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空気清浄機で本当に臭いは取れる?消臭効果が高いモデルの選び方

機能・性能

お部屋の空気がこもっていると感じたり、なんだか嫌な臭いが気になったりすることはありませんか?

そんなとき「空気清浄機を置けば、部屋の臭いは取れるのかな?」と考える方は多いと思います。

特に、ペットと一緒に暮らしているご家庭や、タバコを吸う方がいるお部屋では、臭いの悩みは切実ですよね。

空気清浄機にはたくさんの種類があって、各メーカーが独自のイオン機能をアピールしているので、どれを選んだら良いのか迷ってしまうのも無理はありません。

また、せっかく買ったのに「空気清浄機自体から酸っぱい臭いがしてきた…」なんて経験がある方もいるかもしれません。

この記事では、家電量販店で働く私が、空気清浄機で本当に臭いが取れるのか、そして臭い対策に効果的なモデルの選び方について、分かりやすく解説していきますね。

この記事のポイント
  • 空気清浄機と脱臭機の役割の根本的な違い
  • 各メーカーが誇るイオン機能の特徴
  • お部屋の悩みに合わせた最適な製品選びのヒント
  • 見落としがちなフィルターのお手入れ方法と交換時期

空気清浄機で部屋の臭いは本当に取れる?

クリーン家電ガイド:イメージ

ここでは、空気清浄機が臭いに対してどのような働きをするのか、基本的なところから一緒に見ていきましょう。

臭い対策の第一歩は、まず仕組みを理解することから始まりますからね。

空気清浄機と脱臭機の違い

🌪️
空気清浄機
空気をキレイにすることが主な目的です。本体内部にあるフィルターを使って、空気中の細かい粒子を物理的にキャッチします。
  • ホコリや花粉をフィルターで捕集
  • ハウスダストなどの微細粒子を除去
  • 活性炭フィルターで軽度の脱臭効果
  • 継続的な空気の浄化が可能
日常的な空気環境の改善に適しており、アレルギー対策や健康維持に効果的です。
脱臭機
臭いを分解・除去することに特化した家電です。オゾンや触媒などを使って、臭いの元となる成分を分解する仕組みを持っています。
  • オゾンや触媒による臭い成分分解
  • ペットの臭いに強力な効果
  • 介護環境での臭い対策に最適
  • 強い臭いを根本から除去
特に強い臭いを集中的に対策したい場合に、空気清浄機より高い効果を発揮します。

まず最初に知っておきたいのが、空気清浄機と脱臭機は似ているようで、実は得意なことが違うという点です。これを理解すると、ご自身の目的に合った製品を選びやすくなりますよ。

簡単に言うと、空気清浄機は「空気をキレイにすること」が主な目的です。本体内部にあるフィルターを使って、ホコリや花粉、ハウスダストといった空気中の細かい粒子を物理的にキャッチします。多くのモデルには活性炭などを使った脱臭フィルターも搭載されていて、ある程度の臭いを吸着する能力もあります。

一方、脱臭機は「臭いを分解・除去すること」に特化した家電です。オゾンや触媒などを使って、臭いの元となる成分を分解する仕組みを持っています。ですから、特にペットの臭いや介護環境での臭いなど、強い臭いを集中的に対策したい場合には、脱臭機の方が高い効果を発揮することがありますね。

どちらが良いというわけではなく、ホコリや花粉対策もしながら臭いも気になるなら「脱臭機能が強力な空気清浄機」、とにかく臭いだけをどうにかしたいなら「脱臭機」というように、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

各社のイオン機能で匂いは消えるのか

最近の空気清浄機では、フィルター性能に加えて、各メーカー独自の「イオン機能」が大きな特徴になっていますよね。代表的なものに、シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノイーX」、ダイキンの「ストリーマ」があります。

これらのイオン機能は、特殊なイオンを空気中に放出して、浮遊している菌やウイルス、アレル物質、そして臭いの原因菌などの働きを抑える、という考え方に基づいています。公式サイトによると、タバコ臭やペット臭、生乾き臭など、さまざまな臭いに対して効果が期待できるとされています。

実際に店頭でお客様とお話ししていても、「イオン機能があるモデルにしてから、部屋の空気がスッキリした気がする」というお声はよく聞きますね。

ただし、これらの効果は、お部屋の広さや使い方、臭いの強さによって感じ方が変わる部分もあります。イオン機能はあくまでフィルターの働きをサポートするもの、と考えると良いかもしれません。イオンを発生させるユニットも、定期的なお手入れが必要な場合があるので、その点は覚えておいてくださいね。

匂いが消える空気清浄機の特徴

1
🔬
脱臭フィルターの性能
一般的に活性炭を使ったフィルターが使われますが、その量や構造によって吸着できる臭いのキャパシティが変わってきます。
  • 活性炭の量が多いほど高性能
  • フィルター構造の工夫で表面積を拡大
  • 臭い分子の吸着効率が向上
表面積が広く、たくさんの臭いをキャッチできる高性能なフィルターを搭載しているモデルは脱臭能力が高い傾向にあります。
2
イオン機能の有無と強さ
イオン機能は、フィルターだけでは取り切れない、カーテンやソファなどに付着した臭いにもアプローチできるのが嬉しいポイントです。
  • 繊維に付着した臭いにも効果的
  • カーテンやソファの脱臭が可能
  • イオン放出量で効果に差が出る
フィルターでは処理できない範囲まで脱臭効果が及び、より広範囲な臭い対策が実現できます。
3
📡
センサーの性能と風量
臭いセンサーが搭載されているモデルなら、料理やタバコなどの臭いを検知して、自動で風量を上げてパワフルに吸引してくれます。
  • 料理やタバコの臭いを自動検知
  • 臭いレベルに応じた風量調整
  • 適用畳数に合ったパワーが重要
人がいない間に効率よく運転してくれるので、とても便利で経済的な機能です。

では、具体的に「臭いが取れる」空気清浄機にはどんな特徴があるのでしょうか。いくつかポイントを挙げてみますね。

一つ目は、脱臭フィルターの性能です。一般的に、活性炭を使ったフィルターが使われますが、その量や構造によって吸着できる臭いのキャパシティが変わってきます。表面積が広く、たくさんの臭いをキャッチできる高性能なフィルターを搭載しているモデルは、やはり脱臭能力が高い傾向にあります。

二つ目は、先ほどお話ししたイオン機能の有無とその強さです。イオン機能は、フィルターだけでは取り切れない、カーテンやソファなどに付着した臭いにもアプローチできるのが嬉しいポイントです。

三つ目は、センサーの性能と風量ですね。臭いセンサーが搭載されているモデルなら、料理やタバコなどの臭いを検知して、自動で風量を上げてパワフルに吸引してくれます。人がいない間に効率よく運転してくれるので、とても便利だと思います。お部屋の広さに合ったパワー(適用畳数)があることも、もちろん大切ですよ。

これらの特徴を総合的に見て、ご自身の生活スタイルに合ったものを選ぶことが、臭い対策を成功させる鍵になります。

臭いを防ぐためにつけっぱなしは有効?

「空気清浄機って、一日中つけっぱなしにした方がいいの?」これも、よくいただくご質問の一つです。

お部屋の空気をきれいに保つ、という観点から言うと、24時間つけっぱなしで運転するのが最も効果的だと考えられます。ホコリや臭いは、人が活動している間はもちろん、寝ている間にも発生し続けるからです。

最近の空気清浄機は省エネ性能がとても高いので、24時間つけっぱなしにしても、電気代はそれほど高くならないモデルがほとんどです。

多くの製品には、空気の汚れ具合に応じて自動で運転を調整する「自動モード」が搭載されています。空気がきれいな時は静かに省エネ運転し、汚れるとパワフルに運転してくれるので、電気代を抑えながら効率よくお部屋の空気を管理できますよ。

私も自宅では、基本的に自動モードでつけっぱなしにしています。そうすることで、急な来客があっても慌てて換気する必要がなくなりましたし、朝起きた時のお部屋の空気もスッキリしているように感じます。

フィルターの寿命を気にする方もいますが、つけたり消したりを繰り返す方が、起動時に大きなパワーを使うため、かえって負担になるという考え方もありますね。

水がなくなると臭くなる?

加湿機能付きの空気清浄機をお使いの方から、「給水タンクの水がなくなると、なんだか変な臭いがする」というお話を聞くことがあります。

これは、加湿フィルターが乾燥することで、それまでに付着していた雑菌やカルキが臭いを発生させることが主な原因として考えられます。

特に、給水タンクや加湿トレーの水を長期間交換していなかったり、お手入れを怠っていたりすると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。その状態で水がなくなり、フィルターが乾いて送風されると、蓄積された臭いが一気に放出されてしまう、という仕組みですね。

これを防ぐためには、やはりこまめなお手入れが一番です。給水タンクの水は毎日交換するのが理想的ですし、加湿トレーも定期的に掃除して、ぬめりや汚れを防ぐことが大切になります。

少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間が、快適な空気環境を保つことにつながるんです。もし臭いが気になるようになったら、まずは加湿フィルターとトレーの念入りな掃除や、クエン酸などを使ったつけ置き洗い試してみてください。

臭いがしっかり取れる空気清浄機の選び方

クリーン家電ガイド:イメージ

ここからは、より実践的なお話です。
たくさんある空気清浄機の中から、ご自身の目的やお悩みに合わせて「これだ!」と思える一台を見つけるための、具体的な選び方のポイントをご紹介していきます。

どんな点に注目すれば、臭い対策で後悔しない製品選びができるのか、一緒に確認していきましょう。

ペットの臭いに特化したおすすめモデル

項目 詳細
型番 HDS-3000R
適用床面積 〜20畳
特徴 フィルター交換不要のトリプル脱臭
こんな方におすすめ ペットのいるご家庭で、とにかく臭いを最優先で解決したい方
型番
HDS-3000R
適用床面積
〜20畳
特徴
フィルター交換不要のトリプル脱臭
こんな方におすすめ
ペットのいるご家庭で、とにかく臭いを最優先で解決したい方

ペット、特にワンちゃんやネコちゃんと一緒に暮らしていると、どうしても特有の臭いが気になりますよね。そんなご家庭には、臭いを元から分解する機能に優れた専用の脱臭機がおすすめです。

ペットの臭い対策で、私が自信を持っておすすめするのが、富士通ゼネラルの脱臭機「プラズィオン」です。

こちらは空気清浄機というより「脱臭」に特化したモデルで、金属酸化触媒フィルターが臭いを吸着・分解し、さらに低濃度のオゾンで壁などに染み付いた臭いまでアプローチしてくれます。

一番の嬉しいポイントは、この触媒フィルターが自動で再生する機能を持っていること。フィルター交換が不要なので、ランニングコストを抑えたい方にもぴったりなんです。

お客様からも「ペットのトイレ周りの臭いが本当に気にならなくなった」と、とても評判が良い一台ですね。

部屋のタバコの臭いに効果的な機種

項目 詳細
型番 MCK70Z
適用床面積 〜31畳(空気清浄)
特徴 ツインストリーマTAFUフィルター搭載
こんな方におすすめ タバコの臭いや有害物質をパワフルに分解したい方
型番
MCK70Z
適用床面積
〜31畳(空気清浄)
特徴
ツインストリーマTAFUフィルター搭載
こんな方におすすめ
タバコの臭いや有害物質をパワフルに分解したい方

お部屋でのタバコの臭いは、壁紙やカーテンにも染み付いてしまうので、かなり手強いですよね。

タバコ臭対策で選ぶなら、臭いの吸着スピードはもちろん、有害物質をしっかり分解してくれるパワフルな空気清浄機が頼りになります。

タバコの臭い対策なら、ダイキンのストリーマ技術を搭載したモデルがおすすめです。この「ツインストリーマ」は、有害物質や臭いをフィルターに吸着して、内部で強力に分解してくれるのが特徴です。

公式サイトによると、その分解力は従来モデルの2倍とされています。また、10年間交換不要の「TAFU(タフ)フィルター」は、撥水・撥油効果が高く、汚れが広がりにくいため性能が落ちにくいのも魅力ですね。

パワフルな吸引力と分解力で、発生し続けるタバコの臭いにしっかり対応してくれますよ。

空気清浄機から酸っぱい臭いがする原因

「ちゃんと動いているはずなのに、空気清浄機の吹き出し口から酸っぱいような、雑巾のような嫌な臭いが…」これは、空気清浄機のお手入れに関するご相談で、実は一番多いお悩みかもしれません。

この酸っぱい臭いの主な原因は、本体内部で繁殖してしまった雑菌やカビです。特に、加湿機能付きのモデルで、加湿フィルターや給水トレーのお手入れをしばらくしていない場合に発生しやすいですね。

空気清浄機は、お部屋のホコリや汚れをたくさん吸い込みます。その汚れが、加湿用の水と組み合わさることで、雑菌やカビにとっては絶好の繁殖場所になってしまうことがあるんです。そこで繁殖した雑菌が、風に乗って部屋中に広がってしまうことで、酸っぱい臭いとして感じられます。

また、喫煙環境やペットがいるご家庭など、臭いの原因物質が多いお部屋で使っていると、脱臭フィルター自体が臭いを吸着しきれなくなり、溜め込んだ臭いを逆に放出してしまうこともあります。

お手入れをしても臭いが取れない場合は、フィルターの寿命も考えられますね。

加湿フィルターの臭い対策と掃除方法

酸っぱい臭いを発生させないためには、加湿フィルターを清潔に保つことが何よりも大切です。月に1回程度を目安に、定期的にお手入れする習慣をつけたいですね。

基本的な掃除方法は、まず加湿フィルターを本体から取り外し、水でやさしく押し洗いします。このとき、ブラシなどでゴシゴシこするとフィルターが傷んでしまう可能性があるので、気をつけてください。

それでも臭いや水アカが取れない場合は、クエン酸を使ったつけ置き洗いが効果的です。ぬるま湯にクエン酸を溶かし、そこにフィルターを30分から2時間ほどつけておきます。その後、きれいな水で十分にすすぎ、風通しの良い日陰でしっかりと乾かせば完了です。

メーカーによっては、専用の洗剤が用意されている場合もあります。取扱説明書を確認して、お使いの機種に合った方法でお手入れしてくださいね。

このひと手間をかけるだけで、嫌な臭いを防げるだけでなく、加湿効率も維持できるので、ぜひ実践してみてください。

脱臭フィルターの適切な交換時期とは

空気清浄機の性能を保つ上で、フィルター交換は避けて通れません。特に脱臭フィルターは、臭いの吸着能力に限界があるため、適切な時期に交換することが重要です。

多くのメーカーでは、脱臭フィルターや集塵フィルターの交換目安を「約10年」としていることが多いですね。ただし、これは1日にタバコを5本吸った場合など、特定の条件下で計算された目安期間です。

ですから、タバコを吸う本数がもっと多いご家庭や、ペットがいる環境、焼き肉など臭いの強い料理を頻繁にするお部屋で使っている場合は、交換時期が早まる可能性があります。

交換のサインとしては、「お手入れをしても本体から嫌な臭いが取れない」「以前よりも臭いが取れにくくなった気がする」といった点が挙げられます。

また、フィルター自体から酸っぱい臭いや、これまで吸着してきた生活臭がするようになったら、交換を検討するタイミングかもしれません。

フィルターは機種ごとに専用のものが必要なので、お使いの空気清浄機の型番をしっかり確認してから購入してくださいね。

消臭効果で選ぶ最強の空気清浄機

項目 詳細
型番 KI-TX100
適用床面積 〜46畳(空気清浄)
特徴 プラズマクラスターNEXT搭載
こんな方におすすめ 浮遊臭だけでなく、染み付いた生活臭まで丸ごと対策したい方
型番
KI-TX100
適用床面積
〜46畳(空気清浄)
特徴
プラズマクラスターNEXT搭載
こんな方におすすめ
浮遊臭だけでなく、染み付いた生活臭まで丸ごと対策したい方

ここまで色々な角度からお話ししてきましたが、「結局のところ、消臭効果で選ぶならどれが一番なの?」という点が気になりますよね。

「最強」の定義は、お部屋の環境や求める機能によって変わってくるため、一概に「この一台です!」と言うのは難しいのが正直なところです。

ただ、イオンの力で付着した臭いにまでアプローチできるモデルは、消臭効果を重視する方にとって、とても心強い存在だと思います。

総合的な消臭効果で選ぶなら、シャープの最高峰イオン技術「プラズマクラスターNEXT」を搭載したモデルが、やはり有力な候補になります。

空気中に浮遊している臭いの原因菌に作用するだけでなく、カーテンやソファなどに染み付いた臭いまで消臭する効果が期待できるとされています。

実際に、様々な臭いが混在するリビングなどで使っているお客様からは、「部屋全体の空気が澄んだ感じがする」というお声をよくいただきますね。

強力な気流を生み出す構造で、部屋の隅々までイオンを届けてくれるので、生活臭全般をしっかりケアしたい方におすすめの一台です。

総括:空気清浄機で臭いは取れるのか

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 空気清浄機はホコリや花粉を捕集するのが得意
  • 脱臭機は臭いの分解に特化した家電である
  • 多くの空気清浄機には脱臭フィルターが搭載されている
  • イオン機能は菌や臭いの元にアプローチする
  • シャープはプラズマクラスターというイオン技術を持つ
  • パナソニックはナノイーXというイオン技術が特徴
  • ダイキンはストリーマ技術で有害物質を分解するとされる
  • 臭い対策には脱臭フィルターの性能が鍵となる
  • 臭いセンサーと大風量も消臭には有効
  • 24時間つけっぱなし運転が空気をきれいに保つコツ
  • 加湿機能付きはタンクやフィルターの雑菌が臭いの元になりやすい
  • 酸っぱい臭いの原因は主にカビや雑菌の繁殖である
  • 加湿フィルターの掃除にはクエン酸が効果的
  • 脱臭フィルターの交換目安は約10年だが環境により変わる
  • ペットやタバコなど目的別に特化したモデルを選ぶのが良い

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