最近、家電量販店でもティファールの炊飯器を手に取って検討されるお客様がとても増えているんです。フライパンで有名なフランスのブランドが作る炊飯器って、一体どんな仕上がりなのか気になりませんか?
実は日本市場向けに本格的に開発された遠赤外線IH炊飯器で、お米の食感にかなりこだわった仕様になっているんですよ。
でも、いざ購入を考えると「本当に美味しく炊けるの?」「国産メーカーとどう違うの?」「価格に見合った価値があるの?」といった疑問が次々と浮かんできますよね?
特に炊飯器は毎日使うものだから、失敗したくないという気持ちもよくわかります。お客様からも「シャッキリ系の仕上がりって聞いたけど、もっちり系が好きな場合はどうなの?」「保温機能は長時間でも大丈夫?」「蒸気の量はどれくらい出るの?」といった具体的な質問をよくいただくんです。
この記事では、店頭で実際にお客様から伺った生の声をもとに、ティファール炊飯器の評判や使い勝手について詳しくお伝えします。良い点だけでなく気になる点も正直にご紹介するので、購入前の参考にしていただけると思います。
ティファール炊飯器の口コミ!基本情報

- どこの国のメーカー?
- 「ザ・ライス」の口コミと評判
- 保温機能について
- 蒸気はどれくらい出る?
- 3合サイズのモデル
- 気になる価格帯
まずは、ティファールの炊飯器がどんな製品なのか、基本的な情報やお客様からよく聞かれる評判について見ていきましょう。
デザインがおしゃれなだけじゃない、その実力に迫ります。
どこの国のメーカー?
ティファールと聞くと、やっぱり「取っ手のとれる~♪」でおなじみのフライパンや、あっという間にお湯が沸く電気ケトルを思い浮かべる方がほとんどじゃないでしょうか。
ティファールは、フランスに本社を置く「グループセブ」という会社のブランドなんです。
ヨーロッパのメーカーが日本の主食である「お米」の炊飯器?と意外に思われるかもしれませんが、実はティファールはアジア市場を中心に炊飯器の開発・販売で25年以上の歴史があるんですよ。
ただ、ご存知の通り、日本は炊飯器の超・激戦区ですよね。ごはんの味に世界一厳しいと言っても過言ではありません。
そのため、日本市場向けの炊飯器は満を持して2022年10月に「ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器」として初めて発売されました。
日本の食文化や好みに合わせて、しっかり研究開発されたモデルというわけですね。だから、単なる海外メーカーの製品というよりは、「日本市場向けに本気で開発された炊飯器」と考えるのが良さそうです。
店頭に並び始めた時も、「あのティファールが炊飯器!」と注目度がすごく高かったのを覚えています。デザインも日本のメーカーとは少し違って、キッチンに置くとスタイリッシュだと好評ですね。
「ザ・ライス」の口コミと評判
家電量販店で働いていると、ご購入後のお客様から「実際使ってみてどうだったか」というリアルな声(口コミ)を直接お伺いする機会も多いんです。
ティファールの「ザ・ライス」についても、いろいろな評判が届いていますよ。
まず、一番多い良い口コミは、「ごはんの粒立ちがすごい!」というお声ですね。
「シャッキリしていて、一粒一粒がしっかり感じられる」
「べちゃっとしないから、お弁当にも良い」
「炊き込みご飯やカオマンガイがパラっと美味しくできた」
といった、ごはんの「食感」に関する高評価が目立ちます。
これは、ティファール最大の特徴である「遠赤外線」の効果で、お米の表面がパリッとハリのある仕上がりになるからのようです。
一方で、気になる口コミとしては、こんなお声もあります。
「もっちり系が好きなので、少し物足りなく感じた」
「お手入れで蒸気口のパーツを分解するのが少し面倒」
「タッチパネルの反応が少し鈍く、しっかり押す必要がある」
特に食感については、「もっちり系」や「粘り気が強い」ごはんがお好きな方からは、少し好みが分かれるようです。
また、お手入れのしやすさや操作感については、国内メーカーの炊飯器に慣れていると、少し勝手が違うと感じる方もいらっしゃるみたいですね。
ご購入を検討される際は、ご自身が「シャッキリ系」と「もっちり系」のどちらのごはんが好きか、一度考えてみると失敗が少ないと思いますよ!
保温機能について
炊飯器選びで欠かせないチェックポイントが「保温機能」ですよね。「ザ・ライス」の保温機能についても、お客様からよくご質問をいただきます。
「ザ・ライス」は、炊飯時だけでなく保温時にも「遠赤外線」を断続的に放出することで、お米の温度を均一に保ち、美味しさをキープすると謳っています。
ただ、この保温機能についての口コミは、正直なところ賛否が分かれている印象です。
あるレビュー記事では、「6時間保温したごはんでも炊き立てに近いレベルで驚いた」という高評価がありました。
一方で、店頭のお客様からは「10時間を超えると、さすがに乾燥やフチの黄ばみが気になり始めた」といった声も聞いています。
日本の高級炊飯器の中には、40時間保温OKといったモデルもありますが、それらと比較すると長時間の保温はあまり得意ではないかもしれません。
もし、ごはんが余った場合や、家族の食事時間がバラバラになりがちな場合は、長時間保温するよりも、「冷凍ごはん」モードで炊いてすぐに冷凍してしまう方が、美味しく食べられると思いますよ。
蒸気はどれくらい出る?

キッチンの置き場所を考える上で、「蒸気がどれくらい出るか」も重要ですよね。特に、食器棚やラックの中に置いて使いたいという方は多いと思います。
まず知っておいていただきたいのは、ティファールの「ザ・ライス」は「蒸気レス」や「蒸気カット」モデルではない、ということです。
ただし、実際に使った方のレビューや口コミを見ると、「想像していたより蒸気はかなり少ない」という意見が多数派です。
炊飯中、一番火力が強くなるタイミングでも蒸気は出ますが、モクモクと勢いよく噴出し続ける感じではなく、フワッと50cmほど上がる程度、というお客様からの情報もありました。
もちろん蒸気が出ることに変わりはないので、設置場所には注意が必要です。
レビューでは「対面型キッチンでも圧迫感なく置けた」という声もあったので、比較的オープンスペースには置きやすいモデルと言えそうですね。
3合サイズのモデル
2022年の発売当初、「ザ・ライス」は5.5合炊きモデルのみの展開でした。
そのため、一人暮らしや二人暮らしの方からは「デザインは好きだけど、サイズが大きすぎる…」というお声をよくいただいていました。
ですが、2023年11月に、待望の「ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器 3.5合 ブラック」が登場したんです。これは一人暮らしや二人暮らしの方には、本当に嬉しいニュースですよね。
ティファールの炊飯器は、独自の球状釜(本釜)によって熱対流を促す設計になっているため、0.5合といった少量でも美味しく炊けるのが特徴です。
3.5合炊きモデルの登場によって、ごはんを炊く量が少ないご家庭でも、ティファール自慢の「粒立ちごはん」を楽しめるようになりました。
3.5合モデルの機能は、先行する5.5合モデル(RK880系)と基本的に同等で、「冷凍ごはん」モードや10種類の炊飯メニューもしっかり搭載されています。コンパクトになっても機能が劣っていないのは嬉しいポイントですね。
気になる価格帯
ティファールの炊飯器「ザ・ライス」は、価格帯としては「ミドルレンジ」に位置します。
日本の炊飯器市場は幅広く、1万円以下のシンプルなものから、10万円を超えるような高級モデルまで様々です。
その中で「ザ・ライス」は、おおむね1万円台後半から3万円前後で販売されていることが多いですね。(※価格は時期や店舗、モデルによって変動します)
「高級炊飯器には手が出ないけれど、安い炊飯器も卒業したい」という方に、ちょうど良い価格帯かもしれません。
ただ、ティファールの炊飯器にはいくつかラインナップがあり、それぞれ価格が異なります。
| モデル名(通称) | 特徴 | 炊飯容量 | 価格帯目安 |
|---|---|---|---|
| スタンダードモデル (RK880系) | 遠赤外線+高火力IH。基本モデル。 | 5.5合 / 3.5合 | 1万円台~ |
| 最上位モデル (RK890EJP) | 遠赤外線+高火力3DIH。よりふっくら甘く。 | 5.5合 | 3万円台~ |
| エッセンシャルモデル (RK910系) | 遠赤外線プレート+IH。機能を絞ったモデル。 | 5.5合 | 2万円台~ |
(※価格は2025年現在の参考情報です)
初めてティファールを試すなら、価格と機能のバランスが良いスタンダードモデル(RK880系)が一番のおすすめですね。
ティファール炊飯器の口コミと購入ガイド

- 他社モデルとの違い
- 炊き方・使い方は簡単?
- 臭い・美味しくないという意見について
- ティファール炊飯器人気ランキング
- 最安値で買う方法は?
ここからは、さらに一歩踏み込んで、他のメーカーの炊飯器と何が違うのか、使い勝手や気になる口コミの真相について詳しく解説していきます。
購入で失敗しないためのガイドとして参考にしてくださいね。
他社モデルとの違い
「日本のメーカーの炊飯器と、ティファールは一体何が違うの?」これは、私も店頭で一番よく聞かれる質問です。
最大の違いは、「炊き上げ方のアプローチ」にあると思います。
現在、日本の炊飯器(特にミドルレンジ以上)の主流は、「圧力IH」ですよね。釜の中に圧力をかけて高温で炊き上げることで、お米の甘みと粘りを最大限に引き出し、もっちりとした食感に仕上げるのが得意です。
一方、ティファールの「ザ・ライス」は「非圧力」のIH炊飯器です。
その代わり、日本メーカーにはない独自技術として、「ふたからの遠赤外線」を搭載しています。
どちらが優れているという訳ではなく、これはもう「好みの違い」なんです。
もし、あなたが「もっちり粘りのあるごはんより、一粒一粒が感じられるシャッキリしたごはんが好き」というタイプなら、ティファールは非常に魅力的な選択肢になりますね。
もう一つの違いは、やはりデザインです。
ティファールはフランスのメーカーだけあって、キッチン家電としてのデザイン性が非常に洗練されています。
天面がフラットなタッチパネルになっていたり、光沢のあるボディだったり。国内メーカーの機能美とはまた違った、「見せる家電」としての魅力も人気の理由だと思います。
炊き方・使い方は簡単?
毎日使うものだから、操作の簡単さも重要ですよね。
ティファールの炊飯器は、天面がフルフラットのタッチパネル式になっています。ボタンの凹凸がないので、お掃除がしやすいのは嬉しいポイントですね。
炊き方は、まず「通常炊飯」ボタンでお米の種類(白米、無洗米、玄米など)を選び、必要であれば「炊き具合」で(かため、ふつう、やわらか)を選びます。
炊き込みご飯やお粥、あるいは話題の「冷凍ごはん」モードや「長粒米」モードを使いたい場合は、「メニュー」ボタンで選択します。
この操作系ですが、お客様からは「少し独特で戸惑った」というお声も聞かれます。
理由としては、
- 「通常炊飯」と「メニュー」でボタンが分かれている点
- 「タッチパネルの反応が少し鈍く、しっかり押し込まないと反応しないことがある」点
が挙げられます。
国内メーカーの炊飯器は、ボタン一つで全てのメニューを選べる階層式のものが多いので、それに慣れていると最初は少し戸惑うかもしれません。
私もお店で操作してみましたが、確かに少し強めに「グッ」と押す感覚が必要でした。ただ、逆に言えば、軽く触れただけで反応しないので誤操作はしにくい、とも言えますね。
こればかりは「慣れ」の部分も大きいと思いますが、購入してすぐは説明書をそばに置いておくと安心だと思います。
臭い・美味しくないという意見について

購入を迷っている時、ネットで「美味しくない」とか「臭い」といったネガティブな口コミを見かけると、一気に不安になってしまいますよね。
店頭でも、こうした点を心配されるお客様はいらっしゃいます。
まず、「美味しくない」という口コミの真相ですが、これは先ほどもお伝えしたように、「食感の好み」が合わなかったケースがほとんどだと思われます。
ティファールは「シャッキリ・粒立ち系」です。「もっちり・粘り系」のごはんを「美味しいごはん」の基準にしている方が食べると、「パサついている」「硬い」「甘みが足りない」と感じてしまい、「美味しくない」という評価につながる可能性が高いです。
また、辛口な意見の中には、「無洗米を浸漬(お米を水に浸すこと)なしで炊いたら、芯が残ってしまった」というものもありました。
次に、「臭い」という口コミについてです。
これは、炊飯器本体の初期のプラスチック臭を指す場合もありますが、多くは「炊き込みご飯を作った後の、におい残り」を指しているようです。
ティファールもその点は認識しており、対策として「洗浄機能」が搭載されています。
内釜に水を入れて「洗浄」モードを作動させると、高温の蒸気で釜内部のにおいを軽減してくれる機能です。炊き込みご飯やカレーピラフなどを作った後は、この機能を使うことが推奨されていますね。
ティファール炊飯器人気ランキング
ティファールも複数のモデルを出しているので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここで、家電量販店でのお客様の反応や売れ筋を見ている私の視点で、独断ですが人気ランキング形式でご紹介しますね。
第1位:ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器 5.5合 (RK880系)
やはり、一番人気はティファールの炊飯器の基本となるスタンダードモデルです。
ティファール最大の特徴である「遠赤外線コイル」を搭載しつつ、価格はミドルレンジ。まずはこれを試したい、という方が多いですね。「メタリック」と「ブラック」のカラーが選べるのも人気の理由です。
第2位:ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器 3.5合
待望のコンパクトサイズが第2位です。
発売以来、一人暮らし・二人暮らしの方からの指名買いがとても多いモデル。「5.5合は大きすぎる」と諦めていた層に、しっかり届いている印象です。
第3位:ザ・ライス 遠赤外線3DIH炊飯器 5.5合 (RK890EJP)
どうせ買うなら一番良いものを、という方に選ばれているのが最上位モデルです。
スタンダードモデルの「遠赤外線+IH」に加え、本体側面にもIHを搭載した「3DIH」仕様になっています。釜全体を強力に加熱することで、よりふっくらと甘みのある炊き上がりになると言われています。
まずは、ご家庭の人数に合わせて3.5合か5.5合を選び、ティファールの基本を味わいたいならスタンダードモデル(RK880系)、さらに上の炊き上がりを求めるなら最上位モデル(RK890系)を検討するのが良いと思いますよ。
最安値で買う方法は?
どうせ買うなら、少しでもお得に手に入れたいですよね。
最安値で買う方法としては、やはり「ネット通販」と「家電量販店のセール」を比較するのが基本になります。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトでは、価格競争が起きやすく、最安値になっていることが多いです。さらに、ポイント還元も含めて実質価格を計算すると、かなりお得になるケースがありますね。
一方で、私たち家電量販店も負けてはいられません。
特に狙い目なのは、「決算セール(3月、9月)」や「ボーナスセール(7月、12月)」、あるいは「モデルチェンジの時期」です。
新モデルが出ると、旧モデル(型落ち品)がグッと安くなることがあります。ティファールは2022年秋に登場したので、そろそろそういった動きが出てくるかもしれません。
ネットで価格をチェックしつつ、お近くの家電量販店のチラシやセールの時期も気にしてみるのが、一番賢い買い方だと思います。お店なら実物のデザインや大きさも確認できますしね!
購入時には、価格だけでなく「付属品」もチェックしてください。
ティファールの公式サイト限定で「保存容器セット」が販売されていることもあります。
また、ネットショップ独自の延長保証や、家電量販店の手厚い保証など、アフターサービスの違いも比較検討の材料に入れてみてくださいね。
総括:ティファール炊飯器の口コミまとめ
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。



