「あのマキタの掃除機、ウチにも一台…」そう思ったこと、ありませんか?
プロが現場で使うパワフルさ、確かに魅力的です。
でも、ちょっと待ってください!
「業務用」と「家庭用」、その違いをちゃんと知らずに選んで「こんなはずじゃ…」と失敗したくないですよね?
気になる吸引力の差は?
話題の18Vと40Vの違いって何?
もしかして見落としがちな弱点も…?
この記事では、そんなマキタ掃除機の疑問を徹底的に解明!
噂のハイパワークリーナーの実力も含め、あなたに最適な一台を見つけるための情報をギュッと詰め込みました。
後悔しない掃除機選び、ここから始めましょう!
- 業務用と家庭用の主な違い
- 吸引力やバッテリー選びのヒント
- 知っておくべき注意点や弱点
- 自分に合うモデルを見つけるコツ
マキタ掃除機の業務用と家庭用の違いを徹底解説

マキタ掃除機の業務用と家庭用、具体的にどこが違うのでしょうか。プロの現場で鍛えられた性能を持つマキタですが、家庭で使う上での違いも気になるところです。
ここではまず、基本的な性能や機能の違いから詳しく見ていきましょう。
業務用と家庭用掃除機の違い
マキタの掃除機は、もともと建築現場などでプロが使う「業務用」として開発された背景があります。そのため、家庭用として販売されている一般的な掃除機とは、設計思想にいくつかの違いが見られます。
まず大きな違いとして、業務用モデルはタフな環境での長時間使用を想定している点です。
そのため、耐久性が高く、連続使用時間が長いモデルや、吸引力が非常に強力なモデルが多くラインナップされています。電源方式も、コードレスだけでなく、安定したパワーを供給できるコード式も存在します。
一方、家庭用として人気が出ているモデルは、主にコードレスタイプです。
業務用で培われたパワフルさはそのままに、家庭での取り回しの良さや軽さを重視した設計になっています。ただし、マキタの公式サイトなどでは「家庭用」と明確に区別されているわけではなく、プロ向けの製品を家庭用途で活用しているケースが多いのが実情です。
集じん方式(ゴミの集め方)も、業務用では大容量のカプセル式が好まれる傾向がありますが、家庭向けには手軽な紙パック式も人気です。
ロボット掃除機においても、業務用は広範囲を掃除できるバッテリー容量や大きなダストボックスを持つ一方、家庭用ロボット掃除機のようなスマートフォンアプリ連携などの細かい設定機能は少ない傾向にあります。
このように、業務用と家庭用では、想定される使用環境や重視されるポイントが異なります。
吸引力比較:どっちを選ぶ?
掃除機選びで最も重要なポイントの一つが「吸引力」ですよね。
マキタの掃除機の吸引力は、「吸込仕事率(W)」という数値で比較することができます。この数値が大きいほど、ゴミを吸い込む力が強いということになります。
マキタのコードレス掃除機は、搭載されているバッテリーの電圧(V)によってパワーが変わる傾向があります。一般的に、電圧が高いほどパワーも強くなる(吸込仕事率が高くなる)と考えてよいでしょう。
例えば、最新のモデルでは18Vや40Vmaxといった高電圧バッテリーを採用した機種があり、これらは非常に高い吸込仕事率を誇ります。
具体例を挙げると、18Vのサイクロン一体式モデル「CL286FD」はパワフルモードで100W、40Vmaxの「CL003G」もパワフルモードで100Wの吸込仕事率があります(※測定条件により変動します)。
家庭用として一般的な掃除機と比較しても、十分すぎるほどのパワーを持っていると言えるでしょう。
ただし、注意点もあります。
電圧が高くなるとパワーは上がりますが、本体が重くなったり、価格が高くなったりする傾向があります。また、同じ電圧のシリーズでも、モデルによって吸込仕事率や搭載されているモード(パワフル・強・標準・エコなど)が異なります。
吸引力を重視する場合は、まず吸込仕事率(W)の数値を確認しましょう。
そして、掃除したい場所(フローリング、カーペットなど)や、どのくらいのパワーが必要かを考えて、最適な電圧やモデルを選ぶことが大切です。
18Vと40Vの違い
マキタのコードレス掃除機の中でも、特にパワフルなモデルとして人気なのが18Vシリーズと40Vmaxシリーズです。どちらも高い吸引力を持ちますが、いくつかの違いがあります。
まず、パワーについてです。
一般的に電圧が高い方がパワーも強いとされますが、最新の18Vモデルの中には、40Vmaxモデルと同等の吸込仕事率を持つ機種も登場しています。そのため、「40Vmaxの方が必ずしもパワーが上」とは一概には言えなくなってきています。
最も大きな違いが現れるのは「稼働時間」です。
40Vmaxシリーズは、バッテリー容量が大きいことが多く、1回の充電でより長く掃除できます。例えば、あるモデル比較では、パワフルモードで18V機が約8分なのに対し、40Vmax機は約16分、標準モードでは18V機が約21分に対し、40Vmax機は約40分と、約2倍の稼働時間を持つケースがあります。
家全体を一度に掃除したい場合など、長時間の使用を想定するなら40Vmaxシリーズが有利でしょう。
充電時間については、バッテリー容量が大きい40Vmaxの方が、フル充電までの時間はやや長くなる傾向があります(例:40Vmax 約28分、18V 約22分)。
ただし、実用充電(約80%)までの時間はそれほど大きな差がない場合もあります。
価格面では、一般的に40Vmaxシリーズの方が高価になる傾向があります。
また、重要な注意点として、18Vバッテリーと40Vmaxバッテリーに互換性はありません。もし既にマキタの18V電動工具を持っていてバッテリーを使い回したい場合は、18Vシリーズを選ぶ必要があります。
どちらを選ぶかは、必要なパワー、掃除したい範囲(稼働時間)、予算、そして手持ちのバッテリー資産などを考慮して決めると良いでしょう。
業務用のメリットは?

マキタの掃除機がプロの現場で支持される理由の一つに、その「耐久性」があります。電動工具メーカーとして培ってきた技術により、ハードな使用にも耐えうる頑丈な作りになっているのが特徴です。
一般的な家庭用掃除機と比較して、衝撃に強かったり、故障しにくい構造になっていたりするため、長く愛用できる可能性が高いと言えるでしょう。もちろん、使い方やメンテナンス状況によって寿命は変わりますが、本体の基本的な耐久性は高いと考えられます。
バッテリーに関しても、マキタならではのメリットがあります。
マキタのバッテリーは多くの電動工具と共通規格になっているものが多く(※電圧が同じシリーズに限る)、もし他のマキタ製品を持っていれば、バッテリーを使い回すことができます。これはコスト面でも、利便性の面でも大きな利点です。
バッテリー自体の寿命は、一般的に充電回数で示され、300回~500回(マキタへの問い合わせでは300~800回程度の幅があるとのこと)が一つの目安とされています。
毎日充電する場合、単純計算で2~3年程度となりますが、使用頻度や充電方法(満充電を避けるなど)によっても変動します。
特筆すべきは、バッテリーが着脱式である点です。
バッテリーが消耗・劣化した場合でも、本体ごと買い替える必要がなく、バッテリーだけを交換すれば、また新品同様の稼働時間を取り戻せます。これは、バッテリー内蔵型の掃除機にはない大きなメリットです。
さらに、マキタのバッテリーは急速充電に対応しているモデルが多く、例えば18Vバッテリーでは約22分でフル充電が完了する機種もあります。使いたい時にサッと充電してすぐ使えるのも、業務用ならではの効率性を重視した設計と言えるでしょう。
紙パック式とカプセル式の違い
マキタのコードレス掃除機を選ぶ際に、もう一つ悩むポイントとなるのが「集じん方式」、つまりゴミの集め方です。主に「紙パック式」と「カプセル式」の2種類があります。(最近ではサイクロン一体式も登場しています)
「紙パック式」は、本体内部に専用の紙パックをセットし、その中にゴミを集める方式です。
最大のメリットは、ゴミ捨ての手軽さと衛生面です。ゴミが溜まったら紙パックごと取り出して捨てるだけなので、ホコリが舞い散りにくく、手を汚す心配も少ないでしょう。アレルギーが気になる方にも人気があります。
ただし、定期的に紙パックを購入する必要があるため、ランニングコストがかかる点がデメリットです。
一方、「カプセル式」は、本体のダストカプセル部分に直接ゴミを集める方式です。
メリットは、紙パックが不要なためランニングコストがかからない点です。カプセル内に溜まったゴミを直接ゴミ箱に捨てるため、経済的と言えます。
デメリットとしては、ゴミ捨ての際にホコリが舞いやすい可能性があることや、カプセルやフィルター部分の定期的な清掃が必要になる点が挙げられます。
どちらが良いかは、使い方や好みによって異なります。
- ゴミ捨ての手軽さや衛生面を重視するなら「紙パック式」
- ランニングコストを抑えたい、こまめなゴミ捨てが苦にならないなら「カプセル式」
を選ぶと良いでしょう。
また、どちらのタイプでも、別売りの「サイクロンアタッチメント」を取り付けることで、吸引力の低下を抑えたり、ゴミ捨ての頻度を減らしたりすることも可能です。
家庭で使う際のポイント
毎日使う掃除機だからこそ、「重さ」や「静音性」は気になるポイントですよね。特に家庭で使う場合、取り回しの良さや、掃除する時間帯を考えると重要になります。
マキタのコードレス掃除機は、モデルによって重さが異なります。一般的に、バッテリー電圧が低いモデルほど軽量な傾向があります。
例えば、10.8Vシリーズの「CL108FDSHW」などは、バッテリーを含んでも約1.0kgと非常に軽量です。非力な方や、階段の掃除など持ち運びが多い場合には、こうした軽量モデルが扱いやすいでしょう。
一方で、18Vや40Vmaxなどのハイパワーモデルは、1.5kg~1.7kg程度の重さになることが多いです。購入前には、自分が無理なく扱える重さかどうかを確認することをおすすめします。
静音性については、マキタの掃除機は業務用由来ということもあり、一般的な家庭用掃除機メーカーの静音モデルと比較すると、運転音が大きいと感じる場合があるようです。
特にパワーを重視したモデルや、強モード・パワフルモードで使用する際には、音が気になるかもしれません。
しかし、最近のマキタ製品では静音性にも力が入れられています。
例えば、40Vmaxシリーズの「CL002G」などは、「新・流路構造」の採用により、パワフルモードでも約65dB、エコモードでは約54dBという低騒音化を実現しています。dB(デシベル)の目安としては、60dBが「普通の会話」程度、50dBが「静かな事務所」程度とされています。
静音性を重視する場合は、製品仕様に記載されている騒音値(dB)を確認したり、静音設計が施された新しいモデルを選んだりすると良いでしょう。
マキタ掃除機選び|業務用・家庭用の違いと注意点

基本的な違いがわかったところで、次は後悔しないための選び方のコツや、知っておきたい注意点、おすすめモデルについて解説していきます。
多くのラインナップの中から、あなたにとってベストな一台を見つけるためのヒントを探ってみましょう。
失敗しないための選び方
マキタ掃除機 失敗しない選び方 5つのポイント
吸引力
吸込仕事率(W)をチェック。
カーペットにはパワーが必要。
バッテリー電圧
軽い掃除: 10.8V/14.4V
家全体: 18V/40Vmax
手持ち工具との共有も考慮。
集じん方式
手軽さ・衛生面: 紙パック式
コスト重視: カプセル式
重さ・使い勝手
軽量モデルが扱いやすい場合も。
スイッチ種類や自立性も確認。
予算
価格帯は様々。
必要な機能とのバランスで選ぶ。
自分に合った一台を
見つけましょう!
豊富なラインナップが魅力のマキタ掃除機ですが、選択肢が多いだけに「どれを選べばいいかわからない」「買ってから失敗したくない」と感じる方もいるでしょう。失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえて選ぶことが大切です。
まず、ご自身の使い方に合った「吸引力」を見極めることが重要です。
先ほどもお伝えしたように、吸引力は「吸込仕事率(W)」で確認できます。フローリング中心の掃除であればそれほど高いパワーは必要ないかもしれませんが、カーペットやラグのゴミをしっかり吸い取りたい場合は、ある程度のパワー(吸込仕事率)が必要になります。掃除する場所に合わせて選びましょう。
次に、「バッテリー電圧」です。
これも吸引力や稼働時間に関わってきます。軽い掃除がメインなら10.8Vや14.4V、家全体をしっかり掃除したいなら18Vや40Vmaxが候補になります。もし既にマキタの電動工具をお持ちなら、バッテリーを共有できる電圧のモデルを選ぶと経済的です。
「集じん方式」も重要な選択ポイントです。
ゴミ捨ての手軽さや衛生面を重視するなら紙パック式、ランニングコストを抑えたいならカプセル式、というように、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて選びましょう。
「重さ」や「使い勝手」も忘れずにチェックしましょう。
特に女性や高齢の方が使う場合は、軽量なモデルの方が扱いやすいです。また、スイッチのタイプ(トリガー式かボタン式か)や、自立するかどうかなども、日々の使いやすさに影響します。
最後に「予算」です。
マキタの掃除機は比較的手頃な価格のモデルから、高機能なハイエンドモデルまで幅広くあります。必要な機能と予算のバランスを考えて選びましょう。
これらのポイントを総合的に考慮し、ご自身の使い方に最も合った一台を見つけることが、失敗しない選び方のコツと言えます。
知っておきたい弱点とデメリット
知っておきたいマキタ掃除機の弱点・デメリット
吸引力 (カーペット)
標準ヘッドの場合、
毛足の長いカーペットは
苦手なことも。
バッテリー持ち
使い方により短く感じる場合も。
広い場所は予備バッテリーや
高電圧モデルを検討。
運転音
やや大きめの場合あり。
特に強モード使用時は
気になる可能性も。
その他
自立しないモデルが多い点、
充電器スペースの確保、
紙パックのコストも考慮。
パワフルで便利なマキタ掃除機ですが、購入前に知っておきたい弱点やデメリットもいくつか存在します。これらを理解しておくことで、購入後の「思っていたのと違った」というギャップを防ぐことができます。
よく挙げられるデメリットの一つが「吸引力」に関するものです。
特に、標準的なヘッド(回転ブラシが付いていないタイプ)の場合、毛足の長い絨毯やカーペットの奥に入り込んだゴミを吸い取るのは苦手な場合があります。
フローリングなど平らな場所では十分な吸引力を発揮しますが、カーペットメインで使いたい場合は、吸引力の高いモデルを選んだり、後述する電動回転ブラシ付きのモデルを検討したりする必要があります。
「バッテリーの持ち時間」も、使い方によってはデメリットになり得ます。
特に電圧の低いモデルや、パワフルモードを多用する場合、思ったよりも早くバッテリーが切れてしまうと感じることがあるようです。
広い範囲を一度に掃除したい場合は、予備バッテリーを用意するか、稼働時間の長い高電圧モデルを選ぶと良いでしょう。
「運転音」も、デメリットとして挙げられることがあります。
先ほどもお伝えしたように、特に強モードなどで使用すると、音が大きいと感じる方もいます。静かな環境で使いたい場合や、夜間に掃除することが多い場合は、静音性を謳ったモデルを選ぶか、店頭などで実際の音を確認することをおすすめします。
その他にも、「自立しないモデルが多い」ため収納に工夫が必要なこと、充電器の設置スペースが必要なこと、紙パック式の場合はランニングコストがかかることなどが、デメリットとして挙げられます。
これらの弱点を理解した上で、ご自身の使い方や環境に合っているかを見極めることが大切です。
業務用コードレス|ハイパークリーナー

プロの現場でも使われるマキタの掃除機の中でも、特にパワフルさを求める方におすすめなのが「業務用コードレスハイパークリーナー」と呼ばれるモデル群です。これらは、マキタの持つ技術を結集し、高い吸引力と耐久性を実現しています。
例えば、通販サイトのディノスなどで「マキタ 業務用コードレス ハイパワークリーナー」としてセット販売されているモデルがあります。これは、マキタのコードレス掃除機の中でも上位機種(例:CL180FD、CL181FD、CL182FDなど18Vモデルがベースの場合が多い)に、バッテリーや充電器、場合によってはサイクロンアタッチメントなどをセットにしたものです。
これらのモデルは、建築現場で出るような木くずや石膏ボードの破片なども吸い取れるほどの強力な吸引力(高い吸込仕事率)を誇ります。家庭内のホコリや髪の毛はもちろん、DIYで出たゴミなどもしっかり吸引してくれるでしょう。
また、業務用ならではの急速充電機能も魅力です。多くの場合、約20~30分程度の充電で、標準モードなら20分以上の連続使用が可能です(モデルやバッテリー状態による)。
ただし、ハイパワーな分、価格も比較的高めになる傾向があります。また、重量も1.5kg前後になることが多いため、軽さを最優先する方には不向きかもしれません。
とにかくパワーを重視したい、家中をパワフルに掃除したい、DIYなどもするので吸引力が高いものが欲しい、といった方には、こうした「業務用コードレスハイパークリーナー」が有力な選択肢となるでしょう。購入時には、セット内容(バッテリーや充電器の有無、アタッチメントなど)をよく確認することが大切です。
家庭用におすすめのモデルは?

プロ仕様のイメージが強いマキタですが、家庭用としても非常に人気があり、多くのモデルが選ばれています。家庭での使いやすさを考えると、軽さ、手軽さ、そして十分な吸引力のバランスが取れたモデルがおすすめです。
特に人気が高いのが、10.8Vスライド式バッテリーを採用したモデルです。例えば、「CL107FDSHW」(紙パック式)や「CL108FDSHW」(カプセル式)は、約1.0kg~1.1kgという軽さで取り回しが良く、女性や高齢の方にも扱いやすいのが魅力です。吸引力も家庭での日常的な掃除には十分で、価格も比較的手頃なため、マキタ入門機としても人気があります。標準モードでの連続使用時間も20分以上あり、ワンタッチで起動できる手軽さもポイントです。
もう少しパワーや稼働時間が欲しいという方には、14.4Vや18Vのモデルもおすすめです。「CL142FDRFW」(14.4V紙パック式)や、「CL180FD」「CL181FD」「CL182FD」(いずれも18V)などが定番モデルとして挙げられます。これらは10.8Vモデルよりは重くなりますが、その分パワフルで、広いお部屋の掃除にも対応しやすいでしょう。特に18Vモデルは、他のマキタ製18V電動工具とバッテリーを共有できるメリットもあります。
選ぶ際のポイントとしては、やはり「集じん方式(紙パックかカプセルか)」と「スイッチ方式(トリガー式かボタン式か)」、「重さ」そして「予算」を考慮することです。トリガー式はこまめにオンオフしたい場合に便利ですが、押し続けるのが疲れるという声もあります。ボタン式はその逆です。
ご自身の掃除スタイルや、重視するポイントに合わせて、これらの人気モデルの中から最適な一台を選んでみてください。
電動回転ブラシ搭載モデルにも注目

マキタの掃除機はシンプルな構造が魅力の一つでしたが、カーペットの掃除性能をさらに高める新機能が登場しています。それが「電動回転ブラシ」を搭載したヘッドです。
これまでマキタの標準的なノズルは、回転ブラシが付いていないものが主流でした。そのため、フローリングなど硬い床の掃除は得意な一方で、カーペットの奥に入り込んだゴミを掻き出す力は、他の家庭用掃除機メーカーのパワーヘッド付きモデルに比べて弱いという側面がありました。
しかし、2025年3月に登場した40Vmaxシリーズの「CL004G」は、マキタの充電式スティッククリーナーとしては初めて「電動回転ブラシ」をヘッド部分に搭載しました。ヘッド内部のモーターでブラシを回転させることにより、カーペットの繊維の奥からゴミを強力に掻き出し、効率的な清掃を可能にします。ブラシが前方に回転することで、軽い力で前に進むアシスト効果もあり、カーペット上での操作負担も軽減されるとされています。
このCL004Gは、最大吸込仕事率110Wというハイパワーに加え、運転音もパワフルモードで66dBと比較的に抑えられており、静音性にも配慮されています。集じん方式はサイクロン一体式で、ゴミ捨ても手軽です。
ただし、このモデルは業務用としての位置づけも意識されており、価格帯は比較的高めです。ダイソンの上位モデルなどと同等の価格帯になるため、予算は考慮する必要があります。
カーペットやラグをメインに掃除したい方、より高い清掃能力をマキタに求める方にとって、この電動回転ブラシ搭載モデルは注目の選択肢となるでしょう。
購入前にチェック!後悔しないための最終確認
購入前に最終チェック!後悔しないためのポイント
バッテリー・充電器
セット品? 本体のみ?
初めて買うなら必ず確認!
集じん方式
希望の方式か再確認。
紙パック式は型番もメモ。
重さ
実機確認がベスト。
持った時のバランスも重要。
スイッチ
トリガー式? ボタン式?
使いやすさをイメージ。
中古・再生品
販売元・状態・保証を確認。
価格だけで判断しない。
しっかり確認して
納得の一台を!
さあ、いよいよマキタ掃除機を購入!
とその前に、いくつか最終確認しておきたいポイントがあります。これらをチェックすることで、「買ってから後悔した…」という事態を防ぎましょう。
まず最も重要なのが、「バッテリーと充電器が付属しているか」の確認です。
マキタの製品は、プロ向けということもあり、「本体のみ」で販売されているケースが非常に多いです。既にマキタのバッテリーを持っている場合は本体のみで良いですが、初めてマキタ製品を買う場合は、必ずバッテリーと充電器がセットになっているか、別途購入する必要があるかを確認しましょう。
セット品かどうかしっかり見ないと、届いてから「使えない!」ということになりかねません。
次に、「集じん方式」の再確認です。
紙パック式なのか、カプセル式なのか、あるいはサイクロン一体式なのか。自分の希望通りの方式か、もう一度確認しましょう。紙パック式の場合は、対応する紙パックの型番もメモしておくと、後々スムーズです。
「重さ」も、可能であれば実機を触ってみるなどして、自分にとって扱いやすい重さか確認できるとベストです。スペック上の数値だけでなく、実際に持った時のバランス感も重要になります。
「スイッチのタイプ」も確認しましょう。
指で押し続ける「トリガー式」か、一度押せばオンになる「ボタン式」か。どちらが自分の使い方に合っているかイメージしてみてください。
また、中古品やリファービッシュ品(メーカー再生品)を検討する場合は、特に注意が必要です。
「信頼できる販売元か」「製品の状態(バッテリーの消耗具合など)はどうか」「保証やアフターサービスはあるか」などを、通常以上に慎重に確認しましょう。価格の安さだけで飛びつかないことが肝心です。
これらの点を最終チェックして、納得のいく一台を選んでくださいね。
総括:マキタ掃除機の業務用と家庭用の違い
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。