ジメジメした季節や部屋干しの機会が多いと、除湿空気清浄機が気になりますよね。
でも「空気清浄機に除湿機能って本当に必要なの？」「たくさん種類があってどれを選べばいいか分からない…」なんて悩んでいませんか？
たしかに除湿空気清浄機には、コンプレッサー式やデシカント式といった方式の違いがあったり、一人暮らし向けやお手入れが楽なモデルなど様々なタイプがあります。
それぞれのメリットやデメリットをしっかり理解しないと、自分に合わない製品を選んでしまうかもしれません。
また、シャープやダイキンアイリスオーヤマといった人気メーカーからも、たくさんの機種が発売されているので迷ってしまいますよね。
この記事ではそんなあなたの悩みを解決するために、除湿空気清浄機の基本的な選び方からメーカーごとのおすすめ最新モデルまで分かりやすく解説していきます。
おすすめの除湿空気清浄機の選び方
ここからは、除湿空気清浄機を選ぶときのポイントを一緒に見ていきましょう。
ご自身のライフスタイルやお部屋の環境に合った一台を見つけるためにぜひ参考にしてみてくださいね。
空気清浄機に除湿は必要か
「そもそも空気清浄機に除湿機能っているのかな？」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。これはお部屋の環境や使い方によって必要性が変わってくるんです。
例えば梅雨の時期の湿気対策や部屋干しをすることが多いご家庭では、除湿機能があるととても便利だと思います。
洗濯物を部屋干しするとお部屋の湿度が上がってしまいがちですが、除湿機能があればカラッと乾かす手助けをしてくれますし生乾きのイヤなニオイを防ぐことにも繋がります。
また結露しやすいお部屋や、湿気がこもりやすいクローゼットの近くで使うのもおすすめですね。
一方で、主に花粉やハウスダストの除去が目的で湿度はそれほど気にならないという場合は、必ずしも除湿機能付きを選ぶ必要はないかもしれません。
除湿機能が付くと、本体サイズが少し大きくなったり価格が上がったりする傾向もあります。
ご自身の生活の中で「どんな時に困っているか」を考えてみると、除湿機能が必要かどうかの判断がしやすくなるのではないでしょうか。
除湿空気清浄機の方式は何式がいい？
除湿空気清浄機には主に「コンプレッサー式」と「デシカント式」そして両方の良いところを合わせた「ハイブリッド式」という3つの方式があります。
それぞれに得意なことと苦手なことがあるので、ご自身の使い方に合った方式を選ぶのが大切ですね。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は、湿った空気を冷やして水分を取り除く仕組みです。
メリットは、気温が高い夏場に高い除湿能力を発揮することと、消費電力が比較的少ないことですね。電気代を抑えたい方や、梅雨から夏にかけて主に使いたい方におすすめです。
ただ運転音が少し大きめなことと、気温が低い冬場は除湿能力が落ちてしまうというデメリットもあります。
デシカント式
デシカント式は乾燥剤（ゼオライト）を使って湿気を吸い取る仕組みです。
ヒーターを使うので冬場でも除湿能力が落ちないのが一番のメリットです。一年を通して使いたい方や冬場の結露対策をしたい方にぴったりですね。運転音も静かなモデルが多いので、寝室で使いたい方にも良いと思います。
デメリットは、ヒーターを使う分消費電力が大きくなることと、運転時に熱を出すのでお部屋の温度が少し上がってしまうことです。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式、と季節に合わせて運転を切り替えてくれる方式です。
一年中効率よく除湿できるのが最大の魅力ですが、本体価格が高くなる傾向があります。予算に余裕があって、季節を問わず最高のパフォーマンスを求める方におすすめの方式です。
除湿空気清浄機のデメリット
除湿空気清浄機はとても便利な家電ですが、いくつか知っておきたいデメリットもあります。
まず、除湿機能がない空気清浄機と比べると、本体サイズが大きく重くなる傾向がある点ですね。設置スペースが限られている場合は、購入前にしっかりサイズを確認することが大切です。
また、除湿機能を使うとタンクに水が溜まります。
溜まった水は定期的に捨てる必要があるので、少し手間に感じる方もいらっしゃるかもしれません。お手入れの手間を少しでも減らしたい方は、タンクの容量が大きいモデルや排水ホースを繋いで連続排水ができるモデルを選ぶと良いでしょう。
そして先ほどもお伝えしたように、除湿方式によっては運転音が大きめだったり消費電力が気になったりすることもあります。特に寝室など静かなお部屋で使いたい場合は、静音性の高いモデルかしっかり確認したいポイントです。
これらのデメリットも理解した上で、ご自身の使い方に合った一台を選んでみてくださいね。
一人暮らし向けモデルの選び方
一人暮らしのお部屋で使う除湿空気清浄機を選ぶときは、いくつかポイントがあります。
まず一番に考えたいのは、本体のサイズ感ですね。
ワンルームなど限られたスペースに置くことが多いと思うので、できるだけコンパクトなモデルを選ぶのがおすすめです。
空気清浄の適用床面積も、お部屋の広さに合ったものを選びましょう。少し余裕のある畳数のモデルを選ぶと、お部屋の空気を効率よくきれいにできますよ。
次にチェックしたいのが静音性です。
お部屋で過ごす時間や寝る時も運転させておきたい場合、運転音が大きいと気になってしまうかもしれません。静音モードが搭載されているかどうかも確認すると良いですね。
そして見落としがちなのがタンクの容量です。
タンクが小さいと水を捨てる頻度が高くなってしまうので、こまめな排水が面倒だと感じる方は少し容量の大きいモデルを選ぶと快適に使えると思います。
デザイン性も大切ですよね。
お部屋のインテリアに合うおしゃれなモデルを選ぶと、愛着も湧いて毎日使うのが楽しくなるのではないでしょうか。
加湿器と一体型のモデルとの違い
除湿空気清浄機とよく比較されるのが「加湿空気清浄機」です。
名前の通り、空気清浄機能に加えてお部屋の湿度を保つ「加湿機能」が付いているモデルですね。
一番大きな違いは、お部屋の湿度を「下げる」のが除湿機能で、「上げる」のが加湿機能という点です。
除湿空気清浄機は、湿気が多い梅雨の時期や部屋干し対策結露防止に役立ちます。一方、加湿空気清浄機は空気が乾燥する冬場に活躍します。のどやお肌の乾燥を防ぎたい方におすすめですね。
中には除湿・加湿・空気清浄の3つの機能をすべて搭載した「除加湿空気清浄機」というモデルもあります。
これ一台あれば一年中お部屋の空気を快適に保てるのでとても便利ですが、機能が多い分本体サイズが大きくなったり価格が高くなったりします。
ご自身がお部屋の「湿気」に悩んでいるのか、「乾燥」に悩んでいるのかを考えて、どちらの機能が必要かを選ぶのが良いと思います。
メーカー別おすすめの除湿空気清浄機
ここからは、主要なメーカーごとにおすすめの除湿空気清浄機をご紹介しますね。
それぞれのメーカーに特徴があるので、ぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
シャープのおすすめ除湿空気清浄機
シャープといえば独自の「プラズマクラスター」技術が有名ですよね。空気中のカビ菌やウイルスの働きを抑える効果が期待できるとされています。
除湿機能付きのモデルでも、このプラズマクラスターが搭載されているのが嬉しいポイントです。
現在(2025年9月時点)おすすめなのが「KI-TD50」というモデルです。人気の高かったKI-SD50の後継機で、除湿・加湿・空気清浄の3つの機能を搭載した一台で一年を通して活躍してくれます。
プラズマクラスターはイオン濃度が高い「プラズマクラスター25000」を搭載しています。 衣類乾燥モードも付いているので部屋干しの強い味方になってくれますね。
お客様からも「洗濯物がよく乾くし部屋のニオイも気にならなくなった」というお声をよく聞きます。スイングルーバーで広範囲に風を送れるので乾きムラが少ないのも特徴です。
コンパクトな設計なので一人暮らしのお部屋にも置きやすいと思いますよ。一年中お部屋の空気を快適に保ちたいという方にぴったりの一台です。
ダイキンのおすすめ除湿空気清浄機
ダイキンは「ストリーマ技術」が特徴のメーカーです。有害物質をフィルターで捕まえるだけでなくストリーマを照射して分解除去するとされています。
花粉やハウスダストはもちろん気になるニオイにも強いのが魅力ですね。
ダイキンでおすすめなのは「うるるとさらら空気清浄機」シリーズの「MCZ704A-T」です。こちらも除湿・加湿・空気清浄を一台でこなす多機能モデルになります。
ダイキンの特徴であるツインストリーマを搭載していて、よりパワフルに空気をきれいにします。
私がこのモデルで特に便利だと思うのは「水de脱臭」機能です。
加湿機能でニオイ分子を浮き上がらせてから除湿機能で回収するという仕組みでソファやカーテンに染み付いたニオイのケアもできるんです。除湿能力も高く部屋干しの洗濯物もパワフルに乾燥させます。
フィルターが10年間交換不要なのも経済的で嬉しいポイントですね。お部屋のニオイが気になる方やパワフルな除湿力を求める方におすすめです。
おしゃれでインテリアに合うモデル
最近は機能性だけでなく、デザイン性を重視して家電を選ぶ方も増えていますよね。お部屋のインテリアにすっと馴染む、おしゃれなモデルがあると気分も上がります。
先ほどご紹介したシャープの「KI-TD50」は、ホワイトを基調としたシンプルなデザインでどんなお部屋にも合わせやすいと思います。凹凸の少ないすっきりとしたフォルムなので圧迫感も少ないですね。
また、除湿機能単体になりますが、カドーというブランドの除湿機はデザイン性が高いことで人気です。
アルミのハンドルが付いていたり、直線的でスタイリッシュなデザインだったりと、インテリアへのこだわりが強い方から支持されています。
空気清浄機と別に置くことにはなりますが、デザインを最優先したい方はそういった選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
毎日目にするものだからこそ、見た目にもこだわって選ぶのはとても素敵なことだと思います。
お手入れが楽なモデルはどれ？
除湿空気清浄機を快適に使い続けるためには、定期的にお手入れが必要です。
お手入れが面倒だと感じてしまうとだんだん使わなくなってしまう可能性もあるので、なるべく手間がかからないモデルを選びたいですよね。
お手入れの楽さで言うと、フィルターの交換頻度が少ないモデルがおすすめです。
例えばダイキンの「MCK70Z-T」に搭載されているTAFUフィルターは10年間交換が不要とされています。フィルター購入の手間やコストを考えると大きなメリットではないでしょうか。
また、シャープの「KI-TD50」は加湿フィルターを10年間交換不要としていますし、給水タンクやトレーもパーツがシンプルで洗いやすい構造になっています。お客様からも「パーツが取り外しやすくて手入れが楽」というお声を聞くことがあります。
お手入れの頻度や方法はモデルによって様々なので、購入前に取扱説明書などで確認しておくと安心ですね。
総括：おすすめの除湿空気清浄機の選び方
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。
