事期間も長期化
💨
乾燥性能の違い
余熱乾燥方式で物足りなさあり
完全乾燥にはドア開放が必要
国産の強制乾燥に慣れた方は要注意
🧼
メンテナンスコスト
専用洗剤・リンス剤が必要
ランニングコストが高め
故障時の修理対応に時間がかかる

海外製食洗機には確かにデメリットもあります。
私も多くのお客様からご相談を受ける中で、よく耳にする点をお伝えしますね。

まず、初期費用の高さは避けて通れません。
国産食洗機と比べて本体価格が約15〜20万円高く、さらに200V電源工事も必要になります。総額では国産の倍近くになることも珍しくありません。

設置工事の複雑さも問題です。
高さ81.3cmという規格のため、既存のキッチンに合わない場合があります。また、200V専用回路の新設や給排水工事も必要で、工事期間も長くなりがちです。

乾燥性能については、国産の強制乾燥方式に慣れた方には物足りなく感じられることがあります。余熱乾燥方式のため、完全に乾かすためにはドアを開けて自然乾燥させる必要がある場合もあります。

メンテナンスの面では、専用洗剤やリンス剤の継続購入が必要で、ランニングコストが高くなります。また、故障時の修理対応も国産メーカーと比べて時間がかかることがあります。

ただし、これらのデメリットを上回る魅力があるからこそ、多くの方に選ばれているのも事実です。

よくある後悔ポイント

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実際にボッシュ食洗機を使用されている方から聞く後悔ポイントをまとめてみました。購入前の参考にしていただければと思います。

最も多いのが「45cmにすれば良かった」ではなく、「60cmにすれば良かった」という声です。
45cmを選んだ方の多くが、実際に使ってみると容量不足を感じられるようです。特に大きな鍋や深い皿が入らず、結局手洗いが必要になるケースが多いのです。

乾燥の仕上がりについても、期待とのギャップを感じる方がいらっしゃいます。
リンス剤を使わないと水滴が残りやすく、完全に乾かすためには追加の工夫が必要です。国産食洗機の乾燥力に慣れている方は、特に気になるかもしれません。

操作の重さも女性の方からよく聞く不満点です。
扉の開閉やバスケットの引き出しに思った以上に力が必要で、毎日の使用では負担に感じることがあります。

運転時間の長さも慣れるまでは不便に感じる方が多いです。
標準コースで約3〜4時間かかるため、急いで食器を使いたい時には不便です。

これらの点を事前に理解した上で選択すれば、後悔することは少ないと思います。

リンスなしで使える?

ボッシュ食洗機のリンス剤について、よくご質問をいただくので詳しく説明しますね。

結論から申し上げると、リンス剤なしでも使用は可能ですが、仕上がりに大きな差が出ます。
リンス剤を使わない場合、特にガラス製品に水滴の跡が残りやすく、乾燥も不十分になることが多いです。

リンス剤の役割は、食器表面の水を薄く広げて水滴を作りにくくすることです。
これにより乾燥時の水の蒸発がスムーズになり、跡が残らない美しい仕上がりが得られます。

先ほどもお伝えしたとおり、ボッシュの食洗機は余熱乾燥方式のため、国産の強制乾燥方式と比べて乾燥力が控えめです。そのためリンス剤の効果がより重要になってきます。

リンス剤のコストについては、月に約500円程度の負担になります。
一見すると毎月の出費が増えるように感じますが、手洗いの時間短縮や水道代の節約を考えると、決して高い投資ではありません。

私の経験上、リンス剤を使った場合と使わない場合では、仕上がりの美しさが全然違います。
せっかく高価なボッシュ食洗機を導入するなら、リンス剤も併用して最高の性能を引き出すことをおすすめします。

乾燥方法の特徴

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ボッシュ食洗機の乾燥方法は、国産食洗機とは全く異なるアプローチを取っています。
この特徴を理解することで、より上手に活用できます。

基本的な乾燥方式は「余熱乾燥」です。
最終すすぎで55〜70度の高温水を使用し、食器に蓄熱された熱を利用して乾燥させます。電力を使わないエコな方式ですが、国産の強制乾燥と比べると乾燥力は控えめです。

さらに進化したのが、先ほどからお伝えしている「ゼオライト・ドライ」システムです。
天然鉱物のゼオライトが湿気を吸着して熱を発生させ、より効率的な乾燥を実現します。この技術はボッシュが特許を取得しており、他社にはない独自の機能です。

ゼオライト搭載モデルでは、洗浄終了後も庫内はほとんど湯気が出ません。
また自動でドアが開くこともないため、キッチンが蒸し暑くなることもありません。

乾燥のコツとしては、洗浄終了後すぐにドアを開けるのではなく、少し時間を置いてから開けることです。余熱が十分に活用され、より良い乾燥効果が得られます。

また、食器の置き方も重要です。
水が溜まりやすい形状の食器は、少し傾けて置くことで乾燥効果が向上します。

ミーレより安いボッシュの魅力

同じドイツ製の高級食洗機として比較されることの多い「ミーレ」と「ボッシュ」ですが、価格面でボッシュの方が手の届きやすい選択肢となっています。

価格を比較すると、ボッシュの60cmモデルは約45〜60万円程度の価格帯に対し、ミーレは約50〜80万円と、全体的にボッシュの方が安価です。
特にエントリーモデルの価格差は大きく、海外製食洗機を初めて導入する方にはボッシュが選びやすいでしょう。

機能面では、どちらも高い洗浄力と優れた耐久性を持っていますが、ボッシュは「ゼオライト・ドライ」という独自技術に特化しています。一方、ミーレは「AutoOpen乾燥」など、別のアプローチで乾燥性能を高めています。

デザインの面では、ボッシュはシンプルで機能的なデザインが特徴です。ミーレと比べて選択肢は少ないですが、その分迷わずに選択できるという利点もあります。

サポート体制については、どちらも日本国内に正規代理店があり、アフターサービスは充実しています。ただし、部品の入手しやすさや修理対応の早さでは、ボッシュの方が若干有利かもしれません。

コストパフォーマンスを重視するなら、ボッシュは非常に魅力的な選択肢だと思います。

60センチを選ぶメリット

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最後に、60cmモデルを選ぶメリットについて、改めて整理してお伝えします。

容量の圧倒的な違いは、日常使いで大きなメリットになります。
12人分・84点という容量は、4人家族なら丸1日分の食器を余裕で収納できます。大きな鍋やフライパンも楽々入るため、手洗いの頻度が大幅に減ります。

洗浄効率の向上も見逃せません。
容量に余裕があると、食器同士が重ならずに配置でき、洗浄力を最大限に活用できます。結果として、洗い残しや再洗浄の必要性が減り、水道代や電気代の節約にもつながります。

来客時の対応力も大きなメリットです。
パーティーや親戚の集まりなど、普段より多くの食器を使う機会でも、60cmなら安心して対応できます。45cmでは複数回に分けて洗う必要がある場面でも、60cmなら1回で済みます。

将来的な生活の変化にも対応しやすいです。
家族が増えたり料理の頻度が上がったりしても、60cmなら余裕を持って対応できます。

初期投資は確かに高くなりますが、長期的な使い勝手と満足度を考えると「60cmを選んで後悔する方は本当に少ない」というのが私の実感です。

総括:ボッシュ食洗機は45cmと60cmのどっちを選ぶ?

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 45cmは8人分62点、60cmは12人分84点の容量差がある
  • 4人家族なら45cmで約2食分、60cmで約3食分の食器が洗える
  • 価格は45cmが約30-40万円、60cmが約45-60万円程度
  • 設置には最低81.5cm以上の開口高さと200V電源が必要
  • 海外製食洗機は初期費用が高いが洗浄力は圧倒的
  • 余熱乾燥方式のため国産より乾燥力は控えめ
  • リンス剤を使用することで仕上がりが格段に向上する
  • ゼオライト・ドライは湿気を吸着して熱を発生する独自技術
  • ミーレと比較してボッシュの方が価格面で有利
  • 正規販売店とリフォーム専門店での購入が安心
  • 工事費込みで45cmは約45-60万円、60cmは約60-80万円
  • 購入後の後悔で最も多いのは「60cmにすれば良かった」
  • 容量に余裕があると洗浄効率も向上する
  • 来客時や将来の生活変化にも60cmの方が対応しやすい
  • 設置条件に問題がなければ60cmがおすすめ
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