空気清浄機の調子が悪いと感じるけれど、これって買い替えのサインなのかな?
とお悩みではありませんか?
フィルターの交換だけでまだ使えるのか、それとも本体ごと買い替えた方がいいのか、判断に迷いますよね。
実は、空気清浄機には交換や買い替えを検討すべきサインがいくつかあるんです。また、どうせ買い替えるなら少しでもお得な時期を選びたいと思うのが正直なところだと思います。
この記事では、空気清浄機の寿命を示すサインから、ダイキンやシャープといった人気メーカーの寿命の違い、そして家電が安くなる時期や型落ちモデルのお得な情報まで、買い替えに関する疑問を解消していきます。
空気清浄機の買い替え時期のサイン

お部屋の空気をきれいにしてくれる空気清浄機ですが、長く使っていると「本当に効果があるのかな?」と感じる瞬間があるかもしれませんね。
ここでは、どんな状態になったら買い替えを検討すべきか、具体的なサインを一緒に見ていきましょう。
見逃しがちなポイントも解説しますので、ご自宅の空気清浄機をチェックしてみてください。
何年で買い替えるのが目安?
空気清浄機の買い替え目安は、一般的に「10年」と言われることが多いですね。これは、多くのメーカーが本体内部の電子部品の耐久年数を約10年と考えているためなんです。
この10年という期間は「補修用性能部品の保有期間」とも深く関連しています。
メーカーは製品の製造を終了してから一定期間、修理に必要な部品を保管する義務があります。多くの家電ではこの期間が8年から10年程度に設定されているんですね。
つまり10年を過ぎてしまうと、もし故障しても修理部品がなくて直せないという可能性が出てくるわけです。
もちろん、使い方やお手入れの頻度によって寿命は変わってきます。こまめにフィルター掃除をしている場合と、あまりお手入れをしていない場合とでは、本体にかかる負担も当然変わってきますからね。
例えば、ペットを飼っているご家庭や喫煙される方がいる環境、交通量の多い道路沿いの家などでは、空気清浄機は常にフル稼働に近い状態で頑張ってくれています。
このような場合は、フィルターの汚れも早いですし、ファンモーターといった部品の劣化も進みやすくなるため、一般的な目安より寿命が短くなる傾向があります。
逆に、空気の汚れが少ないお部屋で時々使う程度であれば、10年以上問題なく使えるケースも少なくありません。
異音や異臭は古くなったサイン
空気清浄機から「ゴーッ」や「カラカラ」といった以前はしなかった音が聞こえてきたら、注意が必要なサインです。
これは内部のファンモーターがホコリや経年劣化でうまく回らなくなっている可能性があります。特に、電源を入れた直後に異音がする場合は、モーターの寿命が近いのかもしれません。
また、吹き出し口から出てくる空気がカビ臭かったり、酸っぱいような嫌なニオイがしたりする場合も買い替えを検討するタイミングです。
フィルターを掃除したり交換したりしてもニオイが取れない場合は、本体内部にホコリやカビが溜まってしまっていることが考えられます。
私もお店でお客様から「フィルターを替えてもニオイが取れないの」というご相談を受けることがありますが、これは結構深刻なサインなんです。
内部に染み付いたニオイは分解洗浄しないと取れないことが多いのですが、そこまでするなら新しいモデルに買い替えた方が性能もアップしてお得なケースが多いですね。
異音や異臭は、空気清浄機が「もう限界かも」と伝えてくれている声だと思って、一度しっかり状態を確認してみてください。
ダイキンとシャープの寿命の違い
お客様から「ダイキンとシャープ、どっちが長持ちするの?」と聞かれることも多いですね。
実際のところ、どちらのメーカーも設計上の標準使用期間は10年としていることが多く、本体の寿命に大きな差があるわけではありません。
ただ、それぞれの特徴から「寿命」の考え方が少し異なってくるんです。
メーカー | 特徴 | フィルター交換目安 | ユニット交換 |
---|---|---|---|
ダイキン | ストリーマ技術でフィルターの集塵能力が落ちにくい | 約10年 | 不要 |
シャープ | プラズマクラスターイオン発生ユニットの交換が必要 | 約10年 | 約2年に1回 |
ダイキンの空気清浄機は、有害物質を分解する「ストリーマ技術」が特徴です。
この技術のおかげで、フィルター自体の劣化が少なく、集塵フィルターや脱臭フィルターの交換目安が約10年と長いモデルが多いんですね。フィルター交換の手間が少ない分、長く使いやすいと感じる方が多いかもしれません。
一方、シャープの空気清浄機は「プラズマクラスター」が有名です。
こちらはイオンを発生させるユニットに寿命があり、総運転時間約17,500時間(1日24時間運転で約2年)を目安に交換が必要になります。このユニット交換をしないと、イオンの効果がなくなってしまいます。
本体は10年使えても、このユニット交換というメンテナンスが必要になる点がダイキンとの大きな違いと言えるでしょう。
フィルター交換10年不要は本当?
「フィルター交換10年不要」という言葉、とても魅力的に聞こえますよね。これはダイキンなどのメーカーが採用している高性能なフィルターのことで、文字通り10年間はフィルターを買い替えなくても大丈夫ですよ、という意味です。
ただし、これは定期的なお手入れをすることが前提となっています。
このタイプのフィルターは、掃除機でホコリを吸い取るといった簡単なお手入れを1ヶ月に1回程度行うことで、高い集塵能力をキープできるように設計されています。しかし、このお手入れを怠ってしまうと、フィルターにホコリがびっしり詰まってしまいます。
そうなると、空気清浄機の効果が落ちるだけでなく、本体に負荷がかかってしまい、モーターの寿命を縮める原因にもなりかねません。また、タバコのヤニや油汚れが多い環境で使っていると、フィルターの劣化も早まります。
「10年交換不要」というのは、あくまで「標準的な家庭環境で、定期的にお手入れをした場合」の目安だということを覚えておくのが大切ですね。
もし、お手入れをしてもフィルターの汚れやニオイが取れなくなってきたら、10年経っていなくても交換を検討する、あるいは本体の買い替えを考えるのが良いと思います。
10年前の空気清浄機との性能差
- 微細粒子の捕集性能向上
- 有害物質抑制効果アップ
- 清浄スピードの高速化
- ホコリセンサー
- ニオイセンサー
- PM2.5センサー
- 温湿度センサー
- スリムでスタイリッシュなデザイン
- インテリアに馴染む外観
- スマホアプリ連携
- 遠隔操作・監視機能
もし今お使いの空気清浄機が10年前に購入したものだとしたら、最新モデルに買い替えるとその性能の進化に驚くかもしれません。この10年で空気清浄機は大きく進化しているんです。
まず、集塵能力が格段にアップしています。10年前のモデルでは取りきれなかった、より細かい粒子をキャッチできるようになりました。
例えば、シャープの「プラズマクラスターNEXT」やパナソニックの「ナノイーX」といった最新技術は、空気中の有害物質を抑制する効果が向上しているとされています。
センサーの精度も大きく違いますね。昔のモデルはホコリセンサーくらいしか付いていませんでしたが、最新モデルはホコリ、ニオイ、PM2.5などを検知する複数のセンサーを搭載しています。
これにより、お部屋の空気の状態に合わせて自動で最適な運転をしてくれるので、効率的で電気代の節約にもつながります。
デザインや使い勝手も大きく変わりました。スリムでインテリアに馴染むデザインのものが増え、スマートフォンと連携して外出先から操作できるモデルも登場しています。
10年間使い続けることも素晴らしいですが、最新モデルに買い替えることで、より快適で安心な空気環境を手に入れることができるのは大きなメリットだと思います。
逃さない!お得な空気清浄機の買い替え時期

空気清浄機の買い替えを決めたら、次に気になるのは「いつ買うのが一番お得なの?」ということですよね。
同じ製品でも買うタイミングによって価格が大きく違うことがあるので、ここはしっかり押さえておきたいポイントです。
ここからは、賢く買い替えをするための時期や方法について、詳しく解説していきます。
安くなる時期はいつ?
家電が安くなる時期には、実はいくつかのパターンがあるんです。
空気清浄機の場合、最も狙い目なのは「新モデルが登場する直前」です。
多くのメーカーは、秋から冬にかけて、つまり9月から11月頃に新しいモデルを発売します。これは、空気が乾燥して風邪などが気になる季節に向けて、加湿機能付きのモデルの需要が高まるからです。
新モデルが出ると、それまでのモデルは「型落ち」となり、在庫を処分するために価格が大きく下がります。これが一番の狙い目ですね。
もう一つのタイミングは、家電量販店の決算セールです。
多くの企業の決算期である3月や、中間決算期の9月には、お店が売上目標を達成するためにセールを行います。この時期は、空気清浄機に限らず多くの家電が安くなる傾向にあります。
その他にも、ボーナス時期である7月と12月や、年末年始セールなども価格が下がりやすいタイミングです。
これらの時期を少し意識しておくだけで、お得に買い替えができる可能性がぐっと高まりますよ。
フィルター交換と本体買い替えの判断基準
フィルターの交換費用って、意外と高いなと感じたことはありませんか?
高性能な集塵フィルターと脱臭フィルターをセットで買うと、1万円近くなることも珍しくありません。
ここで迷うのが「高いフィルターを交換して使い続けるか、いっそのこと本体ごと新しくするか」という問題ですよね。
一つの判断基準として、本体の使用年数を考えてみてください。もし、お使いの空気清浄機が購入から7〜8年以上経っているのであれば、私は本体の買い替えをおすすめすることが多いです。
先ほどもお伝えしたとおり、家電の修理用部品の保有期間は製造終了から8年程度が一般的です。つまり、これから先、フィルター以外の部品が故障した場合に修理できない可能性が出てきます。
高いお金を出してフィルターを交換した直後に本体が壊れてしまったら、とても残念ですよね。
また、5年以上使っている場合でも、最新モデルの性能向上は著しいものがあります。省エネ性能もアップしているので、長期的に見ると電気代もお得になるかもしれません。
フィルター交換費用と、新しいモデルの価格や性能を天秤にかけて、どちらがご自身にとってメリットが大きいかを考えてみるのが良いと思います。
古い空気清浄機の引き取りについて
新しい空気清浄機を購入したら、古いものはどう処分すればいいのか悩みますよね。
空気清浄機は「小型家電リサイクル法」の対象品目なので、基本的には自治体のルールに従って処分する必要があります。お住まいの地域のゴミ出しルールを確認してみてください。
ただ、もっと簡単な方法もあります。
それは、新しい空気清浄機を購入するお店で引き取ってもらうことです。
多くの家電量販店では、新しい製品の購入を条件に、同じ種類の古い家電を有料で引き取ってくれるサービスを行っています。新しい製品が配送される時に、同時に古いものを回収してくれるので、自分で運び出す手間が省けてとても便利です。
料金は店舗によって異なりますが、550円から2,000円程度が一般的です。購入時に「古い空気清浄機の引き取りもお願いしたいのですが」と一言伝えれば、手続きを案内してくれますよ。
リサイクルショップで売却するという方法もありますが、製造から5年以上経っていると値段がつかないことも多いので、手軽さを考えると購入店での引き取りサービスを利用するのがおすすめです。
型落ちのモデルを狙う
最新モデルは魅力的ですが、価格が高いのがネックですよね。そこでおすすめしたいのが「型落ちモデル」です。
型落ちと言っても、発売から1年程度しか経っていないものがほとんどで、性能が大きく劣るわけではありません。
最新モデルとの違いは、スマートフォン連携機能が少し簡略化されていたり、搭載されているイオンの世代が一つ前だったりといった、ごくわずかな差であることが多いんです。
基本的な空気清浄能力や加湿能力は、ほとんど変わらないと言ってもいいくらいです。それなのに、価格は数万円も安くなっていることがあるので、非常にお得感が高い選択肢だと思います。
特にこだわりがなければ、基本的な性能がしっかりしている1年前のモデルを選ぶのは、とても賢い買い物の仕方です。
新モデルが発売される9月から11月頃になると、型落ちモデルがお店に並び始めるので、この時期を狙って探してみるのが良いでしょう。
ただし、型落ちモデルは在庫限りで販売終了となるので、「これだ!」と思えるものが見つかったら、早めに決断するのがおすすめですよ。
買い替え時におすすめの最新モデル
これから買い替えるならどんなモデルがいいの?と気になる方のために、2025年現在の最新モデルから、特におすすめの2機種をご紹介しますね。
ダイキン「うるるとさらら空気清浄機 MCZ704A-T」
まずおすすめしたいのが、ダイキンの最上位モデル「うるるとさらら空気清浄機」です。
このモデルのすごいところは、空気清浄、加湿、除湿、集塵、脱臭の5つの機能を1台でこなしてくれるところ。給水タンクがない「水雑務」から解放されるのが嬉しいポイントで、面倒な給水作業が不要になります。
ダイキン独自のストリーマ技術も搭載されていて、フィルターに付着した物質を分解してくれるので、集塵能力が落ちにくいのが特徴です。
お手入れの手間を少しでも減らしたい、一年中快適な空気環境で過ごしたいという方にぴったりの一台ですね。
シャープ「プラズマクラスターNEXT 加湿空気清浄機 KI-TX100」
もう一つのおすすめは、シャープの「KI-TX100」です。シャープ史上最高峰のイオン濃度を誇る「プラズマクラスターNEXT」を搭載しているのが最大の特徴です。空気清浄能力の高さはもちろんですが、このモデルはCO2センサーを搭載していて、お部屋の二酸化炭素濃度を検知して換気のタイミングを知らせてくれるんです。
お手入れも簡単で、フィルターについたホコリを自動で掃除してくれる機能が付いています。性能も使いやすさも妥協したくないという方におすすめのモデルですね。お店でも、この2機種は機能性を重視するお客様からとても人気がありますよ。
総括:空気清浄機の買い替え時期の判断
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。