毎日のご飯作りで、炊飯器の早炊きと普通炊きどっちが美味しいか迷ったことはありませんか?
時間がない朝や帰宅後の忙しい時間に、つい早炊きモードを使ってしまうけれど、なんとなく「普通炊きの方が美味しいのかな」と感じている方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら、その早炊きに対する先入観は間違っているかもしれません。
炊飯器の早炊きと普通炊きの違いを正しく理解すると、それぞれのメリットやデメリットが見えてきます。特に硬めでシャッキリしたご飯が好きな方にとって、早炊きはむしろ理想的な炊き方なんです。
でも一方で、「早炊きはまずい」と感じる原因もあります。
浸水なしで炊くことが本当に大丈夫なのか、おいしく炊く方法はあるのか、炊飯時間は何分かかるのか、電気代は普通炊きと比べてどうなのか。
これらの疑問について、家電量販店で多くのお客様からご相談を受ける中で得た知識をもとに、詳しくお伝えしていきます。
さらに、早炊きが得意な炊飯器のランキングや、より美味しく炊くための実践的なテクニックもご紹介しますので、きっとあなたの毎日のご飯作りに役立つはずです。
この記事を読めば、炊飯器の早炊きを最大限に活用する方法がわかり、時短と美味しさを両立できるようになるはずですよ!
炊飯器で早炊きの方が美味しいのはなぜ?

- 早炊きと普通炊きどっちが美味しい?
- なぜ美味しく感じるのか
- メリットとデメリット|普通炊きとの違いとは
- まずいと感じる原因
- 早炊きの炊飯時間は何分かかる?
- 普通炊きとの電気代の差は?
まずは、「本当に早炊きの方が美味しいの?」という素朴な疑問から、その炊飯のメカニズムまで、基本的な違いを一緒に見ていきましょう。
炊飯器がどうやってご飯を炊いているのか、その秘密がわかると面白いですよ。
早炊きと普通炊きどっちが美味しい?
いきなり核心からお伝えすると、「どちらが美味しいか」は、最終的には「個人の好み」なんです。
「え、それだけ?」と思われるかもしれませんが、これは本当にそうで、お店でお客様とお話ししていても好みはキレイに分かれますね。
一般的に、お米の「美味しさ」というのは、
- 甘み(アミラーゼという酵素がデンプンを糖に変える)
- 粘り(アミロペクチンという成分が溶け出す)
- 香り
- 食感(硬さ)
といった要素で決まります。
「普通炊き」モードは、「吸水」と「蒸らし」の工程にじっくり時間をかけるように設計されています。
ゆっくり温度を上げることでお米の芯まで水分を行き渡らせ、甘みを引き出す酵素(アミラーゼ)が働く温度帯(50℃前後)を長く保ちます。だから、炊きあがりは「甘くて、もっちり、ふっくら」になる傾向が強いんです。
一方、「早炊き」モードは、この「吸水」と「蒸らし」の時間を大幅にカットします。その代わり、一気に高火力で沸騰させ、短時間で炊き上げます。
この違いによって、早炊きで炊いたご飯は、
- 甘みや粘りは「普通炊き」に比べて控えめになる
- 水分が少ない分、お米の粒感がしっかり残り、シャッキリ(硬め)に仕上がる
という特徴が出ます。
もし、あなたが「お米は甘くて、もっちりしているのが一番!」と思うなら、普通炊きが美味しく感じるはずです。ですが、「ベチャっとしたご飯より、硬めで粒が立っている方が好き」という方なら、早炊きの方が「美味しい!」と感じる可能性は十分にあるんです。
特に、カレーライスやチャーハン、丼ものなど、お米の粘り気があまり必要ない料理には、早炊きのシャッキリ感がぴったり合うことも多いですね。
(アルファ化)
歯ごたえが残る
なぜ美味しく感じるのか
先ほどの比較でも少し触れましたが、「早炊きが美味しい」と感じる最大の理由は、その独特の「食感」にあります。
では、なぜあのシャッキリとした食感が生まれるのでしょうか?
秘密1:一気の「高火力」
早炊きモードは、とにかく早く炊き上げるために、炊飯器の最大火力(W数)を使って一気に沸騰させます。
これは、美味しいご飯の炊き方の基本である「はじめチョロチョロ、中パッパ」の「中パッパ」を最初から全力で行うようなイメージですね。有名な料理店が、ガス火の土鍋で強火で一気に炊き上げる手法にも少し似ています。
この強力な加熱によって、お米の表面が急速に糊化し、お米の旨味や水分を中に閉じ込めます。同時に、短時間で炊き上げるため、お米からデンプンが溶け出しにくく、粘り(ベチャつき)が抑えられます。
これが、一粒一粒が独立した「粒立ちの良い」ご飯になる理由です。
秘密2:絶妙な「水分量」
早炊きは、「吸水」工程を短縮、あるいは省略しています。
そのため、お米が吸収する水分量は「普通炊き」よりも少なくなります。
水分が少ない状態で一気に炊き上げるため、お米の芯に適度な硬さが残りやすくなります。これが「シャッキリ」「硬め」という食感につながるんですね。
この「粒立ち」と「硬さ」のバランスが、お米のベチャっとした感じが苦手な方にとっては、まさに「美味しい!」と感じるポイントになるわけです。
逆に言えば、お米の甘みや香りを最大限に楽しみたい方にとっては、早炊きは少し物足りなく感じるかもしれません。
やはり、ここは好みの世界ですね。
メリットとデメリット|普通炊きとの違いとは

早炊きモードと普通炊きモード、どちらが良いというわけではなく、それぞれに得意・不得意があります。
ここで、それぞれのメリットとデメリットをしっかり整理しておきましょう。
早炊きモードのメリット
なんと言っても「圧倒的な時間短縮」が最大のメリットです。
「あ!ご飯炊き忘れた!」という時でも、おかずを作っている間に炊きあがります。普通炊きが約50~60分かかるところを、早炊きなら約20~40分で炊き上げてくれるのは、忙しい夕方や朝のお弁当作りには本当に嬉しいポイントですよね。
そして先ほどからお伝えしている通り、「硬めでシャッキリした食感」が好きな方にとっては、これが大きなメリットになります。
早炊きモードのデメリット
一方、デメリットもしっかりあります。
これは「まずい」と感じる原因にも直結しますね。
一番のデメリットは、「甘みや旨みが引き出されにくい」ことです。酵素が働く時間が短いため、お米本来の甘さを楽しみたい場合には不向きです。
また、「蒸らし」工程をカットしているため、炊きあがりに水分ムラが出やすく、保温しておくと味が落ちやすいのも弱点です。炊きたては美味しくても、数時間後にはパサパサになったり、逆にベチャッとしたり…。
早炊きで炊いたご飯は、保温せずにすぐ食べきるか、冷凍保存するのが基本、と覚えておくと良いと思います。
違いを表にまとめると、このようになります。
| 特徴 | 早炊きモード | 普通炊きモード |
|---|---|---|
| 炊飯時間 | 短い (約20~40分) | 長い (約45~60分) |
| 炊飯工程 | 「吸水」「蒸らし」を短縮・省略 | 全工程をじっくり実行 |
| 炊き上がり食感 | 硬め・シャッキリ・粒立ちが良い | ふっくら・もっちり・粘りがある |
| 甘み・旨み | 控えめ | 引き出されやすい |
| 保温後の味 | 落ちやすい | 比較的味が落ちにくい |
| おすすめのシーン | 時間がない時、硬めが好きな時 | お米本来の味を楽しみたい時 |
まずいと感じる原因
「早炊き=美味しい」という方がいる一方で、「うちの炊飯器の早炊きは、まずくて食べられない…」という声も、お店でよく聞きます。
その原因は、主に3つ考えられます。
原因1:お米の「芯」が残ってしまう
これが一番多い原因ですね。「硬め」を通り越して、もう「生米」に近いような芯が残ってしまう状態です。
これは、お米の吸水が不十分なまま、急激に加熱されたことで、表面だけが炊けて中心まで火が通らなかった場合に起こります。特に、一度にたくさんの量を炊いた時(例:5.5合炊きで5合炊く時)や、水温が低い冬場などに起こりやすい現象です。
原因2:「水っぽい」「べちゃべちゃ」になる
「硬い」のとは逆に、「水っぽい」と感じるケースもあります。
これは、最後の「蒸らし」工程がないため、炊きあがったご飯の表面に残った水分(おねば)が飛ばず、そのままご飯粒の間に残ってしまっている状態です。炊きあがってすぐにフタを開けると、湯気と一緒に水滴がご飯に落ちて、余計にべちゃっとなることもあります。
原因3:炊飯器の「性能」が追いついていない
実は、これが一番根本的な原因かもしれません。
正直にお伝えしますと、早炊きは炊飯器の「地力」が試されるモードなんです。短時間で炊き上げるには、一気に高火力を出せるパワーと、それを釜全体にムラなく伝える技術(IHや圧力など)が必要になります。
もし、ご自宅の炊飯器がマイコン式で早炊きが美味しくないと感じるなら、それは炊飯器の特性かもしれませんね。
早炊きの炊飯時間は何分かかる?
「早炊き」と一口に言っても、炊飯器のメーカーや機種によって、その速さは全然違います。
一般的な目安としては、およそ20分~40分程度です。これに対して、普通炊きは45分~60分程度が主流なので、半分近くまで時間を短縮できるイメージですね。
ただし、この炊飯時間には幅があります。
なぜなら、炊飯時間はいくつかの要因で変動するからです。
参考までに、いくつかのメーカーが公表している早炊き(または特急)の目安時間を表にしてみましょう。
| メーカー | モード名 | 炊飯時間 (目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 象印 | 白米特急 | 約13~24分 (※1) | 機種によるが、業界トップクラスの速さ |
| タイガー | 早炊き / 特急 | 約17~48分 (※2) | 1合なら17分で炊けるモデルも |
| パナソニック | 高速 | 約24~38分 (※3) | スチーム併用で美味しく炊くモデルも |
| ツインバード | 早炊き | 約19分 (3合炊き) (※4) | シンプルなIHモデルでも速い |
(※1: 象印 NX-AA型など / ※2: タイガー JPC型など / ※3: パナソニック N5Dシリーズなど / ※4: ツインバード 3合IH炊飯器)
普通炊きとの電気代の差は?
「早炊きは時間が短いから、電気代も安くなるんでしょ?」
これは、本当によく聞かれる質問です。
ですが、答えは…「いいえ、ほとんど変わらないか、むしろ早炊きの方が少し高い場合もあります」なんです。
「え、どうして?」と思いますよね。
理由は2つあります。
一番電力を使うのは「沸騰」の時間
炊飯器が一番電力を使う(W数が高くなる)のは、水を一気に沸騰させて、それを維持する「炊き上げ」工程です。早炊きモードは、「吸水」や「蒸らし」という、比較的電力を使っていない時間をカットしているだけなんです。
沸騰させるためのトータルの熱量(電力量)は、普通炊きでも早炊きでも、実はあまり変わりません。
急激な加熱で「瞬間電力」が上がる
むしろ、早炊きは短時間で沸騰させるために、一時的に普通炊きよりも大きな電力(W)を使います。車でいう「急発進」のようなもので、燃費(電費)はかえって悪くなることさえあるんです。
一般的な炊飯1回あたりの電気代は、普通炊きで約4~6円程度と言われています。早炊きにしても、ここから節約できるのは良くて1円以下、場合によっては1円程度高くなることもある、というのが実情です。
そして、炊飯そのものよりも電気代がかかるのが「保温」です。
12時間も保温すれば、炊飯1回分以上の電気代がかかってしまいます。節約を考えるなら、保温時間を短くする(または保温しない)ことが一番効果的ですよ。
早炊きの方が美味しいと感じる炊飯器の活用術

- 早炊きのおいしく炊く方法とそのやり方
- 事前の浸水なしでも大丈夫?
- 冷凍ご飯には不向き?
- 炊き込みご飯も早炊きでOK?
- 早炊きがおすすめの炊飯器ランキングTOP3
早炊きの特性がわかってきたところで、今度はそれを「もっと美味しく」するテクニックのご紹介です。
ちょっとした工夫で、早炊きご飯が格段にレベルアップしますよ。ぜひ試してみてくださいね。
早炊きのおいしく炊く方法とそのやり方
早炊きの「芯が残る」「甘みがない」といった弱点をカバーして、美味しさを引き出す簡単なコツがあります。
お米は「優しく」「素早く」研ぐ
これは基本ですが、早炊きでは特に重要です。ゴシゴシ力を入れて研ぐとお米が割れてしまい、短時間で炊き上げるとデンプンが溶け出してベチャッとした仕上がりになります。
最初の水はさっと混ぜてすぐに捨て(ヌカ臭さがお米に戻るのを防ぐため)、あとは水を切った状態で優しくシャカシャカとかき混ぜるように研ぎ、3~4回水を変える程度で十分です。
水加減は「ほんの少し多め」に
早炊きは吸水時間が短いため、お米が水分を吸いきれず硬くなりがちです。これを防ぐために、炊飯器の目盛りよりも「ほんの少し」水を多めにしてみましょう。
目安としては、1合あたり小さじ1杯程度です。入れすぎると水っぽくなるので、お使いの炊飯器やお米の状態で調整してみてください。
魔法の「氷」を1~2個入れる
これは裏ワザ的なテクニックですが、とても効果的です。お米をセットした後、氷を1~2個入れてから(氷の分だけ水は減らしてくださいね)早炊きスイッチを押します。
こうすると、炊飯器のセンサーが「水が冷たい」と判断し、沸騰までの時間を少しだけ長くしてくれます。この「少しだけ長い」時間のおかげで、お米の吸水が進み、甘みを引き出す酵素(アミラーゼ)が働く時間が確保できるんです。
結果として、早炊きなのにふっくらと甘みのあるご飯に炊き上がります。
炊き上がったら「すぐほぐす」
先述のように、早炊きは「蒸らし」が省略されているため、水分がムラになっています。炊きあがりのブザーが鳴ったら、すぐにフタを開けて、しゃもじで十字に切り、底からふんわりと空気を入れるようにほぐしましょう。
この「ほぐし」で余分な水分が飛び、炊きムラが均一になります。この一手間で、ベチャつきが格段に改善されますよ。
事前の浸水なしでも大丈夫?
「早炊き」モードは、もともと「浸水なし」ですぐ炊くことを前提に設計されています。
ですから事前の浸水なしでスイッチを押しても、もちろん大丈夫です。それが早炊きの最大のメリットですからね。
ただし、「早炊きだと芯が残るのが気になる…」「もう少しふっくらさせたい」という場合は、「あえて浸水させる」というテクニックが非常に有効です。
「15分浸水」で早炊きが激変する
時間がない時でも、お米を研いだ後、15分だけでも水に浸してみてください。たった15分でも、お米は必要な水分の多くを吸収してくれます。
その状態から「早炊き」で一気に炊き上げることで、
- 「芯残り」がほぼなくなる
- 「ふっくら感」が格段にアップする
という、まさに「普通炊き」と「早炊き」の“いいとこ取り”のような炊き上がりになります。15分浸水させても、トータルの時間は普通炊きよりずっと早いですよね。
時間がある時は「30分浸水+早炊き」、忙しい時は「15分浸水+早炊き」、本当に時間がない時は「浸水なし+早炊き」と、使い分けるのが賢いやり方だと思います。
冷凍ご飯には不向き?
「早炊きで炊いたご飯、余ったから冷凍してもいい?」
これ、やりがちなんですが…先ほどデメリットでも触れた通り、「早炊きご飯」は冷凍保存にはあまり向きません。
理由は、やはり「水分バランス」です。
早炊きで炊いたご飯は、蒸らし工程を経ていないため、一粒一粒の水分が不均一です。この状態で冷凍し、電子レンジで解凍すると、そのムラがさらに強調されてしまいます。
結果として、「パサパサのところ」と「ベチャベチャのところ」が混在した、美味しくないご飯になりがちなんです。また、元々の甘みも少ないため、解凍するとさらに味がぼやけて感じられます。
冷凍するなら「普通炊き」か「専用コース」で
もし、最初から冷凍保存する目的でご飯を炊くのであれば、
- 「普通炊き」でじっくり炊き、お米に十分水分と甘みを含ませる。
- 炊飯器に「冷凍用ごはんコース」があれば、それを使う。
のどちらかを強くおすすめします。
「冷凍用ごはんコース」は、あえて水分を多めに含ませて、解凍時にパサつかないように炊き上げる専用モードです。最近の炊飯器には搭載されていることが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。
炊き込みご飯も早炊きでOK?

「今日は時間がないから、炊き込みご飯も早炊きで!」
…その気持ち、すごく分かるんですが、炊き込みご飯の早炊きは、失敗する可能性が非常に高いので、おすすめできません!
理由は明確で、2つあります。
理由1:塩分(調味料)が吸水を邪魔する
これが最大の理由です。
炊き込みご飯には、お醤油やお酒、お塩などの調味料を入れますよね。この「塩分」は、お米が水を吸うのを邪魔してしまう性質(浸透圧の関係)があるんです。
ただでさえ吸水時間をカットする「早炊き」で、さらに塩分によって吸水が妨げられると、お米はもうカチカチのまま。高確率で「芯だらけ」の炊き上がりになってしまいます。
理由2:具材に火が通らない
鶏肉、にんじん、きのこ類など、炊き込みご飯の具材は、早炊きの短い時間では十分に火が通らない可能性があります。特にお肉類は、火が通らないと衛生的にも心配ですよね。
もし専用モードがなければ、「普通炊き」を選んでください。早炊きだけは避けるのが賢明です。
早炊きがおすすめの炊飯器ランキングTOP3
「早炊きが美味しいのはわかったけど、どうせなら早炊きが得意な炊飯器が欲しい!」
そうですよね。先ほども触れたように、早炊きの美味しさは炊飯器の性能に大きく左右されます。家電量販店で働く私が、お客様の反応や実際の機能を見て「これは早炊きがスゴイ!」と感じるモデルを、独断と偏見も交えて3つご紹介しますね。
選ぶポイントは「高火力IH」と「圧力」です!
【第1位】象印「炎舞炊き」NW-FB10 (5.5合)
特徴:「白米特急」モード(約13分~)
「早さ」と「美味しさ」の両立で言えば、やはり象印が一歩リードしている印象です。こちらは2025年モデルの最上位機種ですね。最大の武器は、底に搭載された「3DローテーションIH」(6つのIHヒーター)です。
この機能が、釜の中で激しい対流を起こし、お米を文字通り「炎で舞い踊らせ」ます。だから、約13~15分という驚異的な速さでも、一粒一粒にムラなく熱が伝わり、芯残りやベチャつきを極限まで抑えてくれるんです。
お店でも「本当に15分で炊けるの?」と驚かれますが、本当に炊けます。時間がない方には最強のパートナーですね。
【第2位】タイガー「ご泡火(ほうび)炊き」JRX-G100 (5.5合)
特徴:「少量高速」モード(1合なら約17分~)
タイガーと言えば、やはり「土鍋ご泡火炊き」です。本物の土鍋を使った内釜が特徴で、その高い蓄熱性と遠赤外線効果は金属釜では真似できないレベルです。
さらに「可変W圧力」という大小2つの圧力ボールで、炊き上げ時と蒸らし時で圧力を巧みにコントロール。高火力で一気に炊き上げつつ、圧力で粘りと甘みを引き出すため、早炊き(少量高速)モードでもパサつかず、もっちりとした弾力のある仕上がりになります。
「早炊きでも味に妥協したくない」という方におすすめです。
【第3位】パナソニック「可変圧力IHジャー炊飯器」SR-N510D (5.5合)
特徴:「高速」コース(約24~37分)
パナソニックのN5Dシリーズも、早炊きがしっかりしているモデルです。こちらは最上位機種というよりは、機能と価格のバランスが良い、お店でも人気の高いシリーズですね。
インプットされた記事データベースの情報によると、「高速」コースでも、お米の特性に合わせて火力を調整してくれるようです。炊飯時間も24~37分と実用的で、吸水時間を短縮しても硬くなりすぎず、ふっくらと仕上げてくれます。
「ふつう・かため・やわらか・もちもち」の4通りの炊き分けも可能で、早炊きを使いつつも食感を選びたい方には、とても便利なモデルだと思います。
総括:「炊飯器は早炊きの方が美味しい」の真相
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。



