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シャープ空気清浄機の赤ランプが消えない!原因と対処法を解説

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シャープの空気清浄機は、お部屋の空気を快適に保つための頼れる存在ですよね。

でも普段は静かに動いているのに、ある日突然赤いランプが点灯したり点滅したりして、しかもそれが消えないと「もしかして故障?」と不安に感じてしまうのではないでしょうか。

実は、シャープの空気清浄機で赤ランプが消えない理由は一つではありません。給水タンクの水不足を知らせるサインだったり、フィルターのお手入れやユニット交換の時期を教えてくれる親切な合図だったりすることも多いんです。

また、きれいモニターが赤くなるのは、お部屋の空気が汚れていることをセンサーが検知した証拠かもしれません。

この記事では、シャープの空気清浄機で赤いランプが消えないときの様々な原因と、ご家庭ですぐに試せる簡単な対処法を、順を追って詳しく解説していきます。

この記事のポイント
  • シャープ空気清浄機の赤ランプが持つ様々な意味
  • ランプの種類に応じた具体的な原因の特定方法
  • 自分でできるランプを消すための正しい手順
  • 故障を疑う前にチェックすべきポイント

シャープ空気清浄機の赤ランプが消えない原因

クリーン家電ガイド:イメージ

シャープの空気清浄機に表示される赤ランプと一口に言っても、実は色々な種類のお知らせ機能があるんです。ランプが点灯する場所や光り方によって、空気清浄機が私たちに伝えようとしているメッセージは異なります。

まずは慌てずに、どのランプがどんな風に光っているのかをじっくり観察してみましょう。原因が分かれば、対処法は意外と簡単だったりしますからね。

赤いランプ点灯・点滅が示す意味とは?

シャープの空気清浄機で赤いランプが点灯または点滅する場合、それは何らかの「お知らせ」や「警告」のサインです。

多くの場合は、お手入れの時期や消耗品の交換を促すもので、故障ではありません。
例えば、「給水」ランプならタンクの水が空になっていることを、「フィルターお手入れ」ランプならフィルターのホコリが溜まっていることを示しています。

また、プラズマクラスターイオンを発生させる「ユニット」の寿命が近づくと、ユニット交換ランプが点滅してお知らせしてくれます。これは約2年が交換の目安ですね。

他にも、お部屋の空気の汚れを検知して光る「きれいモニター」など、赤く光るランプにはそれぞれ大切な役割があります。

どのランプが光っているかで意味が全く違うので、まずは本体の表示をしっかり確認することが解決への第一歩になりますよ。

給水ランプが消えないのは水不足のサイン

加湿機能付きの空気清浄機で「給水」ランプが赤く点灯・点滅して消えない場合、最も考えられる原因は給水タンクの水切れです。

特に冬場の乾燥する季節は、加湿機能がフル稼働して思ったより早く水がなくなることもあります。私も朝、水を入れたはずなのに夕方にはもう点滅していて驚くことがありますよ。

まずは、給水タンクに十分な水が入っているか確認してください。
水が空になっていたら、新しい水道水を入れて本体にセットし直しましょう。

このとき、タンクのキャップがしっかり閉まっているか、本体に正しくセットされているかも合わせて確認するのがおすすめです。意外と、少し斜めに入っていてうまく給水できていない、なんてこともあるんです。

それでもランプが消えない場合は、タンクや本体側のフロートと呼ばれる水位センサー部分に水アカが付着して、動きが悪くなっている可能性も考えられます。

フィルターお手入れランプが点灯する理由

「フィルターお手入れ」ランプが赤く点灯するのは、フィルターのお掃除時期を知らせるサインです。

シャープの空気清浄機は、運転時間の累計が一定の時間(約720時間など機種により異なります)に達すると、自動的にお手入れランプが点灯する仕組みになっています。そのため、見た目にはフィルターが汚れていなくてもランプが点灯することがあります。

お手入れが必要なフィルターは主に2種類です。

本体の裏側にある、大きなホコリをキャッチする「集じんフィルター」と、ニオイの元を吸着する「脱臭フィルター」ですね。

特に集じんフィルターの表面はホコリが付きやすいので、掃除機で優しく吸い取るのが効果的です。水洗いできる機種もありますが、必ず取扱説明書で確認してからにしてくださいね。

脱臭フィルターは基本的にお手入れ不要なモデルが多いですが、ニオイが気になる場合は風通しの良い場所で陰干しすると良いとされています。

お手入れが終わったら、最後にリセット操作をしないとランプは消えないので注意が必要ですよ。

プラズマクラスターのユニット交換時期かも

「ユニット交換」ランプが点滅を始めたら、それはシャープ独自の技術であるプラズマクラスターイオンを発生させるための「プラズマクラスターイオン発生ユニット」の交換時期が来たという合図です。

このユニットは消耗品で、総運転時間が約17,500時間(1日24時間運転した場合、約2年間)を超えると、性能を維持するために交換が必要になります。ランプが点滅することで、交換忘れを防いでくれる親切な機能なんですね。

ユニットの交換は、カバーを外して古いユニットを取り出し、新しいものと差し替えるだけなので、誰でも簡単にできます。

家電量販店やネット通販で、お使いの空気清浄機の型番に合った交換用ユニットを購入してください。型番を間違えると取り付けられないので、購入前には本体側面や背面に貼ってあるシールで、必ず型番の確認をお願いします。

そして、こちらもフィルターお手入れと同様に、ユニットを交換した後に本体のリセット操作をしないと、ランプの点滅は消えませんので忘れないようにしましょう。

きれいモニターが赤いのは空気が汚れている証拠

本体の正面などにある「きれいモニター」の色が赤く変わった場合、それは故障ではなく、ホコリやニオイ、ハウスダストなど、お部屋の空気の汚れをセンサーが検知したことを示しています。

シャープの空気清浄機に搭載されている高感度ホコリセンサーやニオイセンサーはとても優秀で、人が室内を移動したときのわずかなホコリの舞い上がりや、料理、ペットのニオイ、スプレーの使用などにも素早く反応します。

そのため、きれいモニターが赤くなると、空気清浄機は自動的に風量を強めて、お部屋の空気をパワフルに浄化しようと頑張り始めます。しばらく運転を続けて、空気がきれいになったと判断すれば、モニターの色は緑や青などに戻り、風量も静かなモードに落ち着くはずです。

もし、特に何もしていないのにずっとモニターが赤いまま変わらないという場合は、センサー自体が汚れてしまって感度が鈍くなっている可能性も考えられますね。

湿度センサーの故障や汚れも考えられる

加湿機能を使っている際に、表示されている湿度が実際の湿度と大きく違う、または給水ランプが消えないといった症状がある場合、湿度センサーの汚れや故障が原因かもしれません。

湿度センサーは、お部屋の湿度を検知して、適切な加湿量をコントロールするための重要なパーツです。このセンサーの吸込口や吹出口にホコリが詰まると、正しく湿度を検知できなくなってしまいます。

結果として、必要以上に加湿運転を続けてしまったり、逆に加湿が必要なのに運転が止まってしまったりすることがあります。

また、センサーが正しく機能しないことで、他のランプ表示に影響が出る可能性もゼロではありません。もし加湿機能の調子が悪いと感じたら、一度湿度センサー周りのお手入れを試してみるのがおすすめです。

センサーはデリケートな部分なので、優しくお掃除することが大切ですよ。

赤ランプが消えないシャープ空気清浄機の対処法

クリーン家電ガイド:イメージ

さて、ここまで赤ランプが点灯・点滅する様々な原因を見てきました。

ここからは、いよいよ実践編です。それぞれの原因に合わせて、ランプを消すための具体的な対処法を一つひとつ一緒に確認していきましょう。

ほとんどの操作はご家庭で簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

まずは給水タンクの水を確認しよう

「給水」ランプが消えない時に、まず最初に試してほしいのが給水タンクのチェックです。
とても基本的なことですが、これが原因のことが一番多いんですよ。

タンクの水量とセット状態の確認

給水タンクを取り出して、水が十分に入っているか確認してください。もし空なら、キャップを外して新しい水道水を補充します。

浄水器の水やミネラルウォーターは、雑菌が繁殖しやすくなる原因になることがあるため、メーカーは水道水の使用を推奨しています。

水を入れたら、キャップを「カチッ」と音がするまでしっかり閉めてください。このキャップが緩んでいると、水漏れの原因にもなります。

その後、本体にタンクをゆっくりと確実にセットします。正しくセットされると、多くの機種で「コポコポ」と水が流れる音が聞こえるはずです。

これでランプが消えれば、問題解決ですね。

フロート部分のお手入れ

タンクに水があるのにランプが消えない場合は、タンク側や本体の水受けトレーにある「フロート」という部品の周りに、水アカやぬめりが付着している可能性があります。

フロートは水位を検知するための浮きのような部品で、これがスムーズに動かないと、水があっても「水がない」と誤検知してしまうことがあるんです。

取扱説明書でフロートの位置を確認し、柔らかいブラシなどを使って優しくお手入れしてみてください。

フィルターお手入れ後のリセット方法

フィルターをきれいにお掃除しただけでは、「フィルターお手入れ」ランプは消えません。お手入れが終わったことを空気清浄機本体に教えてあげるための「リセット操作」が必要です。

この操作を忘れてしまう方が意外と多いので、しっかり覚えておきましょう。

リセット方法は機種によって少し異なりますが、多くの場合は電源プラグをコンセントに差し込んだ状態で、特定のボタンを長押しすることで完了します。

例えば、人気モデルのKI-SXシリーズなどでは、「フィルターお手入れ」ボタンを3秒以上長押しすると、ランプが消灯します。

古い機種だと、本体のボタンではなく、フィルターをセットし直すことでリセットされるタイプもあります。

お手入れランプが点灯した際には、必ずご自身の機種の取扱説明書で正しいリセット方法を確認してくださいね。

もし取扱説明書が手元になくても、シャープの公式サイトで型番を入力すれば、簡単に閲覧することができますよ。

ユニット交換ランプの簡単な消し方

プラズマクラスターイオン発生ユニットを新しいものに交換した後も、フィルターお手入れと同様にリセット操作が必要です。

これをしないと、本体はユニットが交換されたことを認識できず、いつまでも「ユニット交換」ランプが点滅し続けてしまいます。

リセット操作はとても簡単です。
まず、本体の電源プラグをコンセントに差し込みます。その状態で、ユニット交換ランプが点灯している機種なら「ユニット交換」ボタン、もしくは「風量」と「表示切替」ボタンの同時押しなど、指定されたボタンを約3秒間長押しします。

操作が成功すると、「ピッ」という音が鳴ってランプが消灯します。

この操作も機種によってボタンの場所や組み合わせが異なります。特に、ボタンが一つしかないシンプルなモデルだと、電源ボタンの長押し回数で設定する、なんていう場合もあります。

交換用ユニットの箱や説明書、または本体の取扱説明書にリセット方法が記載されているので、交換作業の際には合わせて確認する習慣をつけると良いと思います。

空気清浄機センサーの場所と掃除手順

きれいモニターがずっと赤いままだったり、ニオイに反応しにくくなったりした場合、センサーの汚れを疑ってみましょう。

センサーは空気の状態をチェックする大切な目のような部分なので、定期的にお手入れしてあげることが、空気清浄機の性能を最大限に引き出すコツですよ。

シャープの空気清浄機では、ホコリセンサーは本体の側面や背面パネルの内側にあることが多いです。小さな四角いカバーが付いている部分ですね。

カバーを開けると、奥にレンズのような部分が見えるはずです。そこがホコリセンサーになります。ニオイセンサーは、フィルターの内側やセンサーユニットの一部として組み込まれていることが多く、直接お掃除できない場合もあります。

お掃除の手順
1
電源プラグを抜く
安全のため、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
🔌
2
ホコリセンサーカバーを開ける
ホコリセンサーのカバーを開けます。爪で引っ掛けるタイプや、軽く押して開けるタイプがあります。
📂
3
センサーレンズを清拭
乾いた綿棒や、柔らかい布を使って、センサーのレンズ部分を優しく拭きます。汚れがひどい場合は、綿棒を少しだけ水で湿らせてから拭き、その後必ず乾いた綿棒で水分を拭き取ってください。洗剤などは絶対に使わないでください。
🧽
4
カバーを取り付けて完了
カバーを元通りに取り付ければ、お手入れ完了です。

これだけでセンサーの感度が復活して、きれいモニターが正常に反応するようになることが多いですよ。

それでもダメな時の本体リセット方法

給水やお手入れ、リセット操作など、これまで紹介した方法を一通り試しても赤ランプが消えない…。

そんな時の最終手段として、本体のリセット(初期化)を試す方法があります。
ただし、この操作を行うと、無線LANの設定なども含めて全ての設定が初期状態に戻ってしまうため、実行する前にもう一度、他の原因がないか確認することをおすすめします。

本体のリセット方法は、電源プラグを抜いた状態から始めるのが一般的です。

まず、電源プラグをコンセントから抜いて、数分間放置します。これは本体内部の電気を完全に放電させるためです。その後、特定のボタンを押しながら電源プラグを差し込む、といった少し特殊な操作が必要になります。

この操作は機種によって大きく異なるうえ、取扱説明書に記載されていない場合もあります。もし試す場合は、シャープの公式サポートページでご自身の機種の情報を確認するか、サポートセンターに問い合わせてから行うのが最も安全で確実だと思います。

故障?シャープ修理相談窓口の案内

ここまでご紹介した全ての対処法を試しても、赤ランプが消えなかったり、明らかにおかしな動作をしたりする場合は、残念ながら本体の故障の可能性が考えられます。

特に、ランプが特定のパターンで点滅を繰り返す場合は、エラーコードを示していることがあります。

例えば、「ピッピッピッ」という音と共にランプが点滅するような場合ですね。このような症状が出たときは、自分で何とかしようとせず、専門家に見てもらうのが一番です。

シャープでは、電話やウェブサイトで修理の相談や申し込みを受け付けています。

相談する際は、空気清浄機の「形名(型番)」と「製造番号」、そして「いつから、どのような症状が出ているか」を事前にメモしておくと、手続きがスムーズに進みますよ。

保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性もありますので、保証書も一緒に準備しておきましょう。

総括:シャープ空気清浄機の赤ランプが消えない問題

それでは最後に、この記事の内容をまとめます。

  • シャープ空気清浄機の赤ランプは故障とは限らない
  • 赤ランプは主にお知らせや警告のサインである
  • ランプの場所や光り方で意味が異なる
  • 「給水」ランプはタンクの水切れが主な原因
  • タンクの水位センサーの汚れも確認する
  • 「フィルターお手入れ」ランプは累計運転時間で点灯する
  • フィルター掃除後はリセット操作が必須
  • 「ユニット交換」ランプはイオン発生ユニットの寿命を示す
  • ユニット交換の目安は約2年である
  • ユニット交換後もリセット操作が必要
  • 「きれいモニター」の赤色は空気の汚れを検知した証拠
  • センサーの汚れでモニターが赤のままになることがある
  • センサーの掃除は綿棒で優しく行う
  • 何をしてもダメな場合は本体リセットを試す
  • 最終的にはメーカーの修理相談窓口へ連絡する

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