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ルンバの使い方完全ガイド!基本から応用までを家電店員が徹底解説

ルンバ 使い方1 メーカー・ブランド

「憧れのルンバを買ったけど、どうやって動かすの?」
「ボタンがたくさんあって難しそう…」
そんな風に思っていませんか?

私も家電量販店で働いていると、お客様からルンバの使い始めの方法についてよくご質問をいただきます。ボタン一つのシンプルな操作から、アプリを使った賢い便利機能まで、ルンバにはたくさんの魅力が詰まっているんです。

でも、その多機能さゆえに、使いこなせるか不安に感じる方も少なくないんですよね。特に、Wi-Fiなしでも使えるのか、散らかった部屋では使えないのか、といった疑問は多いようです。

また、バーチャルウォールやライトハウスといったアクセサリーの使い方が分からなかったり、コンボエッセンシャルのような水拭き機能付きモデルで床用洗剤は使えるのか、という専門的なご質問もいただきます。

スポットボタンやリモコンの操作、最適なルンバ比較のコツまで、知りたいことはたくさんありますよね。

この記事では、そんなあなたの疑問を解消するために、ルンバの基本的な使い方からアプリを活用した便利なコツまで、家電店員がプロの視点で分かりやすく解説していきます。

この記事のポイント
  • ルンバの基本的なボタン操作がわかる
  • スマホアプリを使った便利な機能がわかる
  • 水拭き機能やアクセサリーの使い方がわかる
  • 自分に合ったルンバの選び方がわかる
  1. 初心者向け!基本的なルンバの使い方
    1. ルンバの使い始めの方法と準備
      1. 最初にやるべきはフル充電
      2. ホームベースの最適な設置場所
    2. 基本的な使い方 ボタン操作を解説
      1. CLEANボタンが基本のスイッチ
      2. ホームベースに戻す方法
    3. スポットボタンで集中的に掃除
      1. 特定の場所をピンポイントでお掃除
      2. スポットクリーニングの注意点
    4. 付属のリモコンでの動かし方
      1. 手動でルンバをコントロール
      2. リモコンはどんな時に便利?
    5. Wi-Fiなしでも操作はできる?
      1. Wi-Fi接続で広がる便利な世界
      2. 接続は難しくない?
    6. 散らかった部屋では使えない?注意点
      1. ルンバが苦手なものを知っておこう
      2. 片付けの賢いコツ
  2. 応用編!もっと賢いルンバの使い方
    1. アプリでできる便利な遠隔操作
      1. いつでもどこでもお掃除開始
      2. 生活に合わせたスケジュール設定
      3. マッピング機能で掃除をカスタマイズ
    2. バーチャルウォールとライトハウス機能
      1. 2つのモードでエリアを制限
      2. ライトハウス機能とは?
    3. コンボエッセンシャルの水拭き機能
      1. 吸引と水拭きを同時に
      2. モップパッドの着脱でモード切り替え
    4. 水拭きに床用洗剤を使うときの注意
      1. 基本は純正の床用洗剤を
      2. 市販の洗剤を代用するのはOK?
    5. 後悔しないためのルンバ比較ポイント
      1. 清掃能力で選ぶ
      2. ナビゲーション能力(賢さ)で選ぶ
      3. お手入れの手間で選ぶ
    6. 知って得する賢い便利機能とコツ
      1. 汚れを検知する「ダートディテクト機能」
      2. 長く使うためのメンテナンスのコツ
    7. 総括:あなたに合うルンバの使い方

初心者向け!基本的なルンバの使い方

クリーン家電ガイド:イメージ
  • ルンバの使い始めの方法と準備
  • 基本的な使い方 ボタン操作を解説
  • スポットボタンで集中的に掃除
  • 付属のリモコンでの動かし方
  • Wi-Fiなしでも操作はできる?
  • 散らかった部屋では使えない?注意点

まずは、ルンバが届いてから最初にすることや、基本的なボタン操作について見ていきましょう。

実はとっても簡単なので、機械が苦手な方でも大丈夫ですよ。基本的な動かし方をマスターすれば、毎日のお掃除がぐっと楽になります。

ルンバの使い始めの方法と準備

新しいルンバがお家に届いたら、早速動かしたくなりますよね。でも、その前にいくつかやっておきたい大切な準備があるんです。

これをしっかりしておくことで、ルンバが性能を最大限に発揮してくれますし、長く愛用するための第一歩にもなります。

最初にやるべきはフル充電

まず一番大切なのが、使い始める前にバッテリーを完全に充電することです。

ルンバは箱から出した状態だと、バッテリーが十分に入っていません。付属のホームベース(充電ステーション)を設置し、ルンバをセットして充電を開始しましょう。

充電中は本体のランプが点滅や点灯でお知らせしてくれます。機種によって少し異なりますが、ランプが緑色に変わったら充電完了のサインです。

最初の充電は少し時間がかかることもありますが、焦らずにじっくり待ちましょう。しっかりフル充電することで、バッテリーの寿命にも良い影響があるんですよ。

ホームベースの最適な設置場所

次に考えたいのが、ホームベースの設置場所です。ルンバが掃除を終えた後や、バッテリーが少なくなった時に自分で戻るための大切な基地になります。

快適にルンバが戻れるように、設置場所にはいくつかポイントがあります。

ホームベース設置のポイント
ホームベース設置のポイント
壁際に設置し、前方と左右に障害物がない広いスペースを確保する
段差のない平らな床の上に置く
Wi-Fiの電波が届きやすい場所に置く(アプリ連携する場合)

特に、ホームベースの周りに家具や物がたくさんあると、ルンバが帰り道を見つけられずに迷子になってしまうことがあります。できるだけスッキリとした場所に設置してあげるのがおすすめです。

これで、ルンバを動かすための基本的な準備は完了ですね。

基本的な使い方 ボタン操作を解説

準備が整ったら、いよいよルンバを動かしてみましょう。

ルンバの基本的な操作は、本体についているボタンで行います。とてもシンプルなので、誰でもすぐに覚えられますよ。

CLEANボタンが基本のスイッチ

ルンバの操作の中心となるのが、本体の真ん中にある一番大きな「CLEAN」ボタンです。このボタン一つで、ほとんどの基本操作ができてしまうんです。

掃除機操作手順チャート
1
電源を入れる
まずは「CLEAN」ボタンを1回押します。すると、音が鳴ってボタンの周りが点灯し、ルンバが待機状態になります。
2
掃除を開始する
待機状態でもう一度「CLEAN」ボタンを押すと、ルンバが自動で掃除を開始します。部屋の広さや形を認識しながら、効率的なルートで動き回ってくれますよ。
3
一時停止する
掃除の途中で動きを止めたいときは、「CLEAN」ボタンを1回押すとその場で一時停止します。再開したい場合は、もう一度押せばOKです。
4
掃除を終了する
掃除を完全に終わらせたい場合は、一時停止した状態で「CLEAN」ボタンを長押しします。すると、電源がオフになります。

ホームベースに戻す方法

掃除が終わった後や、途中で充電させたくなった場合は、ルンバをホームベースに戻してあげましょう。多くのモデルには、家のマークが描かれた「DOCK」ボタンがついています。このボタンを押すと、ルンバは自動でホームベースを探して戻り、充電を開始します。賢いですよね。

ちなみに、掃除の完了後やバッテリー残量が少なくなった時には、ルンバが自分で判断して自動でホームベースに戻る機能も搭載されています。放っておいても大丈夫なのが、嬉しいポイントですね。

このように、基本的には「CLEAN」ボタンと「DOCK」ボタンだけで、ルンバを自由に動かすことができます。まずはこの2つのボタン操作を覚えて、ルンバのある生活に慣れていきましょう。

スポットボタンで集中的に掃除

全体を掃除するほどではないけれど、「ここだけちょっとキレイにしたいな」ということ、ありますよね。例えば、お菓子をこぼしてしまったり、ペットの毛が一部分に固まっていたり。

そんな時に大活躍するのが「スポットボタン」を使ったスポットクリーニング機能です。

特定の場所をピンポイントでお掃除

スポットボタンは、多くのルンバのCLEANボタンの近くに、丸い的のようなマークで配置されています。この機能を使うと、ルンバを置いた場所を中心に、直径約1メートルほどの範囲を円を描くように集中的に掃除してくれるんです。

使い方はとっても簡単です。

スポット掃除手順
1 キレイにしたい場所の中心にルンバを手で運びます
2 本体の「スポットボタン」を押します

たったこれだけで、ルンバがその場でくるくると回りながら、ゴミを入念に吸い取ってくれます。掃除が終わると、開始した場所で自動的に停止します。わざわざ家全体の掃除機をかける手間が省けるので、本当に便利な機能ですよ。

私もキッチンで粉類をこぼしてしまった時などによく使っています。掃除機を出すのは面倒だけど、ほうきとチリトリだと細かい粉が残りがち…そんな時にスポットクリーニングが本当に役立つんです。

子育て中のご家庭にも、食べこぼしの掃除に便利だとお客様から好評ですね。

スポットクリーニングの注意点

とても便利なスポットクリーニングですが、一つだけ注意点があります。

このモードでは、階段などを検知する段差センサーが作動しないことがあるんです。そのため、階段のすぐそばなど、落下の危険がある場所での使用は避けるようにしてくださいね。

普段の自動清掃と、このスポットクリーニングを使い分けることで、お部屋のキレイさを効率的にキープできます。ぜひ活用してみてください。

付属のリモコンでの動かし方

最近のモデルでは少なくなってきましたが、少し前のルンバには専用のリモコンが付属していることがあります。

もしお持ちのルンバにリモコンがついていたら、ボタン操作だけでなく、ラジコンのようにルンバを操ることもできるんですよ。

手動でルンバをコントロール

リモコンには、本体と同じように「CLEAN」ボタンや「DOCK」ボタンがついていることが多く、離れた場所から掃除の開始や終了、ホームベースへの帰還を指示できます。

ソファに座ったままでも操作できるので、地味に便利ですよね。

さらに、リモコンの大きな特徴が「方向キー」です。矢印が書かれたこのキーを使うと、ルンバを前進させたり、左右に回転させたりと、手動で好きな場所に移動させることができます。

「あそこのゴミだけ吸ってほしいな」という時に、ルンバを直接その場所まで運転していく、なんてことも可能です。

リモコンはどんな時に便利?

アプリでの操作が主流になった今、リモコンの必要性は少し下がったかもしれません。ですが、スマートフォンを持っていないご家族が使ったり、Wi-Fi環境がないお部屋で使ったりする場合には、まだまだ活躍の場面があります。

リモコン操作の注意点
リモコン操作の注意点
リモコンは赤外線で通信しているため、ルンバとの間に壁や大きな家具などの障害物があると、うまく操作できないことがあります。ルンバが見える範囲で使うのが基本ですね。

また、ボタンを押してからルンバが反応するまでに少しタイムラグがあることも。ラジコンのような機敏な動きは期待せず、ゆっくり操作してあげるのがコツです。

もしリモコンが付属していたら、ぜひ一度、この手動操作も試してみてはいかがでしょうか。なんだか愛着が湧いてくるかもしれませんよ。

Wi-Fiなしでも操作はできる?

クリーン家電ガイド:イメージ

「ルンバって、Wi-Fiに繋がないと使えないの?」これは、お客様から本当によく聞かれる質問の一つです。

結論から言うと、Wi-Fiがなくてもルンバの基本的なお掃除機能は全く問題なく使えます。

先ほどご説明したように、本体の「CLEAN」ボタンを押せば、ルンバは自動でお掃除を始めてくれますし、掃除が終わればホームベースに戻ってくれます。スポットクリーニングも使えます。

なので、「インターネットの設定はちょっと苦手…」という方でも、安心して購入していただけますよ。

Wi-Fi接続で広がる便利な世界

ただ、もしご自宅にWi-Fi環境があるなら、ぜひ接続してみることを強くおすすめします。

なぜなら、iRobot HOMEという専用アプリを使うことで、ルンバがもっともっと賢くて便利なパートナーに進化するからなんです。

アプリでできること
アプリでできること(一例)
外出先から掃除をスタート・ストップ
曜日や時間を指定して掃除のスケジュールを設定
掃除した場所をマップで確認(対応モデルのみ)
特定の部屋だけを掃除するように指示(対応モデルのみ)
入ってほしくない場所を進入禁止エリアに設定(対応モデルのみ)

例えば、「平日の午前10時に、誰もいないリビングだけを掃除する」といったスケジュールを組んでおけば、毎日自動で掃除が完了します。

家に帰ってきたら、いつも床がキレイな状態になっているのは、本当に気持ちがいいものですよ。

接続は難しくない?

アプリとの接続設定と聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、実際にはアプリの指示に従って進めていくだけで、意外と簡単に完了します。最初に少しだけ手間をかけるだけで、その後の利便性が格段にアップします。

Wi-Fiがなくても基本機能は使える。でも、Wi-Fiに繋ぐと、ルンバの真価が発揮される。このように覚えておくと良いと思います。ご自身のライフスタイルに合わせて、接続するかどうかを決めてみてくださいね。

散らかった部屋では使えない?注意点

「ルンバを動かす前って、部屋を完璧に片付けないといけないんでしょ?」
これも、ルンバの導入をためらう理由としてよく耳にするお話です。

確かに、ルンバがスムーズに動くためには、ある程度床の上のものを片付ける必要があります。でも、「完璧に」である必要は全くないんです。いくつかのポイントさえ押さえておけば、毎日の片付けの負担も少なく済みますよ。

ルンバが苦手なものを知っておこう

まず、ルンバがどんなものを苦手としているかを知っておくことが大切です。

ルンバ使用時の注意点
細いコード類
スマートフォンの充電ケーブルや、扇風機のコードなどは、ブラシに絡まってしまう一番の原因です。ルンバを動かす前には、床に垂れ下がっていないかチェックしましょう。
薄い布やビニール袋
エコバッグや服、ビニール袋などを吸い込んでしまい、エラーで止まってしまうことがあります。
ペットの排泄物や水気のある場所
これらは故障の原因になりますので、絶対に避ける必要があります。
高さの低い障害物
乗り越えられそうで乗り越えられない、絶妙な高さの家具の脚や敷居などで、立ち往生してしまうことがあります。

片付けの賢いコツ

毎回床のものを全部片付けるのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、「ルンバをスタートさせてから、ルンバが来る前に急いで片付ける」という方法です!

「ルンバが来たー!」と思うと、不思議と片付けのスイッチが入るんですよ。人生と一緒で、見切り発車が大切なんです(笑)

具体的には、床に散らばっているおもちゃや雑誌などは、一時的にソファやベッドの上に避難させるだけでOKです。

ダイニングの椅子も、テーブルの上にあげておくとルンバがテーブルの下を隅々まで掃除しやすくなります。

段差乗り越え能力
2cm程度の段差は乗り越えます
ルンバは最大で2cm程度の段差なら乗り越えることができます。ただ、それ以上の段差や、逆に低すぎる敷居などは苦手な場合があります。ご自宅の環境でうまく動くか不安な場合は、レンタルサービスで試してみるのも一つの手ですよ。

「ルンバのために少しだけ床を広くしてあげる」くらいの気持ちで、気軽に付き合っていくのが長続きのコツだと思います。

応用編!もっと賢いルンバの使い方

クリーン家電ガイド:イメージ
  • アプリでできる便利な遠隔操作
  • バーチャルウォールとライトハウス機能
  • コンボエッセンシャルの水拭き機能
  • 水拭きに床用洗剤を使うときの注意
  • 後悔しないためのルンバ比較ポイント
  • 知って得する賢い便利機能とコツ

基本的な操作に慣れたら、次はもっとルンバを便利に使いこなすための応用編です。

スマートフォンアプリやアクセサリーを使えば、まるで専属のお掃除アシスタントのように、あなたのライフスタイルに合わせて働いてくれますよ。

アプリでできる便利な遠隔操作

先ほど少し触れましたが、ご自宅にWi-Fi環境があるなら、スマートフォンアプリ「iRobot HOME」を使わない手はありません。

このアプリを連携させることで、ルンバはただの掃除機から、一気にスマート家電へと進化します。

いつでもどこでもお掃除開始

アプリの最も基本的な機能は、外出先からでもルンバの操作ができることです。

例えば、急な来客が決まった時に、会社からルンバに掃除を指示しておく。家に帰る頃には、キレイなリビングがあなたを迎えてくれます。

掃除の状況もアプリで確認できるので安心ですね。

生活に合わせたスケジュール設定

私が特に便利だと感じているのが、スケジュール機能です。曜日と時間を設定しておけば、毎週その時間になるとルンバが自動で掃除を開始してくれます。

「月・水・金の朝10時にリビングと廊下を掃除」
「週末の土曜の午後に全部屋を掃除」
こんな風に、ご家庭の生活リズムに合わせて細かく設定が可能です。

掃除のことをすっかり忘れていても、ルンバが黙々と働いてくれる。これぞまさに、時短家事の真骨頂じゃないでしょうか。

マッピング機能で掃除をカスタマイズ

上位モデルのルンバには、「スマートマッピング機能」が搭載されています。これは、ルンバが何度か走行するうちに家の間取りを学習し、アプリ上に地図を作成してくれるという優れもの。

この地図を使えば、

エリア指定掃除機能
「キッチンだけ掃除して」と部屋単位で指示する
ペットのケージ周りなど「このエリアには入らないで」と進入禁止エリアを設定する
「食後にテーブルの下だけ」と特定のエリアを指定して掃除する

といった、プロのような細かい指示が出せるようになります。ルンバがどんどん賢くなっていく様子は、見ていてとても楽しいですよ。

他にも、掃除が終わった場所を地図で報告してくれたり、エラーが起きた場所を教えてくれたりと、アプリの機能は盛りだくさんです。

ルンバの性能を100%引き出すためにも、ぜひアプリ連携を活用してみてください。

バーチャルウォールとライトハウス機能

「ルンバに入ってきてほしくない場所があるんだけど…」そんな時に活躍するのが、「デュアルバーチャルウォール」というアクセサリーです。

これは、目に見えない赤外線の壁を作って、ルンバの進入を防いでくれる便利なアイテムなんです。

2つのモードでエリアを制限

デュアルバーチャルウォールには、2つのモードがあります。

バーチャルウォールモード
1. バーチャルウォールモード
スイッチをこちらに合わせると、最大で約3メートル先まで、直線の見えない壁を作ります。部屋の入り口や、通り抜けてほしくない場所に置くことで、ルンバはその先へ進まなくなります。開け放しておきたいドアの前に置く、といった使い方ができますね。
2. ヘイローモード
こちらは、本体を中心に半径約60cmの円形の進入禁止エリアを作ります。ペットの水飲み場やエサ皿、倒れやすい花瓶などを守りたい時にとても便利です。そのものの周りにバリアを張るようなイメージですね。

j7シリーズ以降は非対応

注意点として、カメラで障害物を認識する「ルンバ j7」シリーズ以降の上位モデルでは、このバーチャルウォールは使用できません。これらのモデルでは、アプリのマップ上で進入禁止エリアを設定する方式になっています。

ライトハウス機能とは?

少し古いモデル(800シリーズの一部など)には、「ライトハウス機能」というものがありました。

これは、バーチャルウォールと似た機器を使い、「一部屋目の掃除が終わったら、次の部屋へ移動してよし」と、ルンバを順番に部屋移動させるための機能でした。

現在のマッピング機能付きルンバは、自分で部屋を認識して効率よく掃除してくれるので、このライトハウス機能はなくなりました。

もし中古などで古いモデルを検討する際には、こんな機能もあったんだな、と頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。

コンボエッセンシャルの水拭き機能

最近のルンバで人気なのが、吸引掃除と水拭きが1台でできる「コンボ」シリーズです。

その中でも「ルンバ コンボ エッセンシャル」は、比較的手に取りやすい価格で水拭き機能を試せるモデルとして注目されています。

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吸引と水拭きを同時に

コンボシリーズの最大の魅力は、ゴミを吸い取りながら、同時に床の拭き掃除まで行ってくれることです。

フローリングのザラザラ感や、素足で歩いた時の皮脂汚れもスッキリさせてくれるので、掃除後の爽快感が違います。

掃除機がけと拭き掃除を一度に終わらせられるのは、本当に時短になりますよね。

モップパッドの着脱でモード切り替え

コンボエッセンシャルの場合、水拭きをするには専用のモップパッドを取り付ける必要があります。使い方はとてもシンプルです。

モップ機能セットアップ手順
1 モップパッドを水で濡らし、固く絞ります。
2 ルンバ本体のダストボックスに水を入れてセットします。
3 濡らしたモップパッドを本体裏側に取り付けます。

これで水拭きモードの準備は完了です。

逆に、水拭きをせずに吸引だけにしたい場合は、モップパッドを取り外せばOKです。この着脱によって、吸引のみか、吸引+水拭きかを切り替える仕組みになっています。

お客様からは「カーペットがある部屋ではどうすれば?」という質問をよくいただきます。

コンボエッセンシャルの場合、カーペットを自動で避ける機能はないので、水拭きをする際はカーペットのないお部屋で使うか、一時的にカーペットをめくっておくなどの工夫が必要になりますね。

上位モデルになると、カーペットを検知して自動でモップを持ち上げる機能がついているものもありますよ。

まずは水拭き機能がどんなものか試してみたい、という方には、このコンボエッセンシャルはとても良い選択肢だと思います。

水拭きに床用洗剤を使うときの注意

クリーン家電ガイド:イメージ

ルンバのコンボシリーズで水拭きをする時、「もっと床をサッパリさせたいから、洗剤を使ってもいいの?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

フローリングのベタつきなどが気になる時には、特にそう思いますよね。

基本は純正の床用洗剤を

結論から言うと、アイロボット社からは「iRobot 床用洗剤」という純正の専用洗剤が販売されています。マジックリンとのコラボレーションで開発されたもので、ルンバでの使用が公式に認められています。これを使えば、さわやかな香りと共に、床をスッキリと拭き上げてくれます。

使い方は、給水タンクに規定量の洗剤を入れ、その後、指定の位置まで水を入れるだけ。とても簡単ですね。

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使用できないモデルもあるので注意!

この純正洗剤ですが、残念ながらすべてのコンボシリーズで使えるわけではありません。「ルンバ コンボ エッセンシャル」や、最上位モデルの「ルンバ Combo 10 Max」など、一部の機種は非対応となっています。

購入する際は、必ずご自身のルンバが対応機種に含まれているか、公式サイトなどで確認してください。

市販の洗剤を代用するのはOK?

「純正品は少し高いから、市販の床用洗剤で代用できない?」という声もよく聞かれます。ウタマロクリーナーやマイペットなどを薄めて使っている、という口コミも見かけますよね。

ただ、これは公式では推奨されていない使い方であり、自己責任で行う必要があります。

市販の洗剤は、ルンバ内部の部品を傷めたり、詰まりを引き起こしたりする可能性があります。もし故障してしまった場合、メーカー保証の対象外となってしまうことも考えられます。

長く安心してルンバを使い続けるためにも、洗剤を使用する場合は、できるだけ対応機種を確認した上で純正品を使うのが一番のおすすめです。

もし市販品を試す場合は、ごく少量から、そして使用後はタンクを念入りに洗浄することを忘れないでくださいね。

後悔しないためのルンバ比較ポイント

ここまで色々な機能をご紹介してきましたが、「結局、自分にはどのルンバが合っているの?」と迷ってしまいますよね。私も店頭でご案内する際に、お客様のライフスタイルを伺いながら、最適な一台を一緒に探していきます。

ここでは、後悔しないためのルンバ選びの比較ポイントをいくつかご紹介しますね。

清掃能力で選ぶ

まず基本となるのが、どれだけキレイにしてくれるか、という清掃能力です。

  • 吸引力: カーペットやラグを敷いているご家庭、ペットを飼っているご家庭では、吸引力が高い上位モデルがおすすめです。
  • メインブラシ: ゴム製の「デュアルアクションブラシ」を搭載したモデルは、毛が絡まりにくくお手入れが楽なので人気があります。
  • 水拭き機能: フローリングの床が多いなら、水拭きができるコンボシリーズがおすすめです。さらに、カーペットを自動で避ける「パッドリフティング機能」があると、さらに便利ですよ。

ナビゲーション能力(賢さ)で選ぶ

部屋の間取りや家具の多さに合わせて、ルンバの「頭の良さ」を選ぶことも重要です。

  • マッピング機能: 複数の部屋を効率よく掃除してほしい、部屋を指定して掃除したい、という場合には、カメラやセンサーで間取りを学習するマッピング機能は必須です。
  • 障害物回避機能: 床に物が多い、ペットがいる、というご家庭では、コードやスリッパ、ペットの排泄物などを賢く避けてくれる障害物回避機能があると、事前の片付けがぐっと楽になります。

お手入れの手間で選ぶ

掃除の手間を究極まで減らしたいなら、お手入れのしやすさもチェックしましょう。

  • 自動ゴミ収集機能: 掃除が終わるたびに、ルンバ本体のゴミを自動でクリーンベース(充電ステーション)に吸い上げてくれる機能です。数か月間ゴミ捨てが不要になるので、本当に楽ですよ。
  • 自動モップ洗浄・乾燥機能: 水拭き機能付きの最上位モデルには、汚れたモップを自動で洗浄し、乾燥までしてくれるものもあります。
シリーズおすすめな人主な特徴
Roomba Maxシリーズ機能性を最重視し、掃除を完全に任せたい人最高の吸引力・障害物回避・自動ゴミ収集・自動モップ洗浄などフル搭載
Roomba Plusシリーズ機能と価格のバランスを重視する人高い清掃能力とマッピング機能、モデルにより自動ゴミ収集など
Roombaシリーズまずはルンバを試してみたい、コスパ重視の人基本的な清掃機能とマッピング機能を備えたエントリーモデル

ご自身の住環境や、どこまでお掃除を自動化したいかを考えながら、これらのポイントを比較検討してみてくださいね。

知って得する賢い便利機能とコツ

基本的な使い方や選び方がわかったところで、最後に、知っているとルンバをもっと便利に使える機能や、長く快適に使うためのコツをいくつかご紹介します。

ルンバとの生活が、さらに快適になりますよ。

汚れを検知する「ダートディテクト機能」

実はルンバには、ゴミや汚れが多い場所をセンサーで自動的に検知する「ダートディテクトテクノロジー」という機能が搭載されています。

この機能が作動すると、ルンバは汚れが集中している場所をキレイになったと判断するまで、同じ場所を何度も集中的に往復してくれるんです。

玄関マットの周りや、ダイニングテーブルの下など、ゴミが溜まりやすい場所でこの機能が働いているのを見ると、「お、頑張ってるな」と感心してしまいます。

特別な設定は不要で、すべてのルンバに搭載されている賢い機能です。

長く使うためのメンテナンスのコツ

ルンバに長く元気に働いてもらうためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。と言っても、そんなに難しいことはありません。

ルンバメンテナンス項目
ダストボックスのゴミ捨て
自動ゴミ収集機能がないモデルは、掃除が終わるたびにゴミを捨てるのが理想です。ゴミが満杯だと吸引力が落ちてしまいます。
ブラシの掃除
特に髪の毛やペットの毛が絡まりやすい部分です。週に1回程度、付属のツールなどを使ってキレイにしてあげましょう。
フィルターの清掃
フィルターが目詰まりすると、これも吸引力低下の原因になります。週に1回、ゴミをはたき落とすだけでも効果があります。フィルターは水洗いできないので注意してくださいね。
センサー類を拭く
本体裏側にある段差センサーなどが汚れていると、誤作動の原因になります。月に1回程度、乾いた布で優しく拭いてあげましょう。

最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば数分の作業です。「いつもありがとう」という気持ちでお手入れしてあげると、ルンバもきっと喜んでくれますよ。

まるでペットみたいで、愛着が湧いてくるから不思議ですよね。

これらの機能を理解し、ちょっとしたコツを実践するだけで、あなたのルンバは最高のパフォーマンスを発揮し続けてくれるはずです。

総括:あなたに合うルンバの使い方

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • ルンバの使い始めはホームベースを設置しフル充電から
  • 基本操作は本体のCLEANボタンで開始・停止ができる
  • スポットボタンを使えば特定の場所だけ集中掃除が可能
  • Wi-Fiがなくても基本的な掃除機能は使える
  • Wi-Fiに接続しアプリを使えば遠隔操作やスケジュール設定ができて便利
  • 上位モデルは家の間取りを学習するマッピング機能が賢い
  • 床のコードや薄い布などルンバが苦手なものは事前に片付けるのがコツ
  • デュアルバーチャルウォールを使えば見えない壁で進入を防げる
  • コンボシリーズは吸引と水拭きが1台でできる
  • 水拭きには公式に認められた純正の床用洗剤の使用が推奨される
  • 市販の洗剤の代用は自己責任となり故障のリスクがある
  • 機種選びは清掃能力・賢さ・お手入れの手間の3点が重要
  • 汚れが多い場所を検知するダートディテクト機能が全機種に搭載されている
  • 性能を保つにはダストボックスやブラシの定期的なメンテナンスが大切
  • 自分に合った使い方を見つけることでルンバは最高のパートナーになる

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