コード式掃除機を探しているけれど、どれが本当に使えるのか分からなくて困っていませんか?
最近はコードレス掃除機が人気ですが、実はコード式には吸引力の強さや安定した稼働時間など、見逃せないメリットがたくさんあるんです。
でも選ぶ時には、サイクロン式と紙パック式のどちらが自分に合っているのか、キャニスター型が本当に必要なのか、軽量モデルと静音性のどちらを優先すべきか、悩むポイントも多いですよね。
さらに寿命やデメリットについても、購入前にしっかり理解しておきたいところです。
私は家電量販店で長年働いてきた中で、お客様から数え切れないほどの掃除機に関する相談を受けてきました。その経験から言えるのは、コード式最強モデルを選ぶには、単純にパワーだけでなく、ご自身のライフスタイルに合った機能を見極めることが何より大切だということです。
この記事では、コード式掃除機の選び方から各タイプのメリットとデメリット、そして本当におすすめできる最強モデルまで、あなたの掃除機選びに必要な情報をすべてお伝えします!
最強のコード付き掃除機の選び方

- コードレスとコードありどっちがいい?
- それぞれのメリット・デメリットを比較
- 吸引力に着目
- 寿命と買い替え時
- 軽量モデルの魅力
- 夜でも安心な静音性
- コスパで選ぶならサイクロン式
- ゴミ捨てが衛生的な紙パック式
- 広い部屋に最適なキャニスター型
まずは、あなたにぴったりの一台を見つけるための「選び方」から見ていきましょう。
掃除機選びで大切なポイントはいくつかありますが、ご自身のライフスタイルや住環境を思い浮かべながら読み進めていただくと、理想の掃除機がきっと見つかるはずです。
コードレスとコードありどっちがいい?
最近はコードレス掃除機が本当に人気ですよね。手軽で使いやすいイメージが強いので、お店でも「コードレスで探しているんです」というお声をよくいただきます。一方で、昔ながらのコード付き掃除機にも、コードレスにはない魅力がたくさんあるんですよ。
一番大きな違いは、やはり電源の供給方法です。コード付きはコンセントから直接電力を得るため、パワフルな吸引力が安定して続きます。広いお家を隅々まで一気に掃除したい時や、週末にまとめてしっかり掃除する方には、バッテリー切れの心配がないコード付きがとても便利だと思います。
対してコードレスは、充電式バッテリーで動くので、コードの届く範囲を気にする必要がありません。気になった時にサッと取り出して使える手軽さが最大の魅力で、階段や車の中など、コンセントがない場所の掃除にも大活躍します。
どちらが良い・悪いということではなく、「どんな風にお掃除したいか」で最適なタイプが変わってくるんです。まずは、ご自身がお掃除に何を一番求めるかを考えてみるのが、失敗しない掃除機選びの第一歩になりますね。
それぞれのメリット・デメリットを比較
コード付きとコードレス、それぞれの特徴が分かったところで、メリットとデメリットをもう少し詳しく見ていきましょう。情報を整理すると、ご自身にどちらが合っているか判断しやすくなると思います。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
コード付き | ・吸引力が強く、安定している ・バッテリー切れの心配がない ・比較的、本体価格が安いモデルが多い ・バッテリー交換のコストがかからない | ・コードが邪魔になることがある ・コンセントの差し替えが必要 ・本体が重いモデルが多い ・収納に場所を取る傾向がある |
コードレス | ・コードがないので手軽に掃除できる ・持ち運びが楽で、階段や車内掃除も簡単 ・コンパクトで収納しやすい ・デザイン性が高いモデルが多い | ・充電が必要で、稼働時間に制限がある ・コード付きに比べて吸引力が弱い場合がある ・バッテリーが劣化すると交換費用がかかる ・広い範囲の掃除には不向きなことも |
このように並べてみると、違いがはっきりしますよね。
例えば、「吸引力と長時間の稼働」を重視するならコード付き、「手軽さと収納のしやすさ」を優先するならコードレス、というように、ご自身の希望に合わせて選んでいただくのがおすすめです。
どちらのタイプにも良い点と少し気になる点があるので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、最適な一台を選んでみてくださいね。
吸引力に着目

コード付き掃除機の最大の魅力は、なんといってもそのパワフルな吸引力ですよね。
掃除機の吸引力の強さは「吸込仕事率」という指標で表され、単位は「W(ワット)」で示されます。この数値が大きいほど、ゴミを吸い込む力が強いということになるんです。
一般的な目安として、キャニスター型なら300W~500W程度、コード付きのスティック型でも100W前後あると、かなりパワフルだと言えます。
ペットの毛やカーペットの奥に入り込んだホコリもしっかり吸い取りたい場合は、この数値を参考に選ぶと失敗が少ないと思います。
吸引力が強すぎるときの注意点
ただし、吸引力は強ければ強いほど良い、というわけでもないんです。特にフローリングの場合、パワーが強すぎるとヘッドが床に張り付いてしまって、かえって動かしにくくなることがあります。
パワーを調節できる機能が付いているモデルを選ぶと、場所に合わせて快適にお掃除できるのでおすすめですよ。
吸引力は掃除機の心臓部とも言える大切な性能です。ただ、カタログの数値だけを見るのではなく、パワー調節機能の有無や、実際に使う床材との相性も考えて選ぶことが、満足のいくお掃除につながる嬉しいポイントですね。
寿命と買い替え時
毎日使う掃除機だからこそ、どれくらい長く使えるのかは気になるところですよね。掃除機の寿命は、種類によって少し違いがあるんです。
一般的に、コード付きの紙パック式やサイクロン式の掃除機は、構造が比較的シンプルなため長持ちする傾向にあり、平均的な寿命は7年~10年ほどと言われています。
モーターの性能が昔から安定しているのが大きいですね。
一方、コードレス掃除機はバッテリーの寿命が大きく影響し、毎日使うと2~3年でバッテリーの持ちが悪くなったと感じる方もいらっしゃいます。本体自体は5年以上使えるものが多いですが、バッテリー交換が必要になる点は覚えておきたいポイントです。
では、どんな症状が出たら買い替えを検討すべきなのでしょうか?
- 電源が入らない、または途中で止まることが増えた
- 使用中に本体が異常に熱くなる
- 焦げたような異臭がする
- 以前にはなかった大きな異音がする
- 吸引力が明らかに落ち、フィルター掃除をしても改善しない
- コードを巻き取る力が弱くなった(コード付きの場合)
特に本体の発熱や焦げたニオイは、モーターが寿命を迎えているサインかもしれません。そのまま使い続けると思わぬ事故につながる可能性もあるため、早めの買い替えをおすすめします。
愛着のある掃除機も、安全に使えることが一番大切ですね。
軽量モデルの魅力

掃除機がけって、実は結構な重労働ですよね。特に階段のあるお家だと、重い掃除機を持って上り下りするのは本当に大変だと思います。
だからこそ、最近は本体の軽さを重視して選ばれる方がとても増えています。
コード付き掃除機というと「重い」というイメージがあるかもしれませんが、最近のモデルは驚くほど軽量化が進んでいるんですよ。特にキャニスター型の場合、本体質量が2kg台のものも珍しくありません。
本体は床を転がしながら使うので、手元にかかる重さはホースとヘッドだけ。実際に持ってみると、その軽さに驚かれるお客様も多いです。
以前、2階建てのお家に住むお客様が「階段掃除がとにかく大変で…」と相談に来られたことがありました。その時におすすめしたのが、本体質量2.2kgの軽量キャニスター型でした。後日、「掃除が本当に楽になった!」と嬉しそうに報告に来てくださったのが、私にとっても嬉しい思い出です。
スティック型であれば、さらに軽い1.5kg前後のモデルが人気です。片手でもスイスイ操作できるので、気になった時にサッと掃除を始められます。
掃除のハードルがぐっと下がるので、こまめにキレイを保ちたい方には軽量モデルがぴったりじゃないでしょうか。毎日のことだからこそ、少しでも楽に使えるものを選びたいですよね。
夜でも安心な静音性
お仕事などで日中は忙しく、掃除機をかけるのが夜になってしまうという方も多いのではないでしょうか?
そんな時に気になるのが、掃除機の運転音ですよね。特に集合住宅にお住まいの場合、周りへの配慮は欠かせません。
掃除機の運転音の大きさは「dB(デシベル)」という単位で表されます。数値が小さいほど音が静かだということになります。
一般的な掃除機の運転音は60dB~70dBくらいのものが多いですが、これは「普通の会話」や「テレビの音」くらいの大きさです。
静かな掃除機を探すなら、運転音が60dB以下のモデルを目安にすると良いと思います。
-
50dB静かな事務所、家庭用クーラーの室外機
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60dB普通の会話、テレビの音
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70dBセミの鳴き声、騒々しい街頭
最近では、静音性を重視したモデルもたくさん出ています。メーカーによっては「静音モード」や「サイレントモード」といった、一時的に運転音を抑える機能を搭載しているものもあります。これなら、赤ちゃんがお昼寝している間や、夜遅い時間でも、気兼ねなくお掃除ができますね。
掃除機をかける時間帯が不規則になりがちな方は、ぜひこの「静音性」もチェックしてみてください。
コスパで選ぶならサイクロン式
「掃除機を買った後のランニングコストも気になる」という方には、サイクロン式の掃除機がおすすめです。
サイクロン式は、吸い込んだゴミと空気を遠心力で分離させて、ダストカップにゴミを溜めていく仕組みになっています。
最大のメリットは、紙パックが不要なこと。
紙パックを買い替える手間もコストもかからないので、とても経済的なんです。ダストカップに溜まったゴミを捨てるだけなので、思い立った時にすぐお掃除を始められます。また、ゴミが溜まっても吸引力が落ちにくいという特長も嬉しいポイントですね。
一方で、少し気をつけたい点もあります。
それは、ゴミを捨てる時に細かいホコリが舞いやすいこと。アレルギーが気になる方や、衛生面を重視する方は少し注意が必要かもしれません。
そして、パワフルな吸引力を保つためには、ダストカップやフィルターの定期的なお手入れが欠かせません。水洗いできるモデルが多いので、お手入れ自体は難しくありませんが、少し手間がかかると感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
経済性と吸引力の持続を重視するなら、サイクロン式はとても魅力的な選択肢だと思います。
ゴミ捨てが衛生的な紙パック式
「ゴミを捨てる時にホコリが舞うのはちょっと…」
「できるだけゴミに触れたくない」
そんな衛生面を重視する方には、昔ながらの紙パック式が根強い人気を誇ります。
紙パック式の最大のメリットは、なんといってもその手軽さと清潔さです。ゴミが溜まった紙パックをそのまま取り出して、ポイっとゴミ箱に捨てるだけ。
ゴミがパックの中に密封されているので、ホコリが舞い散る心配がほとんどありません。アレルギーをお持ちの方や、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使えるのは、とても大きな魅力ですよね。
紙パック式の注意点
ただし、定期的に紙パックを購入する必要があるため、ランニングコストがかかります。また、紙パックにゴミが溜まってくると、空気の通り道が塞がれて吸引力が少しずつ落ちてきてしまうという点も、覚えておくと良いでしょう。嫌なニオイの原因になることもあるので、こまめな交換が大切です。
お手入れの手間をできるだけ減らしたい、ゴミ捨てはとにかく簡単で衛生的な方がいい、という方には紙パック式がぴったりです。サイクロン式とどちらが良いか、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
広い部屋に最適なキャニスター型
リビングが広いお家や、一部屋一部屋をしっかり時間をかけてお掃除したい方には、キャニスター型の掃除機がおすすめです。
キャニスター型は、車輪が付いた本体部分と、ゴミを吸い取るヘッド部分が長いホースで繋がっている、昔からおなじみのタイプですね。
このタイプの最大の強みは、やはり吸引力の強さとゴミを溜められる容量の大きさです。大きなモーターを搭載できるので非常にパワフル。お部屋の隅々まで、一度の掃除でしっかりとゴミを吸い取ってくれます。
またダストボックスや紙パックの容量が大きいので、頻繁にゴミ捨てをする必要がないのも嬉しいポイントです。
重い本体部分は床に置いたまま、手元は軽いホースとヘッドだけを動かして操作するので、腕への負担が少ないのも特長です。最近では本体がかなり小型化・軽量化されたモデルも増えていて、小回りも効くようになっています。
収納スペースが少し必要になる点や、掃除中に本体が家具にぶつからないように気を使う必要はありますが、安定したパワーで広範囲を効率よく掃除したいというニーズには、キャニスター型が最適解と言えるでしょう。
これが最強!おすすめのコード付き掃除機

- 本当に使えるコード式最強モデルはこれ
- 人気のスティック型おすすめモデル
- 用途が広がるハンディ型おすすめモデル
さて、ここからは選び方のポイントを踏まえて、具体的におすすめのコード付き掃除機をご紹介していきますね。
私がこれまで見てきた中で「これは本当に使いやすい!」と感じたモデルや、お客様からの評判が特に良かったモデルを厳選しました。あなたの掃除機選びの参考にしていただけると嬉しいです。
本当に使えるコード式最強モデルはこれ
「結局、どれが一番いいの?」という声が聞こえてきそうですね。
数あるコード付き掃除機の中でも、パワー、使いやすさ、お手入れのしやすさといった総合力で「これは最強!」と自信を持っておすすめできるのが、日立のキャニスター型掃除機です。
特におすすめしたいのが「かるパック」シリーズ。その名の通り、本体がとても軽いのが特徴で、女性でも片手でひょいと持ち上げられるモデルもあります。それでいて、吸込仕事率は600Wを超えるような驚きのパワーを秘めているんです。
この「軽さ」と「強烈なパワー」の両立は、日立ならではの技術力の高さを感じますね。
さらに、ヘッドの性能も素晴らしいんです。「ごみハンターヘッド」という機能が付いていて、床の材質に合わせてパワーやブラシの回転数を自動で調整してくれます。
フローリングでは優しく、カーペットでは力強く、といったように賢くお掃除してくれるので、電気代の節約にもつながります。細かいところですが、こういう機能があると毎日の掃除がぐっと楽になりますよね。
パワーを求めるけれど、使いやすさも妥協したくない、という方にぴったりの一台だと思います。
人気のスティック型おすすめモデル
「手軽さも欲しいから、スティック型がいいな」という方には、コード付きのスティッククリーナーもおすすめです。コードレスのような手軽さを持ちながら、コード付きならではのパワフルな吸引力と長時間の運転が可能という、まさに”良いとこ取り”のタイプなんです。
中でも人気が高いのが、アイリスオーヤマの「キャニスティッククリーナー KIC-CSP5」です。
スティック型なのに紙パック式という、ちょっと珍しいタイプ。サイクロン式のお手入れが苦手な方でも、手軽に使えるのが嬉しいポイントですね。

自走式のパワーヘッドが付いているので、軽い力でスイスイ進んでくれますし、ホコリを感知するセンサーでゴミの量を教えてくれる機能もとても便利です。これ一台でハンディクリーナーとしても使えるので、家中まるごとお掃除できます。
もう一つ、シンプルで使いやすいと評判なのがツインバードのサイクロンスティック型クリーナー「TC-E124」です。
お手頃な価格帯ながら、吸込仕事率100Wとパワフル。それでいてデザインもスタイリッシュなので、一人暮らしの方や、2台目の掃除機としても選ばれることが多いモデルですね。

コード付きスティッククリーナーは、「メインで使えるパワフルさ」と「サブ機のような手軽さ」を兼ね備えた、非常にバランスの取れた掃除機だと言えるでしょう。
用途が広がるハンディ型おすすめモデル
お部屋全体の掃除というよりは、「ちょっとした食べこぼし」や「車の中を掃除したい」といった、ピンポイントな用途で掃除機を使いたい方には、コード付きのハンディクリーナーがとても便利です。
コードレスのハンディクリーナーも手軽で良いのですが、いざ使おうと思った時に充電が切れていたり、吸引力が物足りなかったり…なんて経験はありませんか?
その点、コード付きならいつでもパワフル。特に車の中のように、砂や小石など、細かいけれど重さのあるゴミが多い場所では、その吸引力が大活躍します。
モデルとしては、ツインバードの「HC-EB54B」がおすすめです。
吸込仕事率が200Wと、ハンディタイプとは思えないほどの強力なパワーを持っています。豊富なアタッチメントが付いているので、シートの隙間やフロアマットなど、場所に合わせて使い分けられるのも魅力。約6mの長い電源コードで、コンセントから離れた場所でも楽々お掃除できます。

また、スティッククリーナーに付属しているハンディ機能を活用するのも賢い選択です。
先ほどご紹介したアイリスオーヤマの「KIC-CSP5」のように、1台で2役こなせるものを選べば、収納場所にも困りません。一家に一台あると、お掃除の幅がぐっと広がるアイテムだと思います。
総括:最強のコード付き掃除機選び
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。