炊飯器を開けた瞬間、鼻をつく嫌な臭いや、内蓋に付着した黒い点々を見つけてしまったことはありませんか?
毎日美味しいご飯を炊いてくれる炊飯器だからこそ、カビが生えてしまったときのショックは大きいものです。内釜や内蓋の正しい洗い方を知らずに放置してしまったり、ご飯を何日も入れっぱなしにしてしまったりすると、あっという間にカビの温床になってしまいます。
さらに、掃除をしても臭いが取れないときや、ハイターやカビキラーを使っても大丈夫なのか迷うこともあるでしょう。熱湯消毒や空焚きは安全なのでしょうか?
また、クエン酸や重曹を使った掃除方法は効果的なのか、そしてどの段階で炊飯器を捨てるべきなのかという判断も難しいところです。
この記事では、炊飯器のカビの原因から具体的な掃除方法、臭い対策、そして日々の予防法まで、家電のプロとして培った知識をもとに、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。
炊飯器にカビが!原因と掃除の基本

- ご飯を何日放置するとカビが?
- 炊飯器のカビ掃除の準備と注意点
- 内釜のカビの洗い方
- 忘れがちな内蓋の掃除方法
- ハイターやカビキラーは使える?
- 安全な熱湯消毒の手順
- 空焚きでの殺菌は危険?
炊飯器の蓋を開けた瞬間、ふわっと嫌な臭いがしたり、黒い点々を見つけてしまったり…。
想像するだけでもショックですよね。
毎日使う炊飯器だからこそ、カビはしっかり原因を突き止めて対処したいものです。
この章では、まず炊飯器のカビの基本的な知識と、掃除を始める前の大切なポイントについて、一緒に見ていきましょう。
ご飯を何日放置するとカビが?
「うっかりご飯をそのままにしちゃって…」
これ、家電量販店で働いていても、本当によくお客様から伺うお悩みなんです。
「ご飯を何日放置するとカビが生えるか?」というご質問ですが、これは季節やお部屋の環境によって大きく変わってきます。
カビは「温度」「湿度」「栄養」の3つがそろうと一気に繁殖します。炊飯器の中は、炊飯で残った水分(湿度)と、ご飯のデンプン(栄養)がたっぷり。まさにカビにとっては天国のような環境なんです。
特に危険なのは梅雨~夏場です
気温と湿度が高い時期は、わずか1日放置しただけでカビが発生してしまったというケースも珍しくありません。
「保温を切ったから大丈夫」と思っていても、炊飯器の中は湿度が高く、室温に戻るにつれてカビが最も活発になる温度帯(20~30℃)になってしまいます。
冬場であれば、室温が低いため2~3日大丈夫なこともあるかもしれませんが、それはあくまで結果論です。保温を切ったご飯は、遅くともその日のうちに食べきるか、ラップに包んで冷凍保存するのが鉄則ですね。
「保温しっぱなしで、1週間ぶりに蓋を開けたらすごいことになってた!」なんてお話も聞きます…。
保温状態でも、フタの開閉などで雑菌が入り込むと、低温でゆっくり増殖するタイプのカビや雑菌もいるので、「保温=安全」とは限らないのが怖いところです。
何日という明確な基準よりも、「保温を切ったら、すぐに処理する」という意識を持つことが、カビを防ぐ一番の近道だと思います。
炊飯器のカビ掃除の準備と注意点
カビを見つけてしまうと、すぐにでもゴシゴシ洗い流したい気持ちになると思います。ですが、ちょっと待ってください。炊飯器は精密な家電製品ですし、カビの胞子を吸い込んでしまうのも避けたいですよね。
まずは安全かつ効果的に掃除するために、しっかりと準備を整えることが大切です。
カビ掃除の前に準備するもの
- ゴム手袋(カビや洗剤から手を守るため)
- マスク(カビの胞子を吸い込まないため)
- 柔らかいスポンジ(内釜を傷つけないもの)
- 台所用中性洗剤
- 綿棒や使い古しの歯ブラシ(細かい溝用)
- キッチン用アルコールスプレー(仕上げの除菌用)
- 清潔なふきん(水分拭き取り用)
準備ができたら、次は注意点です。
これを守らないと、炊飯器を壊してしまう可能性もあるので必ずチェックしてくださいね。
1.必ず電源プラグを抜く
基本中の基本ですが、とても重要です。
掃除中に万が一水が変なところに入ってショートしたり、感電したりする危険を防ぎます。コンセントから抜いて、本体が冷めていることを確認してから始めましょう。
2.しっかり換気する
カビ掃除を始めると、目に見えない胞子が空気中に舞ってしまうことがあります。
窓を開けたり換気扇を回したりして、空気の通り道を確保してください。できればカビたご飯を捨てる作業などはベランダや屋外でできるとベストですね。
3.硬いタワシや研磨剤は絶対NG!
これは私が家電量販店員として、一番お伝えしたいポイントかもしれません。
内釜の汚れが落ちないからといって、金タワシやクレンザー(研磨剤入りの洗剤)でこするのは絶対にやめてください!
内釜の表面は、ご飯がくっつかないようにフッ素樹脂などで繊細にコーティングされています。そこに傷がつくと、コーティングが剥がれてしまい、逆にご飯がこびりつきやすくなったり、そこからサビや新たなカビが発生する原因になったりします。
こうなると、もう内釜交換か買い替えしかなくなってしまいますよ。
内釜のカビの洗い方
それでは、準備が整ったら、一番気になる内釜の洗い方を見ていきましょう。先ほどの注意点を守って、「優しく、丁寧に」が合言葉です。
まず、カビが生えたご飯が残っている場合は、ゴム手袋とマスクをして、そっと廃棄します。この時、胞子が飛び散らないように、ビニール袋などで密閉するのがおすすめです。
ご飯がこびりついている場合は、無理に剥がそうとしないでください。内釜にぬるま湯を張り、しばらく(30分~1時間ほど)ふやかします。これだけで汚れはかなり落ちやすくなるはずです。
汚れが浮いてきたら、いよいよ洗浄です。
内釜の洗浄ステップ
- 柔らかいスポンジに台所用中性洗剤をつけ、優しく泡立てます。
- 内釜の表面をなでるように洗います。フチや底の溝も忘れずに。
- 洗剤が残らないよう、流水でしっかりとすすぎます。
- 清潔なふきんで水分を拭き取るか、逆さまにして風通しの良い場所で完全に乾燥させます。
もし、こびりつきがスポンジで落ちない場合でも、爪を立てたり、硬いものでこすったりしないでくださいね。もう一度ぬるま湯につけ直すか、キッチンペーパーに中性洗剤を含ませてパックのように貼り付け、しばらく置いてから再度スポンジで優しく洗ってみてください。
「内釜のコーティングが剥がれちゃって…」と買い替えにご来店されるお客様、本当に多いんです。お話を聞くと、「焦げ付いたからタワシでこすっちゃった」という方がほとんど。内釜は炊飯器の”心臓部”ですから、ぜひ優しく扱ってあげてくださいね。
忘れがちな内蓋の掃除方法
内釜は毎回洗っていても、「内蓋(うちぶた)」のお手入れ、ついつい忘れていませんか?
実は、炊飯器のカビで一番の温床になりやすいのが、この内蓋なんです。
炊飯中は高温の蒸気が常に当たり、ご飯のデンプンや水分(おねば)がたくさん付着します。しかも、パッキンや蒸気口など、構造が複雑で汚れが溜まりやすい部分でもあります。
多くの炊飯器では、この内蓋は簡単に取り外せるようになっています。
(※一部の古い機種や安価なモデルでは外せない場合もありますので、取扱説明書を確認してみてくださいね)
内蓋のお手入れも、基本は内釜と同じです。
取り外した内蓋を、柔らかいスポンジと中性洗剤で優しく洗います。特にゴム製のパッキンの溝は汚れが残りやすいので注意が必要です。
スポンジでは届きにくい細かい部分は、綿棒や柔らかい歯ブラシを使って汚れをかき出すように洗いましょう。
洗い終わったら、こちらも完全に乾燥させることが非常に重要です。水分が残ったまま炊飯器に戻してしまうと、せっかく掃除したのにまたすぐにカビの原因を作ってしまうことになりますからね。
ハイターやカビキラーは使える?
カビと聞くと、お風呂掃除などで使う「カビキラー」や、漂白・除菌の「ハイター」が頭に浮かびますよね。「これで一気に除菌したい!」と思う気持ち、よくわかります。
ですが、炊飯器への塩素系漂白剤(ハイターやカビキラーなど)の使用は、基本的にNGです。
これには、ちゃんとした理由があります。
塩素系漂白剤がNGな理由
- コーティングや素材を傷める: 塩素は非常に強力なため、内釜のフッ素コーティングを剥がしてしまったり、内蓋のゴムパッキンを劣化(変色や硬化)させたりする可能性があります。
- 金属部品のサビ: 炊飯器の内部には金属部品も使われています。塩素は金属を錆びさせる(腐食させる)性質があるため、故障の原因になりかねません。
- 残留の危険性: 炊飯器は食品を直接調理するものです。万が一、強力な洗剤がパッキンの溝などに残ってしまった場合、健康への影響も心配です。
ほとんどの炊飯器メーカーが、取扱説明書で塩素系漂白剤やアルカリ性洗剤、シンナーなどの使用を禁止しているはずです。
カビを見つけると焦ってしまいますが、ここはぐっとこらえてください。
もし除菌したい場合は、台所用の中性洗剤で丁寧に洗った後、「キッチン用のアルコールスプレー」(食品にかかっても大丈夫と表記のあるもの)を清潔なふきんに吹きかけて、内蓋や内釜を拭き上げる方法がおすすめです。
安全な熱湯消毒の手順

「洗剤だけじゃ、なんとなく菌が残っていそうで不安…」という方には、「熱湯消毒」という方法もあります。
カビ(真菌)の多くは熱に弱いとされており、60℃以上のお湯で殺菌効果が期待できると言われています。ただし、これを炊飯器で行うにはいくつか注意点がありますので、安全な手順を覚えておきましょう。
まず、内釜や取り外した内蓋を、通常通り台所用中性洗剤でしっかりと洗います。
その後、シンクの中や大きめの耐熱性の桶(おけ)などに洗い終わったパーツを置きます。
沸騰させたお湯(100℃)を、パーツ全体にゆっくりと回しかけます。
内釜は、内側も外側もまんべんなくお湯がかかるようにしましょう。内蓋も、パッキンの溝などにお湯がしっかり通るように意識します。
熱湯消毒の注意点
何よりもヤケドに細心の注意を払ってください。沸騰したお湯を扱うので、手元が滑らないように安定した場所で行うことが大切です。
また、ゴム製のパッキンなどは、あまり長時間熱湯にさらされると変形や劣化が早まる可能性もゼロではありません。熱湯を「かける」程度に留め、「煮沸(お湯に入れて煮る)」は避けた方が無難だと私は思います。
熱湯をかけた後は、パーツが自然に冷めるのを待ってから、清潔なふきんで水分を完全に拭き取り、しっかり乾燥させてくださいね。
空焚きでの殺菌は危険?
熱湯消毒と似た発想で、「炊飯器を空焚き(からだき)すれば、高温で殺菌できるのでは?」と考える方がいらっしゃるかもしれません。
これは、絶対にやめてください!
炊飯器の「空焚き」は、熱湯消毒とはまったく違い、極めて危険な行為です。
空焚きが絶対ダメな理由
- 内釜コーティングの破壊: 炊飯器は、水と米が入っていることを前提に温度管理されています。水がない状態で加熱すると、温度が異常に上昇し、内釜のフッ素コーティングが一瞬で焼き付いてボロボロになります。
- 有毒ガスの発生リスク: 一般的にフッ素樹脂加工(テフロン加工など)は、高温で空焚きすると有害なガスが発生する可能性があるとされています。
- 故障や火災の原因: 異常な高温は、温度センサーなどの内部部品を破壊し、炊飯器本体の故障に直結します。最悪の場合、火災につながる危険性も否定できません。
カビを退治するどころか、炊飯器そのものの寿命を即座に終わらせてしまう行為なんです。
以前、「内釜を乾かそうと思って、ちょっとだけ空焚きしちゃったら、変な匂いがして…」とご相談を受けたことがありますが、その炊飯器はもう使うことができませんでした。それくらい危険なことだと覚えておいてくださいね。
殺菌したい場合は、先ほどご紹介した「安全な熱湯消毒」か、「キッチン用アルコールでの拭き上げ」にしてください。
炊飯器のカビの臭い対策と最終判断

- 臭いが取れない時
- クエン酸や重曹を使った方法
- 炊飯器を捨てるべき判断基準
- カビを防ぐための日常的なお手入れ
カビの姿(黒い点々)は消えたのに、炊飯器のフタを開けるたびに、あの嫌な「カビ臭さ」や「雑巾のような臭い」が残っている…。これも本当につらいお悩みですよね。
見た目がキレイになっても、臭いが残っているということは、まだ目に見えない雑菌やカビ菌が残っている証拠かもしれません。
この章では、そのしつこい臭いへの対策と、残念ですが「買い替え」を検討すべきタイミングについて、解説していきます。
臭いが取れない時
中性洗剤でしっかり洗い、熱湯消毒までしたのに、まだカビ臭い…。
これは、洗剤では落としきれない雑菌や、パッキンの奥、蒸気口の内部など、手の届かない場所に臭いの元が残っている可能性が高いです。
特にゴム製のパッキンは、一度カビの臭いが染み付いてしまうと、なかなか取れにくい厄介な部分なんです。
ここでまず試していただきたいのは、「キッチン用アルコールスプレー」による徹底的な拭き上げです。
清潔なふきんやキッチンペーパーにアルコールをたっぷり吹きかけ、内釜、内蓋はもちろん、炊飯器本体のフチ(内釜と接する部分)や、外せるパーツ(蒸気口キャップなど)を隅々まで拭いてみてください。
アルコールには除菌効果とともに、臭いを揮発させて飛ばす効果も期待できます。ただし、先ほどもお伝えしたように、炊飯器の素材によってはアルコールが推奨されていない場合もあるので、目立たないところで試してからにしてくださいね。
それでも臭いが取れない場合、次のステップに進みます。
クエン酸や重曹を使った方法
しつこい臭い対策として、多くの炊飯器メーカーが「お手入れモード」や「クリーニング」として推奨しているのが、「クエン酸」や「重曹」を使った洗浄です。
どちらも食品添加物としても使われる安全な素材ですが、それぞれ得意分野が違います。
- クエン酸: 酸性。水アカなどのアルカリ性の汚れを落とすのが得意。殺菌効果も期待できます。
- 重曹: 弱アルカリ性。油汚れやタンパク質(デンプンなど)の汚れを中和するのが得意。消臭効果が高いとされています。
カビ臭さや雑菌が気になる場合は、まず「クエン酸」を試してみるのがおすすめです。
クエン酸を使った洗浄の手順
- 内釜に、水を7~8分目まで入れます。
- クエン酸(粉末)を約20g~30g程度(大さじ2杯くらい)入れ、よくかき混ぜて溶かします。
- 炊飯器にセットし、「お手入れ」や「クリーニング」コースがあればそれを選びます。(なければ「通常炊飯」でOKです)
- スイッチを入れ、コースが完了するまで待ちます。
- 完了したら、中のお湯が十分に冷めるのを待ちます。(ヤケド注意!)
- お湯を捨て、内釜、内蓋などを水でよくすすぎ洗いします。
- 最後に、クエン酸の臭いが残らないよう、しっかり乾燥させます。
重曹を使う場合も、量は同じくらい(小さじ1~2杯程度)で、手順は同様です。
ただし、この方法は必ずご家庭の炊飯器の取扱説明書を確認してから行ってください。
メーカーや機種によっては、クエン酸や重曹の使用を禁止していたり、専用のクリーナーを指定していたりする場合があります。特に、内釜の素材によっては化学反応を起こしてコーティングを傷める可能性もゼロではありません。
炊飯器を捨てるべき判断基準

ここまで色々な掃除方法を試しても、まだカビ臭さが取れない…。
あるいは、掃除している最中にもっとショックな事実が見つかることもあります。
炊飯器は毎日口にするものを調理する家電です。衛生面で不安を感じたまま使い続けるのは、精神的にも良くないですし、健康への影響も心配ですよね。
私自身、家電量販店で働いている立場として、以下のような状態が見られた場合は、残念ですが安全のために買い替えをおすすめしています。
買い替え(捨てる)を検討すべき基準
- パッキンにカビが根を張っている
内蓋のゴムパッキンをめくってみて、黒や茶色の点々が奥まで染み込んでいて、洗っても擦っても取れない状態。これはカビが素材の内部にまで根を張ってしまっている証拠で、表面を洗っても菌糸は残っています。 - 何をしてもカビ臭さが消えない
クエン酸洗浄などを試しても、炊きあがったご飯にまで臭いが移ってしまう場合は、手の届かない内部(蒸気の通り道など)が汚染されている可能性があります。 - 内釜のコーティングが広範囲に剥がれている
カビ掃除の最中に、コーティングがベロっと剥がれてしまった場合など。カビとは直接関係なくても、安全に美味しく炊飯することができません。 - 掃除中に部品が破損した
内蓋のツメが折れたり、パッキンが切れたりした場合。部品だけの交換も可能ですが、炊飯器の寿命(一般的に6年程度)を過ぎているなら、買い替えのタイミングかもしれません。
特にパッキンのカビは強敵です…。
お客様にも「この黒いの取れない?」とご相談されますが、ここまで来ると洗浄ではどうにもならないことが多いんです。
パッキンだけ交換することもできますが、他の部分も劣化している可能性を考えると、本体ごと新しくする方が安心かもしれませんね、とお話ししています。
カビを防ぐための日常的なお手入れ
ここまでカビの撃退法をお話ししてきましたが、一番いいのは、もちろん「カビを生やさないこと」ですよね。
カビの大掃除は本当に大変ですから、毎日のちょっとした一手間でカビを寄せ付けない環境を作ることが何より大切です。
カビの発生条件「温度・湿度・栄養」のうち、私たちがコントロールできるのは「湿度」と「栄養」です。これを炊飯器から取り除いてあげましょう。
カビを防ぐ毎日の習慣
- 使ったら、その都度洗う
これが一番の基本です。内釜だけでなく、内蓋も毎回外して洗うことを習慣にしましょう。カビの栄養源であるデンプン汚れを残しません。 - 洗った後は、しっかり乾かす
洗った内釜や内蓋を、濡れたまま炊飯器に戻すのは絶対にNGです! 水分を拭き取るか、風通しの良い場所で完全に乾かしてから戻しましょう。カビの「湿度」を断ち切ります。 - ご飯を長時間放置しない
保温を切ったご飯を炊飯器の中に入れっぱなしにするのは、カビに「どうぞ増えてください」と言っているようなもの。すぐに食べない分は、温かいうちにラップで包み、冷凍保存しましょう。 - 炊飯器本体や周りも拭く
意外と見落としがちなのが、炊飯器本体のフチ(内釜がはまる溝)や、蒸気口の周り。ここにもデンプン汚れや水滴が飛んでいます。週に1回でもいいので、固く絞ったふきんで拭き掃除する習慣をつけると完璧です。
「毎回内蓋まで洗うのは面倒…」と思うかもしれませんが、カビが生えてからの大掃除の手間とショックを考えれば、毎日の「1分」の手間の方がずっと楽だと思いませんか?
清潔な炊飯器で炊いた、美味しいご飯を毎日楽しむために、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
総括:炊飯器のカビ対策
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。




