暑い夏を快適に過ごすために欠かせないエアコンですが、購入時に多くの方が悩まれるのが「どこで買うのが一番安いのか？」という問題ではないでしょうか。
ヤマダ電機、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど、多くの家電量販店がある中で、家電量販店でエアコンを買うならどこが最安かを判断するのは簡単ではありません。本体価格だけでなく、工事費込みの総額や長期保証、ポイント還元なども考慮する必要があります。
また、安く買える時期を狙ったり、型落ちモデルを検討したり、ネット通販と比較したりと、お得に購入するための選択肢は数多く存在します。価格交渉のコツを知っているかどうかでも、最終的な購入価格は大きく変わってくるでしょう。
この記事では、私の長年の家電業界での経験を活かして、各量販店の特徴や価格傾向、購入時期による価格変動、工事費の注意点など、エアコンをお得に購入するために必要な情報を詳しくお伝えします。
※この記事は2025年7月現在の情報です。最新の情報は各販売店へ都度ご確認ください。
エアコンは家電量販店でどこが安い？徹底比較
エアコンの購入を検討する際、最初に気になるのはやはり価格ですよね。家電量販店それぞれに特色があり、単純に安いというだけでは判断できない部分もあります。
ここでは、主要な家電量販店の価格傾向や特徴を詳しく比較し、どのような場面でどの店舗がお得になるのかを具体的に解説していきます。
量販店で買うメリット
| 項目 | 量販店 | ネット通販 |
|---|---|---|
| 本体価格 | やや高め | 安い |
| 実機確認 | ◎ 可能 | × 不可 |
| 専門相談 | ◎ 充実 | △ 限定的 |
| 工事手配 | ◎ 一括対応 | ○ 別途必要 |
| 価格交渉 | ◎ 可能 | × 基本不可 |
エアコンを購入するとき、多くの方が「どこで買うのがお得なの？」と悩まれるのではないでしょうか。家電量販店での購入には、ネット通販では得られない魅力的なメリットがあります。
まず、実際の商品を目で見て確認できることが最大の利点です。エアコンは決して安い買い物ではありませんから、サイズ感やデザイン、操作パネルの使いやすさなどを直接チェックできるのは心強いですね。
また、専門知識を持ったスタッフから詳しい説明を受けられることも見逃せません。各メーカーの特徴や機能の違い、お住まいの環境に最適な機種選びなど、疑問点をその場で解決できるのは量販店ならではの安心感です。
購入から設置工事まで一括で依頼できる点も大きなメリットといえるでしょう。工事業者を別途探す手間が省け、万が一トラブルが発生した場合も、量販店が窓口となって対応してくれるため安心です。
さらに、価格交渉の余地があることも魅力的です。特に複数台購入や他の家電とのセット購入では、思わぬ値引きを受けられる可能性があります。
ただし、量販店での購入にはデメリットも存在します。本体価格がネット通販と比べて高めに設定されている傾向があり、特に型落ちモデルでは価格差が顕著に現れることがあります。また、繁忙期には工事予約が取りにくく、設置まで数週間待たされるケースも少なくありません。
工事費込みで安い店
工事費込みの総額で比較すると、各量販店の特色が見えてきます。2025年最新の相場では、6畳用エアコンで工事費込み5万円台から、12畳用では7万円台からが一般的な価格帯となっています。
ヤマダ電機は、業界最大手として全国に店舗を構え、価格の安さで定評があります。特に決算期や在庫処分セール時期には、工事費込みで他店を大きく下回る価格を提示することがよくあります。また、ヤマダポイントの還元率も高く、現金払いなら最大10％、クレジットカード払いでも8％の還元を受けられるため、実質的な購入コストを抑えられます。
ケーズデンキは「その場でズバッと現金値引き」をモットーとしており、複雑なポイント制度を避けたい方におすすめです。オンラインショップより店頭価格の方が安いことが多く、競合他店の価格を提示すれば値引き交渉に応じてくれる可能性が高いのも特徴的です。
ビックカメラとヨドバシカメラは、高いポイント還元率が魅力です。特にヨドバシカメラのポイントは有効期限がないため、数年後に別の家電を購入する際にも利用でき、長期的に見ると非常にお得になります。ポイント還元率は最大10％を超えることもあり、まとめ買い時には更なる割引も期待できます。
エディオンやジョーシンは地域密着型の店舗展開を行っており、地域によっては他店より安い価格設定になっていることがあります。特に地方では競合が少ないため、独自の価格戦略を取っている場合があります。
ただし注意したいのは、「工事費込み」と謳っていても、標準工事の範囲が店舗によって異なることです。配管の延長や電圧切り替え、化粧カバーの取り付けなどは追加料金が発生する可能性があるため、事前の確認が不可欠です。
2台まとめ買いならどこが安い？
複数台のエアコンをまとめて購入する場合、単品購入では考えられないほどの大幅な割引を受けられる可能性があります。これは量販店の大きなメリットの一つといえるでしょう。
ヤマダ電機では、2台以上のまとめ買いに対して積極的な価格調整を行っています。私が聞いた話では、3台同時購入で1台あたり2万円近い値引きを受けたお客様もいらっしゃるようです。特に新築やリフォーム時期の顧客には、更なる特別価格を提示することがあります。
ビックカメラも複数台購入には手厚い対応をしており、台数に応じてポイント還元率がアップする仕組みを導入しています。また、他の家電製品との同時購入でも追加割引を受けられるため、引っ越しやリフォームのタイミングであれば検討する価値が高いでしょう。
ケーズデンキは現金値引きを重視しているため、まとめ買いの際の価格交渉がしやすい環境にあります。2台購入で工事費を大幅に割引したり、3台目を特別価格で提供したりするケースが報告されています。
エディオンやジョーシンなどの地域密着型店舗では、地域の工務店やハウスメーカーとの関係を活かした特別価格を提示することがあります。特に新築住宅への一括設置では、通常では考えられない価格での提案を受けられることも珍しくありません。
ただし、まとめ買いには注意点もあります。工事日程の調整が複雑になることや、不具合が発生した場合の対応が煩雑になることなどが挙げられます。また、必要以上に高機能なモデルを勧められる場合もあるため、本当に必要な機能かどうかを冷静に判断することが大切です。
型落ちモデルはどこで買う？
型落ちモデルを狙うなら、タイミングと購入先の選択が非常に重要になります。最も安く購入できる可能性が高いのは10月から11月にかけての時期で、多くのメーカーがモデルチェンジを行うタイミングです。
ヤマダ電機は型落ちモデルの在庫処分に積極的で、新モデル発売前の価格下落幅が他店より大きい傾向があります。特に上位機種の型落ちモデルでは、定価から50％以上の値引きを受けられることも珍しくありません。
ケーズデンキでは、型落ちモデルに対する現金値引きの幅が大きく、在庫限りの特価商品として店頭に並ぶことがよくあります。これらの商品は数量限定のため、見つけたら早めの決断が必要です。
一方で、エディオンやジョーシンでは、型落ちモデルを長期間安定して販売する傾向があります。急いで購入する必要がない場合は、これらの店舗でじっくりと検討することもできるでしょう。
ただし、型落ちモデルの購入には注意点があります。最新モデルと比べて省エネ性能が劣る場合があり、長期的に見ると電気代の差で価格差が相殺される可能性があります。また、メーカーサポートの期間が短くなることや、部品の供給期間に影響する場合もあります。
型落ちモデルを選ぶ際は、省エネ基準達成率やAPF値を確認し、ランニングコストも含めた総合的な判断を行うことをおすすめします。単純に安いからという理由だけでなく、本当にお得かどうかを慎重に検討することが大切です。
ネット通販はなぜ安い？
ネット通販でエアコンが安く販売される理由を理解しておくと、購入時の判断に役立ちます。価格差の背景には、販売モデルの違いと流通構造の差があります。
まず、ネット通販で販売されるエアコンの多くは「住宅設備用モデル」と呼ばれるものです。これは本来、工務店やハウスメーカー向けに開発された製品で、家電量販店モデルと比べて機能がシンプルに設計されています。コストを抑えた設計になっているため、必然的に価格も安くなるのです。
例えば、日立のAJシリーズは通販では4万円台で購入できますが、量販店で販売されているDシリーズは8万円台となっています。この価格差は、搭載機能や仕様の違いによるものです。
また、ネット通販では店舗運営コストや人件費を削減できるため、その分を価格に反映できます。実店舗を持たない分、テナント料や光熱費、多くのスタッフを雇用する必要がないため、より安い価格での提供が可能になります。
さらに、ネット通販では在庫回転率を重視した販売戦略を取ることが多く、利益率を下げてでも早期に在庫を処分する傾向があります。これも価格の安さに繋がる要因の一つです。
ただし、ネット通販には注意点もあります。工事業者の品質にばらつきがあることや、トラブル時の対応が複雑になることなどが挙げられます。また、商品を実際に見ることができないため、サイズ感や操作性を事前に確認できません。
工事費についても、本体価格は安くても工事費が高く設定されていることがあり、総額で見ると量販店とそれほど変わらない場合もあります。購入前には必ず工事費込みの総額で比較することをおすすめします。
結局どこがお得？
これまでの比較を踏まえると、どこがお得かは購入者の状況や優先事項によって変わってきます。それぞれの特徴を整理してみましょう。
価格の安さを最優先するなら、ヤマダ電機が有力な選択肢になります。特に型落ちモデルの値引き幅や、まとめ買い時の価格調整に積極的です。現金値引きを重視するならケーズデンキ、ポイント還元を活用したいならヨドバシカメラやビックカメラが適しているでしょう。
工事の品質や アフターサービスを重視する場合は、大手量販店の方が安心できます。全国展開している店舗では、工事業者の管理体制が整っており、トラブル時の対応も迅速です。
一方、とにかく安さを追求するなら、ネット通販も検討する価値があります。ただし、その場合は工事業者の選定や保証内容について十分に確認することが必要です。
初めてのエアコン購入で不安がある方や、専門的なアドバイスが欲しい方は、実店舗での購入をおすすめします。スタッフからの説明を受け、実物を確認してから購入できるメリットは大きいでしょう。
複数台購入の予定がある場合は、必ず複数の量販店で見積もりを取得し、価格交渉を行うことが重要です。店舗間の競争を活用することで、思わぬ好条件を引き出せる可能性があります。
最終的には、価格だけでなく、工事品質、保証内容、アフターサービスなどを総合的に判断することが、後悔のない買い物につながるのではないでしょうか。
エアコンは家電量販店でどこが安い？購入のコツ
エアコンをお得に購入するためには、価格比較だけでなく、購入タイミングや交渉術なども重要な要素になります。
このセクションでは、より賢くエアコンを購入するための実践的なテクニックやポイントをお伝えします。知っているかどうかで数万円の差が生まれることもありますので、ぜひ参考にしてください。
安く買える時期と買ってはいけない時期
エアコンの価格は季節によって大きく変動するため、購入タイミングを見極めることで数万円の節約が可能です。最も安く購入できる時期と避けるべき時期を把握しておきましょう。
最もお得な購入時期は8月から9月にかけてです。この時期は需要のピークが過ぎ、販売店が在庫処分を急ぐため、大幅な値引きセールが実施されます。真夏の暑さも和らぐ頃で、工事業者の予約も取りやすくなるのも嬉しいポイントですね。
10月から11月も狙い目の時期です。多くのメーカーがモデルチェンジを行うため、型落ちモデルが一気に値下がりします。特に上位機種では50％以上の値引きを受けられることもあり、高機能なエアコンを安く手に入れるチャンスです。
家電量販店の決算期である3月と9月も注目すべき時期です。各店舗が売上目標達成のために積極的な価格調整を行い、通常では応じてもらえない値引き交渉にも応じてくれる可能性が高まります。
逆に避けるべき時期は6月から7月です。この時期はエアコンの需要がピークを迎え、価格が最も高く設定されます。また、工事業者の予約も集中するため、設置まで数週間待たされることも珍しくありません。緊急性がない限り、この時期の購入は控えた方が賢明でしょう。
ゴールデンウィーク前後も価格が高めに設定される傾向があります。暖かくなり始めてエアコンの必要性を感じる方が増えるためです。
セール時期を狙うなら、年末年始、夏のボーナス時期、決算期セールなどを狙いましょう。楽天スーパーセールやAmazonプライムデーなどのネット通販のイベント時期も、量販店が対抗価格を設定することがあります。
ただし、安い時期を待ちすぎて真夏に故障してしまうリスクも考慮する必要があります。現在使用中のエアコンの調子が悪い場合は、完全に故障する前の余裕のあるタイミングで購入することをおすすめします。
量販店専用モデルとメーカー標準モデルの違い
先ほども少しお話しましたが、エアコンには「家電量販店モデル」と「住宅設備用モデル」という2つのカテゴリーが存在することをご存知でしょうか？
この違いを理解しておくと、購入時により適切な選択ができます。
家電量販店モデルは、消費者が直接製品を見て比較購入することを想定して設計されています。そのため、他メーカーとの差別化を図るために多くの機能が搭載されており、リモコンの操作性やデザイン性にも力が入れられています。
例えば、パナソニックのエオリアUXシリーズでは、天井シャワー気流や内部クリーン機能、スマートフォン連携機能などが標準装備されています。三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズには、ムーブアイセンサーによる個別空調制御機能が搭載されており、一人ひとりの体感温度に合わせた運転が可能です。
一方、住宅設備用モデルは工務店やハウスメーカーでの採用を前提としているため、機能をシンプルに絞り込み、コストパフォーマンスを重視した設計になっています。基本的な冷暖房機能は同等でも、付加機能や操作性、デザイン面では量販店モデルに劣る場合があります。
ダイキンを例に挙げると、量販店モデルのEシリーズには水内部クリーン機能やストリーマ空気清浄機能が標準搭載されていますが、住設モデルでは省略されていることが一般的です。
価格面では、住設モデルの方が2割から4割程度安く設定されています。これは機能の違いだけでなく、流通経路の違いも影響しています。
ただし、住設モデルが必ずしも劣っているわけではありません。基本性能に大きな差はなく、シンプルな機能で十分という方には非常にコストパフォーマンスの高い選択となります。
購入時の注意点として、同じメーカーでも量販店と住設モデルでは型番が異なることが挙げられます。カタログや仕様書で機能を十分に確認し、必要な機能が搭載されているかを事前にチェックすることが大切です。
また、保証内容やアフターサービスに違いがある場合もあるため、購入前に確認しておくことをおすすめします。
価格交渉のコツ
家電量販店での価格交渉は、適切な方法を知っていれば思わぬ値引きを引き出せる可能性があります。交渉を成功させるためのポイントをお伝えしましょう。
まず、事前準備が極めて重要です。価格.comなどの比較サイトで相場を調べ、他店の価格情報を収集しておきます。具体的な競合価格を提示できれば、交渉の説得力が大幅に向上します。
交渉のタイミングも重要な要素です。平日の午前中や開店直後など、店員さんに時間的余裕がある時間帯を選びましょう。土日や夕方以降の混雑時は、十分な時間をかけた交渉が難しくなります。
交渉時の態度も成功の鍵を握ります。高圧的な態度ではなく、「予算が限られているので相談に乗ってもらえませんか？」といった丁寧で協力的な姿勢を保ちましょう。店員さんも人間ですから、感じの良いお客様には親身になって対応してくれるものです。
複数の要素を組み合わせた交渉も効果的です。「A店では○○円でした。同じ価格にしてもらえれば、延長保証も一緒にお願いしたいのですが」といったように、価格だけでなく付加サービスも含めた提案をすることで、店側もメリットを感じやすくなります。
まとめ買いの場合は、より大きな値引きが期待できます。「エアコン2台と冷蔵庫も検討しているので、まとめて安くしてもらえませんか？」といった提案は、店舗の売上向上に直結するため、積極的な価格調整を期待できるでしょう。
ただし、価格交渉には限界があることも理解しておく必要があります。量販店も利益を確保する必要があるため、極端な値引きは期待できません。相場からかけ離れた要求は、交渉自体を困難にする可能性があります。
また、価格だけでなく工事品質や保証内容も重視することが大切です。極端に安い価格で工事品質が低下しては本末転倒ですから、総合的な価値を判断することを心がけましょう。
最後に、交渉がうまくいかなかった場合でも、店員さんに感謝の気持ちを伝えることが重要です。将来的に別の機会で良い条件を提示してもらえる可能性もありますし、何より人として当然のマナーだと思います。
工事費の追加料金に注意すべき点
「工事費込み」と表示されていても、実際の設置工事では追加料金が発生することが少なくありません。予想外の出費を避けるため、事前に確認すべきポイントを把握しておきましょう。
室外：7,000円〜9,000円
リサイクル：1,000円〜2,000円
運搬：1,500円〜3,000円
標準工事の範囲は店舗によって異なりますが、一般的には室内機の取り付け、室外機の設置、配管接続（4メートル以内）、電気工事、試運転までが含まれています。しかし、この範囲を超える作業には追加料金が発生します。
最も多い追加料金が配管の延長です。室内機と室外機の距離が4メートルを超える場合、1メートルごとに3,000円から5,000円程度の追加費用がかかります。事前に設置場所を確認し、配管の長さを測っておくことをおすすめします。
電圧切り替え工事も頻繁に発生する追加項目です。14畳以上のエアコンは200Vが必要ですが、既存のコンセントが100Vの場合、電気工事が必要になります。この費用は12,000円から15,000円程度が相場です。
化粧カバーの取り付けも別料金となることが多く、室内用で6,000円から15,000円、室外用で7,000円から9,000円程度が目安です。見た目を重視する方は、この費用も予算に含めておく必要があります。
壁の穴あけ工事は、木造住宅の場合は標準工事に含まれることが多いのですが、鉄筋コンクリート造の場合は追加料金（10,000円から20,000円程度）が発生することがあります。
室外機の設置場所によっても追加費用が生じます。屋根置きや壁面取り付けが必要な場合、特別な金具や工事が必要となり、15,000円から30,000円の追加費用がかかることもあります。
古いエアコンの取り外しは多くの場合別料金となっており、5,000円から8,000円程度が相場です。さらに、リサイクル料金（1,000円から2,000円）と収集運搬料金（1,500円から3,000円）も必要になります。
これらの追加料金を避けるためには、見積もり時に詳細な現地確認を依頼することが重要です。可能であれば、工事当日ではなく事前に現地調査を行い、必要な追加工事を洗い出しておくことをおすすめします。
また、複数の業者から見積もりを取る際は、同じ条件で比較できるよう、想定される追加工事も含めた総額での見積もりを依頼しましょう。
工事当日に予想外の追加料金を提示された場合は、その場で即決せず、内容と金額が適正かどうかを冷静に判断することが大切です。不明な点があれば遠慮なく質問し、納得してから工事を進めてもらいましょう。
保証やポイントを含めた総合的な安い店
エアコンの購入では、本体価格だけでなく長期保証やポイント還元、アフターサービスなども含めて総合的に判断することが重要です。これらの要素を加味すると、見た目の価格では高く見える店舗が、実は最もお得だったということも少なくありません。
ヨドバシカメラの大きな魅力は、ポイントに有効期限がないことです。10％のポイント還元を受けた場合、数年後でもそのポイントを使って他の家電を購入できます。エアコンは10年以上使用する製品ですから、次回の買い替え時にもポイントを活用できる可能性が高いでしょう。
ビックカメラも高いポイント還元率を誇り、まとめ買い時には15％以上の還元を受けられることもあります。また、他店の価格に対抗する「価格.com最安値対応」などのサービスも魅力的です。
ケーズデンキの「あんしんパスポート」は、購入した商品に対する長期サポートが充実しており、故障時の修理代金が割引になるなどの特典があります。複雑なポイント制度がない分、シンプルで分かりやすいメリットといえるでしょう。
エディオンの「長期修理保証」は、メーカー保証期間終了後も手厚いサポートを受けられます。エアコンのような長期使用する製品では、この保証の価値は非常に高いものがあります。
ヤマダ電機は価格の安さに加えて、全国展開による工事対応力の高さも魅力です。転居時のエアコン移設なども、全国の店舗で対応してもらえる安心感があります。
ポイント還元を最大限活用するためには、同じ店舗グループで家電をまとめて購入することが効果的です。エアコンで貯まったポイントを、冷蔵庫や洗濯機の購入時に使用すれば、家電全体の購入コストを大幅に抑えることができます。
長期保証については、保証内容の詳細を必ず確認しましょう。同じ「5年保証」でも、保証範囲や自己負担額に違いがある場合があります。特にエアコンは室外機が屋外設置のため、自然災害による故障のリスクも考慮した保証選びが重要です。
また、工事保証も見逃せない要素です。設置工事に起因する不具合は、工事業者の責任となりますが、保証期間や対応範囲は業者によって異なります。大手量販店では工事保証が充実している傾向があり、安心して任せることができるでしょう。
最終的には、初期費用、ランニングコスト、保証内容、ポイント還元などを総合的に計算し、長期間で見た場合の総コストを比較することが、本当にお得な購入につながります。目先の価格だけにとらわれず、トータルでの価値を判断することを心がけたいですね。
総括：家電量販店でエアコン買うならどこが安い？
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。
