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一人暮らし向け除加湿空気清浄機の選び方を家電店員が解説!

除加湿空気清浄機 一人暮らし1 用途・シチュエーション

一人暮らしを始めると「除加湿空気清浄機って本当にいるのかな?」と疑問に思うこと、ありますよね。

特にワンルームだとスペースも限られていますし、お手入れが大変そう、なんてイメージもあるかもしれません。

加湿器や除湿機と一体型になっているモデルは便利そうだけど、デメリットはないのかとか、気になるポイントはたくさんあると思います。

空気清浄機が加湿器の代わりになるのかという疑問や、一体型と別々で買うならどっちが良いのかという悩みは、一人暮らしならではですよね。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するために、一人暮らし向けの除加湿空気清浄機の必要性から、コスパを重視した選び方、手入れが楽なモデルを見つけるコツまで、分かりやすく解説していきますね。

この記事のポイント
  • 一人暮らしに除加湿空気清浄機が必要な理由
  • 一体型とセパレート型の違いと選び方
  • 購入前に知っておきたいデメリットと注意点
  • 目的別のおすすめモデルと選び方のコツ

一人暮らしに除加湿空気清浄機は必要?

クリーン家電ガイド:イメージ

お部屋の空気を快適に保ってくれる除加湿空気清浄機ですが、一人暮らしのお部屋に置くべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

ここでは、まず一人暮らしの環境で本当に必要なのか、そして一体型と別々で購入する場合のメリットやデメリットについて、一緒に見ていきましょう。

一人暮らしでも空気清浄機は必要か

「お部屋も広くないし、一人暮らしに空気清浄機は必要ないかな?」と感じる方もいるかもしれませんね。

ですが、実は一人暮らしのお部屋だからこそ、空気清浄機が活躍する場面はたくさんあるんです。

例えば、ワンルームや1Kのお部屋は、玄関から居室までが一体になっていることが多いですよね。そのため、外から持ち帰った花粉やホコリが、生活空間に直接入り込みやすい構造になっています。

また、料理をしたときのニオイがお部屋にこもりやすかったり、来客時に生活臭が気になったりすることもあるでしょう。空気清浄機があれば、これらの悩みを手軽に解決してくれます。

最近ではリモートワークが増えて、お家で過ごす時間も長くなりました。キレイな空気環境で仕事に集中したい、という方にも空気清浄機はとってもおすすめです。

窓を頻繁に開けられない季節や、防犯上あまり開けたくないという場合でも、空気清浄機が室内の空気を循環させてくれるので、快適な空間を維持しやすくなりますよ。

一体型と別々ならどっち?

空気清浄機と加湿器、それぞれ別に買うべきか、それとも一体型を選ぶべきか、これはスペースや予算を考える上で大きなポイントになりますね。

一体型モデルの最大のメリットは、何と言っても省スペースであることです。

一人暮らしのお部屋では、置ける家電の数も限られますから、一台で二役こなしてくれるのは嬉しいポイントじゃないでしょうか。コンセントも一つで済みますし、見た目もスッキリします。

初期費用も、高性能なモデルをそれぞれ単品で購入するよりは、一体型の方が抑えられることが多いですね。

一方、別々に購入するメリットは、それぞれの専門性が高いことです。

例えば、加湿器に特化したモデルは、加湿方式の種類が豊富だったり、給水タンクが大容量だったりと、加湿機能そのものにこだわりたい方には魅力的です。

また、どちらか一方が故障してしまった場合、別々であれば片方だけを買い替えれば済みますが、一体型だと丸ごと修理や買い替えが必要になる可能性があります。

設置スペースに余裕があって、それぞれの機能にこだわりたいという方は、別々に揃えるのも良い選択だと思います。

除加湿空気清浄機のデメリット

一台で除湿、加湿、空気清浄の三役をこなす除加湿空気清浄機は、一年中活躍してくれる夢のような家電に思えますが、もちろんデメリットも存在します。

購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないように、事前にしっかり確認しておきましょう。

空気清浄機多機能モデルのデメリット
📏
本体サイズが大きく重い
多機能な分、内部構造が複雑になるため、どうしてもサイズが大きくなりがち。

一人暮らしのお部屋では存在感が強く、圧迫感を感じる可能性があります。

重量もあるため、お掃除時などの移動が大変になります。
🧽
お手入れの手間が増加
空気清浄フィルターに加え、加湿用フィルター除湿用タンクなど、お掃除するパーツが多数。

特に水を使う部分は、こまめなお手入れが必要で、怠るとカビや雑菌が繁殖する原因にも。

メンテナンスが面倒に感じる可能性があります。
💰
価格が高めに設定
空気清浄機単体のモデルと比べて、機能が多い分高価になります。

初期投資が大きくなるため、購入時の予算負担が重くなってしまう傾向があります。

コストパフォーマンスを重視する方には悩ましいポイントです。

まず挙げられるのが、本体サイズが大きくて重いという点です。

多機能な分、内部の構造が複雑になるため、どうしてもサイズが大きくなりがちなんです。一人暮らしのお部屋だと、存在感が出てしまって圧迫感を感じるかもしれません。また、重量もあるので、お掃除の時などに移動させるのが結構大変です。

次にお手入れの手間ですね。

空気清浄のフィルターに加えて、加湿用のフィルターやトレー、除湿用のタンクなど、お掃除するパーツが多くなります。特に水を使う部分は、こまめにお手入れしないとカビや雑菌が繁殖する原因にもなるので、少し面倒に感じてしまう可能性があります。

そして、価格が高めであることもデメリットの一つです。空気清浄機単体のモデルと比べると、やはり高価になります。

一年中お部屋の環境を快適に保てるという大きなメリットと、これらのデメリットを天秤にかけて、ご自身のライフスタイルに合うかどうかを検討することが大切ですね。

一体型はお手入れ簡単?

「一体型は機能が多い分、お手入れが大変そう」というイメージ、ありますよね。
確かにお掃除するパーツは多いのですが、最近のモデルは各メーカーさんが工夫を凝らしていて、以前よりずっと簡単にお手入れできるようになっているんですよ。

まず、一番気になるのが水回りの部分だと思います。

加湿フィルターやトレーは、定期的に水洗いが必要ですが、多くのモデルでは簡単に取り外せるようになっています。

特に、シャープの製品などでは「抗菌・防カビ加湿フィルター」が採用されていたり、ダイキンのように加湿水の除菌機能が付いているモデルもあったりして、清潔さを保ちやすい工夫がされています。

掃除のコツとしては、ぬめりや水垢が気になったら、クエン酸を使ってつけ置き洗いするのがおすすめです。

空気清浄機能のフィルターについては、本体の裏側や側面にあるパネルを外すだけで、簡単にアクセスできるモデルがほとんどです。

一番外側にあるプレフィルターは、ホコリが溜まりやすいので、掃除機で吸い取るか、水洗いできるタイプならサッと洗い流しましょう。

これを2週間に1回程度やるだけでも、内部のフィルターの寿命を延ばすことにつながります。

内部の集じんフィルターや脱臭フィルターは、製品にもよりますが、約10年間交換不要というモデルも増えているので、頻繁に交換する手間はありませんよ。

加湿器の代わりになる?

これは、お客様からも本当によく聞かれる質問なんです。

答えを先に言ってしまうと、「加湿機能付きの空気清浄機であれば、加湿器の代わりになる」というのが正解です。

時々、「空気清浄機を動かしていると、なんだか空気が潤う気がする」と感じる方がいらっしゃるのですが、残念ながら加湿機能が搭載されていない、ごく一般的な空気清浄機には、お部屋の湿度を上げる力はありません。

あくまで室内のホコリやニオイ、花粉などを取り除くのが専門なんです。

一方で、「加湿空気清浄機」や「除加湿空気清浄機」といった、名前に「加湿」と付くモデルは、内部に水をためるタンクと加湿フィルターを備えています。

これらが、キレイにした空気に水分を乗せて放出することで、空気清浄と加湿を同時に行ってくれる仕組みになっています。

ですので、冬場の乾燥対策もしたいと考えているなら、必ず「加湿機能付き」のモデルを選ぶ必要があります。

一台で両方の役割を果たしてくれるので、先ほどもお伝えしたとおり、一人暮らしのお部屋のスペースを有効活用できますし、とても便利だと思います。

一人暮らし向け除加湿空気清浄機のおすすめ

クリーン家電ガイド:イメージ

さて、ここからは、実際に一人暮らし向けに除加湿空気清浄機を選ぶ際の、具体的なポイントについてお話ししていきますね。

たくさんのモデルの中から、ご自身の生活スタイルにピッタリの一台を見つけるためのヒントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

コスパを重視したモデルの選び方

空気清浄機ランニングコスト
🔄
フィルター交換費用と交換時期
集じんフィルター脱臭フィルターは定期的な交換が必要な消耗品です。

最近では「10年間交換不要」といった長寿命フィルターが主流ですが、中には1~2年で交換が必要なものも。
💡 コスト節約のポイント
購入時の価格が少し高くても、フィルター寿命が長いモデルの方が結果的にお得になるケースが多いです。
消費電力(電気代)
空気清浄機は24時間つけっぱなしが推奨されているので、毎日の電気代も重要なポイントです。

省エネ性能が高いモデルを選ぶのはもちろん、消費電力を抑える運転モードの確認も大切。
🌙
おやすみモード・静音モード
消費電力を抑えた運転が可能
🤖
自動運転モード
センサーで汚れを検知し風量を自動調整
💡 電気代節約のコツ
自動運転機能があれば、無駄な電力を使わず効率的に運転してくれるため電気代の節約につながります。

一人暮らしだと、家電にかける予算も考えたいところですよね。

コストパフォーマンスを考えるとき、ついつい本体価格の安さだけで選んでしまいがちですが、実は長く使う家電だからこそ「ランニングコスト」まで含めて考えるのがとても大切なんです。

まずチェックしたいのが、フィルターの交換費用と交換時期です。集じんフィルターや脱臭フィルターは、定期的な交換が必要な消耗品です。

最近では「10年間交換不要」といった長寿命フィルターを搭載したモデルが主流になってきていますが、中には1~2年で交換が必要なものもあります。

購入時の価格が少し高くても、フィルター寿命が長いモデルの方が、結果的にお得になるケースは多いんですよ。

次に消費電力、つまり電気代ですね。

空気清浄機は基本的に24時間つけっぱなしで使うことが推奨されているので、毎日の電気代も気になるところだと思います。

省エネ性能が高いモデルを選ぶのはもちろんですが、「おやすみモード」や「静音モード」といった消費電力を抑えられる運転モードがあるかどうかも確認しましょう。

また、お部屋の空気の汚れ具合をセンサーが検知して、自動で風量を調整してくれる「自動運転モード」を搭載しているモデルなら、無駄な電力を使わずに効率よく運転してくれるので、電気代の節約につながります。

手入れが楽なモデルを選ぶポイント

空気清浄機お手入れのしやすさ
💧
給水タンクの形状
加湿や除湿で使うタンクは、頻繁に給水や排水が必要になります。お手入れのしやすさが使いやすさに直結します。
タンクの口が広い
中まで手を入れて洗いやすい
凹凸が少ない
シンプルな構造で清潔に保てる
自立するタイプ
給水時に立てておけて便利
🔧
フィルターのお手入れ方法
一番外側のプレフィルターはホコリが付きやすい部分。簡単にお手入れできる機能があると日常的なメンテナンスが楽になります。
🧹 便利なお掃除機能
本体から外さずに、掃除機でそのままホコリを吸い取れる機能付きモデルもあります。パネルを開ける手間が省けて、気付いた時にサッとお掃除可能。
🛠️
加湿トレーの構造
細かい部品が少なく、一体型で洗いやすい構造になっていると、お掃除のハードルがぐっと下がります。
🛡️
汚れが付きにくい素材
特殊コーティングなど
イオンカートリッジ
雑菌の繁殖を抑制する機能
🌟 清潔さを保つ機能
メーカーによって様々な清潔機能が搭載されているので、そういった機能にも注目してみてください。

毎日使うものだからこそ、お手入れのしやすさは譲れないポイントですよね。
カタログのスペックだけでは分かりにくい部分でもあるので、いくつかチェックポイントをお伝えします。

まず注目したいのは、給水タンクの形状です。

加湿や除湿で使うタンクは、頻繁に給水や排水が必要になります。タンクの口が広くて中まで手を入れて洗いやすいか、凹凸が少なくてシンプルな構造か、といった点はとても重要です。また、タンクが自立するタイプだと、給水時に立てておけるのでとても便利ですよ。

次に、フィルターのお手入れ方法です。

先ほどもお伝えしたように、一番外側のプレフィルターはホコリが付きやすい部分です。このプレフィルターを本体から外さずに、掃除機でそのままホコリを吸い取れる「お掃除機能」が付いているモデルもあります。これなら、わざわざパネルを開ける手間が省けて、気付いた時にサッとお掃除できますね。

あとは、加湿トレーの構造も見ておくと良いでしょう。

細かい部品が少なく、一体型で洗いやすい構造になっていると、お掃除のハードルがぐっと下がります。メーカーによっては、汚れが付きにくい素材を使ったり、雑菌の繁殖を抑えるイオンカートリッジが付いていたりするので、そういった清潔さを保つための機能にも注目してみてください。

部屋干しに活躍するハイブリッド式

一人暮らしだと、お洗濯ものを部屋干しする機会がとても多いんじゃないでしょうか。
そんな時に大活躍してくれるのが、除湿機能が付いた除加湿空気清浄機なんです。

特に、衣類乾燥に特化したモードを搭載しているモデルがおすすめです。

例えば、シャープの製品に搭載されている「プラズマクラスター」には、部屋干し衣類の生乾き臭を抑える効果が期待できるとされています。

洗濯物に向けて風を送るスイングルーバーが付いているモデルなら、効率よく衣類を乾燥させることができますよ。

除湿方式には、主に「コンプレッサー式」と「デシカント式」という2つのタイプがあり、それらを組み合わせたのが「ハイブリッド式」です。

簡単にそれぞれの特徴を説明しますね。

除湿方式比較表
除湿方式 メリット デメリット
コンプレッサー式 消費電力が少ない、室温が上がりにくい 冬場など気温が低いと除湿能力が落ちる
デシカント式 冬場でも除湿能力が落ちない、軽量 ヒーターを使うため消費電力が大きい、室温が上がる
ハイブリッド式 季節に合わせて効率よく除湿できる 本体価格が高い、サイズが大きい
コンプレッサー式
メリット
消費電力が少ない、室温が上がりにくい
デメリット
冬場など気温が低いと除湿能力が落ちる
デシカント式
メリット
冬場でも除湿能力が落ちない、軽量
デメリット
ヒーターを使うため消費電力が大きい、室温が上がる
ハイブリッド式
メリット
季節に合わせて効率よく除湿できる
デメリット
本体価格が高い、サイズが大きい

一人暮らしで一年中、部屋干し対策をしたいという方には、少し価格は高くなりますが、パナソニックの製品などで採用されているハイブリッド式が最適解かもしれません。

夏場はコンプレッサー式で省エネ運転、冬場はデシカント式でパワフルに除湿と、賢く使い分けてくれるのでとても頼りになります。

おすすめの除加湿空気清浄機

それでは最後に、私がお客様にもよくおすすめしている最新の除加湿空気清浄機をいくつかご紹介しますね。

一人暮らしのお部屋に、ちょうど良いサイズ感や機能を持ったモデルを選んでみました。

シャープ KI-TD50

まずご紹介したいのが、シャープの除加湿空気清浄機「KI-TD50」です。
こちらは除湿・加湿・空気清浄の3つの機能がこの一台にまとまった、一人暮らしにぴったりのモデルですね。

シャープ独自の「プラズマクラスター25000」を搭載しており、お部屋の空気を浄化するのはもちろん、部屋干し衣類の気になるニオイ対策にも効果的です。幅が35cmとスリムな設計なので、ワンルームに置いても圧迫感が少ないのが嬉しいポイントです。

除湿機能で梅雨時の湿気対策、加湿機能で冬の乾燥対策と、一年を通して快適な空間づくりをサポートしてくれますよ。

ダイキン MCZ70W

次におすすめなのが、ダイキンの「うるるとさらら MCZ70W」です。

ダイキンといえば「ストリーマ技術」が有名ですが、このモデルは吸い込んだ有害物質を分解するだけでなく、加湿する水まで除菌してくれるんです。清潔な水で加湿できるのは、安心感がありますよね。

除湿機能もパワフルで、部屋干しにもしっかり対応してくれます。フィルターも10年間交換不要の「TAFUフィルター」を搭載しているので、ランニングコストを抑えたい方にもぴったりです。

多機能な分、少しサイズは大きめですが、性能を重視する方には間違いない一台だと思います。

総括:一人暮らしの除加湿空気清浄機

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 一人暮らしでも空気清浄機は多くの場面で役立つ
  • ワンルームは外部からホコリや花粉が入りやすい
  • 料理のニオイや生活臭の対策に有効である
  • リモートワークの環境を快適に保つのにも貢献する
  • 一体型は省スペースで初期費用を抑えやすい
  • 別々の購入は各機能の専門性が高い
  • 除加湿一体型のデメリットはサイズと重さ
  • 多機能な分お手入れのパーツが多くなる傾向
  • 価格も単機能モデルに比べると高価である
  • 最近のモデルはお手入れが簡単にできるよう工夫されている
  • 給水タンクの洗いやすさが重要なポイント
  • 加湿機能付きでなければ加湿器の代わりにはならない
  • コスパは本体価格とランニングコストで判断する
  • フィルターの寿命が長いモデルが結果的にお得
  • 除湿機能は部屋干しの強い味方である

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