強力な吸引力と安定した性能で暮らしをサポートする有線掃除機。
近年はコードレスタイプが注目される中でも、パワフルな掃除力と長時間稼働を求める方にとって、有線掃除機は頼もしい味方です。
コードレスと有線どっちがいいのか迷ったことはありませんか？
それぞれにメリットがある中で、スティック掃除機からキャニスター掃除機まで、有線タイプには多彩な選択肢があります。
お部屋の広さやライフスタイルに合わせて選べば、約7年以上という有線掃除機の寿命の間、快適な掃除ライフを送れるかもしれません。
この記事では、安定した吸引力を維持できる有線掃除機のおすすめモデルや選び方のポイントを、家電量販店での経験を活かしてご紹介します。
毎日のお掃除がもっと効率的で快適になる一台との出会いをサポートします！
おすすめの有線掃除機｜選び方のポイント
「やっぱり掃除機はパワーが一番！」そうお考えの方にとって、有線掃除機は心強い味方ですよね。
ここでは、そんな有線掃除機が持つ魅力や、選ぶ際に知っておきたい基本的なポイントを分かりやすくご紹介します。
コードレス全盛の時代だからこそ、改めて見直したい有線掃除機の良さを一緒に見ていきましょう。
有線掃除機の魅力
有線掃除機の大きな魅力は、なんといってもその安定したパワーにあります。コンセントから直接電力を供給するため、バッテリー切れを心配することなく、長時間同じ吸引力を維持しながらお掃除を続けられる点が強みです。
広いお部屋を一気に掃除したい場合や、念入りにお掃除したい週末など、時間をかけてしっかりとゴミを吸い取りたいシーンで特に頼りになります。
また、コードレスタイプと比較して、バッテリーの寿命や交換コストを気にする必要がないのも嬉しいポイントですね。
シンプルな構造のモデルも多く、比較的長く愛用できる傾向があることも魅力の一つと言えるでしょう。
コードレスと有線どっちがいい？
コードレス掃除機と有線掃除機、どちらが良いかは、お掃除のスタイルや住環境によって大きく変わってきます。
コードレス掃除機の最大のメリットは、その手軽さと小回りの良さです。
コードがないため、部屋から部屋への移動もスムーズで、階段や車の中など、コンセントが近くにない場所でも手軽に使用できます。
「ちょっと汚れたな」と思った時にサッと取り出して使えるので、こまめにお掃除する習慣がつきやすいかもしれません。
ただし、デメリットとしては、バッテリーの駆動時間や寿命が挙げられます。
広い家を一気に掃除するには充電が持たなかったり、数年でバッテリーが劣化して吸引力が落ちてしまったりすることがあります。
一方、有線掃除機は、コードがあるため取り回しに多少の手間はかかりますが、時間を気にせずパワフルな吸引力で掃除できるのが最大の魅力です。広い範囲を一度に掃除したい方や、ペットの毛やカーペットの奥のゴミなど、しっかりと吸引したい方に向いています。
デメリットとしては、コードの届く範囲でしか使用できないため、コンセントの差し替えが必要になることや、本体が比較的重く、収納場所を取る場合があることなどが考えられます。
どちらのタイプにも一長一短があるため、ご自身のライフスタイルや重視するポイント（手軽さか、吸引力か、など）を考慮して選ぶことが大切です。
コード式の吸引力
コード式掃除機の魅力の一つとして、パワフルな吸引力が挙げられます。
コンセントから安定して電力が供給されるため、バッテリー残量を気にすることなく、強力な吸引力を維持しやすいのが特徴です。
掃除機の吸引力を示す目安の一つに「吸込仕事率」というものがあり、ワット（W）で表示されます。一般的に、この数値が大きいほど空気を吸い込む力が強いとされています。コード式掃除機は、この吸込仕事率が高いモデルが多くラインナップされています。
ただし、実際のゴミを吸い取る能力は、吸込仕事率だけでなく、ヘッドの種類や構造によっても大きく左右される点には注意が必要です。
例えば、モーターでブラシを強力に回転させる「自走式パワーヘッド」などは、カーペットの奥のゴミをかき出しやすく、効率的にお掃除できます。
そのため、吸引力を重視する場合は、吸込仕事率とあわせてヘッドの性能もしっかりと確認することが大切になります。
有線掃除機のデメリットと注意点
有線掃除機はパワフルな吸引力や長時間の使用が可能といったメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。
まず、多くの方がイメージするように、電源コードの存在が挙げられます。
掃除中にコードが家具に引っかかったり、足で踏んでしまったりすることがあり、これがストレスに感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、部屋を移動する際にはコンセントを差し替える手間が発生します。コードの長さを確認し、ご自宅の広さやコンセントの位置を考慮して選ぶことが大切です。
次に、本体の重量です。
コードレスタイプと比較すると、モーターや部品の関係で全体的に重たいモデルが多い傾向にあります。そのため、階段の掃除や持ち運びの際には、少し負担に感じるかもしれません。
特に女性やご年配の方は、購入前に本体質量を確認することをおすすめします。
さらに、収納場所の確保もポイントです。
特にキャニスター型の場合、本体とホース、延長管、ヘッドなどをまとめて収納するためのスペースが必要になります。お部屋の収納スペースを考慮して、適切なサイズのモデルを選ぶようにしましょう。
これらの点を理解した上で、ご自身の使い方に合った有線掃除機を選ぶことが、快適なお掃除ライフにつながります。
有線掃除機の寿命はどのくらい？
有線掃除機の寿命は、一般的に7年前後と言われています。ただし、これはあくまで目安であり、使用頻度やお手入れの状況、製品の種類によっても変わってきます。
例えば、集じん方式によっても寿命に違いが出ることがあります。
ゴミが紙パックに溜まる紙パック式掃除機は、ゴミ捨ての際にフィルターの役割も兼ねる紙パックごと交換するため、モーターへの負担が少なく、比較的長持ちする傾向があり、10年近く使える場合もあるようです。
一方、ダストカップに直接ゴミを溜めるサイクロン式掃除機は、こまめなフィルター掃除を怠ると吸引力の低下や故障の原因になることもあり、紙パック式に比べると寿命が若干短くなる可能性が指摘されています。
また、多くの家電製品には、修理に必要な部品をメーカーが保有する期間（補修用性能部品の保有期間）が定められています。
掃除機の場合は、一般的に製造終了から6年程度とされています。そのため、購入から長期間経過した掃除機が故障した場合、部品がなくて修理できないというケースも考えられます。
電源が入らない、途中で止まる、異音がする、吸引力が著しく低下したなどの症状が現れたら、買い替えを検討するサインかもしれません。
おすすめの有線掃除機｜タイプ別比較
有線掃除機と一口に言っても、形やゴミの集め方など、実は色々なタイプがあるんです。
ここでは、代表的なタイプである「スティック型」と「キャニスター型」、そしてゴミの集じん方式である「紙パック式」と「サイクロン式」、さらに掃除の効率を左右する「ヘッドの種類」について、それぞれの特徴を比較しながらご紹介します。
ご自身の使い方にぴったりの一台を見つけるための参考にしてくださいね。
ヘッドの種類による掃除効率
掃除機のヘッドは、ゴミを吸い取る上で非常に重要なパーツで、種類によって得意な場所やゴミのタイプが異なり、掃除効率も大きく変わってきます。
代表的なヘッドの種類としては、「パワーブラシ（自走式含む）」、「タービンブラシ」、「床ブラシ（ノーマルブラシ）」の3つが挙げられます。
「パワーブラシ」は、ヘッド内部にモーターが搭載されており、ブラシを電動で強力に回転させます。
カーペットの奥に入り込んだゴミやペットの毛などをしっかりとかき出して吸い込むのが得意です。フローリングはもちろん、絨毯やラグを敷いているご家庭におすすめです。
近年では、ブラシの回転力でヘッドが自ら進む「自走式パワーブラシ」も人気で、軽い力でスイスイお掃除できるのが特徴です。
「タービンブラシ」は、吸い込む空気の力でブラシを回転させるタイプです。
パワーブラシほど強力ではありませんが、フローリングのホコリや髪の毛程度なら十分に吸い取ることができます。比較的リーズナブルなモデルに搭載されていることが多いです。
「床ブラシ（ノーマルブラシ）」は、ブラシが回転しないシンプルな構造のヘッドです。
主にフローリングや畳などの硬い床の掃除に適しています。シンプルな分、ヘッド自体が軽く、お手入れがしやすいというメリットがあります。
お住まいの床材の種類や、どのようなゴミを主に掃除したいかによって、最適なヘッドを選ぶことが掃除効率アップのポイントになります。
紙パック式とサイクロン式の違い
有線掃除機を選ぶ際に、多くの方が悩むのが「紙パック式」と「サイクロン式」のどちらを選ぶかという点ではないでしょうか。この二つのタイプは、ゴミの集め方やお手入れ方法、吸引力の持続性などに違いがあります。
まず「紙パック式」の掃除機は、本体内部にセットした紙パックの中にゴミを集める方式です。
最大のメリットは、ゴミ捨ての手軽さです。
紙パックがいっぱいになったら、そのまま取り出して捨てられるため、ホコリが舞い上がりにくく、ゴミに直接触れる必要もありません。衛生面を重視する方や、ゴミ捨ての手間を減らしたい方におすすめです。
また、紙パックがフィルターの役割も果たすため、比較的お手入れが簡単なモデルが多いのも特徴です。
デメリットとしては、紙パックを定期的に購入する必要があるため、ランニングコストがかかる点が挙げられます。
また、紙パック内にゴミが溜まってくると、空気の通り道が塞がれて吸引力が徐々に低下することがあります。
一方、「サイクロン式」の掃除機は、吸い込んだゴミと空気を遠心力で分離し、ダストカップにゴミを集める方式です。
メリットは、ゴミが溜まっても吸引力が持続しやすい点です。
フィルターの目詰まりが少ない構造になっているため、パワフルな吸引力を長く保つことができます。
また、紙パックを購入する必要がないため、ランニングコストを抑えられるのも魅力です。
デメリットとしては、ダストカップに溜まったゴミを捨てる際に、ホコリが舞いやすいことや、ダストカップやフィルターの定期的なお手入れが必要になる点が挙げられます。
お手入れを怠ると、ニオイの原因になったり、吸引力が低下したりすることもあるので注意が必要です。
どちらのタイプにもメリットとデメリットがありますので、ご自身のライフスタイルや何を重視するかを考えて選ぶと良いでしょう。
コード式スティック掃除機のおすすめモデル
コード式のスティック掃除機は、手軽さと収納性の良さから人気を集めています。選ぶ際には、いくつかのポイントに注目すると、より自分に合った一台を見つけやすくなります。
まず重視したいのは、やはり吸引力です。
先ほどもお伝えしたように、コード式はコンセントから直接電力を得るため、パワフルなモデルが多いですが、製品によって差はあります。吸込仕事率を確認しつつ、フローリングだけでなく、カーペットや畳など、掃除したい場所に合わせて十分なパワーがあるかを見極めましょう。
次に、本体の重さや取り回しの良さも大切です。
スティック型は片手で操作することが多いため、あまり重すぎると長時間の掃除で負担になります。実際に持ってみて、扱いやすい重さかどうかを確認できると理想的です。また、ヘッドの可動域が広いと、家具の下や狭い場所もスムーズに掃除できます。
集じん方式も確認しておきましょう。
コード式スティッククリーナーにも、サイクロン式と紙パック式があります。ゴミ捨ての手軽さを重視するなら紙パック式、吸引力の持続性やランニングコストを抑えたいならサイクロン式がおすすめです。
さらに、アタッチメントの充実度もチェックポイントです。
隙間ノズルや布団ノズルなどが付属していると、掃除できる範囲が広がり便利です。
人気メーカーとしては、アイリスオーヤマやツインバードなどが、比較的リーズナブルで機能的なモデルを多く展開しています。これらのポイントを参考に、ご自身の使い方にぴったりのコード式スティック掃除機を見つけてください。
こうした選び方のポイントを踏まえ、具体的におすすめのモデルを2機種ご紹介します。
- スティック/ハンディの2WAY仕様
- ゴミと空気を効率的に分離
- 本体が自立するので収納しやすい
- すき間ノズル付属で細部も掃除可能
- シンプル構造で扱いやすい
- ほこり感知センサー搭載
- カーペットの奥のゴミもしっかり吸引
- ゴミ量に応じて吸引力を自動調整
- コードリール式で収納簡単
- すき間ノズル付属
これらのモデルは、それぞれ特徴が異なりますので、ご自身の重視するポイント（軽さ、ゴミ捨て方式、ヘッドの性能など）に合わせて選んでみてください。
コード式キャニスター掃除機のおすすめモデル
パワフルな吸引力と安定した性能で根強い人気を誇るコード式キャニスター掃除機。広いお部屋をしっかり掃除したい方や、アレルギー対策などで念入りに掃除したい方におすすめです。
選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。
まず最も重要なのは、やはり吸引力です。
吸込仕事率（W）の数値を参考に、ご家庭の床材やゴミの種類（ペットの毛、ハウスダストなど）に合わせて十分なパワーを持つモデルを選びましょう。特にカーペットや絨毯が多いご家庭では、吸込仕事率の高いモデルや、ゴミをしっかりかき出すパワーブラシ搭載モデルが適しています。
次に、ヘッドの種類も掃除効率を左右する大切な要素です。
フローリングが多いのか、カーペットが多いのかなど、主な掃除場所に合わせて最適なヘッドを選びましょう。前述の通り、パワーブラシ（自走式含む）、タービンブラシ、床ブラシなどがありますので、それぞれの特徴を理解して選択することが肝心です。
集じん方式も比較検討しましょう。
紙パック式はゴミ捨てが簡単で衛生的、サイクロン式は吸引力が持続しやすくランニングコストが抑えられるという特徴があります。お手入れの手間やランニングコスト、衛生面などを考慮して、ご自身に合った方式を選んでください。
本体の重量や取り回しの良さも確認が必要です。
キャニスター型は床を転がして使用しますが、持ち上げて運ぶ場面も考慮し、無理なく扱える重さかを確認しましょう。また、コードの長さやホースの柔軟性、収納時のコンパクトさなども使い勝手に関わってきます。
静音性も、特に集合住宅にお住まいの方や、夜間や早朝に掃除をすることが多い方にとっては重要なポイントです。
運転音のデシベル（dB）値が小さいモデルを選ぶと、周囲への配慮にもつながります。
パナソニック、日立、三菱電機、東芝といった国内大手メーカーからは、吸引力や使いやすさにこだわった様々なモデルが販売されています。これらのポイントを踏まえて比較検討し、最適な一台を見つけてください。
こうした点を踏まえ、具体的におすすめのモデルを2機種ご紹介します。
今回は、集じん方式の違いや各メーカーの特徴的な機能に着目して選んでみました。
- 超軽量設計で階段掃除も楽々
- クリーンセンサーで見えないハウスダストも検知
- ゴミを検知するとランプが赤→青に変化
- 紙パック式で衛生的なゴミ捨て
- 髪の毛が絡みにくい専用ブラシ
- サイクロン式でランニングコスト削減
- 自走式「からみレスカーボンヘッド」搭載
- ダストカップは丸ごと水洗い可能
- コンパクト設計で収納場所に困らない
- カーペットのゴミもしっかりかき取る
これら2機種は、それぞれ紙パック式とサイクロン式という集じん方式の違いに加え、軽量性やお手入れのしやすさ、便利な機能などに特徴があります。
ご自身の掃除スタイルや重視するポイントに合わせて、最適な一台を選んでみてください。
総括：おすすめの有線掃除機はコレ
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。
