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マイコン炊飯器とは?IHとの違いやメリット・デメリットを徹底解説

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炊飯器を買い替えるとき、店頭でマイコン炊飯器とIH炊飯器のどちらにしようか迷ったことはありませんか?

「マイコンって何?」
「IHとどう違うの?」
「安いけど美味しく炊けるの?」
そんな疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

最近では高機能なIH炊飯器や圧力IH炊飯器が主流になっていますが、実はマイコン炊飯器にもたくさんの魅力があります。

価格の手頃さはもちろん、一人暮らしや少量炊きには最適で、お手入れも簡単な構造になっているんです。加熱方式の違いによって炊きあがりの食感も変わりますし、電気代の面でも意外な特徴があります。

「安いからまずいんじゃないの?」という先入観をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい使い方をすれば十分美味しいごはんが炊けるのがマイコン炊飯器なんです。機能がシンプルだからこそ、故障しにくく長く使えるというメリットもあります。

この記事では、マイコン炊飯器の仕組みから選び方のポイント、美味しく炊くコツまで、家電のプロとして培った知識をもとに詳しく解説していきます。あなたのライフスタイルに本当に合った炊飯器選びのお手伝いができれば嬉しいです!

この記事のポイント
  • マイコン炊飯器とIH炊飯器の決定的な違い
  • それぞれの炊飯器のメリットとデメリット
  • 電気代や炊きあがりの味に関する本当のところ
  • ライフスタイルに合った炊飯器の選び方
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マイコン炊飯器とは?IHとの違いを解説

クリーン家電ガイド:イメージ
  • マイコン炊飯器とIH炊飯器の違い
  • IHと圧力IH、マイコン式との関係は?
  • マイコン式の炊飯器のメリット・デメリット
  • 気になるマイコンとIHの電気代
  • マイコン炊飯器はまずいって本当?
  • 味はマイコンとIHで変わらない?

まずは、「マイコン炊飯器ってそもそも何?」という基本的な部分から見ていきましょう。
近年の主流であるIH炊飯器とどこが違うのかを知ることで、ぐっと選びやすくなりますよ。

マイコン炊飯器とIH炊飯器の違い

マイコン炊飯器とIH炊飯器の最も大きな違いは、釜を加熱する方法にあります。言ってしまえば、この加熱方式の違いが、価格や炊きあがりの特徴に繋がっているんです。

マイコン炊飯器は、炊飯器の底にあるヒーターで内釜を直接温めます。昔ながらの炊飯器といえばこのタイプですね。釜の底から熱を伝えてお米を炊き上げるシンプルな仕組みです。

一方、IH炊飯器は「Induction Heating(電磁誘導加熱)」の略で、磁力を使って釜そのものを発熱させます。底だけでなく、側面や上部など、釜全体を包み込むように一気に加熱できるのが大きな特徴です。このパワフルな加熱で、お米一粒一粒にムラなく熱を伝えることができるんですね。

この違いを分かりやすく表にまとめてみました。

マイコン炊飯器IH炊飯器
加熱方式釜の底にあるヒーターで加熱電磁誘導(IH)で釜全体が発熱
火力の強さ比較的弱い強い
炊きムラ量が多いとできやすいできにくい
炊きあがりの食感ふんわり、やわらかめしゃっきり、もちもち
価格帯安価(5,000円~)高価(1万円~)

お店でも「とにかくシンプルで安いものがいい」という方にはマイコン式を、「毎日食べるごはんだから、美味しさにはこだわりたい」という方にはIH式をおすすめすることが多いですね。

IHと圧力IH、マイコン式との関係は?

炊飯器売り場に行くと、「圧力IH」という言葉もよく見かけますよね。「IHと何が違うの?」と混乱してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

この3つの関係性を簡単に整理すると、炊飯性能や価格がアップグレードしていく順番だと考えると分かりやすいと思います。

マイコン式が基本のタイプだとすると、釜全体をパワフルに加熱できるように進化したのがIH式です。そして、そのIH式の加熱力に加えて、鍋の中の気圧をコントロールする「圧力」機能をプラスした最上位モデルが圧力IH式、という位置づけになります。

圧力をかけると水の沸点が100℃にまで上がり、より高温でお米を炊き上げることができます。これによって、お米の芯までしっかりと熱が伝わり、甘みや旨みを最大限に引き出してくれるんです。

もちもちとした食感が好きな方には、特におすすめのタイプですね。

タイプ特徴炊きあがり価格帯の目安
マイコン釜底のヒーターで加熱するシンプルな構造ふんわり柔らかい安い(5,000円~)
IH釜全体を発熱させ、高火力で炊き上げる粒立ちが良く、しゃっきり普通(1万円~)
圧力IHIHの高火力+圧力でさらに高温で炊く甘みが強く、もちもち高い(2万円~)

もちろん価格が上がるほど美味しくなる傾向はありますが、その分機能も複雑になります。ご自身の予算や、どれくらいごはんの味にこだわりたいかを考えて選ぶのが良いと思います。

マイコン式の炊飯器のメリット・デメリット

ここまで聞くと「やっぱりIHの方が良さそう」と感じるかもしれませんが、マイコン炊飯器にも嬉しいメリットがたくさんあるんですよ。

ここで、マイコン炊飯器の良い点と、少し注意が必要な点を整理しておきましょう。

マイコン炊飯器のメリット・デメリット
メリット
価格が手頃
何と言っても一番の魅力は価格です。1万円以下で買えるモデルも多く、初期費用を抑えたい方には嬉しいポイントですね。
消費電力が少ない
IH式に比べてヒーターの出力が小さいため、炊飯時の消費電力が低い傾向にあります。電気代を少しでも節約したい方には魅力的です。
コンパクトなモデルが多い
シンプルな構造なので、本体が軽量でコンパクトな製品が多いです。キッチンスペースが限られている場合にも置きやすいと思います。
お手入れが簡単
パーツが少なく、構造が単純なものが多いため、毎日のお手入れが楽なのも見逃せないメリットです。
デメリット
炊きムラができやすい
先述のように、底から加熱する仕組み上、3合以上のたくさんのお米を炊くと、上下で炊き加減にムラが出てしまうことがあります。
底のごはんが硬くなりやすい
熱源が底に集中するため、水分量が少ないと底の部分のごはんが少し硬くなったり、おこげができやすくなったりする場合があります。
保温性能はほどほど
IH式の高機能モデルに比べると、長時間の保温はあまり得意ではありません。時間が経つとごはんが乾燥したり、黄ばんだりしやすい傾向があります。
機能はシンプル
炊き分け機能や調理機能などは、IH式に比べて少ないです。ごはんを炊く、という基本機能に特化しているモデルが中心となります。

このように、メリットとデメリットを理解した上で選ぶことが、後悔しない炊飯器選びのコツですね。

気になるマイコンとIHの電気代

「高火力なIH炊飯器は、電気代も高いんじゃないの?」という疑問もよくいただきます。

毎日使うものだからランニングコストは気になりますよね。実際のところ、マイコン炊飯器とIH炊飯器の電気代にものすごく大きな差はありません。

もちろん機種にもよりますが、大手メーカーの5.5合炊きで比較した場合、1回あたりの炊飯にかかる電気代の差は1円程度というデータもあります。

これを1年間毎日続けたとしても、年間の差額は数百円ほど。思ったより差がない、と感じる方が多いのではないでしょうか。

タイプ(5.5合炊きの場合)1回あたりの炊飯にかかる電気代の目安1時間あたりの保温にかかる電気代の目安
マイコン炊飯器約4.3円約0.6円
IH炊飯器約5.1円約0.6円

むしろ電気代に大きく影響するのは、炊飯そのものよりも保温時間なんです。

保温は意外と電力を消費するので、もし電気代を節約したいのであれば、長時間保温するのをやめて、炊きあがったごはんをすぐに冷凍保存するのが一番効果的ですよ。

エコ炊飯モードの豆知識
豆知識
最近の炊飯器には「エコ炊飯モード」が搭載されているものも多いです。少し時間をかけてじっくり吸水させることで、消費電力を抑えながらお米の甘みを引き出してくれます。時間に余裕がある時は、ぜひ試してみてくださいね。

マイコン炊飯器はまずいって本当?

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「安いのは魅力だけど、マイコン炊飯器で炊いたごはんは美味しくないって聞くし…」これは、炊飯器選びで多くの方が悩むポイントだと思います。

結論から言うと、「マイコン炊飯器だからまずい」と一括りにはできません。ただ、美味しく炊くためには少しコツがいる、というのが正直なところかもしれません。

デメリットでも触れましたが、マイコン炊飯器は釜の底から加熱するため、たくさんの量を炊くと熱が全体に伝わりにくく、炊きムラが起こりやすい傾向があります。上のほうは少し水っぽく、底のほうは硬くなってしまう…という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、これは主に最大容量に近い量を炊いた場合に起こりやすい現象です。

例えば、3合炊きの炊飯器で1合や1.5合など、少量を炊くのであれば、熱がしっかり伝わるので美味しく炊き上げることができます。

最近のマイコン炊飯器は、内釜の形を工夫して熱が対流しやすくしたり、上蓋にもヒーターを入れて熱ムラを抑えたりと、各メーカーさんがすごく頑張っているんです。なので、「昔のマイコン炊飯器=まずい」というイメージのままだと、少しもったいないかもしれませんね。

ごはんの味に強いこだわりがなく、一度に炊く量が少ない方であれば、きっと満足できる美味しさだと思いますよ。

味はマイコンとIHで変わらない?

では、炊きムラがない状態で炊けたとして、マイコン炊飯器とIH炊飯器のごはんに味の違いはあるのでしょうか?

これは「味」というより「食感」に違いが出る、と表現するのが正しいかもしれません。

マイコン炊飯器は、比較的ゆっくりと温度を上げていくので、水分を多く含んだふんわり、やわらかな食感に炊きあがる傾向があります。おかゆのように、やさしい口当たりのごはんが好きな方には合うかもしれません。

一方、IH炊飯器は高火力で一気に炊き上げるため、お米の粒がしっかりとして、ハリとツヤのある「しゃっきり」とした食感になります。一粒一粒の輪郭を感じられるような、粒立ちの良いごはんが好みの方はこちらがおすすめです。

圧力IHになると、さらにもちもち感と甘みがプラスされますね。

食感のイメージ
食感のイメージ
マイコン
ふんわり、やわらか
IH
しゃっきり、粒立ちが良い
圧力IH
もちもち、甘みが強い

ただ、これも絶対的なものではなく、お米の銘柄や水加減によっても大きく変わってきます。

お客様の中には「正直、食べ比べても違いがよく分からない」という方もいらっしゃいますし、「全然違う!」とおっしゃる方もいます。こればかりは、個人の好みによるところが大きいのかもしれないですね。

マイコン炊飯器とは?上手な選び方と使い方

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  • 一人暮らしにはどんな炊飯器がいい?
  • こんな人ならマイコン炊飯器で充分
  • マイコン炊飯器で美味しく炊くコツ
  • おすすめのマイコン炊飯器3選
  • 炊飯容量で選ぶのが基本
  • お手入れのしやすさも重要ポイント

マイコン炊飯器の特徴が分かってきたところで、次に「じゃあ、自分にはどんな炊飯器が合っているの?」ということを見ていきましょう。

選び方のポイントと、ちょっとした使い方のコツをご紹介します。

一人暮らしにはどんな炊飯器がいい?

「これから一人暮らしを始めるんです」というお客様には、多くの場合、私はマイコン炊飯器をおすすめしています。

その理由は、一人暮らしのライフスタイルとマイコン炊飯器のメリットが、とてもよくマッチするからなんです。

一人暮らしにマイコン炊飯器がおすすめな理由
一人暮らしにマイコン炊飯器がおすすめな理由
1.
価格が手頃で初期費用を抑えられる
新生活は何かと物入りですよね。炊飯器にあまり予算をかけられない場合でも、5,000円前後から選べるマイコン式は強い味方です。
2.
少量炊きが得意
一人暮らしだと、一度に炊く量は1合か、多くても2合くらいじゃないでしょうか。マイコン炊飯器が最も得意とするのが、この少量炊飯なんです。
3.
コンパクトで場所に困らない
キッチンスペースが限られていることが多い一人暮らしのお部屋でも、コンパクトなモデルが多いマイコン炊飯器なら置き場所に困りにくいです。デザイン性の高いおしゃれなモデルも増えていますよ。

もちろん、「自炊が大好きで、ごはんの味には絶対に妥協したくない!」という方であれば、3合炊きなどの小型IH炊飯器を選ぶのも素晴らしい選択だと思います。

ただコストと性能のバランスを考えたとき、多くの一人暮らしの方にとってはマイコン炊飯器が非常に合理的な選択肢になることが多いんですね。

こんな人ならマイコン炊飯器で充分

一人暮らしの方以外にも、マイコン炊飯器がぴったりな方はたくさんいらっしゃいます。具体的にどんな方に合っているのか、まとめてみました。

こんなあなたに!マイコン炊飯器がおすすめな人
こんなあなたに!マイコン炊飯器がおすすめな人
コストパフォーマンスを最優先したい人
とにかく初期費用を安く抑えたい、という方にはマイコン炊飯器が最適解です。
一度に炊くごはんの量が少ない人(1~2合)
毎回食べる分だけ炊く、というスタイルの方。少量炊きなら、マイコンでも十分美味しく炊けます。
ごはんの味に強いこだわりがない人
「極上のごはん」より「普通に美味しいごはん」で満足できる、という方であれば、高価なIH式との価格差ほどの味の違いは感じにくいかもしれません。
炊飯器を置くスペースがあまりない人
コンパクトなモデルが多いので、省スペースで設置したい方におすすめです。
2台目のサブ炊飯器を探している人
家族で白米と玄米を炊き分けたい、といった場合に、安価なマイコン炊飯器はサブ機として大活躍します。
お手入れを簡単に済ませたい人
シンプルな構造のものが多く、パーツを洗う手間が少ないのは嬉しいポイントですね。

これらに当てはまる方は、無理に高価なIH炊飯器を選ばなくても、マイコン炊飯器で充分満足できる可能性が高いと思います。ご自身のライフスタイルと照らし合わせてみてくださいね。

マイコン炊飯器で美味しく炊くコツ

「マイコン炊飯器でも、できるだけ美味しくごはんを炊きたい!」そんなあなたのために、誰でも簡単に実践できるコツをいくつかご紹介します。

ほんのひと手間で、炊きあがりがぐっと変わりますよ。

1. 正しい量のお米と水を入れる

基本中の基本ですが、これが一番大切です。お米は付属の計量カップですりきり一杯、水は内釜の目盛りに正確に合わせましょう。

特に無洗米を使う場合は、専用の目盛りを使うか、少しだけお水を多めに入れると美味しく炊きやすいです。

2. しっかり吸水させる

お米を研いだ後、すぐに炊飯ボタンを押すのではなく、最低でも30分(冬場は1時間)ほど水に浸しておきましょう。お米の中心までしっかり水分を行き渡らせることで、ふっくらと炊きあがります。

最近の炊飯器は吸水時間もプログラムに含まれていることが多いですが、一手間加える価値はありますよ。

3. 炊きあがったらすぐにほぐす

炊きあがりのブザーが鳴ったら、すぐに蓋を開けて、しゃもじでごはんをほぐしましょう。

ポイントは、釜の底から十字に切るようにして、ごはん粒を潰さないように、空気を含ませるようにさっくりと混ぜることです。こうすることで余分な水分が飛んで、ごはんがべちゃっとするのを防げます。

炊飯の裏ワザ
裏ワザ
炊飯する時に、お米1合に対して小さじ1杯程度のみりん、もしくはお酒を加えてみてください。お米の甘みとツヤが増して、ワンランク上の炊きあがりになりますよ。ぜひお試しください!

これらのコツを実践するだけで、マイコン炊飯器のポテンシャルを最大限に引き出すことができるはずです。

おすすめのマイコン炊飯器3選

ここでは、私がお店でお客様にご案内する中でも、特に「これはコストパフォーマンスが高いな」と感じるおすすめのマイコン炊飯器を3つご紹介しますね。

1. 山善 マイコン式炊飯器 1.5合炊き YJG-M150

一人暮らしの方に絶大な人気を誇るのが、このコンパクトな炊飯器です。0.5合から炊けるので、文字通り「お茶碗一杯分」だけ炊きたい、というニーズに応えてくれます。

デザインもシンプルでおしゃれなので、キッチンに置いても邪魔にならないのが良いですね。保温や予約機能など、必要最低限の機能はしっかり備わっているのも嬉しいポイントです。

2. シャープ 炊飯器 3合 マイコン KS-CF05B

「安くても、機能には少しこだわりたい」という方におすすめなのがこちら。厚釜を採用していて、お米の芯までふっくら炊き上げる工夫がされています。

多彩な炊飯メニューも魅力で、玄米や雑穀米はもちろん、なんとパンまで焼ける機能が付いているんです。自炊のレパートリーが広がりそうですよね。

3. タイガー魔法瓶 炊飯器 5.5合 マイコン JBH-G101W

ご家族向けでコスパの良いマイコン炊飯器を探しているなら、タイガーのこのモデルが定番です。「黒遠赤厚釜」で炊きムラを抑え、ふっくらしたごはんを炊き上げてくれます。

さらに「調理メニュー」が搭載されているので、材料を入れてボタンを押すだけでシチューなどの煮込み料理も作れる優れものです。忙しい日の食卓を助けてくれる一台ですね。

どれも人気のモデルなので、もし見かけたらぜひチェックしてみてください。ご自身の炊く量や欲しい機能に合わせて選ぶのが良いと思います。

炊飯容量で選ぶのが基本

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炊飯器を選ぶ上で、デザインや機能の前に、まず決めなければいけない最も重要なポイント。それが炊飯容量です。

どれだけ高機能な炊飯器でも、家族の人数に合わない容量を選んでしまうと、毎日の炊飯がとても不便になってしまいます。大きすぎても電気代がもったいないですし、小さすぎると何度も炊く手間がかかりますからね。

一般的な目安は以下の通りです。

炊飯容量人数の目安おすすめな人
3合炊き1~2人一人暮らしや二人暮らしの方
5.5合炊き3~5人ファミリー層に最も一般的なサイズ
一升炊き(10合)6人以上大家族や、食べ盛りのお子さんがいるご家庭

ここでワンポイントアドバイスです!

炊飯器は、最大容量で炊くよりも、7~8割程度の量で炊くのが一番美味しく炊けると言われています。お弁当などで多めに炊くことも考えて、「いつも炊く量+α」の少し余裕を持ったサイズを選ぶのが、失敗しないコツですよ。

例えば毎日3合炊くご家庭なら、3合炊きではなく5.5合炊きを選ぶ、といった具合ですね。まずはご自身の家庭で一度にどれくらいのごはんを炊くことが多いか、考えてみてください。

お手入れのしやすさも重要ポイント

炊飯器は毎日使うものだからこそ、お手入れのしやすさは絶対に無視できないポイントです。せっかく買ったのに、洗うのが面倒で使うのが億劫になってしまったら悲しいですよね。

購入前にチェックしてほしいのは、主に以下の2点です。

1. 内蓋が取り外して丸洗いできるか

ごはんを炊くと、内蓋にはデンプンなどが付着して意外と汚れます。ここが取り外せないと、拭き掃除しかできず、衛生的に少し気になりますよね。

最近のモデルはほとんどが取り外し可能ですが、念のため確認しましょう。簡単に着脱できるかどうかも触ってみると良いですね。

2. 洗うパーツはいくつあるか

高機能な炊飯器ほど、内蓋の他に蒸気口のパーツなど、洗う部品が多くなる傾向があります。マイコン炊飯器は比較的パーツが少なく、「内釜」と「内蓋」の2点だけ、というシンプルなモデルが多いのが魅力です。

毎回のことなので、この手間は結構大きな差になってくると思います。「とにかく楽なのが一番!」という方は、できるだけパーツの少ない炊飯器を選ぶことをおすすめします。

特に炊き込みごはんを作った後などは、ニオイが残りやすいのでしっかり洗いたいですよね。お手入れのしやすさも、長く快適に使うための大切な性能の一つだと私は思います。

総括:マイコン炊飯器とは何かを理解

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • マイコン炊飯器は釜の底にあるヒーターで加熱するシンプルな炊飯器
  • IH炊飯器は電磁力で釜全体を発熱させる高火力な炊飯器
  • 圧力IHはIHに圧力機能を加え、より甘みともちもち感を引き出す上位モデル
  • マイコン炊飯器の最大のメリットは価格の手頃さ
  • その他にも消費電力が少ない、コンパクト、お手入れが楽といった長所がある
  • デメリットはたくさん炊くと炊きムラが出やすいこと
  • マイコンとIHの電気代に大きな差はない
  • 節約するなら保温時間を見直すのが効果的
  • 「マイコンだからまずい」わけではなく、少量炊きなら美味しく炊ける
  • 食感はマイコンが「ふんわり」、IHが「しゃっきり」になる傾向がある
  • 一人暮らしでコストを抑えたいならマイコン炊飯器がおすすめ
  • コスト重視、少量炊き、味に強いこだわりがない人ならマイコンで充分満足できる
  • 美味しく炊くコツは「しっかり吸水」と「炊きあがりのほぐし」
  • 炊飯器選びで最も重要なのはライフスタイルに合った「炊飯容量」を選ぶこと
  • 毎日使うものだから「お手入れのしやすさ」も忘れずにチェックする

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